記憶を売る本屋さん
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#523 [ま]
(´・ω・`)
:10/04/11 22:06
:P04A
:dO8wnHpE
#524 [我輩は匿名である]
コメントのせいで見にくい
:10/04/12 00:18
:P01A
:☆☆☆
#525 [我輩は匿名である]
:10/04/12 08:38
:N08A3
:RASU4056
#526 [我輩は匿名である]
しかし、その通りには、誰もいなかった。
息を切らして、直人は茫然とする。
そして、再び歩きだした。
初めて会った日の事を思い出す。
リーゼント頭の男。オイルショックの話をしたおばさん。全てが懐かしくなった。
直人はあるところまで来て、ゆっくりと足を止める。
:10/04/12 15:10
:N08A3
:RASU4056
#527 [我輩は匿名である]
細い路地にうずくまる1人の女性。
白いワンピースではなく、オレンジのラインが入った紺色のジャージに金髪頭。
「…やっと見つけた…」
直人は小声で呟く。
女性が顔を上げる。思った通り、飛鳥だった。
「…お前…何やってんだよ…」
直人は膝に手をついて呼吸を整える。
飛鳥はあの日のように、座り込んだままうつむく。
:10/04/12 15:10
:N08A3
:RASU4056
#528 [我輩は匿名である]
「…もう疲れた…」
「それは俺のセリフだ!どんだけ捜し回ったと思ってんだよ!?」
直人は汗だくになりながら怒鳴りつける。
「お前…まさか、自殺でもするつもりじゃねぇだろうなぁ…?
そんなの…絶対許さないからな…!」
「……あんたに何がわかんの…」
飛鳥はまた顔を上げ、直人を睨み上げる。
:10/04/12 17:59
:N08A3
:RASU4056
#529 [我輩は匿名である]
「私には何にもない…。
…あんたは、私の欲しいものをみんな持ってる…。
そんな奴に、私の気持ちなんか…!」
「あぁわかんねぇなぁ、何回も自殺する奴の気持ちなんか!」
直人の「何回も」という言葉に、飛鳥はハッとする。
「…あんた…」
「わかるだろ?俺が誰か…。
…俺は、長月要の生まれ変わりだよ!石川晶!!」
直人は声を上げて、自分の正体を打ち明けた。
飛鳥は言葉を失い、茫然とする。
:10/04/12 20:03
:N08A3
:RASU4056
#530 [我輩は匿名である]
「…嘘だ…あんたが要なわけ…」
「俺が要じゃなかったら、何でここがわかるんだよ?
ここが、要と晶が最初に出会って、初めてデートの待ち合わせ場所にした所だから。
だからここで、あの日みたいに待ってたんだろ?」
飛鳥はそう言われて顔を背ける。
「…今さら来たって…」
「あ?」
飛鳥の声が聞き取りにくくて、直人は首をかしげる。
そして、飛鳥は素早くポケットからカッターナイフを取り出し、刃を出して首に向けた。
:10/04/12 20:03
:N08A3
:RASU4056
#531 [我輩は匿名である]
直人は目を丸くするが、飛鳥の目は本気だ。
「……何で…何でかばったのよ…」
飛鳥は静かに口を開く。
「何であの時死なせてくれなかったのよ!?
1人だけ勝手に死にやがって!
たった1人の友達亡くして、私が生きていけるわけないじゃん!!」
「勝手な事言ってんじゃねぇよ!!」
直人は我慢できず、飛鳥に言い返す。
:10/04/12 21:59
:N08A3
:RASU4056
#532 [我輩は匿名である]
「“何で死なせてくれなかったか”だ!?ざけんじゃねぇよ!!
要がどんな気持ちでお前を突き飛ばしたか知ってんのかよ!?」
「うるさい!!」
飛鳥は自暴自棄になり、めをつぶって、カッターを持つ手に力を入れる。
直人はとっさに手を伸ばす。
その直後、地面にポタポタと血がしたたり落ちた。
:10/04/12 21:59
:N08A3
:RASU4056
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