こんなのあり?
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#401 [KC.]
女性にコーヒーを出した
私は部屋に向かう
「ちょっと待って〜。」
女性が私を引き留めた
「何か?」
「少しお話しませんか?」
「私と…ですか?」
「はい。」
:10/04/10 00:02
:PC
:☆☆☆
#402 [KC.]
ニコッと笑いながら
女性は私に話しかけた
「お名前はなんて言うんですか?」
「東大寺…琉華です。」
そう良いながら私も
リビングのソファーに座る
「ジンとはどういう関係ですか?」
:10/04/10 00:02
:PC
:☆☆☆
#403 [KC.]
女性の唐突な質問に
私は一瞬答えを迷ったが
思いきって答えた
「恋人です。そういうあなたはジンとどういう関係ですか?」
「恋人ッ?!」
女性は私の言葉を聞いても
びっくりする
「そうなんですか…」
:10/04/10 00:03
:PC
:☆☆☆
#404 [KC.]
険しい顔をする女性
そんな顔をしても
美人が崩れないって
すごく羨ましい
「ジンって浮気者ですね。」
少し困った顔で
爽やかに笑う女性
(浮気者?)
:10/04/10 00:03
:PC
:☆☆☆
#405 [KC.]
そんな会話をしていた時
ガチャッと玄関のドアが開いた
ジンが帰ってきたのだ
ジンはリビングにくると
私達を見て目を見開いた
「何…してんのぉ?」
若干焦った風にも
読み取れるジンの表情
:10/04/10 00:04
:PC
:☆☆☆
#406 [KC.]
ジンはまず私を見て
次に女性を見ると
小さくため息をついて
私と女性の間に座る
「ジン。ルカさんが恋人ってど〜いう事なの?」
「へ?あぁ〜それはぁ…」
私は黙って二人の話を聞いた
:10/04/10 00:04
:PC
:☆☆☆
#407 [KC.]
ジンは片手で頭をかきながら
いつもより困った顔をしている
「ルカには…恋人の「フリ」をしてもらっててぇ。ルカは俺に協力してくれてんのぉ。」
「…え?」
私は思わずジンを見た
いつも…女の人には
彼女だって言ってくれるのに
私の胸にチクッとトゲが刺さる
:10/04/10 00:04
:PC
:☆☆☆
#408 [KC.]
「そんな事だろう〜と思ってました〜。」
ジンが正直に説明をした
女性は小さくため息混じりで口を開く
「でも私が帰ってきたから、も〜その必要ないよね★」
私は女性を見た
ジンはうつむいたまま
何も言わない
(どうして何も言わないの?)
:10/04/10 00:05
:PC
:☆☆☆
#409 [KC.]
「ルカちゃん今までごめんね。ジンが迷惑かけちゃって。」
女性は私にそう言うと
「今日は帰る」とソファー
から腰を離す
その様子を見て
ジンも腰を離した
「遅いし送ってくぅ。」
:10/04/10 00:05
:PC
:☆☆☆
#410 [KC.]
そう言うとジンは
車のカギを手に持ち
二人で家から出て行ってしまった
自分の恋が終わってしまった
ような気がして
私は辛くて…悲しかった
:10/04/10 00:06
:PC
:☆☆☆
#411 [KC.]
目からは滝のように涙が溢れだし
息が上手く出来ない程
私は一人で泣いた
『ルカには…恋人の「フリ」をしてもらっててぇ。ルカは俺に協力してくれてんのぉ。』
『でも私が帰ってきたから、も〜その必要ないよね★』
二人の言葉が頭にぶりかえる
私はココに居たくない
一心で何も持たずに家を出た
:10/04/10 00:06
:PC
:☆☆☆
#412 [KC.]
途方にくれる私
財布も携帯も持ってこなかった私は
行く当てもなくただがむしゃらに
歩いていた
「今何時だろう…」
辺りを見渡す私
:10/04/10 00:06
:PC
:☆☆☆
#413 [KC.]
