僕と君【BL】
最新 最初 🆕
#1 [郁。]
*

叶わない恋ならば、
そんな感情いらない。


『だいすき、だったよ。あゆむ。』

*

⏰:10/02/08 13:16 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#2 [郁。]
*

初めましてっ!!郁。です。
文章を書くのは慣れていませんが、頑張って更新していくのでよければ見てやってください。(´д`*)
ただ、学校とバイトの為かなり亀更新になると思いますが気長に待ってやってください‥。

>>3 お約束
>>4 感想板
>>5 アンカー
>>6 本編

*

⏰:10/02/08 13:24 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#3 [郁。]
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☆おやくそく

・中傷荒らしはしないでください。
・BL?ベーコンレタスでしょ?な方。
・とっても亀更新。

以上(屮°□°)屮な方は>>6どうぞっ。

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⏰:10/02/08 13:25 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#4 [郁。]
*

☆感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/

感想、アドバイスはこちらにお願いします!!
気付き次第お返事させてもらいます。
応援していただけると、やる気100倍ですっ。

*

⏰:10/02/08 13:33 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#5 [郁。]
*

☆アンカー

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

*

⏰:10/02/08 13:34 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#6 [郁。]
*

求めて、求められて。
突き放して、突き放されて。
抱きしめて、抱きしめられて。
愛して、愛されて。


僕たちはおかしいんだ。


変、なんだ。

*

⏰:10/02/08 13:35 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#7 [郁。]
*

男同士の恋愛なんて。
それでも気が狂うほど愛おしくて、たまらないんだ。


『だいすき、だったよ。あゆむ。』

*

⏰:10/02/08 13:37 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#8 [郁。]
*

忘れてしまった。
あんなにも愛おしかった君のすべてを。



もう戻せない時間。
もう戻らない感情。
もう戻ってこない君。

*

⏰:10/02/08 13:38 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#9 [郁。]
*



さよならの足音が、ゆっくり聞こえていたんだ。


*

⏰:10/02/08 13:40 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#10 [郁。]
*

「歩は、どうすんの?」
名前を呼ばれて我に戻る。
季節は秋。
放課後の教室の窓からは冷たい風が吹き込む。

*

⏰:10/02/08 13:41 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#11 [郁。]
*

目の前には、きょとんとした遥希の姿。
御坂遥希(みさか はるき)。
俺の、恋人。男だけどね。

「聞いてなかった?進路、ね。どうすんの。」

進路かぁ‥。別になんでもいいんだけど。
遥希はしっかりしてるから、俺のこういうとこを嫌うんだ。

*

⏰:10/02/08 13:42 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#12 [郁。]
*

「んー‥、遥希のお嫁さん。」


なんとなく適当に流すつもりだった。
ガタンッ。


「え、ちょっと遥希だいじょ「っに‥言ってんだよ‥っ。」」

*

⏰:10/02/08 13:44 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#13 [郁。]
*

遥希のほうに目をやると、椅子からおちて尻餅ついた遥希が顔を隠しながら、こっちを睨んでる。


「はるくん‥顔、真っ赤なんだけど?」


からかうようにして遥希の前にしゃがむ。

*

⏰:10/02/08 13:45 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#14 [郁。]
*

片腕で顔を隠しているけど、真っ赤。
こっち見るなと顔を逸らす遥希の腕をよけようと俺は腕を伸ばす。

‥ちゅ。


「は、はる!?‥っん。」


立場逆転。

*

⏰:10/02/08 13:47 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#15 [郁。]
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授業なので一回切ります!!
読んでくれてる方いますでしょうか。(*´д`*)

感想、アドバイスよかったらお願いします♪

☆感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/

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⏰:10/02/08 13:52 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#16 [郁。]
*

伸ばした腕は遥希に抑えられ唇に触れる暖かいソレ。
遥希の、唇。


「で、なんだって?可愛いお顔が真っ赤だよ、歩?」


遥希がいじわるそうに笑う。


「なっ、ちが‥これは‥っ。」

*

⏰:10/02/08 20:19 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#17 [郁。]
*

その余裕にまた恥ずかしくなって真っ赤になっているであろう顔を見せないように俯いた。


「歩‥かわい。」


遥希はそう言うと俺の顎をぐいっと上に向かせキスをする。

*

⏰:10/02/08 20:20 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#18 [郁。]
*

さっきとは違う、もっと濃厚な。

強引に、優しく遥希の舌が侵入してくる。
口内を楽しむように舌を絡めてくる。
俺も必死に舌を合わせる。


「っん‥ぅ‥。」

*

⏰:10/02/08 20:23 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#19 [郁。]
*

送られる唾液が口から溢れると遥希が唇を離した。


「えっろ‥。」


放心状態の俺を見て遥希が怪しく笑う。
と、同時に遥希の綺麗な手が俺のシャツを剥いでいく。

*

⏰:10/02/08 20:26 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#20 [郁。]
*

「ちょっ、ここ!がっこっ‥ぁっん‥。」


遥希が俺の突起を指で転がすと口からは情けない俺の声。


「あんまり大きい声出すと、誰か来るんじゃね?」


また悪魔みたいに笑う。

*

⏰:10/02/08 20:27 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#21 [郁。]
*

そんな遥希が愛おしすぎて、拳に力を入れて必死に声を抑える。

声にならない喘ぎと、俺と遥希の荒い息が教室に響く。


「あゆむ‥もう、たってる‥。」

*

⏰:10/02/08 21:20 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#22 [郁。]
*

遥希は制服の上から俺の膨らんだソレを、際どく触れていく。
ソレに触れるか触れないかの際どい手付き。


「っふ‥ぅ、はっ‥やくっ‥。」


涙目で遥希をじっと見つめる。
返ってきた言葉。

*

⏰:10/02/08 21:22 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#23 [郁。]
*

「ん?言わなきゃわかんない。なに?」


やっぱり、遥希はいじわるだ。
そんな遥希が好きでたまらない俺はM‥なんだろうか‥。


「歩?言って‥?」

*

⏰:10/02/08 23:24 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#24 [郁。]
*

‥っもう。


「はるき‥触って‥っ。」


遥希はよく出来ました、と頭を撫でるとベルトに手を掛ける。


カチャ‥。

*

⏰:10/02/08 23:26 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#25 [郁。]
*

ぎゅっと目を閉じる。
聴覚が敏感になったそのとき、バタバタバタ。
廊下から騒がしい足音。
まずい‥っ!
遥希と俺は一瞬で青ざめる。
急いで衣服を身に付ける。
が、ガラッと教室のドアが勢いよく開く。
しまった、と思った途端遥希が俺に覆い被さる。


はっ、はるき!?

*

⏰:10/02/08 23:28 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#26 [郁。]
*

「あゆと‥御坂‥‥?そんなとこで何やって‥。しかも、あゆ‥なんでシャツはだけてんの‥。」

入って来たのは俺の幼なじみ高山旬(たかやましゅん)。


「っ‥ち、ちょっとふざけてたら転んだ拍子に歩のシャツ引っ張っちゃって‥。な?歩。怪我してないか?」

*

⏰:10/02/08 23:32 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#27 [郁。]
*

遥希はさらりと嘘をつくと俺の腕を引っ張っり立たせる。
少し乱れたままの制服をさっと直すと先ほどまでの行為を思い出し急に恥ずかしくなった。


旬はふーんと納得したように俺と目を合わせる。


「なっ、なに‥?」

*

⏰:10/02/08 23:33 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#28 [郁。]
*

「なんでもないよっあゆっ。」


旬はにっこり笑うと自分の机から携帯を取り出し、じゃあねとその場を去った。

あ、危なかった〜‥。
二人して安堵の息が漏れる。

*

⏰:10/02/08 23:45 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#29 [郁。]
*

「危なかったなぁもう‥。遥希、かえろっ。」


にっこり笑って遥希の手をとると、遥希もぎゅっと握り返してくれた。
っても、手を繋いで帰るわけにはいかない。
その手は遥希から、そっと放された。


「ん、そだね。」

*

⏰:10/02/08 23:49 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#30 [郁。]
*

俺はこのとき、まだ遥希の様子がおかしいことには気付いていなかった。

放された手を少し寂しいなと感じつつも、たわいのない会話をしながら駅まで歩く。
いつもは、駅でお別れ。

のはず、なんだけど

*

⏰:10/02/08 23:51 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#31 [郁。]
------------------------

一旦きります!!
こんな感じで更新していきます♪

感想、アドバイスよかったらお願いします。(*´д`)
読んでる、だけでも飛び上がる程嬉しいのでよかったらコメントくださいませっ。


☆感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/

------------------------

⏰:10/02/08 23:54 📱:F03B 🆔:z4s3EbyY


#32 [郁。]
*

「じゃぁ‥はるき、また明日ねっ。」


シュー。ガタンッ。

いつも通り先に遥希の電車が着いて俺は毎日こうやって遥希を見送る。
はず、なんだけど‥。


なんで俺、今遥希の腕の中なんだろう‥。
離れなきゃいけないけど、案の定満員電車。

*

⏰:10/02/09 08:47 📱:F03B 🆔:MaRYhfWs


#33 [郁。]
*

「‥ぁ。」


遥希がふっと声を漏らす。
そのままの体勢で少し上目になりつつも遥希を心配そうに見つめてやる。


「遥希、どうしたの‥。」

*

⏰:10/02/09 08:49 📱:F03B 🆔:MaRYhfWs


#34 [郁。]
*

駅に着いてから、少し遥希の様子が変だ。
遥希が耳元で聞き取れないほど小さな声で呟く。


「いや、ごめ‥っ。その‥今は歩と‥‥居たい。」

*

⏰:10/02/09 08:50 📱:F03B 🆔:MaRYhfWs


#35 [郁。]
*

頬が一気に熱くなるのがわかる。
恥ずかしそうに顔を赤らめて言う遥希が可愛すぎて。

小さく頷いて、そのまま遥希の胸に顔をうずめた。




満員電車万歳。

*

⏰:10/02/09 08:51 📱:F03B 🆔:MaRYhfWs


#36 [郁。]
*

遥希の部屋に上がる。
家には誰もいなくて‥、脈が早くなるのがわかる。

遥希が自分のベッドに腰掛ける。
部屋全体は黒や白、男らしいシンプルな色合いで片付いてる。


「歩、おいで‥。」

*

⏰:10/02/09 11:43 📱:F03B 🆔:MaRYhfWs


#37 [郁。]
*

遥希の伸ばす腕に手を乗せる。
いきなり腕をぐいっと引っ張られ遥希の上に覆い被さる体勢になり、恥ずかしさは増していく。


「はっ‥はる‥っふ‥んぅ‥。」


遥希のキスにさえ欲情する。

*

⏰:10/02/09 11:48 📱:F03B 🆔:MaRYhfWs


#38 [郁。]
*

キスをしながら体勢をかえると、いつもの体勢。
俺に遥希が覆い被さってる状態。


遥希はそっとシャツを脱がしていく。
胸の飾りに手が擦れる。


「んっあ‥。」

*

⏰:10/02/09 11:49 📱:F03B 🆔:MaRYhfWs


#39 [郁。]
*

まだ始まってるわけじゃないのに情けない声をあげて、更に息があがる。


「歩、心臓すごいよ。興奮してんの‥?クス。」


言い終わる前に飾りを転がし始める遥希。


「‥っん‥‥ぅ‥。」

*

⏰:10/02/09 11:50 📱:F03B 🆔:MaRYhfWs


#40 [郁。]
*

響く声が恥ずかしくて両手で口を抑えて声を我慢する。


「なんで声、我慢してんの‥?」


ただ首を横に振るだけの俺を見て、怒ったのか飾りに激しく吸い付く。
いきなりの快感に我慢してた声も限界。
手で塞いでる余裕なんてなくなる。


「っあん‥!やっ、はる‥っきぃ‥んぅ‥っ。」
*

⏰:10/02/09 11:50 📱:F03B 🆔:MaRYhfWs


#41 [郁。]
*

遥希は優しく笑うとおでこにキスを落としてベルトに手を掛ける。
カチャカチャと手慣れた手付きでベルトを外すと、そのまま下着に手を忍ばせていく。


「んやっぁ‥も、ちゃん‥っと‥。はっ‥あっ。」


ズボンすら脱がさないまま遥希は俺の中心を扱きだす。


「かわい‥。汚れるから、脱ごっか。」

*

⏰:10/02/09 11:52 📱:F03B 🆔:MaRYhfWs


#42 [郁。]
*

コクンと頷くと遥希がそっと下着ごと脱がしていく。
空気な触れて、一気に反り上がる俺の中心。
先からは先走った透明な液体。


「歩、もう濡れてる‥。クス。」


「う‥っや、みない‥んんっあっ‥!」

*

⏰:10/02/09 13:36 📱:F03B 🆔:MaRYhfWs


#43 [郁。]
*

言い切る前に遥希がまた扱きだす。
あいた左手で飾りも同時に転がす。
なんとも言えない快楽に俺の頂点はすぐにやってくる。


「っはる‥も、で‥っあ‥。」

*

⏰:10/02/09 13:38 📱:F03B 🆔:MaRYhfWs


#44 [郁。]
*

途切れ途切れになりつつも必死に言葉を繋げて伝えようとする。
察してくれたのか先端を爪で引っかかれる。
電撃のような感覚に遥希の手に思い切り吐き出す。


「んっあああ‥んっ!」


手についた液を舐めとると蕾に手を伸ばす。


「まだ、だよ。」

*

⏰:10/02/09 13:38 📱:F03B 🆔:MaRYhfWs


#45 [郁。]
*

俺の腰を持ち上げて四つん這いにさせる。


「えっ!?‥っるき‥‥は、ずか‥やっあん‥っ。」


遥希は丁寧に蕾を舐めると人差し指を埋めていく。
もちろん初めてではない俺のソコ。
遥希の指も3本余裕で飲み込んでいく。

*

⏰:10/02/11 01:53 📱:F03B 🆔:RecnoRlk


#46 [郁。]
*

「んっあ‥はるっ‥そこ、きもち‥んあっい‥っ。」


「歩、も‥俺限界‥っ。」


自身を蕾に押し当てるとそっと、あてがたい腰を進める。

―--‥クチャ。

生々しい音が響く。


「ンあっ‥きっ‥。」

*

⏰:10/02/11 01:59 📱:F03B 🆔:RecnoRlk


#47 [郁。]
*

「歩‥ん、きっ‥つぃ。力、抜いて‥っ。」


優しく頭を撫でられ、ゆっくり力を抜いていく。

すると遥希の自身がぐいっと侵入してくる。

全部入りきると遥希がゆっくり腰を振る。
優しく中を調べるかのように。
出し入れするたび、卑猥な音がぐちゅぐちゅと部屋に響く。

*

⏰:10/02/12 13:44 📱:F03B 🆔:TZ2dIk6.


#48 [郁。]
*

「んゃっあ‥っは、ン‥だっ‥ぅ、め‥っ。」


「何がだめなの。」


そう言うと遥希は俺の自身を腰を振るスピードと同じ早さでリズムよく扱いていく。
ふたつの快楽に意識が遠くなっていく。


「は‥っるき、も‥あっン‥‥いっ‥ぅっ。」

*

⏰:10/02/12 13:45 📱:F03B 🆔:TZ2dIk6.


#49 [郁。]
*

言葉を喘ぎ混じりに発する。


「‥ん、はいよ‥‥。んっ‥あゆむ‥っ。」


「あっあっ‥はっる‥んっあっン‥あぁっ‥。」

先端を思い切り引っかかれると同時に一番奥を突かれて果てた。
お腹がじわっと暖かくなる。
遥希も果てたみたいで、ゆっくり自身を引き抜くと俺の隣に横たわる。

*

⏰:10/02/12 13:47 📱:F03B 🆔:TZ2dIk6.


#50 [郁。]
*

はぁはぁという荒い息と心地よい沈黙が流れる。
息を整えて、遥希が口を開く。


「歩、ごめん‥な‥。」


「えっ‥?その確かに激しかったけど‥‥き、気持ちよかったし‥だから‥っ「スー‥。」」


耳元からは遥希の寝息。
*

⏰:10/02/12 13:51 📱:F03B 🆔:TZ2dIk6.


#51 [郁。]
*

遥希が何を謝ったのかは、正確にはわからないけど‥。
まぁ、幸せだからいっか‥♪
そのまま俺も眠りについた。

*

⏰:10/02/12 13:52 📱:F03B 🆔:TZ2dIk6.


#52 [郁。]



朝目覚めると、もう遥希はいない。
脱ぎ散らかした制服もきちんとたたんである。
きっと遥希の仕業だろう。
シャワーかなと思い、重い腰を上げて浴室に向かう。
浴室からはザーッという水音が聞こえてきて、俺に気付いたらのか中から遥希の声がした。


「歩?入っていいよ。」

⏰:10/02/16 12:23 📱:F03B 🆔:MZZzkYFU


#53 [郁。]



えぇっ‥いや、あの‥。
確かに夜あのまま寝ちゃって後ろのほう気持ち悪いけど一緒にって‥。
えっと‥うーん‥だって‥‥。


なんて考えてるとガチャと浴室のドアが開かれる。


「何突っ立ってんの。おいで。」


戸惑っているうちに遥希に腕を引っ張られそのまま浴室に。


⏰:10/02/16 12:25 📱:F03B 🆔:MZZzkYFU


#54 [郁。]



水に濡れた遥希もかっこいい。
つい見とれそうになるけど、そんな暇なんてなくて。
遥希の指が秘部に伸びてくる。


「じっ、自分で!出来る!からっ‥//」


へーと言うと遥希は俺にお湯を頭からかぶせる。

⏰:10/02/16 12:26 📱:F03B 🆔:MZZzkYFU


#55 [郁。]



「どーぞ?」


にっこり笑ってこっちを見る遥希。


っう‥反則‥‥だ。
しかしこのまま出るわけにもいかず、しぶしぶ自分の秘部に指を埋める。
ゆっくり中をかき回すと犯されているような感覚に犯される。


「‥っん。」


水と一緒に太ももを伝う白いそれ。


⏰:10/02/16 12:26 📱:F03B 🆔:MZZzkYFU


#56 [郁。]



「歩。」


全部出し終わると急に名前を呼ばれ、びっくりしつつ息を整えて返事する。


「なっ、なに‥?」


「んーん。たくさん出てくるね。」


まただ‥。いじわるっ。
恥ずかしがるのわかって言ってる。
案の定、鏡を見ると俺は真っ赤。
悔しくて、ちょっと涙目。


⏰:10/02/16 12:27 📱:F03B 🆔:MZZzkYFU


#57 [郁。]



「先、出るね。」


シャワーをとめて遥希は浴室をあとにした。
俺も少しのんびりしてから浴室を出た。



そのあとはもちろん学校。


⏰:10/02/16 22:39 📱:F03B 🆔:MZZzkYFU


#58 [郁。]



学校について、席につく。


「あゆ、おはよー♪」


旬がいつも通りにっこり手を振る。


「おはよう!」


俺の席は旬の左隣。ひとつ前には遥希。
ちなみに教室窓際の隅っこ。
これ以上はないくらいのラッキーな席。
適当にみんなに挨拶したら、担任が来てHRを始める。


HR後、授業前に遥希は何も言わずに席を外してしまった。


⏰:10/02/17 11:23 📱:F03B 🆔:./E3lmbg


#59 [郁。]



それを見て旬が話始める。


「あゆぅー‥御坂って、かっこいいよね‥。」


少し頬を赤らめながら。
俺ほどじゃないけど、旬も小柄で可愛い顔立ち。

⏰:10/02/17 11:29 📱:F03B 🆔:./E3lmbg


#60 [郁。]



「えっ‥でも、遥希は‥っ「応援してくれるよな‥//」」


え‥。頭が真っ白になる。
旬も遥希が好き、だったの‥?
知らなかった、だって席は近いけど遥希と旬はほとんど口きかないし‥。


確かに遥希はかっこいい。
女子から人気がある理由も、それがひとつだし。

⏰:10/02/17 11:30 📱:F03B 🆔:./E3lmbg


#61 [郁。]



でも応援?遥希は俺のなのに?


