僕と君【BL】
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#250 [郁。]




―‥足りない。



「んぁっ‥も、っれ‥‥はッぁ、いれ‥て‥、はる‥‥きっ。」


「だめだよ。」


⏰:10/03/24 17:35 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#251 [郁。]


―遥希side


はぁはぁっ‥しつこすぎるだろ‥っ。
というか、ここ‥どこなんだよ。
学祭の割にすごい静か‥。



―‥て‥、はる‥‥きっ。



歩‥?


⏰:10/03/24 17:39 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#252 [郁。]



立ち止まった生徒会室前。
扉の向こうからは確かに歩と誰かの声。


「っあゆむ!?ここにいるのか!?」


―‥ガタガタッ。


‥開かない。


「御坂くん?」


扉の向こうからは聞き慣れない声。


⏰:10/03/24 17:40 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#253 [郁。]



「‥お前、誰だよ。歩はそこにいんだろ?」


「クスクス‥いるよ。」


次の瞬間俺は自分の耳を疑った。


『‥自分から足を開いて、大胆だね。君の恋人は。』


⏰:10/03/24 17:42 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#254 [郁。]





―‥は?




⏰:10/03/24 17:43 📱:F03B 🆔:TLLzaKhI


#255 [郁。]



こいつ、今なんて。


「玩具挿れただけで、イッちゃったよ?クスクス。」



―ッガン。


⏰:10/03/25 20:48 📱:F03B 🆔:O/N9miLY


#256 [郁。]



「っおまえ‥あけろっ‥!!」


力の限りドアを殴るが、びくともしない。
くそっ‥どうすりゃ‥っ。


「はは、必死だね。開けてあげる、鍵をドアの下から渡すから一分したら入っていいよ。それより前に入ったら、歩くんひどい目にあうよ。クスクス‥。」


⏰:10/03/25 20:49 📱:F03B 🆔:O/N9miLY


#257 [郁。]



ドアの微かな隙間から光るものが見えた。
恐らく、部屋の鍵だろう。
それと同時に声は聞こえなくなった。
言われた通り一分待ってからドアを開いた。
何時間にも感じた一分だった。



開いたドアの先には、確かに歩がいた。


⏰:10/03/25 20:51 📱:F03B 🆔:O/N9miLY


#258 [郁。]





―‥自分で玩具を出し入れしている歩が。




⏰:10/03/25 20:51 📱:F03B 🆔:O/N9miLY


#259 [郁。]
------------------------


きります!!
誰か見てくれてますかね(´・ω・`)?



☆感想板

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/


------------------------

⏰:10/03/25 20:54 📱:F03B 🆔:O/N9miLY


#260 [蜜柑ボウヤ]
見てますよ〜(´Д`)

てか初めまして♪

実はこっそりと読んでました。[壁]ω・*)

頑張ってくださいね☆

⏰:10/03/25 21:21 📱:P905i 🆔:tPzWy.FM


#261 [郁。]
------------------------


蜜柑ボウヤさま

初めまして!!
ありがとうございます。(*´`*)

最後まで頑張るので、これからもよろしくお願いしますね!!


------------------------

⏰:10/03/26 14:27 📱:F03B 🆔:YF6//htw


#262 [郁。]



「んっあン‥きもちぃ‥‥ふっ‥ァ‥ッ。」


部屋に声の正体はいなくて、歩の喘ぎ声とグチュグチュと卑猥な音だけが響いていた。

目にうつるのは、泣きながら玩具を出し入れしている歩。


⏰:10/03/26 14:28 📱:F03B 🆔:YF6//htw


#263 [郁。]



「‥あ、ゆむ‥‥?」


「‥ンッ‥‥や、ヤ‥あんっ‥グスッ。」


俺に気付いたのか歩は更に涙を浮かべる。


⏰:10/03/26 14:30 📱:F03B 🆔:YF6//htw


#264 [郁。]



「‥‥グスッ‥見ない‥で‥‥っン。」



――‥歩。



⏰:10/03/26 14:33 📱:F03B 🆔:YF6//htw


#265 [郁。]



泣きじゃくる歩に近付いて抱きしめると歩は震えていた。


「‥‥歩。」


「‥うッ‥‥はぁっは‥る‥‥き、抜いて‥‥グスッ。」


手を止めて俺にしがみつく歩。


⏰:10/03/27 01:53 📱:F03B 🆔:Ex/x1XiU


#266 [郁。]



片手で歩を支えながらソレを抜いてやる。
痛がらないよう、ゆっくり抜いてやるとそれに合わせて歩は色っぽい声をあげた。


「やぁ‥ッん‥‥。」


⏰:10/03/27 11:01 📱:F03B 🆔:Ex/x1XiU


#267 [郁。]



「歩、抜け「遥希の、が‥欲し‥‥ッ。」」


―――‥‥歩?


手を止めて見ていると俺のズボンを剥がし、自身とこすりあわせる。


「‥ん、もっと‥‥ハァッ‥。」


⏰:10/03/27 20:09 📱:F03B 🆔:Ex/x1XiU


#268 [郁。]



いつもの歩なら、こんなことしない。
なにかが、変だ。


「ン‥待って歩。何があった‥?」


「ハァ‥ハァ‥‥わかんな‥気持ちい、の‥もっと‥‥ッ。」


⏰:10/03/28 15:24 📱:F03B 🆔:lo4XN8Ug


#269 [郁。]



歩が俺に跨り俺の自身を自分の蕾にうめていく。


――‥ヌチャ。

「っんあ‥ッハァハァ‥‥まだ‥たりな‥っ。」


さすがにここまでされて、理性がもつはずがない。


⏰:10/03/28 15:35 📱:F03B 🆔:lo4XN8Ug


#270 [匿名]
読んでます
頑張って下さい

⏰:10/03/29 23:24 📱:F706i 🆔:ianZmw06


#271 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:10/03/30 04:28 📱:W64SA 🆔:WnkFGeGs


#272 [郁。]
------------------------


著名さま

ありがとうございます!!
亀更新すみません‥!
頑張りますね。(*´`*)


------------------------

⏰:10/03/31 15:43 📱:F03B 🆔:RzBcu1Hk


#273 [郁。]
------------------------


著名さま

安価ありがとうございます!!
(*´д`*)


------------------------

⏰:10/03/31 15:47 📱:F03B 🆔:RzBcu1Hk


#274 [郁。]



「‥っ歩‥‥ン。」


そのまま愛撫を重ねてやると歩はすぐに果てた。
何度も俺の上で。


――俺も何度か歩の中に吐き出した。


⏰:10/04/01 18:50 📱:F03B 🆔:ymLwrnl.


#275 [郁。]



「‥はる‥‥好、き‥‥。」


――‥スースー。


そのまま歩は疲れ果て夢に墜ちていった。


⏰:10/04/01 18:51 📱:F03B 🆔:ymLwrnl.


#276 [郁。]



べたべたになった歩の身体を拭いて、服を着せてやる。
そのまま膝枕をして寝かせた。


でも、どうして。
いつもなら、恥ずかしがってやだやだ言うのに。

⏰:10/04/04 20:02 📱:F03B 🆔:snOfHTsI


#277 [郁。]



―何か、された・・?


―誰に?何を?


「―‥‥ん‥」


目を覚ました歩が、すぐ気付いて俺を見上げる。


⏰:10/04/04 20:03 📱:F03B 🆔:snOfHTsI


#278 [郁。]



俺もそっと頭を撫でてやる。
こそばそうに笑みを零す姿に、愛しさが増した。
先程の考えが頭を過ぎる。


「歩、ここで誰に何されてた?」


「‥誰に何‥‥って?」


⏰:10/04/04 20:04 📱:F03B 🆔:snOfHTsI


#279 [郁。]





――‥忘れてる?




⏰:10/04/04 20:05 📱:F03B 🆔:snOfHTsI


#280 [みか]
すごい気になる
頑張って書いて下さい

⏰:10/04/05 03:15 📱:PC 🆔:vAKw80LI


#281 [郁。]
------------------------


みかさま

ありがとうございます‥!!
更新遅くってほんとすみません;;
気長に待ってくださると助かります
バイトまで時間があるので、少し更新します^^*


------------------------

⏰:10/04/08 16:22 📱:F03B 🆔:gkKNoSmk


#282 [郁。]



「‥‥?」


忘れてるなら、無理に思い出させる必要はないのか‥。


「‥や、わからないならいいんだ。」


――‥また、言えないのか俺は。


⏰:10/04/08 16:27 📱:F03B 🆔:gkKNoSmk


#283 [郁。]


―歩side


‥忘れるわけないよ。
でも、言えない。

ごめん。ごめんね、遥希‥。


あの人の手でイカされて、投げられたら玩具を自分でいれたなんて‥。


――‥‥ごめんなさい。


⏰:10/04/08 16:32 📱:F03B 🆔:gkKNoSmk


#284 [美友]
歩と遥希が別れちゃいそうな気がする・・・

⏰:10/04/08 21:01 📱:SH905i 🆔:e1Gcsm2U


#285 [我輩は匿名である]
皆さん、感想板ありますよ?
感想などは今度からそっちに書いた方がいいと思います。
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/←感想板

⏰:10/04/08 21:35 📱:W62S 🆔:FhiT.x0g


#286 [郁。]
------------------------


美友さま

どうなりますかねっ!
これからのお楽しみです( ´∀`)(笑)

少し更新しますね^^
よければ、これからも読んでやってくださいね///


------------------------

⏰:10/04/09 00:18 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#287 [郁。]
------------------------


著名さま

ありがとうございます!!
途中にレス入ると、読みづらい方もいると思うので助かります^^*


どちらにもきちんとお返事はしますが、時間のある方は感想板まで飛んでいただけると嬉しいです!!
あげや時間のない方など、こちらに感想いただいても嬉しいので悪い風にとらえないでいただけると嬉しいです^^//
一人でも多く、楽しんでいただけるようにお願いいたします☆


------------------------

⏰:10/04/09 00:22 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#288 [郁。]




―‥好きなのは遥希だけなのに。



悔しい。どうしようもないくらいに。
でも、それ以上に自分が憎くて‥。
子供な俺にはあまりにも冷たすぎる現実だった。


⏰:10/04/09 00:24 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#289 [郁。]



重い気まずい沈黙を遥希が破る。


「あ、歩。あのさ‥そろそろ時間だし、一緒にグラウンド行こ‥っか?」


そうだった‥。逃げてる途中だったんだ‥。
軽く頷いて、遥希に支えられながら生徒会室をあとにした。


⏰:10/04/09 00:25 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#290 [郁。]

一目につかない場所を通ってグラウンドに出てみる。
賑わったままのグラウンド、制限時間までまだあったみたいだが誰にも気付かれていないようだった。
二人でほっと一息ついて残り5秒。
グラウンドに司会者の声がマイク越しに響く。


『5!4!3!2!・・』


⏰:10/04/09 20:18 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#291 [郁。]



「つっかまえーたー!」


後ろからぎゅっと誰かに抱き締められる。
はい!?


