こんなのあり?
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#443 [KC.]
>>439の続き↓
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送ってもらっている途中
やっぱり少し機嫌が
悪そうな聖二さん
いつもより口数が少なく
感じていた私は思い切って聞いた
:10/04/11 01:39
:PC
:☆☆☆
#444 [KC.]
「原因…聞かないんですか?」
「辛い事あったんだろ?言わなくていいよ。」
私の辛さを
悟ってくれたかのように
優しい言葉を
かけてくれる聖二さん
私はその言葉に助けられた
:10/04/11 01:40
:PC
:☆☆☆
#445 [KC.]
きっと…口に出してしまうと
また泣いてしまうから
「ありがとうございます。」
「うん。」
少し笑った聖二さんの横顔
本当に申し訳ないと心に思った
:10/04/11 01:40
:PC
:☆☆☆
#446 [KC.]
しばらくして
家の近くの公園に着く
そこで車を止めると
聖二さんは私に言った
「できれば…家まで送りたいけど。だめか?」
「ごめんなさい。」
私はうつむきながら
聖二さんに謝った
:10/04/11 01:40
:PC
:☆☆☆
#447 [KC.]
「そっか…。」
私は車を降り
一礼をすると
心配そうな顔をしている
聖二さんは手を振り
帰って行った
:10/04/11 01:41
:PC
:☆☆☆
#448 [KC.]
はぁ…家はすぐそこ…
帰りたくないけど…
私の足はまるで
足枷がついているかのように
重たかった
でもいつまでも
帰らない訳にいかない
家を出るにしても
荷物を置いたままなんて
できる訳もない
:10/04/11 01:41
:PC
:☆☆☆
#449 [KC.]
私は足を引っ張るかのように
歩いて家に帰った
家の前にあっという間に
ついてしまった私…
ノブに手を当てる
もし家の中にジンがいたら…
私はどういう顔をすればいい?
私はドアの前で
立ち止まってしまった
:10/04/11 01:41
:PC
:☆☆☆
#450 [KC.]
すると中から足音がした
私はハッと思わず一歩下がる
するとドアが開いた
一歩下がっていたおかげで
ドアが私に当る事はなく助かった
「ル…カ…?」
ドアを開けたのは
女性ではなく
ジンだった
:10/04/11 01:41
:PC
:☆☆☆
#451 [KC.]
ジンは目を見開いて
私を見ている
「はぁ〜…案外近くにあったんだな。新居…。」
横から突然した聖二さんの声に私は驚く
「せっ聖二さん!?!?」
「悪い。どうしてもZIN君に話しがしたくて…後つけた。」
そう言いながら
近づいてくる聖二さん
その声に反応したジンは
部屋から出てきて聖二さんを見た
:10/04/11 01:43
:PC
:☆☆☆
#452 [KC.]
「なんでお前がここに…」
聖二さんを睨みつけるジン
聖二さんはジンの前に立つ
「君に言いたい事があってな。」
ジンは黙って聞く
「この二日間、俺が東大寺を預かってた。」
その言葉に目を見開くジン
そしてゆっくりと私を見た
:10/04/11 01:44
:PC
:☆☆☆
#453 [KC.]
「ルカ…」
眉間にシワを寄せるジン
私は何も言えず
ただその場で
立ち尽くしていた
「心配しなくても、何もしてない。」
そう言った聖二さんを再び
睨みつけたジン
:10/04/11 01:44
:PC
:☆☆☆
#454 [KC.]
「東大寺、無茶な事したらしくてな。熱出してぶっ倒れてたんだ。」
聖二さんは淡々と話す
「何が原因かとか…何も聞いてないけど、君が原因だろうと俺は思う。違うか?」
その言葉にジンは
何も言い返さず睨むのをやめた
「黙ってるって事はそうだよな?」
:10/04/11 01:44
:PC
:☆☆☆
#455 [KC.]
聖二さんは大きくため息をつく
そしてその直後ボコッと
鈍く大きな音がした
「うっ…」
腹部を押さえるジン
聖二さんはジンの腹部に
思いっきり殴りこんだ
「俺、なんの為に東大寺の事あきらめたと思ってんだ。」
聖二さんの顔は
さっきよりも怒っている
:10/04/11 01:45
:PC
:☆☆☆
#456 [KC.]
「お…まえ…」
再び聖二さんを睨みつけるジン
そんなジンに負けないくらい
聖二さんもジンを睨んでいた
「ジンッッ!!」
私は思わず声をあげるが
二人のすごい気迫に
近づく事ができない
:10/04/11 01:45
:PC
:☆☆☆
#457 [KC.]