‥どうしたらいいんだろう。




頭の中がはてなでいっぱいのまま昼休みをむかえた。
昼休みになってすぐ、旬が耳打ちしてくる。


⏰:10/02/17 11:31 📱:F03B 🆔:./E3lmbg


#62 [郁。]



「あゆっあゆっ、今日は俺も一緒に食べていい?」


断りきれず、頷いてしまった。
だってもし俺が逆の立場なら、同じことしてる。


食堂の席取りは俺。
遥希と旬が昼食を買いにいく。


⏰:10/02/17 11:34 📱:F03B 🆔:./E3lmbg


#63 [郁。]



遥希にも小さいんだからいろって言われて、二人の後ろ姿をぼーっと眺めてた。
次第に見えなくなったけど。


視界がゆれる。なんだか、ぼやけてるし。



なんで泣いてんだ俺。


⏰:10/02/17 11:35 📱:F03B 🆔:./E3lmbg


#64 [郁。]



涙が零れそうになった瞬間、姿は見えないが旬の声が聞こえた。涙をぐっと堪えた。


「あゆー疲れちゃったー‥ね、遥希大変だったよねぇー。」


え‥。


⏰:10/02/17 11:36 📱:F03B 🆔:./E3lmbg


#65 [郁。]



「旬もちっこいからなー。笑」


「な、遥希がでかいだけじゃん!」


なんで。


⏰:10/02/17 11:37 📱:F03B 🆔:./E3lmbg


#66 [郁。]



目の前で仲良く話す二人。
昼食を取りに行った間に打ち解けて。
名前も、呼んで。



‥やだ。


⏰:10/02/17 11:38 📱:F03B 🆔:./E3lmbg


#67 [郁。]



瞼が熱くなる。
頬に伝う何か。


「あゆ‥?なんで泣いて‥?」


「歩?どうした‥。」


なんで、じゃない。
どうした、じゃない。

二人が何か言ってるけど頭には入らない。


⏰:10/02/17 11:39 📱:F03B 🆔:./E3lmbg


#68 [郁。]



気付いたら食堂から飛び出していた。


マナーにしてある携帯がずっと震えてる。
不在着信7件、新着メール5件。
不在着信だけが増えていく携帯を右手に息を整えて歩く。

携帯は握りしめたまま電話にも出ずに。


⏰:10/02/17 11:40 📱:F03B 🆔:./E3lmbg


#69 [郁。]



足元が芝生になるのがわかる。
ずっと下を向いて歩いていたから、どこを歩いてるのかわからなかったが芝生を見て、ここが中庭なんだと実感する。


「君なんで、泣いてるの?」


え‥。


⏰:10/02/17 11:41 📱:F03B 🆔:./E3lmbg


#70 [郁。]
------------------------

切ります!!
更新再開の最初のほう読みづらくなってしまって、すみません。><;


旬の登場、楽しんでいただけましたでしょうか。(*´□`)

よければ感想、アドレスお願いします♪


☆感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/

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⏰:10/02/17 11:45 📱:F03B 🆔:./E3lmbg


#71 [郁。]



優しい瞳をした男子生徒が俺の前で心配そうに見つめている。


「あっ、いやこれは‥。」


「3年2組、西野歩(にしのあゆむ)くん‥だっけ。」


名前とクラスを言われただけなのに俺は目を丸くする。
この人とは初対面‥のはず。


⏰:10/02/18 11:05 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#72 [郁。]



「なんで‥俺の名前‥‥。」


「生徒会長が、全校生徒の名前と顔覚えれなくてどうするの。笑」


「ぁ‥生徒会長‥‥。」


言われて納得する。


⏰:10/02/18 11:06 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#73 [郁。]



生徒会長の名前は佐倉恵介(さくらけいすけ)。
そのまま話を聞いてくれると言うので、近くのベンチに二人腰掛け遠まわしに"彼女が"と話をした。
俺が言う言葉にただ頷いて聞いてくれて。


「嫉妬深いけど、そういうところいいと思うよ。はまっちゃいそう。笑」

⏰:10/02/18 11:09 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#74 [郁。]



「え、はまるってど‥「あゆうううううううううううううううっ!!」」


尋ねようとしたら、遠くから走ってくる旬が見えた。


「お友達?じゃ、僕も行くね。またね、歩くん。」


⏰:10/02/18 11:11 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#75 [郁。]



会長は返事も聞かないまま立ち去ってしまった。

同時に旬が飛び付いてきた。
心配している旬を適当に流して授業へ戻った。
その日は遥希とは口がきけないままだった。


⏰:10/02/18 11:11 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#76 [郁。]


―遥希side


歩は渡さない。誰であっても。
繋ぎ止めたくて、抱いた。
放課後からしてた嫌、な予感は見事に的中。
食堂で高山が言っていたこと。


『御坂、歩のこと抱いたでしょ。言っておくけど、俺のほうが歩のこと好き。一緒にいる時間も長いから。俺の前でベタベタしたら、どうなるかわかるよね?』


⏰:10/02/18 11:12 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#77 [郁。]



歩と俺が教室でキスしてる写真を撮られていた。
携帯の画面を見せられた。
全部、見られていたんだ。


『俺のこと旬って呼んでよ。うまくなんて、いかせないよ。』


なんで気付かなかったんだ。
今までうまくやってきたはずだった。


⏰:10/02/18 11:13 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#78 [郁。]



歩は泣き出すし、旬は何かと付きまとうし。
不安になんてさせたくない。



歩が教室に戻ってきてからも、何か後ろめたくて口がきけなかった。


⏰:10/02/18 11:14 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#79 [郁。]


―歩side


‥むう。電話もメールもこない。
俺からするべきなのかな‥謝んなきゃいけないし‥。

ブブブッ


「うっ、わぁっ。」


手に握った携帯が震え出した。
着信遥希と光らせて俺に知らせる。


⏰:10/02/18 11:15 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#80 [郁。]



で、でなきゃ‥。


「もっ、もしもうっ。」


うわぁ‥あからさますぎる。
噛んだし‥声裏返ってるし‥。


『クス‥歩?今、出れる?』


優しく笑った遥希が脳裏に浮かぶ。


⏰:10/02/18 11:16 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#81 [郁。]



「え‥、い‥ま?」


『うん、歩ん家の前にいるんだけブツッ‥ツーツー。』


遥希遥希遥希‥っ!!
携帯も放り投げて玄関のドアをあける。
寒そうに肩をすくめる遥希が目にうつる。


「はるき‥っ。」


⏰:10/02/18 11:18 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#82 [郁。]



視界が歪んだけど、そのまま遥希に抱きついた。
家から寒い中来てくれた遥希は冷たかった。
でも、なんでわざわざ‥?


「歩、そのままでいいから聞いて。」


「えっ、うん?」


遥希の胸に顔をうずめたまま頷く。
遥希がそっと俺を抱きしめて口をひらく。


⏰:10/02/18 11:19 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#83 [郁。]



「歩、好き。」


いいいいいいきなり何言ってるんだ、この人は‥!///


「だから‥、」


そこまで言って口を詰まらせる遥希。


⏰:10/02/18 11:20 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#84 [郁。]



「はる「だから、別れて‥。」」


え?


「え‥なに‥。」


視界が涙で滲んでいく。
遥希の顔を見上げる。
うまく見えない。


「‥っごめん。歩‥ごめ‥ウッ‥。」


⏰:10/02/18 11:23 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#85 [郁。]



遥希、泣いてるの‥?
へん、だよ‥。
好きなのに別れるの?
なんで?どうして?
俺じゃだめなの?
足りない?俺がキスへただから?
意地っ張りで、わがままだから?
俺とのエッチ気持ちよくないの?



―‥なんで。


⏰:10/02/18 11:23 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#86 [郁。]



何も、言えなくて遥希から離れ部屋に戻った。
何も言えなかった。何も。
わかった、とも‥いやだ、とも。
情けない自分に嫌気がさした。



その日は、なかなか眠れなくて寝付いたのは外が明るくなる時間。


⏰:10/02/18 11:24 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#87 [郁。]



それでも朝はきて、鏡を見ると泣きはらした目。
頭もズキズキする。
けど、学校は行かないと‥。
重い腰をあげて、学校へ向かう。


いつもより、長く感じる電車に道路。
靴箱に靴をしまおうと、しゃがんだ。

カタン。


⏰:10/02/18 11:25 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#88 [郁。]



「歩‥。」


遥希がちょうど着いたみたいで、目があう。


「おっ、おはよう。」


心配かけまいと、精一杯の笑顔をつくる。
それを見て遥希は苦笑い。
別々に教室に向かう。
旬が俺に気付くと、駆け寄ってくる。


⏰:10/02/18 11:26 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#89 [郁。]



「あゆっおはよう!」


「あ‥うん‥‥おはよ。」


「あゆ、元気ないどう‥あ、遥希!おはよーっ!」


旬は嬉しそうに遥希に飛び付いた。
遥希も嫌がることはなかった。


⏰:10/02/18 11:26 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#90 [郁。]



―‥そっか。



きっと、遥希は旬のこと‥。


気分も悪くて、遥希の背中を見たくなくて一日うつ伏せて授業を受けた。
あまり寝れてなかったから、少し寝ていたみたい。


⏰:10/02/18 11:28 📱:F03B 🆔:ctRGDGnA


#91 [るる]
おもしろいです(∀*)
続き気になります#♪
更新頑張ってください

⏰:10/02/20 08:30 📱:SH905i 🆔:v3hpzQ1.


#92 [郁。]
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るるさま

ありがとうございますっ!!
更新不定期過ぎて本当すみません‥っ。
これからも自分のペースですが、更新していくのでよければ先もよろしくお願いします。(*´д`*)


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⏰:10/02/20 13:48 📱:F03B 🆔:egWO0Bzw


#93 [郁。]


―遥希side


本当は、いやだった。
こんな風に終わりたいわけじゃない。
でも歩は守らなきゃ。
写真が撒かれたら歩はどうなる。
その前に離れなきゃだめなんだ。


⏰:10/02/20 19:02 📱:F03B 🆔:egWO0Bzw


#94 [郁。]



でも歩は目もまともに合わせてくれない。
歩に全部話すか?
‥話したところで旬はどうなる。



どんな理由であれ、歩を傷付けたのは俺。


⏰:10/02/20 19:02 📱:F03B 🆔:egWO0Bzw


#95 [郁。]



歩、ごめん。
本当にごめんな‥。
写真を、どうにかしたらもう一度向き合うから。
だから、お願いだから待っててくれ‥。


⏰:10/02/20 19:03 📱:F03B 🆔:egWO0Bzw


#96 [郁。]


―歩side


放課後、担任に呼び出されて職員室へと足を運ぶ。
職員室のドアをあけると、担任と生徒会長が話してるのが見えた。
担任は俺に気付くと、こっちこっちと手招きする。
生徒会長も優しく微笑む。


⏰:10/02/20 19:04 📱:F03B 🆔:egWO0Bzw


#97 [郁。]



「にしのーお前だけだぞ、進路希望書出てないの。御坂も高山も決まってるのに、置いてかれてていいのかー。」


「はぁ‥。今、親に相談してるところなんで。」


それどころじゃない俺の頭の中。


⏰:10/02/20 19:05 📱:F03B 🆔:egWO0Bzw


#98 [郁。]



「ま、明後日までには提出な。」


「‥失礼します‥‥。」


曖昧な返事をして、職員室から立ち去る。
教室に向かう足取りさえも重い。
帰らなきゃ‥階段を上がり長い廊下を一直線に歩く。
放課後で、もう校舎に人はいない。
グラウンドからは部活動の掛け声が聞こえてくる。


⏰:10/02/20 19:05 📱:F03B 🆔:egWO0Bzw


#99 [郁。]



教室の前にたつと人気を感じる。
誰か‥いる‥‥?
怒鳴りあってるような‥。
少しあいたドアの隙間から覗くと、遥希と旬の姿。
焦る気持ちを抑えて思わず会話を盗み聞き。


「‥っも、好きなんだよ‥‥っ!」


旬が今にも泣き出しそうな顔で叫ぶ。


⏰:10/02/20 19:06 📱:F03B 🆔:egWO0Bzw


#100 [郁。]



「俺だって‥守るために、自分の感情殺した。それくらい好きだ。」


やっぱり‥二人は両想いなんじゃん‥‥。
なんだ‥‥。
俺だけが好きだったのか‥。
自然と瞳から零れ落ちる雫。


⏰:10/02/20 19:07 📱:F03B 🆔:egWO0Bzw


#101 [郁。]



その場にしゃがみけんだ瞬間ドアにぶつかって静かな廊下にはガタンという、物音が響いた。
物音に気付いた二人がドアをあける。
二人とも驚いた顔をしていた。
当たり前だ‥。
俺だけが邪魔者なんだ、よね‥。
二人の言葉を無視して来た道を走る。
ひたすらに。


⏰:10/02/20 19:08 📱:F03B 🆔:egWO0Bzw


#102 [郁。]
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祝☆100レスです。

ここまで続けられたのも、リスナー様のおかげです。(*´`*)
いるか分かりませんが、ROMの方も楽しんでいただけてますかね。(´・ω・`)?
これからも亀更新ではありますが、自分のペースで更新していくのでよかったら続きも見てやってください!!
本当にありがとうございます。


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⏰:10/02/20 19:15 📱:F03B 🆔:egWO0Bzw


#103 [郁。]
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また、いくつか誤字脱字がありましたが読めないほどではないし、訂正すると読みづらくなると思ったのでそのままにしてあります。
直せこのやろーって方がいましたら、コメントお願いします!!
指摘いただきましたら、次からきちんと訂正します。
では!!(*´д`*)

☆感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/


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⏰:10/02/20 19:16 📱:F03B 🆔:egWO0Bzw


#104 [郁。]



どれくらい走ったのかな。
わからないくらい息は切れてて。
酸素がうまく取り込めない。


‥あ、れ‥‥。
ぐらぐらする。
呼吸がうまく、出来ない‥?
遠くなる意識に俺はどうすることも出来なかった。
その場に倒れ込んだ。


⏰:10/02/22 22:47 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#105 [郁。]



額にひんやりしたものがあたる。


「‥んっ‥‥?」


目を開くと、見たことのない部屋。
天井がすごく高い。
ベッドもふかふかで‥。


「目、覚めた?気分はどう‥?」


⏰:10/02/22 22:48 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#106 [郁。]



聞き覚えのある声が頭上から聞こえる。
心配そうな声で佐倉さんが顔色をのぞきにくる。


「あっ、えっと‥大丈夫で「ん‥。」」


視界が真っ暗になる。
目の前には佐倉さんの顔。


⏰:10/02/22 22:49 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#107 [郁。]



おでことおでこが当たる。
とりあえず‥近い、わけで‥‥。


「ん、熱はだいぶ下がったね。よかった。」


そう笑うけど‥たぶん、今の瞬間に全身の熱が上がってしまっただろう。


⏰:10/02/22 22:49 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#108 [郁。]



「あのっ、ここ‥どこですか?それに俺‥‥。」


「ここは僕の家。中庭で倒れてたんだよ。」


そっか‥。最近寝不足だったし、頭痛も酷かったわけか。
ひとつ溜め息をついた。


「ありがとうございました‥。」


⏰:10/02/22 22:50 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#109 [郁。]



佐倉さんはゆっくりして行くといいと言ってくれたので、ゆっくりしてくことにした。


「歩くん、元気‥ないけど‥‥体調のせい?」


一瞬息がとまる。
思い出す遥希と旬。


「あっと‥別れてって、言われちゃいました‥‥。」


苦笑いでこたえる。


⏰:10/02/22 22:51 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#110 [郁。]



どうして?という返しに、好きな人が出来たみたいで相手は俺の幼なじみですと呟くように返した。


佐倉さんは何も言わずに俺の横に腰かけると軽く頭を撫でてくれた。


⏰:10/02/22 22:51 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#111 [郁。]



嬉しくて、溜めてた涙が溢れ出す。
佐倉さんは驚きもせず俺を抱きしめて、ずっと背中をさすってくれていた。


⏰:10/02/22 22:52 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#112 [郁。]



―遥希side


写真を消してもらおうと、旬を放課後残らせた。


「なにさー呼び出しておいて。歩のこと離す気になった?」


机に軽く腰かけた旬が携帯をいじりながら言う。


⏰:10/02/22 22:55 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#113 [郁。]



「‥歩とは、別れた‥‥。だから、写真消してくれ‥。」


旬は目を丸くしたと思ったら俺の胸ぐらを掴んで叫ぶ。


「‥っんで‥‥。あんたも結局その程度かよ!?‥あんたは歩のこと離さないって‥‥思ってた‥っ。」


⏰:10/02/22 22:55 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#114 [郁。]



「どうい「‥歩のこと離さないで守れる奴にしか任せられない。俺は‥歩が‥‥好きなんだよ‥っ!」」


「俺だって‥守るために、自分の感情殺した。それくらい好きだ。」


物音に目を向けると、しゃがみこむ歩。
歩に聞かれた。
最悪だ‥歩は確実に誤解してる。
また自分の行動が歩を傷付けた。


⏰:10/02/22 23:01 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#115 [郁。]



全部、全部俺のせい。
いつも泣かせてばかりじゃねーか‥。
もう歩を抱きしめてやる権利なんて‥、ないんだ。


もう、終わりにしよう。



歩へのこの感情を。


⏰:10/02/22 23:02 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#116 [郁。]


―歩side


泣き止んだ後佐倉さんは駅まで送ってくれて、どうしようもなく恥ずかしかったけど‥佐倉さんは気にしてなかったから笑顔でお礼を言った。
まだ下がりきってない熱のせいか、その日は久しぶりにぐっすり眠った。

⏰:10/02/22 23:02 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#117 [郁。]



カーテンの隙間から漏れる日差しで目が覚める。
昨日は帰ってすぐ寝ちゃったから‥10時間くらいは寝たのか‥。
時計の針は7時ちょうどを指している。
学校に行くには、まだ早い。


⏰:10/02/22 23:03 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#118 [郁。]



リビングへ降りてみるが誰もいない。
母親は仕事で父親は夜勤明けで寝てるんだろう。
姉ちゃんは彼氏の家、かな‥‥。



リビングの中心にあるソファに腰掛け、ぼーっとテレビを付ける。
朝のニュースが終わって、ちょうど占いコーナー。


⏰:10/02/22 23:04 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#119 [郁。]



俺は8月だから乙女座。
なかなか出てこない。
11位蠍座。遥希、蠍座だっけ‥‥。


『そして今日最も運勢の悪い乙女座のあなた!今日は嘘がばれてしまうでしょう!嘘を吐かずに、気を配りましょう。そんな、あなたのラッキーアイテムは!セーラー服!‥―。』


⏰:10/02/22 23:04 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#120 [郁。]



うそだろ‥。笑
あんまり信じない占いも、今日はなんとなくそんな気がした。
それからのんびりして学校に行った。

二人とは気まずいけど、授業も残り少ないから出なきゃならなかった。
少しはやくついた教室には旬が一人。
旬っていつも朝、早いよなぁ‥。


⏰:10/02/22 23:05 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#121 [郁。]



俺に気付いて時計に目をやる。
みんなは、まだ暫くこない時間。


「‥あのさ、歩。話があるんだ‥‥。」


旬がこっちを真剣に見つめる。
大事な話であるのはすぐわかる。
旬が俺を"歩"と呼ぶときは、いつも決まって真剣な話のときだけ。


⏰:10/02/22 23:06 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#122 [郁。]



「‥うん。」


「あのね‥、これ見て欲しい‥‥。」


そう言って自分の携帯を少しいじると画面を開いたまま俺に向ける。
画面には俺と遥希。
あの日の、キスしてる写真‥。


⏰:10/02/22 23:06 📱:F03B 🆔:lh8TFuX6


#123 [郁。]



「っこれ‥。」


「‥違うんだ。あの日、本当は携帯を忘れたわけじゃなくて‥‥。教室の前まで行ったら二人の話し声が聞こえて‥、覗くつもりじゃなかったんだけど‥‥。
二人がキスしてたから‥写真撮っちゃって‥‥。二人を別れさせる脅しになるかなって‥。」


瞳に涙を溜めて旬が絞り出すような声で言う。
そんなに、遥希のこと‥。


⏰:10/02/23 23:26 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#124 [郁。]



「旬‥‥。そんなに遥希が‥。あの、さ‥でも別れたから‥遥希と幸「だから、違うんだ‥っ!」」


別れを告げられた、あの夜を思い出して涙が零れそうになったけど旬の叫び声に驚いて、目を丸くした。


「俺が好きなのは、遥希じゃない。」


⏰:10/02/23 23:27 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#125 [郁。]



涙を浮かべた瞳ではなく、真剣な瞳で俺を見る旬。


「‥歩だよ。」


旬が好き‥?俺を?
いきなりの出来事に頭がついていかない。
旬は俺が好き。
俺は遥希が好き。
遥希は‥?どっちが好きなんだろう。


⏰:10/02/23 23:28 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#126 [郁。]



「あゆ‥だから、御坂のこと許してやって‥?全部俺が悪いんだ‥。今日の話も、気持ち伝えてすっきりしたかっただけ。これ以上、あゆを泣かせたくなかった。写真も、あゆが今消して。‥あと、返事はいらないからね?これからも幼なじみ!ね?」


でも、昨日教室で二人は‥。


⏰:10/02/23 23:29 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#127 [郁。]



「でも、昨日教室でお互い好きって‥。」


「え‥?「おはよー!」」


話の途中でクラスメイトが入ってくる。
大事な話なのに‥。
写真は俺が消して旬に携帯を返した。
でも、HRが始まっても俺の前の席はあいたまま。


⏰:10/02/23 23:31 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#128 [郁。]



遥希が来ていない。
遥希がどんな気持ちであれ、やっぱり遥希が気になる。


2限目が終わって届いたメール。



『from:遥希
 タイトル:無題
 本文:歩、話したいことがある。今日時間つくれる?』



⏰:10/02/23 23:31 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#129 [郁。]



すぐにわかったと一言だけのメールを返した。
それからメールは返ってこなくて放課後遥希からの電話。


『今、屋上にいるんだけど‥来れる?』


話するだけの為にわざわざ学校まできたのかな‥。


『‥う、ん。わかった。』


⏰:10/02/23 23:32 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#130 [郁。]



電話を切って、屋上に向かう。
長い長い階段。
最後の一段を登り終えて重い扉を開く。
眩しくて目を細める。
少しずつ冬に近付いて肌寒いが、快晴。
視線を空から少し下におろすと、見慣れた背中。
抱き付きたくなる。

俺に気付いてか、遥希が振り向く。


「‥歩。」


⏰:10/02/23 23:38 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#131 [郁。]



優しく笑う遥希。


「遥希‥あの「歩、最後にひとつだけお願い聞いてくれる?」」


‥最後?
何言ってるの‥。
呼び出したのは旬に乗り換えたいから‥?
ただの三角関係なの‥?


「歩、大好き‥だったよ。」


⏰:10/02/23 23:39 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#132 [郁。]



「は、るき‥?」


やっぱり。終わり、なのかな‥。
視界が歪んでく。
遥希の顔もぼやけてく。

「歩、泣かないで。」


「‥もっ、う‥‥戻れない‥の?‥ヒック。」


⏰:10/02/23 23:40 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#133 [郁。]



「これ以上、泣かせたくない。俺といると歩だけが傷付く。歩への、この感情終わりにするから。だから、誤解だけといていいかな。」


「‥誤解?」


遥希が俺のほうに歩寄ってくる。
全身がふわっと温かくなる。


⏰:10/02/23 23:41 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#134 [郁。]



「このまま聞いて。」


遥希が俺を抱きしめたまま話し出す。


「高山にキスしてる写真撮られた。撒かれたらって思うと歩を守れる自信がなくて突き放した。‥‥写真を消させたら、もう一度歩とって思ってた。でも‥‥。」


⏰:10/02/23 23:41 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#135 [郁。]



「‥旬に近付くうちに旬のこと、好きに‥なっちゃったの‥‥?」


「え‥?」


「教室‥っで、二人とも好き‥‥って‥ヒック。」


「‥歩。あれ、歩のことで揉めてたんだ‥‥。お互い歩が好きだ、って‥。」


⏰:10/02/23 23:42 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#136 [郁。]



全部、俺が‥一人で勘違いして‥‥た?