すでに人気は少なく
お昼はあんなに晴れていた
空は雲だらけになっていた
そう言えば夜中から雨が
降ると天気予報がいっていたような
気がする
歩いているうちに
涙もとまり私は少し落ち着いた
:10/04/10 00:08
:PC
:☆☆☆
#414 [KC.]
そして私の目に
見たこともない公園が映った
私はその公園に
入るとブランコに座る
どうすればいいかわからない
これからどうしよう…
:10/04/10 00:08
:PC
:☆☆☆
#415 [KC.]
ブランコに揺られながら
考えていた私の頭に
冷たい雫が落ちてきた
上を見上げる私の
顔にいくつもの小さな雫がかかる
「雨…。」
私が小さく呟くとそれを
きっかけに少量だった
雫は量を増しだした
:10/04/10 00:09
:PC
:☆☆☆
#416 [KC.]
まるで空が大泣き
しているかのように…
私はブランコに乗ったまま
雨宿りできそうな物を探すが
その公園には
滑り台などのものはなく
見つからなかった
:10/04/10 00:09
:PC
:☆☆☆
#417 [KC.]
「もう…いっか…。」
すでにびしょびしょに
なっていた私は
雨宿りを諦める
いつもとは違うジン…
あの女性はきっと
ジンの特別な人
そのままブランコに乗り上をむく
:10/04/10 00:09
:PC
:☆☆☆
#418 [KC.]
また…私の涙も流れはじめ
空の涙と共に
顔をつたって地面に落ちた
今の私が写真を撮れば
どんな写真が撮れるだろう…
:10/04/10 00:10
:PC
:☆☆☆
#419 [KC.]
それからどれだけ時間が
経ったのかわからない
雨が少し止み始める
「仕事…」
私は明日しなきゃならない事を
思いだす
「そろそろ帰らなきゃ…」
ゆっくりとブランコから
お尻を離す
:10/04/10 00:10
:PC
:☆☆☆
#420 [KC.]
雨に打たれ冷たくなった
体は重かった
そこからゆっくり記憶を探り
マンションの方らしき
方角に足を進める
止みかけとはいえ
まだ雨は降っている
体が重い
:10/04/10 00:11
:PC
:☆☆☆
#421 [KC.]
体を引きずるように歩く私
泣きつかれて体力も
少なくなっていた私は
突然、暗い闇に落ちてしまった…
:10/04/10 00:11
:PC
:☆☆☆
#422 [KC.]
私が目を開けたのは
そんな事の何日か後だった
目を開けるとそこには
しらない天井
私はゆっくり体を起こす
:10/04/10 00:12
:PC
:☆☆☆
#423 [KC.]
体が重たい…
「無理すんな。」
その声に驚き
声がした方向を向く
「聖二…さん?」
「やっと目を覚ましたんだな。よかった、心配したぞ?」
「どうして?」
私はフッとあることに気づく
:10/04/10 00:12
:PC
:☆☆☆
#424 [KC.]
「服…」
私はブカブカしたトレーナーを着ていた
「あっ…お前、びしょびしょだったから…その…」
顔を赤くして言う聖二さん
「えっ!?」
「イヤ!その…ッ!!変な事は一切してないから!!」
顔を真っ赤にして焦る聖二さんを見て
私は「プッ」と笑う
:10/04/10 00:13
:PC
:☆☆☆
#425 [KC.]
確かに私も恥ずかしいけど…
それ以上に聖二さんが照れているので
私はあまり気にならなかった
「すいません…迷惑かけちゃって…。」
「別にそれはいいが…」
首元に手を当て
私から顔を反らす聖二さん
:10/04/10 00:13
:PC
:☆☆☆
#426 [KC.]
こんなに真っ赤な聖二さんを
私は始めて見た
「アッッ!!!!仕事ッッ!!!」
私は思い出した
「あんなに熱出して、しかも意識なかったんだぞ?休みだ!!休みッ!!!」
そう言うと聖二さんは
スッと立ち上がる
:10/04/10 00:13
:PC
:☆☆☆
#427 [KC.]
