こんなのあり?
最新 最初 全 
#1 [☆]
初めて書きます!!
誤字・脱字たくさん
あると思いますが
がんばりますので
心温かくよろしく
お願いします!!
荒し・中傷は
やめてください
:10/04/02 03:03
:PC
:☆☆☆
#2 [☆]
[こんなのあり?]
スタート
:10/04/02 03:05
:PC
:☆☆☆
#3 [☆]
私の名前は
「東大寺 琉華」
(とうだいじ るか)
只今引越しの最中。
引越し屋さんと一緒に
新居にむかっている
:10/04/02 03:05
:PC
:☆☆☆
#4 [☆]
私は車に揺られながら
家具や置物を
どこに置こうか
考えていた
すると引越し屋さんの
車が止まる
:10/04/02 03:06
:PC
:☆☆☆
#5 [☆]
「着きました。」
「ありがとうございます。」
目的地に到着。
5階立てのマンションで
私の部屋は3階
ルンルン気分で
新しい部屋に向かった
:10/04/02 03:06
:PC
:☆☆☆
#6 [☆]
部屋の前まで着き
カギをあけようとした瞬間
気がついた。
「アレ?開いてる??」
私は表札を確認する
そこに名前はなかったし
3階の端部屋
間違いはなかった
:10/04/02 03:06
:PC
:☆☆☆
#7 [☆]
恐る恐るドアを開けると
玄関には男性ようの靴がある
「え…?あれ…??」
私は混乱に落ちいり
靴を見ながら玄関で
固まってしまった
:10/04/02 03:07
:PC
:☆☆☆
#8 [☆]
当然である
誰もいないはずの
私の新居に
靴が…
ある訳がないのに…
「あんた誰??なんか用??」
その声にびっくりした私は
前を見た
:10/04/02 03:07
:PC
:☆☆☆
#9 [☆]
そこには背が高く
ボサッとした髪の
若い男が立っていた
「何??つか…普通インターホン鳴らすっしょ」
イ…インターホン!?
なんで自分の部屋に入るのに
インターホンなんか押すのよ!!
:10/04/02 03:07
:PC
:☆☆☆
#10 [☆]
「あなた誰ですか!?ここで何してるんですか!!」
私は焦った口調で聞いた
「は?何って…今日休みだし寝てました。」
「ねっ…寝てた!?!?!?!?」
本当に訳がわからない
何、人の家で寝てるんだコイツ。
:10/04/02 03:08
:PC
:☆☆☆
#11 [☆]
「ここは私の家です!!勝手に上がって何してるんですか!!出てってください!!!」
「あんたの家って…ココ俺んち。訳わかんない事いわないの。」
私はこんなに混乱してるのに
男は大あくびをしながら
私にそう言った。
:10/04/02 03:08
:PC
:☆☆☆
#12 [☆]
(何この人。気持ち悪い。)
「何いってんですか!!私はちゃんと●●会社で契約したんですよ!!今日からここは私の家です。」
私は負けないように
睨みながら男に言う
「いやいや。俺は○○会社で契約したけど…もうここに住み出して1週間は経つし…なんかの間違いじゃない?」
:10/04/02 03:09
:PC
:☆☆☆
#13 [☆]
一週間!?
私は急いでカバンから
携帯を出し契約会社に
電話をかけてサァ〜と
顔が青ざめた
電話が繋がらないのだ
男が私の顔をまじまじと見る…
:10/04/02 03:09
:PC
:☆☆☆
#14 [☆]
私は何度も何度も電話をかけるが
結果は一緒…
『おかけになった番号は現在使われておりません…』
その様子を見ていた男は
大きなため息を一度ついて
外で待っている業者に言った
:10/04/02 03:09
:PC
:☆☆☆
#15 [☆]
「とりあえず中に運んで。これご近所さんに迷惑」
通路には私の荷物が
ずらりと並んでいる
業者は急いで
中に荷物を運び入れた
広いリビングで私は立ちすくむ。
:10/04/02 03:09
:PC
:☆☆☆
#16 [☆]
「あぁ~あ~…せっかく荷物片付いたのにぃ…」
男はダンボールの
山を眺めながら
ため息混じりに
そう口にして
私を見た
:10/04/02 03:10
:PC
:☆☆☆
#17 [☆]
少し落ち着いた私は
アタマの中を整理していた
「んで…さっさと出てって欲しいんですけど?」
「あ…ごめんなさい…。」
「いく当てあんの?」
「実は…その…」
:10/04/02 03:10
:PC
:☆☆☆
#18 [☆]
私は言葉を濁らす
「何?はっきり言って。聞き取れない。」
男はドカッと
ソファーに腰をおろした
「前に住んでた部屋はもう引き渡しちゃって…行く所がないんです」
私はうつむきながら言った
:10/04/02 03:10
:PC
:☆☆☆
#19 [☆]
「しゃべるなら俺見てしゃべれば?床に話してどうすんの?」
少しムカっとしたが
彼の態度もしょうがない
誰だって自分の部屋に
こんな事が起きれば
不機嫌になる
「いい機会だし彼氏の部屋にでも転がり込んだら?」
男は言う
:10/04/02 03:11
:PC
:☆☆☆
#20 [☆]
「う”…」
「あっ…いないんだ。じゃ〜友達は?これはいるでしょ?」
確かに友達はいる
でもみんな家庭を
もってたりで
一緒に住んでも
らえそうな
人がいなかった
:10/04/02 03:11
:PC
:☆☆☆
#21 [☆]
私は無言でまたうつむいた
「え?友達いないの?」
「友達はいますよ!!」
「よかった…そんな友達いない人間怖いし。」
私は半目になりながら
彼を見た
:10/04/02 03:12
:PC
:☆☆☆
#22 [☆]
「じゃ~さっさと友達んち行って?マジ迷惑だよ?」
「ごめんなさい。でも友達も一緒に住めそうな人いないんです…」
はぁ〜やだなぁ〜…
どうしてこう
なっちゃったんだろう…
そんな思いがピークになり
次第に涙が
目にたまりはじめた
:10/04/02 03:13
:PC
:☆☆☆
#23 [☆]
はぁ〜っと大きく
ため息と着いた彼は
立ち上がり1つの
ドアに向けて歩き出した
「この部屋。使ってないから使えば?」
私はえ?っと思い彼を見た
:10/04/02 03:13
:PC
:☆☆☆
#24 [☆]
「この家見てわかるけど広いっしょ?ここ物置にする予定だったけど
しょ−がないからあんたに貸したげる」
男はドアを開け私の
荷物を中に運び出した
「いいんですかッ!?!?」
「いや…だって泣くとかずるいよね。ホント」
:10/04/02 03:14
:PC
:☆☆☆
#25 [☆]
ブツブツ言いながら
荷物を運んでくれる
彼の顔は呆れてたけど
彼のおかげで私は助かった
:10/04/02 03:14
:PC
:☆☆☆
#26 [☆]
翌日…
目を開けるとそこには
見慣れない天井
荷物を運んで疲れた私は
お風呂にもはいらず
そのままベッドで
寝てしまっていた
:10/04/02 22:51
:PC
:☆☆☆
#27 [☆]
体を起こしまわりを見る
ごちゃごちゃとまだ
荷物が散乱している
引越しで忙しいそうだからと
社長が連休をくれていたので
仕事は今日も休み
時計を見ると8:00過ぎだった
:10/04/02 22:52
:PC
:☆☆☆
#28 [☆]
私は部屋を出た
家の中はシーンとしている
「まだ寝てるのかな?」
彼の部屋を横目で見ながら
台所へ向かった
:10/04/02 22:53
:PC
:☆☆☆
#29 [☆]
台所には小さめな机がある
その上にメモのような物が
置いてあることに気づき
それを手にとる
[風呂も台所もお好きにどうぞ]
とだけ
残されていた
:10/04/02 22:54
:PC
:☆☆☆
#30 [☆]
私はまずシャワーを浴び
ご飯を食べ部屋を片付けた
片付けをしていると
夢中になり気が付けば
もう夕方
彼はまだ帰ってきていない
:10/04/02 22:55
:PC
:☆☆☆
#31 [☆]
夕飯の材料を買いに
私は家を出た
新居…って言うか
居座っている所から
数分歩いた所にスーパーがある
夕飯か…
彼の分どうしようかな…
:10/04/02 22:56
:PC
:☆☆☆
#32 [☆]
考えながら
食材をカゴに入れる
明日に出てくなんて出来ないから
せめてご飯は作ってあげなきゃだよね…
しょうがなしに…
二人分の食材の精算を済ませ
出口にあった賃貸の
フリーペーパーをいくつか
カバンに入れ店をでた
:10/04/02 22:56
:PC
:☆☆☆
#33 [☆]
マンションの前に着くと
カバンからカギを出し
カギを刺す
開けようとした瞬間
ん?と気づいた
カギが開いている
確かに閉めて行ったはずなのに
:10/04/02 22:57
:PC
:☆☆☆
#34 [☆]
帰っているのかと思い
ドアを開けると
そこには私のではない
女性用の靴と
昨日見つめていた
男性用の靴があった
げっ…
と思ったが二人分の食材は
すごく重い
:10/04/02 22:57
:PC
:☆☆☆
#35 [☆]
このまま外にいるのも…
ね…
私はリビングにいませんように!!と
願いながらそっと
中に入った…
でもその願いも虚しく…
リビングからやらしい声が
聞こえて来た…
:10/04/02 22:58
:PC
:☆☆☆
#36 [☆]
(…オイっ!!)
思わず心の中でつっこんでしまう
台所に行くには一度リビングに
行かなきゃならない…
バレないよう私は
泥棒のように
忍び足でいやぁ〜な
声のする方へ向かった
:10/04/02 22:58
:PC
:☆☆☆
#37 [☆]
幸いソファーの背もたれで
2人は隠れ見えない…
「ん…あぁっ…ンくん…」
女の淫らな声が聞こえる
(うわっ…)
私の顔がひきつる
でも二人の世界に入ってくれてるおかげで
バレてない
:10/04/02 22:59
:PC
:☆☆☆
#38 [☆]
そーっとリビングへ
進入成功!!
と思った瞬間…
ポケットに入れていた
携帯がこれでもか!!
といわんばかりの
すごい音をたてて
落ちてしまった
:10/04/02 22:59
:PC
:☆☆☆
#39 [☆]
「きゃっ!!何っ!?!?」
女がすごい勢いで
起き上がる
(や…やっちゃった…)
その後にゆっくりと
彼が女の下から
起き上がる
:10/04/02 23:00
:PC
:☆☆☆
#40 [☆]
「あっおかえりぃ〜」
彼はのほほんと
私にそう言った
「ちょ…あんた誰よ!!!??」
女はすごい顔で私に言う
(誰って…なんていえば…)
私は考える
:10/04/02 23:00
:PC
:☆☆☆
#41 [我輩は匿名である]
昔あった漫画の、グッドモーニングコールに似てる
:10/04/02 23:01
:SH904i
:☆☆☆
#42 [☆]
「誰って…俺の彼女だけど?」
え?
理解不能の言葉
女は「えっ!?!?」と驚く
「何?俺の女はあんただけだと思ってたの?」
彼は冷ややかな目で女を見た
:10/04/02 23:01
:PC
:☆☆☆
#43 [☆]
>>41そうなんですか!?
ごめんなさい思
いっきりかぶってますか?汗
私その漫画は読んだ事ないんで…
パチったりとかじゃないんですけど…
(´;ω;`)
:10/04/02 23:04
:PC
:☆☆☆
#44 [☆]
…続き書かないほうが
いいかなぁ…
:10/04/02 23:05
:PC
:☆☆☆
#45 [きなたん]
楽しみで読んでます
続き書いて下さい

:10/04/02 23:07
:P01A
:☆☆☆
#46 [☆]
>>45 [きなたん]さん
ありがとうございます!!
とても嬉しいです!!!
:10/04/02 23:11
:PC
:☆☆☆
#47 [☆]
読んでくださってる
皆様へ
グッドモーニングコールと
言う漫画に話が似ていると
コメントを頂きました。
ですが
一応この物語は私が一から
勝手に妄想して
書いているものなので
盗作などの物では
ありません
もしあまりにも
似ている場合は
教えて下さい!!
と言う訳で続きを
書かせて頂きます。
どうかこれからも
よろしくお願い致します
:10/04/02 23:21
:PC
:☆☆☆
#48 [☆]
>>42 の続き
「彼女ってそんなの聞いてない!!」
そりゃそうだ
私も今初めて聞いたのだから
てか彼女じゃないし…
「あんた最低っ!!」
:10/04/02 23:22
:PC
:☆☆☆
#49 [☆]
大きく振りかぶって
女は彼のほっぺたを
ひっぱたたき
少し乱れた服を整え
走って出て行ってしまった
男は片手で頭をボリボリかき
体制を入れ替えて
ソファーに座る
「ごめんなさい」
私は彼に謝った
:10/04/02 23:23
:PC
:☆☆☆
#50 [☆]
「なんであやまんの?俺あんたの事、利用しただけよ?」
「利用??」
「そう。もうちょっとで食われるとこだったし助かったぁ。」
まったく読めないこの男
なら家に連れ帰るなよ…
とゆうかあの子は彼女なんじゃないの?
:10/04/02 23:24
:PC
:☆☆☆
#51 [☆]
「食われるって…逆じゃ〜…しかも彼女なんじゃないんですか?」
「え〜違うよぉ。彼女は彼女でも昨日遊びで付き合ったばっかだし。それに俺気分じゃなかったしねぇ…つか…あんたまだいたの?」
男は振り向きもせずソファーに座りながら冷たく言う
私は重い食材を
台所のテーブルに置き
必要な物だけ出して
残りは冷蔵庫に入れた
:10/04/02 23:24
:PC
:☆☆☆
#52 [☆]
「すいません。急いで家探すんで…もう少しだけお邪魔します。」
私だって嫌なのに…
はぁ〜っとため息をつきながら
夕飯の用意をする
「あんた図太い性格してんだ。でも早く出てってね。」
彼はそう言うと自分の部屋に向かった
「ちょっと待って!!ご飯どうしますか?」
私が聞くと男は振り向き
台所に近づいた
:10/04/02 23:25
:PC
:☆☆☆
#53 [☆]
「何つくんの?」
「ハンバーグですけど…」
「じゃ~出来たら呼んで?」
そういうと男は自分の部屋に行ってしまった
どうしよう…でも考えた所でいい案も出ず
あっと言う間に夕飯ができてしまった
:10/04/02 23:25
:PC
:☆☆☆
#54 [☆]
足が重かったが私は彼を呼びに行き
ご飯を入れて食べてもらう準備をした
少ししてから彼が出てきて
食卓の前に座る
ろくに話もしていないので
いい機会だと思い私も
一緒に食べることにした
「一緒に食べるのね。」
「ダメですか?」
:10/04/02 23:26
:PC
:☆☆☆
#55 [☆]
「いいやぁ~別にぃ〜」
よく語尾を延ばしたり
少し変わった話し方をする
正直言って
調子が狂う
彼は無表情でご飯を食べだした
話すと言っても何から話せばいいか
わからない
私も少しずつご飯を食べだした
:10/04/02 23:26
:PC
:☆☆☆
#56 [☆]
沈黙の重い空気が
流れる
「あんた…名前はぁ?」
沈黙を破ったのは彼だった
「東大寺 琉華です…」
「ルカ?変わった名だねぇ。」
「よく言われます。アナタのお名前は?」
:10/04/02 23:27
:PC
:☆☆☆
#57 [☆]
「俺のも教えなきゃいけないの?」
「え…いや…そりゃ教えてもらえれば…」
私は半目になる
「やだなぁ。教えるの。」
どうしてそこを嫌がるのか
わからないが沈黙がまたやってきた
:10/04/02 23:27
:PC
:☆☆☆
#58 [☆]
どうして教えてくれないんだろう…
不思議に思っていた私を見て
彼は少し笑った
「どんな顔してんの?その顔面白いよぉ?」
「え?」
私は彼を見た
(アレ?この人…)
:10/04/02 23:28
:PC
:☆☆☆
#59 [☆]
私はここで初めて彼の顔を
しっかりと見た
その顔はとても整っていて
すごくかっこいい
瞳はブルーサファイアのように
魅力的だった
今日は昨日とは違い
髪もきちんとセットされている
思わず胸がドキッと
なってしまった
:10/04/02 23:28
:PC
:☆☆☆
#60 [☆]
「なにぃ?俺に見とれちゃったぁ?」
「なっ…!!ちが…ッ!!」
顔が熱い
予想外の顔と言葉に思わず顔を赤くする
「顔…赤いけど?」
「…ッ!!」
私はうつむく
:10/04/02 23:29
:PC
:☆☆☆
#61 [☆]
「あんたおもしろいねぇ。」
彼は食べ終わった食器を流し台に入れ
リビングへ向かう
が途中で立ち止まり
振り向いた
「そうそう。ハンバーグ美味しかったよ。後片付けよろしくぅ」
そう言うとリビングのソファーに
ドカッと座ってTVを見始めた
:10/04/02 23:29
:PC
:☆☆☆
#62 [☆]
話すどころか…
名前も聞けなかった私…
情けない
顔を見ただけで
あんなに照れるなんて…
残りのご飯を食べ終えて
食器を片付けた
食器を洗い終え
自分の部屋に入ろうとした時
:10/04/02 23:30
:PC
:☆☆☆
#63 [☆]
「ねぇ。コーヒー。」
彼が私に言った
「?…コーヒー??」
「いれてぇ。」
「それくらい自分で…」
「居候さん、コーヒー。」
ソレを言われると
なんとも言い返せない。
:10/04/02 23:30
:PC
:☆☆☆
#64 [☆]
てか…まるで奴隷みたいな
扱いだ、コレ
しぶしぶコーヒーを入れる
「俺ブラックね。」
「はいはい。」
「「はい」は一回でいいよぉ」
「う…。」
なんか調子が…
本当に狂う
:10/04/02 23:31
:PC
:☆☆☆
#65 [☆]
完全に彼のペースだ
私はコーヒーを彼に届ける
すると彼は「サンキュ」と言い
自分の隣をポンポンと軽く叩く
私が首をかしげると
「ココ、座れば?」
:10/04/02 23:31
:PC
:☆☆☆
#66 [☆]
と私の顔を見ながら
言った
私は少し抵抗があったが
それなりに距離を置いて隣に座った
「んで…家探してんのぉ?」
彼は聞く
:10/04/02 23:32
:PC
:☆☆☆
#67 [☆]
「一応探してるんですけど、いい所なくて…できるだけ早くさがすんで少しの間お世話になってもかまいませんか?」
「ん〜…別にいいけどぉ、条件出していい?」
彼は私を見た
「なんですか?」
「俺の彼女になってくれる??」
唐突な言葉
:10/04/02 23:32
:PC
:☆☆☆
#68 [☆]
私は「はぁ!?!?」と大声を
出してびっくりした
「別に好きじゃないんだけどぉ…女よけに使いたいなぁ〜って★」
にこっと恐ろしい事を口にする彼
「なんで私が!?!?」
「彼氏いないしいいでしょ?居候さん。それにフリしてくれれば俺は追い出さないし家賃も払わなくていいよ?」
「な…でも!!」
:10/04/02 23:33
:PC
:☆☆☆
#69 [☆]
「フリしてくれるだけでいいからさぁ。女よけになってよ。」
「女よけって!!そんなの嫌です!!」
「なんでよぉ。あんたにしたらいい条件じゃん。今日みたいな女はダメなんだって…めんどうだからさぁ」
:10/04/02 23:33
:PC
:☆☆☆
#70 [☆]
な…何を言っているのか
本当にわからないこの男
でもこの条件を飲み込めば
家賃はタダ。
今みたいに急いで
新居を探さなくてもよくなる
でも…でも女よけってどうなの!?
私はうつむいて考えた
:10/04/02 23:34
:PC
:☆☆☆
#71 [☆]
実は…お金もないのだ
このマンションを借りる時に
大きな出費をしている
新しい部屋に行くにしても
保険やその他で大きな出費に
家賃を払っていくなんて事したら…
:10/04/02 23:34
:PC
:☆☆☆
#72 [☆]
貯金は底をつき
生きていけなくなる…
うつむいて考えていると
彼から大きなタメ息が出た
「居候のくせにぃ。じゃあい…」
「ちょっと待って!!!」
:10/04/02 23:35
:PC
:☆☆☆
#73 [☆]
焦ってまた大きな声を
出してしまった
そのせいで
彼はびくっとして
固まった
「あ…あの…すいません。本当にフリでいいんですか?」
「え?う…うん。フリでいいぃ。」
:10/04/02 23:35
:PC
:☆☆☆
#74 [☆]
「わかりました。」
「えぇ!?本当ぉ??助かるなぁ」
彼はニコっと笑う
焦りと勢いで私は
とんでもない条件とやらを
OKしてしまった。
:10/04/02 23:36
:PC
:☆☆☆
#75 [匿名さん]
:10/04/03 00:24
:SH905i
:☆☆☆
#76 [☆]
>>75ありがとう
ございます!!
とても嬉しいです♪
がんばります!!!
:10/04/03 00:26
:PC
:☆☆☆
#77 [
:/ぶーちゃん]
:10/04/03 00:30
:N02A
:☆☆☆
#78 [+.
MAX らぶ
*゚]
私も続き気になります

とてもおもしろくて読みやすいです(^0^)/
☆ サンのペースで更新頑張って下さい!

:10/04/03 00:39
:SH02A
:☆☆☆
#79 [☆]
>>77 .[:/ぶーちゃん]さん
>>78 .[+.MAX らぶ*゚]さん
とても嬉しいです!!
応援ありがとうございます!!
これからもがんばりますので
どうぞよろしくお願い致します!!
:10/04/03 01:00
:PC
:☆☆☆
#80 [☆]
>>74 の続き
-------------
「じゃっ、よろしくねぇルカちゃん♪」
そう言うと彼は立ち上がり
自分の部屋に向かう
「あっ!!あの!!!」
私は彼をあわてて引きとめた
:10/04/03 02:09
:PC
:☆☆☆
#81 [☆]
「せめて名前教えてもらえませんか?」
「なんで?」
「な…なんでって。」
彼は何故か考えている
フリはフリでもやっぱり
名前知らないのはおかしいし
これから少しの間とはいえ
一緒に暮らすのに…
:10/04/03 02:10
:PC
:☆☆☆
#82 [☆]
私は少しうつむいた
「ジン。」
「え?」
「ジンだよ。」
彼は私にそう言うと
さっさと部屋に入ってしまった
:10/04/03 02:10
:PC
:☆☆☆
#83 [☆]
ジン…それだけ?
その後、顔も合わせることもなく
次の日になってしまった。
Am7:00
今日は仕事だ
:10/04/03 02:11
:PC
:☆☆☆
#84 [☆]
あまり熟睡はできなかったけど
しょうがない
起きて仕事に行く準備をする
ジン君はまだ寝ている様子で
さっさと洗濯をして朝食を作る
一応ジン君の分も…
:10/04/03 02:11
:PC
:☆☆☆
#85 [☆]
私が家を出る時間になっても
ジン君は起きる気配がなかったので
書置きだけを残して家を出た
仕事場はココからそう遠くない
歩いて出勤する
:10/04/03 02:12
:PC
:☆☆☆
#86 [☆]
仕事場に着き
みんなに挨拶をする
「おっ。東大寺!!おはよう」
そう声をかけてくれたのは
私の先輩である
[南 聖二(みなみ せいじ)]さん
聖二さんは私達のリーダー
社長の弟だ
:10/04/03 02:12
:PC
:☆☆☆
#87 [☆]
とても面倒見がよくて
頼りになる人で皆からの
信頼もあつい
「引越しどうだ?」
知らない男が…
なんて言える訳がなく
「順調です」と答える
:10/04/03 02:13
:PC
:☆☆☆
#88 [☆]
「そうか!!ここからそう遠くないんだろ?今度遊びに行くよ!!」
(ぬぇ!?ソレは…ちょっと…)
私は苦笑いしながら
聖二さんを見た
「そうだ!!この間の写真。よく撮れてたよ!!お前らしさが出ててあれは見る者を魅了する。お前の特殊能力発揮だな!!」
ワハハっと笑いながら
私の背中をバシバシと叩く
痛いですよ…聖二さん…
:10/04/03 02:13
:PC
:☆☆☆
#89 [☆]
「ありがとうございます!!」
私は聖二さんと離れ自分のデスクに向かった
そう。私の職業はカメラマン
雑誌とかたまにCDのジャケット等を
撮ったりしている
私はここの専属カメラマンで
ここの仕事は楽しい
さっき聖二さんが言ってくれてたけど
私の撮る写真には何か不思議な
魅力があるらしく
なかなかの評判なのだ
:10/04/03 02:14
:PC
:☆☆☆
#90 [☆]
でもその魅力は私の感情で左右する
まだ一人前には程遠い
みんなが出勤してきて
仕事場は活気を出す
:10/04/03 02:14
:PC
:☆☆☆
#91 [☆]
聖二さんはみんなに挨拶をして
ミーティングをすると
声をかけた
みんなが集まる
この会社にはカメラマンが私の他に何人かいる
クライアントが言うなら指名もあり
指名されれば…
給料UP!!!
なんてのもある
:10/04/03 02:15
:PC
:☆☆☆
#92 [☆]
最近ではペット雑誌で
私の写真がなかなかの評価
指名もボチボチあったりする
がやっぱりモデルとか
有名人をもっと積極的に相手にしていかないと
成績はなかなか伸びない
しなきゃいけないのはわかってる
:10/04/03 02:15
:PC
:☆☆☆
#93 [☆]
でも苦手なんだよね…
なぁ〜んて思っていた時
「では、今日のミーティングは終わりだ!!皆今日もがんばろぉ!!!」
聖二さんの声でミーティングは終了
皆、自分の仕事に戻った
:10/04/03 02:16
:PC
:☆☆☆
#94 [☆]
私も自分の仕事に戻ろうとした時
「東大寺!!」
聖二さんが呼ぶ
「え?…あっ…はい」
「最近お前の評判すごくいいぞ!!」
「ありがとうございます!!これからもがんばります!!」
「そこでだ。お前に話がある」
:10/04/03 02:16
:PC
:☆☆☆
#95 [☆]
ちょいちょいと手で呼ばれ
別室へ移動した
なんだろう
「お前が人間撮るの苦手なのは知っている」
ふむふむと頷きながら
話しを聞く
:10/04/03 02:16
:PC
:☆☆☆
#96 [☆]
「でもいつまでもそんなんじゃ~ダメなの…わかるな?」
げ…この前フリは…
「今日からお前には新しくこっちを担当してもらいたい。」
そう言って見せられたのは
女性のファッション雑誌
きたぁ〜…
私は顔を濁らせる
:10/04/03 02:17
:PC
:☆☆☆
#97 [☆]
「そう嫌な顔するな。コレは俺が受け持っている仕事だから、一緒にがんばろうぜ!!」
「でも私、ファッションの事なんて全く無知だし…なんか不安です」
「大丈夫だ!!俺も全くわからん!!」
そう言うと聖二さんは
にっかり笑う
でもがんばらなきゃ…
いずれ乗り越えなければ
ならない壁だと
私はこの雑誌の担当カメラマンになることにした
:10/04/03 02:17
:PC
:☆☆☆
#98 [☆]
いろいろと打ち合わせをして
今日の仕事は終わった
家に帰るとジンくんがリビングでTVを
見ている
そう言えばジン君は何か
仕事とかしてるのかな?
でもまだ若そうだし…
大学生?
:10/04/03 02:17
:PC
:☆☆☆
#99 [☆]
「ただいま。」とつい癖で
言ってしまったがジン君は
なんのためらいもなく
「お帰りぃ。」と言ってくれた
夕飯の支度をする
彼女…のフリとはいえ
ジン君は私に全くの無関心
それってどうなの?
:10/04/03 02:18
:PC
:☆☆☆
#100 [☆]
帰ってきた私はまだジン君の顔を
見ていなかった
「ねぇ。今日の晩飯なにぃ?」
ジン君はTVを見ながら聞いた
「今日は昨日の残りと野菜炒めです。」
するとジン君はこっちを向いて言う
:10/04/03 02:18
:PC
:☆☆☆
#101 [☆]
「お母さん。昨日の残りとかヤダよぉ。手抜きしないでちゃんとご飯作ってぇ?」
「なにぃ!?!?」
お…お母さんって何!?
しかも手抜きって…
失礼だ!!!
「じゃ〜自分で何か作ればいいじゃないですか!!」
:10/04/03 02:19
:PC
:☆☆☆
#102 [☆]
仕事で疲れ気味だった私は
イラッとして
少し強い口調で
言ってしまった
するとジン君はこちらを
横目で見た
私はちょっと言い過ぎたと
思ったけどプイっとそっぽを向いて
野菜を切り始めた
:10/04/03 02:19
:PC
:☆☆☆
#103 [☆]
するとプツンっとTVが消される音と共に
ジン君が立ち上がったが
私は気にもとめずに
野菜を切り続ける
「誰にそんな口…きいてんの?」
真後ろから少し低い声が聞こえた
私はびっくりして後ろを振り向こうとした瞬間
:10/04/03 02:19
:PC
:☆☆☆
#104 [☆]
ガバッと後ろから抱きしめられる
「なっ!!!なっ!!!???ジン君!?」
顔が熱くなる
後ろから抱きしめられ
耳の当たりでジン君の声が聞こえた
「なぁ。あんた俺の彼女だろ?その敬語やめたら?なんか腹立つ。」
:10/04/03 02:20
:PC
:☆☆☆
#105 [☆]
「だっ…て…」
私は思わず固まってしまう
「後、ジン「君」ってのもやめて?それも気持ち悪い。」
も…もしかして怒ってる?
さっきから毒のある言葉に
語尾がのびてない
ちょっと怖くなってきた
:10/04/03 02:20
:PC
:☆☆☆
#106 [☆]
何も言わない私にジン君は
遠慮をしない
耳にはかすかに当るジン君の吐息
「ねぇ。聞いてんの?」
私は怖い…
はずなのにそんな感情と裏腹に
心臓は破裂しそうなくらい
:10/04/03 02:21
:PC
:☆☆☆
#107 [☆]
大きく動いていた
「や…やめ…て」
上手く話せない
振りほどきたいけど
力も出ない
どうしよう
:10/04/03 02:21
:PC
:☆☆☆
#108 [☆]
「なんで?」
ジン君が耳元でささやく
もう心臓がすごい
動きしてる…
死ぬ!!このままでは
私、死んでしまう!!!
「敬語も君もやめるなら離すけどぉ?」
「や…やめるから話してぇぇ!!!」
:10/04/03 02:22
:PC
:☆☆☆
#109 [☆]
私はありったけの力で叫んだ
その声にびっくりしたのか
キョトンとしたジン君は
そっと私を解放した
「ハハ…やっぱあんたって面白いねぇ」
:10/04/03 02:22
:PC
:☆☆☆
#110 [☆]
そう言うとジンくんはまたリビングへ
戻っていった
びっくりしたぁ…
あんな…
あんなのって…
無理無理無理無理!!!
:10/04/03 02:22
:PC
:☆☆☆
#111 [☆]
たぶん今私の顔は
りんごの様になってしまっているだろう
まだ心臓がバクバクしてる
私はジン君をそっと見た
ジン君は私なんていないかのように
今まで通りTVを見てる
完全にからかわれた…
悔しい
:10/04/03 02:23
:PC
:☆☆☆
#112 [☆]
でも本当にびっくりした
まだ手が少し震えてる
彼の行動は本当に読めない
夕飯が出来て二人で食べたが
コレといっての会話はなく
今日が終わった
:10/04/03 02:23
:PC
:☆☆☆
#113 [☆]
今日の更新はここまでにします
読んでくださってる
みなさま
ありがとうございました☆
:10/04/03 02:24
:PC
:☆☆☆
#114 [きなたん]
超面白いです