「‥これからも、同じようなことあるかもしれない。守れる自信がない‥。だから‥‥歩のこと友達として見るか「なんで一人で抱えちゃうの‥?」」


あぁ、俺ってばかだ。
遥希一人追い詰めて、自分だけが傷付いてるって勘違いしてた。


⏰:10/02/23 23:43 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#137 [郁。]



聞かなきゃ、わからないことも聞かないで。
間違ってた。目にうつるものだけが、真実じゃなかったのに。


「自分は自分で守れる‥朝旬に話聞いて、写真も消した‥‥。だから‥‥離れないでよ‥。」


声にならないほど小さな声で呟いた。


⏰:10/02/23 23:44 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#138 [郁。]



「歩‥本当に、俺でいいの‥?」


「遥希じゃなきゃ‥‥やだ。」


遥希の腕から解放されたかと思うと遥希がしゃがみこむ。


「はるき‥?」


⏰:10/02/23 23:45 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#139 [郁。]



「‥っごめ、嬉しいし安心して‥‥あーもー!俺は歩が好きだー!」


遥希がグラウンドに届いてしまうんじゃないかってくらい、大きな声で思い切り叫ぶ。


‥っばか。
まぁ、今日くらいはいいかなぁっ‥‥///


⏰:10/02/23 23:46 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#140 [郁。]



「はるきはるきっ、大好きっ。」


そう言って遥希の頬に軽くキスを落とした。


「歩、愛してるよ。」


返ってきたのは濃厚なキス。


⏰:10/02/23 23:47 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#141 [郁。]



息継ぎの間に開いた口に舌が侵入してくる。
今までにないくらい長い、濃厚なキス。


「‥っんぅ。」


遥希が急に離れる。


「‥は、遥希‥?」


少し上目遣いで見つめた先に真っ赤な遥希の顔。

⏰:10/02/23 23:47 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#142 [郁。]



「だめ‥だ。これ以上すると抑え、きかない‥っ。」


かっ、かわいい‥!


「‥俺が、限界なんだけど。」


ふてくされながら甘えると、ぎくしゃくしつつ慌てる遥希。


「‥遥希、シよ‥‥?」

⏰:10/02/23 23:48 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#143 [郁。]



自分で言っておいて‥恥ずかしい。


「‥っ手加減出来ないからな‥‥。」


「う、んあっ///」


シャツにいきなり侵入してくる手に驚いたけど、その手はすぐに気持ち良くさせた。
胸の飾りを激しくこね回す。


⏰:10/02/23 23:49 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#144 [郁。]



遥希の息はもうだいぶ上がってて、わざとかはわからないけど耳に遥希の吐息がかかる。


「っあゆむ‥‥かわい。」


不意に耳元で囁かれたと思うと耳元でくちゅくちゅといらやしい音が響く。


⏰:10/02/23 23:50 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#145 [郁。]



「んやっあぅ‥は、る‥‥だっめ‥っ。」


耳、弱いの知ってるくせに。
胸への愛撫がなくなったと思うと耳を舐めながらシャツを器用にはいでいく。
遥希もシャツを脱ぐと俺をその上に寝かせる。
ちょっとした優しさがたまらないくらい愛しい。

⏰:10/02/23 23:52 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#146 [郁。]



それから遥希の唇は俺の全身を這う。


「っんあ‥はる、き‥‥。」


「うん?」



10分以上にも及ぶ愛撫。
正直、しんどい‥。
手を止めて、どうしたのと頭を撫でてくれる遥希。


⏰:10/02/23 23:52 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#147 [郁。]



「‥も、下‥‥きつい‥っ。」


遥希から顔を逸らして途切れつつ呟く。


「クス‥やっと言った。」


なっ‥!?
言わなかったら、あのままだったの‥!?


⏰:10/02/23 23:53 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#148 [郁。]



「っい、いじわる‥‥。」


「クス‥ごめんって。」


また、長いキスの始まり。
負けじと自分から舌を絡める。
お互いの唾液でべたべたになりながら、それすら‥愛おしくて。
お構いなしに、ひたすら舌を絡め合う。


⏰:10/02/23 23:54 📱:F03B 🆔:gOluejqY


#149 [郁。]
------------------------

一旦切ります。('∇'*)
卑猥なシーンは難しい‥。(´□`)笑


感想、アドバイスよかったらお願いします。

☆感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/

------------------------

⏰:10/02/24 00:30 📱:F03B 🆔:MtM2mVuw


#150 [我輩は匿名である]


あげます

⏰:10/02/27 08:12 📱:N08A3 🆔:ZJr1u.wQ


#151 [我輩は匿名である]
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著名さま

あげありがとうございます!!

------------------------

⏰:10/02/28 11:56 📱:PC 🆔:5/roC0NQ


#152 [郁。]
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>>151

すみません。
郁。です‥PCからで、名前忘れてました。
感想板も私ですので。><

少し更新します♪


------------------------

⏰:10/03/01 00:16 📱:F03B 🆔:mrJ8T7Ng


#153 [郁。]



カチャ。


遥希の腕がベルトに延びる。
腰を上げて脱がしやすい体勢になると遥希がいたした下着もまとめて脱がしてくれる。
半勃ちだった俺の中心は空気に触れて一気に反りあがる。


「歩、すぐ‥出せる?」


⏰:10/03/01 00:20 📱:F03B 🆔:mrJ8T7Ng


#154 [郁。]



「っえ‥う、うんっあぁ‥っ。」


返事を言い切る前に遥希が扱き出す。
指の腹で先端をぐりぐり擦られる。


「っふぁ‥んぅ‥や、ンッ。」


目を閉じて意識を耳に集中させると、くちゃくちゃと卑猥な音が耳まで届く。
‥恥ずかしい。


⏰:10/03/01 00:21 📱:F03B 🆔:mrJ8T7Ng


#155 [郁。]



「ふっにゃあ!?」


遥希がいきなり俺の中心を口にする。
情けない声を上げてしまった‥///
気にしてないのか、遥希はそのまま続ける。
先端を舌で刺激したり、手で玉を転がす。



―‥くちゃぐちゃ。


⏰:10/03/01 00:21 📱:F03B 🆔:mrJ8T7Ng


#156 [郁。]



「ふっ‥ンア‥や、でっ‥出るっ!はなしっ‥やっ、んあァアアっ!」


遥希の頭を離そうと両手で持ち上げるが無意味。
先端を刺激され、遥希の口に放ってしまった。


遥希は俺の愛駅を飲み込むと優しく笑う。


⏰:10/03/01 00:22 📱:F03B 🆔:mrJ8T7Ng


#157 [郁。]



「クスクス‥歩、足自分で持ち上げてて?」


「‥っ!?///」


恥ずかしすぎて、出来るわけない。
首を横に振る。


「慣らさないと‥痛いのは歩だよ?」


う‥言われてみれば‥‥。


⏰:10/03/01 00:23 📱:F03B 🆔:mrJ8T7Ng


#158 [郁。]



遥希に促されて、おずおず足を開く。
太ももと自分で掴んで、ゆっくり。


「・・いい子。」


遥希と目が合う。
お、お、思った以上に恥ずかしいんですけど・・っ!


「んっ・・は、はるき待って、まだあっん・・。」


⏰:10/03/01 00:24 📱:F03B 🆔:mrJ8T7Ng


#159 [郁。]



遥希の頭が俺の足の間に入り込む。
指と舌で、蕾に指を入れたり舐めたり・・。

遥希のその行為は遥希からすれば決して気持ちのいいことじゃない。
俺が痛がらないように、優しさが溢れてる。
期待に応えようとしてるわけじゃないけど、自然と声が漏れる。


⏰:10/03/01 00:25 📱:F03B 🆔:mrJ8T7Ng


#160 [郁。]



―‥グチュ・・ッピチャ。


「んっ・・///あっう、も・・いいから・・いれ・・///」

早まる感情をつい口に出してしまう。


遥希は顔をあげて、指も抜く。
そのまま自分の中心をゆっくりあてがう。
ぬるぬるした感触と、イきそうな感覚で頭がおかしくなりそうになる。


⏰:10/03/01 01:50 📱:F03B 🆔:mrJ8T7Ng


#161 [郁。]



肌寒いこの季節に外で真っ裸な俺。
でも、それでも俺たちに触れる空気だけは熱い。


「んあッ・・ん、ぅ・・ん・・。」


「歩、こっち。」


と腕を引っ張って起こされる。


⏰:10/03/01 01:51 📱:F03B 🆔:mrJ8T7Ng


#162 [郁。]



遥希の上に乗っかった状態。騎乗位。


「んっは・・お、・・くまでは・・んっ///」


「・・ん、動いて・・。」


奥まで届く遥希の中心を自然に締め付ける。
気持ち良さそうな遥希を見て、ゆっくり上下する。


⏰:10/03/01 01:52 📱:F03B 🆔:mrJ8T7Ng


#163 [郁。]



されるのと、するのじゃ全然違うんだ・・。


「ふ、うっ・・あ、やんッふ・・ぁ。きも・・ちい・・んぁッ。」


「んッ・・俺も・・っ。」


余裕のない遥希に嬉しくなる。
初めてで、よくわからなかったけど腰を上下させると気持ちよくて・・うん。


⏰:10/03/01 01:53 📱:F03B 🆔:mrJ8T7Ng


#164 [郁。]



「ンっ・・い、いきそ・・ふっ・・ぁ///」


我慢しきれず、一人で頂点を迎えてしまった。
と、思ったけど・・お腹がじんわり暖かい。
遥希も俺の締め付けで果てたのかな・・。
そうなら、ちょっと嬉しいかも・・。


⏰:10/03/02 15:44 📱:F03B 🆔:6GxUlH5E


#165 [郁。]



「はぁ・・っは・・、はるき・・。」


「ん、歩・・好きだよ、大好き。」


その後それでも足りなくて、何度もお互いを求め合った。


⏰:10/03/02 15:45 📱:F03B 🆔:6GxUlH5E


#166 [郁。]



この幸せを、もう二度と手放すことのないように。
大事なことは確かめ合わなきゃ。
言葉で、感触で。
伝えないと伝わらないから・・。
遥希も同じこと考えてくれてるかな・・。


握った手、もう離さないで。
僕はもう君しか見えないから。


⏰:10/03/02 15:46 📱:F03B 🆔:6GxUlH5E


#167 [郁。]
------------------------


一話完結です!!(*´ω`)
話を進める途中で、一話ごとにタイトルをきちんとつけようと後悔しちゃいました・・。(´;ω;`)
二話からは、きちんとタイトルもつけて話を進めていきますね!!


------------------------

⏰:10/03/02 15:47 📱:F03B 🆔:6GxUlH5E


#168 [郁。]
ー-----------------------


一話「繋いだ温もり。」



よければ感想、アドバイスお願いします♪

☆感想板
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⏰:10/03/02 15:48 📱:F03B 🆔:6GxUlH5E


#169 [郁。]


二話「隠れた感情」



―‥ザワザワ。



朝から放課後まで賑わう学校。


⏰:10/03/03 19:19 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#170 [郁。]



そう、やってきたのだ!
高校生活最後の文化祭である!
イベント好きな俺からすれば、テンション上がりまくり。
文化祭実行委員も引き受けたし、やる気満々。


旬も、組んでるバンドを披露するらしい。
遥希とは喧嘩もなく順調。
ただ、最近俺が忙しくて構ってあげれないから少し暇してるみたいだけど・・。


⏰:10/03/03 19:19 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#171 [郁。]



俺らのクラスは話し合いで、メイド執事喫茶になった。
ありきたりだけど、盛り上がれば何でもいいや!
女子はもちろん、みんなメイド。
面白いからって男子からもメイド出そうって意見で・・今。


「旬と、歩はメイド決定な!」


⏰:10/03/03 19:20 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#172 [郁。]



クラスメイトの一人が叫ぶ。
は!?


「ちょ、ちょっと待っ「そうだなー。」」


遥希が賛同している。
ちょっと待て!いくらなんでも、それはないだろ・・!


⏰:10/03/03 19:21 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#173 [郁。]



「確かに!西野も高山も可愛いしねー!」


女子まで賛同し始める。
旬は面白いからいいじゃんと案外乗り気・・。


「・・そんなぁ・・・・。」


一人落ち込んでいると。

⏰:10/03/03 19:22 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#174 [郁。]



「メイドさん、ご奉仕してくれるんだろ?」


「えっ///」


誰がするか!ばーか!
なんて、言えるわけないけど。笑
遥希になら・・いいかも、とか思ってしまった。
じょ、冗談だけど・・ッ!

⏰:10/03/03 19:22 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#175 [郁。]



それから文化祭の準備は順調に進んでいった。
みんなのメイド服やら、執事服。
全部女子が寸法測って作ってくれたり。
男子は小道具、教室のセッティングを。
無事、何事もなく時間はあっという間に過ぎていった。


⏰:10/03/03 19:23 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#176 [郁。]


―前日



5日間しかない準備期間だったけど、前日の夜にはなんとかセッティングまで終わった。
衣装も完成して、衣装合わせも終わった。
あとは、帰るだけ。


⏰:10/03/03 19:25 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#177 [郁。]



教室に残っているのは、俺と・・遥希だけ。
最終調節は一人で出来ると皆には帰ってもらったんだけど・・。
遥希だけが、どうしてもきいてくれなかった。


「つっかれたー・・!」


「ん・・お疲れ・・。」


⏰:10/03/03 19:26 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#178 [郁。]



「ごめ・・寝てた・・?」


机にうつぶせた遥希が、眠そうに顔をあげる。


「・・んー、ちゅーしてくれたら起きる。」


寝起きなのに、ワガママなのは変わんないなぁ・・。


⏰:10/03/03 19:27 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#179 [郁。]



「・・ばか。」


―・・チュ。


軽く触れる程度のキスを落としてやる。
それだけ?と少し不機嫌そうに、しぶしぶ起き上がる遥希。


⏰:10/03/03 19:27 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#180 [郁。]



駅までは二人きり。
人気もなくて、真っ暗。
外灯に虫が集まっている。
暗い夜道を二人で、手を繋いで歩く。
遥希は寝起きで、俺は疲れてて手だけが繋がれて無言のまま。
けど、気まずい沈黙なんかじゃなくて。
心地良い沈黙。空気で互いを感じてるような。


⏰:10/03/03 19:28 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#181 [郁。]



「ね、あゆむ。」


沈黙を遥希が破る。
短く返事をすると思わぬ一言。


「キスしたい。」


え!?


⏰:10/03/03 19:54 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#182 [郁。]



「え、や・・いきなりどうし・・っ///」


気がつくと壁に押しあてられ、目の前には遥希の真剣な顔。
心臓がはちきれそうになる。
ぎゅっと目を閉じると、優しく唇に温かいものが落ちてくる。


⏰:10/03/03 19:55 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#183 [郁。]



「ふ・・ぅ、はる・・んっ・・。」


息継ぎの際に名前を呼ぶと、遥希の舌が浸入してくる。
巧みに絡められる舌に追いつかない。
けど、自然を舌は絡まりあった。
久しぶりな二人きりの時間に場所なんてどうでもよかった。
ただ遥希の唇だけをひたすら求めた。


⏰:10/03/03 19:56 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#184 [郁。]


―当日



「や、できな‥はるき‥‥やだぁっ。」


「してあげる、こっちおいで。」


にじり寄る遥希。
後ずさりする俺。


⏰:10/03/03 22:55 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#185 [郁。]



「や、やだっつってんだろー!!!」


おはようございます。
朝からメイド服着せられちゃってます。


「ちょ、西野かわいい!!」


‥みなさんからも大好評なようで。


⏰:10/03/03 22:56 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#186 [郁。]



「あゆあゆ!俺、かわいい!」


旬が面白がって言う。


「ばかじゃない‥「きゃーっ!!!!」」


突然女子の歓喜。
うっ、うるさ‥。
目をやると執事姿の遥希。

え‥‥。


⏰:10/03/03 22:57 📱:F03B 🆔:6jmzSgRM


#187 [郁。]



うっ‥反則だ‥。
悔しいけど、かっこよすぎ‥。
思わず、見とれてしまう。


なんでこの人は、こんなに‥。


「ちょっと時間まで、このメイド借りるね。」


⏰:10/03/05 01:39 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#188 [郁。]



身体が持ち上がる。
え‥っ?
遥希に抱えられる。
そのまま遥希は教室を出て行く。




ど、どこいくんだよ‥っ。


⏰:10/03/05 01:40 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#189 [郁。]


―遥希side


「西野かわいー!」


それ、俺のなんだけど。
触るな。見るな。


「ちょっと時間まで、このメイド借りるね。」


⏰:10/03/05 01:40 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#190 [郁。]



誰にも見せたくない。
歩を連れてきたのは教材室。

机に座らせると真っ赤になって慌てる。
可愛い、俺の歩。


「はるき‥始まっちゃうよ‥‥?」


誰にも見せたくない。


⏰:10/03/05 01:41 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#191 [郁。]



楽しみにしてたから、監禁までしないけど。

歩の首に思い切り吸い付いて跡をつける。
だって俺のだから。


「んっ‥だ、だめ‥っ///」

それだけして離れてやると少し物足りなそうな顔してたけど。
あとで、ね。


⏰:10/03/05 01:42 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#192 [郁。]


―歩side


教材室に連れてかれて‥。
え、えっち‥するのかと思った‥。
って、欲求不満なのか俺は‥。
確かに一週間くらいキスしかしてないけど‥。


もっと遥希が欲しい。


⏰:10/03/05 01:45 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#193 [郁。]



それから唇を重ねた。


「歩、俺実は‥『みさかはるきーっ!!と、一緒にいる可愛いメイドさん!!即刻戻ってきやがれーっ!!!』」


全校に流れるアナウンス。
旬め‥っ。


「高山クスクス‥行こっか。」


「あっ、う‥うん‥!」

⏰:10/03/05 01:46 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#194 [郁。]


―遥希side


また、言えなかった。
言ったら歩はどんな顔するかな。
泣くのかな‥。


後になるほど、泣かせてしまうのかな。



伝えないと。


⏰:10/03/05 01:47 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#195 [郁。]


―歩side


―‥ザワザワ。


「お、おかえり‥なさい‥‥ま゛‥せっ。」


何やってるんだ俺!
メイド服着て、おかえりなさいませって‥。
おまけに、‥ねこみみって‥‥。


⏰:10/03/05 01:48 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#196 [郁。]


―数分前


遥希と急いで戻るものの、間に合わなかった‥。
旬がにこにこ、嬉しそうにしている。


「あゆ、おっそい!!遅れた罰として、ねこみみ付けてね!!」


⏰:10/03/05 01:49 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#197 [郁。]



「はぁっ!?」


メイド服にうさみみをつけた旬が言う。
まて!!なんで俺と旬だけなんだ!!


「みさかは、これ♪」


まさか、遥希もねこみ‥えっ?


⏰:10/03/05 01:49 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#198 [郁。]



湧き上がる歓声。


「やだ!御坂イケてる!」

「眼鏡も似合うじゃん!」


‥やっぱりだ。
遥希は、かっこいい‥。
みんな触らないで。
遥希は俺のなのに‥。


⏰:10/03/05 01:50 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#199 [郁。]



「えー?何、西野ってば御坂に嫉妬?」


女子たちにからかわれる。
否定するけど、それすら可愛いになる。
く、悔しい‥っ。
仕舞いには、遥希にまで馬鹿にされる。


⏰:10/03/05 01:51 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#200 [郁。]



「歩、似合ってるよ。可愛い‥クスクス。」


なんだよなんだよっ。
自分はかっこいいから、女子にチヤホヤされてさ‥!
俺なんか‥。俺、なんか‥。


「遥希のばかっ!」


⏰:10/03/05 01:52 📱:F03B 🆔:qQe4U8DM


#201 [郁。]


――――――‥‥


で、こうなってるワケ。


遥希は女子の客にチヤホヤされまくり。
いやな顔ひとつしないし、嫉妬するよ‥。

そんなことをぼーっと考えていると時間はあっという間に過ぎていった。


⏰:10/03/10 01:11 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#202 [郁。]



「ネコミミメイドくーん、眼鏡執事くーん休憩行ってらっしゃい!!」


ひとりの女子が伝えてくれる。
遥希と休憩一緒って‥!
嬉しい!遥希どこかなぁっ。


⏰:10/03/10 01:11 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#203 [郁。]



教室を見渡すが遥希はいない。
仕方なく、賑わう廊下へと頭を覗かせる。


茶色いセミロングの頭に執事の服。
‥遥希だ!


「遥希ー!」


⏰:10/03/10 01:12 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#204 [郁。]



名前を叫ぶものの周りの雑音にかき消され、声は届かない。
‥はぁ‥‥。
小走りで追いかけるものの、人混みをうまく避けられない。
これだから、小さいってやだ‥。


人混みに揉まれていると腕を引っ張られる。
は、遥希‥っ?
期待して顔を上げるが先に見えるのは遥希ではなかった。


「クス‥大丈夫?」


⏰:10/03/10 01:13 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#205 [郁。]



「‥佐倉さん‥!」


「あ、彼‥御坂くんだっけ。グラウンドのほう行ったよ。コスプレ大会にでもエントリーするんじゃない?」


‥コスプレ?


⏰:10/03/10 01:14 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#206 [郁。]



窓から見えるグラウンドに目をやると大きなステージが見えた。
準備中なのか、始まっているのかはわからないけど‥すごい人集かり。


「今年から生徒会が始めた出し物でさ、仮装して人気というか‥ウケのよさを競うんだ。景品も用意してあって、予想外に人集まっちゃったんだ。」


⏰:10/03/10 01:15 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#207 [郁。]



苦笑いしつつも佐倉さんが教えてくれる。
でも、遥希が仮装って‥。


「御坂くん執事だし、今のとこ3-5売上トップだからエントリーしたんじゃない?歩くんも、してみたらどうかなぁクス。」


⏰:10/03/10 01:16 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#208 [郁。]



どうりでクラスは大繁盛なわけか‥。


「でも俺、コスプレとかって‥。」


遥希には、それなりのルックスがあるけど俺どちらかと言えば女顔だし‥。


⏰:10/03/10 01:19 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#209 [郁。]



「メイドでいいじゃん。」


え?


「エントリーしといてあげるよ。あ、仮装は50分からだから遅れないでね。」


⏰:10/03/10 01:20 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#210 [郁。]



佐倉さん!?
時計に目をやると14時39分。
あと10分しかないじゃん‥!



あたふたしているうちに時間は過ぎて行く。
とりあえずグラウンドまで出てみることにした。


⏰:10/03/10 01:22 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#211 [郁。]



周りには、色んなコスプレをした人や制服のままの観客。

俺‥やっぱ無理‥!


