狼と猫と私△
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#61 [琉奈]
そして駅に着いた。
この駅は3つの方面に
別れている。

「みんなはどの方面?」

私は3人を順番に見て聞いた。
絢香の方面は知ってるけど、
春樹くんと唯斗くんの
方面は分からないからね。

*****

"最悪だ………。"

私はチラッと右隣を見た。

「何?」

「何もないよっ…。」

彼にしかめっつらで見られ、
私は慌てて視線を戻した。

⏰:10/02/09 17:14 📱:SH03A 🆔:7RfrxFMU


#62 [琉奈]
そう……。
私は唯斗くんと同じ方面でした!
他の2人は違うのに。

「はあ……。」

私は思わずため息が出た。
焦って口を手で押さえた。

「俺と帰れて嬉しい?笑」

「はいっ?」

"自意識過剰だ……。"

⏰:10/02/09 17:21 📱:SH03A 🆔:7RfrxFMU


#63 [琉奈]
\唯斗Side/

"そんなに嫌かよ…笑"

俺は駅のベンチに
ドカッと座った。
桃子も慌てて隣に座った。

「私…唯斗くんのキャラが
まったく分かんない。」

「俺のキャラ?」

俺はきょとんとした。

"俺の……キャラ?笑"

⏰:10/02/09 17:25 📱:SH03A 🆔:7RfrxFMU


#64 [琉奈]
「言い方悪いけど…
自意識過剰っていうか
クールっていうか…。」

桃子はどんどん声が
小さくなっていった。

「俺、自意識過剰?」

桃子は俺を見ないでうなずいた。

"そうかぁ…。
自意識過剰かぁ。"

その時丁度電車が来た。
俺達はそれなりに混んでいる
この電車に乗った。

⏰:10/02/09 18:01 📱:SH03A 🆔:7RfrxFMU


#65 [琉奈]
\桃子Side/

私達はなんとか吊り革を持ち、
並んで立った。

"自意識過剰のくせに
本人は気付いてないとか…。"

私は電車の窓から
まだちょっと明るい景色を
ぼーっと見ていた。

「なぁ、桃子?」

「何?」

「アド教えてくんね?」

⏰:10/02/09 18:05 📱:SH03A 🆔:7RfrxFMU


#66 [琉奈]
私は驚いて唯斗くんを
勢いよく見た。

「変な意味じゃねぇよ?笑」

唯斗くんはクックッと
笑いながら言った。

「分かってるよっ。
ビックリしただけ。」

私はケータイを出し、
唯斗くんどアドレスを
交換した。

⏰:10/02/09 18:15 📱:SH03A 🆔:7RfrxFMU


#67 [琉奈]
"フルネーム池田唯斗なんだ。"

私はケータイに表示された
電話帳の唯斗くんのページを
見つめていた。

「またメールするわ。」

「あ、うん。」

なんとなくだけど、
唯斗くんとの距離が
縮まった気がした。

⏰:10/02/09 19:02 📱:SH03A 🆔:7RfrxFMU


#68 [琉奈]
私はその後すぐに電車を降りた。
唯斗くんはまだ向こうらしい。

"アドレス交換したけど、
メールなんかするの?笑"

私はそんなことを考えながら
両耳にイヤホンをさした。
そしてのんびりと家までの
道を歩いていった。

⏰:10/02/09 19:10 📱:SH03A 🆔:7RfrxFMU


#69 [琉奈]
\唯斗Side/

俺の降りる駅はは桃子と
別れた駅から三駅行った駅だ。
俺はその駅までケータイと
にらめっこをしていた。

"メールしたほうがいい?
しないほうがいい?
分かんねぇよ!笑"

俺がメールで悩んだの
これが初めてかもな…。
普段は悩まねぇもん。

⏰:10/02/09 19:20 📱:SH03A 🆔:7RfrxFMU


#70 [琉奈]
今まで色んな女と
付き合ってきたのに、
メールで悩むなんてな。

「はあっ…。」

俺は小さくため息をつき、
ケータイをパチンと閉じた。

"日向桃子…。
なんか気になるし。"

俺は頭をポリポリかき、
電車を降りた。

⏰:10/02/09 19:33 📱:SH03A 🆔:7RfrxFMU


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