こんなのあり?
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#252 [KC.]
>>247の続き↓
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翌日

私は仕事場で昨日撮った
一輪の花を印刷していた

「おっ!!その写真すごくいいなっ!!」

「ぅわぁっ!!」

突然大きな声で話しかけてきた
聖二さんに私はびっくりした

⏰:10/04/06 22:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#253 [KC.]

「うん…すんげぇ〜雰囲気出てる。一人で淋しいが頑張るぞって感じが強く出てるよ。」

「そぅですね。」

出来上がった写真を手に取り
二人で眺める

でもどことなく…やっぱり
悲しい感じがするこの写真

あの時の私と同じ
だったのかもしれない

⏰:10/04/06 22:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#254 [KC.]

「…東大寺?」

「はい?」

「何かあったのか?」

聖二さんは少し心配そうな
顔をしている

「いえ!!何もないですよ?」

「…それならいいが。」

⏰:10/04/06 22:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#255 [KC.]

特殊能力のせいか
聖二さんはよく私の
気持ちを悟る

本当に良きパートナーだ

「本当に何もないですよ?」

ニコッと笑いながら
私は聖二さんに言う

「お前…。」

「聖二さん?」

「…。いや…何もない。」

⏰:10/04/06 22:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#256 [KC.]

いつもと少し様子が違う
聖二さんは「あっ!!」と
思い出したように手を叩く

「この間の雑誌!!」

「モデルさんの?」

私は首を傾げる

「おう。アレさぁ…もうひとつのコーナーに使う写真もお前に任せたいんだけど…いいか?」

「え…でもアレは…」

私が例の雑誌で担当していた
コーナーはひとつ

⏰:10/04/06 22:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#257 [KC.]

その他の写真は違うカメラマンが担当していた

「私なんかが担当していいんですか?」

「あぁ!!お前にはもっと成長してほしいからな。頼むわ。」

「でも私、今違う仕事で…」

「アレか?アレは後でいい。こっち優先でやっていこう!!」

急に決まったモデルの撮影…
また上手くできるかと思うと
不安で気持ちが重くなる…

⏰:10/04/06 22:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#258 [KC.]

でもやらないと…

私は今度の撮影日などの
打ち合わせで予定を確認し
今日の仕事が終った


そして帰る途中、近所の
スーパーにより
夕飯の食材を買って帰宅した

⏰:10/04/06 22:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#259 [KC.]

家に帰るとジンが
リビングで雑誌を見ている

「ただいま。」

私に気づいたジンは
雑誌を閉じこちらを向いた

「おかえり。遅かったねぇ。」

ジンがこっちを向いて
私を見ている

⏰:10/04/06 22:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#260 [KC.]

いつもは私が帰っても
気にしないくせに
めずらしい事もあるものだ

「ちょっとスーパー寄ってたから。ごめんね、今からご飯作るから!!」

私はエプロンをつけ
夕飯の支度をする

するとジンが近づいてきた

⏰:10/04/06 22:19 📱:PC 🆔:☆☆☆


#261 [KC.]

「今日のご飯何ぃ?」

「今日はサバの味噌煮とサラダと…」

「ルカ。」

「え?」

初めて名前を呼ばれ
私はびっくりする

「俺、サバ嫌い。」

ジンは申し訳なさそうに
私に言った

⏰:10/04/06 22:19 📱:PC 🆔:☆☆☆


#262 [KC.]

「えぇ!?じゃあどうしよう…今日のメインはサバしか買ってきてないよ…」

ジンは頬っぺたを膨らまし
私を見つめはじめる

(こんなかわいいとこもあるんだ…)

私はその膨れあがった
頬っぺたを見てクスクス笑った

「笑い事じゃないしね。じゃ俺、今日の夕飯抜きぃ?」

(ん〜大げさだなぁ…)

私は少し困った顔で
どうするか考えた

⏰:10/04/06 22:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#263 [KC.]

「…しょうがない。それじゃ今からもう一回スーパー行ってくるよ。」

私はエプロンを外し
財布を持って玄関へ向かう


「ちょっと待ってぇ。」

ジンは私を止めると
駆け足で自分の部屋に向い
すぐに出てきて私の前に立つ

「俺も行くぅ。」

そう言うとジンは
靴をはきだした

⏰:10/04/06 22:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#264 [KC.]