「お前、何日寝てたと思う?」
聖二さんは水の入った
洗面器を片手に
歩き出した
「え?」
「2日間ぶっ通しで寝てたの知ってるかぁ〜??」
「二日間!?!?」
:10/04/10 00:14
:PC
:☆☆☆
#428 [KC.]
私はその言葉にびっくりする
「お前、ほんっと…もう、クビだよ。」
「ぬぇ〜!?!?」
私は焦る
その様子を見て
聖二さんはクスッと笑った
:10/04/10 00:14
:PC
:☆☆☆
#429 [KC.]
「嘘だ。社長には俺から言ってある。安心して寝てろ!!」
びっくりしたぁ…
でも本当に悪い事しちゃったなぁ…
私は自分がしてしまった
無責任な行動に反省した
「反省してるな?よろしい。今度からバカみたいな事すんなよ?」
そう言うと聖二さんは台所らしき所へ向かう
:10/04/10 00:14
:PC
:☆☆☆
#430 [KC.]
そこから聖二さんは私に声をかける
「なんか食うか?」
「え?」
「ん〜…そうだな。お粥作ってやるから、食え。」
そういうと聖二さんは
料理の準備をしはじめた
:10/04/10 00:15
:PC
:☆☆☆
#431 [KC.]
「あっ!!私、作ります!!!」
私が焦って布団から出ようとした時
「待てッッ!!!!!」
聖二さんが焦って
大きな声をあげる
私はその声にびっくりして
思わず止まる
「あの…下、穿いてから…な…。」
その言葉に私は一瞬固まる
:10/04/10 00:15
:PC
:☆☆☆
#432 [KC.]
そして聖二さんには見えないよう
ゆっくり布団をめくると
自分の格好に顔を赤くした
聖二さんは苦笑いをしている
『下を穿いてから』と聖二さんは
言ったけど近くにズボンらしき
ものは見当たらず
私はどうする事もできないまま
布団の中で料理ができるのを待った
:10/04/10 00:15
:PC
:☆☆☆
#433 [KC.]
周りを見渡せば
綺麗に片付けられた広い部屋
ソファーには毛布が
かけられていた
(聖二さん…ソファーで寝てたんだ。)
それもそうだろう
なんせ布団は私が支配していた
:10/04/10 00:16
:PC
:☆☆☆
#434 [KC.]
本当に悪い事をしたと
うつむいていた私に
聖二さんは笑顔でお粥を
もって来てくれた
「布団に入ったままでいいから食え。」
そう言ってお盆にのせたお粥を
私に渡す
:10/04/10 00:16
:PC
:☆☆☆
#435 [KC.]
「美味しそう…本当にすいません。」
「いいよ。お前の面倒ならいくらでもみるから、気にすんな。」
少し赤い顔でハニカム聖二さん
本当に素敵な人だ
私は聖二さんが作ってくれた
お粥を残さず食べた
:10/04/10 00:17
:PC
:☆☆☆
#436 [KC.]
「そんだけ食欲あればもう大丈夫だな!!」
「美味しかったです。ありがとうございました。」
私はにっこり笑いながら
聖二さんにお礼を言った
ウン。っと頷いた聖二さんは
お粥のお盆を下げてくれた
そしてどこかに行く
:10/04/10 00:17
:PC
:☆☆☆
#437 [KC.]
私はン〜っと大きく背伸びをする
すると聖二さんが何かを持ってきてくれた
「ホレ。お前の服だ。」
そう言って綺麗に折りたたまれた
私の服を手渡ししてくれた
「俺は洗面所にいるから、着替えたら声かけろよ。」
そそくさと去っていく聖二さん
:10/04/10 00:17
:PC
:☆☆☆
#438 [KC.]