頑張って下さい

:10/04/03 11:59
:P01A
:☆☆☆
#115 [匿名さん]
はまりました


:10/04/03 15:36
:SH905i
:☆☆☆
#116 [☆]
>>114 [きなたん]さん
>>115 [匿名さん]さん
ありがとうございます!!
とても嬉しいです!!
これからもがんばりますので
よろしくお願いします♪
:10/04/04 00:04
:PC
:☆☆☆
#117 [☆]
>>112の続き
-----------
ジン君が信じられない
行動をしてから
早、もう一週間たっていた
ジン君と普通に会話をするが
特に目立った動きはなく
朝食と夕飯を一緒にするだけの生活
:10/04/04 00:05
:PC
:☆☆☆
#118 [☆]
私は…女除けの役割は
なぁ〜んもしないいまま
あの家に居座っている
最近新しい仕事も
任されえた事によって
新しい家を探す時間もなく
せかせかと過ごしていた
:10/04/04 00:05
:PC
:☆☆☆
#119 [☆]
新しい家を探す時間もなければ
ジン君と絡む時間もなく
私が知っているといえば
「ジン」と言う名前だけ
どうやら彼は自分の事を
他人に話すのはとても嫌らしい
このままでいいのか?
:10/04/04 00:06
:PC
:☆☆☆
#120 [☆]
いい訳がない
今週の休みには
不動産屋に行って
新しい家を早く探さないと
私は彼の行動をまったく読めないし
彼といれば調子が狂う
そんな事を考えている
私に聖二さんが声をかける
:10/04/04 00:08
:PC
:☆☆☆
#121 [☆]
「東大寺、もう着くぞ。」
「あっ、はい。」
「どうした~??さっきからずっと上の空だぞ??」
「すいません。いろいろ考え事してました。」
はぁ、もう着いちゃうのか…
スタジオに…
:10/04/04 00:08
:PC
:☆☆☆
#122 [☆]
私は今、この間から任されている
女性のファッション雑誌に載せる
写真を撮るため
モデルが待っているスタジオに向かっていた
気が重い
上手くできるかわからないこの仕事
でもがんばらなくっちゃ…
:10/04/04 00:09
:PC
:☆☆☆
#123 [☆]
車がとまり現場につく
私は大きく一度深呼吸をして
愛用の姫ちゃんが入った
大きなカバンを方にかける
姫ちゃんとは私のカメラの名前
:10/04/04 00:09
:PC
:☆☆☆
#124 [☆]
私は相棒に姫ちゃんと
名づけていた
私の命よりも大事な宝物
今はすごくいいカメラも出ているが
私は少し旧型の姫ちゃんを使っている
しっかり気合を入れて
スタジオに入った
:10/04/04 00:10
:PC
:☆☆☆
#125 [☆]
そこにはかわいく飾られている
セットとメイクアップするための
鏡がずらっと並んでいる
(結構広い所だんなぁ…)
緊張しまくりの私に
聖二さんが「大丈夫!!お前ならできるよ。」と
優しく声をかけてくれた
:10/04/04 00:10
:PC
:☆☆☆
#126 [☆]
そしてモデル達もスタジオに入り
みんなで挨拶をする
いよいよ私の本番
撮影時間が始まる
がんばるぞぉ!!
私は緊張しながら姫ちゃんを
覗き込む
:10/04/04 00:11
:PC
:☆☆☆
#127 [☆]
そこにはとてもかわいく
愛らしい女の子達
パシャッ…パシャ…
私は一生懸命
モデル達を姫ちゃんに収めた
:10/04/04 00:11
:PC
:☆☆☆
#128 [☆]
会話も少ない撮影は
モデル達にも緊張を走らせていた
「休憩ぇ〜!!」
現場の代表が声をかけた
私はふぅ〜…と
息を吐く
:10/04/04 00:11
:PC
:☆☆☆
#129 [☆]
「お疲れさん。どうだ?いい感じか??」
「どうでしょう…私ちょっと緊張してるから上手く撮れているか…」
「お前の写真はホントに特殊なんだ。緊張してるとその緊張が出来上がりにでてしまうぞ。もっとリラックスしろよ!!」
そうニカっと笑いながら
聖二さんは優しく
頭を撫でてくれた
:10/04/04 00:12
:PC
:☆☆☆
#130 [☆]
「ちょっといいですかぁ??」
「ん?何?どうしたの??」
モデル達がキャピキャピと
聖二さんに声をかける
モデル達の目は輝きまくってる
さっきまでの緊張はどこへいったのやら…
:10/04/04 00:13
:PC
:☆☆☆
#131 [☆]
まぁそれもしょうがない
聖二さんはとてもかっこいい
背も高く筋肉質で
常に優しいオーラを放っている
どうして私はこの人に
惚れないんだろう?
そう自分でも思うくらい
かっこいいが…
:10/04/04 00:13
:PC
:☆☆☆
#132 [☆]
あまり興味はなかった
後半の撮影がはじまり
無事何もなく
撮影は終了
帰ろうとした時
「聖二さぁ〜ん!!またねぇ!!」
「聖二さん、連絡してねぇ!!」
モデル達は聖二さんにそう言うと
私達を見送った
:10/04/04 00:13
:PC
:☆☆☆
#133 [☆]
車に乗り込んだ私達は
同時に大きく息を吐いた
「お疲れぇ〜。」
どこか疲れている聖二さん
「お疲れ様です。…大変そうでしたね。」
私は笑いながら聖二さんに言った
:10/04/04 00:14
:PC
:☆☆☆
#134 [☆]
「若すぎるのも疲れるな…」
聖二さんも少し笑いながらそう言うと
車を発進させた
そこから二人とも疲れていて
あまり会話がないまま会社の
近くまで帰ってきた
:10/04/04 00:14
:PC
:☆☆☆
#135 [☆]
「このまま家まで送るよ。」
聖二さんが唐突に言った
(ええ!?それはちょっとまずい…)
「い…いえ!!大丈夫です!!」
「まぁそう言わず。」
聖二さんはそう言うと
私の居座っている
マンションの方へ向かう
:10/04/04 00:14
:PC
:☆☆☆
#136 [☆]
「本当に大丈夫なんで!!」
私は焦るが聖二さんはそんな事
気にもとめていない
どんどんマンションに
近づいて行く
「この辺りだったよなぁ??ここから全くわかんないから道言って?」
…もう…見えてるんですよ
:10/04/04 00:15
:PC
:☆☆☆
#137 [☆]
でも流石に居座っている家を
教えるわけにいかない
何故なら聖二さんはたまぁ〜に
無許可で遊びにくる事があるからだ
それは困るので
わざとマンションから少し離れた
公園に誘導する
:10/04/04 00:16
:PC
:☆☆☆
#138 [☆]
私はここでいいと無理やり
車を降りた
すると聖二さんも
車を降りる
「なんで?教えてくれないと突撃訪問できないだろ?」
やっぱり来る気だったんだ…
「それはもう勘弁してください。」
私は頭を浅く下げ
帰れと言わんばかりに
手を振った
:10/04/04 00:16
:PC
:☆☆☆
#139 [☆]
聖二さんは目を細め
唇を尖がらせると
車に乗って帰って行った
はぁ〜…
姫ちゃんを肩に掛け
マンションの方向に歩き出した時
「ふ〜ん、アンタ実は魔性の女だったりしてぇ。」
後ろから声がした…
:10/04/04 00:17
:PC
:☆☆☆
#140 [☆]
びっくりして後ろを振り向くと
そこにはすごくお洒落をした
ジン君が立っていた
「ジ…ジン君…!?」
何故かやばいと感じた
「あ〜んないい男…ちゃっかりつくっちゃってさぁ。」
そう言いながらジン君はジリジリ距離を
つめてきた
:10/04/04 00:17
:PC
:☆☆☆
#141 [☆]
逃げるか…?
私は迷うが逃げる理由がない
それに逃げたところで
行き着く先は同じ…
頭で考えていると
もう目の前には
ジン君が立っていた
少しジン君の目が怖く見えた
:10/04/04 00:17
:PC
:☆☆☆
#142 [☆]
その瞬間腕を強く掴まれる
「フリっつってもさ、俺の女が他の男の車から出てくる所なんて見たら…気分悪いよね。」
そう言うとジン君は私に顔を近づけた
なななな…
顔が一気に熱くなる
:10/04/04 00:18
:PC
:☆☆☆
#143 [☆]
「腹立つね、ホント。」
そう言った瞬間グイっと顔が
近づいてきたが私は間一髪で
顔を避けた
心臓が…
爆発しそう
:10/04/04 00:18
:PC
:☆☆☆
#144 [☆]
「なんで避けんの。」
「フ…フリなだけだから…ソレは…なし…」
私は一歩下がる
ジン君は私を睨むと手を離し
マンションの方へ歩き出した
「帰るよぉ。」
:10/04/04 00:19
:PC
:☆☆☆
#145 [☆]
私にそう言うジン君の足は止まらず
先に進む
私はいつもの倍
力を出して
マンションの方へ歩いた
今のは…ヤキモチ?
自分は他の女を避ける為に
私を利用しているのに?
:10/04/04 00:19
:PC
:☆☆☆
#146 [☆]
自分勝手だなぁ…
私はそう思った
次の日
昨日撮った写真を
PCで整理する私の所に
聖二さんが来た
:10/04/04 00:19
:PC
:☆☆☆
#147 [☆]
「どうだ?いい感じ??」
「ん〜どうでしょうか…私的にはあまり気に入った物がないですね。」
聖二さんが画面を覗き込む
「確かに…」
「スイマセン」
そう言うと私はうつむいた
「お前…最近悩みとかあんの??」
「え?」
:10/04/04 00:20
:PC
:☆☆☆
#148 [☆]
「なんてゆーか…写真が困ってる感じに読み取れる。」
え…そんな事まで出ちゃうの?
私の写真は…
顔がひきつる
「ピンボケが多いし…なんか優柔不断な感じがするんだよなー…」
こんな時は特殊能力を使いたくない…
写真は嘘つかないから
私はたまに困ってしまう
:10/04/04 00:20
:PC
:☆☆☆
#149 [☆]
「何か悩みがあるなら俺に言えよ。いつでも相談にのるから。」
本当に聖二さんは優しいなぁ
でも…さすがに言えないこの悩みは
自分で解決するしか方法はない
次の休みは二日後の土曜日
土曜日には新しい部屋を探しに
行って早く前に進もう
私は決心する
:10/04/04 00:20
:PC
:☆☆☆
#150 [☆]
仕事が終わり家に帰る
今日、ジン君はいなかった
どこへ行ったのかは不明
携帯の連絡先も私はしらない
一応夕飯の準備をして
お風呂に入った
:10/04/04 00:21
:PC
:☆☆☆
#151 [☆]
お風呂で入念に土曜日の予定を組み立て
お風呂を出た
するとリビングにいつ帰ってきたのか
わからないがジン君がTVを見ている
「あっお帰り…」
「ん…ただいまぁ」
:10/04/04 00:21
:PC
:☆☆☆
#152 [☆]
相変わらす私を見ないジン君だが
何かいつもと違う雰囲気があった
「どうしたの?」
私はジン君に聞く
:10/04/04 00:22
:PC
:☆☆☆
#153 [☆]
「別にぃ。」
素っ気無い返事をしたジン君だが
TVを見ながら
手のひらと仰ぎ
「こっちきてぇ」と私を呼んだ
私はジン君に近づく
するとジン君は
男性ファッション雑誌を
私に渡す
:10/04/04 00:22
:PC
:☆☆☆
#154 [☆]
「コレがどうしたの?」
私は無意識にジン君の隣に座った
「ね〜…この服…どう思う??」
そういいながらページをめくり
一枚の写真に指を刺す
「コレ?」
:10/04/04 00:23
:PC
:☆☆☆
#155 [☆]
私はマジマシとその服を見る
「そう、それぇ。ちょっと欲しいとかってさぁ…思ってるのね。」
私はジン君を見た
「何ぃ?」
「え…いや…別に何もないけど…」
正直少しびっくりした
初めてだった
:10/04/04 00:23
:PC
:☆☆☆
#156 [☆]
ジン君が私に自分から
自分の気持ちを言ってくれたのは
少し胸がかゆかった
「いいと思うよ?」
「ホントにぃ?じゃ〜一緒に行こうよ。服買いにぃ。」
!!??
今までこんな事は一度もなかった
ジン君からの誘い
:10/04/04 00:24
:PC
:☆☆☆
#157 [☆]
「次いつ休みなの?仕事…俺合わせるぅ。」
次の休み!?
次の休みは…賃貸を…
せっかくお風呂で計画を
練っていた私だったが
ジン君からの誘い
どうしようか迷う…
:10/04/04 00:24
:PC
:☆☆☆
#158 [☆]
「何?もう予定入ってんのぉ?あ…」
ジン君は目を細め私を見た
「例の彼ぇ?」
「ち…違う!!その日は賃貸を…」
「賃貸?もう探す必要ないじゃ〜ん。」
さらっとジン君は言う
:10/04/04 00:25
:PC
:☆☆☆
#159 [☆]
「そう言う訳にもいかないでしょ!?いつまでもここに居候するわけには…」
「いいよ、別にここにいてぇ。アンタ俺の邪魔になんないしぃ。」
片手でボリボリ頭をかくジン君
「でもっ!!」
「その理由で俺の誘い断るんだったらぁ…俺マジ怒るよぉ?」
なんでそうなるの!?
ここから早く出てけとか
ここにいろとか…
:10/04/04 00:25
:PC
:☆☆☆
#160 [☆]
「わかったぁ?じゃ、土曜日朝から出るからぁ。」
そう言うとさっさと部屋に戻ってしまった
なんて俺様…
でも…今までこんな話も
誘いもなかったからかな
悔しいけど少し嬉しかった
:10/04/04 00:26
:PC
:☆☆☆
#161 [
:/ぶーちゃん]
:10/04/04 01:11
:N02A
:☆☆☆
#162 [☆]
>>161 [ぶーちゃん]さん
ありがとうございます!!
私PCで書いてて
まとまってから投稿してるので
どうしても大量になっちゃいますww
もしその大量更新が
見にくいと
感じた場合は
言って下さると助かります!!
本当に応援ありがとう
ございます♪
:10/04/04 01:39
:PC
:☆☆☆
#163 [我輩は匿名である]
おもしろいです!!
続きが気になります(>_<)
がんばってください★
:10/04/04 08:53
:F906i
:☆☆☆
#164 [匿名さん]
大量更新見やすい♪
更新頑張って〜
:10/04/04 12:09
:SH905i
:☆☆☆
#165 [☆]
>>163さん
>>164さん
応援ありがとうございます!!
とても嬉しいです♪
これからもがんばります!!
おまたせしました!!
更新します!!
>>160の続き↓
:10/04/04 23:34
:PC
:☆☆☆
#166 [☆]
無理矢理な約束
迷惑なはずの約束は
嬉しさのせいか
あっと言う間にやってきた
Am9:00
私は起きて初めての…
:10/04/04 23:35
:PC
:☆☆☆
#167 [☆]
デート??
なんて言っていいのだろうか
その準備をする
流行やファッションに鈍い
私は特に着飾らず
普段着で荷物を持った
:10/04/04 23:35
:PC
:☆☆☆
#168 [☆]
リビングに出ると
まだジン君は
起きてきていない
洗濯などを済ませ
軽く朝食を作る
するとジン君が部屋から出ていた
ってアレ?スエット?
:10/04/04 23:35
:PC
:☆☆☆
#169 [☆]
「ジン君?」
「君づけやめて。」
「あ…ごめん。おはよ。」
「ん。」
なんあだろう?機嫌が悪いのか
少しだけいつも以上に
無愛想だった
:10/04/04 23:36
:PC
:☆☆☆
#170 [☆]
「今日…出掛けるんじゃ〜…」
ジン君に問いかける
「そうだっけぇ?」
ジン君はそう言いながら
ソファーに座る
:10/04/04 23:36
:PC
:☆☆☆
#171 [☆]
私はジン君の前に
トーストとミルクを運んだ
「そうだっけ?って…今日行かないの?」
私は不機嫌そうに
ジン君に言った
「ん〜…どうしよっかぁ?」
なんだそれは…
:10/04/04 23:36
:PC
:☆☆☆
#172 [☆]
無理矢理約束したのは
ジン君なのに
腹が立つのと同時に
少し悲しかった
私は目を細めそっぽをむく
「プッ…」
:10/04/04 23:37
:PC
:☆☆☆
#173 [☆]
かすかに笑った
ジン君の声が聞こえ
私はその声に
反応しジン君を見た
するとジン君は
トーストを口にほおばりながら
少し笑って私を見ていた
:10/04/04 23:37
:PC
:☆☆☆
#174 [☆]
その顔は今まで見たことがない
小悪魔的なかわいい笑顔で
私はつい直視してしまっていた
「見すぎぃ。」
私はその言葉でハッと
我に返りジン君から
目を離した
:10/04/04 23:38
:PC
:☆☆☆
#175 [☆]
クソッ!!
つい見とれてしまった…
本当に整った顔…
見るたびにかっこよく
思えてくる不思議な魅力
そりゃモテるのも
しかたがないものだ
:10/04/04 23:38
:PC
:☆☆☆
#176 [☆]
「嘘だよぉ。コレ食べたら着替えるからちょっと待ってねぇ。」
ジン君はそう言うと残りの
トーストを全部口に入れ
ミルクとゴクッと飲んで
自分の部屋に帰った
その間私はTVを見て
ジン君を待つ
:10/04/04 23:39
:PC
:☆☆☆
#177 [☆]
数分経つとジン君は
「おまたせぇ」と部屋から出てきた
前から思っていたけど
ジン君はすごくお洒落だ
今回着てきた服も
すごくお洒落だった
髪もワックスをつけ
ササッっとセットした
:10/04/04 23:39
:PC
:☆☆☆
#178 [☆]
何度も言うけど…
かっこいい…
「さっ行こうかぁ。」
そう言うとジン君は
見慣れないカギを
片手に玄関へ向かう
「ジン君そのカギなに?」
「…しつこいよ。」
:10/04/04 23:39
:PC
:☆☆☆
#179 [☆]
「あっ…ごめん…」
敬語はナシで
話せるようになったけど
まだ君ナシになれていない私…
君ナシでは呼びにくいんだよね
「次、君つけたら罰ゲームだからぁ。」
「う…それは嫌だ。」
気をつけないと…
:10/04/04 23:40
:PC
:☆☆☆
#180 [☆]
特に会話もなく
部屋を出て
下まで降りた
「ちょっとここで待っててぇ。」
彼はそう言うと
マンションの裏の方へ
行ってしまった
(どこいくんだろう?)
:10/04/04 23:40
:PC
:☆☆☆
#181 [☆]
私は言われた場所で
待っていると
ジン君が向かった方から
一台の白い車が出てきた
その車は私の方へゆっくり
近づいてきて止まる
運転席を見ると
ジン君が乗っていた
:10/04/04 23:41
:PC
:☆☆☆
#182 [☆]
窓が空く
「早く乗ってぇ。」
私も持っていないのに…
ジン君は車を持っていた
全く知らなかった
私は助手席に乗り込む
「ジン君免許もってるの!?」
「うん。」
:10/04/04 23:41
:PC
:☆☆☆
#183 [☆]
私が乗り込んだすぐに
車は動きだす
「運転めんどぉだし…電車で行こぉと思ってたんだけど、寝坊しちゃったからさぁ。今日だけ特別ねぇ。」
「さっきのカギ車のだったんだね。」
「そうだよぉ。」
「でもいつも歩いてない?」
:10/04/04 23:41
:PC
:☆☆☆
#184 [☆]
「だからぁ、運転めんどうなのぉ。今日久しぶりに運転するんだってぇ。」
「大丈夫?」
「何がぁ?」
「事故しない?」
「する訳ないしぃ。」
:10/04/04 23:42
:PC
:☆☆☆
#185 [☆]
たわいもない会話…
一日にこんなに話すのは
初めてかもしれない
「この音楽いいね。いつも聞いてるの?」
車でかかっていたピアノ演奏の
クラッシックっぽい音楽について
私は聞いた
「別に。」
:10/04/04 23:42
:PC
:☆☆☆
#186 [☆]
一瞬冷たく聞こえた声の後
ジン君はプツッと
音楽を切ってしまった
「なんで消すの!?聞いてたのに!!」
その綺麗な音色を聞きたくて
私は音楽をつけようとした
「勝手に触んな。」
「え?」
:10/04/04 23:43
:PC
:☆☆☆
#187 [☆]
すごく低い声
私は思わず固まってしまう
「聞くならそこにCD入ってるから別のにしてぇ。」
「なんで?」
「なんでもぉ。」
:10/04/04 23:43
:PC
:☆☆☆
#188 [☆]
今のこの空気はすごく重い
音楽ナシでは潰されてしまいそう
だったので私は別のCDを鳴らした
さっきのジン君はいままでと
まるで別人かのようだった
今までも冷たくされていたけど
その声はあまりにも冷たく
全力で拒絶されてしまった
みたいですごく辛かった
:10/04/04 23:43
:PC
:☆☆☆
#189 [☆]
それからあまり上手く話せず
口数は減り
あまり話さないまま
大きなショッピングモールに着いた
ショッピングモールにつくと
立体駐車場に車を止め
中に入った
たくさんのいろんな店が並ぶ
:10/04/04 23:44
:PC
:☆☆☆
#190 [☆]
ジン君は迷わずずかずかと
歩いて行った
私ははぐれないよう
懸命についていく
するとジン君は
ある店に入ると
適当のようにも
見えるが服と
何着か選びレジに持って行く
:10/04/04 23:45
:PC
:☆☆☆
#191 [☆]
------------
ごめんなさい!!
>>166-190で
[を]と[と]が間違って
いるところ
漢字が違うところ
などが多々あります
注意して書き込んでいる
つもりですが…
申し訳ないです…
読みにくいかも
知れませんが
訂正できないので
ご了承ください…
------------
:10/04/04 23:56
:PC
:☆☆☆
#192 [
:/ぶーちゃん]
登場人物それぞれに
リアルさがあって
面白いですっ(^^)v
多少の間違いなんか
目に入らないぐらい
話に夢中になって
ましたぁ〜っ

