僕と君【BL】
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#109 [郁。]
佐倉さんはゆっくりして行くといいと言ってくれたので、ゆっくりしてくことにした。
「歩くん、元気‥ないけど‥‥体調のせい?」
一瞬息がとまる。
思い出す遥希と旬。
「あっと‥別れてって、言われちゃいました‥‥。」
苦笑いでこたえる。
:10/02/22 22:51
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#110 [郁。]
どうして?という返しに、好きな人が出来たみたいで相手は俺の幼なじみですと呟くように返した。
佐倉さんは何も言わずに俺の横に腰かけると軽く頭を撫でてくれた。
:10/02/22 22:51
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#111 [郁。]
嬉しくて、溜めてた涙が溢れ出す。
佐倉さんは驚きもせず俺を抱きしめて、ずっと背中をさすってくれていた。
:10/02/22 22:52
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#112 [郁。]
―遥希side
写真を消してもらおうと、旬を放課後残らせた。
「なにさー呼び出しておいて。歩のこと離す気になった?」
机に軽く腰かけた旬が携帯をいじりながら言う。
:10/02/22 22:55
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#113 [郁。]
「‥歩とは、別れた‥‥。だから、写真消してくれ‥。」
旬は目を丸くしたと思ったら俺の胸ぐらを掴んで叫ぶ。
「‥っんで‥‥。あんたも結局その程度かよ!?‥あんたは歩のこと離さないって‥‥思ってた‥っ。」
:10/02/22 22:55
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#114 [郁。]
「どうい「‥歩のこと離さないで守れる奴にしか任せられない。俺は‥歩が‥‥好きなんだよ‥っ!」」
「俺だって‥守るために、自分の感情殺した。それくらい好きだ。」
物音に目を向けると、しゃがみこむ歩。
歩に聞かれた。
最悪だ‥歩は確実に誤解してる。
また自分の行動が歩を傷付けた。
:10/02/22 23:01
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#115 [郁。]
全部、全部俺のせい。
いつも泣かせてばかりじゃねーか‥。
もう歩を抱きしめてやる権利なんて‥、ないんだ。
もう、終わりにしよう。
歩へのこの感情を。
:10/02/22 23:02
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#116 [郁。]
―歩side
泣き止んだ後佐倉さんは駅まで送ってくれて、どうしようもなく恥ずかしかったけど‥佐倉さんは気にしてなかったから笑顔でお礼を言った。
まだ下がりきってない熱のせいか、その日は久しぶりにぐっすり眠った。
:10/02/22 23:02
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#117 [郁。]
カーテンの隙間から漏れる日差しで目が覚める。
昨日は帰ってすぐ寝ちゃったから‥10時間くらいは寝たのか‥。
時計の針は7時ちょうどを指している。
学校に行くには、まだ早い。
:10/02/22 23:03
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#118 [郁。]
リビングへ降りてみるが誰もいない。
母親は仕事で父親は夜勤明けで寝てるんだろう。
姉ちゃんは彼氏の家、かな‥‥。
リビングの中心にあるソファに腰掛け、ぼーっとテレビを付ける。
朝のニュースが終わって、ちょうど占いコーナー。
:10/02/22 23:04
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