「え?どうして??」

「なんか…心配だからぁ。」

「心配?また嫌いな物を買うかもしれないから?」

私も靴をはき
ドアを出た

「それもあるぅ。」

ジンはそう言うとカギを閉る

⏰:10/04/06 22:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#265 [KC.]

(それも?どういう意味??)

鍵が閉まった事を確認すると
ジンは私の手を握り歩きだした

「ジ…ジン!?」

「何ぃ?」

「手…」

私は少し赤くなる

⏰:10/04/06 22:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#266 [KC.]

「ほら、彼氏のフリ。」

ジンは気にもせず
歩き続ける

こんな時までカップルの
フリをしなくても…


私はこうして歩く事に
あまり慣れていないせいで
ぎこちなく歩いた


スーパーに着いても
ジンは手を離す気配がなく
すごく恥ずかしい

⏰:10/04/06 22:22 📱:PC 🆔:☆☆☆


#267 [KC.]

でもこうして買い物を
していると本当にジンの彼女に
なったみたいで嬉しかった

新たにまたいろいろと
食材を買い大きな袋に入れる


「俺が持つぅ。」

ジンは私が持とうとした
袋を取り上げた

⏰:10/04/06 22:22 📱:PC 🆔:☆☆☆


#268 [KC.]

「重たいよ?」

「…男なめんなよぉ?」

私より悠々と袋を持つジン

最近いろんなジンを
見るようになった私は
謎だらけの彼に少しずつ
惹かれているような気がした

⏰:10/04/06 22:22 📱:PC 🆔:☆☆☆


#269 [KC.]

でも…ジンが私に
優しくしたり彼女のような
扱いをしてくれる理由を

私は知っている…

⏰:10/04/06 22:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#270 [KC.]

私はジンに惚れて
しまわないように
注意するようになっていた




私達がスーパーに
行った日から数日

前よりも仲良くなった私達

⏰:10/04/06 22:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#271 [KC.]

自然に接する事が
出来るようになり
会話も増えジンから
いろんな話をしてくれるようにも
なっていた

すごく幸せで充実した日々


でもそんな日々に
突然、嵐がやってくる…

⏰:10/04/06 22:24 📱:PC 🆔:☆☆☆


#272 [KC.]

モデルの撮影日当日

私は聖二さんと現場に到着する


私は姫ちゃんを肩にさげ
聖二さんとスタジオに入った

そこにはすでにモデル達が
集まっている

「ありゃ…待たせちゃってすいません。」

聖二さんが監督に謝る

⏰:10/04/06 22:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#273 [KC.]

「いやぁ!!あの子達、今日は気合いが入っちゃっててずいぶん早く来てるみたいだから、気にしないで。」

「気合い?なんでまた…?」

「今日はあのZIN君が一緒に撮影するからじゃないかなぁ?」

「え?ZINって?」

「聞いてないの?最近、注目度No1の男性モデルのZINが来るんだよ。」

「初耳っす。そうなんですか…」

「そうだったの?それにしても彼、遅いなぁ。」

⏰:10/04/06 22:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#274 [KC.]

(ZINって…?)
私は姫ちゃんの準備をしながら
話しを聞いていた

聖二さんと監督さんが
話しているとスタジオのドアが開く

それをきっかけにモデル達が
ザワザワとざわめきだした

⏰:10/04/06 22:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#275 [KC.]

「すいません!!車が混んでて遅れました!!」

スーツを着ている男性が
こちらに駆け寄ってくる


そしてその後ろから歩いてきた
人物を見て私は固まった

⏰:10/04/06 22:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#276 [KC.]

「ジ…ン…?」

歩きながら近づいてきた人物…

それは紛れもなくジンだった

でもジンは固まる私を見ても
無表情のまま…

「ZIN!!早速スタンバって!!」

スーツの男性がそう言うと
ジンは女の子達に挨拶をして
セットに入った

⏰:10/04/06 22:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#277 [KC.]

セットに入ったジンは笑顔で
こちらを見る



「東大寺!撮影始まるぞ。頑張れよ!!」

聖二さんが私に声をかけると
同時に監督さんが
撮影の合図をかけた

⏰:10/04/06 22:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


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