!笑
ジン君の名前のジンが
カタカナてのも気になるし
もっとジン君のことが
知りたいなぁ〜っ

!!
引き続き

更新

頑張ってくださぁい


:10/04/05 01:08
:N02A
:☆☆☆
#193 [☆]
>>192 [ぶーちゃん]
とてもとてもとても
嬉しいです!!
本当にありがとうございます!!
これからも出来るだけ
間違いのないように
がんばりますので
よろしくお願いします♪
:10/04/05 02:32
:PC
:☆☆☆
#194 [☆]
[ぶーちゃん]さん
>>193で
言ってるそばから…
呼び捨てしてしまいました;
ごめんなさい…
今日はもう少しだけ更新します!!
>>190の続き↓
:10/04/05 02:35
:PC
:☆☆☆
#195 [☆]
私がついてきてるい意味が
無いような気がする
「次あっちぃ。」
ジン君は大きな紙袋を肩にかけ
次の店へと向かう
:10/04/05 02:36
:PC
:☆☆☆
#196 [☆]
私は置いていかれないように
必死でついていく
そんな買い物がこの後も
いくつか続き
荷物がいっぱいになってきた
「一回車戻るから、アンタはこの辺で待っててぇ。」
そう言うとジン君は
一人で車に戻って行った
:10/04/05 02:37
:PC
:☆☆☆
#197 [☆]
女の子でもあそこまで
大量に買い物しないよ…
私はジン君が戻ってくるのを
その場で待っていた
でもなかなかジン君は戻ってこない
:10/04/05 02:37
:PC
:☆☆☆
#198 [☆]
連絡しようにも
連絡先を知らない私は
ずっと待っている
が、あまりにも遅い
少し不安になってきた
すると「お待たせぇ。」と
後ろで声がした
:10/04/05 02:38
:PC
:☆☆☆
#199 [☆]
私が振り返ると
そこには知らない
女の子が三人と
ジン君が立っていた
「え〜、マジだったの〜!?」
女の子達が言う
「だから彼女待たせてるって言ったっしょ??」
ジン君は私に近づき
自然に私の手を握る
:10/04/05 02:38
:PC
:☆☆☆
#200 [☆]
「ごめんねぇ。」
そう言うと女の子達に
手を振り歩きだす
私はちんぷんかんぷんだ
「アンタさぁ、ちゃんと役割果たしてよぉ。」
「だって!!ジン君が…!!」
:10/04/05 02:38
:PC
:☆☆☆
#201 [☆]
ジン君は無言で足を止め
私を見下す
あ…君って
言っちゃった
「ごめん、つい…」
:10/04/05 02:39
:PC
:☆☆☆
#202 [☆]
私がうつむきかけた時
ジン君の両手が私の顔を
グイッと上を向かせた
「ジンって…言ってみ?」
「な…ちょっ…ちょっと!!!???」
こんなに人がいる所で…
:10/04/05 02:39
:PC
:☆☆☆
#203 [☆]
私は恥ずかしくて
顔をそむけようと
抵抗するがそれを
ジン君の両手が許さない
目を閉じるのも
何をされるかわからない
ジン君の瞳を
直視する他にはなかった
「ほら…言ってみ?ジンって。」
:10/04/05 02:39
:PC
:☆☆☆
#204 [☆]
ジン君は私の目をみつめている
思わず顔が赤らむ
「ジ…ジン…」
私は息を詰まらせながら
彼を呼んだ
:10/04/05 02:40
:PC
:☆☆☆
#205 [☆]
-------
今日はここまでにします。
いつも読んでくださってる皆様
本当にありがとうございました
-------
:10/04/05 02:41
:PC
:☆☆☆
#206 [KC.]
>>204 の続き↓
-------------
「そぅ、よく出来ましたぁ。」
その言葉の後
彼の両手はそっと
私の頬から離れた
「別にさぁ。名前呼ぶだけで、そんな赤くならなくてもい〜んじゃないぃ?」
:10/04/05 13:54
:PC
:☆☆☆
#207 [KC.]
彼はフンと鼻で笑うと
次はそっと私の手をとった
「ジンく…ジン、手…」
「知ってるぅ?カップルって手繋いで歩くんだよぉ?」
強引に手を繋ぎ引っ張るジン
:10/04/05 13:54
:PC
:☆☆☆
#208 [KC.]
私は何も言えず
引っ張られるままついて行った
手…すごく気になるけど
離してくれそうにない
それにジン君との距離が少し
埋まった気がして嬉しかった
:10/04/05 13:54
:PC
:☆☆☆
#209 [KC.]
私は手を離すのを諦め
そのまま行動することにした
いろいろ見ているうちに
時間はもう12:00を過ぎていた
私達はお昼ご飯を食べ
また少し服や靴…
いろんな物を見て
ショッピングモールを出た
:10/04/05 13:54
:PC
:☆☆☆
#210 [KC.]
そして私は立体駐車場で
ある事に気づく
「あっあそこ歩けるんだ!!」
車の後ろには海が見えていた
その海沿いを歩ける散歩道がある事に
私は気づいたのだ
「そうみたいねぇ。」
興味なさげなジン
:10/04/05 13:55
:PC
:☆☆☆
#211 [KC.]
「ねぇ!!あそこ少し歩こうよ!!」
私は目を輝かせながら
ジンを誘った
「え〜やだよぉ。めんどぅくさいぃ。」
ジンは車に乗り込む
:10/04/05 13:55
:PC
:☆☆☆
#212 [KC.]
「どうして?ねぇ!!ちょっとだけ!!!」
「やだってばぁ。」
ジンはエンジンをかけた
今日は天気もいいし
私はどうしても
海沿いを歩いてみたかった
「はぁ〜…じゃ〜…」
ジンはため息まじりに
口を開いた
:10/04/05 13:55
:PC
:☆☆☆
#213 [KC.]
(えっ!?いいの!??)
私は期待で胸が膨らむ
「ここ駅近いし、電車で帰ってきてねぇ。」
(えええぇぇぇ?!?)
予想外の言葉
「ちょっ!!ジン!?!?」
私がそう言うのと同時に
車は動き出してしまう
:10/04/05 13:56
:PC
:☆☆☆
#214 [KC.]
まだ車に乗り込まずにいた私を
置いてジンの車は
見えなくなってしまった
ありえない!!
虚しさと私は立体駐車場に
置いていかれてしまった
「ジン…」
:10/04/05 13:56
:PC
:☆☆☆
#215 [KC.]
私は買い物中ジンと繋いでいた
手を見た…
悲しいが現実をうけとめ
私は海沿いに一人で向かった
海沿いの散歩道は
まだ出来て間もないらしく
とても綺麗で歩きやすい
:10/04/05 13:56
:PC
:☆☆☆
#216 [KC.]
私は一人で散歩道を歩く
周りは…
カップルばかり…
本当に悲しくなる
さっきまでのドキドキは
遠い過去のように思えた
私は下を向いて歩いてく
:10/04/05 13:57
:PC
:☆☆☆
#217 [KC.]
するとコンクリートと
コンクリートの隙間に
一人凛々しく咲いている
ひとつの花を目にした
名前はわからない
あたりに仲間らしき
花も咲いておらず
本当に一人ぼっちの
一輪の花
:10/04/05 13:57
:PC
:☆☆☆
#218 [KC.]
私はカバンの中から
デジカメを取り出した
職業柄なのか
私は常にカメラを
持ち歩いている
本当は姫ちゃんを
持ち歩きたいが
それはさすがに重たい
:10/04/05 13:57
:PC
:☆☆☆
#219 [KC.]
常にカバンに
入っているのは
この殿くん(デジカメ)だった
私は目の前に
がんばって咲いている
一輪の花を
殿くんに納めた
:10/04/05 13:58
:PC
:☆☆☆
#220 [KC.]
「うん、いい感じ。」
私は殿くんの液晶を
見て写真を確認する
「ねぇ、お姉さん。」
全く聞き覚えのない声が
後ろからした
振り返るとそこには
知らない男が二人
:10/04/05 13:58
:PC
:☆☆☆
#221 [KC.]
「お姉さん一人だよねぇ?」
「さっきからずっとひとりで歩いてたでしょ?」
これは…ナンパ?
私は眉間にシワをよせ
男達に言った
「人と待ち合わせしてるんで。」
早足でその場から
立ち去ろうとした
私を二人の男は阻止する
:10/04/05 13:59
:PC
:☆☆☆
#222 [KC.]
「うっそだぁ!!俺達さぁお姉さんがかわいいからずっと見てたんだよ?」
「下むいちゃってさぁ!!かまってくださいってオーラ出してたじゃん!!」
そう言うと男達は私を挟んで横に立つ
私は無言で走り出したが
すぐに腕を掴まれてしまった
:10/04/05 13:59
:PC
:☆☆☆
#223 [KC.]
「ねぇ!!俺達ヒマなんだけど一緒に遊ぼうよ!!」
「こんなカップルだらけの場所で、一人なんて虚しいだろ?」
「そうそう、俺達がお姉さんにかまってあげるって!!」
一人の男が私を強く
引っ張った
「イヤ!!話して!!」
怖い…すぐにでも
逃げ出したいが
それを男達は阻む
:10/04/05 13:59
:PC
:☆☆☆
#224 [KC.]
(どうしよう…本当に怖いよ…)
「手ぇ離してくんないぃ?」
聞き覚えのある声と話し方
「何?あんた…」
「邪魔するつもりかよ。」
男達が睨む先には
ジンが立っていた
:10/04/05 14:00
:PC
:☆☆☆
#225 [KC.]
「ジン!!??」
「それ、俺の女ぁ。だから手離してぇ。」
ジンはニコッと笑いながら
男達に言う
(なんで?帰ったんじゃ…)
私は目を見開く
:10/04/05 14:00
:PC
:☆☆☆
#226 [KC.]
「はぁ?黙れって。」
「この子は俺達が相手してやるからうせろよ。」
そう言うと腕を
掴んでいない男が
ジンに近づきすごい勢いで
睨みつけた
「あのなぁ〜…」
ジンはため息をつきながら
目を閉じた
:10/04/05 14:00
:PC
:☆☆☆
#227 [KC.]
「なんで俺の女をお前らが相手すんの?訳わかんねー事言ってんじゃねぇぞ。」
そう言いながら
開けたジンの目は
すごく鋭く
さっきまでの笑顔なんて
想像できない程
静かに怒っていた
:10/04/05 14:01
:PC
:☆☆☆
#228 [KC.]
その顔を見るなり
つっかかっていった男は
「う…」と半歩下がりひるむ
「テ…テメェ〜!!」
ひるんだ男は
勢いよくジンに
殴りかかった
:10/04/05 14:01
:PC
:☆☆☆
#229 [KC.]
その拳をジンはさらっとかわし
殴りかかってきた手を掴み
男の背中の方へグイッと
ひねり返した
「イテテテテ!!!」
男は間接をきめられ
身動きがとれず
痛みにもがいている
:10/04/05 14:01
:PC
:☆☆☆
#230 [KC.]
「お…おいっ!!」
私の腕を掴んでいる男が
その光景を見て慌てだした
「お前、いつまでそいつに触ってんの?」
ジンはもう一人の男を
睨みつけた
「…ッ!!」
:10/04/05 14:02
:PC
:☆☆☆
#231 [KC.]
私の腕を掴んでいた男もひるみ
「チッ」と舌打ちをすると
私を放しジンと反対の方へ
走り出してしまった
その様子を見て
ジンは自分が
捕まえている男を放す
すると勢いよく男はこけた
:10/04/05 14:03
:PC
:☆☆☆
#232 [KC.]
そして仲間が逃げて行った方へ
走って逃げてしまった
「助かったぁ…」
私はホッとする
「バーカァ。」
ジンは私の方へ近づきながら
そう言うと私の手をとり
「帰るよぉ」と言って
歩きだした
:10/04/05 14:03
:PC
:☆☆☆
#233 [KC.]
----------
今気づきましたが
ハンネが「KC.」に
なっていました。
ややこしい事をして
すいません。
これからはKC.で
投稿していきますので
よろしくお願い致します///
----------
:10/04/05 14:13
:PC
:☆☆☆
#234 [KC.]
:10/04/05 14:14
:PC
:☆☆☆
#235 [匿名さん]
ジン格好良い

ギャップやばいです

!
更新頑張って下さい

:10/04/05 14:27
:SH905i
:☆☆☆
#236 [叉埜]
更新頑張って下さい!!
:10/04/05 21:02
:D904i
:☆☆☆
#237 [KC.]
>>235 [匿名さん]
>>236 [叉埜]さん
ありがとうございます
すごくのんびりした
話にはなると思いますが
これからも
よろしくお願いします★
:10/04/06 01:42
:PC
:☆☆☆
#238 [KC.]
>>232の続き
-----------
「ジン…どうしてここに?」
ジンの少し後ろで歩きながら
私は聞いた
「たまたまぁ。」
「たまたまな訳ないじゃん!!」
どこか機嫌の悪そうなジン
私を車まで連れてくると
手を離し、車に乗った
:10/04/06 01:43
:PC
:☆☆☆
#239 [KC.]
「…?電車で帰る気ぃ?」
車の横で立っていた私に
ジンは聞く
「一緒に帰る!!」
私はまた置いて
いかれないように
すばやく助手席に座った
ジンは何も言わず
車を発進させる
:10/04/06 01:44
:PC
:☆☆☆
#240 [KC.]
音楽はかかっているが
どことなしに重たい空気
私はこの空気を
変えたくてジンに
質問をした
:10/04/06 01:44
:PC
:☆☆☆
#241 [KC.]
「いっぱい買い物したね。」
「…。」
「ジンは仕事とかしてるの?」
「…。」
「ジンって何歳?」
「…。」
なんで何も話して
くれないの?
ひとつも返事を
してくれないジン
:10/04/06 01:45
:PC
:☆☆☆
#242 [KC.]
私は小さくため息をついて
窓の外を見た
「あのさぁ…どうしてそんなに俺の事知りたいのぉ?」
ジンからの突然な質問
どうして?
…どうしてだろ?
「ん〜…あまりにもジンの事知らないからかなぁ…」
私は困りながら返事をした
:10/04/06 01:45
:PC
:☆☆☆
#243 [KC.]
「俺に興味あんのぉ?」
「え?…興味って言うか…」
「何ぃ?」
「もっとジンと仲良くなりたいなぁって…ソレは思うの。だからジンの事いろいろ知りたいし、もっと話し…たい。」
私は少し照れながら
正直に言った
:10/04/06 01:46
:PC
:☆☆☆
#244 [KC.]
「…。じゃ〜さぁ、まずアンタの事聞かせてぇ?」
「え?私の事?」
「そう。でも質問すんのめんどぉだから自分のペースで言ってぇ。」
そんな事言われるなんて
予想もしていなかった…
「私が言ったらジンも教えてくれる?」
「ん〜…そうだねぇ。」
:10/04/06 01:46
:PC
:☆☆☆
#245 [KC.]
ジンの事が聞けるなら…
私は何から話せばいいかを
考えて自己紹介する事にした
「え…っと…じゃぁ〜…」
私は年齢…後、好きな食べ物
好きな色などいろいろと
ジンに教えた
「あっ…言い忘れてた、職業は…カメラマンをしてます。」
最後に職業を言う
「え?カメラマン??」
:10/04/06 01:47
:PC
:☆☆☆
#246 [KC.]
「そうだよ。まだまだ駆け出し中だけどね。」
「へぇ〜。」
「次はジンの番だよ!!」
「俺ねぇ〜…年はアンタの二つ下、職業は秘密。」
二つ下?…って事は
22歳なんだ
私はフムフムとうなずく
:10/04/06 01:48
:PC
:☆☆☆
#247 [KC.]
「…それから?」
「うん。以上ぉ。」
「えっ!?以上って年しか私聞いてないよ!?」
「それ以上は個人情報だからさぁ。」
個人情報を暴露しまくった私は
どうなるの!?
え〜っ!!と言っているうちに
家についてしまった…
:10/04/06 01:48
:PC
:☆☆☆
#248 [KC.]
----------
今日はこれで終わりにしますいつも読んでくださってる皆様、ありがとうございました!!
>>238-247 New
----------
:10/04/06 01:50
:PC
:☆☆☆
#249 [叉埜]
めっちゃ面白いです!!
主さんのペースで
更新頑張って下さい☆
:10/04/06 09:08
:D904i
:☆☆☆
#250 [叉埜]
あげまーす
:10/04/06 19:08
:D904i
:☆☆☆
#251 [KC.]
>>249-250 [叉埜]さん
応援ありがとう
ございます!!
大変お待たせしました
続き書きます★
:10/04/06 22:10
:PC
:☆☆☆
#252 [KC.]
>>247の続き↓
------------
翌日
私は仕事場で昨日撮った
一輪の花を印刷していた
「おっ!!その写真すごくいいなっ!!」
「ぅわぁっ!!」
突然大きな声で話しかけてきた
聖二さんに私はびっくりした
:10/04/06 22:13
:PC
:☆☆☆
#253 [KC.]
「うん…すんげぇ〜雰囲気出てる。一人で淋しいが頑張るぞって感じが強く出てるよ。」
「そぅですね。」
出来上がった写真を手に取り
二人で眺める
でもどことなく…やっぱり
悲しい感じがするこの写真
あの時の私と同じ
だったのかもしれない
:10/04/06 22:14
:PC
:☆☆☆
#254 [KC.]
「…東大寺?」
「はい?」
「何かあったのか?」
聖二さんは少し心配そうな
顔をしている
「いえ!!何もないですよ?」
「…それならいいが。」
:10/04/06 22:14
:PC
:☆☆☆
#255 [KC.]
特殊能力のせいか
聖二さんはよく私の
気持ちを悟る
本当に良きパートナーだ
「本当に何もないですよ?」
ニコッと笑いながら
私は聖二さんに言う
「お前…。」
「聖二さん?」
「…。いや…何もない。」
:10/04/06 22:14
:PC
:☆☆☆
#256 [KC.]
いつもと少し様子が違う
聖二さんは「あっ!!」と
思い出したように手を叩く
「この間の雑誌!!」
「モデルさんの?」
私は首を傾げる
「おう。アレさぁ…もうひとつのコーナーに使う写真もお前に任せたいんだけど…いいか?」
「え…でもアレは…」
私が例の雑誌で担当していた
コーナーはひとつ
:10/04/06 22:15
:PC
:☆☆☆
#257 [KC.]
その他の写真は違うカメラマンが担当していた
「私なんかが担当していいんですか?」
「あぁ!!お前にはもっと成長してほしいからな。頼むわ。」
「でも私、今違う仕事で…」
「アレか?アレは後でいい。こっち優先でやっていこう!!」
急に決まったモデルの撮影…
また上手くできるかと思うと
不安で気持ちが重くなる…
:10/04/06 22:16
:PC
:☆☆☆
#258 [KC.]
でもやらないと…
私は今度の撮影日などの
打ち合わせで予定を確認し
今日の仕事が終った
そして帰る途中、近所の
スーパーにより
夕飯の食材を買って帰宅した
:10/04/06 22:16
:PC
:☆☆☆
#259 [KC.]
家に帰るとジンが
リビングで雑誌を見ている
「ただいま。」
私に気づいたジンは
雑誌を閉じこちらを向いた
「おかえり。遅かったねぇ。」
ジンがこっちを向いて
私を見ている
:10/04/06 22:18
:PC
:☆☆☆
#260 [KC.]
いつもは私が帰っても
気にしないくせに
めずらしい事もあるものだ
「ちょっとスーパー寄ってたから。ごめんね、今からご飯作るから!!」
私はエプロンをつけ
夕飯の支度をする
するとジンが近づいてきた
:10/04/06 22:19
:PC
:☆☆☆
#261 [KC.]
「今日のご飯何ぃ?」
「今日はサバの味噌煮とサラダと…」
「ルカ。」
「え?」
初めて名前を呼ばれ
私はびっくりする
「俺、サバ嫌い。」
ジンは申し訳なさそうに
私に言った
:10/04/06 22:19
:PC
:☆☆☆
#262 [KC.]
「えぇ!?じゃあどうしよう…今日のメインはサバしか買ってきてないよ…」
ジンは頬っぺたを膨らまし
私を見つめはじめる
(こんなかわいいとこもあるんだ…)
私はその膨れあがった
頬っぺたを見てクスクス笑った
「笑い事じゃないしね。じゃ俺、今日の夕飯抜きぃ?」
(ん〜大げさだなぁ…)
私は少し困った顔で
どうするか考えた
:10/04/06 22:20
:PC
:☆☆☆
#263 [KC.]
「…しょうがない。それじゃ今からもう一回スーパー行ってくるよ。」
私はエプロンを外し
財布を持って玄関へ向かう
「ちょっと待ってぇ。」
ジンは私を止めると
駆け足で自分の部屋に向い
すぐに出てきて私の前に立つ
「俺も行くぅ。」
そう言うとジンは
靴をはきだした
:10/04/06 22:20
:PC
:☆☆☆
#264 [KC.]
「え?どうして??」
「なんか…心配だからぁ。」
「心配?また嫌いな物を買うかもしれないから?」
私も靴をはき
ドアを出た
「それもあるぅ。」
ジンはそう言うとカギを閉る
:10/04/06 22:21
:PC
:☆☆☆
#265 [KC.]
(それも?どういう意味??)
鍵が閉まった事を確認すると
ジンは私の手を握り歩きだした
「ジ…ジン!?」
「何ぃ?」
「手…」
私は少し赤くなる
:10/04/06 22:21
:PC
:☆☆☆
#266 [KC.]
「ほら、彼氏のフリ。」
ジンは気にもせず
歩き続ける
こんな時までカップルの
フリをしなくても…
私はこうして歩く事に
あまり慣れていないせいで
ぎこちなく歩いた
スーパーに着いても
ジンは手を離す気配がなく
すごく恥ずかしい
:10/04/06 22:22
:PC
:☆☆☆
#267 [KC.]
でもこうして買い物を
していると本当にジンの彼女に
なったみたいで嬉しかった
新たにまたいろいろと
食材を買い大きな袋に入れる
「俺が持つぅ。」
ジンは私が持とうとした
袋を取り上げた
:10/04/06 22:22
:PC
:☆☆☆
#268 [KC.]
「重たいよ?」
「…男なめんなよぉ?」
私より悠々と袋を持つジン
最近いろんなジンを
見るようになった私は
謎だらけの彼に少しずつ
惹かれているような気がした
:10/04/06 22:22
:PC
:☆☆☆
#269 [KC.]
でも…ジンが私に
優しくしたり彼女のような
扱いをしてくれる理由を
私は知っている…
:10/04/06 22:23
:PC
:☆☆☆
#270 [KC.]
私はジンに惚れて
しまわないように
注意するようになっていた
私達がスーパーに
行った日から数日
前よりも仲良くなった私達
:10/04/06 22:23
:PC
:☆☆☆
#271 [KC.]
自然に接する事が
出来るようになり
会話も増えジンから
いろんな話をしてくれるようにも
なっていた
すごく幸せで充実した日々
でもそんな日々に
突然、嵐がやってくる…
:10/04/06 22:24
:PC
:☆☆☆
#272 [KC.]
モデルの撮影日当日
私は聖二さんと現場に到着する
私は姫ちゃんを肩にさげ
聖二さんとスタジオに入った
そこにはすでにモデル達が
集まっている
「ありゃ…待たせちゃってすいません。」
聖二さんが監督に謝る
:10/04/06 22:25
:PC
:☆☆☆
#273 [KC.]
「いやぁ!!あの子達、今日は気合いが入っちゃっててずいぶん早く来てるみたいだから、気にしないで。」
「気合い?なんでまた…?」
「今日はあのZIN君が一緒に撮影するからじゃないかなぁ?」
「え?ZINって?」
「聞いてないの?最近、注目度No1の男性モデルのZINが来るんだよ。」
「初耳っす。そうなんですか…」
「そうだったの?それにしても彼、遅いなぁ。」
:10/04/06 22:25
:PC
:☆☆☆
#274 [KC.]
(ZINって…?)
私は姫ちゃんの準備をしながら
話しを聞いていた
聖二さんと監督さんが
話しているとスタジオのドアが開く
それをきっかけにモデル達が
ザワザワとざわめきだした
:10/04/06 22:26
:PC
:☆☆☆
#275 [KC.]
「すいません!!車が混んでて遅れました!!」
スーツを着ている男性が
こちらに駆け寄ってくる
そしてその後ろから歩いてきた
人物を見て私は固まった
:10/04/06 22:26
:PC
:☆☆☆
#276 [KC.]
「ジ…ン…?」
歩きながら近づいてきた人物…
それは紛れもなくジンだった
でもジンは固まる私を見ても
無表情のまま…
「ZIN!!早速スタンバって!!」
スーツの男性がそう言うと
ジンは女の子達に挨拶をして
セットに入った
:10/04/06 22:26
:PC
:☆☆☆
#277 [KC.]
セットに入ったジンは笑顔で
こちらを見る
「東大寺!撮影始まるぞ。頑張れよ!!」
聖二さんが私に声をかけると
同時に監督さんが
撮影の合図をかけた
:10/04/06 22:27
:PC
:☆☆☆
#278 [KC.]
:10/04/06 22:30
:PC
:☆☆☆
#279 [
:/ぶーちゃん]
やっぱりモデル!?!?
そんな予感してたんだ★
続きが気になるぅ(´∀`)
読みやすいよっ(^^)!!
応援してるからネ♪
:10/04/06 22:50
:N02A
:☆☆☆
#280 [我輩は匿名である]
コメント入ると読みにくい