「じゃー、俺も御坂くん捕まえた。」


⏰:10/04/09 20:18 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#292 [郁。]



えええっ!後ろを振り向くと、俺に抱きつく旬。
遥希のほうに目をやると、知らない他校の男の子。


だっ、誰・・!?


⏰:10/04/09 20:19 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#293 [郁。]



「あ、Re:のベースやってん。水高の草間昶(くさま あきら)。よろしゅーに。」


Re:って確か旬のバンドの‥。


⏰:10/04/09 20:20 📱:F03B 🆔:qzXT3OG6


#294 [郁。]


―――――――
――――・・・


こうして写真撮影は旬と俺、遥希と昶くんで行われた。
遥希はすっごく残念がってたけど(笑)

佐倉さんの気持ちに返事すら出来ずに、まだ何も解決していないまま、文化祭は過ぎていった。


⏰:10/04/10 02:21 📱:F03B 🆔:zeov2iyE


#295 [郁。]
------------------------


>>6-168
一話「繋いだ温もり。」

>>169-294
二話「隠れた感情。」


二話完結です。
思ったより時間がかかってしまいました‥<(_ _)>
最後まで見ていただいた方ありがとうございました♪
誤字・脱字すみませんでした;;
感想・アドバイスよければお願いします!!

☆感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/


------------------------

⏰:10/04/10 02:25 📱:F03B 🆔:zeov2iyE


#296 [郁。]


三話「君距離。」



ごたごたした文化祭もなんとか過ぎていき‥。


待ってもいない受験シーズンがやって参りました‥‥。


「‥‥わっかんねぇ!!!」


⏰:10/04/11 22:45 📱:F03B 🆔:DJ.inBrk


#297 [郁。]



「だから、ここのxに3を掛けて‥。」


遥希と猛勉強中です。
と言っても、俺が教えてもらってる一方なんだけど‥。
あ。言い忘れてましたが、俺西野歩は大学を目指すことにしました‥。
今の時期就職は難しいし、特にしたいこともなかったから進学。


⏰:10/04/11 22:47 📱:F03B 🆔:DJ.inBrk


#298 [郁。]





‥なんだけど。




⏰:10/04/11 22:56 📱:F03B 🆔:DJ.inBrk


#299 [郁。]



勉強がさっぱりです‥。
遥希の教え方はわかりやすいけど、頭に叩きこむ俺がだめだめで‥;;;


「そんなんだからDランクなんだよ‥。」


⏰:10/04/12 00:48 📱:F03B 🆔:wVwC.KAg


#300 [我輩は匿名である]


⏰:10/04/12 00:49 📱:SH904i 🆔:Xejm4eIA


#301 [郁。]
------------------------


著名さま

キリ番号おめありです!


------------------------

⏰:10/04/12 20:25 📱:F03B 🆔:wVwC.KAg


#302 [郁。]



「‥っでも‥‥遥希と同じ大学行きたいし‥。」


何でもっと勉強しなかったんだろう‥俺。


「‥そんなに俺といたい?」


隣に座ってた遥希が身体ごと、こちらに向け覗き込む。


⏰:10/04/12 20:26 📱:F03B 🆔:wVwC.KAg


#303 [郁。]



「っ‥////そ、そりゃ‥‥一緒にい‥‥っん‥。」


いきなり唇を塞がれる。
触れるだけの軽いキス。
雰囲気に、どきどきする。
期待どうりにはならずに遥希はそれだけして離れてしまう。
‥文化祭が終わってから、ずっとこんなだ‥。


⏰:10/04/13 16:28 📱:F03B 🆔:4z6Nxew.


#304 [郁。]



「遥希‥好きだよ‥‥。」


ちょ、俺何言っ‥


「知ってる。」


目はノートに向いたままで頭をぐしゃっとされる。
‥‥あ、れ‥?
遥希何か別のことでも考えてるのかな。
いや、でも考え過ぎかなぁ‥。


⏰:10/04/13 16:29 📱:F03B 🆔:4z6Nxew.


#305 [郁。]


よしっ、三秒以内に遥希がこっち向いたら何もない!!そうしよう‥!!

‥1

‥2


「あのなぁ、さっきから‥‥見過ぎ。」


ひとつ溜め息を落として振り返る遥希。

⏰:10/04/15 21:59 📱:F03B 🆔:Wgrk99mU


#306 [郁。]


‥俺の勝ちっ。(笑)
心の中でぐっとガッツポーズを決める。


「何?勉強、しないの?」


「‥えっ、あ‥‥その‥。」


しまった‥遥希は真面目にしてるのに‥。
俯いていると頭をぽんとされる。

⏰:10/04/15 22:00 📱:F03B 🆔:Wgrk99mU


#307 [郁。]


「はは、まぁ今日はだいぶ集中してたし、これ三問出来たら終わり。な?」


遥希の言葉に目を光らせすぐにとりかかる。



――――‥‥20分後



「‥まだ?」


⏰:10/04/15 22:01 📱:F03B 🆔:Wgrk99mU


#308 [郁。]


痺れを切らしたのか遥希が声を掛けてくる。


「も、もうちょっと‥だから‥っ!」


ん、と短く返事をして携帯をいじり出す遥希。
怒ってない様子に安心して続ける。

⏰:10/04/15 22:02 📱:F03B 🆔:Wgrk99mU


#309 [我輩は匿名である]
>>1-250
>>250-500

⏰:10/04/17 16:53 📱:P03A 🆔:0v.9NjvY


#310 [華]
頑張って下さい

⏰:10/04/20 10:16 📱:P03A 🆔:zEXG6QNE


#311 [郁。]
------------------------

著名さま

安価ありです!!

------------------------

⏰:10/04/21 08:28 📱:F03B 🆔:PlYs5toQ


#312 [郁。]
------------------------

華さま

頑張ります‥!!
これからも応援してやってください('∇')

------------------------

⏰:10/04/21 08:29 📱:F03B 🆔:PlYs5toQ


#313 [郁。]


――――――――‥
―――――‥‥

「出来た‥っ!」


満面の笑みで遥希に答案用紙を渡す。

遥希はそれをじっとながめる。
わくわくしながら見つめていると、暫くたって遥希が口を開く。


「‥一問も合ってない。」

⏰:10/04/21 08:31 📱:F03B 🆔:PlYs5toQ


#314 [郁。]


「えぇっ!?」


声を上げたとほぼ同時に遥希の顔がぐっと近付く。


「歩には、こっちのお勉強がお似合い。」


「ンンッ‥」


⏰:10/04/21 08:32 📱:F03B 🆔:PlYs5toQ


#315 [郁。]



頭を後ろで支えられ、唇を重ねられる。


「まっ、待って遥希‥べんき‥ん///」


首筋を舐められ、情けなく声をあげる。


⏰:10/04/21 08:33 📱:F03B 🆔:PlYs5toQ


#316 [我輩は匿名である]
ほーち

⏰:10/07/27 22:13 📱:SH905i 🆔:Ns2UaA1Q


#317 [我輩は猫である]
いちいちあげんな
放置はほっとけ

⏰:10/07/28 04:54 📱:G9 🆔:jQE.wsAw


#318 [郁。]
>>316
>>317
吾が輩さま

長期間の放置申し訳ありません‥;;;
本日より少しずつ更新していきたいと思います(>_<)

⏰:10/09/17 16:57 📱:F03B 🆔:L/ME5O96


#319 [郁。]
>>315


「‥歩、気持ちいい?」


髪を軽く撫でて遥希が笑う。


「き‥っ聞かな‥‥ン‥あっ///」

⏰:10/09/17 17:01 📱:F03B 🆔:L/ME5O96


#320 [郁。]
遥希の手は手際良く俺の服を剥いでいく。
胸の飾りに触れるか触れないかあたりを、遥希の手が滑る。


「‥は、るき‥‥べんきょ‥‥っお、んっ‥」


途切れ途切れに言葉を繋ぐ。


「してるじゃん?ここ、どうして気持ちいいかわかる?クス」

⏰:10/09/17 20:20 📱:F03B 🆔:L/ME5O96


#321 [郁。]
「わっ‥、かな‥‥///」


遥希が俺を見てにっこり笑うから、たまらなく恥ずかしくなる。
頭の先から足の先まで、熱い。


「俺だから、じゃないの?」


耳で遥希が囁く。

⏰:10/09/17 20:22 📱:F03B 🆔:L/ME5O96


#322 [郁。]
「な、ちっ‥ちが‥うもっ////」


赤くなりながらも否定する。
すると遥希はふーんと言って俺から離れる。


「え‥遥希?」


「俺じゃなくてもいいんだろ?勉強の続きしよっか」

⏰:10/09/17 20:33 📱:F03B 🆔:L/ME5O96


#323 [郁。]
目に涙をうっすら浮かべて遥希を見るも、その目はテキストに向かっている。


「はるき‥?//」


「ん?勉強‥‥、したいんだろ?」


意地悪に笑ってみせる遥希。

⏰:10/09/19 10:06 📱:F03B 🆔:JgYrRkqw


#324 [郁。]
「‥意地悪。」


でも、熱いままの沸き上がる感情を俺はどうにもできなかった。


「歩?どうかした?」


息づかいが荒くなるばかりの俺に、遥希が顔を近付けてくる。

⏰:10/09/19 10:11 📱:F03B 🆔:JgYrRkqw


#325 [郁。]
「‥し、しようよ‥‥っ///」


「ん?だから、してるだろ?」


そうじゃなくって‥!!
言葉に詰まると遥希は覗き込んだまま口元をにやつかせて意地悪をする。

⏰:10/09/20 19:24 📱:F03B 🆔:txhdOlpk


#326 [郁。]
唇が触れるか、触れないあたりにキスを落としていく。
首をそっと撫でられて、沸き上がるその感情は止まらない。


「‥お願い、どうやってするんだっけ?クス」


「‥い、いわないっ!」


こうなったら俺だって意地だ。
ぜっっっったいに言ってやるもんか!