佐倉さんを捜すが、この人混みじゃ見付からない。
もー‥。


「えっ!?」


⏰:10/03/10 02:42 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#212 [郁。]



いきなり、ぐっと腕を掴まれる。
先に目をやると愛しいひと。


「‥っ歩、何してんの‥。危ないよ。」


遥希なんで息きれ‥。


⏰:10/03/10 02:42 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#213 [郁。]



『さぁ!コスプレ大会始まりますよー!参加者はステージ脇に集まってくださいね!観客の皆さまは、声援拍手お願いします!』


さっきよりもざわつくグラウンド。
遥希の声も聞き取れない。


⏰:10/03/10 02:43 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#214 [郁。]



「あ‥む、‥‥っち。」


遥希に腕を引っ張られる。
少し歩いてついた先、ステージの脇。
まさかほんとに‥。
遥希が耳元で口を開く。


「一位とったら、好きな人と写真撮ってくれるんだって。」


⏰:10/03/10 02:44 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#215 [郁。]



え‥?


「‥思い出づくりしよ。」


「‥っは、はる『エントリーナンバー13、御坂くん。ステージまで。』」


⏰:10/03/10 02:45 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#216 [郁。]



ステージ横の司会者がマイクを通す。


「‥見てて。」


そう言い残してステージに上がる遥希。
なんだか、背中が遠い気がした。
一瞬で湧き上がる歓声が聞こえる。
ステージに堂々とたつ遥希は、別人みたいで。
あ‥今までが別人だったのかな。
そこまで考えて考えるのをやめた。


⏰:10/03/10 02:47 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#217 [郁。]



『ありがとうございましたー!続いてエントリーナンバー―‥‥。』


近付いてくるきみ。
あぁ‥俺、本当にこの人が好きだ。


「ただいま。」


その優しい笑顔を向けるのは、きっと俺だけ。


⏰:10/03/10 02:47 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#218 [郁。]



「おかえりなさいっ。」


『エントリーナンバー16、西野くんステージまでー。』


司会者に名前を呼ばれて我に戻る。


‥そうだった。


⏰:10/03/10 02:49 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#219 [郁。]



遥希も驚いてるみたいだった。
が、司会者のとこまで行って戻ってくる。
‥片手には、ウィッグ。
‥‥ま、まさか。


「これ被って、ねこみみな。」


⏰:10/03/10 02:50 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#220 [郁。]



‥!?
どこの変態だよっ!


仕方なく被ってステージに上がる。
遥希に負けないほどの歓声が湧き上がった。


どれも、かわいいだとかばっかりだったけど‥。


⏰:10/03/10 02:51 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#221 [郁。]



『えーと!どうしてエントリーされましたか!』


は!?
マイクを向けられる。
一瞬悩んだけど、遥希と同じでありたい。


「す、好きな‥ひとと‥‥写真、撮りたくて‥。」


⏰:10/03/10 02:52 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#222 [郁。]



多分、俺今真っ赤だ。
俯くと、更に沸き起こる歓声。
司会者が突っ込みをいれてたけど、頭には入らなかった。
そうして出番はあっという間に終わった。


ステージ脇に戻ると遥希がぎゅっと抱きしめる。


⏰:10/03/10 02:52 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#223 [郁。]



ちょっ!みんない‥


「大丈夫。みんな女だと思ってる。」


そういう問題じゃ‥って、えぇ!?
あたふたしてみるものの、全く無意味。
どうしようと考えていると、司会者の声が耳に入る。


⏰:10/03/10 02:53 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#224 [郁。]



『集計の結果、男子の部エントリーナンバー13、女子の部エントリーナンバー16が優勝ですっ!二人はステージまでどうぞ!』


ほら、と言わんばかりに遥希は満足気。
腕をひかれステージへと上がる。
聞き慣れた歓声。


⏰:10/03/10 02:54 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#225 [郁。]



『では!みなさん、覚えましたかー?この二人を捕まえてくださいね!制限時間は40分!二人は衣装変更禁止です!10分待ちますので逃げてくださいねー!フライングは禁止です。スタート!』


はっ!?い、意味わかんねぇよ!
遥希も理解出来てない様子。


⏰:10/03/10 02:54 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#226 [郁。]





でも、この場からはやく逃げなきゃいけないのは理解した‥。




⏰:10/03/10 02:55 📱:F03B 🆔:cK9aHKzo


#227 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-250
>>251-300
>>301-400

⏰:10/03/11 14:27 📱:N08A3 🆔:ogctrW9o


#228 [郁。]
------------------------


著名さま

安価ありがとうございます☆
バイト終わったら更新しますね!!(*´`*)

もうしばらく更新お待ちください♪


☆感想板

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/


------------------------

⏰:10/03/14 14:48 📱:F03B 🆔:wESpChXY


#229 [郁。]


――――‥


「‥はぁっはぁ‥‥。」


どれくらい走ったんだ‥。
闇雲に走って、息は切れるし‥遥希とははぐれるし‥。
携帯もないしどうしよ‥。


⏰:10/03/14 20:36 📱:F03B 🆔:wESpChXY


#230 [郁。]



人気のない廊下を歩く。
校長室、生徒会室、会議室が並ぶ棟。
人がいるはずない。


これで一息つけ‥


「‥っあ。」


⏰:10/03/14 20:36 📱:F03B 🆔:wESpChXY


#231 [郁。]


―遥希side


マジなんなんだよ‥。
あんなルールあったか?
受付のときには、なかったはず‥。
歩も連れてたはずが、はぐれちまうし。
‥心配だ。


⏰:10/03/14 20:37 📱:F03B 🆔:wESpChXY


#232 [郁。]



どこにいるんだよ‥。


「みさかくうううんっ!!!!」


え。


「みーつけたぁぁ!!///」


まさか。


⏰:10/03/14 20:38 📱:F03B 🆔:wESpChXY


#233 [郁。]



「っやべ。」


とにかく逃げることしか出来ないで歩を捜せるはずがなかった。


⏰:10/03/14 20:39 📱:F03B 🆔:wESpChXY


#234 [郁。]


―歩side


「‥っ、な‥なんで佐倉さんがここに‥。」


「なんでって、ここは生徒会室だよ?生徒会長の僕がいて何かおかしい?クス。」


‥っじゃなくて。
いきなり腕掴まれて‥腕縛られて‥なんだこれ‥。


⏰:10/03/14 20:40 📱:F03B 🆔:wESpChXY


#235 [郁。]



「歩くん、驚いた?」


「あ、あの‥ほどい「好きだよ。」」


え?


⏰:10/03/14 20:40 📱:F03B 🆔:wESpChXY


#236 [我輩は匿名である]
失礼します>>2-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450

⏰:10/03/21 05:30 📱:S001 🆔:OrP/EaOI


#237 [みさと]


あげます

⏰:10/03/21 21:48 📱:N08A3 🆔:P4r8ymUo


#238 [郁。]
------------------------


著名さま

安価ありがとうございます!!(*´`*)


------------------------

⏰:10/03/23 10:19 📱:F03B 🆔:sgvFp3aY


#239 [郁。]
------------------------


みさとさま

あげありがとうございます!!

旅行に行ってた為、かなり放置してました、すみません。
今日からまた更新再開します!!


------------------------

⏰:10/03/23 10:21 📱:F03B 🆔:sgvFp3aY


#240 [郁。]



「ねぇ、御坂やめて‥僕にしてよ。」


この人何言ってるんだ‥。


「ね、歩くん‥。」


⏰:10/03/23 10:22 📱:F03B 🆔:sgvFp3aY


#241 [郁。]




―‥ちゅ。



え‥?



⏰:10/03/23 10:23 📱:F03B 🆔:sgvFp3aY


#242 [郁。]



「かわいい‥。」


「や、っめろ‥はなして‥っ。」


佐倉さんの手が俺に伸びる。
伸ばされた手は俺の太ももを撫で回す。


「っやだ!やめて‥っ!」


⏰:10/03/23 10:24 📱:F03B 🆔:sgvFp3aY


#243 [郁。]



遥希以外に、


「それ、そそる。」


触られたくない。


「‥や、めて。」


⏰:10/03/23 10:55 📱:F03B 🆔:sgvFp3aY


#244 [郁。]



ソファに腕を拘束された俺を見て怪しげな笑みを浮かべる佐倉さん。


―‥助けて。


「‥誰のこと、考えてるの?」


―‥やだ、怖い。


⏰:10/03/23 10:56 📱:F03B 🆔:sgvFp3aY


#245 [郁。]



自然と零れる涙。
布越しに佐倉さんが俺の中心を触る。


「う‥ぁ‥‥っめて‥。」


―‥気持ち悪い。


⏰:10/03/24 17:30 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#246 [郁。]



「何で?感じてるじゃん。」


「っさ‥くらさ‥‥あっ‥!?」


温かい感触を感じて足下に目をむける。
俺の自身を口に含む佐倉さん。

無意識のうちに反りあがってしまう俺の中心。


⏰:10/03/24 17:31 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#247 [郁。]



こんなの、嫌なのに‥。
どうして‥?


「クスクス‥もう、こんなになって‥。」


「っち、が‥あっ‥や、ン‥っ。」



―‥変、だ。



⏰:10/03/24 17:32 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#248 [郁。]



おかしいよ‥。
気持ち悪いのに‥気持ち悪いのに‥‥。
なんで、感じてるの‥?
いつもより熱い‥へん‥‥。
頭が熱でぼーっとする。


―‥‥もっと。



⏰:10/03/24 17:33 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#249 [郁。]



「うっ‥あン‥‥もっ、と‥‥はっあ‥ッ。」


俺、何言って‥。


「クス‥効いてるね。気持ちいい‥?」


蕾に佐倉さんの細い指がするりと入る。
いいとこを的確に突かれる。


⏰:10/03/24 17:34 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#250 [郁。]




―‥足りない。



「んぁっ‥も、っれ‥‥はッぁ、いれ‥て‥、はる‥‥きっ。」


「だめだよ。」


⏰:10/03/24 17:35 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#251 [郁。]


―遥希side


はぁはぁっ‥しつこすぎるだろ‥っ。
というか、ここ‥どこなんだよ。
学祭の割にすごい静か‥。



―‥て‥、はる‥‥きっ。



歩‥?


⏰:10/03/24 17:39 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#252 [郁。]



立ち止まった生徒会室前。
扉の向こうからは確かに歩と誰かの声。


「っあゆむ!?ここにいるのか!?」


―‥ガタガタッ。


‥開かない。


「御坂くん?」


扉の向こうからは聞き慣れない声。


⏰:10/03/24 17:40 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#253 [郁。]



「‥お前、誰だよ。歩はそこにいんだろ?」


「クスクス‥いるよ。」


次の瞬間俺は自分の耳を疑った。


『‥自分から足を開いて、大胆だね。君の恋人は。』


⏰:10/03/24 17:42 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#254 [郁。]





―‥は?




⏰:10/03/24 17:43 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#255 [郁。]



こいつ、今なんて。


「玩具挿れただけで、イッちゃったよ?クスクス。」



―ッガン。


⏰:10/03/25 20:48 📱:F03B 🆔:O/N9miLY


#256 [郁。]



「っおまえ‥あけろっ‥!!」


力の限りドアを殴るが、びくともしない。
くそっ‥どうすりゃ‥っ。


「はは、必死だね。開けてあげる、鍵をドアの下から渡すから一分したら入っていいよ。それより前に入ったら、歩くんひどい目にあうよ。クスクス‥。」


⏰:10/03/25 20:49 📱:F03B 🆔:O/N9miLY


#257 [郁。]



ドアの微かな隙間から光るものが見えた。
恐らく、部屋の鍵だろう。
それと同時に声は聞こえなくなった。
言われた通り一分待ってからドアを開いた。
何時間にも感じた一分だった。



開いたドアの先には、確かに歩がいた。


⏰:10/03/25 20:51 📱:F03B 🆔:O/N9miLY


#258 [郁。]





―‥自分で玩具を出し入れしている歩が。




⏰:10/03/25 20:51 📱:F03B 🆔:O/N9miLY


#259 [郁。]
------------------------


きります!!
誰か見てくれてますかね(´・ω・`)?



☆感想板

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/


------------------------

⏰:10/03/25 20:54 📱:F03B 🆔:O/N9miLY


#260 [蜜柑ボウヤ]
見てますよ〜(´Д`)

てか初めまして♪

実はこっそりと読んでました。[壁]ω・*)

頑張ってくださいね☆

⏰:10/03/25 21:21 📱:P905i 🆔:tPzWy.FM


#261 [郁。]
------------------------


蜜柑ボウヤさま

初めまして!!
ありがとうございます。(*´`*)

最後まで頑張るので、これからもよろしくお願いしますね!!


------------------------

⏰:10/03/26 14:27 📱:F03B 🆔:YF6//htw


#262 [郁。]



「んっあン‥きもちぃ‥‥ふっ‥ァ‥ッ。」


部屋に声の正体はいなくて、歩の喘ぎ声とグチュグチュと卑猥な音だけが響いていた。

目にうつるのは、泣きながら玩具を出し入れしている歩。


⏰:10/03/26 14:28 📱:F03B 🆔:YF6//htw


#263 [郁。]



「‥あ、ゆむ‥‥?」


「‥ンッ‥‥や、ヤ‥あんっ‥グスッ。」


俺に気付いたのか歩は更に涙を浮かべる。


⏰:10/03/26 14:30 📱:F03B 🆔:YF6//htw


#264 [郁。]



「‥‥グスッ‥見ない‥で‥‥っン。」



――‥歩。



⏰:10/03/26 14:33 📱:F03B 🆔:YF6//htw


#265 [郁。]



泣きじゃくる歩に近付いて抱きしめると歩は震えていた。


「‥‥歩。」


「‥うッ‥‥はぁっは‥る‥‥き、抜いて‥‥グスッ。」


手を止めて俺にしがみつく歩。


⏰:10/03/27 01:53 📱:F03B 🆔:Ex/x1XiU


#266 [郁。]



片手で歩を支えながらソレを抜いてやる。
痛がらないよう、ゆっくり抜いてやるとそれに合わせて歩は色っぽい声をあげた。


「やぁ‥ッん‥‥。」


⏰:10/03/27 11:01 📱:F03B 🆔:Ex/x1XiU


#267 [郁。]



「歩、抜け「遥希の、が‥欲し‥‥ッ。」」


―――‥‥歩?


手を止めて見ていると俺のズボンを剥がし、自身とこすりあわせる。


「‥ん、もっと‥‥ハァッ‥。」


⏰:10/03/27 20:09 📱:F03B 🆔:Ex/x1XiU


#268 [郁。]



いつもの歩なら、こんなことしない。
なにかが、変だ。


「ン‥待って歩。何があった‥?」


「ハァ‥ハァ‥‥わかんな‥気持ちい、の‥もっと‥‥ッ。」


⏰:10/03/28 15:24 📱:F03B 🆔:lo4XN8Ug


#269 [郁。]



歩が俺に跨り俺の自身を自分の蕾にうめていく。


――‥ヌチャ。

「っんあ‥ッハァハァ‥‥まだ‥たりな‥っ。」


さすがにここまでされて、理性がもつはずがない。


⏰:10/03/28 15:35 📱:F03B 🆔:lo4XN8Ug


#270 [匿名]
読んでます
頑張って下さい

⏰:10/03/29 23:24 📱:F706i 🆔:ianZmw06


#271 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:10/03/30 04:28 📱:W64SA 🆔:WnkFGeGs


#272 [郁。]
------------------------


著名さま

ありがとうございます!!
亀更新すみません‥!
頑張りますね。(*´`*)


------------------------

⏰:10/03/31 15:43 📱:F03B 🆔:RzBcu1Hk


#273 [郁。]
------------------------


著名さま

安価ありがとうございます!!
(*´д`*)


------------------------

⏰:10/03/31 15:47 📱:F03B 🆔:RzBcu1Hk


#274 [郁。]



「‥っ歩‥‥ン。」


そのまま愛撫を重ねてやると歩はすぐに果てた。
何度も俺の上で。


――俺も何度か歩の中に吐き出した。


⏰:10/04/01 18:50 📱:F03B 🆔:ymLwrnl.


#275 [郁。]



「‥はる‥‥好、き‥‥。」


――‥スースー。


そのまま歩は疲れ果て夢に墜ちていった。


⏰:10/04/01 18:51 📱:F03B 🆔:ymLwrnl.


#276 [郁。]



べたべたになった歩の身体を拭いて、服を着せてやる。
そのまま膝枕をして寝かせた。


でも、どうして。
いつもなら、恥ずかしがってやだやだ言うのに。

⏰:10/04/04 20:02 📱:F03B 🆔:snOfHTsI


#277 [郁。]



―何か、された・・?


―誰に?何を?


「―‥‥ん‥」


目を覚ました歩が、すぐ気付いて俺を見上げる。


⏰:10/04/04 20:03 📱:F03B 🆔:snOfHTsI


#278 [郁。]



俺もそっと頭を撫でてやる。
こそばそうに笑みを零す姿に、愛しさが増した。
先程の考えが頭を過ぎる。


「歩、ここで誰に何されてた?」


「‥誰に何‥‥って?」


⏰:10/04/04 20:04 📱:F03B 🆔:snOfHTsI


#279 [郁。]





――‥忘れてる?




⏰:10/04/04 20:05 📱:F03B 🆔:snOfHTsI


#280 [みか]
すごい気になる
頑張って書いて下さい

⏰:10/04/05 03:15 📱:PC 🆔:vAKw80LI


#281 [郁。]
------------------------


みかさま

ありがとうございます‥!!
更新遅くってほんとすみません;;
気長に待ってくださると助かります
バイトまで時間があるので、少し更新します^^*


------------------------

⏰:10/04/08 16:22 📱:F03B 🆔:gkKNoSmk


#282 [郁。]



「‥‥?」


忘れてるなら、無理に思い出させる必要はないのか‥。


「‥や、わからないならいいんだ。」


――‥また、言えないのか俺は。


⏰:10/04/08 16:27 📱:F03B 🆔:gkKNoSmk


#283 [郁。]


―歩side


‥忘れるわけないよ。
でも、言えない。

ごめん。ごめんね、遥希‥。


あの人の手でイカされて、投げられたら玩具を自分でいれたなんて‥。


――‥‥ごめんなさい。


⏰:10/04/08 16:32 📱:F03B 🆔:gkKNoSmk


#284 [美友]
歩と遥希が別れちゃいそうな気がする・・・

⏰:10/04/08 21:01 📱:SH905i 🆔:e1Gcsm2U


#285 [我輩は匿名である]
皆さん、感想板ありますよ?
感想などは今度からそっちに書いた方がいいと思います。
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/←感想板

⏰:10/04/08 21:35 📱:W62S 🆔:FhiT.x0g


#286 [郁。]
------------------------


美友さま

どうなりますかねっ!
これからのお楽しみです( ´∀`)(笑)

少し更新しますね^^
よければ、これからも読んでやってくださいね///


------------------------

⏰:10/04/09 00:18 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#287 [郁。]
------------------------


著名さま

ありがとうございます!!
途中にレス入ると、読みづらい方もいると思うので助かります^^*


どちらにもきちんとお返事はしますが、時間のある方は感想板まで飛んでいただけると嬉しいです!!
あげや時間のない方など、こちらに感想いただいても嬉しいので悪い風にとらえないでいただけると嬉しいです^^//
一人でも多く、楽しんでいただけるようにお願いいたします☆


------------------------

⏰:10/04/09 00:22 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#288 [郁。]




―‥好きなのは遥希だけなのに。



悔しい。どうしようもないくらいに。
でも、それ以上に自分が憎くて‥。
子供な俺にはあまりにも冷たすぎる現実だった。


⏰:10/04/09 00:24 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#289 [郁。]



重い気まずい沈黙を遥希が破る。


「あ、歩。あのさ‥そろそろ時間だし、一緒にグラウンド行こ‥っか?」


そうだった‥。逃げてる途中だったんだ‥。
軽く頷いて、遥希に支えられながら生徒会室をあとにした。


⏰:10/04/09 00:25 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#290 [郁。]

一目につかない場所を通ってグラウンドに出てみる。
賑わったままのグラウンド、制限時間までまだあったみたいだが誰にも気付かれていないようだった。
二人でほっと一息ついて残り5秒。
グラウンドに司会者の声がマイク越しに響く。


『5!4!3!2!・・』


⏰:10/04/09 20:18 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#291 [郁。]



「つっかまえーたー!」


後ろからぎゅっと誰かに抱き締められる。
はい!?


「じゃー、俺も御坂くん捕まえた。」


⏰:10/04/09 20:18 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#292 [郁。]



えええっ!後ろを振り向くと、俺に抱きつく旬。
遥希のほうに目をやると、知らない他校の男の子。


だっ、誰・・!?


⏰:10/04/09 20:19 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#293 [郁。]



「あ、Re:のベースやってん。水高の草間昶(くさま あきら)。よろしゅーに。」


Re:って確か旬のバンドの‥。


⏰:10/04/09 20:20 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#294 [郁。]


―――――――
――――・・・


こうして写真撮影は旬と俺、遥希と昶くんで行われた。
遥希はすっごく残念がってたけど(笑)

佐倉さんの気持ちに返事すら出来ずに、まだ何も解決していないまま、文化祭は過ぎていった。


⏰:10/04/10 02:21 📱:F03B 🆔:zeov2iyE


#295 [郁。]
------------------------


>>6-168
一話「繋いだ温もり。」

>>169-294
二話「隠れた感情。」


二話完結です。
思ったより時間がかかってしまいました‥<(_ _)>
最後まで見ていただいた方ありがとうございました♪
誤字・脱字すみませんでした;;
感想・アドバイスよければお願いします!!

☆感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/


------------------------

⏰:10/04/10 02:25 📱:F03B 🆔:zeov2iyE


#296 [郁。]


三話「君距離。」



ごたごたした文化祭もなんとか過ぎていき‥。


待ってもいない受験シーズンがやって参りました‥‥。


「‥‥わっかんねぇ!!!」


⏰:10/04/11 22:45 📱:F03B 🆔:DJ.inBrk


#297 [郁。]



「だから、ここのxに3を掛けて‥。」


遥希と猛勉強中です。
と言っても、俺が教えてもらってる一方なんだけど‥。
あ。言い忘れてましたが、俺西野歩は大学を目指すことにしました‥。
今の時期就職は難しいし、特にしたいこともなかったから進学。


⏰:10/04/11 22:47 📱:F03B 🆔:DJ.inBrk


#298 [郁。]





‥なんだけど。




⏰:10/04/11 22:56 📱:F03B 🆔:DJ.inBrk


#299 [郁。]



勉強がさっぱりです‥。
遥希の教え方はわかりやすいけど、頭に叩きこむ俺がだめだめで‥;;;


「そんなんだからDランクなんだよ‥。」


⏰:10/04/12 00:48 📱:F03B 🆔:wVwC.KAg


#300 [我輩は匿名である]


⏰:10/04/12 00:49 📱:SH904i 🆔:Xejm4eIA


#301 [郁。]
------------------------


著名さま

キリ番号おめありです!