せっかくおもしろい小説やのにイライラするから感想板作って欲しい!
:10/04/07 01:18
:SH906i
:☆☆☆
#281 [KC.]
>>279 [ぶーちゃん]さん
ジンくんの職業ばれてしまいましたか…ww
いつも読んでいただいてありがとうございます♪
本当に嬉しいです♪
これからもがんばりますので
そうぞ応援よろしくお願いします★
:10/04/07 02:14
:PC
:☆☆☆
#282 [KC.]
>>280 [我輩は匿名である]さん
読んでいただいて
ありがとうございます!!
とても嬉しいです♪
後、貴重なご意見も
ありがとうございました!!
:10/04/07 02:18
:PC
:☆☆☆
#283 [KC.]
:10/04/07 02:20
:PC
:☆☆☆
#284 [KC.]
>>277 の続き
-------------
(え…私…ジンを撮るの…?)
私は固まったまま
女の子に囲まれている
ジンを見る
「東大寺?どうした??」
聖二さんが私に駆け寄り
声をかける
:10/04/07 17:36
:PC
:☆☆☆
#285 [KC.]
「あっ…すみません。」
聖二さんに声をかけられ
フッと我にかえった私は
姫ちゃんを覗き込んだ
姫ちゃんを通して
ジンと目が合う
:10/04/07 17:37
:PC
:☆☆☆
#286 [KC.]
ジンはカメラを
見ているだけなのに
私の目を見つめている
ような感じがする
私の心臓が大きく動きだした
何度かシャッターを押す
写真を撮るのに
こんなにドキドキしたのは
初めてだった
:10/04/07 17:37
:PC
:☆☆☆
#287 [KC.]
私のせいで撮影はすごく
スローペースで行われた
それから時間が経ち
やっと休憩にはいる
ジンやモデル達は服を着替えに
一度スタジオを出て行った
「おつかれぇ。」
聖二さんが声をかける
:10/04/07 17:37
:PC
:☆☆☆
#288 [KC.]
「おつかれさまです…。」
「東大寺?どうした?」
聖二さんはそっと私の手をとる
「手震えてるぞ?」
ドキドキと緊張の
あまり私の手は
小刻みに震えていた事に
聖二さんは気づいていた
:10/04/07 17:38
:PC
:☆☆☆
#289 [KC.]
「あの…すいません。いつもより緊張しちゃってて…すぐおさまるんで。」
私はうつむく
こんなに心臓はバクバクして…
緊張のあまり手も震えて…
写真なんてまともに
撮れている訳がない
私の中でドキドキと
緊張と…プラス不安が
ごちゃ混ぜになる
:10/04/07 17:38
:PC
:☆☆☆
#290 [KC.]
うつむいたままの私を見て
聖二さんは震えている私の手を
ギュッと握る
「こっちこい。」
聖二さんは手を繋いだまま
スタジオから私を連れ出した
「どこ行くんですか!?」
少し強引な聖二さんが
連れてきてくれた所は
スタジオから少し離れた
休憩所だった
:10/04/07 17:39
:PC
:☆☆☆
#291 [KC.]
「お前、あそこでは休憩できないだろ?」
そう言うと聖二さんは
私の手を離し
目の前にあった
自動販売機で
缶コーヒーを買ってくれた
「まぁコーヒーでも飲め!!」
「ありがとうございます。」
:10/04/07 17:39
:PC
:☆☆☆
#292 [KC.]
私は遠慮せず缶コーヒーを受け取る
「しっかし…そんな緊張じゃどんな写真できるだろうか…」
聖二さんは自分にも
缶コーヒーを買い
近くにあったイスに座る
「出来上がりが…ある意味楽しみだな!!」
ニカッと笑いながら
聖二さんはグイッと
缶コーヒーを飲んだ
「本当にすいません。」
:10/04/07 17:39
:PC
:☆☆☆
#293 [KC.]
次第に心臓は落ち着いてきたけど
まさかジンがモデルだったなんて…
信じられなかった
「なぁ東大寺!!知ってるか?ちっさいおっさんの話…」
缶コーヒーを飲んでいた私は
その質問に思わずむせる
「ちっ…ちっさいおっさんですか??」
「そうだ!!よく有名人が見るとかって話の…アレだ。」
「少しだけ聞いたことありますけど…」
:10/04/07 17:40
:PC
:☆☆☆
#294 [KC.]
「俺見たんだよぉ!!この間さぁ、俺が風呂に入ってたらドアが少し開いててな。その隙間からこっち見てたんだよ!!」
ポカーンとしている私に
真剣な表情で話す聖二さん
「そんでさ、俺が「エッチ!!」っつったら走って逃げてったんだ!!」
「…本当ですか〜?」
私は疑いの眼差しで
聖二さんを見る
「嘘じゃないって!!二人もいたんだぞ!?あいつら本当は変態なんだよ!!」
:10/04/07 17:40
:PC
:☆☆☆
#295 [KC.]
あまりにも真剣に話す聖二さんが
おかしくて私の顔はいつのまにか
笑顔になっていた
「気をつけろよぉ?俺は男だから別にいいけど…お前ももしかしたら、ちっちゃい変態おっさんに覗かれてるかもしれないぞぉ!?」
「それ本気でイヤですね。ある意味その話、すごく怖いです。」
「いや、本当に俺…ショックだったし…見られてさ。」
そういいながら聖二さんは
イスから腰を離す
「そろそろ戻りますか?」
:10/04/07 17:40
:PC
:☆☆☆
#296 [KC.]
「そうしようか…あっ!!ちっさいおっさん!!」
聖二さんは私の後ろを指差し
急に大声をだした
「えぇぇえ!?!?」
私は思わず後ろを向く
すると聖二さんの方から
クスクスと声がした
:10/04/07 17:41
:PC
:☆☆☆
#297 [KC.]
私は目を細めながら振り返り
聖二さんを見た
手で口を押さえ
声を押し殺して
笑っている聖二さん
「ひどいです。」
私は細めた目のまま
カラッポになった空き缶を捨てて
スタジオの方に歩き出した
:10/04/07 17:41
:PC
:☆☆☆
#298 [KC.]
「あ…ププッ…ちょっと待てって…プッ」
聖二さんは笑いながら
空き缶をゴミ箱に入れ
後を追いかけてきた
そして私達はスタジオに入り
後半の撮影が始まる
服を着替えたジンとモデル達は
前半の服とは対象的に
すごくラフな服をきて
スタンバイしていた
:10/04/07 17:41
:PC
:☆☆☆
#299 [KC.]
セットも前半使っていた物と
変わってラフな感じになっている
私は写真を撮ろうと
姫ちゃんを覗き込む瞬間…
ちっさいおっさんの話を
真剣な顔で話している
聖二さんを思い出した
:10/04/07 17:42
:PC
:☆☆☆
#300 [KC.]
聖二さんを見ると
口元に手を当て
まだ顔がにやけている
思わず笑いそうになるが
ガマンする
聖二さんのおけげで
私は前半と違い
極度な緊張をすることなく
撮影する事が出来た
撮影は無事に終了
「おつかれさまで~す。」
その声と同時に
聖二さんを見た
:10/04/07 17:42
:PC
:☆☆☆
#301 [KC.]
聖二さんはさっきまでの
「笑い」と違う優しい笑顔で
私を見てくれていた
私も聖二さんに
笑顔で返した
そして私は姫ちゃんを
片付け始める
するとそこにジンが近づいてきた
「ルカ。」
「ん?あっジン…君、お疲れ様。」
:10/04/07 17:42
:PC
:☆☆☆
#302 [KC.]
私は場所をわきまえ
君付けでジンの名前を呼び
片付けをやめジンを見た
「お前…」
「ZINく〜ん!!」
女の子達がジンに駆け寄ってくる
「メアド教えてぇ!!」
「ZINくんこれからヒマぁ?どこか行かない??」
:10/04/07 17:43
:PC
:☆☆☆
#303 [KC.]
女の子達は私がいる事なんて
全く気にもせず
キャピキャピと
ジンに群がる
その光景を見ると
少し…
胸が痛かった
ちょっとの間、私を
見ていたジンだったが
私から顔を反らし
笑顔で女の子達の相手をする
:10/04/07 17:43
:PC
:☆☆☆
#304 [KC.]
それを見て私もジンから
目を反らし途中までしていた
姫ちゃんの片付けをし始めた
姫ちゃんの片付けが
終わると同時に聖二さんが
声をかける
「琉華、帰るぞぉ!!」
私はその声に
びっくりす
:10/04/07 17:44
:PC
:☆☆☆
#305 [KC.]
(琉華?いつもは苗字なのに…)
そんな私に聖二さんは
手を振る
私はジンと女の子達に
サラッと挨拶をし
駆け足で聖二さんのもとへ
行きスタジオを出た
車に乗り込み帰りだす私達…
:10/04/07 17:54
:PC
:☆☆☆
#306 [KC.]
「お疲れぇ。」
運転をしながら
聖二さんは言う
「お疲れさまです。今日は…女の子に群がれなかったですね。」
「厳禁なやつらだよなぁ、ホント。おっさんより若いのがいいんだよ。」
笑いながら言う聖二さん
「内心助かったけどな。若すぎるのも考えもんだ。」
「フフ、そんな事言っちゃって〜、少し悔しかったんじゃないんですかぁ?」
私は笑いながら聖二さんに言った
:10/04/07 17:54
:PC
:☆☆☆
#307 [KC.]
「ん〜…そうだなぁ、お前をあんなに動揺させた時はちょっと悔しかったなぁ。」
「え?」
「なんでもないよ。」
今話しがかみ合って
なかったような…
そんな会話をしながら
私達はあっという間に
会社につく
:10/04/07 17:55
:PC
:☆☆☆
#308 [KC.]
今日は少し早めに
撮影が終わったので
早速会社のPCにデータを送り
二人で写真の確認をする
「ハハ、やっぱ前半すごいな。」
PCの画面に映し出された
前半の写真を見て聖二さんは
思わず噴出す
:10/04/07 17:55
:PC
:☆☆☆
#309 [KC.]
「そうですね。」
苦笑いする私は
聖二さんを見た
「でも…」
聖二さんは真剣な顔で
画面を見つめなおす
「どうしました?」
:10/04/07 17:55
:PC
:☆☆☆
#310 [KC.]
「いいんじゃないか?これでも。」
いつもより少し声が低い聖二さん
こんな聖二さんは初めて見た
いつもはどんな風に見えるか
私の特殊能力についての
感想があるけど…
今回はその感想はなく
ただ写真を見つめているだけだった
ある程度の整理を済ませ
仕事が終わる
:10/04/07 17:55
:PC
:☆☆☆
#311 [KC.]
「お疲れ様でした〜。」
私は帰る支度をして
帰り始めた
「おい、東大寺!!」
少し歩いていた私に
後ろから声がかかる
振り向くと聖二さんが
追いかけてきた
「今日はもう遅いから送ってってやるよ。」
「いいですよ!!そんなに家遠くないし。」
「まぁ、遠慮すんなッ!!」
:10/04/07 17:56
:PC
:☆☆☆
#312 [KC.]
ポンポンと軽く頭を叩かれる
「すぐ車出してくすからここらで待ってろよ?」
そう言うと聖二さんは走って
駐車場へ向かって行った
すぐに聖二さんの車が出てきて
私に近づいてくる
私の前で車はとまり
少し遠慮勝ちに
私は車に乗り込んだ
:10/04/07 17:56
:PC
:☆☆☆
#313 [KC.]
今日の聖二さんは様子が
いつもと違う
いつもより会話が少なく
家の近くにある公園に着いた
「ありがとうございます。」
私はお礼をいい車から降りる
「東大寺。」
聖二さんは私を呼び
何故か車を降りた
:10/04/07 17:57
:PC
:☆☆☆
#314 [KC.]
無言で近づいてくる聖二さん
「はい。」
私は控え気味に返事をする
(きっと写真が上手く撮れてなかったせいで、怒ってるんだ…)
私の前に静かに立った
聖二さんは私を見ている
私は怒られる事を
覚悟し息を飲んだ
:10/04/07 17:57
:PC
:☆☆☆
#315 [KC.]
「お前、好きな人とかいるの?」
予期せぬ言葉
私はへ?と聖二さんの
顔を見た
「俺にもまだチャンスある?」
そういうと同時に
聖二さんの両手が私を包む
私は何がなんだか理解できず
抱きしめられたまま
固まってしまった
:10/04/07 17:57
:PC
:☆☆☆
#316 [KC.]
「俺、ずっと前からお前の事好きだったって…知ってるか?」
小さくささやかれたその言葉
私は目を見開く
「お前、引越してからなんか変だよな。彼氏でもできたか?」
彼氏…
私はジンを思い出す
:10/04/07 17:58
:PC
:☆☆☆
#317 [KC.]
「なんでだ?俺、ずっとお前の傍にいたのに。」
そう言うと同時に聖二さんの
腕の力が増す
「聖…二…さん…くる…しいぃ…」
普通に話すことが
出来ないほどの力で
抱きしめられ
私は身動きが取れなかった
:10/04/07 17:58
:PC
:☆☆☆
#318 [KC.]
「こんなとこで、何してんだよ。」
その声がしたと同時に
聖二さんの腕が緩む
その隙をついて私は
聖二さんから逃れた
すると逃れた瞬間
次は後ろにひっぱられ
私はバランスを崩す
:10/04/07 17:59
:PC
:☆☆☆
#319 [KC.]
ドンっと背中に何かが当った
私は恐る恐る上を向く
「ジン…」
バランスを崩した私を
支えていたのは
ジンだった
:10/04/07 17:59
:PC
:☆☆☆
#320 [KC.]
「こいつ俺の女だからさぁ。変なちょっかい出さないでもらえる?」
ジンは鋭い声で聖二さんに言った
「俺の…女…?」
聖二さんはジンに腕を
しっかり掴まれている
私を見る
:10/04/07 18:00
:PC
:☆☆☆
#321 [KC.]
「やっぱ彼氏…いたのか…。」
「ごめ…んなさ…い。」
私はどう言えばいいかわからず
それ以上話せなかった
:10/04/07 18:00
:PC
:☆☆☆
#322 [KC.]
-------------
>>284-321 New
感想板↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4743/
-------------
:10/04/07 18:03
:PC
:☆☆☆
#323 [KC.]
>>321の続き↓
-------------
「今日のお前、ちょっと変だと思ったんだ。」
ジンは聖二さんを
睨みつけたまま
話を聞いている
「まさかZIN君が彼氏だったとは…。もう俺には勝ち目ないか…。」
:10/04/08 02:00
:PC
:☆☆☆
#324 [KC.]
すごく悲しそうな聖二さんの顔をみて
私の胸はきつく締め付けられる
「わかってんなら、さっさと帰れ。」
容赦なくジンは
聖二さんに言った
「ジ…ジン!!」
私は慌てて聖二さんに
近づこうとしたが
私を掴んでいるジンの手に
力が入る
:10/04/08 02:00
:PC
:☆☆☆
#325 [KC.]
「東大寺…困らせて悪かった。」
そう言い残し聖二さんは
車に乗り去って行った
聖二さんの車が見えなくなって
私はジンを見る
「何?」
:10/04/08 02:01
:PC
:☆☆☆
#326 [KC.]
その声は怒っている…
低く冷たい声、そして
ジンは私を睨みつけた
「俺、前に言ったよな?こういうこと、気分悪いって。」
「だって…」
「だって?…何それ、私は悪くないって言いたいの?」
ジンの冷たい言葉と視線に
私は凍えついてしまった
:10/04/08 02:01
:PC
:☆☆☆
#327 [KC.]
腕を掴んだままのジンは
そのまま強引に歩き出す
「痛いッ!!ちょっ…ちょっと!!」
腕を掴んでいる手は
力を緩める事なく
まっすぐマンションへむかう
:10/04/08 02:01
:PC
:☆☆☆
#328 [KC.]
私は姫ちゃんを落とさない
ように注意しながら
ジンに必死でついていく
あっという間にマンションに着くと
鍵を開けジンは私を中に放り込んだ
その勢いでバランスを
崩し、倒れかけたが
私は姫ちゃんの為に耐え抜いた
:10/04/08 02:02
:PC
:☆☆☆
#329 [KC.]
姫ちゃんを床に置くと
靴を脱ぎ先にリビングへ向かう
すぐその後にジンが来た
と思った瞬間
腕を強く引っ張られ
私の背中が壁にぶつかった
:10/04/08 02:02
:PC
:☆☆☆
#330 [KC.]
びっくりして思わず目を瞑る
ダンッと音がなり
私はゆっくり目を開けた
目の前には鋭い目つきのジン
私の両側には
ジンの手があった
:10/04/08 02:02
:PC
:☆☆☆
#331 [KC.]
「ジ…ン…?」
怖くなった私は
その場で硬直してしまう
「ねぇ、アンタ仕事中あいつと手繋いでどこ行ってたの?」
(手を…繋いで!?)
ジンは私達がスタジオ
から出ていくのを
目撃していた
:10/04/08 02:02
:PC
:☆☆☆
#332 [KC.]
「休憩時間、どっか行ってたでしょ。」
「アレは…ただ休憩所にコーヒーを…」
「帰ってきたと思ったら、機嫌良くなってたしね。あいつと何してたの?」
(何してた?…もしかして何か誤解してるの?)
低く冷たい声に
私は言葉を返せない
:10/04/08 02:03
:PC
:☆☆☆
#333 [KC.]
「アンタって結構、軽いんだ。」
「ちがぅッんッ…!?」
私が口を開け声を出した瞬間
ジンの唇でさえぎられた
:10/04/08 02:03
:PC
:☆☆☆
#334 [KC.]
頭が真っ白になる
息が出来ないくらい
深くディープなキス
ジンの胸を押すが
上手く力が出ず
やっと唇が離れたと思えば
また次のキスが重なった
:10/04/08 02:04
:PC
:☆☆☆
#335 [KC.]
「…んッ…ジ…ン…っ」
話す暇もなくやってくる
ジンからのキス
唇が熱い
全身の力が抜け
立っていられなく
なってきた私は
崩れ落ちそうになる
:10/04/08 02:04
:PC
:☆☆☆
#336 [KC.]
ジンは私の腰に手を回し
崩れそうになっている
私を支えた
そしてやっと唇が離れる
「どうして…?こんな事するの?」
私が見るジンはまるで
水の中にいるかのように
霞んでいた
:10/04/08 02:05
:PC
:☆☆☆
#337 [KC.]
:10/04/08 02:07
:PC
:☆☆☆
#338 [ぱつきん]
主さま、さまさまです。
アドレナリンやばいです。
応援してます〜!!
:10/04/08 07:35
:D705i
:☆☆☆
#339 [KC.]
>>336の続き
-----------
「アンタが悪いんだって…」
そう言うとジンは軽々と
私を持ち上げ、近くにあった
ソファーに私を寝かすと
覆いかぶさるように
上に乗ってきた
「やめ…て…」
震えた声で私は
ジンに言う
:10/04/08 22:49
:PC
:☆☆☆
#340 [KC.]
「男にそーゆーのは逆効果。」
ジンはそういうと
私の口に再びキスをする
今度のキスは軽く
触れるだけのものだった
そしてジンは私の
耳にささやく
「俺のって…しるし…つけるよ。」
:10/04/08 22:50
:PC
:☆☆☆
#341 [KC.]
「ッッ!?…ダメッ!!」
私の抵抗も虚しく
ジンは私の首に一度
軽くキスをすると
次は深く長いキスをした
そのキスに体はびくつき
思わず声が出てしまう
「あッ…ん!!」
:10/04/08 22:50
:PC
:☆☆☆
#342 [KC.]
体がすごく熱い…
心臓も爆発寸前
そんな私にジンは容赦なく
キスをする
(こんなのって…)
私の目からは
大きな雫が流れ落ちた
:10/04/08 22:50
:PC
:☆☆☆
#343 [KC.]
「泣くなよ…」
小さく悲しそうなジンの声
その声のすぐ後
ジンは私からゆっくりと
降り、片手で頭をボリボリかく
「…ジン。」
「泣くのは…ナシでしょ。」
:10/04/08 22:51
:PC
:☆☆☆
#344 [KC.]
ジンはそう呟くと
私を見る事もなく
部屋に戻ってしまった
翌日
首にはしっかりと
つけられた[俺のしるし]
:10/04/08 22:51
:PC
:☆☆☆
#345 [KC.]
そのしるしを見るだけで
赤面してしまう私は
ジンに会うのが少し気まずくて
いつもより早めに家を出た
当然、会社に一番のり…
と思っていたが
実際は二番だった
:10/04/08 22:52
:PC
:☆☆☆
#346 [KC.]
「おはよ。」
私に挨拶をしてくれた人物
それは聖二さんだった
聖二さんはコーヒーカップを片手に
新聞を読んでいる
「今日はいつもより早い出勤だな。どうしたんだ?」
:10/04/08 22:52
:PC
:☆☆☆
#347 [KC.]
これはこれで気まずい
昨日あんな事があって
どんな顔をすればいいか
わからない私は
軽く挨拶をすると
そそくさと自分のデスクに向かう
私のとった行動を見て
聖二さんは小さくため息をついた
:10/04/08 22:52
:PC
:☆☆☆
#348 [KC.]
「なぁ、東大寺。」
私は聖二さんを見る事ができず
そっぽを向いたまま返事をする
すると聖二さんは読んでいた新聞と
片手に持っていたコーヒーカップを
机に置き近づいてきた
「コッ…コーヒー買ってきます!!!!」
:10/04/08 22:53
:PC
:☆☆☆
#349 [KC.]
私は逃げるかのように
事務所を飛びでて走り出す
「あっ東大寺!?」
走りだした私を聖二さんは
追いかけてきた
そして走るのが遅い私は
あっさり捕まってしまう
:10/04/08 22:53
:PC
:☆☆☆
#350 [KC.]
「待て、逃げないでくれ!!」
「別に逃げた訳じゃ…」
「昨日は困らせて本当に悪かった。」
聖二さんを直視できない私は
下をむいたまま話を聞いた
「俺、昨日も言ったと思うけど、ずっとお前の事好きだったんだ。」
:10/04/08 22:54
:PC
:☆☆☆
#351 [KC.]
「…。」
「でも、お前…俺に全く興味なさそうだし…。この気持ちは俺だけのもんにしようと思ってた。」
「……。」
「無理に伝えても、こんな風にギクシャクしたくなかったし…、でも…」
悲しそうな声…
全然気づかなかった
聖二さんの気持ち
:10/04/08 22:54
:PC
:☆☆☆
#352 [KC.]
「昨日のお前の反応を見て…、写真を見て…、お前の気持ちを知ったから…」
「昨日の…写真??」
「おう。前半の写真…お前の気持ち出過ぎだよ。」
「…ッ!?!?」
私はその言葉に目を見開いた
「アレ見て、お前はZIN君が好きなんだってわかった瞬間…俺、悔しくて…」
(私は…ジンが…好き…?)
:10/04/08 22:54
:PC
:☆☆☆
#353 [KC.]
あれだけ注意してたのに…
私はいつの間にかジンの事が…
「んで…「片思いならまだ俺にもチャンスあるかも…」って、ガマンできず…お前を困らせちまった。」
「…。」
「けど…お前とギクシャクすんの俺、嫌なんだ。だから…今すぐにとは言わない。また前のように接してほしい。」
:10/04/08 22:55
:PC
:☆☆☆
#354 [KC.]
真剣な顔で私を
見つめる聖二さん
私はやっと
聖二さんの顔を見る事が出来た
「ありがとうございます。…きっと今すぐには、無理だと思いますけど…私もギクシャクするのは嫌だし…聖二さんがそう言ってくれてよかった。」
:10/04/08 22:55
:PC
:☆☆☆
#355 [KC.]
私が笑顔で答えると
その顔を見て聖二さんは目を見開き
少し困った表情で笑顔をつくる
そして私の頭をポンポンと撫でてくれた
「ありがとう。」
そう言うと聖二さんは
先に事務所へ戻って行った
:10/04/08 22:55
:PC
:☆☆☆
#356 [KC.]
聖二さんの言葉で
気持ちに気づいた私…
昨日の極度な緊張は
そんな思いがあったからだったんだ
そして女の子と仲良く
しているジンを見て
辛くて切なくて…
ムカムカまでして
:10/04/08 22:56
:PC
:☆☆☆
#357 [KC.]
その時からいろんな
気持ちがいっぱい
混ざり合って…
手まで震えるくらい
混乱していた事に
気づいて…しまった…
いや、違う…
私は前から気づいていた…
:10/04/08 22:56
:PC
:☆☆☆
#358 [KC.]
でも好きな人と…
カップルのフリをしている私…
その理由も女の人を
避ける為…
最近は、ジンとすごく
仲がよく「それでもいいか。」
なんて思っていた
:10/04/08 22:56
:PC
:☆☆☆
#359 [KC.]
気づいていない
フリをしていたズルい私は
自動販売機で
缶コーヒーを買い
決心をする
はっきりとした
この気持ちを
逃げずに
ジンに伝えよう
:10/04/08 22:57
:PC
:☆☆☆
#360 [KC.]
そう心に決めると
少し気持ちが楽に
なった気がした
私は缶コーヒーをその場で
飲み干し一度大きく
背伸びをする
そして事務所に戻った
:10/04/08 22:57
:PC
:☆☆☆
#361 [KC.]
気持ちがハッキリした
おかげで仕事がはかどり
いつもよりテキパキと
仕事をしているうちに
もう夕方になっていた
仕事が終わり
私はスーパーに寄って
いつも通り二人分の食材を買って
マンションへ帰る
:10/04/08 22:58
:PC
:☆☆☆
#362 [KC.]
マンションに着き
家の扉を前に
した瞬間、急に心臓が
大きく動き出した
さっきまでは全く
普通だった私の心臓…
この扉を開ければ…
ジンがいる
:10/04/08 22:58
:PC
:☆☆☆
#363 [KC.]
「なんて…言おう…」
今更、緊張が私を襲う
二人分の食材で
私の手が真っ赤になっている
事なんて全く気づかない
告白なんて久しぶりだし…どうしよう…
もし断られたら…どうしよう…
いろんな不安が私を襲う
:10/04/08 22:58
:PC
:☆☆☆
#364 [KC.]
とその時…
ガチャッと勢いよく扉が開いた
ドアの真正面に立っていた
私は顔面に直撃を受けてしまった
思わず食材を落とし
顔を抑えながらうずくまる
:10/04/08 22:59
:PC
:☆☆☆
#365 [KC.]
「…今何かに当ったかしら?」
楽器のような綺麗な声が
聞こえた
私は顔を抑えている
手の隙間から出てきた人物を
確認する
:10/04/08 22:59
:PC
:☆☆☆
#366 [KC.]
そこに立っていたのは
私よりも背が低く
綺麗なロングヘアーの女性だった
その女性は私に気づくと
あわてて声をかる
「あらっ!!大変っ!!大丈夫ですか!??」
「だ…だひじょ〜ぶでふ。」
:10/04/08 22:59
:PC
:☆☆☆
#367 [KC.]
少しおっとりした話方の女性は
私の背中をさする
「どうしたぁ??」
その声と共にジンが
ひょっこり顔を出した
「…じふ…ッッ」
:10/04/08 23:00
:PC
:☆☆☆
#368 [KC.]