私は自分の服に着替えた
そして聖二さんに声をかける
「着替えました。…本当にスイマセンでした。私、帰りますね。」
その言葉に少し寂しそうな
顔をする聖二さん…
「…送ってくよ。」
「いえ!!私、自分で帰ります!!」
「いや…送ってく。つか送らせろ。」
:10/04/10 00:18
:PC
:☆☆☆
#439 [KC.]
さっきまで寂しそうな顔をしていた
聖二さんだったが車の
カギを持つとどことなく
怒っているような気がした
自分で帰ると言っても
聞かない聖二さん…
私はまた近くの公園まで
送ってもらうことにした
:10/04/10 00:18
:PC
:☆☆☆
#440 [KC.]
:10/04/10 00:21
:PC
:☆☆☆
#441 [我輩は匿名である]
:10/04/10 07:42
:P03A
:☆☆☆
#442 [KC.]
:10/04/11 01:38
:PC
:☆☆☆
#443 [KC.]
>>439の続き↓
-------------
送ってもらっている途中
やっぱり少し機嫌が
悪そうな聖二さん
いつもより口数が少なく
感じていた私は思い切って聞いた
:10/04/11 01:39
:PC
:☆☆☆
#444 [KC.]
「原因…聞かないんですか?」
「辛い事あったんだろ?言わなくていいよ。」
私の辛さを
悟ってくれたかのように
優しい言葉を
かけてくれる聖二さん
私はその言葉に助けられた
:10/04/11 01:40
:PC
:☆☆☆
#445 [KC.]
きっと…口に出してしまうと
また泣いてしまうから
「ありがとうございます。」
「うん。」
少し笑った聖二さんの横顔
本当に申し訳ないと心に思った
:10/04/11 01:40
:PC
:☆☆☆
#446 [KC.]
しばらくして
家の近くの公園に着く
そこで車を止めると
聖二さんは私に言った
「できれば…家まで送りたいけど。だめか?」
「ごめんなさい。」
私はうつむきながら
聖二さんに謝った
:10/04/11 01:40
:PC
:☆☆☆
#447 [KC.]
「そっか…。」
私は車を降り
一礼をすると
心配そうな顔をしている
聖二さんは手を振り
帰って行った
:10/04/11 01:41
:PC
:☆☆☆
#448 [KC.]
はぁ…家はすぐそこ…
帰りたくないけど…
私の足はまるで
足枷がついているかのように
重たかった
でもいつまでも
帰らない訳にいかない
家を出るにしても
荷物を置いたままなんて
できる訳もない
:10/04/11 01:41
:PC
:☆☆☆
#449 [KC.]
私は足を引っ張るかのように
歩いて家に帰った
家の前にあっという間に
ついてしまった私…
ノブに手を当てる
もし家の中にジンがいたら…
私はどういう顔をすればいい?
私はドアの前で
立ち止まってしまった
:10/04/11 01:41
:PC
:☆☆☆
#450 [KC.]
すると中から足音がした
私はハッと思わず一歩下がる
するとドアが開いた
一歩下がっていたおかげで
ドアが私に当る事はなく助かった
「ル…カ…?」
ドアを開けたのは
女性ではなく
ジンだった
:10/04/11 01:41
:PC
:☆☆☆
#451 [KC.]
ジンは目を見開いて
私を見ている
「はぁ〜…案外近くにあったんだな。新居…。」
横から突然した聖二さんの声に私は驚く
「せっ聖二さん!?!?」
「悪い。どうしてもZIN君に話しがしたくて…後つけた。」
そう言いながら
近づいてくる聖二さん
その声に反応したジンは
部屋から出てきて聖二さんを見た
:10/04/11 01:43
:PC
:☆☆☆
#452 [KC.]
「なんでお前がここに…」
聖二さんを睨みつけるジン
聖二さんはジンの前に立つ
「君に言いたい事があってな。」
ジンは黙って聞く
「この二日間、俺が東大寺を預かってた。」
その言葉に目を見開くジン
そしてゆっくりと私を見た
:10/04/11 01:44
:PC
:☆☆☆
#453 [KC.]