------------------------

⏰:10/04/12 20:25 📱:F03B 🆔:wVwC.KAg


#302 [郁。]



「‥っでも‥‥遥希と同じ大学行きたいし‥。」


何でもっと勉強しなかったんだろう‥俺。


「‥そんなに俺といたい?」


隣に座ってた遥希が身体ごと、こちらに向け覗き込む。


⏰:10/04/12 20:26 📱:F03B 🆔:wVwC.KAg


#303 [郁。]



「っ‥////そ、そりゃ‥‥一緒にい‥‥っん‥。」


いきなり唇を塞がれる。
触れるだけの軽いキス。
雰囲気に、どきどきする。
期待どうりにはならずに遥希はそれだけして離れてしまう。
‥文化祭が終わってから、ずっとこんなだ‥。


⏰:10/04/13 16:28 📱:F03B 🆔:4z6Nxew.


#304 [郁。]



「遥希‥好きだよ‥‥。」


ちょ、俺何言っ‥


「知ってる。」


目はノートに向いたままで頭をぐしゃっとされる。
‥‥あ、れ‥?
遥希何か別のことでも考えてるのかな。
いや、でも考え過ぎかなぁ‥。


⏰:10/04/13 16:29 📱:F03B 🆔:4z6Nxew.


#305 [郁。]


よしっ、三秒以内に遥希がこっち向いたら何もない!!そうしよう‥!!

‥1

‥2


「あのなぁ、さっきから‥‥見過ぎ。」


ひとつ溜め息を落として振り返る遥希。

⏰:10/04/15 21:59 📱:F03B 🆔:Wgrk99mU


#306 [郁。]


‥俺の勝ちっ。(笑)
心の中でぐっとガッツポーズを決める。


「何?勉強、しないの?」


「‥えっ、あ‥‥その‥。」


しまった‥遥希は真面目にしてるのに‥。
俯いていると頭をぽんとされる。

⏰:10/04/15 22:00 📱:F03B 🆔:Wgrk99mU


#307 [郁。]


「はは、まぁ今日はだいぶ集中してたし、これ三問出来たら終わり。な?」


遥希の言葉に目を光らせすぐにとりかかる。



――――‥‥20分後



「‥まだ?」


⏰:10/04/15 22:01 📱:F03B 🆔:Wgrk99mU


#308 [郁。]


痺れを切らしたのか遥希が声を掛けてくる。


「も、もうちょっと‥だから‥っ!」


ん、と短く返事をして携帯をいじり出す遥希。
怒ってない様子に安心して続ける。

⏰:10/04/15 22:02 📱:F03B 🆔:Wgrk99mU


#309 [我輩は匿名である]
>>1-250
>>250-500

⏰:10/04/17 16:53 📱:P03A 🆔:0v.9NjvY


#310 [華]
頑張って下さい

⏰:10/04/20 10:16 📱:P03A 🆔:zEXG6QNE


#311 [郁。]
------------------------

著名さま

安価ありです!!

------------------------

⏰:10/04/21 08:28 📱:F03B 🆔:PlYs5toQ


#312 [郁。]
------------------------

華さま

頑張ります‥!!
これからも応援してやってください('∇')

------------------------

⏰:10/04/21 08:29 📱:F03B 🆔:PlYs5toQ


#313 [郁。]


――――――――‥
―――――‥‥

「出来た‥っ!」


満面の笑みで遥希に答案用紙を渡す。

遥希はそれをじっとながめる。
わくわくしながら見つめていると、暫くたって遥希が口を開く。


「‥一問も合ってない。」

⏰:10/04/21 08:31 📱:F03B 🆔:PlYs5toQ


#314 [郁。]


「えぇっ!?」


声を上げたとほぼ同時に遥希の顔がぐっと近付く。


「歩には、こっちのお勉強がお似合い。」


「ンンッ‥」


⏰:10/04/21 08:32 📱:F03B 🆔:PlYs5toQ


#315 [郁。]



頭を後ろで支えられ、唇を重ねられる。


「まっ、待って遥希‥べんき‥ん///」


首筋を舐められ、情けなく声をあげる。


⏰:10/04/21 08:33 📱:F03B 🆔:PlYs5toQ


#316 [我輩は匿名である]
ほーち

⏰:10/07/27 22:13 📱:SH905i 🆔:Ns2UaA1Q


#317 [我輩は猫である]
いちいちあげんな
放置はほっとけ

⏰:10/07/28 04:54 📱:G9 🆔:jQE.wsAw


#318 [郁。]
>>316
>>317
吾が輩さま

長期間の放置申し訳ありません‥;;;
本日より少しずつ更新していきたいと思います(>_<)

⏰:10/09/17 16:57 📱:F03B 🆔:L/ME5O96


#319 [郁。]
>>315


「‥歩、気持ちいい?」


髪を軽く撫でて遥希が笑う。


「き‥っ聞かな‥‥ン‥あっ///」

⏰:10/09/17 17:01 📱:F03B 🆔:L/ME5O96


#320 [郁。]
遥希の手は手際良く俺の服を剥いでいく。
胸の飾りに触れるか触れないかあたりを、遥希の手が滑る。


「‥は、るき‥‥べんきょ‥‥っお、んっ‥」


途切れ途切れに言葉を繋ぐ。


「してるじゃん?ここ、どうして気持ちいいかわかる?クス」

⏰:10/09/17 20:20 📱:F03B 🆔:L/ME5O96


#321 [郁。]
「わっ‥、かな‥‥///」


遥希が俺を見てにっこり笑うから、たまらなく恥ずかしくなる。
頭の先から足の先まで、熱い。


「俺だから、じゃないの?」


耳で遥希が囁く。

⏰:10/09/17 20:22 📱:F03B 🆔:L/ME5O96


#322 [郁。]
「な、ちっ‥ちが‥うもっ////」


赤くなりながらも否定する。
すると遥希はふーんと言って俺から離れる。


「え‥遥希?」


「俺じゃなくてもいいんだろ?勉強の続きしよっか」

⏰:10/09/17 20:33 📱:F03B 🆔:L/ME5O96


#323 [郁。]
目に涙をうっすら浮かべて遥希を見るも、その目はテキストに向かっている。


「はるき‥?//」


「ん?勉強‥‥、したいんだろ?」


意地悪に笑ってみせる遥希。

⏰:10/09/19 10:06 📱:F03B 🆔:JgYrRkqw


#324 [郁。]
「‥意地悪。」


でも、熱いままの沸き上がる感情を俺はどうにもできなかった。


「歩?どうかした?」


息づかいが荒くなるばかりの俺に、遥希が顔を近付けてくる。

⏰:10/09/19 10:11 📱:F03B 🆔:JgYrRkqw


#325 [郁。]
「‥し、しようよ‥‥っ///」


「ん?だから、してるだろ?」


そうじゃなくって‥!!
言葉に詰まると遥希は覗き込んだまま口元をにやつかせて意地悪をする。

⏰:10/09/20 19:24 📱:F03B 🆔:txhdOlpk


#326 [郁。]
唇が触れるか、触れないあたりにキスを落としていく。
首をそっと撫でられて、沸き上がるその感情は止まらない。


「‥お願い、どうやってするんだっけ?クス」


「‥い、いわないっ!」


こうなったら俺だって意地だ。
ぜっっっったいに言ってやるもんか!

⏰:10/09/20 19:27 📱:F03B 🆔:txhdOlpk


#327 [郁。]
「‥‥っべ、んきょ‥やっ///」


首筋を舐め上げられるたび、声がもれる。


「‥体は素直だけど?クス」


そう言って遥希は、ズボンの上から俺の自身を撫でる。


「‥平気だも‥‥ハァ‥」

⏰:10/09/21 23:13 📱:F03B 🆔:s5xM0e5c


#328 [郁。]
「一人で出来たら、シてあげるから。」


‥っまた意地悪‥///


「‥み、ないでね‥‥?」


返事も聞かずに、我慢の限界に達しそうだったから自身を取り出した。

⏰:10/09/21 23:17 📱:F03B 🆔:s5xM0e5c


#329 [郁。]
遥希の視線を気にすることなく自身を扱く。
一人でするのは久々で、少し変な感覚だった。


「‥んっ、ぅ‥‥はる、き‥///」


――――‥トサッ


「は、るき‥?‥ハァ‥ッ///」

⏰:10/09/22 19:05 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#330 [郁。]
「歩ずりい‥可愛すぎ‥‥。」


――――‥クチュ。


そっと遥希の舌が口内に侵入してくる。
息継ぎも忘れてお互いにキスに夢中になる。


――――‥頭が、くらくらする。

⏰:10/09/22 19:07 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#331 [郁。]
床に押し倒されてることなんてどうでもよかった。
はやく、はやく遥希がほしい‥。


遥希がいつもより優しく愛撫するから、初めてのエッチみたいで恥ずかしくてたまらなくなった。


「‥歩、好き。好き。」

⏰:10/09/22 19:10 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#332 [郁。]
耳元には熱い吐息と、とびきり甘い言葉。
胸にひたすら与えられる快楽に意識が飛びそうになる。


「んあっ‥///もっ、した‥くるし‥‥///」


「‥ん、どうしてほしい‥?」


遥希は俺の目を見て優しく微笑む。

⏰:10/09/22 19:13 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#333 [郁。]
「‥‥なめ、‥て‥ほし///」


「ほんと、舌でされるの好きだよな。クスクス」


自身は遥希の口にふくまれる。
先走って、滲んだそれを綺麗に舐めとると丁寧に壊れ物を扱うみたいに、そっと扱いてくれる。

⏰:10/09/22 19:17 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#334 [郁。]
「歩、気持ちいいところ‥教えて?」


先から、裏金まで舌で遊ばれる。
先端に舌が触れるたび、全身が震える。


「あっ、ん‥や、先‥‥もっと‥んっ///」


すると全体に行き渡っていた快楽が先端だけに集中する。

⏰:10/09/22 19:20 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#335 [郁。]
「あっ‥も、出るから‥はなし‥あっ、あっ、んっ///」


途中で先端を爪で引っかかれて遥希の口に放ってしまった。


―――‥ゴク。


喉の鳴る音がしたけど、自分の息を整えるのに精一杯だった。


「‥‥ハァッ‥ハッ‥」

⏰:10/09/22 19:23 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#336 [郁。]
息を整える間もなく、後ろに違和感を感じる。
遥希の長い指が俺の中に遠慮なく侵入してくる。


「っン‥///ぁ、んっ‥‥ッ///」


「ここ、気持ちいい?」


わかっているように俺の弱いソコだけをひたすら攻めてくる。
指が擦れるたびに電気が走ったみたいに快楽に溺れる。

⏰:10/09/24 02:20 📱:F03B 🆔:y6sww5GI


#337 [郁。]
「きもち、ぃ‥もっ‥‥ハァッ‥‥と‥ン///」


指がギリギリまで抜かれて戻ってを繰り返す。
達して萎えていた自身が再び反応しているのがわかる。
催促するように遥希の頭をぐしゃっとする。


「‥‥ん。」


短い返事のあとに指は引き抜かれた。

⏰:10/09/24 02:24 📱:F03B 🆔:y6sww5GI


#338 [郁。]
遥希の自身が俺の蕾にあてがわれると同時に一気に遥希がはいってきた。


―――‥ヌプ


「んっ///」


思わず力んでしまう。



「力、‥抜いて‥ッ」

⏰:10/09/26 11:19 📱:F03B 🆔:oC.qaqRg


#339 [郁。]
遥希が俺の自身を緩く扱くと自然と力が抜けた。


「ふ、あっ///ン‥‥ンンッ///」


突くリズムで扱かれると達しそうになって仕方ない。


「‥ッ‥‥やべ、歩ん中きもちいー‥‥イきそ‥。」


なんて言う遥希は本当にしんどそうで、滅多に見れない表情にどきっとした。

⏰:10/09/28 16:46 📱:F03B 🆔:sOEbvm2A


#340 [郁。]
「まっ‥もっ、とお‥‥っきもちよ、ッく‥んああっ」


「‥ッん、ごめ‥‥無理ッ‥」


腰の動きがはやくなったと思うと、遥希は自身を引き抜いて俺のお腹の上に欲を吐き出した。
抜かれた勢いで、自分も達していたことに気付く。
遥希はそのまま俺の上に身体を重ねて転がった。
二人の荒い息の音だけが響く。

⏰:10/10/05 01:18 📱:F03B 🆔:EhqWQV/2


#341 [郁。]
「歩、好き。好き、好き、好き。」


耳元に甘い言葉が何度も、何度も、確かめるように落とされる。


「や‥くすぐったいよ」


二人だけの甘ったるいチョコレートみたいな、誰にも邪魔されることのない時間。

⏰:10/10/12 15:48 📱:F03B 🆔:HB03Qvcs


#342 [郁。]
暫くして、心地良い沈黙が二人を包む。
先に沈黙を破ったのは俺。


「‥‥ねえ、遥希?俺、遥希と同じ大学行きたい。」


「‥え。」


「‥だめ、かな‥‥?」


「‥えっ、と‥だめじゃないけど、その‥。」


やけに言葉につまる遥希。

⏰:10/10/26 14:40 📱:F03B 🆔:f7AMOSF6


#343 [郁。]
心配になって遥希の腕から逃れ、遥希を見つめる。


「遥希‥?」


「‥歩、俺さ‥‥留学しようかなって‥思ってて‥‥。」


―――――――‥‥え?


留学なんてしたら、会えない。
なんで?いつから、そんなこと‥。
自然と目頭が熱くなる。

⏰:10/10/26 14:42 📱:F03B 🆔:f7AMOSF6


#344 [郁。]
「でも、まだ‥考えてるってだけの話だから‥泣くな。」


―――――――‥ぎゅう。


抱きしめられ安堵感に包まれる。
そうだよね、遥希が留学なんて、ね‥‥。
するわけないよね‥。


「‥‥うん。」

⏰:10/11/01 17:52 📱:F03B 🆔:efbD7OoM


#345 [郁。]
―――――――‥‥


「‥っだめ‥‥むりっ、むり‥‥できな‥あきらっ‥やだあっ!」


「‥‥旬、逃がすわけないだろ。」


「‥‥っはぁ‥あ、あきらの鬼畜!」

⏰:10/11/01 17:56 📱:F03B 🆔:efbD7OoM


#346 [郁。]
「〜‥っやだああああ!!!」


あれから遥希との勉強会はみるみる進み、なんとか赤点も免れそうなテスト前日です。
留学のことは、まだ詳しくは知らないままだけど‥‥。

まっまあ、そんなわけで旬と昶くんと遥希と俺でテスト勉強中です。
あ、昶くんの家でなんだけど。

⏰:10/11/07 19:26 📱:F03B 🆔:x1uSjGTc


#347 [郁。]
「旬っ!やらないと、赤点になっちゃうよ!?」

うるさい旬にちょっと怒ってやると、しぶしぶ机について遥希に教えてもらっていた。


「‥ったく、ちゃんとやってろよ?俺、飲み物買ってくるわ。」

そう言って立ち上がる昶くんに、すかさず俺もついていった。

⏰:10/11/07 19:29 📱:F03B 🆔:x1uSjGTc


#348 [郁。]
「あっ、昶くん。俺もいく。」

「いってらっしゃあい‥。」

やる気なさそうな旬を余所に俺たちは家を出た。


――――――――――‥‥


「ね〜御坂〜なんか、あゆたまに元気ない気がしない?」


「‥んー、まあ‥‥。」

⏰:10/11/07 19:32 📱:F03B 🆔:x1uSjGTc


#349 [郁。]
「なにぃーその返事はぁー!」


「や、まあ‥うん、あははは。」


「ま、あゆも心配だけど‥俺は赤点‥‥うあ゛〜‥。」


「だな。はい、さっさとやる!」

―――――――――――‥‥

⏰:10/11/08 17:44 📱:F03B 🆔:0ehjw8Nc


#350 [郁。]
―――――――――――‥‥‥

コンビニに並ぶ商品たちをゆっくり眺めながら、ぼーっと店内を歩く。
着いてきたはいいけど、昶くんと話すことないかも‥。あはは‥‥。


「西野〜。」


「‥えっ、あ、はい!」


唐突に呼ばれ思わずごもってしまう。
すると昶くんは声を出して笑った。そんなに面白いのかな‥。

⏰:10/11/14 00:21 📱:F03B 🆔:c563iGQk


#351 [郁。]
「西野って、恋人とか‥いんの?」

へ?こいびと?
はるきのこと、だよね‥?
あ、昶くんは知らないか‥。

「‥うん?いるけど、どうかした?」

カゴに適当にいれた商品を会計を済まし家路へとつく。

「あー、えっと‥。」

「‥‥なに?」

⏰:10/11/14 00:26 📱:F03B 🆔:c563iGQk


#352 [郁。]
「俺、好きなやつがいて‥‥その‥。」

好きな子?昶くんならルックスもいいし優しそうだし‥攻め込んじゃえばいいのに‥。
なんて思いながらも相槌をうつ。


「それで‥こんなこと西野に言うのもあれなんだけど‥‥。」
「もう!気になる!なに!?」

⏰:10/11/14 00:29 📱:F03B 🆔:c563iGQk


#353 [郁。]
「‥‥その、本人には言わないで欲しいんだけど‥。」

「本人?俺の知ってる子?」

‥あれ、でも俺そんなに女の子知らない‥‥。
誰の話なんだろ‥。

「‥ん、俺さ‥‥旬のこと、その‥そういう目で見ちゃうっていうか‥‥。」

「えっ!?」

あまりの展開のはやさに頭がついていかない。
いちから整理しようとしてみるが、どうもこんがらがって仕方ない。

⏰:10/11/14 00:32 📱:F03B 🆔:c563iGQk


#354 [郁。]
昶くんが旬を好き‥ってことは‥‥俺たちと同じってこと!?
精一杯自分なりに状況を整理する。


「‥西野?」

「あ、昶くん‥‥あの‥旬って‥‥えっと‥。」


やっぱりごもってしまう。
そんな俺をみて昶くんはとても辛そうな表情を浮かべる。

⏰:10/11/15 15:42 📱:F03B 🆔:y5DZo/Xo


#355 [郁。]
「‥はは、やっぱ気色悪いよなー‥‥男が男を好きなんて‥。」


心なしか足早になっていたようで、あっという間に昶くん家の前まで着いてしまう。


「そっ、そんなことない‥!そんなことないよ‥‥好きになるのは仕方ない‥ことだし‥‥。」


「‥‥ん、ありがと西野。俺、頑張ってみよっかな‥。」

⏰:10/11/15 15:46 📱:F03B 🆔:y5DZo/Xo


#356 [郁。]
「応援するよ、頑張ってね昶くん。」





――――――――――‥‥


照れくさそうに笑う昶くんはなんとなくだけど、ほんの少しだけ遥希を思わせた。

⏰:10/11/15 15:47 📱:F03B 🆔:y5DZo/Xo


#357 [郁。]
―――――――‥‥‥

テスト当日、覚束ない様子の旬を心配しつつも、お互い赤点はぎりぎり免れたかなってくらいの出来だったみたい。


そんなわけで打ち上げってほどのことじゃないのに打ち上げにカラオケ。
最近、俺たち3人に加え昶くんが一緒に来ることが多くなった。
昶くんのこと、まだよくわからないけど‥。

⏰:10/11/16 11:58 📱:F03B 🆔:H.60rxfs


#358 [郁。]
カラオケなんて久々だなあなんて思いながら曲をさがす。
旬と昶くんはバンドを組んでるだけあってノリノリ。
‥遥希は‥‥こっちを見てる‥。

「な、なに‥?」

「‥んーん?」

にっこり笑うと、真横に密着して座りこむ。
へんなはるき、なんて思いながら選曲する作業に戻る。

「‥っあ‥‥///」

「‥しー。」

⏰:10/11/18 01:10 📱:F03B 🆔:65Wb8irw


#359 [郁。]
遥希の手がズボンの後ろからするりと進入してくる。
驚いて変な声をあげたせいで2人には気付かれてないか不安になるが2人は全く気付いていない。
遥希に小さい声で話しかける。

「‥なっ、なにして‥‥///」

「‥テストでお預けくらってたんだけど?」

なっ‥。だ、だからって‥‥。
遥希の手はみるみる進入してきて俺の蕾あたりを動き回る。

⏰:10/11/18 01:14 📱:F03B 🆔:65Wb8irw


#360 [郁。]
「‥‥んん‥ッ//」

気付かれないように俯いて必死に声を我慢する。

曲が終わったようで部屋が静かなBGMに包まれる。

「はーっ!すっきりする!ねっ、あきら!」

「だな、旬また上手くなってたクス」

「ほんとー!?ありがとー‥あゆ?」

2人の視線が降り注ぐ。

⏰:10/11/18 01:17 📱:F03B 🆔:65Wb8irw


#361 [郁。]
「顔色わるいよ‥大丈夫?カラオケ‥‥きらいだった、かな‥。」

旬の表情がみるみる暗くなっていく。
昶くんも次第に心配する。

「あっ、えっ、いやちがうの!えっと‥その、ごめ‥‥っ。」
遥希に触られて興奮してたなんて‥言えない‥‥。
体調悪いって言っても心配させちゃうし‥‥。

「歩、はらいてーって今言ってて。ちょい、便所連れてくわ。」

⏰:10/11/18 01:21 📱:F03B 🆔:65Wb8irw


#362 [郁。]
すかさず遥希が割って入る。

「あっ、うん!わかったー!あゆ、大丈夫‥?遥希に任せるね‥?」

「‥ん、うん。ごめん、ありがと。」


遥希に連れられ部屋を出る。


「っ‥はるき‥‥あのっ。」

「‥ごめん、悪乗りが過ぎた。」


優しく頭を撫でられる。

⏰:10/11/18 01:24 📱:F03B 🆔:65Wb8irw


#363 [郁。]
――――――――――――――

いったんぷっつんします!