通路に広がる食材と
顔を抑えている私を見て
ジンはびっくりした
顔をしている
こんな所を見られるなんて…
恥ずかしい!!
:10/04/08 23:00
:PC
:☆☆☆
#369 [KC.]
直撃を受けた顔は
すでに赤くなっていたが
さらに赤くなるのを感じた
「この人…家の前にいたらしくて…私の攻撃うけちゃったみたい★」
少し苦笑いでジンに
説明する女性…
と、ここでやっと私は
重要なことに気がついた
:10/04/08 23:00
:PC
:☆☆☆
#370 [KC.]
(この人…家から出てきた!?)
ようやく自分になにが
起こったか把握できた
私はその真実に固まってしまう
「あ〜ぁ〜…」
ジンは通路に広がる
食材を広いはじめた
:10/04/08 23:01
:PC
:☆☆☆
#371 [KC.]
「あっジン!!私、時間だからもう行くね?ばいばい★」
「うん、またね。」
ジンが優しくそう言うと
女性は自分の腕時計を見ながら
行ってしまった
心配そうに私を見つめるジン
食材を拾い終えたジンは
心配そうな顔で私を見つめる
:10/04/08 23:01
:PC
:☆☆☆
#372 [KC.]
(どうして…?)
私の中はその疑問だらけだった
「ルカ…大丈夫?」
そっとジンの手が私に触れる
「うん…大丈夫。」
そう言いながら私は
顔に当てていた手を離した
:10/04/08 23:01
:PC
:☆☆☆
#373 [KC.]
ジンは心配そうに私の顔を
覗き込むとびっくりした
表情を見せる
「ルカ…鼻血ぃ…」
「えっ!?」
どうやら一番強打したのは
鼻だったらしく私の鼻からは
血が顔を出していた
:10/04/08 23:01
:PC
:☆☆☆
#374 [KC.]
急いで中に入り
鼻にティッシュを当てる
告白どころでは
なくなってしまった…
私はリビングのソファーに座り
はぁ〜…と大きくため息をつき
うつむいた
:10/04/08 23:02
:PC
:☆☆☆
#375 [KC.]
先に食材を冷蔵庫に
入れてくれたジンは
すぐに私の横に来て
心配した表情で私を見ている
「血、とまったぁ?」
私の顔を覗き込むジン
「まだぁ。って言うか…あんまり見ないで?恥ずかしいから…」
:10/04/08 23:02
:PC
:☆☆☆
#376 [KC.]
私はジンから顔を
そむけながら言った
本当に恥ずかしいし
初めて鼻血なんて出した所を
人に見られてしまった…
しかも最悪な事に
ジンに見られるなんて…
気分はこれ以上ない程
最悪だった
:10/04/08 23:02
:PC
:☆☆☆
#377 [KC.]
「いいじゃん、ルカの顔もっと見せてよぉ。」
「やだよ、だって鼻血出てるもん。」
「なんで?鼻血出ててもルカはかわいいよぉ?」
さらっとジンは言う
「んなッ!?!?」
私は思わずその言葉に
顔を赤くさせる
:10/04/08 23:03
:PC
:☆☆☆
#378 [KC.]
「アレ?顔赤くなったけど…大丈夫ぅ?」
赤くさせた張本人の
ジンは真面目な顔をしている
ダメだ。
ジンと一緒にいる限り
この鼻血は止まらない
そう確信した私は
「着替えてくる!!」と言って
急いで自分の部屋に戻った
:10/04/08 23:03
:PC
:☆☆☆
#379 [KC.]
:10/04/08 23:08
:PC
:☆☆☆
#380 [KC.]
>>378の続き↓
-------------
部屋に戻った私は
ドアの前で立ち尽くす
鼻に当てていた
ティッシュを離せば
血はまだ出ていた
私はジンが見ていない事を
いいことに鼻に
ティッシュを積める
:10/04/09 23:53
:PC
:☆☆☆
#381 [KC.]
そして服を着替えた
そのままリビングに
行かずベッドに横たわる
(あの子は一体…)
少し落ち着いた
私の頭にはその事で
いっぱいになっていた
そして私は前にも
似たような事があったと
思い出す
:10/04/09 23:53
:PC
:☆☆☆
#382 [KC.]
あの時はまだジンに
興味がなく
リビングでやらしい事を
していたジンを軽蔑
していた…
でも今はすごく
胸が苦しい…
:10/04/09 23:53
:PC
:☆☆☆
#383 [KC.]
彼女の事を聞いても
良いのだろうか?
自分の話しをするのが
嫌いなジンは
そんな事を聞くと
機嫌が悪く
なるかもしれない
私はいろいろと考えた
:10/04/09 23:54
:PC
:☆☆☆
#384 [KC.]
フッと時計を見ると
時刻は9時を回っている
何時間考えて
いたんだろぅ…
私は鼻に積めた
ティッシュを外すと
血を確認した
:10/04/09 23:54
:PC
:☆☆☆
#385 [KC.]
鼻血はすでに止まっている
私はやっとベッドから
起き上がると
そっとドアを開けた
するとリビングで
ジンがTVを見ている
私に気づいたジンは
こちらを向く
:10/04/09 23:55
:PC
:☆☆☆
#386 [KC.]
「ルカ…大丈夫ぅ?」
心配そうな顔のジン
「うん…大丈夫。」
私はジンの顔を見ると
質問攻めしてしまいそうで
ジンから目を反らせた
:10/04/09 23:55
:PC
:☆☆☆
#387 [KC.]
「ルカ?」
ジンは私の名前を呼ぶ
「何?」
相変わらずジンの方を
向かない私…
「やっぱ昨日の事…怒ってんのぉ?」
そう言うとジンはTVの
方を向いた
私は何も言えず
台所に向かう
:10/04/09 23:56
:PC
:☆☆☆
#388 [KC.]
そこには美味しそうな
オムライスが合った
まさか…ジンが作ったの?
首を傾げる私
「チンして食べなぁ。」
ジンも相変わらずTVを
見ている
:10/04/09 23:56
:PC
:☆☆☆
#389 [KC.]
「ジンが…作ったの?」
「そ〜よぉ。」
「ジンは?」
「もぅ食ったよぉ。」
そう言うとジンはTVを消し
背伸びをしてこちらを向いた
:10/04/09 23:57
:PC
:☆☆☆
#390 [KC.]
「俺、明日から仕事忙しくて帰るの遅くなると思うぅ。だから明日から夕飯いらないぃ。」
「え?…ジン?」
ジンは私を見ず
部屋に戻ってしまった
私はジンの作ってくれた
オムライスを食べ始める
「美味しい…」
私は一人で呟いた
:10/04/09 23:57
:PC
:☆☆☆
#391 [KC.]
いつもより冷たく感じた
ジンの態度…
告白するって…
決めたのに
こんなんじゃ
告白できないよ
今日はもうジンに
会うことは無かった
:10/04/09 23:57
:PC
:☆☆☆
#392 [KC.]
翌日
なかなか眠れなかった
せいか、目を覚ませば
もう昼頃だった
今日は仕事が休み
家でゆっくりする事にした
リビングに出ると
誰もいない
:10/04/09 23:58
:PC
:☆☆☆
#393 [KC.]
確か昨日ジンは
仕事とかって…
外はいい天気
バルコニーに出て
大きく背伸びをした
そして青空を眺める
こんな天気の良い日に
私は何をしているんだ…
:10/04/09 23:58
:PC
:☆☆☆
#394 [KC.]
今頃ジン…
仕事頑張ってるかなぁ…
昨日の女の子…誰だろう…
告白…どうしようか…
考えれば考える程
ブルーになっていく
:10/04/09 23:59
:PC
:☆☆☆
#395 [KC.]
ボーッしているうちに
外はオレンジ色に染まり
気づけばもう夕方に
なっていた
一日中何もしなかった私
本当に病んでくる…
ずーっとバルコニーに
いた私はリビングに
戻るとTVをつけた
:10/04/09 23:59
:PC
:☆☆☆
#396 [KC.]
そして私はいつの間にか
意識を手放す
気がつくともう
10時を過ぎになっていた
するとピンポーンと
インターホンが鳴る
:10/04/10 00:00
:PC
:☆☆☆
#397 [KC.]
居留守をしようかと迷った
だがしつこく
インターホンが鳴る
私はしぶしぶ出る事にした
ドアを開け外を見る
「こんばんは★」
そこに立っていたのは
昨日の女性だった
:10/04/10 00:00
:PC
:☆☆☆
#398 [KC.]
「…あなたは…」
「昨日はごめんなさい。ジン、いますか?」
「いえ、まだ帰ってませんが…」
私はどういう顔を
すればいいのか解らず
すこし戸惑う
「そうですかぁ…。どうしよう…。」
女性は悩み出した
:10/04/10 00:01
:PC
:☆☆☆
#399 [KC.]
「う〜ん…う〜ん…」
ドアを閉めてやろうかと
思ったが実際そうもいかない
「あがりますか?」
私は負けた
「やったぁ!!いいんですかぁ?それじゃ〜遠慮なくぅ★」
本当に遠慮なく家に
上がる女性
:10/04/10 00:01
:PC
:☆☆☆
#400 [KC.]
私は女性を中に入れると
ドアを閉めた
「何か飲みますか?」
私は女性に聞く
「コーヒーお願いしま〜す。」
私はこの女性に
「遠慮」と言う言葉を
教えやりたいと思った
:10/04/10 00:02
:PC
:☆☆☆
#401 [KC.]
女性にコーヒーを出した
私は部屋に向かう
「ちょっと待って〜。」
女性が私を引き留めた
「何か?」
「少しお話しませんか?」
「私と…ですか?」
「はい。」
:10/04/10 00:02
:PC
:☆☆☆
#402 [KC.]
ニコッと笑いながら
女性は私に話しかけた
「お名前はなんて言うんですか?」
「東大寺…琉華です。」
そう良いながら私も
リビングのソファーに座る
「ジンとはどういう関係ですか?」
:10/04/10 00:02
:PC
:☆☆☆
#403 [KC.]
女性の唐突な質問に
私は一瞬答えを迷ったが
思いきって答えた
「恋人です。そういうあなたはジンとどういう関係ですか?」
「恋人ッ?!」
女性は私の言葉を聞いても
びっくりする
「そうなんですか…」
:10/04/10 00:03
:PC
:☆☆☆
#404 [KC.]
険しい顔をする女性
そんな顔をしても
美人が崩れないって
すごく羨ましい
「ジンって浮気者ですね。」
少し困った顔で
爽やかに笑う女性
(浮気者?)
:10/04/10 00:03
:PC
:☆☆☆
#405 [KC.]
そんな会話をしていた時
ガチャッと玄関のドアが開いた
ジンが帰ってきたのだ
ジンはリビングにくると
私達を見て目を見開いた
「何…してんのぉ?」
若干焦った風にも
読み取れるジンの表情
:10/04/10 00:04
:PC
:☆☆☆
#406 [KC.]
ジンはまず私を見て
次に女性を見ると
小さくため息をついて
私と女性の間に座る
「ジン。ルカさんが恋人ってど〜いう事なの?」
「へ?あぁ〜それはぁ…」
私は黙って二人の話を聞いた
:10/04/10 00:04
:PC
:☆☆☆
#407 [KC.]
ジンは片手で頭をかきながら
いつもより困った顔をしている
「ルカには…恋人の「フリ」をしてもらっててぇ。ルカは俺に協力してくれてんのぉ。」
「…え?」
私は思わずジンを見た
いつも…女の人には
彼女だって言ってくれるのに
私の胸にチクッとトゲが刺さる
:10/04/10 00:04
:PC
:☆☆☆
#408 [KC.]
「そんな事だろう〜と思ってました〜。」
ジンが正直に説明をした
女性は小さくため息混じりで口を開く
「でも私が帰ってきたから、も〜その必要ないよね★」
私は女性を見た
ジンはうつむいたまま
何も言わない
(どうして何も言わないの?)
:10/04/10 00:05
:PC
:☆☆☆
#409 [KC.]
「ルカちゃん今までごめんね。ジンが迷惑かけちゃって。」
女性は私にそう言うと
「今日は帰る」とソファー
から腰を離す
その様子を見て
ジンも腰を離した
「遅いし送ってくぅ。」
:10/04/10 00:05
:PC
:☆☆☆
#410 [KC.]
そう言うとジンは
車のカギを手に持ち
二人で家から出て行ってしまった
自分の恋が終わってしまった
ような気がして
私は辛くて…悲しかった
:10/04/10 00:06
:PC
:☆☆☆
#411 [KC.]
目からは滝のように涙が溢れだし
息が上手く出来ない程
私は一人で泣いた
『ルカには…恋人の「フリ」をしてもらっててぇ。ルカは俺に協力してくれてんのぉ。』
『でも私が帰ってきたから、も〜その必要ないよね★』
二人の言葉が頭にぶりかえる
私はココに居たくない
一心で何も持たずに家を出た
:10/04/10 00:06
:PC
:☆☆☆
#412 [KC.]
途方にくれる私
財布も携帯も持ってこなかった私は
行く当てもなくただがむしゃらに
歩いていた
「今何時だろう…」
辺りを見渡す私
:10/04/10 00:06
:PC
:☆☆☆
#413 [KC.]
すでに人気は少なく
お昼はあんなに晴れていた
空は雲だらけになっていた
そう言えば夜中から雨が
降ると天気予報がいっていたような
気がする
歩いているうちに
涙もとまり私は少し落ち着いた
:10/04/10 00:08
:PC
:☆☆☆
#414 [KC.]
そして私の目に
見たこともない公園が映った
私はその公園に
入るとブランコに座る
どうすればいいかわからない
これからどうしよう…
:10/04/10 00:08
:PC
:☆☆☆
#415 [KC.]
ブランコに揺られながら
考えていた私の頭に
冷たい雫が落ちてきた
上を見上げる私の
顔にいくつもの小さな雫がかかる
「雨…。」
私が小さく呟くとそれを
きっかけに少量だった
雫は量を増しだした
:10/04/10 00:09
:PC
:☆☆☆
#416 [KC.]
まるで空が大泣き
しているかのように…
私はブランコに乗ったまま
雨宿りできそうな物を探すが
その公園には
滑り台などのものはなく
見つからなかった
:10/04/10 00:09
:PC
:☆☆☆
#417 [KC.]
「もう…いっか…。」
すでにびしょびしょに
なっていた私は
雨宿りを諦める
いつもとは違うジン…
あの女性はきっと
ジンの特別な人
そのままブランコに乗り上をむく
:10/04/10 00:09
:PC
:☆☆☆
#418 [KC.]
また…私の涙も流れはじめ
空の涙と共に
顔をつたって地面に落ちた
今の私が写真を撮れば
どんな写真が撮れるだろう…
:10/04/10 00:10
:PC
:☆☆☆
#419 [KC.]
それからどれだけ時間が
経ったのかわからない
雨が少し止み始める
「仕事…」
私は明日しなきゃならない事を
思いだす
「そろそろ帰らなきゃ…」
ゆっくりとブランコから
お尻を離す
:10/04/10 00:10
:PC
:☆☆☆
#420 [KC.]
雨に打たれ冷たくなった
体は重かった
そこからゆっくり記憶を探り
マンションの方らしき
方角に足を進める
止みかけとはいえ
まだ雨は降っている
体が重い
:10/04/10 00:11
:PC
:☆☆☆
#421 [KC.]
体を引きずるように歩く私
泣きつかれて体力も
少なくなっていた私は
突然、暗い闇に落ちてしまった…
:10/04/10 00:11
:PC
:☆☆☆
#422 [KC.]
私が目を開けたのは
そんな事の何日か後だった
目を開けるとそこには
しらない天井
私はゆっくり体を起こす
:10/04/10 00:12
:PC
:☆☆☆
#423 [KC.]
体が重たい…
「無理すんな。」
その声に驚き
声がした方向を向く
「聖二…さん?」
「やっと目を覚ましたんだな。よかった、心配したぞ?」
「どうして?」
私はフッとあることに気づく
:10/04/10 00:12
:PC
:☆☆☆
#424 [KC.]
「服…」
私はブカブカしたトレーナーを着ていた
「あっ…お前、びしょびしょだったから…その…」
顔を赤くして言う聖二さん
「えっ!?」
「イヤ!その…ッ!!変な事は一切してないから!!」
顔を真っ赤にして焦る聖二さんを見て
私は「プッ」と笑う
:10/04/10 00:13
:PC
:☆☆☆
#425 [KC.]
確かに私も恥ずかしいけど…
それ以上に聖二さんが照れているので
私はあまり気にならなかった
「すいません…迷惑かけちゃって…。」
「別にそれはいいが…」
首元に手を当て
私から顔を反らす聖二さん
:10/04/10 00:13
:PC
:☆☆☆
#426 [KC.]
こんなに真っ赤な聖二さんを
私は始めて見た
「アッッ!!!!仕事ッッ!!!」
私は思い出した
「あんなに熱出して、しかも意識なかったんだぞ?休みだ!!休みッ!!!」
そう言うと聖二さんは
スッと立ち上がる
:10/04/10 00:13
:PC
:☆☆☆
#427 [KC.]
「お前、何日寝てたと思う?」
聖二さんは水の入った
洗面器を片手に
歩き出した
「え?」
「2日間ぶっ通しで寝てたの知ってるかぁ〜??」
「二日間!?!?」
:10/04/10 00:14
:PC
:☆☆☆
#428 [KC.]
私はその言葉にびっくりする
「お前、ほんっと…もう、クビだよ。」
「ぬぇ〜!?!?」
私は焦る
その様子を見て
聖二さんはクスッと笑った
:10/04/10 00:14
:PC
:☆☆☆
#429 [KC.]
「嘘だ。社長には俺から言ってある。安心して寝てろ!!」
びっくりしたぁ…
でも本当に悪い事しちゃったなぁ…
私は自分がしてしまった
無責任な行動に反省した
「反省してるな?よろしい。今度からバカみたいな事すんなよ?」
そう言うと聖二さんは台所らしき所へ向かう
:10/04/10 00:14
:PC
:☆☆☆
#430 [KC.]
そこから聖二さんは私に声をかける
「なんか食うか?」
「え?」
「ん〜…そうだな。お粥作ってやるから、食え。」
そういうと聖二さんは
料理の準備をしはじめた
:10/04/10 00:15
:PC
:☆☆☆
#431 [KC.]
「あっ!!私、作ります!!!」
私が焦って布団から出ようとした時
「待てッッ!!!!!」
聖二さんが焦って
大きな声をあげる
私はその声にびっくりして
思わず止まる
「あの…下、穿いてから…な…。」
その言葉に私は一瞬固まる
:10/04/10 00:15
:PC
:☆☆☆
#432 [KC.]
そして聖二さんには見えないよう
ゆっくり布団をめくると
自分の格好に顔を赤くした
聖二さんは苦笑いをしている
『下を穿いてから』と聖二さんは
言ったけど近くにズボンらしき
ものは見当たらず
私はどうする事もできないまま
布団の中で料理ができるのを待った
:10/04/10 00:15
:PC
:☆☆☆
#433 [KC.]
周りを見渡せば
綺麗に片付けられた広い部屋
ソファーには毛布が
かけられていた
(聖二さん…ソファーで寝てたんだ。)
それもそうだろう
なんせ布団は私が支配していた
:10/04/10 00:16
:PC
:☆☆☆
#434 [KC.]
本当に悪い事をしたと
うつむいていた私に
聖二さんは笑顔でお粥を
もって来てくれた
「布団に入ったままでいいから食え。」
そう言ってお盆にのせたお粥を
私に渡す
:10/04/10 00:16
:PC
:☆☆☆
#435 [KC.]
「美味しそう…本当にすいません。」
「いいよ。お前の面倒ならいくらでもみるから、気にすんな。」
少し赤い顔でハニカム聖二さん
本当に素敵な人だ
私は聖二さんが作ってくれた
お粥を残さず食べた
:10/04/10 00:17
:PC
:☆☆☆
#436 [KC.]
「そんだけ食欲あればもう大丈夫だな!!」
「美味しかったです。ありがとうございました。」
私はにっこり笑いながら
聖二さんにお礼を言った
ウン。っと頷いた聖二さんは
お粥のお盆を下げてくれた
そしてどこかに行く
:10/04/10 00:17
:PC
:☆☆☆
#437 [KC.]
私はン〜っと大きく背伸びをする
すると聖二さんが何かを持ってきてくれた
「ホレ。お前の服だ。」
そう言って綺麗に折りたたまれた
私の服を手渡ししてくれた
「俺は洗面所にいるから、着替えたら声かけろよ。」
そそくさと去っていく聖二さん
:10/04/10 00:17
:PC
:☆☆☆
#438 [KC.]
私は自分の服に着替えた
そして聖二さんに声をかける
「着替えました。…本当にスイマセンでした。私、帰りますね。」
その言葉に少し寂しそうな
顔をする聖二さん…
「…送ってくよ。」
「いえ!!私、自分で帰ります!!」
「いや…送ってく。つか送らせろ。」
:10/04/10 00:18
:PC
:☆☆☆
#439 [KC.]
さっきまで寂しそうな顔をしていた
聖二さんだったが車の
カギを持つとどことなく
怒っているような気がした
自分で帰ると言っても
聞かない聖二さん…
私はまた近くの公園まで
送ってもらうことにした
:10/04/10 00:18
:PC
:☆☆☆
#440 [KC.]
:10/04/10 00:21
:PC
:☆☆☆
#441 [我輩は匿名である]
:10/04/10 07:42
:P03A
:☆☆☆
#442 [KC.]
:10/04/11 01:38
:PC
:☆☆☆
#443 [KC.]
>>439の続き↓
-------------
送ってもらっている途中
やっぱり少し機嫌が
悪そうな聖二さん
いつもより口数が少なく
感じていた私は思い切って聞いた
:10/04/11 01:39
:PC
:☆☆☆
#444 [KC.]
「原因…聞かないんですか?」
「辛い事あったんだろ?言わなくていいよ。」
私の辛さを
悟ってくれたかのように
優しい言葉を
かけてくれる聖二さん
私はその言葉に助けられた
:10/04/11 01:40
:PC
:☆☆☆
#445 [KC.]
きっと…口に出してしまうと
また泣いてしまうから
「ありがとうございます。」
「うん。」
少し笑った聖二さんの横顔
本当に申し訳ないと心に思った
:10/04/11 01:40
:PC
:☆☆☆
#446 [KC.]
しばらくして
家の近くの公園に着く
そこで車を止めると
聖二さんは私に言った
「できれば…家まで送りたいけど。だめか?」
「ごめんなさい。」
私はうつむきながら
聖二さんに謝った
:10/04/11 01:40
:PC
:☆☆☆
#447 [KC.]
「そっか…。」
私は車を降り
一礼をすると
心配そうな顔をしている
聖二さんは手を振り
帰って行った
:10/04/11 01:41
:PC
:☆☆☆
#448 [KC.]
はぁ…家はすぐそこ…
帰りたくないけど…
私の足はまるで
足枷がついているかのように
重たかった
でもいつまでも
帰らない訳にいかない
家を出るにしても
荷物を置いたままなんて
できる訳もない
:10/04/11 01:41
:PC
:☆☆☆
#449 [KC.]
私は足を引っ張るかのように
歩いて家に帰った
家の前にあっという間に
ついてしまった私…
ノブに手を当てる
もし家の中にジンがいたら…
私はどういう顔をすればいい?
私はドアの前で
立ち止まってしまった
:10/04/11 01:41
:PC
:☆☆☆
#450 [KC.]
すると中から足音がした
私はハッと思わず一歩下がる
するとドアが開いた
一歩下がっていたおかげで
ドアが私に当る事はなく助かった
「ル…カ…?」
ドアを開けたのは
女性ではなく
ジンだった
:10/04/11 01:41
:PC
:☆☆☆
#451 [KC.]
ジンは目を見開いて
私を見ている
「はぁ〜…案外近くにあったんだな。新居…。」
横から突然した聖二さんの声に私は驚く
「せっ聖二さん!?!?」
「悪い。どうしてもZIN君に話しがしたくて…後つけた。」
そう言いながら
近づいてくる聖二さん
その声に反応したジンは
部屋から出てきて聖二さんを見た
:10/04/11 01:43
:PC
:☆☆☆
#452 [KC.]
「なんでお前がここに…」
聖二さんを睨みつけるジン
聖二さんはジンの前に立つ
「君に言いたい事があってな。」
ジンは黙って聞く
「この二日間、俺が東大寺を預かってた。」
その言葉に目を見開くジン
そしてゆっくりと私を見た
:10/04/11 01:44
:PC
:☆☆☆
#453 [KC.]
「ルカ…」
眉間にシワを寄せるジン
私は何も言えず
ただその場で
立ち尽くしていた
「心配しなくても、何もしてない。」
そう言った聖二さんを再び
睨みつけたジン
:10/04/11 01:44
:PC
:☆☆☆
#454 [KC.]
「東大寺、無茶な事したらしくてな。熱出してぶっ倒れてたんだ。」
聖二さんは淡々と話す
「何が原因かとか…何も聞いてないけど、君が原因だろうと俺は思う。違うか?」
その言葉にジンは
何も言い返さず睨むのをやめた
「黙ってるって事はそうだよな?」
:10/04/11 01:44
:PC
:☆☆☆
#455 [KC.]
聖二さんは大きくため息をつく
そしてその直後ボコッと
鈍く大きな音がした
「うっ…」
腹部を押さえるジン
聖二さんはジンの腹部に
思いっきり殴りこんだ
「俺、なんの為に東大寺の事あきらめたと思ってんだ。」
聖二さんの顔は
さっきよりも怒っている
:10/04/11 01:45
:PC
:☆☆☆
#456 [KC.]
「お…まえ…」
再び聖二さんを睨みつけるジン
そんなジンに負けないくらい
聖二さんもジンを睨んでいた
「ジンッッ!!」
私は思わず声をあげるが
二人のすごい気迫に
近づく事ができない
:10/04/11 01:45
:PC
:☆☆☆
#457 [KC.]
「俺は東大寺に幸せになって欲しくて、しぶしぶ身を引いたんだ。なのにお前、何傷つけてんだ!!」
聖二さんは怒鳴る
そしてもう一度ため息をすると
少し悲しそうな顔をした
「頼むよ…お前にしか東大寺は幸せにできないんだ。…だから…もっと大切にしてやってくれ。」
:10/04/11 01:46
:PC
:☆☆☆
#458 [KC.]
そうジンに言うと聖二さんは
ジンの後ろで
固まっている私を見た
「悪い、東大寺。彼氏…目の前で殴っちまった。」
彼氏…そうか
聖二さんはジンが
私の彼氏だと思ってるんだ…
:10/04/11 01:46
:PC
:☆☆☆
#459 [KC.]
私は最低だ…
こんな良い人を
騙しているなんて
心がすごく痛かった
でも今、本当の事を言えば
聖二さんはジンに
何をするかわからないと
そう思った私は
黙って聖二さんを見つめた
:10/04/11 01:47
:PC
:☆☆☆
#460 [KC.]
悲しそうな顔で私に謝ると
聖二さんはジンに何も言わず
帰って行った
腹部を押さえたままのジンは
その場に膝をつく
:10/04/11 01:48
:PC
:☆☆☆
#461 [KC.]
「ジン…!?」
私はジンの背中に手を当てる
ジンはすぐ立ち上がったが