「ルカ…」
眉間にシワを寄せるジン
私は何も言えず
ただその場で
立ち尽くしていた
「心配しなくても、何もしてない。」
そう言った聖二さんを再び
睨みつけたジン
:10/04/11 01:44
:PC
:☆☆☆
#454 [KC.]
「東大寺、無茶な事したらしくてな。熱出してぶっ倒れてたんだ。」
聖二さんは淡々と話す
「何が原因かとか…何も聞いてないけど、君が原因だろうと俺は思う。違うか?」
その言葉にジンは
何も言い返さず睨むのをやめた
「黙ってるって事はそうだよな?」
:10/04/11 01:44
:PC
:☆☆☆
#455 [KC.]
聖二さんは大きくため息をつく
そしてその直後ボコッと
鈍く大きな音がした
「うっ…」
腹部を押さえるジン
聖二さんはジンの腹部に
思いっきり殴りこんだ
「俺、なんの為に東大寺の事あきらめたと思ってんだ。」
聖二さんの顔は
さっきよりも怒っている
:10/04/11 01:45
:PC
:☆☆☆
#456 [KC.]
「お…まえ…」
再び聖二さんを睨みつけるジン
そんなジンに負けないくらい
聖二さんもジンを睨んでいた
「ジンッッ!!」
私は思わず声をあげるが
二人のすごい気迫に
近づく事ができない
:10/04/11 01:45
:PC
:☆☆☆
#457 [KC.]
「俺は東大寺に幸せになって欲しくて、しぶしぶ身を引いたんだ。なのにお前、何傷つけてんだ!!」
聖二さんは怒鳴る
そしてもう一度ため息をすると
少し悲しそうな顔をした
「頼むよ…お前にしか東大寺は幸せにできないんだ。…だから…もっと大切にしてやってくれ。」
:10/04/11 01:46
:PC
:☆☆☆
#458 [KC.]
そうジンに言うと聖二さんは
ジンの後ろで
固まっている私を見た
「悪い、東大寺。彼氏…目の前で殴っちまった。」
彼氏…そうか
聖二さんはジンが
私の彼氏だと思ってるんだ…
:10/04/11 01:46
:PC
:☆☆☆
#459 [KC.]
私は最低だ…
こんな良い人を
騙しているなんて
心がすごく痛かった
でも今、本当の事を言えば
聖二さんはジンに
何をするかわからないと
そう思った私は
黙って聖二さんを見つめた
:10/04/11 01:47
:PC
:☆☆☆
#460 [KC.]
悲しそうな顔で私に謝ると
聖二さんはジンに何も言わず
帰って行った
腹部を押さえたままのジンは
その場に膝をつく
:10/04/11 01:48
:PC
:☆☆☆
#461 [KC.]
「ジン…!?」
私はジンの背中に手を当てる
ジンはすぐ立ち上がったが
フラッとしていた
私はジンを支え
部屋に入るとリビングへ向かう
そしてソファーにジンを座らせた
:10/04/11 01:49
:PC
:☆☆☆
#462 [KC.]
「お水…取ってこようか?」
私は心配そうにジンに聞く
「いい。」
ジンはうつむいたまま返事をした
元気がないジン
私は本当に大丈夫か心配になる
:10/04/11 01:50
:PC
:☆☆☆
#463 [KC.]
「ルカ…なんであの日、出てったの…?」
「え?」
悲しそうなジンの声
「俺、マジ心配した。」
「ごめん。」
まさかこんな事にまで
なるなんて…
私もうつむいた瞬間
ジンは私の手を強くひっぱった
:10/04/11 01:50
:PC
:☆☆☆
#464 [KC.]
私はバランスを崩し
ジンへと倒れこむ
するとジンは腕を優しく
私の後ろに回し私を抱きしめた
「アイツ言ってた事、ホント?」
「…うん。連絡しなくてごめん。」
「なんで出てったの?」
「それは…」
:10/04/11 01:51
:PC
:☆☆☆
#465 [KC.]