「俺は東大寺に幸せになって欲しくて、しぶしぶ身を引いたんだ。なのにお前、何傷つけてんだ!!」
聖二さんは怒鳴る
そしてもう一度ため息をすると
少し悲しそうな顔をした
「頼むよ…お前にしか東大寺は幸せにできないんだ。…だから…もっと大切にしてやってくれ。」
:10/04/11 01:46
:PC
:☆☆☆
#458 [KC.]
そうジンに言うと聖二さんは
ジンの後ろで
固まっている私を見た
「悪い、東大寺。彼氏…目の前で殴っちまった。」
彼氏…そうか
聖二さんはジンが
私の彼氏だと思ってるんだ…
:10/04/11 01:46
:PC
:☆☆☆
#459 [KC.]
私は最低だ…
こんな良い人を
騙しているなんて
心がすごく痛かった
でも今、本当の事を言えば
聖二さんはジンに
何をするかわからないと
そう思った私は
黙って聖二さんを見つめた
:10/04/11 01:47
:PC
:☆☆☆
#460 [KC.]
悲しそうな顔で私に謝ると
聖二さんはジンに何も言わず
帰って行った
腹部を押さえたままのジンは
その場に膝をつく
:10/04/11 01:48
:PC
:☆☆☆
#461 [KC.]
「ジン…!?」
私はジンの背中に手を当てる
ジンはすぐ立ち上がったが
フラッとしていた
私はジンを支え
部屋に入るとリビングへ向かう
そしてソファーにジンを座らせた
:10/04/11 01:49
:PC
:☆☆☆
#462 [KC.]
「お水…取ってこようか?」
私は心配そうにジンに聞く
「いい。」
ジンはうつむいたまま返事をした
元気がないジン
私は本当に大丈夫か心配になる
:10/04/11 01:50
:PC
:☆☆☆
#463 [KC.]
「ルカ…なんであの日、出てったの…?」
「え?」
悲しそうなジンの声
「俺、マジ心配した。」
「ごめん。」
まさかこんな事にまで
なるなんて…
私もうつむいた瞬間
ジンは私の手を強くひっぱった
:10/04/11 01:50
:PC
:☆☆☆
#464 [KC.]
私はバランスを崩し
ジンへと倒れこむ
するとジンは腕を優しく
私の後ろに回し私を抱きしめた
「アイツ言ってた事、ホント?」
「…うん。連絡しなくてごめん。」
「なんで出てったの?」
「それは…」
:10/04/11 01:51
:PC
:☆☆☆
#465 [KC.]
私は言葉を詰まらせる
「マミのせい?」
「マミ?」
私を抱きしめるジンの
腕に力が入る
「マミって?」
私は抱きしめられながら
ジンに聞いた
:10/04/11 01:51
:PC
:☆☆☆
#466 [KC.]
「この間、ルカにドアぶつけたヤツ。」
私はドキッとする
「俺がマミを送っていったから?」
「…。」
私は何も言えなかった
「なんで黙ってるの?」
ジンは私を少し離すと
私の目を見た
:10/04/11 01:51
:PC
:☆☆☆
#467 [KC.]
そして今にも泣きそうなくらい
辛く、苦しそうな顔で
ジンは私に怒鳴った
「言ってくんないと俺、わかんねーんだよッ!!」
とても悲しそうな顔
私はその顔を見て
息ができない程、胸が苦しくて
涙が目に溜まり始めた
:10/04/11 01:52
:PC
:☆☆☆
#468 [KC.]
「ごめ…ん…」
それが私に言える
精一杯の言葉
「謝らなきゃダメなの…俺でしょ?」
私は横に首を振る
「俺こんなにルカ傷つけてんだよ?」
私は目を瞑る
:10/04/11 01:52
:PC
:☆☆☆
#469 [KC.]
これ以上ジンを見たら
泣いてしまう気がした
「ルカ…。」
ジンは目を瞑っている
私の顔を優しく
両手で包むと
軽くキスをした
私はキスにびっくりして
目を開ける
:10/04/11 01:52
:PC
:☆☆☆
#470 [KC.]
「ちゃんと言って?ルカの気持ち…。」
「私…」
「うん。」
「私ね…」
「うん。」
私の顔を優しく包む
ジンの手
:10/04/11 01:53
:PC
:☆☆☆
#471 [KC.]
ジンは私をまっすぐ見て
小さく頷きながら
私の話を聞いてくれている
「私…、ジンが好き。」
私はやっと…
ジンに気持ちを
伝える事ができた
:10/04/11 01:53
:PC
:☆☆☆
#472 [KC.]
その言葉を口にすると
私の涙はガマンができず
目から溢れ出す
その言葉にジンは
目を見開いたまま固まった
「ソレ…ホント?」
少し震えたジンの声
私は小さく頷いた
:10/04/11 01:54
:PC
:☆☆☆
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