フラッとしていた
私はジンを支え
部屋に入るとリビングへ向かう
そしてソファーにジンを座らせた
:10/04/11 01:49
:PC
:☆☆☆
#462 [KC.]
「お水…取ってこようか?」
私は心配そうにジンに聞く
「いい。」
ジンはうつむいたまま返事をした
元気がないジン
私は本当に大丈夫か心配になる
:10/04/11 01:50
:PC
:☆☆☆
#463 [KC.]
「ルカ…なんであの日、出てったの…?」
「え?」
悲しそうなジンの声
「俺、マジ心配した。」
「ごめん。」
まさかこんな事にまで
なるなんて…
私もうつむいた瞬間
ジンは私の手を強くひっぱった
:10/04/11 01:50
:PC
:☆☆☆
#464 [KC.]
私はバランスを崩し
ジンへと倒れこむ
するとジンは腕を優しく
私の後ろに回し私を抱きしめた
「アイツ言ってた事、ホント?」
「…うん。連絡しなくてごめん。」
「なんで出てったの?」
「それは…」
:10/04/11 01:51
:PC
:☆☆☆
#465 [KC.]
私は言葉を詰まらせる
「マミのせい?」
「マミ?」
私を抱きしめるジンの
腕に力が入る
「マミって?」
私は抱きしめられながら
ジンに聞いた
:10/04/11 01:51
:PC
:☆☆☆
#466 [KC.]
「この間、ルカにドアぶつけたヤツ。」
私はドキッとする
「俺がマミを送っていったから?」
「…。」
私は何も言えなかった
「なんで黙ってるの?」
ジンは私を少し離すと
私の目を見た
:10/04/11 01:51
:PC
:☆☆☆
#467 [KC.]
そして今にも泣きそうなくらい
辛く、苦しそうな顔で
ジンは私に怒鳴った
「言ってくんないと俺、わかんねーんだよッ!!」
とても悲しそうな顔
私はその顔を見て
息ができない程、胸が苦しくて
涙が目に溜まり始めた
:10/04/11 01:52
:PC
:☆☆☆
#468 [KC.]
「ごめ…ん…」
それが私に言える
精一杯の言葉
「謝らなきゃダメなの…俺でしょ?」
私は横に首を振る
「俺こんなにルカ傷つけてんだよ?」
私は目を瞑る
:10/04/11 01:52
:PC
:☆☆☆
#469 [KC.]
これ以上ジンを見たら
泣いてしまう気がした
「ルカ…。」
ジンは目を瞑っている
私の顔を優しく
両手で包むと
軽くキスをした
私はキスにびっくりして
目を開ける
:10/04/11 01:52
:PC
:☆☆☆
#470 [KC.]
「ちゃんと言って?ルカの気持ち…。」
「私…」
「うん。」
「私ね…」
「うん。」
私の顔を優しく包む
ジンの手
:10/04/11 01:53
:PC
:☆☆☆
#471 [KC.]
ジンは私をまっすぐ見て
小さく頷きながら
私の話を聞いてくれている
「私…、ジンが好き。」
私はやっと…
ジンに気持ちを
伝える事ができた
:10/04/11 01:53
:PC
:☆☆☆
#472 [KC.]
その言葉を口にすると
私の涙はガマンができず
目から溢れ出す
その言葉にジンは
目を見開いたまま固まった
「ソレ…ホント?」
少し震えたジンの声
私は小さく頷いた
:10/04/11 01:54
:PC
:☆☆☆
#473 [KC.]
:10/04/11 01:56
:PC
:☆☆☆
#474 [KC.]
>>472の続き
-------------
「ルカ…。」
その言葉と同時に
ジンはギュッと私を抱きしめた
私もジンの背中に手をまわす
「嘘じゃない…?」
ジンは小さな声で私に聞いた
私はウン。とまた小さく頷く
「そっか…ありがとう。」
:10/04/11 23:56
:PC
:☆☆☆
#475 [KC.]
ジンが…好き…
大好き…
泣きながら小さく震えている
私をジンは強く抱きしめてくれた
「俺、バカだ…。ごめんね、ルカ。」
「ううん…。私も…本当に…ごめんな…さい…」
抱きしめたまま
優しく頭を撫でてくれるジン
:10/04/11 23:57
:PC
:☆☆☆
#476 [KC.]
「ねぇ、ルカ。俺の話…聞いてくれる?」
「ジンの話し…?」
「そぉ。俺の話ぃ。」
少しだけ落ち着いた私は
ジンの話しを聞く事にした
「マミはね、俺の元カノなんだぁ。」
「元…カノ…?」
:10/04/11 23:57
:PC
:☆☆☆
#477 [KC.]
「うん。俺が初めて…心から愛した人で、本当に愛してた。」
(そっか…やっぱりマミさんはジンにとって特別なんだ…)
私は心の中でそういうと
黙ってジンの話しに耳を傾ける
「マミがいれば他に何もいらないくらい、大好きで大切な存在だったの…。」
その言葉に私の胸は
すごく締め付けられる
:10/04/11 23:58
:PC
:☆☆☆
#478 [KC.]
「でも、アイツは…立派なピアニストになるって…俺よりアイツの夢をとってさ。4年くらい前に一人でドイツに行っちゃったんだ。」
ピア…ニスト…?
「その時、アイツから別れを告げられて…それっきりだった。」
私が目を閉じると同時に
ジンの腕にも力が入った
「俺、どうしてもマミを忘れる事できなくて…でも、マミの事…恨んで…。マミがドイツに行ってから俺、女を信用できなくなってた。」
:10/04/11 23:58
:PC
:☆☆☆
#479 [KC.]
「…。」
「そしたら…。ルカが急に俺の家にきて…女はみんな、信用できなかったのに…ルカは他の女と違ってドンドン俺の中に無断で入ってきて…。」
(…え?)
「でも好きになるのが怖かったし、冷たく接したり突き放したりして…いっぱいお前の事傷つけた…」
(ジン…)
「俺、ズルイよな…。」
「…。」
:10/04/12 00:00
:PC
:☆☆☆
#480 [KC.]
「俺、ルカの事好きなのに…そばにいるのに…自分で遠ざけてた。」
そう言うとジンは
私の体をそっと離した
「俺、もう逃げないよ。…俺はルカが好き。お前を、愛してる。」
「ジン…」
私は思わず名前を呼ぶ
:10/04/12 00:01
:PC
:☆☆☆
#481 [KC.]
私の目からはまた涙が溢れ出す
でも悲しいからなんかじゃない
「ルカ…」
ジンが私を呼び
そしてキスをしてくれた
触れるだけのキスじゃなく
ちゃんとした…
…愛があるキス
そしてジンはそっと唇を離す
:10/04/12 00:01
:PC
:☆☆☆
#482 [KC.]
「ルカ、俺…もう絶対お前を離さない。だから…、だからフリじゃなくて…本当の彼女になってぇ?」
ジンからの告白…
止まる事を知らない
幸せな涙が次から次へと溢れだす
:10/04/12 00:02
:PC
:☆☆☆
#483 [KC.]
「ジン…」
私はジンに抱きついた
私に少しびっくりしたジンは
一瞬止まったがまた…
優しく抱きしめ返してくれた
「私、ジンの彼女になりたい…」
「うん。俺もルカの彼氏になりたい。」
:10/04/12 00:02
:PC
:☆☆☆
#484 [KC.]
私達はその後も自分達の
存在を確かめるかのように
何度もキスをし
何度も抱きしめあった
翌日
7時頃目が覚める
:10/04/12 00:02
:PC
:☆☆☆
#485 [KC.]
私は、久しぶりに
爽やかな朝を迎えた
横を見るとそこには
ジンがいる
「んん〜…。」
寝言のように言うジンは
寝ながら私をギュッと抱きしめた
こんなに幸せな朝は
いつぶりだろうか…
:10/04/12 00:03
:PC
:☆☆☆
#486 [KC.]
ずっとこうしてジンの
寝顔を見ていたいけど
現実からは逃れられない…
仕事に行かなければ
寂しさをガマンし
ジンを起こさないよう私は
起き上がろうとした
すると急に強く
腕を引っ張られる
:10/04/12 00:03
:PC
:☆☆☆
#487 [KC.]
「うわぁあッ!!」
私は体制を崩し再びベッドへ戻る
「どこ行くのぉ〜?」
「ごめん…起こしちゃった…?」
どうやら注意してたものの
ジンを起こしてしまったらしい
:10/04/12 00:03
:PC
:☆☆☆
#488 [KC.]
「行っちゃダメぇ。」
そう良いながら私をベッドに
拘束するジン
「ジン〜…」
照れ笑いする私…
私だってもっとこうしてたい
でも…二日分溜まった仕事は
待ってくれないのだ
:10/04/12 00:04
:PC
:☆☆☆
#489 [KC.]
「私、仕事いかなきゃ…」
ジンに私は説得する
「またアイツに会うの?」
「え…?アイツって聖二さん?」
その名を聞いてジンはムスっとする
「昨日は、体調不良だったから…あんなへなちょこパンチ当っちゃったけど、次会ったらマジ倍返しすからぁ。」
「体調不良?」
:10/04/12 00:04
:PC
:☆☆☆
#490 [KC.]
そういえば今も少し
熱っぽい気がする…
「大丈夫?熱あるの?」
私はジンの額に手をあて
熱を確かめた
「ちょっと温いかも…」
私は心配そうにジンを
見つめる
:10/04/12 00:05
:PC
:☆☆☆
#491 [KC.]
するとジンは額にある
私の手を握り額から離した
「ルカがいるから、興奮してるだけじゃない?」
笑顔で言うジン
私は思わず顔を赤くした
「ハハ、ルカ顔赤いぃ。」
「ジンがそんな事言うからっ!!」
「だって〜…」
:10/04/12 00:05
:PC
:☆☆☆
#492 [KC.]
そう言うとジンはグイッと
私を引き寄せる
「昨日ルカ、先寝ちゃうからさぁ。したい事まだい〜っぱいあったのにぃ。」
顔をどんどん近づけるジン…
「俺、すっげぇ〜ガマンしてんだよぉ?」
朝っぱらから私の心臓は
すごい速度で大きく動き出した
:10/04/12 00:06
:PC
:☆☆☆
#493 [KC.]
実は、昨日…あれから
ジンの部屋へ行き
二人でベッドに入った…
後の記憶が私にはない
どうやら私は泣きつかれて
すぐに寝てしまったらしい
「ご…ごめんッ…」
『ガマン』…
その言葉の意味は
ジンの顔を見ればすぐに
わかってしまった
:10/04/12 00:07
:PC
:☆☆☆
#494 [KC.]
私の顔はもう
火がふき出しそう
に熱く、赤くなっている
「そういう顔、やめてぇ?本当にガマンできなくなるぅ。」
ジンはそう言いながら
体制を変え私の上に乗る
:10/04/12 00:07
:PC
:☆☆☆
#495 [KC.]
「だっ…ダメだよッ!?!?」
思わず声が裏返る私
その声を聞いてジンは
キョトンとした後
笑いながら言った
「はいはい、仕事だもんねぇ。今日の夜までガマンするぅ。」
「はい。ちゃんとガマンしてね。」
ジンの頭を撫でながら
私も笑顔になる
:10/04/12 00:08
:PC
:☆☆☆
#496 [KC.]
そして軽くキスをすると
ジンはしぶしぶ私から降りた
私はベッドから解放され
自分の部屋に戻る
そして服を着替え
仕事に行く準備をし
朝食を作り家事を
一通り済ませた
:10/04/12 00:09
:PC
:☆☆☆
#497 [KC.]
「ジン、今日仕事は?」
「あるよぉ。」
「そっか、ジンもがんばってね。」
私は笑顔でジンにそう言うと
玄関に向かう
「ルカっちょっと待って!!」
「どうしたの?」
:10/04/12 00:09
:PC
:☆☆☆
#498 [KC.]
私は靴をはきながら
ジンを見た
「これ、俺の携帯ぃ。」
ジンは一枚のメモ用紙を
私に渡す
そこにはジンのアドレスと
携帯番号がかかれていた
さっき何か書いていると
思ってたけど…
:10/04/12 00:10
:PC
:☆☆☆
#499 [KC.]
「昨日から赤外線するヒマなかったっしょ?」
そう言いながら
ニコッと笑う
「ちゃんと、連絡先教えたからねぇ?何かあったら今度はちゃんと連絡するようにぃ!!」
「わかった!!ありがとう!!」
今まで知らなかったジンの携帯
ジンから教えてくれた事が
私はすごく嬉しかった
:10/04/12 00:10
:PC
:☆☆☆
#500 [KC.]
そしてジンは私を
マンションの下まで
見送ってくれた
ジンの行動ひとつひとつが
とても愛しくて…
嬉しくて…
本当に幸せを感じていた
:10/04/12 00:11
:PC
:☆☆☆
#501 [KC.]
そして私は知らず知らず
鼻歌を歌いながら
ルンルンと会社に向う
会社に着くとみんなに挨拶をする
みんなも私に挨拶をしてくれた
「おはよ。」
聖二さんが私に声をかける
:10/04/12 00:11
:PC
:☆☆☆
#502 [KC.]
「おはようございます!!」
「ん?今日は久しぶりに元気だな…仲直りできたか?」
優しい表情の聖二さん
「はい。本当にありがとうございました!!!」
「よかった。大切にしてもらえよ?アイツがまたお前に辛い思いさせた時は俺に言え。また殴りにいってやるからッ!!」
:10/04/12 00:12
:PC
:☆☆☆
#503 [KC.]
「フフッ、ありがとうございます。」
ありがとう聖二さん
私は何度も何度も
心の中でお礼を言った
:10/04/12 00:12
:PC
:☆☆☆
#504 [KC.]
:10/04/12 00:14
:PC
:☆☆☆
#505 [我輩は匿名である]
:10/04/12 02:59
:P03A
:☆☆☆
#506 [KC.]
:10/04/12 21:51
:PC
:☆☆☆
#507 [KC.]
>>503の続き↓
------------
そして…
私は山積みになっている
仕事を苦笑いしながらこなす
休憩時間もろくにとれず
ただひたすら働いた
でもいつも頭には
ジンがいて…
:10/04/12 21:53
:PC
:☆☆☆
#508 [KC.]
辛い仕事もどうにかできた
でも、二日分の仕事はそう
簡単に終わらず
今日は残業になりそうだった
私は遅くなるとジンに
心配をかけてしまうと思い
初めてジンにメールを打つ
なにか照れくさかった
そしてまた残業に戻る
:10/04/12 21:54
:PC
:☆☆☆
#509 [KC.]
午後9:30を時計の針は刺す
「ん〜っ!!!」
大きく背伸びをした私
まだもう少し
書類や写真の整理が
残っているが
キリがいいとこまで
できたので今日は
もう終わる事にした
:10/04/12 21:54
:PC
:☆☆☆
#510 [KC.]
私は帰る準備をして
携帯をひらく
着信・受信、共にゼロ
ジンから返信はなかった
「もしかして怒ってるのかな?」
私は急いで家に帰った
:10/04/12 21:54
:PC
:☆☆☆
#511 [KC.]
家に着き玄関に入ると
私は固まってしまう…
ジンの元カノ、マミさんの
靴がそこにあったからだ…
私はリビングに向かう
でもリビングには
誰もいなかった
:10/04/12 21:55
:PC
:☆☆☆
#512 [KC.]
気になる私は
ジンの部屋にノックをする
すると「どうぞ。」と声が聞こえた
私は恐る恐るドアを開ける
そこにマミさんはいた
私の胸にはナイフが
突き刺さったかのように
痛みが走った
:10/04/12 21:55
:PC
:☆☆☆
#513 [KC.]
「こんばんは、お邪魔してます。」
マミさんは少し私を睨む
そして私はそこで
ようやくジンに気づいた
ジンは苦しそうな顔で
ベットに横たわっている
:10/04/12 21:55
:PC
:☆☆☆
#514 [KC.]
息が荒く、おでこには
濡れたタオルが置かれていた
「ジンッ!?」
私は慌てて駆け寄った
「シッ!!騒がないで。」
マミさんが口の前に
人差し指を立て
小声で私にそう言った
:10/04/12 21:56
:PC
:☆☆☆
#515 [KC.]
「リビングへ行きましょう。」
ベッドの横に座っていた
マミさんは静かに立ち上がり
私をミビングへと誘導した
マミさんが部屋を出た後
私もジンの部屋から静かに出る
「こんな時間まで、何してたんですか?」
マミさんの声は怒っている
:10/04/12 21:56
:PC
:☆☆☆
#516 [KC.]
「仕事が溜まってて…残業を…」
「ジンがこんな時にあなた、仕事してたんですか…」
私はジンが熱を出してるなんて
知らなかった…だから残業を…
知っていたらもっと早く
家に帰ってきてたのに…
:10/04/12 21:56
:PC
:☆☆☆
#517 [KC.]
ジンが熱を出している事を
知らず、仕事をしていた私は
言い返す言葉が見つからなかった
「だいたい…どうしてジンが風邪なんてひいちゃったか知ってます?」
「え?」
私はその言葉に首をかしげる
:10/04/12 21:57
:PC
:☆☆☆
#518 [KC.]
そんな私を見てキッときつく
私を睨みつけるマミさん
「あなたのせいですよ?なのに、ジンをほったらかしにして…仕事なんて…」
「わっ…私のせい!?」
「そうです。あなたのせいです。あなたが突然いなくなったりするから…」
私は目を見開く
:10/04/12 21:57
:PC
:☆☆☆
#519 [KC.]
「どういう…意味ですか?」
「突然いなくなったあなたを探しにジンは傘もささず朝方まで走りまわってたのよ!!」
私はその言葉に固まった
「しかもその日は仕事で、ジンは一睡もせず仕事に行って…。」
ジンが苦しんでるのは…
私のせいだったの…?
私は胸が張り裂けそうになった
:10/04/12 21:57
:PC
:☆☆☆
#520 [KC.]
「なのにアナタは…」
悲しそうな顔で私を
睨みつけるマミさん
その瞳には涙が溜まっていた
私はなにも言えず
その場に固まる
:10/04/12 21:58
:PC
:☆☆☆
#521 [KC.]
「どうして…。アナタなんかの為に…。」
その小さな声と同時に
マミさんの足元に
小さな雫が落ちた
「ごめん…なさい。」
私は謝る事しか
できなかった…
:10/04/12 21:58
:PC
:☆☆☆
#522 [KC.]
私はジンの事を
まだ何も知らない
理解できていない
ただ、自分勝手に
行動していた
自分が恥ずかしく
悲しく思えた
なのにマミさんはよくジンを
知っていて、ジンを理解している
:10/04/12 21:58
:PC
:☆☆☆
#523 [KC.]
私なんかが…
ジンの彼女になっていいの?
不安や苦しみが
私を襲いだした
「出てってよ…この家から…」
小さい声で私に訴えるマミさん
:10/04/12 21:59
:PC
:☆☆☆
#524 [KC.]
「早く出ていって!!!ジンは私が看病するし、私がそばにいる!!!あなたなんか必要ない!!!」
マミさんはそう私に
精一杯の大きな声で言うと
一人ジンの部屋へ
戻っていってしまった
:10/04/12 21:59
:PC
:☆☆☆
#525 [KC.]
私はその後ろ姿を見送る
そしてその場に座り込み
辛さに負け涙を流した
ジン…ジン…
私は何度も心の中で
ジンを呼ぶ
ジンが苦しむ今…
私もジンのそばにいたい
なのに…どうして…
:10/04/12 22:00
:PC
:☆☆☆
#526 [KC.]
次の日の朝
私はあまり眠る事ができず
6時にはすでに起きていた
服を着替え
リビングに出る
私は自分だけの朝食を作り
一人で食べた
:10/04/12 22:00
:PC
:☆☆☆
#527 [KC.]
ジンの事が気になるけど…
私はジンの部屋に近づく
事ができなかった
そして家にいる事が
嫌な私は家を出る
:10/04/12 22:00
:PC
:☆☆☆
#528 [KC.]
今度こそ一番のりで会社につく
けど、さすがに早すぎて
会社自体まだ開いていなかった
私は会社の前で立ち尽くす
「ジン…」
私の頭はジンの事ばかり…
携帯を出しジンの
アドレスを見つめる
:10/04/12 22:01
:PC
:☆☆☆
#529 [KC.]
私はジンのために
何ができる?
私はどうすればいい…
私の頭にはその事ばかり…
「あれ?東大寺??」
その声に肩を跳ね上げる
「早いな!!どうしたんだ?」
その声の主は聖二さんだった
:10/04/12 22:01
:PC
:☆☆☆
#530 [KC.]
心配そうな顔をして私を
見る聖二さん
「またアイツに、何かされたのか…?」
「い、イエ!!!…ただ仕事がまだたくさん残ってるんで、早く来ただけです。」
私は焦りながら誤魔化した
「そんな顔、してなかったけど?」
:10/04/12 22:02
:PC
:☆☆☆
#531 [KC.]
そう言いながら会社の
カギを開ける聖二さん
「…。」
私は嘘がつけない
タイプのようだ…
すぐにバレてしまった私の嘘…
ドアを開けると
聖二さんは私を見た
:10/04/12 22:03
:PC
:☆☆☆
#532 [KC.]
「東大寺…、嫌なら話さなくていい。でも無理だけはすんな。」
そう言うと聖二さんは
私の頭を優しく撫でてくれた
「ありがとうございます。」
私は笑顔を作っている
つもりだが…実際はきっと
違う顔をしているのだろう
聖二さんは心配した
表情のままだった
:10/04/12 22:03
:PC
:☆☆☆
#533 [KC.]
そして私達は中に入る
「手伝うよ。」
聖二さんはそう言うと
私の仕事を手伝ってくれた
そのおかげで二日分
溜まった仕事は
大方片付いた
:10/04/12 22:03
:PC
:☆☆☆
#534 [KC.]
そして皆も出勤し始め
仕事場はいつものように
活気溢れる
私は気にしないようにと
携帯の電源をOFFにする
そして新しく受け持つ
仕事も増えた私は
忙しく働いた
:10/04/12 22:04
:PC
:☆☆☆
#535 [KC.]
仕事が終わり
一息つくと
時計を見た
忙しさのあまり
知らないうちに
残業していた私…
「お前まだいたのか?家まで送ろうか?」
仕事で会社を
離れていた聖二さんは
まだ会社にいた私に
声をかけてくれる
:10/04/12 22:04
:PC
:☆☆☆
#536 [KC.]
「いえ、大丈夫です!!」
私はカバンを片手に
席を立った
「東大寺、本当に無理すんなよ?」
「ハイ!!ありがとうございます。」
私は作った笑顔で聖二さんに
答え会社を出た
(まだマミさん…いるのかな…)
:10/04/12 22:05
:PC
:☆☆☆
#537 [KC.]
私は帰りにスーパーにより
何故か三人分の食材を手に
家に帰った
ドアの前に立つと
一度軽く深呼吸をして
いつもより気合を入れて
ドアを開ける
が…そこにマミさんの靴はなく
私はどこかホッとした
:10/04/12 22:06
:PC
:☆☆☆
#538 [KC.]
家に入るとリビングで
TVの音が聞こえる
私は少し早足で
リビングへ向かった
リビングのソファーには
ジンが座っている
私に気づいたジンは
振り向くと不機嫌な
顔をして私を見てた
:10/04/12 22:06
:PC
:☆☆☆
#539 [KC.]
「た…だいま…。ジン、体の調子は?」
私は少しぎこちなくジンに聞いた
「なんで、携帯通じなかったの?」
「へ?」
「何回も電話したんだけど。」
朝からずっと携帯の電源を
切っていた私…
:10/04/12 22:07
:PC
:☆☆☆
#540 [KC.]
「ごめん、今日会議ばっかりだったから…」
機嫌が悪い原因はそれか…
私は嘘をつけないタイプって
いうのを忘れてまた嘘をついた
そして台所で夕飯の準備をする
:10/04/12 22:07
:PC
:☆☆☆
#541 [KC.]
「そうなの?それにしてはなんか様子、変だね?」
ジンは少し低い声で
私の挙動不審を指摘した
そして台所へくると
私を捕まえギュッと
抱きしめる
まだ、少し熱があるような
気がするジンの体…
:10/04/12 22:07
:PC
:☆☆☆
#542 [KC.]
「体、大丈夫?まだ熱あるの?」
「…少しあるかも。」
少し顔が赤いジンは
私をじっと見つめる
「俺、ルカに看病されたい。もっかい熱だすから、今度はルカが看病して?」
:10/04/12 22:07
:PC
:☆☆☆
#543 [KC.]
「なっ!!そんなのダメ!!!」
「なんで?俺の看病するの嫌ぁ?」
「そう言う訳じゃなくて…」
予想もできないくらい
ジンのかわいい言葉
看病なんていくらでもする
でもまたジンが苦しむのは
嫌だった
:10/04/12 22:08
:PC
:☆☆☆
#544 [KC.]
「何?つか、なんかマミに言われた?」
その言葉に私は
黙って下を向く
「何言われたの?」
マミさんに言われた事…
私のせいでジンは体を
壊してしまった…
:10/04/12 22:08
:PC
:☆☆☆
#545 [KC.]
でもジンにその事を
言うのは抵抗がある
そして私は何も言えず
黙り込んだ
「また黙る。…俺に言えない事なんだ。」
そう言うとジンは私から離れ
自分の部屋に
戻っていってしまった
:10/04/12 22:08
:PC
:☆☆☆
#546 [KC.]
ジンにまで嘘をついて…
私は嫌われて
しまったかもしれない
また不安が私を苦しめる
ご飯の準備をするが
心ここにあらずの
私は指を切ってしまう
:10/04/12 22:09
:PC
:☆☆☆
#547 [KC.]
「…ッ!!」
指からジワジワと
出てくる私の血
その指を見つめていると
急にその手を掴まれた
「ジンッッ!!!!???」
近くにいる事に
全く気づかなかった私
ビックリして声が裏返る
:10/04/12 22:09
:PC
:☆☆☆
#548 [KC.]
ジンは何も言わず
血が出ている私の指を
パクッと口でくわえた
「あっ…」
その行動に顔を赤くする私
そしてそっと私の指から
口を離したジンは
小さく私に言った
:10/04/12 22:09
:PC
:☆☆☆
#549 [KC.]
「何してんの、大丈夫?」
そして絆創膏(ばんそうこう)を
取ってくると私の指に優しく
貼ってくれた
「俺が後ろに座ってた事も気づいてなかったっしょ?」
「…うん、びっくりした。」
「まるで上の空だったもんねぇ。」
「う…」
:10/04/12 22:10
:PC
:☆☆☆
#550 [KC.]
恥ずかしい…
ジンには恥ずかしい所
ばかり見られて
いるような気がする
「ルカ、俺…マミと話ししてくる。」
突然、ジンは真剣な顔をして
私に言う
「え!?」
:10/04/12 22:10
:PC
:☆☆☆
#551 [KC.]
「ちゃんと、俺とルカの事…話してくるよ。」
少し悲しそうな表情のジン
「でも…」
私はその表情のせいか
心から喜ぶ事ができなかった
「ルカは俺に何も言ってくれないけど、マミにヤキモチやいてる事くらいわかってるよ?」
「…ッ!?」
:10/04/12 22:10
:PC
:☆☆☆
#552 [KC.]
「それに、俺もちゃんとケジメつけなきゃ…」
「でもジン、まだ熱が…」
「大丈夫。さっき熱測ったらもうなかったから。」
そう言うとジンは玄関に向かった