⏰:10/09/20 19:27 📱:F03B 🆔:txhdOlpk


#327 [郁。]
「‥‥っべ、んきょ‥やっ///」


首筋を舐め上げられるたび、声がもれる。


「‥体は素直だけど?クス」


そう言って遥希は、ズボンの上から俺の自身を撫でる。


「‥平気だも‥‥ハァ‥」

⏰:10/09/21 23:13 📱:F03B 🆔:s5xM0e5c


#328 [郁。]
「一人で出来たら、シてあげるから。」


‥っまた意地悪‥///


「‥み、ないでね‥‥?」


返事も聞かずに、我慢の限界に達しそうだったから自身を取り出した。

⏰:10/09/21 23:17 📱:F03B 🆔:s5xM0e5c


#329 [郁。]
遥希の視線を気にすることなく自身を扱く。
一人でするのは久々で、少し変な感覚だった。


「‥んっ、ぅ‥‥はる、き‥///」


――――‥トサッ


「は、るき‥?‥ハァ‥ッ///」

⏰:10/09/22 19:05 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#330 [郁。]
「歩ずりい‥可愛すぎ‥‥。」


――――‥クチュ。


そっと遥希の舌が口内に侵入してくる。
息継ぎも忘れてお互いにキスに夢中になる。


――――‥頭が、くらくらする。

⏰:10/09/22 19:07 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#331 [郁。]
床に押し倒されてることなんてどうでもよかった。
はやく、はやく遥希がほしい‥。


遥希がいつもより優しく愛撫するから、初めてのエッチみたいで恥ずかしくてたまらなくなった。


「‥歩、好き。好き。」

⏰:10/09/22 19:10 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#332 [郁。]
耳元には熱い吐息と、とびきり甘い言葉。
胸にひたすら与えられる快楽に意識が飛びそうになる。


「んあっ‥///もっ、した‥くるし‥‥///」


「‥ん、どうしてほしい‥?」


遥希は俺の目を見て優しく微笑む。

⏰:10/09/22 19:13 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#333 [郁。]
「‥‥なめ、‥て‥ほし///」


「ほんと、舌でされるの好きだよな。クスクス」


自身は遥希の口にふくまれる。
先走って、滲んだそれを綺麗に舐めとると丁寧に壊れ物を扱うみたいに、そっと扱いてくれる。

⏰:10/09/22 19:17 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#334 [郁。]
「歩、気持ちいいところ‥教えて?」


先から、裏金まで舌で遊ばれる。
先端に舌が触れるたび、全身が震える。


「あっ、ん‥や、先‥‥もっと‥んっ///」


すると全体に行き渡っていた快楽が先端だけに集中する。

⏰:10/09/22 19:20 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#335 [郁。]
「あっ‥も、出るから‥はなし‥あっ、あっ、んっ///」


途中で先端を爪で引っかかれて遥希の口に放ってしまった。


―――‥ゴク。


喉の鳴る音がしたけど、自分の息を整えるのに精一杯だった。


「‥‥ハァッ‥ハッ‥」

⏰:10/09/22 19:23 📱:F03B 🆔:74gZI.Y6


#336 [郁。]
息を整える間もなく、後ろに違和感を感じる。
遥希の長い指が俺の中に遠慮なく侵入してくる。


「っン‥///ぁ、んっ‥‥ッ///」


「ここ、気持ちいい?」


わかっているように俺の弱いソコだけをひたすら攻めてくる。
指が擦れるたびに電気が走ったみたいに快楽に溺れる。

⏰:10/09/24 02:20 📱:F03B 🆔:y6sww5GI


#337 [郁。]
「きもち、ぃ‥もっ‥‥ハァッ‥‥と‥ン///」


指がギリギリまで抜かれて戻ってを繰り返す。
達して萎えていた自身が再び反応しているのがわかる。
催促するように遥希の頭をぐしゃっとする。


「‥‥ん。」


短い返事のあとに指は引き抜かれた。

⏰:10/09/24 02:24 📱:F03B 🆔:y6sww5GI


#338 [郁。]
遥希の自身が俺の蕾にあてがわれると同時に一気に遥希がはいってきた。


―――‥ヌプ


「んっ///」


思わず力んでしまう。



「力、‥抜いて‥ッ」

⏰:10/09/26 11:19 📱:F03B 🆔:oC.qaqRg


#339 [郁。]
遥希が俺の自身を緩く扱くと自然と力が抜けた。


「ふ、あっ///ン‥‥ンンッ///」


突くリズムで扱かれると達しそうになって仕方ない。


「‥ッ‥‥やべ、歩ん中きもちいー‥‥イきそ‥。」


なんて言う遥希は本当にしんどそうで、滅多に見れない表情にどきっとした。

⏰:10/09/28 16:46 📱:F03B 🆔:sOEbvm2A


#340 [郁。]
「まっ‥もっ、とお‥‥っきもちよ、ッく‥んああっ」


「‥ッん、ごめ‥‥無理ッ‥」


腰の動きがはやくなったと思うと、遥希は自身を引き抜いて俺のお腹の上に欲を吐き出した。
抜かれた勢いで、自分も達していたことに気付く。
遥希はそのまま俺の上に身体を重ねて転がった。
二人の荒い息の音だけが響く。

⏰:10/10/05 01:18 📱:F03B 🆔:EhqWQV/2


#341 [郁。]
「歩、好き。好き、好き、好き。」


耳元に甘い言葉が何度も、何度も、確かめるように落とされる。


「や‥くすぐったいよ」


二人だけの甘ったるいチョコレートみたいな、誰にも邪魔されることのない時間。

⏰:10/10/12 15:48 📱:F03B 🆔:HB03Qvcs


#342 [郁。]
暫くして、心地良い沈黙が二人を包む。
先に沈黙を破ったのは俺。


「‥‥ねえ、遥希?俺、遥希と同じ大学行きたい。」


「‥え。」


「‥だめ、かな‥‥?」


「‥えっ、と‥だめじゃないけど、その‥。」


やけに言葉につまる遥希。

⏰:10/10/26 14:40 📱:F03B 🆔:f7AMOSF6


#343 [郁。]
心配になって遥希の腕から逃れ、遥希を見つめる。


「遥希‥?」


「‥歩、俺さ‥‥留学しようかなって‥思ってて‥‥。」


―――――――‥‥え?


留学なんてしたら、会えない。
なんで?いつから、そんなこと‥。
自然と目頭が熱くなる。

⏰:10/10/26 14:42 📱:F03B 🆔:f7AMOSF6


#344 [郁。]
「でも、まだ‥考えてるってだけの話だから‥泣くな。」


―――――――‥ぎゅう。


抱きしめられ安堵感に包まれる。
そうだよね、遥希が留学なんて、ね‥‥。
するわけないよね‥。


「‥‥うん。」

⏰:10/11/01 17:52 📱:F03B 🆔:efbD7OoM


#345 [郁。]
―――――――‥‥


「‥っだめ‥‥むりっ、むり‥‥できな‥あきらっ‥やだあっ!」


「‥‥旬、逃がすわけないだろ。」


「‥‥っはぁ‥あ、あきらの鬼畜!」

⏰:10/11/01 17:56 📱:F03B 🆔:efbD7OoM


#346 [郁。]
「〜‥っやだああああ!!!」


あれから遥希との勉強会はみるみる進み、なんとか赤点も免れそうなテスト前日です。
留学のことは、まだ詳しくは知らないままだけど‥‥。

まっまあ、そんなわけで旬と昶くんと遥希と俺でテスト勉強中です。
あ、昶くんの家でなんだけど。

⏰:10/11/07 19:26 📱:F03B 🆔:x1uSjGTc


#347 [郁。]
「旬っ!やらないと、赤点になっちゃうよ!?」

うるさい旬にちょっと怒ってやると、しぶしぶ机について遥希に教えてもらっていた。


「‥ったく、ちゃんとやってろよ?俺、飲み物買ってくるわ。」

そう言って立ち上がる昶くんに、すかさず俺もついていった。

⏰:10/11/07 19:29 📱:F03B 🆔:x1uSjGTc


#348 [郁。]
「あっ、昶くん。俺もいく。」

「いってらっしゃあい‥。」

やる気なさそうな旬を余所に俺たちは家を出た。


――――――――――‥‥


「ね〜御坂〜なんか、あゆたまに元気ない気がしない?」


「‥んー、まあ‥‥。」

⏰:10/11/07 19:32 📱:F03B 🆔:x1uSjGTc


#349 [郁。]
「なにぃーその返事はぁー!」


「や、まあ‥うん、あははは。」


「ま、あゆも心配だけど‥俺は赤点‥‥うあ゛〜‥。」


「だな。はい、さっさとやる!」

―――――――――――‥‥

⏰:10/11/08 17:44 📱:F03B 🆔:0ehjw8Nc


#350 [郁。]
―――――――――――‥‥‥

コンビニに並ぶ商品たちをゆっくり眺めながら、ぼーっと店内を歩く。
着いてきたはいいけど、昶くんと話すことないかも‥。あはは‥‥。


「西野〜。」


「‥えっ、あ、はい!」


唐突に呼ばれ思わずごもってしまう。
すると昶くんは声を出して笑った。そんなに面白いのかな‥。

⏰:10/11/14 00:21 📱:F03B 🆔:c563iGQk


#351 [郁。]
「西野って、恋人とか‥いんの?」

へ?こいびと?
はるきのこと、だよね‥?
あ、昶くんは知らないか‥。

「‥うん?いるけど、どうかした?」

カゴに適当にいれた商品を会計を済まし家路へとつく。

「あー、えっと‥。」

「‥‥なに?」

⏰:10/11/14 00:26 📱:F03B 🆔:c563iGQk


#352 [郁。]
「俺、好きなやつがいて‥‥その‥。」

好きな子?昶くんならルックスもいいし優しそうだし‥攻め込んじゃえばいいのに‥。
なんて思いながらも相槌をうつ。


「それで‥こんなこと西野に言うのもあれなんだけど‥‥。」
「もう!気になる!なに!?」

⏰:10/11/14 00:29 📱:F03B 🆔:c563iGQk


#353 [郁。]
「‥‥その、本人には言わないで欲しいんだけど‥。」

「本人?俺の知ってる子?」

‥あれ、でも俺そんなに女の子知らない‥‥。
誰の話なんだろ‥。

「‥ん、俺さ‥‥旬のこと、その‥そういう目で見ちゃうっていうか‥‥。」

「えっ!?」

あまりの展開のはやさに頭がついていかない。
いちから整理しようとしてみるが、どうもこんがらがって仕方ない。

⏰:10/11/14 00:32 📱:F03B 🆔:c563iGQk


#354 [郁。]
昶くんが旬を好き‥ってことは‥‥俺たちと同じってこと!?
精一杯自分なりに状況を整理する。


「‥西野?」

「あ、昶くん‥‥あの‥旬って‥‥えっと‥。」


やっぱりごもってしまう。
そんな俺をみて昶くんはとても辛そうな表情を浮かべる。

⏰:10/11/15 15:42 📱:F03B 🆔:y5DZo/Xo


#355 [郁。]
「‥はは、やっぱ気色悪いよなー‥‥男が男を好きなんて‥。」


心なしか足早になっていたようで、あっという間に昶くん家の前まで着いてしまう。


「そっ、そんなことない‥!そんなことないよ‥‥好きになるのは仕方ない‥ことだし‥‥。」


「‥‥ん、ありがと西野。俺、頑張ってみよっかな‥。」

⏰:10/11/15 15:46 📱:F03B 🆔:y5DZo/Xo


#356 [郁。]
「応援するよ、頑張ってね昶くん。」





――――――――――‥‥


照れくさそうに笑う昶くんはなんとなくだけど、ほんの少しだけ遥希を思わせた。

⏰:10/11/15 15:47 📱:F03B 🆔:y5DZo/Xo


#357 [郁。]
―――――――‥‥‥

テスト当日、覚束ない様子の旬を心配しつつも、お互い赤点はぎりぎり免れたかなってくらいの出来だったみたい。


そんなわけで打ち上げってほどのことじゃないのに打ち上げにカラオケ。
最近、俺たち3人に加え昶くんが一緒に来ることが多くなった。
昶くんのこと、まだよくわからないけど‥。

