僕と君【BL】
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#112 [郁。]
―遥希side
写真を消してもらおうと、旬を放課後残らせた。
「なにさー呼び出しておいて。歩のこと離す気になった?」
机に軽く腰かけた旬が携帯をいじりながら言う。
:10/02/22 22:55
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#113 [郁。]
「‥歩とは、別れた‥‥。だから、写真消してくれ‥。」
旬は目を丸くしたと思ったら俺の胸ぐらを掴んで叫ぶ。
「‥っんで‥‥。あんたも結局その程度かよ!?‥あんたは歩のこと離さないって‥‥思ってた‥っ。」
:10/02/22 22:55
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#114 [郁。]
「どうい「‥歩のこと離さないで守れる奴にしか任せられない。俺は‥歩が‥‥好きなんだよ‥っ!」」
「俺だって‥守るために、自分の感情殺した。それくらい好きだ。」
物音に目を向けると、しゃがみこむ歩。
歩に聞かれた。
最悪だ‥歩は確実に誤解してる。
また自分の行動が歩を傷付けた。
:10/02/22 23:01
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#115 [郁。]
全部、全部俺のせい。
いつも泣かせてばかりじゃねーか‥。
もう歩を抱きしめてやる権利なんて‥、ないんだ。
もう、終わりにしよう。
歩へのこの感情を。
:10/02/22 23:02
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#116 [郁。]
―歩side
泣き止んだ後佐倉さんは駅まで送ってくれて、どうしようもなく恥ずかしかったけど‥佐倉さんは気にしてなかったから笑顔でお礼を言った。
まだ下がりきってない熱のせいか、その日は久しぶりにぐっすり眠った。
:10/02/22 23:02
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#117 [郁。]
カーテンの隙間から漏れる日差しで目が覚める。
昨日は帰ってすぐ寝ちゃったから‥10時間くらいは寝たのか‥。
時計の針は7時ちょうどを指している。
学校に行くには、まだ早い。
:10/02/22 23:03
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#118 [郁。]
リビングへ降りてみるが誰もいない。
母親は仕事で父親は夜勤明けで寝てるんだろう。
姉ちゃんは彼氏の家、かな‥‥。
リビングの中心にあるソファに腰掛け、ぼーっとテレビを付ける。
朝のニュースが終わって、ちょうど占いコーナー。
:10/02/22 23:04
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#119 [郁。]
俺は8月だから乙女座。
なかなか出てこない。
11位蠍座。遥希、蠍座だっけ‥‥。
『そして今日最も運勢の悪い乙女座のあなた!今日は嘘がばれてしまうでしょう!嘘を吐かずに、気を配りましょう。そんな、あなたのラッキーアイテムは!セーラー服!‥―。』
:10/02/22 23:04
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#120 [郁。]
うそだろ‥。笑
あんまり信じない占いも、今日はなんとなくそんな気がした。
それからのんびりして学校に行った。
二人とは気まずいけど、授業も残り少ないから出なきゃならなかった。
少しはやくついた教室には旬が一人。
旬っていつも朝、早いよなぁ‥。
:10/02/22 23:05
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#121 [郁。]
俺に気付いて時計に目をやる。
みんなは、まだ暫くこない時間。
「‥あのさ、歩。話があるんだ‥‥。」
旬がこっちを真剣に見つめる。
大事な話であるのはすぐわかる。
旬が俺を"歩"と呼ぶときは、いつも決まって真剣な話のときだけ。
:10/02/22 23:06
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