「待って!!私も行く!!」
私は慌ててジンを追いかける
:10/04/12 22:11
:PC
:☆☆☆
#553 [KC.]
「ううん、俺一人で行く。ルカは俺を信じて、ココでまってて?」
「でも…」
「ルカァ。」
私を呼んだジンは
優しく私を抱きしめ
キスをする
:10/04/12 22:11
:PC
:☆☆☆
#554 [KC.]
「俺、ルカが好き。だから、俺の事信じてぇ。」
そう言うとジンは
微かに笑い車のカギを
持って出て行った
:10/04/12 22:11
:PC
:☆☆☆
#555 [KC.]
:10/04/12 22:13
:PC
:☆☆☆
#556 [KC.]
>>554の続き↓
-------------
私はジンの背中を見送ると
玄関で立ちすくんだ
悲しそうなジンの顔
悲しそうなジンの声
信じなきゃダメなのは
わかってる
でもあんな顔で言われたって…
不安だけが私に付きまとう
:10/04/14 00:07
:PC
:☆☆☆
#557 [KC.]
ジン…
マミさんはジンにとって
特別な人…
きっとマミさんにとっても…
私はただあの二人の
邪魔をしているだけでは
ないのだろうか…
本当は…
私の気持ちは迷惑
なんじゃないのだろうか…
:10/04/14 00:08
:PC
:☆☆☆
#558 [KC.]
どうして…
どうしてだろう…
聖二さんや
マミさんや
ジンに…
迷惑ばかりかけている
私は…
消えてしまえばいいのに
:10/04/14 00:08
:PC
:☆☆☆
#559 [KC.]
いつの間にか
私の目からは大量の
涙が溢れ出す
時を忘れ
私は玄関で泣き崩れていた
するとドアが静かに開く
:10/04/14 00:08
:PC
:☆☆☆
#560 [KC.]
「ルカッ!??」
ジンが帰ってきた
そして玄関で泣いている
私を見て目を見開き
びっくりしている
「もしかして、何時間もずっとここにいたの!?」
「何…時間…も?」
:10/04/14 00:08
:PC
:☆☆☆
#561 [KC.]
「もう12時前だよ?」
小さくため息をついて
泣いている私の頭を
優しく撫でるジン
「なんで泣いてるの?」
優しいジンの瞳
私は何をしているのだろう…
ジンはちゃんと
帰ってきてくれたのに…
:10/04/14 00:09
:PC
:☆☆☆
#562 [KC.]
「心配してたの?」
優しく聞くジン
私は小さく頷いた
「心配かけて、ごめん。」
そう言うと優しく
抱きしめてくれた
:10/04/14 00:09
:PC
:☆☆☆
#563 [KC.]
「こんな所じゃなんだから…リビング行こぉ?」
私はまた頷いて
立とうとしたが
何時間もその場に
座っていた私の足は
言うことを聞かない
「どうしたぁ?」
私を見ながら心配そうな
顔をするジン
「立て…ない。」
:10/04/14 00:09
:PC
:☆☆☆
#564 [KC.]
私の言葉にジンは目を
まん丸にする
そしてクスッと笑うと
私を軽々と持ち上げた
「キャッ!!」
その行動にびっくりする私
「ったく、お姫様は手がかかりますねぇ。」
:10/04/14 00:10
:PC
:☆☆☆
#565 [KC.]
ジンはそう言うと
私を抱き上げたまま
靴を脱ぎ、私をリビングまで
運んでくれた
そして私をソファーの
上に降ろす
「ちゃんと話してきたぁ。」
ジンを信じる事が
できなかった私…
:10/04/14 00:10
:PC
:☆☆☆
#566 [KC.]
罪悪感でジンと目を
合わす事ができなかった
「ルカ…。」
ジンは私の隣に座ると
優しく抱き寄せてくれた
「もう、大丈夫。マミもわかってくれたから。」
「ごめん…。」
:10/04/14 00:11
:PC
:☆☆☆
#567 [KC.]
「…?どうしたの?」
「私…ジンの事信じられなくて…すごく不安で…なのに、ジンは辛くてもちゃんとマミさんと話してきてくれた…」
私の話に目を見開くジン
「私…最低だよね。ジンの事疑ってばかり…。私…私なんかがジンの彼女にッ」
:10/04/14 00:11
:PC
:☆☆☆
#568 [KC.]
言葉の続きを遮るように
ジンは私を抱きしめる
「俺が、ルカに辛い思いばっかさせてるから、信用してもらえないのは当たり前。そんなのわかってるよ。でも俺はルカが好きで、そばにいて欲しい。」
「…ッ。でも…」
「その続きは言わないで。俺、泣いちゃうからぁ…」
「ジン…」
:10/04/14 00:11
:PC
:☆☆☆
#569 [KC.]
「俺、お前の彼氏になる資格なんてないかもね。でも俺はルカにそばにいて欲しいし、俺だけのルカであってほしい。コレは俺のワガママかもしれないけど…絶対に、そこは譲らない。」
ジン…
その言葉にさっきまで
私にまとわりついていた
不安が飛んでいく
:10/04/14 00:12
:PC
:☆☆☆
#570 [KC.]
「だから、ルカが俺の事嫌だっつっても、俺ルカの事離さないよ。」
「ジン…ごめんね…」
私はジンの背中に手を
まわし、力いっぱい抱きしめた
「俺もごめん。不安にばっかりさせて…」
ジンも力強く私を
抱きしめてくれた
:10/04/14 00:12
:PC
:☆☆☆
#571 [KC.]
もうやめよう
不安にばっかり負けるのは
聖二さんにも
たくさん迷惑をかけたけど
その分、私はジンを愛そう
マミさんに辛い思いを
させたけど
その分、ジンを大切にしよう
:10/04/14 00:12
:PC
:☆☆☆
#572 [KC.]
もう消えたいなんて思わない
私は、皆に迷惑をかけた分
ジンを愛してそばにいる
「ジン…大好き。」
「俺もルカが大好き。」
そう言うとジンは私を
ソファーにゆっくりと寝かす
:10/04/14 00:13
:PC
:☆☆☆
#573 [KC.]
「食べていい?俺、もうガマンできないぃ。」
その言葉と同時に
熱のあるキスが
私の口に降ってきた
「うん、いいよ。」
:10/04/14 00:13
:PC
:☆☆☆
#574 [KC.]
私は拒まず
ジンを受け入れた
激しくキスをするジン
そのキスに私の体も熱を帯びる
この日、私達は始めて
ひとつに重なった
:10/04/14 00:13
:PC
:☆☆☆
#575 [KC.]
それから数日後…
私達が初めてひとつに
なった日からマミさんは
家に来なくなり
充実した日々を
過ごしていた
そんなある日
:10/04/14 00:14
:PC
:☆☆☆
#576 [KC.]
ジンは仕事で
朝から家を出た
私は休みで
家でゆっくりする
ジンを見送った後
家を掃除し良い天気
なので二人の布団を
外に干した
:10/04/14 00:14
:PC
:☆☆☆
#577 [KC.]
お昼が過ぎ
私はTVを見る
昼ドラが終わり
ワイドショーへと
変わったTVを見て
私はびっくりした
『今日の『気になるあの人』は!!美人ピアニスト、北山 真実さんで〜すッ!!!』
:10/04/14 00:15
:PC
:☆☆☆
#578 [KC.]
司会者がそういうと
スタジオにゲストとして
迎えられた人物
それはマミさんだった
『北山さんは先月発売されたアルバム[TRUTH]が先月と今月で50万枚を突破され、只今大注目の美人ピアニストなんですよ!!』
:10/04/14 00:15
:PC
:☆☆☆
#579 [KC.]
私は目をまん丸にする
『今日はそんな北山さんに生演奏を、この後していただきま〜す!!!』
スタジオ内は
その言葉に盛り上がる
そしてCMに入った
私は…こんなすごい
人を相手にしてたの…?
私の顔はひきつる
:10/04/14 00:16
:PC
:☆☆☆
#580 [KC.]
でも…
ピアニストがマミさんの夢
ジンはそう言っていた
マミさん…
夢叶えたんだ
私は何故か心が
暖かくなった
:10/04/14 00:16
:PC
:☆☆☆
#581 [KC.]
CMが終わり再び
TVに映されるマミさん
綺麗なドレスを着て
立派なグランドピアノの
前に座る
そして演奏が始まった
:10/04/14 00:16
:PC
:☆☆☆
#582 [KC.]
〜♪〜♪〜♪〜
綺麗な音色…
アレ?と私は思い出す
これ…いつかジンの
車で流れてた…
ピアノの…
綺麗な音色の演奏は
あっという間に終わった
:10/04/14 00:17
:PC
:☆☆☆
#583 [KC.]
『すごい綺麗な音色ですねよ!!』
スタジオ中から拍手が巻き起こる
『この曲の名前は「First love」、私の思い出の曲です。』
にっこり微笑みながら言う
マミさん
:10/04/14 00:17
:PC
:☆☆☆
#584 [KC.]
『思い出の曲?』
『そうです。私が初めて大好きだった人に作った曲です。』
『大好きだった。って事はもうその恋は終わったんですか〜?』
KYな若い女性
キャストの質問
でもマミさんは笑顔で答える
『はい。でも彼は今でも私の良き友人でいてくれてます。』
:10/04/14 00:17
:PC
:☆☆☆
#585 [KC.]
良き友人…
きっとソレは
ジンの事だと
私は悟る
マミさん
笑顔で答えたマミさんは
スタジオを後にする
:10/04/14 00:18
:PC
:☆☆☆
#586 [KC.]
マミさんごめんなさい
そして…ありがとう
そしてジンが仕事から
帰ってきた
私はマミさんの
演奏の事、思った事
すべてをジンに伝える
するとジンは
「そう。」と
優しく微笑んだ
:10/04/14 00:18
:PC
:☆☆☆
#587 [KC.]
それからまた
月日が流れ
数ヶ月が過ぎた
私は、ジンの専属
カメラマンになり
仕事の量は倍層した
:10/04/14 00:19
:PC
:☆☆☆
#588 [KC.]
私が映すジンの写真は
たぶん私の気持ちが
反映され、さらに
かっこよさが強く映し
出されて大好評
ドンドン、ジンの
人気が上がると共に
私の評価も高くなり
指名も増え
いろんな仕事を
任されるまでに成長した
:10/04/14 00:19
:PC
:☆☆☆
#589 [KC.]
そんなある日
仕事が忙しくなった私たちは
休みがなかなか合わず
何ヶ月ぶりかの
デートをしていた
かなり有名になって
しまったジンは
帽子をかぶり
サングラスをはめている
:10/04/14 00:20
:PC
:☆☆☆
#590 [KC.]
人気者もなかなか
大変なのだ
楽しくデートをして
家に帰ってきた私達
一緒に郵便受けを見る
そこには手紙が一枚
はみ出していた
:10/04/14 00:20
:PC
:☆☆☆
#591 [KC.]
「あっ、珍しく手紙きてる。」
私は繋いでいた手を離し
手紙を手に取る
「差出人は〜西頭…典子?」
私がそう言うとジンは
スッと手紙を私から
取り上げた
:10/04/14 00:20
:PC
:☆☆☆
#592 [KC.]
「あ〜…はいはい。サイトウさんねぇ。」
どうやらジン宛の
手紙らしい
そしてジンは離した
私の手を再び繋ぎなおし
部屋に帰る
「誰〜?」
「ん〜…秘密ぅ。」
:10/04/14 00:21
:PC
:☆☆☆
#593 [KC.]
部屋に着いたジンは
リビングのソファーに座り
先ほどの手紙を読み出した
私は台所に向かい
ブラックコーヒーと
私のコーヒーを
リビングへ
持って行った
:10/04/14 00:21
:PC
:☆☆☆
#594 [KC.]
真剣な顔をして
手紙を読むジン
浮気?…
んな訳ないか…
私はTVの電源をつけ
TVを見る
「ありゃりゃ…。」
ジンは小さく呟いた
:10/04/14 00:21
:PC
:☆☆☆
#595 [KC.]
「どうしたの?」
私はジンを見る
「う〜ん…ちょっと大変な事になっちゃってるみたいぃ。」
「え?何が?」
ジンは手紙を
持ったまま上を向く
:10/04/14 00:22
:PC
:☆☆☆
#596 [KC.]
「そろそろかぁ〜…」
私の声…聞こえてますか?
ジンは一人で
ぶつぶつと呟く
「ジンッ!!!」
私は少し大きな声で
ジンを呼んだ
:10/04/14 00:22
:PC
:☆☆☆
#597 [KC.]
するとその声に
びっくりしたジンは
キョトンとして私を見た
「ど・う・し・た・の!!」
私は頬っぺたを膨らます
「何膨れてんのぉ?」
「何聞いても、無視するからだよ!!」
「あ〜ごめん。ちょっと考え事してたぁ。」
:10/04/14 00:23
:PC
:☆☆☆
#598 [KC.]
:10/04/14 00:24
:PC
:☆☆☆
#599 [我輩は匿名である]
:10/04/14 06:02
:SO905iCS
:☆☆☆
#600 [我輩は匿名である]
6
0
0
:10/04/14 09:19
:SH904i
:☆☆☆
#601 [KC.]
:10/04/14 15:46
:PC
:☆☆☆
#602 [KC.]
>>598の続き↓
-------------
そう言うとジンは
私の頬っぺたを
一指し指でつつく
私の膨れた頬っぺたは
つつかれて
空気が抜けた
:10/04/14 15:47
:PC
:☆☆☆
#603 [KC.]
「もう!!それで、どうしたの??」
私が再び聞くとジンは
目を反らす
その行動は怪しすぎだ
「西頭さんって誰っ!?何で何も教えてくれないの?」
「ん〜…どうしよう…。」
また考え出すジン
「まっいっか。」
:10/04/14 15:47
:PC
:☆☆☆
#604 [KC.]
そして少し真剣な顔を
してジンは話だした
「手紙の送り主は俺の母さんだよぉ。」
「へ?お母さん!??」
「そう。俺の母さん。大事な話があるから家に帰ってこいってさぁ。」
「え?ジンの家に??いつ帰るの??」
「今月中には帰るつもりだけど…俺んちすごく遠いから、ルカと当分会えなくなる。」
:10/04/14 15:48
:PC
:☆☆☆
#605 [KC.]
「え〜!!やだぁ。遠いって…家どこ?」
私は首をかしげる
ジンは黙る
「ジン?」
「ルカ、一緒に行く?」
少し寂しそうな声で聞くジン
:10/04/14 15:48
:PC
:☆☆☆
#606 [KC.]
でも私は今、仕事が忙しく
そんなに休みを取る
事ができない…
その事はジンも
わかってくれている
だけどダメもとで
聞いたみたいだ
私が「無理」だと伝えると
ジンはすんなり諦めた
:10/04/14 15:48
:PC
:☆☆☆
#607 [KC.]
「当分ってどれくらい?」
私は聞く
「わからない。」
深刻なジンの顔…
私は少し心配になった
そんな話をして数日…
私は仕事から
帰ってきた
:10/04/14 15:49
:PC
:☆☆☆
#608 [KC.]
すると家にジンはおらず
一枚の置手紙が
残されていた
:10/04/14 15:49
:PC
:☆☆☆
#609 [KC.]
Dear Ruka
急に帰らなくちゃ
いけなくなった
ルカになにも言えず
家を出ていってごめん
いつ帰れるか
わからないけど
俺を信じて待って
いてほしい
本当にごめん
From Zin
:10/04/14 15:49
:PC
:☆☆☆
#610 [KC.]
急にいなく
なっちゃうなんて…
急に私の前から
消えたジン
「ひどいよ…」
その日、私は泣き
崩れてしまった
:10/04/14 15:50
:PC
:☆☆☆
#611 [KC.]
『俺を信じて待っていてほしい』
でもジンの言葉を
信じたい…
私はジンと私の
絆を信じ
待つ事にした
:10/04/14 15:50
:PC
:☆☆☆
#612 [我輩は匿名である]
:10/04/14 16:30
:P03A
:☆☆☆
#613 [KC.]
:10/04/15 13:49
:PC
:☆☆☆
#614 [KC.]
>>611の続き↓
-------------
それから
一年…
ジンからの連絡は
一切ない
何度こちらから
連絡をしても
繋がらない携帯
:10/04/15 13:50
:PC
:☆☆☆
#615 [KC.]
信じて待つ
そう決心した私は
未だにジンを
待っていた
けど…
信じると寂しさは別
:10/04/15 13:51
:PC
:☆☆☆
#616 [KC.]
私はジンがいなくなった
事により隠すことが
できなかった
寂しい感情が
写真に溢れ
上手く仕事を
できなくなっていた
:10/04/15 13:51
:PC
:☆☆☆
#617 [KC.]
指名数は去年に比べ
落ち…もうどん底に
いるような気分だ
あんなに写真を撮る
事が楽しく感じていたのに
今では写真を撮る事が
苦でしかたない
:10/04/15 13:52
:PC
:☆☆☆
#618 [KC.]
それほど大きかった
ジンの存在
ジンに合いたい
いつも頭に浮かぶ
ジンの顔…
そんな事を思っていると
聖二さんが声をかけた
:10/04/15 13:52
:PC
:☆☆☆
#619 [KC.]
「東大寺。この件…引き受けてくれるか?」
「へ?」
私は今、聖二さんと
二人で撮影の
打ち合わせをしていた
「もしかして、聞いてなかったのかぁ??」
目を細めて私に言う
聖二さん
:10/04/15 13:52
:PC
:☆☆☆
#620 [KC.]
「ごめんなさい…」
「しっかりしろよ?だからな、この件だよ。」
そう言うと企画書に
指をさす
新しくできた
ホテルの撮影…
:10/04/15 13:52
:PC
:☆☆☆
#621 [KC.]
・ 外装
・ 内部
・ 教会
・ 大広間
・ 会議室
・ 娯楽場
・ プール
・
・
・
:10/04/15 13:53
:PC
:☆☆☆
#622 [KC.]
その他いろいろ…
すごいホテルだな…
教会も会議室も…
大きいホテル
私は今頃
書類を確認する
:10/04/15 13:53
:PC
:☆☆☆
#623 [KC.]
え〜っと…
場所は…
『ハワイ』
ハワイね…
ん?ハワイ?
「ハワイィ!??」
びっくりして大声を
だした私に聖二さんも驚く
:10/04/15 13:54
:PC
:☆☆☆
#624 [KC.]
「お前…その反応、初めっから全く聞いてなかったろ!!!」
久々のゲンコツ
「イテ…。」
私は自分の頭を撫でながら
聖二さんとの打ち合わせを
再開する
:10/04/15 13:54
:PC
:☆☆☆
#625 [KC.]
「だからコレ、でかい仕事なんだって。このJEWEL PUA(ジュエル プア)ってホテル、来月オープンでこのホテルを経営してる会社『WEST・HEAD』つ〜のは…」
「ウエスト・ヘッド…?」
「そ〜だよ。お前も聞いた事あんだろ?かなり有名な会社だ。ハワイだけに及ばず、タヒチ・グアム・フランス・オ−ストラリア…いろんな国で評価の高いホテルを経営してる一流企業だよ。」
そして聖二さんは首を傾げた
:10/04/15 13:54
:PC
:☆☆☆
#626 [KC.]
「どういう訳か…JEWEL PUAのオーナーがウチに声かけてきてくれた。マジでかい仕事だから成功させたいよな!!」
聞いたことがある
かなり有名なホテル会社
でもどこも高級ホテルで
一般人が簡単に
宿泊できるような
ホテルではない…
:10/04/15 13:55
:PC
:☆☆☆
#627 [KC.]
なのにいつも
予約はいっぱい
だとか…
どうしてこんな
会社がうちなんかに…
でもハワイかぁ…
行きたいな
:10/04/15 13:55
:PC
:☆☆☆
#628 [KC.]
なんて思っていた
私に聖二さんは
フフ〜ンと誇らしげな
顔をする
「しかも、来月オープン予定のこのホテルに泊まれるそうだ。しかもタダで★」
「私、やります!!絶対成功させるんでやらせてください!!!!!」
:10/04/15 13:55
:PC
:☆☆☆
#629 [KC.]
私はすごい勢いで椅子から
立ち上がった
その勢いにびっくりして
聖二さんは逆に椅子から
転がり落ちてしまった
「おま…イテテ、わかりやすいやつだな…」
:10/04/15 13:56
:PC
:☆☆☆
#630 [KC.]
こんな高級ホテルに
なんて一生に一回
泊まれるかわからない
それに何か…
ありそうな気がする
大きな何かに
出会えるような
気がした
:10/04/15 13:56
:PC
:☆☆☆
#631 [KC.]
私はなんの根拠もない
そんなちっぽけな勘に
従いこの仕事を
受け持つことにした
そして、さすがに
大きな仕事なので
チームを作り
ハワイに向けての
準備をみんなでする
:10/04/15 13:56
:PC
:☆☆☆
#632 [KC.]
チームはみんな私と
仲がいい人ばかりで
楽しみさが増す
そして出発の日
私を含めカメラマン二人と
アシスタントが二人
そしてリーダーの
聖二さんで結成された
チームは空港についていた
:10/04/15 13:57
:PC
:☆☆☆
#633 [KC.]
みんなは「ラッキー」と
喜んでいたけど…
私は私がいない間に
ジンが帰ってきたら
どうしよう…
なんて不安があるから
素直に喜べなかった
そして私達は
飛行機に乗り込む
:10/04/15 13:57
:PC
:☆☆☆
#634 [KC.]
(たまにはいいよね。ジンの事忘れたって…)
毎日、毎日
ジンを思い続ける私
そんな私に神様が
休憩をくれたのだと
私は心に言い聞かせた
:10/04/15 13:58
:PC
:☆☆☆
#635 [KC.]
私は窓側の席に
座らせてもらって
宙に浮く機体から
空を眺める
「東大寺。」
隣に座る聖二さん
「どうしたんですか?」
:10/04/15 13:58
:PC
:☆☆☆
#636 [KC.]
私は聖二さんのほうを向く
「お前、なんでこの仕事引き受けた?」
「へ?…だって…誰だってハワイ行きたいじゃないですか★」
私は笑顔で答える
「そっか…そうだよな。」
どこか寂しそうな
聖二さんの顔
:10/04/15 13:58
:PC
:☆☆☆
#637 [KC.]
どうしたんだろう?
盛り上がってたチームも
次第に落ち着き
機内の電気が暗くなる
聖二さんはそれ以上
何も言わず
静かに眠った
:10/04/15 13:59
:PC
:☆☆☆
#638 [KC.]
私も聖二さんのスヤスヤと
気持ちよさそうに
眠る顔を見て
いつの間にかつられて
眠っていた
空に浮いてから
約8時間…
私達はやっと
ハワイの陸に足をつけた
:10/04/15 13:59
:PC
:☆☆☆
#639 [KC.]
空港を出るとそこは
日本と全く違う景色
大きな道路に
ヤシの木だらけ
みんなはキャッキャッと
ハイテンション
私はドキドキが増し
ポーッと立っていた
:10/04/15 13:59
:PC
:☆☆☆
#640 [KC.]
「Hello.」
そういいながら大きな
白人の人が聖二さんに
声をかける
「Can you talk in English?」
「Yes. I can talk a little.」
:10/04/15 14:00
:PC
:☆☆☆
#641 [KC.]
英語で答える聖二さん
その聖二さんの姿を
目を丸くして
見つめる残りの4人
私達が理解できたのは
ココまでの会話
後は無数に飛び交う
アルファベットを
眺めるだけしかできなかった
:10/04/15 14:00
:PC
:☆☆☆
#642 [KC.]
そして聖二さんはこちらを
振り向くとニコッと笑う
「じゃ~、皆。行こうか。」
「行こうかって…?」
チームの一人が聞く
:10/04/15 14:00
:PC
:☆☆☆
#643 [KC.]
「この人は、俺達のお迎え係らしい。あそこにあるリムジンでホテルまで連れて行ってくれるんだとさ。」
聖二さんはサラッと言う
そして私達が目を
向ける先には
立派なリムジンが
止まっていた
:10/04/15 14:01
:PC
:☆☆☆
#644 [KC.]
チームはこの状況に
大興奮する
にしてもすごい
待遇だ…
私は目を丸くしたまま
姫ちゃんだけを抱え
その他の荷物を
白人さんに預け
リムジンに乗り込んだ
30分程走ると
ホテルに着く
:10/04/15 14:01
:PC
:☆☆☆
#645 [KC.]
そのホテルを見て
私達は口を
あんぐりと開けた
上を向くぐらいの
高さに真っ白で
王宮のような外装
:10/04/15 14:02
:PC
:☆☆☆
#646 [KC.]
しかも私達に対する
待遇は出迎えに限らず
まだオープンしていない
このホテルに無料で宿泊
させてくれると言う物
ありあない…
私達は先に部屋へと
案内される
:10/04/15 14:02
:PC
:☆☆☆
#647 [KC.]
部屋は一般向けの
部屋だが…
十分な広さに
圧倒されるが
ある事に気づく
ひとつの部屋に
ベッドは二つ
:10/04/15 14:02
:PC
:☆☆☆
#648 [KC.]
そしてもうひとつの
部屋もベッドが
二つしかない…
私達は5人で
来ているため
ベッドがひとつ
足りない
そしてもうひとつ
私は気づいた
:10/04/15 14:03
:PC
:☆☆☆
#649 [KC.]
「私の荷物がない…」
部屋に運ばれてきた
荷物に私の荷物が
なかったのだ
私はベルボーイに
必死で訴えるが
私の下手な英語では
ベルボーイに通じなかった
:10/04/15 14:03
:PC
:☆☆☆
#650 [KC.]
私は一人焦る
その様子を見て
聖二さんは大丈夫と声を
かけてくれた
いや…でも大丈夫な
訳がないよ
一体私の荷物はどこへ
行ったんだ!!!!???
:10/04/15 14:04
:PC
:☆☆☆
#651 [KC.]
そのまま私達はまた
ベルボーイに誘導され
上階にある大きな
会議室のような所へ
案内される
そこで一人のベルボーイとは
違う白人さんが入ってきた
:10/04/15 14:05
:PC
:☆☆☆
#652 [KC.]
「皆サン、コンニチワ。」
ぎこちない日本語で
話し出した白人さん
「私ノ名前ワ、[ジャック・ニコルソン]デス。今、オーナーガ不在ノタメ、私ガ代ワリニオ話シマス。」
そう言うと
真ん中にある
一番大きな椅子に
座るジャックさん
:10/04/15 14:05
:PC
:☆☆☆
#653 [KC.]
そこでどのような
イメージで作って
欲しいなど、いろいろ
話を聞かせてくれた
「オーナーはいつお戻りに?」
聖二さんは聞く
:10/04/15 14:06
:PC
:☆☆☆
#654 [KC.]
「今日ノ、夜ニワコチラニ来マス。」
そして今日から行動する
予定だったが、ジャックさんは
気を使ってくれて明日からで
いいと言ってくれた
そして二階にある
小プールは私達の為に
使えるようにしたから
自由に使ってくれと
言い残し部屋を去った
:10/04/15 14:06
:PC
:☆☆☆
#655 [KC.]
その言葉に遠慮を