⏰:10/11/16 11:58 📱:F03B 🆔:H.60rxfs


#358 [郁。]
カラオケなんて久々だなあなんて思いながら曲をさがす。
旬と昶くんはバンドを組んでるだけあってノリノリ。
‥遥希は‥‥こっちを見てる‥。

「な、なに‥?」

「‥んーん?」

にっこり笑うと、真横に密着して座りこむ。
へんなはるき、なんて思いながら選曲する作業に戻る。

「‥っあ‥‥///」

「‥しー。」

⏰:10/11/18 01:10 📱:F03B 🆔:65Wb8irw


#359 [郁。]
遥希の手がズボンの後ろからするりと進入してくる。
驚いて変な声をあげたせいで2人には気付かれてないか不安になるが2人は全く気付いていない。
遥希に小さい声で話しかける。

「‥なっ、なにして‥‥///」

「‥テストでお預けくらってたんだけど?」

なっ‥。だ、だからって‥‥。
遥希の手はみるみる進入してきて俺の蕾あたりを動き回る。

⏰:10/11/18 01:14 📱:F03B 🆔:65Wb8irw


#360 [郁。]
「‥‥んん‥ッ//」

気付かれないように俯いて必死に声を我慢する。

曲が終わったようで部屋が静かなBGMに包まれる。

「はーっ!すっきりする!ねっ、あきら!」

「だな、旬また上手くなってたクス」

「ほんとー!?ありがとー‥あゆ?」

2人の視線が降り注ぐ。

⏰:10/11/18 01:17 📱:F03B 🆔:65Wb8irw


#361 [郁。]
「顔色わるいよ‥大丈夫?カラオケ‥‥きらいだった、かな‥。」

旬の表情がみるみる暗くなっていく。
昶くんも次第に心配する。

「あっ、えっ、いやちがうの!えっと‥その、ごめ‥‥っ。」
遥希に触られて興奮してたなんて‥言えない‥‥。
体調悪いって言っても心配させちゃうし‥‥。

「歩、はらいてーって今言ってて。ちょい、便所連れてくわ。」

⏰:10/11/18 01:21 📱:F03B 🆔:65Wb8irw


#362 [郁。]
すかさず遥希が割って入る。

「あっ、うん!わかったー!あゆ、大丈夫‥?遥希に任せるね‥?」

「‥ん、うん。ごめん、ありがと。」


遥希に連れられ部屋を出る。


「っ‥はるき‥‥あのっ。」

「‥ごめん、悪乗りが過ぎた。」


優しく頭を撫でられる。

⏰:10/11/18 01:24 📱:F03B 🆔:65Wb8irw


#363 [郁。]
――――――――――――――

いったんぷっつんします!

見てくれてる人いますかね‥?

あうあうあ(´・ω・`)w


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/n_51


――――――――――――――

⏰:10/11/18 01:28 📱:F03B 🆔:65Wb8irw


#364 [郁。]
>>362


「‥‥っ。」


「落ち着いたら、戻ろうな。」


微笑む遥希の制服の裾を掴んで、言葉を繋いでいく。
好きは、止まらない。
感情と欲望が溢れ出ていく。


「っ‥や、めない‥‥で‥。」

⏰:10/11/20 22:21 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#365 [郁。]
―旬side

―――――――――――
――――――――――――‥


「ねーあきらあー」


「んー?」


部屋に取り残された俺たちは暇で仕方なかった。
もう2人が部屋を出て20分が過ぎようとしていた。


「あゆと遥希遅いね!」


「ん、様子見に行く?」

⏰:10/11/20 22:24 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#366 [郁。]
頷いて、トイレへと足を運ぶ。
部屋からそう離れていないのに、やけに遅すぎる。
なにかあったのかなあ‥なんて考えて歩いていると昶がいきなり立ち止まった。


―――――どんっ


「ったいなあ‥いきなり止まん‥‥昶?」


トイレの一部を見つめて返事をしない昶。
身長が昶より低いため、うまく前が見えない。

⏰:10/11/20 22:28 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#367 [郁。]
―――――ガタンッ
――「うっ‥ぁ、ン‥ッ」


不自然な音に耳を傾ける。


――「‥はっ、るき‥‥あッ‥」


え‥はるき‥‥?


「ねえ昶見せ‥んっ」


口を昶に塞がれ腕を引っ張られる。

⏰:10/11/20 22:32 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#368 [郁。]
昶が俺をぐんと引っ張って俺は昶に背中から抱き締められるような体制になった。
そこからは“音の原因“がよく見えた。

あゆが遥希に大きく足を開いていた。
俺は知っているから、さほど驚きはしなかったがその行為に釘付けになった。


遥希の手があゆの身体をなぞる。
あゆの我慢したような甘い声がもれる。
涙目になりながら、遥希にキスを求めるあゆ。

⏰:10/11/20 22:36 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#369 [郁。]
―――――‥身体の奥があつい。


口は昶に塞がれたままで荒くなる呼吸のせいで、その手が邪魔で仕方ない。


苦しいと横目で訴えると昶はあっさり手をどけたが昶も2人に夢中らしい。
すぐに目線は2人にうつされた。

遥希が腰を打ち付けるたびに、あゆは目をきつく瞑った。

⏰:10/11/20 22:40 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#370 [郁。]
――――――‥これ以上は‥だめだ‥‥。

ふと昶に目をやると、昶も気付き視線をうつしてくる。


「‥あ、きら‥‥どうしよ‥どきどきする‥‥。」


「‥旬‥‥。」


昶は俺の手を掴んで早足にどこかへ向かう。

⏰:10/11/20 22:43 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#371 [郁。]
部屋に押し込まれ、ソファに押し倒される。
連れ込まれたのは自分たちの借りている部屋だった。

静かなBGMと昶と俺の吐息が響く。


「‥あきら、なに‥‥。」


「旬‥ごめん、嫌だったら言って。」


言い終わる前に昶の唇が俺の唇と重なる。
すぐさま舌が入ってきた。

⏰:10/11/20 23:09 📱:F03B 🆔:QM2VhUGc


#372 [郁。]
「ンっ!?‥‥ふァ‥ッ」


――‥‥昶の舌が心地いい。


部屋には静かにクチュクチュと卑猥な音が響いた。
しばらくして昶の手が俺の制服を器用に剥いでいく。


「‥んン‥‥あッき‥ら///」


昶の唇が唇から耳に、耳から首筋にうつされていく。

⏰:10/11/21 13:19 📱:F03B 🆔:O0b3BYwU


#373 [郁。]
「‥ッあ‥‥ン‥」


‥‥なんで俺抵抗できないんだろう。
‥‥昶の手が唇が気持ちいい。

昶の手が飾りを擦ると電気が走ったような感覚に襲われる。
昶が飾りに吸いつくと、もっとって思ってしまう。
聞き覚えのある音に耳を疑う。


――――――‥ガチャガチャ

⏰:10/11/22 08:03 📱:F03B 🆔:Is.KHINM


#374 [郁。]
「あっ、あきら‥や、なにす‥‥ッ」


「‥ごめっ‥‥」


そのままズボンをずらされる。
布越しに俺をもみあげる昶。



―――――‥‥いやなら、


いやがれよ、俺―――――。

⏰:10/12/03 00:31 📱:F03B 🆔:E6Vf64/k


#375 [RIN]
>>1-250
>>250-500

⏰:11/01/30 09:05 📱:P03A 🆔:geo3zkto


#376 [我輩は匿名である]
この話好きです(^O^)
頑張ってください!!

⏰:11/02/08 17:27 📱:N04A 🆔:gz815/Z2


#377 [郁。]
体調崩して入院していました
長期間の放置ごめんなさい。
更新待っていただいてる方、申し訳ないです。
今日から少しずつ更新したいと思います。


>>375 RINさま
安価ありがとうございます

>>376 我が輩は著名であるさま
少しずつにはなりますが
更新していきます!!
お待たせしてすみません。

⏰:11/02/28 14:36 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#378 [郁。]
>>374


「‥っあ、‥‥きら‥お、れ‥‥ッ」

昶の手をぐっと抑えつけて、体勢を起こし俯いたままの昶をそっと覗き込んで、手を握る。

「‥ご、め‥‥俺‥なにし」

「昶、俺のこと‥好き?」

⏰:11/02/28 14:40 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#379 [郁。]
――――‥俺、なに聞いてんだろ。


「え、あ‥‥えっと‥。」


やっぱり‥ただエッチな気持ちになっちゃっただけだよね‥。
昶に、何を期待してたんだろう。


―――――‥ガチャ、キィ。

⏰:11/02/28 14:56 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#380 [郁。]
ドアが開く。また視線を向けると少し頬を赤らめたあゆと、いつも通りな遥希がこちらを見ていた。

「あっ、ごめんね‥長くなっちゃって‥‥た、ただいまっ」

行為のあとでまともにこちらも見れてないようで視線を下に向けながら自分の髪を触るあゆ。

「あれ、お前ら何そのかっこ‥」

きょとんとした感じで遥希が言う。

⏰:11/02/28 15:00 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#381 [郁。]
何かを察したかのように遥希はあゆの目を手でふせた。

「えっ、わっ何!気になるなにー!」

じたばたするあゆを抑えつけながら遥希は口元を緩めた。

「へーふーん。そっか。」

‥‥‥コイツ。

「変な勘違いしてんじゃねーよ!思ってるようなことはないから!」

⏰:11/02/28 15:04 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#382 [郁。]
申し訳無さそうな昶を横目に服装を正す。

「別に、いんじゃねぇのー?」

「だから、なんなのさ!!!」

我慢の限界なのかあゆが大声を出す。
三人してあんぐりする。

⏰:11/02/28 15:08 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#383 [郁。]
「だからっ‥まじでそういうんじゃねーって‥」

にやついたままの遥希に言ったつもりがあゆが過敏に反応する。

「はなしがよめなあーいっ!」

「お馬鹿な歩くんには遥希大先生がわかりやすく教えてあげよう。はい、目閉じて?」

「え?うん?」

⏰:11/02/28 15:11 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#384 [郁。]
そこで素直に目閉じるか‥?フツー。

「‥旬、俺、その‥‥」

黙りきりだった昶が顔を上げて言葉を切り出す。
真剣な眼差しに思わず息をのむ。

「ンッ‥や、はる‥‥何しっ‥」

―――――‥はい?

