僕と君【BL】
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#519 [郁。]
「うっ、うるさい!‥でも、わからないなら直接昶くんに聞くしかないんじゃ‥。」

心配そうにあゆは俺の頭をそっと撫でた。

「んー‥‥二人は何で付き合うことになったの?」

「俺と遥希は‥えっとね、」

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⏰:12/01/19 07:23 📱:F03B 🆔:QvylMoPc


#520 [郁。]
俺たちが出会ったのは入学式の日だった。
式典が終わって教室に改めて入り直したけど、同じ中学校の人はほとんどいなかった。
いても、大体が部活まわりで話したりしてて‥俺は運動部とか、ごめんだったから一人になっちゃって。
出席番号が特別近いわけでもないのに、見るに見かねたのか遥希が声を掛けてくれた。

「‥西野、くん?」

後ろから肩を叩かれ裏が選った声で返事すると遥希は笑った。

⏰:12/01/25 07:32 📱:F03B 🆔:0qoAAm3I


#521 [郁。]
よく見ると顔全体がよく整っていて、見惚れた自分がなんだか気恥ずかしくなった。

俺は気が小さいから、なかなか友達も出来なかったんだけど遥希は違った。
明るくて、気楽に話ができて、それでいて気取らないから女子からも当然人気があった。

そんなある日、俺がある女の子に呼び出されたんだ。

⏰:12/01/25 07:37 📱:F03B 🆔:0qoAAm3I


#522 [郁。]
「あ、ごめんね西野くん‥。」
その子の顔ははっきり覚えてない。
ただ、おとなしそうな雰囲気だった気がする。

「や、ううん‥。」

俺はどうしていいかわからず、彼女が照れくさそうにするもんだから、つられて顔を俯けた。

「あの‥っ、御坂くんって‥‥付き合ってる子とか、いるのかな‥‥?」

⏰:12/01/26 07:15 📱:F03B 🆔:WYYvmlLs


#523 [郁。]
またこれ、か‥。
俺は遥希といるのが当たり前になっていた。
だから、こうして本人に話し掛ける勇気のない子は俺を呼び出していた。

「いないと思うけど、気になるなら本人に直接聞いたら?」

俺はイライラしていたんだと思う。
普段のように気楽に返事ができなかった。

⏰:12/01/26 07:18 📱:F03B 🆔:WYYvmlLs


#524 [郁。]
俺はそれだけ言って彼女の傍を離れた。

何で俺に聞くかな。
俺だって知りたいよ。
俺はまわりから見れば遥希の執事とかガードマンみたいなもんなの?

「おかえりー、歩。さっきの子泣いてたよ。振っちゃったの?」

遥希はずっと勘違いしている。
たまに呼び出されるもんだから、告白されていると。

⏰:12/01/26 07:22 📱:F03B 🆔:WYYvmlLs


#525 [郁。]
俺が泣かせたの?
俺が悪いの?

――‥‥意味がわからない。

「‥‥歩?って、わ‥どうした‥?」

俺が顔をなかなかあげないから、遥希は俺の顔を覗き込んだ。
遥希の瞳には涙を流す俺が映っていた。

⏰:12/01/26 07:27 📱:F03B 🆔:WYYvmlLs


#526 [郁。]
生憎、放課後だったため教室には二人きりだった。

「‥遥希、付き合ってる子いるの?」

俯いたまま可愛くない態度をとる。
遥希は俺の頭を撫でながら驚いた顔をしている。

「いないけど‥なんで?」

「‥‥むかつく。選び放題じゃん!さっさと誰かと付き合っちゃえばいいのに‥っ!」

⏰:12/01/26 07:30 📱:F03B 🆔:WYYvmlLs


#527 [郁。]
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感想板
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( ・ω・)質問、希望も受け付けてます!

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⏰:12/01/26 07:44 📱:F03B 🆔:WYYvmlLs


#528 [郁。]
>>526

「‥‥歩?」

自分がなんて言ったかはっきりとは覚えていない。
感情のままに、ただ暴言を吐き続けた。
ひとしきり吐き出すと、遥希はとても悲しそうな瞳をしていた。
そして一言呟いて視線を逸らした。

「‥好きな子なら、いるんだけどね‥‥。」

⏰:12/01/27 07:14 📱:F03B 🆔:kYSqq6PE


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