記憶を売る本屋さん
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#455 [我輩は匿名である]
「響子もまた俺の傍にいてくれてる。それに…俺はもう霜月優也じゃない。
だからもう、どうでもいいって…。
そう思おうとしても、なかなか出来なくて…」
「…薫さぁ、鬱になりやすいタイプだよね」
響子はふと、そんな事を薫に言った。
薫は「え?」と顔を上げる。
「考え方なんて、すぐ変われるわけないじゃない。
そんな事で悩んでると、ハゲるよ?」
「…ハゲる…?」
薫はショックを受け、うなだれる。
:10/04/09 20:05
:N08A3
:D1zW908U
#456 [我輩は匿名である]
響子は笑って、薫の隣に座った。
「家族殺されたようなもんなんだから、すぐに許せるわけないじゃない。
私が薫でも、絶対許せないと思う。
お腹の子まで亡くなったんだから、私だってまだ完全には許せてないよ?」
「…そんな感じには見えないけど」
「そう見えないようにしてるのよ。
そしたら、そのうち自分の中でも見えないようになるだろうから」
「…前向きだな、お前は」
薫は笑う。少し羨ましそうに。
:10/04/09 20:06
:N08A3
:D1zW908U
#457 [我輩は匿名である]
「薫が考えすぎるだけだよ。いつからそんな性格になったの?」
「さぁ?生まれつきじゃないか?」
薫はそう言って、そっと響子の肩を抱いた。
響子も何も言わず、薫の身体の右側にもたれかかる。
「…俺、お前いないといつか鬱になりそう」
「じゃあずっと一緒にいるわ。ハゲられても困るし」
「はっ、そうだな」
薫はやっと、いつもの笑顔を浮かべる。
:10/04/09 20:06
:N08A3
:D1zW908U
#458 [我輩は匿名である]
「…死ぬまで一緒にいて」
「“死んでも”の間違いでしょ」
「ああ、そうだった」
薫の笑顔に、響子もホッとしたように笑い返した。
:10/04/09 20:07
:N08A3
:D1zW908U
#459 [(´_ゝ`)]
きゃーー!
面白い(*´ω`*)
:10/04/09 21:54
:T003
:ih/7SJ/2
#460 [ま]
早く!続き!(笑)
小説家なれるぜ(o^−^o)
:10/04/09 23:28
:P04A
:DTnIV34Y
#461 [那加。]
:10/04/10 07:53
:SH706ie
:/Mu/A5SA
#462 [我輩は匿名である]
>>459さん
ありがとうございますっ


面白いって言っていただけてかなり嬉しいです(*´∇`)
>>460さん
ちょっと待って

笑
これぐらいでは無理ですよー
>>461さん
コメントありがとうございます


楽しんでいただけて嬉しいです


これからもよろしくです


:10/04/10 09:28
:N08A3
:4t4VPhl2
#463 [我輩は匿名である]
「…直人…」
誰かが直人を呼ぶ。
が、いつの間にか周りは真っ暗だ。
声も、母親の声ではない。
「誰だ…?」
「のんきに泣いてる場合じゃないよ…。
早く晶ちゃんを見つけて…。
あのままじゃあの子は…また同じ事を繰り返す…」
「…お前…もしかして…」
:10/04/10 09:36
:N08A3
:4t4VPhl2
#464 [我輩は匿名である]
「直人…もう君にしかあの子を助けられない…。
早く…晶ちゃんを…」
直人はハッと目を覚ます。
:10/04/10 09:37
:N08A3
:4t4VPhl2
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