昶もわけがわからず二人に目をやる。

⏰:11/02/28 15:15 📱:F03B 🆔:8Yyre4KI


#385 [郁。]
視界に入るのは、キスの真っ最中なあゆと遥希。

「やっ‥」

あゆの口から唾液が零れるのを確認すると遥希はあゆを手放した。
あゆはとろんとしたうつろな目で、こちらを見ている。
たぶん、俺と昶は顔が真っ赤なんだろう。
なんだか自分が羞恥にさらされた気分で言葉がでてこない。

⏰:11/03/01 16:56 📱:F03B 🆔:rTxAQO2I


#386 [郁。]
遥希がにっと笑う。

「まあ、二人はこういう関係ってこ‥」

『え!?』

思わずあゆと昶と声が揃う。

「あれ、ちげぇの?」

遥希はあゆをぎゅーっと抱き寄せて、こっちを見ている。
あゆもきょとんとこちらを見ている。

肝心な昶はというと‥

⏰:11/03/03 23:35 📱:F03B 🆔:nfwgGQ5Y


#387 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
>>551-600
>>601-650
>>651-700
>>701-750
>>751-800
>>801-850
>>851-900
>>901-950
>>951-1000

⏰:11/03/04 01:59 📱:SA001 🆔:eSJ67Vuw


#388 [郁。]
>>387 著名さま

安価ありがとうございます!

⏰:11/03/09 12:46 📱:F03B 🆔:LrKH8UPQ


#389 [郁。]
>>386

肝心な昶はと言うと、真っ赤な顔で視線を逸らしている。

―――‥‥え?

「っ、俺帰るわ‥」

途端に昶は立ち上がり荷物も持たずに部屋を飛び出た。

「え、ちょっ昶待っ!」

――‥俺も部屋を飛び出した。

⏰:11/03/09 12:51 📱:F03B 🆔:LrKH8UPQ


#390 [郁。]
―――――――――――

お久しぶりです、主です。
皆さん地震は大丈夫でしたでしょうか?
私は大丈夫です。

少しずつ生活に余裕がでてきたので息抜き程度に更新していきたいと思います。

お待たせしてる方申し訳ないです。

―――――――――――

⏰:11/04/12 17:34 📱:F03B 🆔:kTJC5Fbs


#391 [郁。]
>>389

カラオケボックスを飛び出すと、昶は背中を向けたまま肩で息を整えながら呟いた。

「‥‥‥悪いけど俺、旬のことそういう目でしか見れない」

「‥え‥‥‥っと」


静まり返った夜道には、街灯で虫の焼ける音だけが聞こえた。

⏰:11/04/13 14:36 📱:F03B 🆔:7DX2WB1s


#392 [郁。]
そっと横顔をこちらに向ける昶はとても悲しそうな瞳をしていた。

「旬、好きなやついるんだったよな‥前楽しそうに話してくれてた」

「振られたよ‥つい最近だけど‥‥」

昶の言葉を遮り俯いて答える。

⏰:11/04/13 14:38 📱:F03B 🆔:7DX2WB1s


#393 [郁。]
「‥そっか、ごめん」

「何で昶が謝んの‥?」


昶の足が俺に近付く、目の前までくると昶は俺を抱き寄せた。

「‥旬、好き‥‥俺と付き合お‥」

頭が真っ白になる。昶が俺と‥?
わかってはいたけど、実際現実を目前にするとどうも言葉がでてこない。

⏰:11/04/13 14:42 📱:F03B 🆔:7DX2WB1s


#394 [郁。]
昶は俺を抱き寄せたまま力をたまに強めるだけで何も言わない。

昶も、必死なんだ―――。


「‥俺、その‥っ」

「迷惑、だよな‥」



「昶、そのまま聞いて‥な」

⏰:11/04/13 14:46 📱:F03B 🆔:7DX2WB1s


#395 [郁。]
なんて言えばいいのか正直わからない。
でも、言わなきゃ、ならない。

「‥‥俺、今まで昶のことそういう目でみたことなかったから‥‥えっと‥」

「ん‥」

どの言葉がベストなのか、繋げて剥がして考える。
つい、指先が遊ぶ。

「‥今は‥‥返事だせない‥」

⏰:11/04/23 11:42 📱:F03B 🆔:rvw6UxPQ


#396 [郁。]
「‥わかった」

俺を包む優しさがいなくなる。

「‥っ、でも‥!ちゃんと、向き合う‥からっ‥‥友達やめない‥でほしい‥」

「‥おう」


――――――――――‥‥

その日はどうやって帰ったのか、よく覚えていない。

⏰:11/04/23 11:44 📱:F03B 🆔:rvw6UxPQ


#397 [郁。]
でも、昶のことだけ考えていた。
逃げるわけにはいかない。
失いたくない。


俺は、昶が‥‥。
昶のことが。



――なんか、すっげーモヤモヤする。
‥‥昶のくせにムカつく。

⏰:11/05/01 18:25 📱:F03B 🆔:QcWtwYAM


#398 [郁。]
――――翌日 歩side

昨日どうなったんだろう。
旬は結局鞄すら取りに来なかった。

うーん‥‥。


頭をそっと遥希が撫でる。

「心配しすぎ、だいじょーぶだって」

――――――キーンコーン‥

「‥‥うん」

⏰:11/05/01 18:28 📱:F03B 🆔:QcWtwYAM


#399 [郁。]
始業のチャイムが鳴り響く。
ぎりぎりでぞろぞろとクラスメートが入ってくる。
‥もちろんその中に旬はいなかった。


メールも電話も昨日これでもかってくらいした。
返事はこないし‥。
嫌な予感ばかりが浮かんでくる。

‥‥‥旬、なにしてるの。

⏰:11/05/01 18:30 📱:F03B 🆔:QcWtwYAM


#400 [我輩は匿名である]
頑張って!!!!

⏰:11/05/22 20:33 📱:CA005 🆔:Rp3wOgAA


#401 [郁。]
>>400
著名さん

ありがとうございます(つд`)

⏰:11/05/25 13:07 📱:F03B 🆔:/SHv8ZfQ


#402 [郁。]
>>399

――一日中の終わりを告げるチャイムが響く。
結局旬からの連絡はない。

そっとしておけってことかな‥。

「歩、帰ろ?」

遥希の手が遠慮がちに伸ばされる。

「‥‥あ、うん。」

⏰:11/05/25 13:13 📱:F03B 🆔:/SHv8ZfQ


#403 [郁。]
「歩が焦ったところで何も変わんない。二人の問題、でしょ?」

夕焼けに照らされた空を眺めながら遥希が言い聞かせる。

「そうだね‥ありがと、遥希。」

「どういたしまして。」


――はやく、旬のこたえがでればいいな。

⏰:11/05/25 13:18 📱:F03B 🆔:/SHv8ZfQ


#404 [郁。]
――――旬side

‥俺、は今まで昶のことバンド仲間としてみてきた。
歩が好きだったから当然だけど‥。
でも、ならどうして俺はあの時昶を拒否しなかったんだろ‥。
自分でもわかんねーよ。
昶のこと‥好き、なのに。


あー、なんっかちげぇ‥。

⏰:11/05/26 01:38 📱:F03B 🆔:Eg2bcfVg


#405 [郁。]
―――――‥翌日


教室のドアを開けると真っ先に少し涙目なあゆが飛びついてきた。

「しゅーんー!」

「っわ、あゆ‥どうし‥」

「どうした、じゃないよ!何で連絡くれなかったの?」

あゆは、すぐに離れると口を尖らせて言う。

⏰:11/05/26 18:34 📱:F03B 🆔:Eg2bcfVg


#406 [郁。]
「んー‥一人になりたくて‥かな‥」

「許すの、今回だけだからねっ」

それだけ言うとあゆは遥希の待つ席に戻っていった。
昶のこと、聞かないんだな‥。
あゆなりの優しさ、か。

なんて考えてる間に始業のチャイムが忙しく騒ぎ出す。

⏰:11/05/26 18:37 📱:F03B 🆔:Eg2bcfVg


#407 [郁。]
二人に心配かけないようにも、普通に振る舞った。
昨日と違って、なんだか、一人になりたくなくて。

「なあ、あゆー今日CD買いにいきたいんだけど、着いてきてくれない?」

昼食の焼きそばパンを頬ばりながら視線をあゆと御坂に泳がせる。

「いいよ?ね、遥希いいでしょ?」

⏰:11/05/26 18:40 📱:F03B 🆔:Eg2bcfVg


#408 [郁。]
「どーぞ、俺もCD予約したかったし。」

少し退屈そうにこたえる遥希にあゆが突っかかる。

「楽しそうにしーなーさーいー!」

二人のやり取りをぼーっと眺めながら時間は過ぎていった。

⏰:11/05/26 18:43 📱:F03B 🆔:Eg2bcfVg


#409 [我輩は匿名である]
更新
待ってました!

⏰:11/05/29 14:20 📱:N08A3 🆔:nBL3TJWo


#410 [郁。]
>>409

著名さん
ありがとうございます
ちまちま更新でごめんなさい

⏰:11/05/31 06:18 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#411 [郁。]
>>408

歩き慣れた通学路。
‥昶はいない。
通い慣れたCDショップ。
‥‥昶はいない。
見慣れた好きなアーティストの棚。
‥‥‥昶は、


「しゅん‥」


え‥?

⏰:11/05/31 06:21 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#412 [郁。]
「えっわっちょ、えっ、あき‥ら‥っ」

手にとったCDがカシャンと音をたてて手から落ちる。

「大丈夫かよ‥クス」

傷にならなくてよかった、と拾ったCDを差し出して昶が笑う。


笑うから‥。

⏰:11/05/31 06:26 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#413 [郁。]
笑う、から‥胸のあたりがきゅーってなるんだ。
前まではこんなじゃなかったのに。
昶のペースに巻き込まれてるみたいで‥。

「‥むかつく」

「え?」

掴んだCDを棚に戻して急ぎ足で店を後にする。

⏰:11/05/31 06:32 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#414 [郁。]
「旬!なあ‥どうし‥」

腕を掴むと昶はぐいっと引っ張って振り向かせる。

‥‥ああ、最悪だ。
‥‥‥俺、いまどんな顔してんだろ。

‥‥わかんねーけど、でも、
やっぱり昶はやさしい、や。


全身がふわりと温かくなる。

⏰:11/05/31 06:34 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#415 [郁。]
「‥俺が‥‥悩ませてるんだよな‥」

「あきら、こっち見ないで、そのまま聞いて」

何かを覚悟したかのように腕に力が篭もる。

「‥ん」

昶の胸に顔を埋めて、
ゆっくりと言葉を吐き出す。

⏰:11/05/31 06:36 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#416 [郁。]
「‥‥昶のこと、ずっとそういう目でみたことなくて‥俺はずっとあゆが好き‥だったわけで、」

昶は黙ったまま何も言わない。

「昶に告白されてから‥おれ、変なんだ‥‥昶のこと思い出すと胸んとこが痛いくらい苦しいっていうか、息がとまりそうっていうか‥」

⏰:11/05/31 06:39 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#417 [郁。]
「数日‥連絡とらなかっただけなのに、すっげー‥さみしくて‥‥会いたいって、思った‥ら‥‥昶いるし‥」

ちゃんと伝わってる?

「‥いっつも、昶のペースに巻き込まれてて‥‥なんか、すげー‥むかついた」

昶はいまどんな顔できいてんだろ‥。

⏰:11/05/31 06:42 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#418 [郁。]
「‥っだから、えっと‥‥」

俺ちゃんと喋れてる?