私は言葉を詰まらせる
「マミのせい?」
「マミ?」
私を抱きしめるジンの
腕に力が入る
「マミって?」
私は抱きしめられながら
ジンに聞いた
:10/04/11 01:51
:PC
:☆☆☆
#466 [KC.]
「この間、ルカにドアぶつけたヤツ。」
私はドキッとする
「俺がマミを送っていったから?」
「…。」
私は何も言えなかった
「なんで黙ってるの?」
ジンは私を少し離すと
私の目を見た
:10/04/11 01:51
:PC
:☆☆☆
#467 [KC.]
そして今にも泣きそうなくらい
辛く、苦しそうな顔で
ジンは私に怒鳴った
「言ってくんないと俺、わかんねーんだよッ!!」
とても悲しそうな顔
私はその顔を見て
息ができない程、胸が苦しくて
涙が目に溜まり始めた
:10/04/11 01:52
:PC
:☆☆☆
#468 [KC.]
「ごめ…ん…」
それが私に言える
精一杯の言葉
「謝らなきゃダメなの…俺でしょ?」
私は横に首を振る
「俺こんなにルカ傷つけてんだよ?」
私は目を瞑る
:10/04/11 01:52
:PC
:☆☆☆
#469 [KC.]
これ以上ジンを見たら
泣いてしまう気がした
「ルカ…。」
ジンは目を瞑っている
私の顔を優しく
両手で包むと
軽くキスをした
私はキスにびっくりして
目を開ける
:10/04/11 01:52
:PC
:☆☆☆
#470 [KC.]
「ちゃんと言って?ルカの気持ち…。」
「私…」
「うん。」
「私ね…」
「うん。」
私の顔を優しく包む
ジンの手
:10/04/11 01:53
:PC
:☆☆☆
#471 [KC.]
ジンは私をまっすぐ見て
小さく頷きながら
私の話を聞いてくれている
「私…、ジンが好き。」
私はやっと…
ジンに気持ちを
伝える事ができた
:10/04/11 01:53
:PC
:☆☆☆
#472 [KC.]
その言葉を口にすると
私の涙はガマンができず
目から溢れ出す
その言葉にジンは
目を見開いたまま固まった
「ソレ…ホント?」
少し震えたジンの声
私は小さく頷いた
:10/04/11 01:54
:PC
:☆☆☆
#473 [KC.]
:10/04/11 01:56
:PC
:☆☆☆
#474 [KC.]
>>472の続き
-------------
「ルカ…。」
その言葉と同時に
ジンはギュッと私を抱きしめた
私もジンの背中に手をまわす
「嘘じゃない…?」
ジンは小さな声で私に聞いた
私はウン。とまた小さく頷く
「そっか…ありがとう。」
:10/04/11 23:56
:PC
:☆☆☆
#475 [KC.]
ジンが…好き…
大好き…
泣きながら小さく震えている
私をジンは強く抱きしめてくれた
「俺、バカだ…。ごめんね、ルカ。」
「ううん…。私も…本当に…ごめんな…さい…」
抱きしめたまま
優しく頭を撫でてくれるジン
:10/04/11 23:57
:PC
:☆☆☆
#476 [KC.]
「ねぇ、ルカ。俺の話…聞いてくれる?」
「ジンの話し…?」
「そぉ。俺の話ぃ。」
少しだけ落ち着いた私は
ジンの話しを聞く事にした
「マミはね、俺の元カノなんだぁ。」
「元…カノ…?」
:10/04/11 23:57
:PC
:☆☆☆
#477 [KC.]
「うん。俺が初めて…心から愛した人で、本当に愛してた。」
(そっか…やっぱりマミさんはジンにとって特別なんだ…)
私は心の中でそういうと
黙ってジンの話しに耳を傾ける
「マミがいれば他に何もいらないくらい、大好きで大切な存在だったの…。」
その言葉に私の胸は
すごく締め付けられる
:10/04/11 23:58
:PC
:☆☆☆
#478 [KC.]