見てくれてる人いますかね‥?

あうあうあ(´・ω・`)w


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/n_51


――――――――――――――

⏰:10/11/18 01:28 📱:F03B 🆔:65Wb8irw


#364 [郁。]
>>362


「‥‥っ。」


「落ち着いたら、戻ろうな。」


微笑む遥希の制服の裾を掴んで、言葉を繋いでいく。
好きは、止まらない。
感情と欲望が溢れ出ていく。


「っ‥や、めない‥‥で‥。」

⏰:10/11/20 22:21 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#365 [郁。]
―旬side

―――――――――――
――――――――――――‥


「ねーあきらあー」


「んー?」


部屋に取り残された俺たちは暇で仕方なかった。
もう2人が部屋を出て20分が過ぎようとしていた。


「あゆと遥希遅いね!」


「ん、様子見に行く?」

⏰:10/11/20 22:24 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#366 [郁。]
頷いて、トイレへと足を運ぶ。
部屋からそう離れていないのに、やけに遅すぎる。
なにかあったのかなあ‥なんて考えて歩いていると昶がいきなり立ち止まった。


―――――どんっ


「ったいなあ‥いきなり止まん‥‥昶?」


トイレの一部を見つめて返事をしない昶。
身長が昶より低いため、うまく前が見えない。

⏰:10/11/20 22:28 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#367 [郁。]
―――――ガタンッ
――「うっ‥ぁ、ン‥ッ」


不自然な音に耳を傾ける。


――「‥はっ、るき‥‥あッ‥」


え‥はるき‥‥?


「ねえ昶見せ‥んっ」


口を昶に塞がれ腕を引っ張られる。

⏰:10/11/20 22:32 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#368 [郁。]
昶が俺をぐんと引っ張って俺は昶に背中から抱き締められるような体制になった。
そこからは“音の原因“がよく見えた。

あゆが遥希に大きく足を開いていた。
俺は知っているから、さほど驚きはしなかったがその行為に釘付けになった。


遥希の手があゆの身体をなぞる。
あゆの我慢したような甘い声がもれる。
涙目になりながら、遥希にキスを求めるあゆ。

⏰:10/11/20 22:36 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#369 [郁。]
―――――‥身体の奥があつい。


口は昶に塞がれたままで荒くなる呼吸のせいで、その手が邪魔で仕方ない。


苦しいと横目で訴えると昶はあっさり手をどけたが昶も2人に夢中らしい。
すぐに目線は2人にうつされた。

遥希が腰を打ち付けるたびに、あゆは目をきつく瞑った。

⏰:10/11/20 22:40 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#370 [郁。]
――――――‥これ以上は‥だめだ‥‥。

ふと昶に目をやると、昶も気付き視線をうつしてくる。


「‥あ、きら‥‥どうしよ‥どきどきする‥‥。」


「‥旬‥‥。」


昶は俺の手を掴んで早足にどこかへ向かう。

⏰:10/11/20 22:43 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#371 [郁。]
部屋に押し込まれ、ソファに押し倒される。
連れ込まれたのは自分たちの借りている部屋だった。

静かなBGMと昶と俺の吐息が響く。


「‥あきら、なに‥‥。」


「旬‥ごめん、嫌だったら言って。」


言い終わる前に昶の唇が俺の唇と重なる。
すぐさま舌が入ってきた。

⏰:10/11/20 23:09 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#372 [郁。]
「ンっ!?‥‥ふァ‥ッ」


――‥‥昶の舌が心地いい。


部屋には静かにクチュクチュと卑猥な音が響いた。
しばらくして昶の手が俺の制服を器用に剥いでいく。


「‥んン‥‥あッき‥ら///」


昶の唇が唇から耳に、耳から首筋にうつされていく。

⏰:10/11/21 13:19 📱:F03B 🆔:O0b3BYwU


#373 [郁。]
「‥ッあ‥‥ン‥」


‥‥なんで俺抵抗できないんだろう。
‥‥昶の手が唇が気持ちいい。

昶の手が飾りを擦ると電気が走ったような感覚に襲われる。
昶が飾りに吸いつくと、もっとって思ってしまう。
聞き覚えのある音に耳を疑う。


――――――‥ガチャガチャ

⏰:10/11/22 08:03 📱:F03B 🆔:Is.KHINM


#374 [郁。]
「あっ、あきら‥や、なにす‥‥ッ」


「‥ごめっ‥‥」


そのままズボンをずらされる。
布越しに俺をもみあげる昶。



―――――‥‥いやなら、


いやがれよ、俺―――――。

⏰:10/12/03 00:31 📱:F03B 🆔:E6Vf64/k


#375 [RIN]
>>1-250
>>250-500

⏰:11/01/30 09:05 📱:P03A 🆔:geo3zkto


#376 [我輩は匿名である]
この話好きです(^O^)
頑張ってください!!

⏰:11/02/08 17:27 📱:N04A 🆔:gz815/Z2


#377 [郁。]
体調崩して入院していました
長期間の放置ごめんなさい。
更新待っていただいてる方、申し訳ないです。
今日から少しずつ更新したいと思います。


>>375 RINさま
安価ありがとうございます

>>376 我が輩は著名であるさま
少しずつにはなりますが
更新していきます!!
お待たせしてすみません。

⏰:11/02/28 14:36 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#378 [郁。]
>>374


「‥っあ、‥‥きら‥お、れ‥‥ッ」

昶の手をぐっと抑えつけて、体勢を起こし俯いたままの昶をそっと覗き込んで、手を握る。

「‥ご、め‥‥俺‥なにし」

「昶、俺のこと‥好き?」

⏰:11/02/28 14:40 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#379 [郁。]
――――‥俺、なに聞いてんだろ。


「え、あ‥‥えっと‥。」


やっぱり‥ただエッチな気持ちになっちゃっただけだよね‥。
昶に、何を期待してたんだろう。


―――――‥ガチャ、キィ。

⏰:11/02/28 14:56 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#380 [郁。]
ドアが開く。また視線を向けると少し頬を赤らめたあゆと、いつも通りな遥希がこちらを見ていた。

「あっ、ごめんね‥長くなっちゃって‥‥た、ただいまっ」

行為のあとでまともにこちらも見れてないようで視線を下に向けながら自分の髪を触るあゆ。

「あれ、お前ら何そのかっこ‥」

きょとんとした感じで遥希が言う。

⏰:11/02/28 15:00 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#381 [郁。]
何かを察したかのように遥希はあゆの目を手でふせた。

「えっ、わっ何!気になるなにー!」

じたばたするあゆを抑えつけながら遥希は口元を緩めた。

「へーふーん。そっか。」

‥‥‥コイツ。

「変な勘違いしてんじゃねーよ!思ってるようなことはないから!」

⏰:11/02/28 15:04 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#382 [郁。]
申し訳無さそうな昶を横目に服装を正す。

「別に、いんじゃねぇのー?」

「だから、なんなのさ!!!」

我慢の限界なのかあゆが大声を出す。
三人してあんぐりする。

⏰:11/02/28 15:08 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#383 [郁。]
「だからっ‥まじでそういうんじゃねーって‥」

にやついたままの遥希に言ったつもりがあゆが過敏に反応する。

「はなしがよめなあーいっ!」

「お馬鹿な歩くんには遥希大先生がわかりやすく教えてあげよう。はい、目閉じて?」

「え?うん?」

⏰:11/02/28 15:11 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#384 [郁。]
そこで素直に目閉じるか‥?フツー。

「‥旬、俺、その‥‥」

黙りきりだった昶が顔を上げて言葉を切り出す。
真剣な眼差しに思わず息をのむ。

「ンッ‥や、はる‥‥何しっ‥」

―――――‥はい?

昶もわけがわからず二人に目をやる。

⏰:11/02/28 15:15 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#385 [郁。]
視界に入るのは、キスの真っ最中なあゆと遥希。

「やっ‥」

あゆの口から唾液が零れるのを確認すると遥希はあゆを手放した。
あゆはとろんとしたうつろな目で、こちらを見ている。
たぶん、俺と昶は顔が真っ赤なんだろう。
なんだか自分が羞恥にさらされた気分で言葉がでてこない。

⏰:11/03/01 16:56 📱:F03B 🆔:rTxAQO2I


#386 [郁。]
遥希がにっと笑う。

「まあ、二人はこういう関係ってこ‥」

『え!?』

思わずあゆと昶と声が揃う。

「あれ、ちげぇの?」

遥希はあゆをぎゅーっと抱き寄せて、こっちを見ている。
あゆもきょとんとこちらを見ている。

肝心な昶はというと‥

⏰:11/03/03 23:35 📱:F03B 🆔:nfwgGQ5Y


#387 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
>>551-600
>>601-650
>>651-700
>>701-750
>>751-800
>>801-850
>>851-900
>>901-950
>>951-1000

⏰:11/03/04 01:59 📱:SA001 🆔:eSJ67Vuw


#388 [郁。]
>>387 著名さま

安価ありがとうございます!

⏰:11/03/09 12:46 📱:F03B 🆔:LrKH8UPQ


#389 [郁。]
>>386

肝心な昶はと言うと、真っ赤な顔で視線を逸らしている。

―――‥‥え?

「っ、俺帰るわ‥」

途端に昶は立ち上がり荷物も持たずに部屋を飛び出た。

「え、ちょっ昶待っ!」

――‥俺も部屋を飛び出した。

⏰:11/03/09 12:51 📱:F03B 🆔:LrKH8UPQ


#390 [郁。]
―――――――――――

お久しぶりです、主です。
皆さん地震は大丈夫でしたでしょうか?
私は大丈夫です。

少しずつ生活に余裕がでてきたので息抜き程度に更新していきたいと思います。

お待たせしてる方申し訳ないです。

―――――――――――

⏰:11/04/12 17:34 📱:F03B 🆔:kTJC5Fbs


#391 [郁。]
>>389

カラオケボックスを飛び出すと、昶は背中を向けたまま肩で息を整えながら呟いた。

「‥‥‥悪いけど俺、旬のことそういう目でしか見れない」

「‥え‥‥‥っと」


静まり返った夜道には、街灯で虫の焼ける音だけが聞こえた。

⏰:11/04/13 14:36 📱:F03B 🆔:7DX2WB1s


#392 [郁。]
そっと横顔をこちらに向ける昶はとても悲しそうな瞳をしていた。

「旬、好きなやついるんだったよな‥前楽しそうに話してくれてた」

「振られたよ‥つい最近だけど‥‥」

昶の言葉を遮り俯いて答える。

⏰:11/04/13 14:38 📱:F03B 🆔:7DX2WB1s


#393 [郁。]
「‥そっか、ごめん」

「何で昶が謝んの‥?」


昶の足が俺に近付く、目の前までくると昶は俺を抱き寄せた。

「‥旬、好き‥‥俺と付き合お‥」

頭が真っ白になる。昶が俺と‥?
わかってはいたけど、実際現実を目前にするとどうも言葉がでてこない。

⏰:11/04/13 14:42 📱:F03B 🆔:7DX2WB1s


#394 [郁。]
昶は俺を抱き寄せたまま力をたまに強めるだけで何も言わない。

昶も、必死なんだ―――。


「‥俺、その‥っ」

「迷惑、だよな‥」



「昶、そのまま聞いて‥な」

⏰:11/04/13 14:46 📱:F03B 🆔:7DX2WB1s


#395 [郁。]
なんて言えばいいのか正直わからない。
でも、言わなきゃ、ならない。

「‥‥俺、今まで昶のことそういう目でみたことなかったから‥‥えっと‥」

「ん‥」

どの言葉がベストなのか、繋げて剥がして考える。
つい、指先が遊ぶ。

「‥今は‥‥返事だせない‥」

⏰:11/04/23 11:42 📱:F03B 🆔:rvw6UxPQ


#396 [郁。]
「‥わかった」

俺を包む優しさがいなくなる。

「‥っ、でも‥!ちゃんと、向き合う‥からっ‥‥友達やめない‥でほしい‥」

「‥おう」


――――――――――‥‥

その日はどうやって帰ったのか、よく覚えていない。

⏰:11/04/23 11:44 📱:F03B 🆔:rvw6UxPQ


#397 [郁。]
でも、昶のことだけ考えていた。
逃げるわけにはいかない。
失いたくない。


俺は、昶が‥‥。
昶のことが。



――なんか、すっげーモヤモヤする。
‥‥昶のくせにムカつく。

⏰:11/05/01 18:25 📱:F03B 🆔:QcWtwYAM


#398 [郁。]
――――翌日 歩side

昨日どうなったんだろう。
旬は結局鞄すら取りに来なかった。

うーん‥‥。


頭をそっと遥希が撫でる。

「心配しすぎ、だいじょーぶだって」

――――――キーンコーン‥

「‥‥うん」

⏰:11/05/01 18:28 📱:F03B 🆔:QcWtwYAM


#399 [郁。]
始業のチャイムが鳴り響く。
ぎりぎりでぞろぞろとクラスメートが入ってくる。
‥もちろんその中に旬はいなかった。


メールも電話も昨日これでもかってくらいした。
返事はこないし‥。
嫌な予感ばかりが浮かんでくる。

‥‥‥旬、なにしてるの。

⏰:11/05/01 18:30 📱:F03B 🆔:QcWtwYAM


#400 [我輩は匿名である]
頑張って!!!!

⏰:11/05/22 20:33 📱:CA005 🆔:Rp3wOgAA


#401 [郁。]
>>400
著名さん

ありがとうございます(つд`)

⏰:11/05/25 13:07 📱:F03B 🆔:/SHv8ZfQ


#402 [郁。]
>>399

――一日中の終わりを告げるチャイムが響く。
結局旬からの連絡はない。

そっとしておけってことかな‥。

「歩、帰ろ?」

遥希の手が遠慮がちに伸ばされる。

「‥‥あ、うん。」

⏰:11/05/25 13:13 📱:F03B 🆔:/SHv8ZfQ


#403 [郁。]
「歩が焦ったところで何も変わんない。二人の問題、でしょ?」

夕焼けに照らされた空を眺めながら遥希が言い聞かせる。

「そうだね‥ありがと、遥希。」

「どういたしまして。」


――はやく、旬のこたえがでればいいな。

⏰:11/05/25 13:18 📱:F03B 🆔:/SHv8ZfQ


#404 [郁。]
――――旬side

‥俺、は今まで昶のことバンド仲間としてみてきた。
歩が好きだったから当然だけど‥。
でも、ならどうして俺はあの時昶を拒否しなかったんだろ‥。
自分でもわかんねーよ。
昶のこと‥好き、なのに。


あー、なんっかちげぇ‥。

⏰:11/05/26 01:38 📱:F03B 🆔:Eg2bcfVg


#405 [郁。]
―――――‥翌日


教室のドアを開けると真っ先に少し涙目なあゆが飛びついてきた。

「しゅーんー!」

「っわ、あゆ‥どうし‥」

「どうした、じゃないよ!何で連絡くれなかったの?」

あゆは、すぐに離れると口を尖らせて言う。

⏰:11/05/26 18:34 📱:F03B 🆔:Eg2bcfVg


#406 [郁。]
「んー‥一人になりたくて‥かな‥」

「許すの、今回だけだからねっ」

それだけ言うとあゆは遥希の待つ席に戻っていった。
昶のこと、聞かないんだな‥。
あゆなりの優しさ、か。

なんて考えてる間に始業のチャイムが忙しく騒ぎ出す。

⏰:11/05/26 18:37 📱:F03B 🆔:Eg2bcfVg


#407 [郁。]
二人に心配かけないようにも、普通に振る舞った。
昨日と違って、なんだか、一人になりたくなくて。

「なあ、あゆー今日CD買いにいきたいんだけど、着いてきてくれない?」

昼食の焼きそばパンを頬ばりながら視線をあゆと御坂に泳がせる。

「いいよ?ね、遥希いいでしょ?」

⏰:11/05/26 18:40 📱:F03B 🆔:Eg2bcfVg


#408 [郁。]
「どーぞ、俺もCD予約したかったし。」

少し退屈そうにこたえる遥希にあゆが突っかかる。

「楽しそうにしーなーさーいー!」

二人のやり取りをぼーっと眺めながら時間は過ぎていった。

⏰:11/05/26 18:43 📱:F03B 🆔:Eg2bcfVg


#409 [我輩は匿名である]
更新
待ってました!

⏰:11/05/29 14:20 📱:N08A3 🆔:nBL3TJWo


#410 [郁。]
>>409

著名さん
ありがとうございます
ちまちま更新でごめんなさい

⏰:11/05/31 06:18 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#411 [郁。]
>>408

歩き慣れた通学路。
‥昶はいない。
通い慣れたCDショップ。
‥‥昶はいない。
見慣れた好きなアーティストの棚。
‥‥‥昶は、


「しゅん‥」


え‥?

⏰:11/05/31 06:21 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#412 [郁。]
「えっわっちょ、えっ、あき‥ら‥っ」

手にとったCDがカシャンと音をたてて手から落ちる。

「大丈夫かよ‥クス」

傷にならなくてよかった、と拾ったCDを差し出して昶が笑う。


笑うから‥。

⏰:11/05/31 06:26 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#413 [郁。]
笑う、から‥胸のあたりがきゅーってなるんだ。
前まではこんなじゃなかったのに。
昶のペースに巻き込まれてるみたいで‥。

「‥むかつく」

「え?」

掴んだCDを棚に戻して急ぎ足で店を後にする。

⏰:11/05/31 06:32 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#414 [郁。]
「旬!なあ‥どうし‥」

腕を掴むと昶はぐいっと引っ張って振り向かせる。

‥‥ああ、最悪だ。
‥‥‥俺、いまどんな顔してんだろ。

‥‥わかんねーけど、でも、
やっぱり昶はやさしい、や。


全身がふわりと温かくなる。

⏰:11/05/31 06:34 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#415 [郁。]
「‥俺が‥‥悩ませてるんだよな‥」

「あきら、こっち見ないで、そのまま聞いて」

何かを覚悟したかのように腕に力が篭もる。

「‥ん」

昶の胸に顔を埋めて、
ゆっくりと言葉を吐き出す。

⏰:11/05/31 06:36 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#416 [郁。]
「‥‥昶のこと、ずっとそういう目でみたことなくて‥俺はずっとあゆが好き‥だったわけで、」

昶は黙ったまま何も言わない。

「昶に告白されてから‥おれ、変なんだ‥‥昶のこと思い出すと胸んとこが痛いくらい苦しいっていうか、息がとまりそうっていうか‥」

⏰:11/05/31 06:39 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#417 [郁。]
「数日‥連絡とらなかっただけなのに、すっげー‥さみしくて‥‥会いたいって、思った‥ら‥‥昶いるし‥」

ちゃんと伝わってる?

「‥いっつも、昶のペースに巻き込まれてて‥‥なんか、すげー‥むかついた」

昶はいまどんな顔できいてんだろ‥。

⏰:11/05/31 06:42 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#418 [郁。]
「‥っだから、えっと‥‥」

俺ちゃんと喋れてる?

「旬。好き、好き、好き。」


耳元で落とされる甘い言葉はただただ甘ったるくて、どうにかなってしまいそうなほど身体が熱くなって、

⏰:11/05/31 06:45 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#419 [郁。]
*




うまい言葉も、照れくさい言葉もいらない。
ただ唇を重ねることしかできなかった。
隣に居てほしいのは、ずっと。



*

⏰:11/05/31 06:47 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#420 [郁。]
>>296-419

第三話「君距離。」


感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/


昶くんと旬くんのおはなしでした(*´`*)
仕事の為、とってもとっても亀更新ですみません;;
よければ感想ください(´・ω・`)

⏰:11/05/31 12:34 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#421 [郁。]
第四話「君の愛し方。」





まずい。非常にまずい。




なにがって‥‥。

⏰:11/06/06 12:55 📱:F03B 🆔:z8o0ywHM


#422 [郁。]
待っていたような‥、
待っていなかったような‥。


志望校の判定と先日のテストが
手元にこんにちはしてるわけです‥。



み、見たくない‥っ!

⏰:11/06/07 13:01 📱:F03B 🆔:heFib58E


#423 [郁。]
どうだった?と遥希。


「あ、えっと‥まだ見てない‥」

「貸して」


俺の手からひょいと
取り上げてふーんと
にやにやしてくる。


「‥はるきくーん?」

⏰:11/06/12 06:33 📱:F03B 🆔:Z3kOXODk


#424 [郁。]
「だ‥」

遥希が言いかけたところで校庭に響くんじゃないかってほどの大声。

「ああああああっ!?」

ちょ、うるさっ!
犯人はお決まりの旬。

「あゆーっあゆーっ!どうしよー!!」

⏰:11/06/12 06:39 📱:F03B 🆔:Z3kOXODk


#425 [郁。]
どうしようって割に笑顔だ。

「英語満点とっちゃったよー!」


まんて‥!?
旬っていっつも俺より
順位低かったはずなんだけど‥

「歩、英語赤点ギリギリ。勉強不足だな。」


「赤点じゃなくてよかったー‥!」

⏰:11/06/12 06:47 📱:F03B 🆔:Z3kOXODk


#426 [郁。]
「え、でも旬なんで英語できるの?」

「確かに‥俺ですら満点なんてないぞ‥」


遥希と揃って旬をガン見する。
照れたように頭を掻きながら
旬はえへへと答える。

「だってー曲作るのに
英語言えないんじゃ
話にならないじゃん?
独学だけど頑張ってんのー!」

⏰:11/06/14 11:26 📱:F03B 🆔:EHfVBFAU


#427 [郁。]
「まあそんだけ本気ってこと。」

旬の目が一瞬だけど真面目になる。
瞬きのあとすぐに
へらっと笑ってみせたけど。

みんな進路とか、
やりたいこととか、
夢とか、しっかり自分が
あるっていいなあ‥。

⏰:11/06/14 11:35 📱:F03B 🆔:EHfVBFAU


#428 [我輩は匿名である]
あげっ( ´ ▽ ` )b

⏰:11/08/13 23:41 📱:iPhone 🆔:oF8I.O8k


#429 [郁。]
著名さま

あげありがとうございます(´;ω;`)
なかなか進まなくてすみません‥;;

⏰:11/09/13 12:46 📱:F03B 🆔:.m3jYxXA


#430 [我輩は匿名である]
待ってました!
またの更新楽しみにしております!