「旬。好き、好き、好き。」


耳元で落とされる甘い言葉はただただ甘ったるくて、どうにかなってしまいそうなほど身体が熱くなって、

⏰:11/05/31 06:45 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#419 [郁。]
*




うまい言葉も、照れくさい言葉もいらない。
ただ唇を重ねることしかできなかった。
隣に居てほしいのは、ずっと。



*

⏰:11/05/31 06:47 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#420 [郁。]
>>296-419

第三話「君距離。」


感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/


昶くんと旬くんのおはなしでした(*´`*)
仕事の為、とってもとっても亀更新ですみません;;
よければ感想ください(´・ω・`)

⏰:11/05/31 12:34 📱:F03B 🆔:4x/Gxsjc


#421 [郁。]
第四話「君の愛し方。」





まずい。非常にまずい。




なにがって‥‥。

⏰:11/06/06 12:55 📱:F03B 🆔:z8o0ywHM


#422 [郁。]
待っていたような‥、
待っていなかったような‥。


志望校の判定と先日のテストが
手元にこんにちはしてるわけです‥。



み、見たくない‥っ!

⏰:11/06/07 13:01 📱:F03B 🆔:heFib58E


#423 [郁。]
どうだった?と遥希。


「あ、えっと‥まだ見てない‥」

「貸して」


俺の手からひょいと
取り上げてふーんと
にやにやしてくる。


「‥はるきくーん?」

⏰:11/06/12 06:33 📱:F03B 🆔:Z3kOXODk


#424 [郁。]
「だ‥」

遥希が言いかけたところで校庭に響くんじゃないかってほどの大声。

「ああああああっ!?」

ちょ、うるさっ!
犯人はお決まりの旬。

「あゆーっあゆーっ!どうしよー!!」

⏰:11/06/12 06:39 📱:F03B 🆔:Z3kOXODk


#425 [郁。]
どうしようって割に笑顔だ。

「英語満点とっちゃったよー!」


まんて‥!?
旬っていっつも俺より
順位低かったはずなんだけど‥

「歩、英語赤点ギリギリ。勉強不足だな。」


「赤点じゃなくてよかったー‥!」

⏰:11/06/12 06:47 📱:F03B 🆔:Z3kOXODk


#426 [郁。]
「え、でも旬なんで英語できるの?」

「確かに‥俺ですら満点なんてないぞ‥」


遥希と揃って旬をガン見する。
照れたように頭を掻きながら
旬はえへへと答える。

「だってー曲作るのに
英語言えないんじゃ
話にならないじゃん?
独学だけど頑張ってんのー!」

⏰:11/06/14 11:26 📱:F03B 🆔:EHfVBFAU


#427 [郁。]
「まあそんだけ本気ってこと。」

旬の目が一瞬だけど真面目になる。
瞬きのあとすぐに
へらっと笑ってみせたけど。

みんな進路とか、
やりたいこととか、
夢とか、しっかり自分が
あるっていいなあ‥。

⏰:11/06/14 11:35 📱:F03B 🆔:EHfVBFAU


#428 [我輩は匿名である]
あげっ( ´ ▽ ` )b

⏰:11/08/13 23:41 📱:iPhone 🆔:oF8I.O8k


#429 [郁。]
著名さま

あげありがとうございます(´;ω;`)
なかなか進まなくてすみません‥;;

⏰:11/09/13 12:46 📱:F03B 🆔:.m3jYxXA


#430 [我輩は匿名である]
待ってました!
またの更新楽しみにしております!

⏰:11/09/14 18:37 📱:N08A3 🆔:hflyohxE


#431 [郁。]
著名さん

長い間お待たせしてしまって;;
本当にすみません°・(ノД`)・°・
ありがとうございます!!

⏰:11/09/15 04:49 📱:F03B 🆔:pmuzT54Y


#432 [郁。]
>>427

―――――――‥‥俺もちゃんと見付けなきゃ。

俺だけの進路‥。
このまま遥希と同じ大学で進路すすめてもいいのかな‥。


――――――――――‥‥
―――――‥‥‥‥

⏰:11/09/15 04:51 📱:F03B 🆔:pmuzT54Y


#433 [郁。]
とは言うももの、
やりたいことなんて特別あるわけじゃないし‥。
一人だけ取り残された気分だった。

考えても俺だけが
答えを出せないでいた。


――――――――――‥
――――――‥‥‥


『ぼく、小夜子先生みたいになりたい!』

⏰:11/09/17 07:14 📱:F03B 🆔:vsOEQWOE


#434 [郁。]
――――‥‥

なんだこれ‥ゆ、め‥?


目の前に広がるのは卒園した幼稚園、確か4歳のときの俺と俺と旬が大好きだった深山小夜子先生‥。


『そっか!じゃあ、歩くんは先生より大きくならないとねっ』

そう言って無邪気な笑顔で頭わ撫でる小夜子先生。

⏰:11/09/18 07:24 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#435 [郁。]
『うん!ぼく、大きくなったら、ここでせんせいするんだ!』
『じゃあ、先生と約束しよっか、先生待ってるね。』


そう言って交わした指切り。
そういえば、卒園してから小夜子先生に会ってないな‥。
元気にしてるかな。

⏰:11/09/18 07:29 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#436 [郁。]
―――――――――‥‥‥
――――――――‥‥

「え、小夜子先生って‥東雲幼稚園の?」

「うん」

翌日俺は思い切って旬に小夜子先生に会いにいくのについてきてほしいと頼んでみた。

「いいけど、なんでまた?」

昼食のパンを頬張りながら首を傾げる俺の幼なじみ。

⏰:11/09/18 07:45 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#437 [郁。]
「あー、うん、まあ‥ちょっとね」

少し恥ずかしくて言い出せなかった。
男の保育士なんて笑われるかもしれないし。
本当にやりたいことなのか確かめてから話すつもりだった。

「ふーん。遥希も来んの?」

今まで話が読めていなかっただろう遥希はぽかんとしている。

⏰:11/09/18 07:48 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#438 [郁。]
「遥希も来たら?俺らが仲良くあーんなことや、こーんなことして育った幼稚園だよ?」

旬がにやつきながら俺の肩を抱き寄せる。

「ちょ、しゅ‥旬!」

遥希は今にも旬に飛びかかりそうだ。

「あゆ、したろ?幼稚園の掃除用具入れん中でさあ」

「ばっ///あ、あれは‥っ!」

⏰:11/09/18 12:30 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#439 [郁。]
「‥何したの?」

遥希くんは案の定お怒りの様子。
とりあえず旬から離れて遥希に説明しようとしたが旬が横からわってはいってくる。

「やー、エロ本見つけて二人でこっそり見ようとしてたんだよねー!」

言い訳探してたのに、何で旬ってこう‥。
恥じらいがないというか‥。

⏰:11/09/18 12:33 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#440 [郁。]
呆れて言葉も出ない俺を遥希が覗き込む。

「っわ‥な、なに‥?」

予想外で耳まで熱くなるのがわかる。

「‥ほんと?」

「え?」

「高山が言ってること。」

⏰:11/09/18 12:35 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#441 [郁。]
うっ‥わざわざ確認とりますか‥。

「ほんとだけど‥そ、それがなに‥?俺だって男なんだしその‥」

視線をずらしてごにょごにょ言ってると遥希に左頬を摘まれる。

「歩のえっち。」

⏰:11/09/18 17:31 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#442 [郁。]
――――――――――――――
続きはまた明日の朝になるかもしれません;;
よければ感想おまちしてますっ

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/


そもそもずっと放置で見てる人いるのかしら‥(*´`*)w

――――――――――――――

⏰:11/09/18 17:48 📱:F03B 🆔:1du.BjN6


#443 [郁。]
「行って良いならいくけど、いつ行くの?」

いつ‥できれば今日行きたいんだけどな‥。
時間もあんまりないし‥。

「今日でいーじゃんっ!」

持ってたイチゴミルクの紙パック高くあげて旬が言う。

「俺もはやいほうがいいから今日だと助かる。」

⏰:11/09/19 07:02 📱:F03B 🆔:lt6ytn.A


#444 [郁。]
―――――――――‥‥
―――――――‥‥‥

懐かしい道を記憶を頼りに進んでいく。
俺と旬の家を超えて土手を真っ直ぐおりたら東雲幼稚園。
駅とは逆方向だから最近となっては土手を通ることも多くはなくてとても懐かしかった。

「ガキの頃は土手がすごいでかく感じてたのに、こうして見るとそんなことないなー」

旬も懐かしそうにきょろきょろしながら俺の隣を行く。

⏰:11/09/19 07:13 📱:F03B 🆔:lt6ytn.A


#445 [郁。]
そのまましばらく歩くと懐かしい門が見えた。
忘れてるかと思ったけど、見れば思い出すというもので。
お昼はとうに過ぎているためか園内の庭などに人影はなかった。

「入らねえの?」

遥希に頭をぽんとされて我に返る。

「えっ、あ、うん!入るよ!」

⏰:11/09/20 07:14 📱:F03B 🆔:ZrRKmYz2


#446 [郁。]
「こんにちはー‥」

おずおずと足を進めると旬がこんちはー!と叫んで背中を押す。
園内からはーいという返事とともに懐かしい笑顔がひょっこり覗いた。
10年前と変わらずきれいな小夜子先生だ。

「えっ、あ、歩くんと旬くん‥?」

⏰:11/10/04 07:18 📱:F03B 🆔:F.ZKwo5c


#447 [郁。]
「そーだよ、小夜子先生老けてないからちょっとびっくりした!」

なんて笑いながら旬は返す。

「旬くんも上手ねぇ。でも急にどうしたの?10年ぶりよね」

優しい笑顔のまま園内の客間に案内された。
客間までの間、俺たちの育った懐かしい景色が少し小さくなって広がっていた。

⏰:11/10/04 07:22 📱:F03B 🆔:F.ZKwo5c


#448 [郁。]
「ここ、変わらないでしょう」

客間に案内され腰をおろして小夜子先生が窓の外を見つめながら言う。

「高槻先生、失礼します」

トントンとノックのあとに若そうな女性がお茶菓子を差し出してくれた。

「えっ、あ、すみません、お構いなく!」

⏰:11/10/05 07:23 📱:F03B 🆔:F0niBvn.


#449 [郁。]
小夜子先生はくすくすと笑いながら、歩くんも変わらないわねと笑顔を向けてくれる。

隣に座っていた旬がはっとしたように声を出す。

「あれ、たかつき‥?小夜子先生‥って‥」

そういえばと俺も目を丸くした。

「えぇ、婚約したのよ。中学に上がる子供だっているんだから!」

⏰:11/10/05 07:26 📱:F03B 🆔:F0niBvn.


#450 [郁。]
えへへ、と照れ笑いをしながらお茶を口に運ぶ。

『おめでとうございますっ!』

旬と口を揃えたあとに遥希も続けた。

「結婚なんて俺たちの歳じゃ実感わかないよな‥」

「そもそもあゆと遥希は「わーっわーっ!///」

⏰:11/10/05 07:29 📱:F03B 🆔:F0niBvn.