「でも、アイツは…立派なピアニストになるって…俺よりアイツの夢をとってさ。4年くらい前に一人でドイツに行っちゃったんだ。」
ピア…ニスト…?
「その時、アイツから別れを告げられて…それっきりだった。」
私が目を閉じると同時に
ジンの腕にも力が入った
「俺、どうしてもマミを忘れる事できなくて…でも、マミの事…恨んで…。マミがドイツに行ってから俺、女を信用できなくなってた。」
:10/04/11 23:58
:PC
:☆☆☆
#479 [KC.]
「…。」
「そしたら…。ルカが急に俺の家にきて…女はみんな、信用できなかったのに…ルカは他の女と違ってドンドン俺の中に無断で入ってきて…。」
(…え?)
「でも好きになるのが怖かったし、冷たく接したり突き放したりして…いっぱいお前の事傷つけた…」
(ジン…)
「俺、ズルイよな…。」
「…。」
:10/04/12 00:00
:PC
:☆☆☆
#480 [KC.]
「俺、ルカの事好きなのに…そばにいるのに…自分で遠ざけてた。」
そう言うとジンは
私の体をそっと離した
「俺、もう逃げないよ。…俺はルカが好き。お前を、愛してる。」
「ジン…」
私は思わず名前を呼ぶ
:10/04/12 00:01
:PC
:☆☆☆
#481 [KC.]
私の目からはまた涙が溢れ出す
でも悲しいからなんかじゃない
「ルカ…」
ジンが私を呼び
そしてキスをしてくれた
触れるだけのキスじゃなく
ちゃんとした…
…愛があるキス
そしてジンはそっと唇を離す
:10/04/12 00:01
:PC
:☆☆☆
#482 [KC.]
「ルカ、俺…もう絶対お前を離さない。だから…、だからフリじゃなくて…本当の彼女になってぇ?」
ジンからの告白…
止まる事を知らない
幸せな涙が次から次へと溢れだす
:10/04/12 00:02
:PC
:☆☆☆
#483 [KC.]
「ジン…」
私はジンに抱きついた
私に少しびっくりしたジンは
一瞬止まったがまた…
優しく抱きしめ返してくれた
「私、ジンの彼女になりたい…」
「うん。俺もルカの彼氏になりたい。」
:10/04/12 00:02
:PC
:☆☆☆
#484 [KC.]
私達はその後も自分達の
存在を確かめるかのように
何度もキスをし
何度も抱きしめあった
翌日
7時頃目が覚める
:10/04/12 00:02
:PC
:☆☆☆
#485 [KC.]
私は、久しぶりに
爽やかな朝を迎えた
横を見るとそこには
ジンがいる
「んん〜…。」
寝言のように言うジンは
寝ながら私をギュッと抱きしめた
こんなに幸せな朝は
いつぶりだろうか…
:10/04/12 00:03
:PC
:☆☆☆
#486 [KC.]
ずっとこうしてジンの
寝顔を見ていたいけど
現実からは逃れられない…
仕事に行かなければ
寂しさをガマンし
ジンを起こさないよう私は
起き上がろうとした
すると急に強く
腕を引っ張られる
:10/04/12 00:03
:PC
:☆☆☆
#487 [KC.]
「うわぁあッ!!」
私は体制を崩し再びベッドへ戻る
「どこ行くのぉ〜?」
「ごめん…起こしちゃった…?」
どうやら注意してたものの
ジンを起こしてしまったらしい
:10/04/12 00:03
:PC
:☆☆☆
#488 [KC.]
「行っちゃダメぇ。」
そう良いながら私をベッドに
拘束するジン
「ジン〜…」
照れ笑いする私…
私だってもっとこうしてたい
でも…二日分溜まった仕事は
待ってくれないのだ
:10/04/12 00:04
:PC
:☆☆☆
#489 [KC.]