⏰:11/09/14 18:37 📱:N08A3 🆔:hflyohxE


#431 [郁。]
著名さん

長い間お待たせしてしまって;;
本当にすみません°・(ノД`)・°・
ありがとうございます!!

⏰:11/09/15 04:49 📱:F03B 🆔:pmuzT54Y


#432 [郁。]
>>427

―――――――‥‥俺もちゃんと見付けなきゃ。

俺だけの進路‥。
このまま遥希と同じ大学で進路すすめてもいいのかな‥。


――――――――――‥‥
―――――‥‥‥‥

⏰:11/09/15 04:51 📱:F03B 🆔:pmuzT54Y


#433 [郁。]
とは言うももの、
やりたいことなんて特別あるわけじゃないし‥。
一人だけ取り残された気分だった。

考えても俺だけが
答えを出せないでいた。


――――――――――‥
――――――‥‥‥


『ぼく、小夜子先生みたいになりたい!』

⏰:11/09/17 07:14 📱:F03B 🆔:vsOEQWOE


#434 [郁。]
――――‥‥

なんだこれ‥ゆ、め‥?


目の前に広がるのは卒園した幼稚園、確か4歳のときの俺と俺と旬が大好きだった深山小夜子先生‥。


『そっか!じゃあ、歩くんは先生より大きくならないとねっ』

そう言って無邪気な笑顔で頭わ撫でる小夜子先生。

⏰:11/09/18 07:24 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#435 [郁。]
『うん!ぼく、大きくなったら、ここでせんせいするんだ!』
『じゃあ、先生と約束しよっか、先生待ってるね。』


そう言って交わした指切り。
そういえば、卒園してから小夜子先生に会ってないな‥。
元気にしてるかな。

⏰:11/09/18 07:29 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#436 [郁。]
―――――――――‥‥‥
――――――――‥‥

「え、小夜子先生って‥東雲幼稚園の?」

「うん」

翌日俺は思い切って旬に小夜子先生に会いにいくのについてきてほしいと頼んでみた。

「いいけど、なんでまた?」

昼食のパンを頬張りながら首を傾げる俺の幼なじみ。

⏰:11/09/18 07:45 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#437 [郁。]
「あー、うん、まあ‥ちょっとね」

少し恥ずかしくて言い出せなかった。
男の保育士なんて笑われるかもしれないし。
本当にやりたいことなのか確かめてから話すつもりだった。

「ふーん。遥希も来んの?」

今まで話が読めていなかっただろう遥希はぽかんとしている。

⏰:11/09/18 07:48 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#438 [郁。]
「遥希も来たら?俺らが仲良くあーんなことや、こーんなことして育った幼稚園だよ?」

旬がにやつきながら俺の肩を抱き寄せる。

「ちょ、しゅ‥旬!」

遥希は今にも旬に飛びかかりそうだ。

「あゆ、したろ?幼稚園の掃除用具入れん中でさあ」

「ばっ///あ、あれは‥っ!」

⏰:11/09/18 12:30 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#439 [郁。]
「‥何したの?」

遥希くんは案の定お怒りの様子。
とりあえず旬から離れて遥希に説明しようとしたが旬が横からわってはいってくる。

「やー、エロ本見つけて二人でこっそり見ようとしてたんだよねー!」

言い訳探してたのに、何で旬ってこう‥。
恥じらいがないというか‥。

⏰:11/09/18 12:33 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#440 [郁。]
呆れて言葉も出ない俺を遥希が覗き込む。

「っわ‥な、なに‥?」

予想外で耳まで熱くなるのがわかる。

「‥ほんと?」

「え?」

「高山が言ってること。」

⏰:11/09/18 12:35 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#441 [郁。]
うっ‥わざわざ確認とりますか‥。

「ほんとだけど‥そ、それがなに‥?俺だって男なんだしその‥」

視線をずらしてごにょごにょ言ってると遥希に左頬を摘まれる。

「歩のえっち。」

⏰:11/09/18 17:31 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#442 [郁。]
――――――――――――――
続きはまた明日の朝になるかもしれません;;
よければ感想おまちしてますっ

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/


そもそもずっと放置で見てる人いるのかしら‥(*´`*)w

――――――――――――――

⏰:11/09/18 17:48 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#443 [郁。]
「行って良いならいくけど、いつ行くの?」

いつ‥できれば今日行きたいんだけどな‥。
時間もあんまりないし‥。

「今日でいーじゃんっ!」

持ってたイチゴミルクの紙パック高くあげて旬が言う。

「俺もはやいほうがいいから今日だと助かる。」

⏰:11/09/19 07:02 📱:F03B 🆔:lt6ytn.A


#444 [郁。]
―――――――――‥‥
―――――――‥‥‥

懐かしい道を記憶を頼りに進んでいく。
俺と旬の家を超えて土手を真っ直ぐおりたら東雲幼稚園。
駅とは逆方向だから最近となっては土手を通ることも多くはなくてとても懐かしかった。

「ガキの頃は土手がすごいでかく感じてたのに、こうして見るとそんなことないなー」

旬も懐かしそうにきょろきょろしながら俺の隣を行く。

⏰:11/09/19 07:13 📱:F03B 🆔:lt6ytn.A


#445 [郁。]
そのまましばらく歩くと懐かしい門が見えた。
忘れてるかと思ったけど、見れば思い出すというもので。
お昼はとうに過ぎているためか園内の庭などに人影はなかった。

「入らねえの?」

遥希に頭をぽんとされて我に返る。

「えっ、あ、うん!入るよ!」

⏰:11/09/20 07:14 📱:F03B 🆔:ZrRKmYz2


#446 [郁。]
「こんにちはー‥」

おずおずと足を進めると旬がこんちはー!と叫んで背中を押す。
園内からはーいという返事とともに懐かしい笑顔がひょっこり覗いた。
10年前と変わらずきれいな小夜子先生だ。

「えっ、あ、歩くんと旬くん‥?」

⏰:11/10/04 07:18 📱:F03B 🆔:F.ZKwo5c


#447 [郁。]
「そーだよ、小夜子先生老けてないからちょっとびっくりした!」

なんて笑いながら旬は返す。

「旬くんも上手ねぇ。でも急にどうしたの?10年ぶりよね」

優しい笑顔のまま園内の客間に案内された。
客間までの間、俺たちの育った懐かしい景色が少し小さくなって広がっていた。

⏰:11/10/04 07:22 📱:F03B 🆔:F.ZKwo5c


#448 [郁。]
「ここ、変わらないでしょう」

客間に案内され腰をおろして小夜子先生が窓の外を見つめながら言う。

「高槻先生、失礼します」

トントンとノックのあとに若そうな女性がお茶菓子を差し出してくれた。

「えっ、あ、すみません、お構いなく!」

⏰:11/10/05 07:23 📱:F03B 🆔:F0niBvn.


#449 [郁。]
小夜子先生はくすくすと笑いながら、歩くんも変わらないわねと笑顔を向けてくれる。

隣に座っていた旬がはっとしたように声を出す。

「あれ、たかつき‥?小夜子先生‥って‥」

そういえばと俺も目を丸くした。

「えぇ、婚約したのよ。中学に上がる子供だっているんだから!」

⏰:11/10/05 07:26 📱:F03B 🆔:F0niBvn.


#450 [郁。]
えへへ、と照れ笑いをしながらお茶を口に運ぶ。

『おめでとうございますっ!』

旬と口を揃えたあとに遥希も続けた。

「結婚なんて俺たちの歳じゃ実感わかないよな‥」

「そもそもあゆと遥希は「わーっわーっ!///」

⏰:11/10/05 07:29 📱:F03B 🆔:F0niBvn.


#451 [郁。]
だから旬ってなんでこう‥。
半ば呆れながら小夜子先生を上目気味に覗き込む。

「元気ねぇ‥。あ、そういえば今年で高校卒業じゃない?進路は決まった?」

くすくす笑ったと思ったら少し真剣な眼差しで首を傾げられた。

「あ、実はそのことで小夜子先生に話があって‥」

⏰:11/10/05 07:33 📱:F03B 🆔:F0niBvn.


#452 [郁。]
――――――――――――――

まったり更新ですみません;;
読んでる人いるのでしょうか(._.)


感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/


――――――――――――――

⏰:11/10/05 07:49 📱:F03B 🆔:F0niBvn.


#453 [郁。]
>>451

「話?」

気を使ってくれたのか遥希は旬を連れて席を外してくれた。

「‥はい、あの俺‥‥今自分がどう進むべきなのか‥考えてもわからなくて、‥」

小夜子先生も真剣な眼差しになる。

「‥希望は?なにかだしたの?」

⏰:11/10/06 07:13 📱:F03B 🆔:rao//AYE


#454 [郁。]
「‥K大に、」

言いかけたところで小夜子先生は目を丸くした。
それはそうだ。K大なんて指折りに入るくらいの名門校。
俺の成績じゃDランク。
正直受かる自信なんてなくて、落ちたときのことを考えてはこれでいいのかと悩んでしまう。
遥希は止めなかったけど、遥希の邪魔だってしてるかもしれない。

「じゃあ、K大でしたいことあるんじゃないの?」

⏰:11/10/06 07:16 📱:F03B 🆔:rao//AYE


#455 [郁。]
「いえ、‥そうじゃなくて‥」

言葉に詰まりながらも黙って頷いてくれる小夜子先生にすべて打ち明けることにした。

―――――――――――――
――――――――――‥‥

「‥歩くん、今はそれでいいって思っていてもね。K大に入学できたとして、やりたいことを追うその人の隣で歩くんはきちんと進んでいけるのかな。自分の将来だから最終的に結論を出すのは自分だけれども、誰もが自分の選んだ道が正しいと言うわけじゃないの。」

⏰:11/10/06 07:22 📱:F03B 🆔:rao//AYE


#456 [郁。]
「‥はい」

俯きながらも小夜子先生の言葉をつなぎ止めていく。

「‥私も本当は保育士になろうとは思ってなかったの。看護士になりたくてね、でも血がどうも苦手で‥恥ずかしい話なんだけれどね。両親にすすめられるがままに保育士の養成所に通って‥最初は嫌だなあって思ってたの。」

こんなにいい先生ですら、悩んだんだ。
悩んで選んだ道がここだった。

⏰:11/10/06 07:26 📱:F03B 🆔:rao//AYE


#457 [郁。]
何も言わない俺に構わず小夜子先生は言葉を繋いでいった。

「ああ、やりたいこともできない人生なんて‥って悲観的になったことも少なくはなくて。でも、この道に進んだからこそ歩くんや旬くんに出逢えて、今こうして婚約もしてるわけだから、私の進んだ道はこれでよかったんだと思うわ。やりたいことなんて、本当に小さなきっかけでいいの。私は子供が好きだった、だからこの道もみえたの。」

⏰:11/10/06 07:30 📱:F03B 🆔:rao//AYE


#458 [郁。]
「‥歩くんも、ちゃんと見つけられるといいわね。」

そう言って俯いたままの俺の頭を撫でた。
嬉しいのか、自分の考えが情けなくなったのかはわからないけど、俺の瞳からは涙が溢れた。
窓の外に目をやると愛しい人の姿がうつる。

――‥ああ、俺ちゃんとしなきゃ。
遥希が大事だから、だからこそ‥応援してあげなくちゃ。

⏰:11/10/06 07:35 📱:F03B 🆔:rao//AYE


#459 [郁。]
「小夜子先生、ありがと‥うございました。俺、わかった気がします。なんとなくだけど、」

そこまで言うと小夜子先生は人差し指でシーとしてみせた。

「続き、大事なことよね?私に言うことじゃないわ。ね?」

そう言って優しい微笑みが返ってくる。
また目頭がカーっと熱くなる。

――――――‥‥俺もいつか。

⏰:11/10/07 07:27 📱:F03B 🆔:8yzoEDFI


#460 [郁。]
そのあと泣き止むまで少し時間がかかって、辺りはすっかりオレンジ色に染まっていた。
園の庭に小夜子先生と顔を覗かせると二人の笑顔が“おかえり“と一緒にとんできた。

「――‥ただいま!」




小夜子先生に改めて礼を告げて東雲幼稚園をあとにした。

⏰:11/10/07 07:31 📱:F03B 🆔:8yzoEDFI


#461 [郁。]
「何はなしてたのー?」

土手の際を歩きながら旬がこちらに顔を向ける。

「んー‥大事なこと。」

「まさかっ小夜子先生に不倫相手立候補したとか‥っ!?」

アホか、と言い出しそうになったとこで遥希が俺の頭をくしゃっと掻いて呆れ気味に言う。

「アホか。」

⏰:11/10/10 07:19 📱:F03B 🆔:3znEg.pk


#462 [郁。]
少し頬が緩むのがわかる。
同じこと思ってた、それだけなのにすごく嬉しくなった。
旬はあ、と声をあげたあとに新譜がどうのと言って一人でそそくさと帰ってしまった。
相変わらず慌ただしいなあと言いながら遥希と笑いあう。

「――‥歩、泣いた?」

「えっ、えと‥」

なんで気付くかなあ‥。
赤くなった瞼を擦りながら小さく頷くと遥希は俺の頭をもう一度くしゃっと掻いた。

⏰:11/10/11 07:25 📱:F03B 🆔:ZRbDdNcA


#463 [郁。]
俺はどこまでこの人に溺れるんだろう。
どこまで溺れたら、この好きは溢れるのをやめるんだろう。
遥希の横顔を見上げながら、そう思った。

「――‥あのね、遥希‥。俺、‥‥K大受けるの、やめようかなって‥、」

遥希はなんて思ったんだろうか。
気まぐれな俺の行動に嫌気はさしていないだろうか。

⏰:11/10/11 07:29 📱:F03B 🆔:ZRbDdNcA


#464 [郁。]
遥希を横目で見やると短く、んと返事をした。

「‥‥‥。」

沈黙を先に破ったのは俺からだった。

「‥っ、あの‥‥俺‥ちがうと、思ったんだ‥」

「‥ちがう?」

どうしよう、また泣き出しそうになって言葉がうまく出てこない。

⏰:11/10/12 07:17 📱:F03B 🆔:O5yVZ9HQ


#465 [郁。]
「‥っだか、ら‥‥っ」

だめだ。感情抜きでは話せない‥。

「歩、家いってもいい?」

遥希の急な問い掛けに うん、と返すと遥希は俺の手を握って引っ張って家まで歩いてくれた。
零れる涙を片手で擦りながら俯いたまま遥希の足を追い掛けた。

⏰:11/10/13 07:16 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#466 [郁。]
気付けば土手を抜けて見慣れた地面。

「‥歩、着いたよ。」

ずず、と鼻水を啜ってから家の門をあけた。
俺の家はただの一軒家。
大きくもなく小さくもない。
門を開けると一段だけ段差があって横開きのドア。
ドアを開こうとしたとき内側から誰かがドアを開く。

「いってきまー‥って、うわ!歩か‥びっくりさせないでよ〜」

⏰:11/10/13 07:20 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#467 [郁。]
俺の姉ちゃん。西野 加奈美(ニシノ カナミ)。
茶色いセミロングが薄化粧に妙に映える。

「って、何あんた泣いてんの?」

どこかへ行くところだったんだろう、言いながら俺の後ろに目をやる。

「あ、遥希くん!歩なんかあったの‥?」

⏰:11/10/13 07:25 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#468 [郁。]
姉ちゃんなりに心配してくれてるんだろう。
俺たちは姉弟の割に仲はいいほう、だと思う。
遥希は一人っ子だから、初めて姉ちゃんをみたときに羨ましいと言っていた。

「あ、加奈美さんこんにちは。ちょっと色々あって‥お邪魔していいですか?」

さすが遥希、しっかりしてるなあ‥。

「どーぞどーぞ!私、出掛けるから歩のことお願いね‥。下に母さんいるから。」

⏰:11/10/13 07:29 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#469 [郁。]
「わかりました。お邪魔します。」

遥希が頭を下げると姉ちゃんは出掛けてしまった。
母さんはちょうど夕食を作っている時間。

「‥ただいま。」

リビングに聞こえないくらいの声で言ったつもりが、おかえりーと母さんの声が返ってきた。
遥希との付き合いも短くはなくて、俺の家では結構人気者だったりする。

⏰:11/10/13 07:35 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#470 [郁。]
遥希がお邪魔しますと声を掛けると母さんがリアルのドアを開けた。

「遥希くんじゃない!いらっしゃい!」

「あ、お邪魔します。」

遥希はまたぺこりと頭を下げると、夕飯を食べていけだの言っている母さんの相手を始めた。
こうなると母さんはしつこい。
痺れを切らして俺が遥希の腕を引っ張ると、すみませんじゃあ夕飯いただいていきますと切り上げてくれた。

⏰:11/10/13 07:39 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#471 [郁。]
母さんがリビングに帰ったのを確認すると遥希はまた俺の手を握った。
そのまま階段を上がっていく。
遥希の部屋ほどシンプルではないけど、何かに執着することがない俺の部屋は意外に片付いていたりする。


遥希はベッドに俺を座らせて、向き合うかたちで手を握ったまましゃがみこんだ。
何かあったときは遥希はいつもこうする。
顔がちゃんと見えるように。

⏰:11/10/13 07:41 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#472 [郁。]
ちら、と遥希に視線を合わせると心配したような、泣きそうな遥希と目が合う。
それがまた愛おしくって、止まった涙が溢れてくる。

すると、遥希は俺の隣に腰を掛けて背中を同じリズムでさすってくれた。

「‥っあの、ね‥‥」

泣き声で、ゆっくり言葉を繋げていく。
うまく繋がらないのは自分でもわかっていた。

⏰:11/10/13 07:44 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#473 [郁。]
>>470

訂正

×母さんはリアルの

○母さんはリビングの

です、すみません;;

⏰:11/10/13 07:46 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#474 [郁。]
「遥希のこ、とが‥っ大事だか‥‥ら、‥っ」

うん、とそれしか言わない遥希。
でも今はそれがちょうどよかった。

「‥ゆめ、諦めて‥ほしくなくて‥‥っ」

俺が同じ大学を受けると決めて、遥希は海外の学校を諦めていた。
英会話講師という遥希の夢に近付くには現地で学ぶのが一番いいこと、誰もがわかってた。

⏰:11/10/13 12:27 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#475 [郁。]
俺が離れたくないだけで、邪魔してしまっていること。
それを謝ってから、俺は俺の道をきちんと考えて進むことを時間をかけて遥希に伝えていく。

――…俺は遥希に留学してほしい、と頼んだ。

簡単に会えなくなるのはわかってた。
連絡すら、まともにとれなくなるであろうことも。
何年かかるのかも、わからない。
でも、遥希の夢を俺のせいで壊したくなかった。

⏰:11/10/13 12:30 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#476 [郁。]
すべてを伝え終わるのにどれだけの時間が掛かったのだろう。
話し終えると遥希は“ありがとう“それだけ言って俺を優しく抱き締めた。


ちゃんと伝わったのかな‥。
一日泣きすぎて疲れたのか安心したのか瞼がゆっくりと重くなっていった。

⏰:11/10/13 12:33 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#477 [郁。]
――――――――――‥‥
―――――――‥‥‥

目を覚ますとベッドに寝かされていた。
遥希の姿は見当たらないが、遥希の鞄はそのままだった。
時計に目をやると、あまり時間は経っていないようで午後7時を針がさしていた。

重い腰をあげて階段を降りるとリビングから賑やかな笑い声が聞こえてきた。

⏰:11/10/13 12:35 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#478 [郁。]
リビングのドアを開けると、母さん、姉ちゃん、遥希の視線が俺に集まる。
父さんは残業だろうか、姿は見当たらなかった。
母さんと姉ちゃんが遥希くんがいるのに寝るなんてー、と冗談混じりに笑っていた。
遥希にご飯をよそいながら母さんが俺に言った。

「ご飯食べるでしょ?それと、急にお天気崩れちゃってねー父さん今日は帰ってこれないみたい、遥希くんも危ないから泊まってもらいなさいね。」

⏰:11/10/13 12:38 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#479 [郁。]
短く返事を返して遥希の隣に腰掛ける。
夕飯の時間はいつもより賑やかだった。
食べ終えて母さんが片付けを始めた頃に思い切って声をかけた。

「‥母さん、話がある。」

食器を洗いながら声だけをこちらに向ける。

「なあに。」

遥希と姉ちゃんは俺の隣でお茶を片手に黙っていた。

⏰:11/10/13 12:42 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#480 [郁。]
「‥っ、俺‥‥保育士になろうと思う‥。」

母さんは就職を希望していた。
だから結構勇気を振り絞った。
しかし。

「‥だめよ。」

思わず遥希が口を出しそうになる。
それを横目で大丈夫と訴えてから、母さんにどうしてと聞き返す。

⏰:11/10/14 07:05 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#481 [郁。]
「‥じゃあ‥‥母さんのこと、ままって呼んで‥。」

は?思わず口から本音が零れた。

「だって‥!歩ってば、最近遥希くんばっかりで‥‥、たまには母さんも構ってよ‥。」

遥希が思わず噴き出した。
その隣で姉ちゃんが口を開いた。

⏰:11/10/14 07:07 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#482 [郁。]
「母さんずるいっ!じゃあ私も加奈美ちゃんって呼んでよ!」

「ふ、二人して何言って‥。」

馬鹿親子っぷりに溜め息がひとつ。
でも、まあ――‥‥

「‥っま‥ま、加奈美‥‥ちゃ、ん‥お願いします‥‥。」

‥俺今真っ赤なんだろうな。

⏰:11/10/14 07:11 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#483 [郁。]
リビングに笑いが溢れた。
それから少しして母さんは呟くように言った。

「好きにしたらいいの、もう親にどうこう言われる歳じゃないんだし。それで後悔するもしないも、歩次第なんだからね。」

「‥うん、‥あ、俺風呂入るわ‥っ!」

最近俺涙腺が弱いのか、どうも感情的になってしまう。
目頭が熱くなるのを堪えて、それが精一杯の一言だった。

⏰:11/10/14 07:16 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#484 [郁。]
溜め息を落として脱衣所で制服を脱ぎ散らかす。
上半身が裸体になったところで鏡の中の自分に目をやると、目が少し腫れていた。
うーと思いつつ瞼をぱちぱちさせると脱衣所のドアがゆっくりと開いた。