#451 [郁。]
だから旬ってなんでこう‥。
半ば呆れながら小夜子先生を上目気味に覗き込む。

「元気ねぇ‥。あ、そういえば今年で高校卒業じゃない?進路は決まった?」

くすくす笑ったと思ったら少し真剣な眼差しで首を傾げられた。

「あ、実はそのことで小夜子先生に話があって‥」

⏰:11/10/05 07:33 📱:F03B 🆔:F0niBvn.


#452 [郁。]
――――――――――――――

まったり更新ですみません;;
読んでる人いるのでしょうか(._.)


感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/


――――――――――――――

⏰:11/10/05 07:49 📱:F03B 🆔:F0niBvn.


#453 [郁。]
>>451

「話?」

気を使ってくれたのか遥希は旬を連れて席を外してくれた。

「‥はい、あの俺‥‥今自分がどう進むべきなのか‥考えてもわからなくて、‥」

小夜子先生も真剣な眼差しになる。

「‥希望は?なにかだしたの?」

⏰:11/10/06 07:13 📱:F03B 🆔:rao//AYE


#454 [郁。]
「‥K大に、」

言いかけたところで小夜子先生は目を丸くした。
それはそうだ。K大なんて指折りに入るくらいの名門校。
俺の成績じゃDランク。
正直受かる自信なんてなくて、落ちたときのことを考えてはこれでいいのかと悩んでしまう。
遥希は止めなかったけど、遥希の邪魔だってしてるかもしれない。

「じゃあ、K大でしたいことあるんじゃないの?」

⏰:11/10/06 07:16 📱:F03B 🆔:rao//AYE


#455 [郁。]
「いえ、‥そうじゃなくて‥」

言葉に詰まりながらも黙って頷いてくれる小夜子先生にすべて打ち明けることにした。

―――――――――――――
――――――――――‥‥

「‥歩くん、今はそれでいいって思っていてもね。K大に入学できたとして、やりたいことを追うその人の隣で歩くんはきちんと進んでいけるのかな。自分の将来だから最終的に結論を出すのは自分だけれども、誰もが自分の選んだ道が正しいと言うわけじゃないの。」

⏰:11/10/06 07:22 📱:F03B 🆔:rao//AYE


#456 [郁。]
「‥はい」

俯きながらも小夜子先生の言葉をつなぎ止めていく。

「‥私も本当は保育士になろうとは思ってなかったの。看護士になりたくてね、でも血がどうも苦手で‥恥ずかしい話なんだけれどね。両親にすすめられるがままに保育士の養成所に通って‥最初は嫌だなあって思ってたの。」

こんなにいい先生ですら、悩んだんだ。
悩んで選んだ道がここだった。

⏰:11/10/06 07:26 📱:F03B 🆔:rao//AYE


#457 [郁。]
何も言わない俺に構わず小夜子先生は言葉を繋いでいった。

「ああ、やりたいこともできない人生なんて‥って悲観的になったことも少なくはなくて。でも、この道に進んだからこそ歩くんや旬くんに出逢えて、今こうして婚約もしてるわけだから、私の進んだ道はこれでよかったんだと思うわ。やりたいことなんて、本当に小さなきっかけでいいの。私は子供が好きだった、だからこの道もみえたの。」

⏰:11/10/06 07:30 📱:F03B 🆔:rao//AYE


#458 [郁。]
「‥歩くんも、ちゃんと見つけられるといいわね。」

そう言って俯いたままの俺の頭を撫でた。
嬉しいのか、自分の考えが情けなくなったのかはわからないけど、俺の瞳からは涙が溢れた。
窓の外に目をやると愛しい人の姿がうつる。

――‥ああ、俺ちゃんとしなきゃ。
遥希が大事だから、だからこそ‥応援してあげなくちゃ。

⏰:11/10/06 07:35 📱:F03B 🆔:rao//AYE


#459 [郁。]
「小夜子先生、ありがと‥うございました。俺、わかった気がします。なんとなくだけど、」

そこまで言うと小夜子先生は人差し指でシーとしてみせた。

「続き、大事なことよね?私に言うことじゃないわ。ね?」

そう言って優しい微笑みが返ってくる。
また目頭がカーっと熱くなる。

――――――‥‥俺もいつか。

⏰:11/10/07 07:27 📱:F03B 🆔:8yzoEDFI


#460 [郁。]
そのあと泣き止むまで少し時間がかかって、辺りはすっかりオレンジ色に染まっていた。
園の庭に小夜子先生と顔を覗かせると二人の笑顔が“おかえり“と一緒にとんできた。

「――‥ただいま!」




小夜子先生に改めて礼を告げて東雲幼稚園をあとにした。

⏰:11/10/07 07:31 📱:F03B 🆔:8yzoEDFI


#461 [郁。]
「何はなしてたのー?」

土手の際を歩きながら旬がこちらに顔を向ける。

「んー‥大事なこと。」

「まさかっ小夜子先生に不倫相手立候補したとか‥っ!?」

アホか、と言い出しそうになったとこで遥希が俺の頭をくしゃっと掻いて呆れ気味に言う。

「アホか。」

⏰:11/10/10 07:19 📱:F03B 🆔:3znEg.pk


#462 [郁。]
少し頬が緩むのがわかる。
同じこと思ってた、それだけなのにすごく嬉しくなった。
旬はあ、と声をあげたあとに新譜がどうのと言って一人でそそくさと帰ってしまった。
相変わらず慌ただしいなあと言いながら遥希と笑いあう。

「――‥歩、泣いた?」

「えっ、えと‥」

なんで気付くかなあ‥。
赤くなった瞼を擦りながら小さく頷くと遥希は俺の頭をもう一度くしゃっと掻いた。

⏰:11/10/11 07:25 📱:F03B 🆔:ZRbDdNcA


#463 [郁。]
俺はどこまでこの人に溺れるんだろう。
どこまで溺れたら、この好きは溢れるのをやめるんだろう。
遥希の横顔を見上げながら、そう思った。

「――‥あのね、遥希‥。俺、‥‥K大受けるの、やめようかなって‥、」

遥希はなんて思ったんだろうか。
気まぐれな俺の行動に嫌気はさしていないだろうか。

⏰:11/10/11 07:29 📱:F03B 🆔:ZRbDdNcA


#464 [郁。]
遥希を横目で見やると短く、んと返事をした。

「‥‥‥。」

沈黙を先に破ったのは俺からだった。

「‥っ、あの‥‥俺‥ちがうと、思ったんだ‥」

「‥ちがう?」

どうしよう、また泣き出しそうになって言葉がうまく出てこない。

⏰:11/10/12 07:17 📱:F03B 🆔:O5yVZ9HQ


#465 [郁。]
「‥っだか、ら‥‥っ」

だめだ。感情抜きでは話せない‥。

「歩、家いってもいい?」

遥希の急な問い掛けに うん、と返すと遥希は俺の手を握って引っ張って家まで歩いてくれた。
零れる涙を片手で擦りながら俯いたまま遥希の足を追い掛けた。

⏰:11/10/13 07:16 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#466 [郁。]
気付けば土手を抜けて見慣れた地面。

「‥歩、着いたよ。」

ずず、と鼻水を啜ってから家の門をあけた。
俺の家はただの一軒家。
大きくもなく小さくもない。
門を開けると一段だけ段差があって横開きのドア。
ドアを開こうとしたとき内側から誰かがドアを開く。

「いってきまー‥って、うわ!歩か‥びっくりさせないでよ〜」

⏰:11/10/13 07:20 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#467 [郁。]
俺の姉ちゃん。西野 加奈美(ニシノ カナミ)。
茶色いセミロングが薄化粧に妙に映える。

「って、何あんた泣いてんの?」

どこかへ行くところだったんだろう、言いながら俺の後ろに目をやる。

「あ、遥希くん!歩なんかあったの‥?」

⏰:11/10/13 07:25 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#468 [郁。]
姉ちゃんなりに心配してくれてるんだろう。
俺たちは姉弟の割に仲はいいほう、だと思う。
遥希は一人っ子だから、初めて姉ちゃんをみたときに羨ましいと言っていた。

「あ、加奈美さんこんにちは。ちょっと色々あって‥お邪魔していいですか?」

さすが遥希、しっかりしてるなあ‥。

「どーぞどーぞ!私、出掛けるから歩のことお願いね‥。下に母さんいるから。」

⏰:11/10/13 07:29 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#469 [郁。]
「わかりました。お邪魔します。」

遥希が頭を下げると姉ちゃんは出掛けてしまった。
母さんはちょうど夕食を作っている時間。

「‥ただいま。」

リビングに聞こえないくらいの声で言ったつもりが、おかえりーと母さんの声が返ってきた。
遥希との付き合いも短くはなくて、俺の家では結構人気者だったりする。

⏰:11/10/13 07:35 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#470 [郁。]
遥希がお邪魔しますと声を掛けると母さんがリアルのドアを開けた。

「遥希くんじゃない!いらっしゃい!」

「あ、お邪魔します。」

遥希はまたぺこりと頭を下げると、夕飯を食べていけだの言っている母さんの相手を始めた。
こうなると母さんはしつこい。
痺れを切らして俺が遥希の腕を引っ張ると、すみませんじゃあ夕飯いただいていきますと切り上げてくれた。

⏰:11/10/13 07:39 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#471 [郁。]
母さんがリビングに帰ったのを確認すると遥希はまた俺の手を握った。
そのまま階段を上がっていく。
遥希の部屋ほどシンプルではないけど、何かに執着することがない俺の部屋は意外に片付いていたりする。


遥希はベッドに俺を座らせて、向き合うかたちで手を握ったまましゃがみこんだ。
何かあったときは遥希はいつもこうする。
顔がちゃんと見えるように。

⏰:11/10/13 07:41 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#472 [郁。]
ちら、と遥希に視線を合わせると心配したような、泣きそうな遥希と目が合う。
それがまた愛おしくって、止まった涙が溢れてくる。

すると、遥希は俺の隣に腰を掛けて背中を同じリズムでさすってくれた。

「‥っあの、ね‥‥」

泣き声で、ゆっくり言葉を繋げていく。
うまく繋がらないのは自分でもわかっていた。

⏰:11/10/13 07:44 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#473 [郁。]
>>470

訂正

×母さんはリアルの

○母さんはリビングの

です、すみません;;

⏰:11/10/13 07:46 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#474 [郁。]
「遥希のこ、とが‥っ大事だか‥‥ら、‥っ」

うん、とそれしか言わない遥希。
でも今はそれがちょうどよかった。

「‥ゆめ、諦めて‥ほしくなくて‥‥っ」

俺が同じ大学を受けると決めて、遥希は海外の学校を諦めていた。
英会話講師という遥希の夢に近付くには現地で学ぶのが一番いいこと、誰もがわかってた。

⏰:11/10/13 12:27 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#475 [郁。]
俺が離れたくないだけで、邪魔してしまっていること。
それを謝ってから、俺は俺の道をきちんと考えて進むことを時間をかけて遥希に伝えていく。

