僕と君【BL】
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#391 [郁。]
>>389

カラオケボックスを飛び出すと、昶は背中を向けたまま肩で息を整えながら呟いた。

「‥‥‥悪いけど俺、旬のことそういう目でしか見れない」

「‥え‥‥‥っと」


静まり返った夜道には、街灯で虫の焼ける音だけが聞こえた。

⏰:11/04/13 14:36 📱:F03B 🆔:7DX2WB1s


#392 [郁。]
そっと横顔をこちらに向ける昶はとても悲しそうな瞳をしていた。

「旬、好きなやついるんだったよな‥前楽しそうに話してくれてた」

「振られたよ‥つい最近だけど‥‥」

昶の言葉を遮り俯いて答える。

⏰:11/04/13 14:38 📱:F03B 🆔:7DX2WB1s


#393 [郁。]
「‥そっか、ごめん」

「何で昶が謝んの‥?」


昶の足が俺に近付く、目の前までくると昶は俺を抱き寄せた。

「‥旬、好き‥‥俺と付き合お‥」

頭が真っ白になる。昶が俺と‥?
わかってはいたけど、実際現実を目前にするとどうも言葉がでてこない。

⏰:11/04/13 14:42 📱:F03B 🆔:7DX2WB1s


#394 [郁。]
昶は俺を抱き寄せたまま力をたまに強めるだけで何も言わない。

昶も、必死なんだ―――。


「‥俺、その‥っ」

「迷惑、だよな‥」



「昶、そのまま聞いて‥な」

⏰:11/04/13 14:46 📱:F03B 🆔:7DX2WB1s


#395 [郁。]
なんて言えばいいのか正直わからない。
でも、言わなきゃ、ならない。

「‥‥俺、今まで昶のことそういう目でみたことなかったから‥‥えっと‥」

「ん‥」

どの言葉がベストなのか、繋げて剥がして考える。
つい、指先が遊ぶ。

「‥今は‥‥返事だせない‥」

⏰:11/04/23 11:42 📱:F03B 🆔:rvw6UxPQ


#396 [郁。]
「‥わかった」

俺を包む優しさがいなくなる。

「‥っ、でも‥!ちゃんと、向き合う‥からっ‥‥友達やめない‥でほしい‥」

「‥おう」


――――――――――‥‥

その日はどうやって帰ったのか、よく覚えていない。

⏰:11/04/23 11:44 📱:F03B 🆔:rvw6UxPQ


#397 [郁。]
でも、昶のことだけ考えていた。
逃げるわけにはいかない。
失いたくない。


俺は、昶が‥‥。
昶のことが。



――なんか、すっげーモヤモヤする。
‥‥昶のくせにムカつく。

⏰:11/05/01 18:25 📱:F03B 🆔:QcWtwYAM


#398 [郁。]
――――翌日 歩side

昨日どうなったんだろう。
旬は結局鞄すら取りに来なかった。

うーん‥‥。


頭をそっと遥希が撫でる。

「心配しすぎ、だいじょーぶだって」

――――――キーンコーン‥

「‥‥うん」

⏰:11/05/01 18:28 📱:F03B 🆔:QcWtwYAM


#399 [郁。]
始業のチャイムが鳴り響く。
ぎりぎりでぞろぞろとクラスメートが入ってくる。
‥もちろんその中に旬はいなかった。


メールも電話も昨日これでもかってくらいした。
返事はこないし‥。
嫌な予感ばかりが浮かんでくる。

‥‥‥旬、なにしてるの。

⏰:11/05/01 18:30 📱:F03B 🆔:QcWtwYAM


#400 [我輩は匿名である]
頑張って!!!!

⏰:11/05/22 20:33 📱:CA005 🆔:Rp3wOgAA


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