「私、仕事いかなきゃ…」
ジンに私は説得する
「またアイツに会うの?」
「え…?アイツって聖二さん?」
その名を聞いてジンはムスっとする
「昨日は、体調不良だったから…あんなへなちょこパンチ当っちゃったけど、次会ったらマジ倍返しすからぁ。」
「体調不良?」
:10/04/12 00:04
:PC
:☆☆☆
#490 [KC.]
そういえば今も少し
熱っぽい気がする…
「大丈夫?熱あるの?」
私はジンの額に手をあて
熱を確かめた
「ちょっと温いかも…」
私は心配そうにジンを
見つめる
:10/04/12 00:05
:PC
:☆☆☆
#491 [KC.]
するとジンは額にある
私の手を握り額から離した
「ルカがいるから、興奮してるだけじゃない?」
笑顔で言うジン
私は思わず顔を赤くした
「ハハ、ルカ顔赤いぃ。」
「ジンがそんな事言うからっ!!」
「だって〜…」
:10/04/12 00:05
:PC
:☆☆☆
#492 [KC.]
そう言うとジンはグイッと
私を引き寄せる
「昨日ルカ、先寝ちゃうからさぁ。したい事まだい〜っぱいあったのにぃ。」
顔をどんどん近づけるジン…
「俺、すっげぇ〜ガマンしてんだよぉ?」
朝っぱらから私の心臓は
すごい速度で大きく動き出した
:10/04/12 00:06
:PC
:☆☆☆
#493 [KC.]
実は、昨日…あれから
ジンの部屋へ行き
二人でベッドに入った…
後の記憶が私にはない
どうやら私は泣きつかれて
すぐに寝てしまったらしい
「ご…ごめんッ…」
『ガマン』…
その言葉の意味は
ジンの顔を見ればすぐに
わかってしまった
:10/04/12 00:07
:PC
:☆☆☆
#494 [KC.]
私の顔はもう
火がふき出しそう
に熱く、赤くなっている
「そういう顔、やめてぇ?本当にガマンできなくなるぅ。」
ジンはそう言いながら
体制を変え私の上に乗る
:10/04/12 00:07
:PC
:☆☆☆
#495 [KC.]
「だっ…ダメだよッ!?!?」
思わず声が裏返る私
その声を聞いてジンは
キョトンとした後
笑いながら言った
「はいはい、仕事だもんねぇ。今日の夜までガマンするぅ。」
「はい。ちゃんとガマンしてね。」
ジンの頭を撫でながら
私も笑顔になる
:10/04/12 00:08
:PC
:☆☆☆
#496 [KC.]
そして軽くキスをすると
ジンはしぶしぶ私から降りた
私はベッドから解放され
自分の部屋に戻る
そして服を着替え
仕事に行く準備をし
朝食を作り家事を
一通り済ませた
:10/04/12 00:09
:PC
:☆☆☆
#497 [KC.]
「ジン、今日仕事は?」
「あるよぉ。」
「そっか、ジンもがんばってね。」
私は笑顔でジンにそう言うと
玄関に向かう
「ルカっちょっと待って!!」
「どうしたの?」
:10/04/12 00:09
:PC
:☆☆☆
#498 [KC.]
私は靴をはきながら
ジンを見た
「これ、俺の携帯ぃ。」
ジンは一枚のメモ用紙を
私に渡す
そこにはジンのアドレスと
携帯番号がかかれていた
さっき何か書いていると
思ってたけど…
:10/04/12 00:10
:PC
:☆☆☆
#499 [KC.]
「昨日から赤外線するヒマなかったっしょ?」
そう言いながら
ニコッと笑う
「ちゃんと、連絡先教えたからねぇ?何かあったら今度はちゃんと連絡するようにぃ!!」
「わかった!!ありがとう!!」
今まで知らなかったジンの携帯
ジンから教えてくれた事が
私はすごく嬉しかった
:10/04/12 00:10
:PC
:☆☆☆
#500 [KC.]
そしてジンは私を
マンションの下まで
見送ってくれた
ジンの行動ひとつひとつが
とても愛しくて…
嬉しくて…
本当に幸せを感じていた
:10/04/12 00:11
:PC
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