――…俺は遥希に留学してほしい、と頼んだ。

簡単に会えなくなるのはわかってた。
連絡すら、まともにとれなくなるであろうことも。
何年かかるのかも、わからない。
でも、遥希の夢を俺のせいで壊したくなかった。

⏰:11/10/13 12:30 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#476 [郁。]
すべてを伝え終わるのにどれだけの時間が掛かったのだろう。
話し終えると遥希は“ありがとう“それだけ言って俺を優しく抱き締めた。


ちゃんと伝わったのかな‥。
一日泣きすぎて疲れたのか安心したのか瞼がゆっくりと重くなっていった。

⏰:11/10/13 12:33 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#477 [郁。]
――――――――――‥‥
―――――――‥‥‥

目を覚ますとベッドに寝かされていた。
遥希の姿は見当たらないが、遥希の鞄はそのままだった。
時計に目をやると、あまり時間は経っていないようで午後7時を針がさしていた。

重い腰をあげて階段を降りるとリビングから賑やかな笑い声が聞こえてきた。

⏰:11/10/13 12:35 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#478 [郁。]
リビングのドアを開けると、母さん、姉ちゃん、遥希の視線が俺に集まる。
父さんは残業だろうか、姿は見当たらなかった。
母さんと姉ちゃんが遥希くんがいるのに寝るなんてー、と冗談混じりに笑っていた。
遥希にご飯をよそいながら母さんが俺に言った。

「ご飯食べるでしょ?それと、急にお天気崩れちゃってねー父さん今日は帰ってこれないみたい、遥希くんも危ないから泊まってもらいなさいね。」

⏰:11/10/13 12:38 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#479 [郁。]
短く返事を返して遥希の隣に腰掛ける。
夕飯の時間はいつもより賑やかだった。
食べ終えて母さんが片付けを始めた頃に思い切って声をかけた。

「‥母さん、話がある。」

食器を洗いながら声だけをこちらに向ける。

「なあに。」

遥希と姉ちゃんは俺の隣でお茶を片手に黙っていた。

⏰:11/10/13 12:42 📱:F03B 🆔:vwHphlOI


#480 [郁。]
「‥っ、俺‥‥保育士になろうと思う‥。」

母さんは就職を希望していた。
だから結構勇気を振り絞った。
しかし。

「‥だめよ。」

思わず遥希が口を出しそうになる。
それを横目で大丈夫と訴えてから、母さんにどうしてと聞き返す。

⏰:11/10/14 07:05 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#481 [郁。]
「‥じゃあ‥‥母さんのこと、ままって呼んで‥。」

は?思わず口から本音が零れた。

「だって‥!歩ってば、最近遥希くんばっかりで‥‥、たまには母さんも構ってよ‥。」

遥希が思わず噴き出した。
その隣で姉ちゃんが口を開いた。

⏰:11/10/14 07:07 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#482 [郁。]
「母さんずるいっ!じゃあ私も加奈美ちゃんって呼んでよ!」

「ふ、二人して何言って‥。」

馬鹿親子っぷりに溜め息がひとつ。
でも、まあ――‥‥

「‥っま‥ま、加奈美‥‥ちゃ、ん‥お願いします‥‥。」

‥俺今真っ赤なんだろうな。

⏰:11/10/14 07:11 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#483 [郁。]
リビングに笑いが溢れた。
それから少しして母さんは呟くように言った。

「好きにしたらいいの、もう親にどうこう言われる歳じゃないんだし。それで後悔するもしないも、歩次第なんだからね。」

「‥うん、‥あ、俺風呂入るわ‥っ!」

最近俺涙腺が弱いのか、どうも感情的になってしまう。
目頭が熱くなるのを堪えて、それが精一杯の一言だった。

⏰:11/10/14 07:16 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#484 [郁。]
溜め息を落として脱衣所で制服を脱ぎ散らかす。
上半身が裸体になったところで鏡の中の自分に目をやると、目が少し腫れていた。
うーと思いつつ瞼をぱちぱちさせると脱衣所のドアがゆっくりと開いた。

「‥歩。」

「えっ、わっちょ、はる‥っん!」

声を上げそうになって遥希に口を手で塞がれた。
遥希はあいた手で脱衣所のドアに鍵を掛けると俺を解放した。

⏰:11/10/14 07:20 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#485 [郁。]
小声でなにと尋ねると遥希は俺をきつく抱き締めて、耳元で一言。


「―――‥‥抱きたい。」


耳まで真っ赤になりながら、その誘いに頷くしかなかった。


――――――――――‥‥
―――――――‥‥‥‥

⏰:11/10/14 07:22 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#486 [郁。]
「ふ、‥‥っん///」

浴室には勢いよく水をはきだすシャワーの音と二人の吐息、それから俺の声がよく響いた。
それが妙に恥ずかしくて必死に声を抑える。

遥希は俺に深い口付けを与えながら胸の飾りをきつく摘んだり、擦ったり強弱をつけて刺激を与える。

⏰:11/10/14 07:29 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#487 [郁。]
――――――――――――――

おはようございます。
お仕事いってきますので一旦切ります。
土日に入るので少し更新が止まるかもしれないです。

■感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4690/

感想いただけると嬉しいです(*´・ω・`*)

――――――――――――――

⏰:11/10/14 07:40 📱:F03B 🆔:0maLPDVc


#488 [郁。]
>>486

耳に響く音と、ただ流れるお湯の温度に身体は火照るばかりで、冷めることを知らなかった。

「‥っ、も‥‥ンだめっ///」

遠のく意識に逆らおうとは思わなかった。
あと少し、あと少しで―――。
きゅっと目を瞑った瞬間、遥希はソレを根元からぎゅっと握り締めた。

⏰:11/10/17 07:26 📱:F03B 🆔:s48ELg1w


#489 [郁。]
はやく欲の塊を吐き出したくて俺の身体はがくがくと震える。

「っ‥!?な、なん‥」

遥希が俺に軽く口付けて言った。

「や、その‥このあと歩の家族‥風呂入るのに、ここでするのは‥後処理とか‥。」

理由は十分納得できるものだったけど、身体は納得してくれないらしい。

⏰:11/10/17 07:31 📱:F03B 🆔:s48ELg1w


#490 [郁。]
「‥っ、はるき‥‥」

困ったように眉をわざと下げた視線を送ると、遥希は額に軽く口づけてから一言呟いた。

「部屋いってもい?」

荒い息を整えることすら忘れて小さく頷いた。


――――――――――‥‥
―――――――――‥‥

⏰:11/11/20 00:25 📱:F03B 🆔:vM/x09yg


#491 [郁。]
髪を乾かす時間ですらもどかしくなって、まともに乾かさないまま部屋に戻る。

「歩、風邪ひくよ?」

ベッドに腰かけると遥希も向き合って腰をかけてからタオル越しに俺の頭をかき分ける。

――――――‥‥はやく。

自分から遥希の首に腕をまわして貪るように口づける。

⏰:11/11/22 07:18 📱:F03B 🆔:FeRBZy7s


#492 [郁。]
「っ、あゆ‥‥ん、」

熱くて、熱くて、はやく触れてほしくて。
遥希のシャツに手を入れて蛇のようになぞると、遥希は小さく吐息をもらした。
遥希もゆっくりと俺に手を伸ばす。

「‥‥っ待‥俺がす‥んんっ」

俺がする、言い切る前に遥希に押し倒され、深い口付けが与えられる。

⏰:11/11/28 07:27 📱:F03B 🆔:v.w.sjFo


#493 [郁。]
慣れた手付きで俺の弱いところを的確に触れてくる。

「っん‥待って‥‥、おれが‥」

遥希の手を押しのけて体勢を起こすと遥希もそれに合わせて身体を起こした。

「‥ん、歩‥できんの?」

意地悪く笑う彼をよそに、すぐさまベルトに手をかけるが緊張しているのか焦っているのか、うまく外せない。

⏰:11/11/29 07:20 📱:F03B 🆔:EkE4OxL2


#494 [郁。]
「‥できてないじゃん」

遥希は小さく笑うと自らズボンを脱ぎ捨てた。
下着越しに軽く触れると、欲望の媒体として、しっかり完成していた。
慣れない手付きで遥希自身を空気中にさらすと、待っていたかのように反りあがる。

「‥へんたい。」

それだけ言って遥希の足に顔を埋めた。

⏰:11/11/29 07:24 📱:F03B 🆔:EkE4OxL2


#495 [郁。]
軽く舌先で先端をつつくと遥希が熱い吐息を吐き出した。
そのまま先端を舌で刺激しながら、根元から扱きあげる。
室内にはぴちゃぴちゃと厭らしい水音が響いた。

「っあ、ゆ‥も、いいから‥」

限界が近いのか遥希は、目を閉じたまま俺の頬を優しく撫でる。
俺ちゃんと出来てるのかな‥。
遥希の言葉を聞き流して動きを更に速めていく。

⏰:11/11/29 07:30 📱:F03B 🆔:EkE4OxL2


#496 [郁。]
「っ、ほんとに‥い、‥から‥っ」

我慢しているような声を苦しそうに繋げる遥希。

「‥‥っんん、い‥よ‥」

遥希を口に含んだまま喋ると遥希はもう一度抑えるように声を絞ってから欲を俺の口内へと放った。

「っん、ぅ‥‥、」

⏰:11/11/30 07:23 📱:F03B 🆔:Gu/ZhGqg


#497 [郁。]
慣れない臭いと慣れない味が俺の中に染み渡る。
口の中でもごもごさせていると遥希がじっと見つめてくる。

「‥出して?」

ティッシュ片手に俺の口元に持ってくると空いた手で逃げられないように頭を押さえつけられる。
いやだ、と主張するように首を横に振ったあと喉を鳴らしてソレを飲み込んだ。

⏰:11/11/30 07:27 📱:F03B 🆔:Gu/ZhGqg


#498 [郁。]
「‥馬鹿。」

そう言ってから、遥希は強引に唇を奪う。
すぐに舌が侵入してきて驚きながらも舌の動きを必死に合わせる。

「っん、ん‥‥んぅ、」

口付けながら胸の飾りを小さく摘まれる。
突然の快楽に少し眉を寄せながらも遥希の肩に手を回す。

⏰:11/11/30 07:31 📱:F03B 🆔:Gu/ZhGqg


#499 [郁。]
そのまま遥希の手は俺の腹の上を蛇のように動き回る。

「んっ‥」

きつく目を閉じると首に暖かい感触とチクリとした感覚が走る。

「‥歩、きれい。」

首から耳まで舐めあげられ情けない声だけが零れる。

「やっ、ん‥んん、っあ」

⏰:11/12/05 07:21 📱:F03B 🆔:sWRgC7ws


#500 [郁。]
「耳、弱いもんね‥」

小さくクスリと笑うと耳から胸に唇は移された。
舌先で転がして、小さく吸われて、赤く腫れ上がっているのが見なくてもわかる。

「っあ‥‥、ん、や‥っ」

自分で口元に手をやり声を押し殺しながら足を捩らると、遥希は手の甲に口づけて俺の中心に手を伸ばす。

⏰:11/12/05 07:28 📱:F03B 🆔:sWRgC7ws


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