僕と君【BL】
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#411 [郁。]
>>408歩き慣れた通学路。
‥昶はいない。
通い慣れたCDショップ。
‥‥昶はいない。
見慣れた好きなアーティストの棚。
‥‥‥昶は、
「しゅん‥」
え‥?
:11/05/31 06:21
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#412 [郁。]
「えっわっちょ、えっ、あき‥ら‥っ」
手にとったCDがカシャンと音をたてて手から落ちる。
「大丈夫かよ‥クス」
傷にならなくてよかった、と拾ったCDを差し出して昶が笑う。
笑うから‥。
:11/05/31 06:26
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#413 [郁。]
笑う、から‥胸のあたりがきゅーってなるんだ。
前まではこんなじゃなかったのに。
昶のペースに巻き込まれてるみたいで‥。
「‥むかつく」
「え?」
掴んだCDを棚に戻して急ぎ足で店を後にする。
:11/05/31 06:32
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#414 [郁。]
「旬!なあ‥どうし‥」
腕を掴むと昶はぐいっと引っ張って振り向かせる。
‥‥ああ、最悪だ。
‥‥‥俺、いまどんな顔してんだろ。
‥‥わかんねーけど、でも、
やっぱり昶はやさしい、や。
全身がふわりと温かくなる。
:11/05/31 06:34
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#415 [郁。]
「‥俺が‥‥悩ませてるんだよな‥」
「あきら、こっち見ないで、そのまま聞いて」
何かを覚悟したかのように腕に力が篭もる。
「‥ん」
昶の胸に顔を埋めて、
ゆっくりと言葉を吐き出す。
:11/05/31 06:36
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#416 [郁。]
「‥‥昶のこと、ずっとそういう目でみたことなくて‥俺はずっとあゆが好き‥だったわけで、」
昶は黙ったまま何も言わない。
「昶に告白されてから‥おれ、変なんだ‥‥昶のこと思い出すと胸んとこが痛いくらい苦しいっていうか、息がとまりそうっていうか‥」
:11/05/31 06:39
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#417 [郁。]
「数日‥連絡とらなかっただけなのに、すっげー‥さみしくて‥‥会いたいって、思った‥ら‥‥昶いるし‥」
ちゃんと伝わってる?
「‥いっつも、昶のペースに巻き込まれてて‥‥なんか、すげー‥むかついた」
昶はいまどんな顔できいてんだろ‥。
:11/05/31 06:42
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#418 [郁。]
「‥っだから、えっと‥‥」
俺ちゃんと喋れてる?
「旬。好き、好き、好き。」
耳元で落とされる甘い言葉はただただ甘ったるくて、どうにかなってしまいそうなほど身体が熱くなって、
:11/05/31 06:45
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#419 [郁。]
*
うまい言葉も、照れくさい言葉もいらない。
ただ唇を重ねることしかできなかった。
隣に居てほしいのは、ずっと。
*
:11/05/31 06:47
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#420 [郁。]
:11/05/31 12:34
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