狼と猫と私△
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#13 [琉奈]
"分かってるんだけど
場所が分からないんだって!"

地図が見つからないから
人に聞くことにした。
私は辺りをキョロキョロと
見渡した。
するとベンチに男の人が
座っていた。

"男の人かぁ……。
しょうがないっ!"

私はその人の所まで行った。

⏰:10/02/08 17:43 📱:SH03A 🆔:UooLte8g


#14 [琉奈]
その人はベンチに座ったまま
私に気付いてないようだ。
前髪が顔にかかっていて
顔がはっきり分からない。

「あのー……。」

私は恐る恐る話しかけてみた。
でも反応がない。

"え?無視?"

私は顔をしかめた。
そしてその人の肩を軽く
叩いてみた。

「もしもーし?」

⏰:10/02/08 17:46 📱:SH03A 🆔:UooLte8g


#15 [琉奈]
シーン…。

やっぱり反応がない。
私は不思議に思い、
その場にしゃがみ込んで
その人の顔を覗き込んだ。

"う…わ…。"

その人は寝ていたけど、
寝顔がかっこよかった。
顔が整っていた。

"てか寝てるし。
こんなとこで……。"

私は諦めて立った。
その時急に右腕を掴まれた。

⏰:10/02/08 17:52 📱:SH03A 🆔:UooLte8g


#16 [琉奈]
"えっ…。"

「俺になんか用?」

私は掴まれた腕の先を
目線で辿ってみた。
やっぱりそうだ。
寝ていた人だ。

「いやっ……あの……。」

私は急なことでビックリして、
上手に話せずにいた。
そしてやっぱりかっこいい。

「俺の寝顔見てたっしょ?」

⏰:10/02/08 17:56 📱:SH03A 🆔:UooLte8g


#17 [琉奈]
その人は少し長めの前髪を
だるそうに横に流した。

"ばれてたの!?"

「聞きたいことがあって…。」

「俺のアドとか?」

その人は怪しく微笑んで言った。
絶対にこの人楽しんでる!

「ちっ…違います!
教室がっ…。」

「隠さなくていいし。」

⏰:10/02/08 18:00 📱:SH03A 🆔:UooLte8g


#18 [琉奈]
「隠してません!」

私は子供みたいに必死だった。
なんてバカなんだろ…笑

「名前は?」

「はい…?」

「だから名前は?」

"あー……もう!
意味分からない!"

私はイライラして
掴まれていた腕を
無理矢理振りほどいた。

⏰:10/02/08 18:03 📱:SH03A 🆔:UooLte8g


#19 [琉奈]
「もっ…もういいですっ!」

私は勢いよく180度回転して
その場から早足で去った。

"話噛み合わない人!
どんだけ自意識過剰!?"

私はムキになって
ずんずんと歩いていった。
我に返ると余計にB棟が
分からなくなった。

⏰:10/02/08 18:43 📱:SH03A 🆔:UooLte8g


#20 [琉奈]
"あの人のせいだー!"

私は片手で頭を
ぐしゃぐしゃっとした。

"また誰かに聞かなきゃ…。"

「なんか探しもの?」

男の人の声が聞こえて
私は振り向いた。
さっきの人と同じぐらい
かっこいい人がいた。

⏰:10/02/08 18:59 📱:SH03A 🆔:UooLte8g


#21 [琉奈]
私は人差し指で自分を指し、
「私ですか?」っていう
合図を送った。
その人は優しく微笑んで
軽く頷いた。

「B棟探してるんです。」

「B棟か…。
案内してあげるよ。」

「ありがとうございます!」

"さっきの人と比べものに
なりません!優しい!"

⏰:10/02/08 19:07 📱:SH03A 🆔:UooLte8g


#22 [琉奈]
私はその人と並んで
歩きはじめた。
隣に並んで歩くのが
恥ずかしいぐらい
その人はかっこいい。

「名前なんていうの?」

「日向桃子です。」

「桃子ちゃんか〜。
俺は山本春樹。
ちなみに1年。」

"1年!?一緒だ〜!"

⏰:10/02/08 20:38 📱:SH03A 🆔:UooLte8g


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