「‥歩。」

「えっ、わっちょ、はる‥っん!」

声を上げそうになって遥希に口を手で塞がれた。
遥希はあいた手で脱衣所のドアに鍵を掛けると俺を解放した。

⏰:11/10/14 07:20 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#485 [郁。]
小声でなにと尋ねると遥希は俺をきつく抱き締めて、耳元で一言。


「―――‥‥抱きたい。」


耳まで真っ赤になりながら、その誘いに頷くしかなかった。


――――――――――‥‥
―――――――‥‥‥‥

⏰:11/10/14 07:22 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#486 [郁。]
「ふ、‥‥っん///」

浴室には勢いよく水をはきだすシャワーの音と二人の吐息、それから俺の声がよく響いた。
それが妙に恥ずかしくて必死に声を抑える。

遥希は俺に深い口付けを与えながら胸の飾りをきつく摘んだり、擦ったり強弱をつけて刺激を与える。

⏰:11/10/14 07:29 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#487 [郁。]
――――――――――――――

おはようございます。
お仕事いってきますので一旦切ります。
土日に入るので少し更新が止まるかもしれないです。

■感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/

感想いただけると嬉しいです(*´・ω・`*)

――――――――――――――

⏰:11/10/14 07:40 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#488 [郁。]
>>486

耳に響く音と、ただ流れるお湯の温度に身体は火照るばかりで、冷めることを知らなかった。

「‥っ、も‥‥ンだめっ///」

遠のく意識に逆らおうとは思わなかった。
あと少し、あと少しで―――。
きゅっと目を瞑った瞬間、遥希はソレを根元からぎゅっと握り締めた。

⏰:11/10/17 07:26 📱:F03B 🆔:s48ELg1w


#489 [郁。]
はやく欲の塊を吐き出したくて俺の身体はがくがくと震える。

「っ‥!?な、なん‥」

遥希が俺に軽く口付けて言った。

「や、その‥このあと歩の家族‥風呂入るのに、ここでするのは‥後処理とか‥。」

理由は十分納得できるものだったけど、身体は納得してくれないらしい。

⏰:11/10/17 07:31 📱:F03B 🆔:s48ELg1w


#490 [郁。]
「‥っ、はるき‥‥」

困ったように眉をわざと下げた視線を送ると、遥希は額に軽く口づけてから一言呟いた。

「部屋いってもい?」

荒い息を整えることすら忘れて小さく頷いた。


――――――――――‥‥
―――――――――‥‥

⏰:11/11/20 00:25 📱:F03B 🆔:vM/x09yg


#491 [郁。]
髪を乾かす時間ですらもどかしくなって、まともに乾かさないまま部屋に戻る。

「歩、風邪ひくよ?」

ベッドに腰かけると遥希も向き合って腰をかけてからタオル越しに俺の頭をかき分ける。

――――――‥‥はやく。

自分から遥希の首に腕をまわして貪るように口づける。

⏰:11/11/22 07:18 📱:F03B 🆔:FeRBZy7s


#492 [郁。]
「っ、あゆ‥‥ん、」

熱くて、熱くて、はやく触れてほしくて。
遥希のシャツに手を入れて蛇のようになぞると、遥希は小さく吐息をもらした。
遥希もゆっくりと俺に手を伸ばす。

「‥‥っ待‥俺がす‥んんっ」

俺がする、言い切る前に遥希に押し倒され、深い口付けが与えられる。

⏰:11/11/28 07:27 📱:F03B 🆔:v.w.sjFo


#493 [郁。]
慣れた手付きで俺の弱いところを的確に触れてくる。

「っん‥待って‥‥、おれが‥」

遥希の手を押しのけて体勢を起こすと遥希もそれに合わせて身体を起こした。

「‥ん、歩‥できんの?」

意地悪く笑う彼をよそに、すぐさまベルトに手をかけるが緊張しているのか焦っているのか、うまく外せない。

⏰:11/11/29 07:20 📱:F03B 🆔:EkE4OxL2


#494 [郁。]
「‥できてないじゃん」

遥希は小さく笑うと自らズボンを脱ぎ捨てた。
下着越しに軽く触れると、欲望の媒体として、しっかり完成していた。
慣れない手付きで遥希自身を空気中にさらすと、待っていたかのように反りあがる。

「‥へんたい。」

それだけ言って遥希の足に顔を埋めた。

⏰:11/11/29 07:24 📱:F03B 🆔:EkE4OxL2


#495 [郁。]
軽く舌先で先端をつつくと遥希が熱い吐息を吐き出した。
そのまま先端を舌で刺激しながら、根元から扱きあげる。
室内にはぴちゃぴちゃと厭らしい水音が響いた。

「っあ、ゆ‥も、いいから‥」

限界が近いのか遥希は、目を閉じたまま俺の頬を優しく撫でる。
俺ちゃんと出来てるのかな‥。
遥希の言葉を聞き流して動きを更に速めていく。

⏰:11/11/29 07:30 📱:F03B 🆔:EkE4OxL2


#496 [郁。]
「っ、ほんとに‥い、‥から‥っ」

我慢しているような声を苦しそうに繋げる遥希。

「‥‥っんん、い‥よ‥」

遥希を口に含んだまま喋ると遥希はもう一度抑えるように声を絞ってから欲を俺の口内へと放った。

「っん、ぅ‥‥、」

⏰:11/11/30 07:23 📱:F03B 🆔:Gu/ZhGqg


#497 [郁。]
慣れない臭いと慣れない味が俺の中に染み渡る。
口の中でもごもごさせていると遥希がじっと見つめてくる。

「‥出して?」

ティッシュ片手に俺の口元に持ってくると空いた手で逃げられないように頭を押さえつけられる。
いやだ、と主張するように首を横に振ったあと喉を鳴らしてソレを飲み込んだ。

⏰:11/11/30 07:27 📱:F03B 🆔:Gu/ZhGqg


#498 [郁。]
「‥馬鹿。」

そう言ってから、遥希は強引に唇を奪う。
すぐに舌が侵入してきて驚きながらも舌の動きを必死に合わせる。

「っん、ん‥‥んぅ、」

口付けながら胸の飾りを小さく摘まれる。
突然の快楽に少し眉を寄せながらも遥希の肩に手を回す。

⏰:11/11/30 07:31 📱:F03B 🆔:Gu/ZhGqg


#499 [郁。]
そのまま遥希の手は俺の腹の上を蛇のように動き回る。

「んっ‥」

きつく目を閉じると首に暖かい感触とチクリとした感覚が走る。

「‥歩、きれい。」

首から耳まで舐めあげられ情けない声だけが零れる。

「やっ、ん‥んん、っあ」

⏰:11/12/05 07:21 📱:F03B 🆔:sWRgC7ws


#500 [郁。]
「耳、弱いもんね‥」

小さくクスリと笑うと耳から胸に唇は移された。
舌先で転がして、小さく吸われて、赤く腫れ上がっているのが見なくてもわかる。

「っあ‥‥、ん、や‥っ」

自分で口元に手をやり声を押し殺しながら足を捩らると、遥希は手の甲に口づけて俺の中心に手を伸ばす。

⏰:11/12/05 07:28 📱:F03B 🆔:sWRgC7ws


#501 [郁。]
「‥っ!ん、‥‥ん‥っ」

空気に触れて一気に反り返る。
恥ずかしいほどに腫れ上がっている俺の中心をゆるゆる扱きながら遥希は俺の顔中に口付けていく。

ペースを速めたり、遅くしたり、いちいち焦れったくて思わず口から手が離れる。

「はる、き‥ぃ‥‥っ、も、いきそ‥んっ」

⏰:12/01/13 07:23 📱:F03B 🆔:JD8WhhnU


#502 [郁。]
「まだ‥待って」

根元からきつく握り締められる反動で俺は喉から苦しい声をあげた。
遥希はあいた手で俺の蕾へと触れると躊躇いもなく指を突きいれる。

「っは、‥や、あ‥‥いかせっ‥て‥あ、」

軽く指で解すと遥希自身がはいってきた、と同時に俺自身も解放される。

⏰:12/01/13 07:28 📱:F03B 🆔:JD8WhhnU


#503 [郁。]
突然最奥を突かれて俺は欲の塊を吐き出した。

「っん、‥‥ああっ‥‥!」

その後も遥希と何度も肌を重ねた。


――――――――――‥‥
――――‥‥‥‥

「‥‥ん‥」

目が覚めると隣に遥希の温もりはなかった。
重たい腰をゆっくりあげるて時計に目をやる。

⏰:12/01/13 07:32 📱:F03B 🆔:JD8WhhnU


#504 [郁。]
時刻は9時42分。
学校はとうに始まっている時間。
痛む腰を気遣うことも忘れて制服と荷物片手に階段を駆け下りてくと、リビングのドアを開くと同時に叫んだ。

「母さんっ!なんで起こしてく‥れ‥?」

リビングには遥希と母さんだけの姿があった。

「おはよ、歩。今日休みになったんだよ。」

⏰:12/01/13 07:38 📱:F03B 🆔:JD8WhhnU


#505 [郁。]
そう言ってテレビを見るよう遥希に促される。
テレビの左上には台風警報が点滅しながら地域ごとに警告されていた。

「母さん、これから仕事いくから留守は二人でお願いね。父さんは、そのまま仕事だから夜まで帰らないし。」

上着を羽織る母さんに姉ちゃんは?と聞くと仕事言ったわよと返事がかえる。
母さんは慌ただしく家を出て行った。

⏰:12/01/13 07:42 📱:F03B 🆔:JD8WhhnU


#506 [郁。]
「‥歩、身体へーき?」

母さんを見送ったあとに遥希が背中から抱きしめると心配そうに俺の身体を腕を回した。

「うん‥大丈夫‥それより遥希、ご飯は?食べた?」

横目で遥希を見やりながら尋ねる。

「いや、まだ。歩が起きるの待ってたし。」

⏰:12/01/13 07:46 📱:F03B 🆔:JD8WhhnU


#507 [郁。]
「え、あ‥起こしてくれてよかったのに‥‥」

振り返って遥希の頬に手を添えて眉を下げると期待通りに遥希の唇が重ねられた。

「‥っん」

朝から濃厚な口付けを堪能してから遥希は休んでて、と俺を気遣って朝食の用意に取り掛かった。
調理器具がどこにあるかとか理解してる遥希を見て長い付き合いという実感に頬が緩む。

⏰:12/01/16 07:20 📱:F03B 🆔:Qcf.piOQ


#508 [郁。]
離れても俺たちは大丈夫だよね。
きっと忘れない。お互いに。
未来なんてわからないのに、なんとなくそんな気がした。
このまま平穏であればいいと必死に願ながら。

――――――――――‥‥
―――――――――‥

後日俺は専門学校への願書を提出し、遥希は2年間の留学を決めた。
俺たちはお互いの愛し方を再確認したあの夜から、どんな未来だろうと夢に向かって歩き出すことを決めた。

⏰:12/01/16 07:39 📱:F03B 🆔:Qcf.piOQ


#509 [郁。]
――――――――――――――

短いですが三話はここまでです!

>>421ー508
第三話「君の愛し方。」

見てくれてる方いらっしゃるのでしょうか‥(・ω・)
相変わらず亀更新で申し訳ないです(+_+)

よければ感想お待ちしています!
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/

――――――――――――――

⏰:12/01/16 07:43 📱:F03B 🆔:Qcf.piOQ


#510 [郁。]
――――――――――――――

第四話でした、ごめんなさい;;
>>421-508

第四話「君の愛し方。」

――――――――――――――

⏰:12/01/16 07:45 📱:F03B 🆔:Qcf.piOQ


#511 [郁。]
鮮やかな色 四季おりおりの景色求め二人で
イッツゴーイングゴーイングおん
車、電車、船もしくは飛行機 計画練る週末の日曜日

今年の春はどこいこうか?
今年の夏はどこいこうか?

⏰:12/01/17 03:39 📱:iPhone 🆔:UEP0n5iU


#512 [郁。]
―――――――――――――

↑(´・ω・`)?
わたしじゃないです‥。
機種違うので、わかると思いますが。

―――――――――――――

⏰:12/01/17 07:18 📱:F03B 🆔:nmmvgZc2


#513 [郁。]
第五話「コトノハ。」


こんにちは、あなたの心のよりどころ、旬くんです。
‥じゃなくって。

「旬、そこ音違う。」

最近すこし悩みがあります。

「‥え、あ‥‥。」

昶と俺は果たして付き合っているのでしょうか。

⏰:12/01/17 07:23 📱:F03B 🆔:nmmvgZc2


#514 [郁。]
「なに、ぼーっとして。」

今日も昶の部屋で新曲に励む毎日なんだけど、集中できない。
あの日から二週間が過ぎたけど昶は俺には一切触れてこない。
でも俺はたぶん昶のことが好き、なんだと‥思う‥‥。

「ごめん、‥今日はやめとく。」

⏰:12/01/17 07:27 📱:F03B 🆔:nmmvgZc2


#515 [郁。]
――――――――――‥‥

「はあ〜わっかんねぇ‥」

焼きそばパン片手に大きな溜め息をひとつ。
あゆがどうしたのかと顔をのぞき込んでくる。

「旬?」

あゆに抱きついてみても、ドキドキはしない‥。
昶だと同じ部屋にいるだけで、あんなに‥。

⏰:12/01/18 07:16 📱:F03B 🆔:KIphmV6g


#516 [郁。]
「俺ってさ‥昶と、その‥‥付き合ってんの‥かな、」

みるみる目を丸くするあゆ。

「け、喧嘩でもしたの‥?」

いや、そうじゃないんだけどなあと思いながら首を横に振る。
また溜め息を落としてあゆにもたれ掛かると頭に何かが乗せられた。

「なにしてんの」

⏰:12/01/18 07:21 📱:F03B 🆔:KIphmV6g


#517 [郁。]
いちごみるくの紙パックを俺に渡してから遥希がこたえる。
途端に、あゆは幸せそうに微笑んでおかえりと言う。

「‥ねぇ、初めて‥えっちしたときってさあ‥‥痛かった?」

あゆがお弁当のおかずを口に入れたタイミングと同時にきいたもんだから、あゆはむせかえった。
遥希がそっと背中をさすると、あゆは下を向いたまま頬を赤く染めた。

⏰:12/01/18 07:25 📱:F03B 🆔:KIphmV6g


#518 [郁。]
そんなあゆにぐいっと顔を近付けて返事を催促する。

「ねぇ、あゆ!」

真っ赤な顔をしたまま遥希と俺をあたふたしながら交互に見ながら覚悟を決めたように、あゆは小さく頷いた。

「‥そ、りゃ‥‥うん‥。」

「今は?」

すかさず遥希がにっこり笑ってあゆの顔を覗き込んだ。

⏰:12/01/19 07:13 📱:F03B 🆔:QvylMoPc


#519 [郁。]
「うっ、うるさい!‥でも、わからないなら直接昶くんに聞くしかないんじゃ‥。」

心配そうにあゆは俺の頭をそっと撫でた。

「んー‥‥二人は何で付き合うことになったの?」

「俺と遥希は‥えっとね、」

―――――――――――‥‥
―――――――――‥‥‥
―――――――‥‥‥

⏰:12/01/19 07:23 📱:F03B 🆔:QvylMoPc


#520 [郁。]
俺たちが出会ったのは入学式の日だった。
式典が終わって教室に改めて入り直したけど、同じ中学校の人はほとんどいなかった。
いても、大体が部活まわりで話したりしてて‥俺は運動部とか、ごめんだったから一人になっちゃって。
出席番号が特別近いわけでもないのに、見るに見かねたのか遥希が声を掛けてくれた。

「‥西野、くん?」

後ろから肩を叩かれ裏が選った声で返事すると遥希は笑った。

⏰:12/01/25 07:32 📱:F03B 🆔:0qoAAm3I


#521 [郁。]
よく見ると顔全体がよく整っていて、見惚れた自分がなんだか気恥ずかしくなった。

俺は気が小さいから、なかなか友達も出来なかったんだけど遥希は違った。
明るくて、気楽に話ができて、それでいて気取らないから女子からも当然人気があった。

そんなある日、俺がある女の子に呼び出されたんだ。

⏰:12/01/25 07:37 📱:F03B 🆔:0qoAAm3I


#522 [郁。]
「あ、ごめんね西野くん‥。」
その子の顔ははっきり覚えてない。
ただ、おとなしそうな雰囲気だった気がする。

「や、ううん‥。」

俺はどうしていいかわからず、彼女が照れくさそうにするもんだから、つられて顔を俯けた。

「あの‥っ、御坂くんって‥‥付き合ってる子とか、いるのかな‥‥?」

⏰:12/01/26 07:15 📱:F03B 🆔:WYYvmlLs


#523 [郁。]
またこれ、か‥。
俺は遥希といるのが当たり前になっていた。
だから、こうして本人に話し掛ける勇気のない子は俺を呼び出していた。

「いないと思うけど、気になるなら本人に直接聞いたら?」

俺はイライラしていたんだと思う。
普段のように気楽に返事ができなかった。

⏰:12/01/26 07:18 📱:F03B 🆔:WYYvmlLs


#524 [郁。]
俺はそれだけ言って彼女の傍を離れた。

何で俺に聞くかな。
俺だって知りたいよ。
俺はまわりから見れば遥希の執事とかガードマンみたいなもんなの?

「おかえりー、歩。さっきの子泣いてたよ。振っちゃったの?」

遥希はずっと勘違いしている。
たまに呼び出されるもんだから、告白されていると。

⏰:12/01/26 07:22 📱:F03B 🆔:WYYvmlLs


#525 [郁。]
俺が泣かせたの?
俺が悪いの?

――‥‥意味がわからない。

「‥‥歩?って、わ‥どうした‥?」

俺が顔をなかなかあげないから、遥希は俺の顔を覗き込んだ。
遥希の瞳には涙を流す俺が映っていた。

⏰:12/01/26 07:27 📱:F03B 🆔:WYYvmlLs


#526 [郁。]
生憎、放課後だったため教室には二人きりだった。

「‥遥希、付き合ってる子いるの?」

俯いたまま可愛くない態度をとる。
遥希は俺の頭を撫でながら驚いた顔をしている。

「いないけど‥なんで?」

「‥‥むかつく。選び放題じゃん!さっさと誰かと付き合っちゃえばいいのに‥っ!」

⏰:12/01/26 07:30 📱:F03B 🆔:WYYvmlLs


#527 [郁。]
――――――――――――――

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/


( ・ω・)質問、希望も受け付けてます!

――――――――――――――

⏰:12/01/26 07:44 📱:F03B 🆔:WYYvmlLs


#528 [郁。]
>>526

「‥‥歩?」

自分がなんて言ったかはっきりとは覚えていない。
感情のままに、ただ暴言を吐き続けた。
ひとしきり吐き出すと、遥希はとても悲しそうな瞳をしていた。
そして一言呟いて視線を逸らした。

「‥好きな子なら、いるんだけどね‥‥。」

⏰:12/01/27 07:14 📱:F03B 🆔:kYSqq6PE


#529 [郁。]
その一言に自分が何を言ってしまったのか理解して、後悔が押し寄せる。

「っ‥ごめ、俺‥‥。」

腕で表情を隠しながら遥希を見ると、また、こまったように笑ってみせた。

「実らないし、うん。でも、伝えたいかなあ‥。」

「‥あれ、」

⏰:12/01/28 01:51 📱:F03B 🆔:yKQa56pM


#530 [郁。]
「‥言えない人なの?」

今の流れは亡くなった人だから、悲しそうにしたんじゃ‥。
そうじゃないなら、どうして。

「言おうと思えば言えるけどね、崩したくない。大切だから。」

真剣な表情に戻って俺に向かって、はっきりと言い切る。
それがまた照れくさくなって視線を逸らした。

「そ、そっか‥。」

⏰:12/01/28 01:54 📱:F03B 🆔:yKQa56pM


#531 [郁。]
「歩、今から言うこと聞き流して。」

遥希は俺の手を握り締めて返事を待たないまま続ける。

「俺、好きだよ。歩のこと。」

眉を下げて笑う遥希がなんだか愛おしく思えた。
でもただ恥ずかしくなって、すぐに視線を逸らした。

「‥茶化すな。」

⏰:12/01/30 07:16 📱:F03B 🆔:o/FO65aA


#532 [郁。]
そう言う俺に遥希は微笑んで帰ろうと促した。
真面目に考えたら、すべてが壊れてしまう気がした。
でも、遥希の言葉は俺を逃がさないように頭の中でこだまし続けた。



それからしばらく、また何でもない日常が続いた。

⏰:12/01/30 07:23 📱:F03B 🆔:o/FO65aA


#533 [郁。]
俺たちはお互いの家を頻繁に行き来するようになっていて、その日は電車を降りてから急に雨が降りだした。
遥希の家のほうが駅からは近いから、遥希の家に上がることしにした。


なんともなかった、今日まで。なにも。

⏰:12/02/26 11:43 📱:PC/0 🆔:FVkD/HG2


#534 [郁。]
「ほら、歩。ちゃんとふいて。」

濡れたまま遥希はタオルを取ってくると俺の頭に乗せた。

「……ん。わ。パンツまでぐっしょり…。」

「あー、乾燥機あるけど、風呂入る?」

遥希は俺を見なかった。
そわそわして落ち着きがないのが俺からでもわかった。

⏰:12/02/26 11:45 📱:PC/0 🆔:FVkD/HG2


#535 [郁。]
俺なんかしたかな…。
あの日から遥希の態度が少し変わるだけでそう思うクセがついていた。

「やっぱ…帰ろっかな…。」

小さく呟くと遥希は悲しそうな瞳を俺に向ける。

「風邪ひいたらどうすんの。いいよ、誰も居ないし上がって。」

そんな瞳もすぐに笑顔の裏側に隠された。

⏰:12/02/26 11:46 📱:PC/0 🆔:FVkD/HG2


#536 [てつまー]
俺なんかしたかな…。 あの日から遥希の態度が少し変わるだけでそう 思うクセがついていた。

「…いや〜しかし…オチンチン痒いな…」

小さく呟くと遥希は悲しそうな瞳を俺に向ける。

「あうあうあ"ー」

そんな瞳もすぐに笑顔の裏側に隠された

⏰:12/02/29 22:59 📱:Android 🆔:PD57EcHM


#537 [てつまー]
遥希『おチンポミルクうめぇぇぇぇえ』

⏰:12/02/29 23:06 📱:Android 🆔:PD57EcHM


#538 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑age

⏰:22/10/02 02:39 📱:Android 🆔:Ltpo.xA.


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