しないうちのチームは
ミーティングが終わり
即プールヘ
私と聖二さんは外を
散歩することにした
:10/04/15 14:07
:PC
:☆☆☆
#656 [KC.]
ホテルの裏には
浜辺がある
私は殿くんを
片手に写真を
取りまくった
そんな私を見て
聖二さんは微笑む
:10/04/15 14:07
:PC
:☆☆☆
#657 [KC.]
「さすが、東 薫の娘だね。」
私はその言葉にびっくりする
「どうしてソレを?」
写真家 [東 薫]
(あずま かおる)
でも彼の本名は
東大寺 薫
(とうだいじ かおる)
それは紛れもなく私の父だ
:10/04/15 14:07
:PC
:☆☆☆
#658 [KC.]
幼い頃に病気で
母をなくした私の
たった一人の
肉親
:10/04/15 14:10
:PC
:☆☆☆
#659 [KC.]
「なんとなく前から、そんな気がしてた。すごいな!!お前の親父。」
私のお父さんは
世界中を飛び回っている
カメラマンだ
カメラに興味のある人は
知らない人はいないだろう
:10/04/15 14:10
:PC
:☆☆☆
#660 [KC.]
「この間、お父さんに会ったよ。」
「へ!?日本でですか!??」
「いや、タイで。」
「タイ。今、父はタイに…。」
連絡をなかなかくれない
父の居場所はころころ
変わる
:10/04/15 14:11
:PC
:☆☆☆
#661 [KC.]
本当に自由な人だ
聖二さん…実は
父のファンらしく
私達は父の話で
盛り上がり
気がつけばもう
暗くなってきていた
:10/04/15 14:11
:PC
:☆☆☆
#662 [KC.]
「そろそろ戻るか。」
私達は話をやめて
ホテルに戻る
部屋には遊びつかれた
3人がまったりしていた
:10/04/15 14:12
:PC
:☆☆☆
#663 [KC.]
そしてみんなで
食事をするためまた
外へでた
ハワイといえば
ロコモコ!!
そう一人が言う
:10/04/15 14:12
:PC
:☆☆☆
#664 [KC.]
そして私達は
ロコモコ食べ
いろいろ店を
見て回った
明日からは仕事
ちゃんとしなくちゃね…
:10/04/15 14:12
:PC
:☆☆☆
#665 [KC.]
そして10時が過ぎ
私達はホテルに戻った
そして、やっと思い出す
私の荷物はどこだ?
私は一人で
フロントへ向かう
:10/04/15 14:13
:PC
:☆☆☆
#666 [KC.]
すると次は通じた
…のか?
私はベルボーイに
連れられて
最上階に案内された
そしてボーイは
大きな黒人さんの
SPみたいな人と
話しを始めた
:10/04/15 14:13
:PC
:☆☆☆
#667 [KC.]
私の顔がひきつる
荷物だけ渡して
くれればいいんですけど…
私は黙って会話を聞く
って言っても
何を話しているのか
全くわからないが…
:10/04/15 14:14
:PC
:☆☆☆
#668 [KC.]
そしてSP風な
黒人さんは後ろを向き
大きなドアのロックを
解除する
逃げ出したい程
怖い…
その先に一体
なにがあるんだ…
:10/04/15 14:14
:PC
:☆☆☆
#669 [KC.]
私はボーイに連れられ
恐る恐る中に入った
だだっ広い部屋…
ホテルの最上階に
噴水なんておかしいよ!!
私は目の前にある
噴水に思わずつっこむ
:10/04/15 14:15
:PC
:☆☆☆
#670 [KC.]
小さく川になったその先を
見ると浅いプール?
見たいなのがある
そこに優雅に泳いでいる
錦鯉が数名
:10/04/15 14:15
:PC
:☆☆☆
#671 [KC.]
その光景を
ひきつった顔で
見ている私を
ボーイはさらに
奥の部屋に案内する
大きなベッドの
ある部屋…
「あっ!!!」
:10/04/15 14:15
:PC
:☆☆☆
#672 [KC.]
そこで私は自分の
荷物を発見した
そして荷物に駆け寄る
「無事…って言うかアンタ達こんな部屋でなにしてんの?」
私は無事に見つけた
荷物達に言った
:10/04/15 14:16
:PC
:☆☆☆
#673 [KC.]
「こんな部屋ってなにぃ?」
「え?」
:10/04/15 14:16
:PC
:☆☆☆
#674 [KC.]
後ろから聞こえた
久しぶりな声
私の心臓は跳ね上がり
私はそのまま固まる
「久しぶりぃ。元気にしてたぁ?」
そう言って近づいてくる
私の大好きな声
:10/04/15 14:16
:PC
:☆☆☆
#675 [KC.]
でも…後ろを振り向くのが
怖かった私は
前を向いたままだった
すると私の両側から
手が伸び私を
包み込むように
優しく抱きしめた
:10/04/15 14:17
:PC
:☆☆☆
#676 [KC.]
「ジ……ン……?」
「ルカ。やっと会えた。」
ギュッときつく
私を抱きしめる腕
:10/04/15 14:18
:PC
:☆☆☆
#677 [KC.]
私は恐る恐る
後ろを向く
そこには…
涙目で私を見ている
ジンがいた…
「ジ…ン…?本物?」
「確かめてみるぅ?」
そういうとキスを
するジン
:10/04/15 14:18
:PC
:☆☆☆
#678 [KC.]
「ン…っあ…」
「ルカ。」
激しさを増すジン
「ルカ。…ルカ。」
:10/04/15 14:19
:PC
:☆☆☆
#679 [KC.]
何度も私の名前を呼ぶジン
その甘い声と
激しいキスに
私の体は
徐々に熱くなる
「あ〜…お取り込み中にすいませ〜ん。」
その声にビクッと
びっくりした私に対し
ジンはイラッとした
表情を浮かべ
声のした方を向く
:10/04/15 14:20
:PC
:☆☆☆
#680 [KC.]
そこにはスーツを着た
男性が立っていた
「何?」
低い声で聞くジン
「ジン様、お食事の準備が出来ました。」
「それだけ?」
「はい。お先にデザートをお食べになりますか?」
:10/04/15 14:20
:PC
:☆☆☆
#681 [KC.]
そう言うとスーツの
男性は私にニコッと
笑いかけた
「マジでシバくぞ?大田。」
「ハハッ。申し訳ございません。失礼します。」
男性は笑いながら
去っていった
:10/04/15 14:20
:PC
:☆☆☆
#682 [KC.]
大きなため息をつくジン
そしてベッドに
ドカッと座る
「ルカご飯は?」
「…。」
「…?ルカ??」
:10/04/15 14:21
:PC
:☆☆☆
#683 [KC.]
パチンッ
広い部屋に響く
頬を叩いた音
私は無意識に
ジンの頬を軽く
叩いていた
:10/04/15 14:21
:PC
:☆☆☆
#684 [KC.]
叩かれた頬に
手を当てるジン
「ごめんな。」
ジンは私を
見ながら謝った
:10/04/15 14:21
:PC
:☆☆☆
#685 [KC.]
「どうして…どうして、ジンはココにいるの!?どうして急にいなくなったの!!!!どうして…連絡くれなかったの…」
そう言う私の目からは
滝のように涙が
溢れ流れていた
:10/04/15 14:22
:PC
:☆☆☆
#686 [KC.]
「ごめん、ちゃんと説明するよ。こっち来てぇ。」
手を差し出すジン
私はその手につかまり
ジンの隣に座る
:10/04/15 14:22
:PC
:☆☆☆
#687 [KC.]
「まず、俺がココにいる理由は俺がここのオーナーだから。この部屋は俺の家だよ。」
「オッオーナー!!??ジンがこのホテルの!?」
私はその言葉に目を見開く
「そう。次に何故急にいなくなったのか…それはあの日、父が俺を迎えにきたんだ。それで無理矢理連れて行かれた。でもお前に置手紙だけ、残させてくれたんだ。」
:10/04/15 14:23
:PC
:☆☆☆
#688 [KC.]
「ジンの…お父さんが…?」
「俺の親父、結構強くてねぇ。息子ボコボコにしちゃうくらい冷徹なやつなんだよ…。」
「え!??ジンより強いの!??」
「強ぇ〜よ。空手、柔道の師範だからねぇ。」
:10/04/15 14:23
:PC
:☆☆☆
#689 [KC.]
苦笑いするジン
私は顔をひきつらせる
「んで最後、連絡は忙しかったってのもあるし…中途半端にルカの声聞くと暴走しちゃいそうで…それに俺はルカを信じてたから。」
「ジン。」
「でもルカをまた悲しませてたのには変わりないしぃ。ルカが気の済むまで俺の事殴っていいよ。」
:10/04/15 14:23
:PC
:☆☆☆
#690 [KC.]
そう言うとジンは
目を閉じた
「あっ、出来れば明日大事な用あるから…顔はさけてほしッッ!??」
その言葉を遮るように
私はジンにキスをする
「いいよ。さっきもう叩いたから。でももうあんな事したら次は許さないからね。」
:10/04/15 14:25
:PC
:☆☆☆
#691 [KC.]
「もうしない。ずっとそばにいるよ。」
少し顔を赤らめながら
微笑んで言うジン
「でも…これからどうするの?」
私はジンに聞く
「ルカはココで住むんだよぉ★」
ニコッとした顔で
サラッと言った
ジンの言葉…
:10/04/15 14:26
:PC
:☆☆☆
#692 [KC.]
「無理。」
私は即答えた
「なんでッ!??」
ジンはびっくりして
目を見開く
:10/04/15 14:27
:PC
:☆☆☆
#693 [KC.]
「だって私、仕事で来たんだもん。」
「あっ…お前、聖二から何も聞いてないの!?」
「へ!?聖二ッ!??」
私の言葉を聞いて
やっちゃった〜っと
言わんばかりの顔をするジン
:10/04/15 14:27
:PC
:☆☆☆
#694 [KC.]
私は理解できなかった
聖二さんは
何か知ってるの!?
っていうか仲悪かったんじゃ…
何がなんだかわからない
私はその場でボーッと
している
:10/04/15 14:27
:PC
:☆☆☆
#695 [KC.]
「まっ、いいかぁ☆」
そう言うとジンは
私をベッドに押し倒す
「キャッ!!!」
「ねぇルカ、JEWEL PUAってどう言う意味かわかる?」
:10/04/15 14:28
:PC
:☆☆☆
#696 [KC.]
「JEWELは…宝石だよね?PUAって何?」
「PUAはハワイ語で花って意味。じゃ〜次の質問。ルカは「琉」って漢字の意味知ってる?」
「「琉」って私の漢字だよね?…意味か…考えた事なかったなぁ〜…」
私はベッドで
寝ながら考えた
:10/04/15 14:28
:PC
:☆☆☆
#697 [KC.]
「「琉」って言うのは瑠璃と一緒の意味だよぉ。」
「瑠璃って?」
「つるつるした宝石の事ぉ。」
「宝石…って事は宝石の花!?」
私はひらめいたように
ジン言った
:10/04/15 14:29
:PC
:☆☆☆
#698 [KC.]
ジンは微笑、頷く
「それに気づいたならもうひとつにも気づかなきゃぁ〜。」
ジンはズイッと
私に顔を近づけた
「宝石(琉)の花=琉の華でしょ。」
:10/04/15 14:29
:PC
:☆☆☆
#699 [KC.]
私はその言葉に驚いた
「じゃあ…このホテルの名前って…」
「ルカからとったんだよぉ☆感動したでしょぉ?」
意味を知った瞬間
私はとても恥ずかしくて
でも嬉しくて
顔を真っ赤にした
:10/04/15 14:30
:PC
:☆☆☆
#700 [KC.]
「あぁ~…またその顔するぅ。だから、ソレされると我慢できないんだってぇ。」
そう言うとジンは
私の上にまたがる
「明日、仕事で朝早いんでしょぉ?ちゃっちゃとやっちゃって寝よッ!!!」
「やるって何を!?」
:10/04/15 14:30
:PC
:☆☆☆
#701 [KC.]
起き上がろうとする
私を押さえつけるジン
そして悪魔チックな
顔で私に囁いた
「えっち。」
「えーーーッ!!!???」
:10/04/15 14:31
:PC
:☆☆☆
#702 [KC.]
ジンは本当に
何を考えているのか
わからない
困ったちゃんな
私の彼氏
でもそんなジンを
私は心の底から
愛してる
:10/04/15 14:31
:PC
:☆☆☆
#703 [KC.]
「…ルカ…」
「…ぁんッ…ジン…」
熱を帯びている
二人のからだ
激しく動くジン
:10/04/15 14:32
:PC
:☆☆☆
#704 [KC.]
私の寂しさが
ドンドン埋まっていく
「琉華…結婚しよう。」
ジンの甘い声
「…うん。」
:10/04/15 14:32
:PC
:☆☆☆
#705 [KC.]
私が返事をするのと
同時にキスが
降ってきた
舌を絡ませ
激しくキスをする
ジンを感じる幸せ
もう何もいらない
ジンがいてくれればいい
:10/04/15 14:32
:PC
:☆☆☆
#706 [KC.]
「ルカッ…もぅむり…ッ!!!」
「んッ…あぁあぁぁっっ!!!」
そこで私を絶頂の
快感が襲い
私は意識を手放した
:10/04/15 14:33
:PC
:☆☆☆
#707 [KC.]
「…マッ…さまッ!!…起きて…さい!!」
「ん〜…」
女の人の声?
私は体を激しく
揺らされる
「ルカ様!!…起きてください!!!」
:10/04/15 14:33
:PC
:☆☆☆
#708 [KC.]
微かにあけた目には
明るい部屋と
メイドのような
服を着た女の人が
霞んで見えた
「ルカ様ッ!!!!」
るか…様…?
:10/04/15 14:33
:PC
:☆☆☆
#709 [KC.]
私の意識は次第に戻る
そしてぱっちり開けた
目に映ったのは数人の
ベルガールのような
メイド服のような格好を
した女の子達
「うわっ!!!」
私はびっくりして
飛び起きた
:10/04/15 14:34
:PC
:☆☆☆
#710 [KC.]
「まぁ!!ルカ様!!!」
そう言うと少し頬を
赤らめるかわゆい
女の子達
「な、なんですか!???」
私がびっくりして聞くと
フッと体に目を向ける
:10/04/15 14:34
:PC
:☆☆☆
#711 [KC.]
あ…モロ出し…
私も恥ずかしくなり
布団で隠す
「あれ?ジンは??」
私は隣にジンが
いない事に気づく
:10/04/15 14:34
:PC
:☆☆☆
#712 [KC.]
「ジン様は先にご用意されております!!早くルカ様もご用意を!!!」
「へッ!?用意??」
私の質問も虚しく
聞く耳を持たない
女の子達は
私の手を引っ張り
お風呂にほうりこんだ
:10/04/15 14:35
:PC
:☆☆☆
#713 [KC.]
「ルカ様、お時間がありませんので、お早めに!!」
外で忙しく動く女の子達
なんの用意だろう?
そう思いながら
シャワーを浴びる
:10/04/15 14:35
:PC
:☆☆☆
#714 [KC.]
…なんて広い浴槽だろう…
と言うかハワイのホテルに
ヒノキ風呂?
ここはジンの家だって
昨日言っていた
だから和風を取り込んで
あるの?いたるところに
和風がある
:10/04/15 14:36
:PC
:☆☆☆
#715 [KC.]
髪を洗い体を洗い終わった
私はボーッと
シャワーを浴びていた
「ルカ様!!」
そう言うとすごい勢いで
女の子がドアを開ける
:10/04/15 14:36
:PC
:☆☆☆
#716 [KC.]
「キャアアァッ!!」
私はびっくりして
お叫びをあげる
「申し訳ございません!!ですが時間がありませんので!!!!」
何をそんなに
急いでいるのだ
:10/04/15 14:36
:PC
:☆☆☆
#717 [KC.]
ビショビショのまま
私は脱衣所へ連れていかれ
何人かの女の子に
体を無理矢理拭かれると
次の部屋へと連行された
抵抗もするヒマが
ないほど忙しく動く…
「これにお着替え下さい!!」
:10/04/15 14:37
:PC
:☆☆☆
#718 [KC.]
そう言って
何も言っていない私に
コルセットを巻き始める
「ちょっ…ちょっとぉお!?」
「はい!!息を吸ってぇ〜!!!」
ギューッと締め付けられ
私はヴッとなる
:10/04/15 14:37
:PC
:☆☆☆
#719 [KC.]
「く…苦しい…」
「ガマンして下さい!!」
そして白く大きな
ドレスを持ってきた
女の子はソレを無理矢理
私に着せた
:10/04/15 14:38
:PC
:☆☆☆
#720 [KC.]
「こ…これって…ウェディングド…」
「次はこちらです!!」
私の言葉を遮り
腕を引っ張る女の子
:10/04/15 14:38
:PC
:☆☆☆
#721 [KC.]
次はなんだと思っていると
大きな鏡のついた
化粧台に座らせられる
「うぅん、もぉ!!遅いわよん。」
そう言うこの人は…
男ですよね?
:10/04/15 14:38
:PC
:☆☆☆
#722 [KC.]
少し変わった身なりを
している男性は
片手にコームを持ち
首をゴキッゴキッとならす
「さぁ、早く仕上げなくっちゃあ!!」
「ちょっ!!何するの!!??」
「じっとなさい!!ジンちゃん待たしちゃうでしょぉ!!」
:10/04/15 14:39
:PC
:☆☆☆
#723 [KC.]
すごい気迫…
「はい…」
私は男性の言うが
ままにした
「頭はOKね!!次は顔よ、カ・オ♪」
:10/04/15 14:39
:PC
:☆☆☆
#724 [KC.]
鏡に映っている
綺麗にセットアップ
された自分を見る間もなく
男性は目を閉じろと言うので
私は目を閉じた
(この感触…化粧?)
:10/04/15 14:40
:PC
:☆☆☆
#725 [KC.]
下手に動くと
男性はすごい勢いで
怒るので私はじっとした
「まぁ、もとがそこそこだからコレでいいわぁ♪もう目、開けていいわよ。」
私はその言葉に
ホッとして目を
開けた瞬間
:10/04/15 14:40
:PC
:☆☆☆
#726 [KC.]
「こちらです!!急いで!!」
と女の子が私の
手をひっぱり
部屋を飛び出した
一人は私の腕を
もう一人は引きずる
ドレスを手に
急いでエレベーターに乗る
:10/04/15 14:40
:PC
:☆☆☆
#727 [KC.]
「どうにか間に合いそうですわ。」
私は息を切らして
上手く話せなかった
するとキラっとした物が
エレベーターの
小さな鏡のような所に見えた
:10/04/15 14:41
:PC
:☆☆☆
#728 [KC.]
よく見ると私の頭に乗っている
コレは…ティアラ??
そして私は落ち着いて
考える
今私がしている格好って
まるで花嫁みたい…
:10/04/15 14:41
:PC
:☆☆☆
#729 [KC.]
そしてチーンと音が鳴り
扉が開く
ソレを合図に女の子達は
また走り出す
高いヒールを
はかされた私は
上手く走れず
:10/04/15 14:42
:PC
:☆☆☆
#730 [KC.]
モタモタと走るが
ようやく女の子達が
止まった
「はぁはぁはぁはぁ」
また息が上がっている私は
下を向いて息を整える
「ダメじゃないか。花嫁がそんな息をしてちゃ。」
その声に私は目を見開いた
:10/04/15 14:42
:PC
:☆☆☆
#731 [KC.]
そしてゆっくり顔を上げる
「お…父さん…?」
そこには燕尾服を着た
父が立っていた
「琉華、息を整えて中に入る準備をしなさい。」
:10/04/15 14:43
:PC
:☆☆☆
#732 [KC.]
やさしく微笑む父
「中に入るって…!?」
「ルカ様、これを!!」
はいっと渡されたのは
とても綺麗なブーケ
そして少し長いベール
を下ろされた
:10/04/15 14:43
:PC
:☆☆☆
#733 [KC.]
ソレを見た父は
微笑みながら
私に手を差し伸べた
「行こう。新郎が中で待ってるよ。」
コレって…
結婚式なんじゃ…
私は何も理解しないまま
父の手をとる
:10/04/15 14:43
:PC
:☆☆☆
#734 [KC.]
すると静かに大きくて
綺麗なドアが開く
開くと同時に
パイプオルガンの
綺麗な音色が聞こえ始めた
とても綺麗な教会
奥には大きくてお洒落な
十字架とつい見とれてしまう
綺麗で繊細なステンドグラス…
:10/04/15 14:44
:PC
:☆☆☆
#735 [KC.]
中に座っている人々が
いっせいに立ち上がり
こちらを見た
そして父と一緒に一歩を
踏み出す…
その瞬間から
緊張が私を襲う
:10/04/15 14:44
:PC
:☆☆☆
#736 [KC.]
一歩、また一歩…
ゆっくりと十字架の
もとへ近づいていく
そして十字架の
そばについた時
真っ白ですごく
凛々しいモーニングを
きているジンが私に近寄る
:10/04/15 14:44
:PC
:☆☆☆
#737 [KC.]
「お忙しいなか、ありがとうございました。琉華さんを大切にします。」
ジンは私の父にそう
告げると私の手をとった
「よろしく頼むよ。」
父はニッコリ微笑みながら
下がっていった
:10/04/15 14:45
:PC
:☆☆☆
#738 [KC.]
「ジン…これって…」
小声で聞く私
「昨日、OKしてくれたでしょぉ?だから琉華と結婚するのぉ。」
優しく微笑むジン
私は恥ずかしくて
顔を真っ赤にした
でもベールのおかげで
見えてないみたいだ
:10/04/15 14:45
:PC
:☆☆☆
#739 [KC.]
式はどんどん進む
そして誓いの言葉…
「新郎、西頭 仁。貴方はこれから先、何があっても琉華を守り、支え、何時までも愛する事を神の前で誓いますか?」
「誓います。」
:10/04/15 14:46
:PC
:☆☆☆
#740 [KC.]
「新婦、東大寺 琉華。貴女はこれから先、何があっても仁を慕い、支え、何時までも愛する事を神の前で誓いますか?」
「誓います。」
「では、誓いのキッスを。」
神父の言葉
:10/04/15 14:47
:PC
:☆☆☆
#741 [KC.]
私達は向きあい
ジンはそっとベールを
あげた
「綺麗。」
小さく囁いたジンの
言葉の後
優しいキスをした
:10/04/15 14:47
:PC
:☆☆☆
#742 [KC.]
「フフッ」
私は思わず
照れ笑いをする
そして少し頬が
赤くなっているジンも
微笑んだ
:10/04/15 14:48
:PC
:☆☆☆
#743 [KC.]
会場中から甘いため息が
聞こえる
すごく照れくさい
そして無事に式が終わった
そして皆で写真を撮る
:10/04/15 14:48
:PC
:☆☆☆
#744 [KC.]
「おめでとう、東大寺。幸せにしてもらえよ。」
微笑みながら
声をかけてくれた
聖二さん
:10/04/15 14:49
:PC
:☆☆☆
#745 [KC.]
「悔しいけど、今日のルカちゃんには勝てないわ。おめでとう。」
パイプオルガンを
綺麗に奏でてくれていた
マミさん
:10/04/15 14:49
:PC
:☆☆☆
#746 [KC.]
「おめでとぉ!!」
そして暖かく
声をかけてくれた
チームの皆
本当にありがとう
:10/04/15 14:50
:PC
:☆☆☆
#747 [KC.]
そして女の子は
気合が入った
私が後ろを向いたからだ
「いくよー!!ソレーッ!!!」
私は思いっきり
ブーケを投げた
:10/04/15 14:50
:PC
:☆☆☆
#748 [KC.]
「「「あっ!!」」」」
女の子達は
目でブーケを
追いかける
「え?」
そう言いながらブーケを
キャッチしたのは
マミさんだった
:10/04/15 14:51
:PC
:☆☆☆
#749 [KC.]
その光景を見て
私とジンは顔を
見合わせる
「はじめまして。」
そう声をかけて
くれたのは
ジンのお母さんと
お父さんだった
:10/04/15 14:52
:PC
:☆☆☆
#750 [KC.]
「こんなバカ息子だけど、よろしく頼むよ。」
ジンに聞いていた
お父さんとは
大違いで優しく
微笑んでくれている
紳士なお父さん
:10/04/15 14:52
:PC
:☆☆☆
#751 [KC.]
「これから、大変だと思うけど何かあったら言ってね。」
女神のような笑顔で
優しく声を
かけてくださった
お母さん
:10/04/15 14:52
:PC
:☆☆☆
#752 [KC.]
「ありがとうございます。こちらこそよろしくお願い致します。」
私も笑顔で返した
「琉華。二人の写真を撮りたい、十字架の近くへ移動してくれ。」
「薫さん。」
父を知っているのか
そう呼ぶジン
:10/04/15 14:53
:PC
:☆☆☆
#753 [KC.]
「今、とてもいい気分なんだ。きっとこれ以上にない写真が撮れるに違いないよ。」
微笑みながら言う
私のお父さん
:10/04/15 14:53
:PC
:☆☆☆
#754 [KC.]
ジンと出逢って私の
日々は波乱万丈だったかも
しれない
でも今はとても幸せで
もうこの絆は
途切れる事がないだろう
:10/04/15 14:53
:PC
:☆☆☆
#755 [KC.]
「ルカ、行こう。」
でも愛も変わらず
ジンはジンだから
これからも
たくさん心配したり
苦労したりするだろうね
:10/04/15 14:54
:PC
:☆☆☆
#756 [KC.]
「あっ、待ってジン!!」
そんな日は今日を
思い出すよ
皆の前で愛を
誓い合った今日を
:10/04/15 14:54
:PC
:☆☆☆
#757 [KC.]
聖二さん、ありがとう
マミさん、ありがとう
みんな、ありがとう
お母さん、お父さん
ありがとう
:10/04/15 14:54
:PC
:☆☆☆
#758 [KC.]
そしてこんなに
たくさんの
幸せをくれる
ジン
本当にありがとう
:10/04/15 14:55
:PC
:☆☆☆
#759 [KC.]
私が引越したあの日から
何度「こんなのあり?」
なんて思ったか
わからない
でも
こんなのも…
[あり]
かもしれないね
:10/04/15 14:55
:PC
:☆☆☆
#760 [KC.]
「こんなのあり?」
〜END〜
:10/04/15 14:56
:PC
:☆☆☆
#761 [KC.]
:10/04/15 14:57
:PC
:☆☆☆
#762 [KC.]
:10/04/15 14:58
:PC
:☆☆☆
#763 [KC.]
:10/04/15 14:59
:PC
:☆☆☆
#764 [
:/ぶーちゃん]
☆
あたしのお気に入り小説

:10/04/18 16:23
:N02A
:☆☆☆
#765 [KC.]
[:/ぶーちゃん]さん
ありがとぉ♪
(つ∀`).+°o*。.
:10/04/19 22:42
:PC
:☆☆☆
#766 [な]
:10/05/28 01:08
:S001
:☆☆☆
#767 [ん◇◇]
↑(*゚∀゚*)
:22/10/27 04:36
:Android
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194