こんなのあり?
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#51 [☆]

「食われるって…逆じゃ〜…しかも彼女なんじゃないんですか?」

「え〜違うよぉ。彼女は彼女でも昨日遊びで付き合ったばっかだし。それに俺気分じゃなかったしねぇ…つか…あんたまだいたの?」

男は振り向きもせずソファーに座りながら冷たく言う

私は重い食材を
台所のテーブルに置き
必要な物だけ出して
残りは冷蔵庫に入れた

⏰:10/04/02 23:24 📱:PC 🆔:☆☆☆


#52 [☆]

「すいません。急いで家探すんで…もう少しだけお邪魔します。」

私だって嫌なのに…
はぁ〜っとため息をつきながら
夕飯の用意をする

「あんた図太い性格してんだ。でも早く出てってね。」
彼はそう言うと自分の部屋に向かった

「ちょっと待って!!ご飯どうしますか?」
私が聞くと男は振り向き
台所に近づいた

⏰:10/04/02 23:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#53 [☆]

「何つくんの?」

「ハンバーグですけど…」

「じゃ~出来たら呼んで?」

そういうと男は自分の部屋に行ってしまった


どうしよう…でも考えた所でいい案も出ず
あっと言う間に夕飯ができてしまった

⏰:10/04/02 23:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#54 [☆]

足が重かったが私は彼を呼びに行き
ご飯を入れて食べてもらう準備をした

少ししてから彼が出てきて
食卓の前に座る
ろくに話もしていないので
いい機会だと思い私も
一緒に食べることにした

「一緒に食べるのね。」

「ダメですか?」

⏰:10/04/02 23:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#55 [☆]

「いいやぁ~別にぃ〜」

よく語尾を延ばしたり
少し変わった話し方をする

正直言って
調子が狂う

彼は無表情でご飯を食べだした

話すと言っても何から話せばいいか
わからない
私も少しずつご飯を食べだした

⏰:10/04/02 23:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#56 [☆]

沈黙の重い空気が
流れる



「あんた…名前はぁ?」

沈黙を破ったのは彼だった

「東大寺 琉華です…」

「ルカ?変わった名だねぇ。」

「よく言われます。アナタのお名前は?」

⏰:10/04/02 23:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#57 [☆]

「俺のも教えなきゃいけないの?」

「え…いや…そりゃ教えてもらえれば…」
私は半目になる

「やだなぁ。教えるの。」

どうしてそこを嫌がるのか
わからないが沈黙がまたやってきた

⏰:10/04/02 23:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#58 [☆]

どうして教えてくれないんだろう…
不思議に思っていた私を見て
彼は少し笑った

「どんな顔してんの?その顔面白いよぉ?」

「え?」

私は彼を見た
(アレ?この人…)

⏰:10/04/02 23:28 📱:PC 🆔:☆☆☆


#59 [☆]

私はここで初めて彼の顔を
しっかりと見た

その顔はとても整っていて
すごくかっこいい
瞳はブルーサファイアのように
魅力的だった

今日は昨日とは違い
髪もきちんとセットされている
思わず胸がドキッと
なってしまった

⏰:10/04/02 23:28 📱:PC 🆔:☆☆☆


#60 [☆]

「なにぃ?俺に見とれちゃったぁ?」

「なっ…!!ちが…ッ!!」
顔が熱い
予想外の顔と言葉に思わず顔を赤くする


「顔…赤いけど?」

「…ッ!!」
私はうつむく

⏰:10/04/02 23:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#61 [☆]

「あんたおもしろいねぇ。」

彼は食べ終わった食器を流し台に入れ
リビングへ向かう

が途中で立ち止まり
振り向いた

「そうそう。ハンバーグ美味しかったよ。後片付けよろしくぅ」

そう言うとリビングのソファーに
ドカッと座ってTVを見始めた

⏰:10/04/02 23:29 📱:PC 🆔:☆☆☆


#62 [☆]

話すどころか…
名前も聞けなかった私…
情けない

顔を見ただけで
あんなに照れるなんて…
残りのご飯を食べ終えて
食器を片付けた

食器を洗い終え
自分の部屋に入ろうとした時

⏰:10/04/02 23:30 📱:PC 🆔:☆☆☆


#63 [☆]

「ねぇ。コーヒー。」

彼が私に言った

「?…コーヒー??」

「いれてぇ。」

「それくらい自分で…」

「居候さん、コーヒー。」

ソレを言われると
なんとも言い返せない。

⏰:10/04/02 23:30 📱:PC 🆔:☆☆☆


#64 [☆]

てか…まるで奴隷みたいな
扱いだ、コレ

しぶしぶコーヒーを入れる

「俺ブラックね。」

「はいはい。」

「「はい」は一回でいいよぉ」

「う…。」

なんか調子が…
本当に狂う

⏰:10/04/02 23:31 📱:PC 🆔:☆☆☆


#65 [☆]

完全に彼のペースだ

私はコーヒーを彼に届ける
すると彼は「サンキュ」と言い
自分の隣をポンポンと軽く叩く

私が首をかしげると

「ココ、座れば?」

⏰:10/04/02 23:31 📱:PC 🆔:☆☆☆


#66 [☆]

と私の顔を見ながら
言った

私は少し抵抗があったが
それなりに距離を置いて隣に座った

「んで…家探してんのぉ?」

彼は聞く

⏰:10/04/02 23:32 📱:PC 🆔:☆☆☆


#67 [☆]

「一応探してるんですけど、いい所なくて…できるだけ早くさがすんで少しの間お世話になってもかまいませんか?」

「ん〜…別にいいけどぉ、条件出していい?」

彼は私を見た

「なんですか?」

「俺の彼女になってくれる??」

唐突な言葉

⏰:10/04/02 23:32 📱:PC 🆔:☆☆☆


#68 [☆]

私は「はぁ!?!?」と大声を
出してびっくりした

「別に好きじゃないんだけどぉ…女よけに使いたいなぁ〜って★」

にこっと恐ろしい事を口にする彼

「なんで私が!?!?」

「彼氏いないしいいでしょ?居候さん。それにフリしてくれれば俺は追い出さないし家賃も払わなくていいよ?」

「な…でも!!」

⏰:10/04/02 23:33 📱:PC 🆔:☆☆☆


#69 [☆]

「フリしてくれるだけでいいからさぁ。女よけになってよ。」

「女よけって!!そんなの嫌です!!」

「なんでよぉ。あんたにしたらいい条件じゃん。今日みたいな女はダメなんだって…めんどうだからさぁ」

⏰:10/04/02 23:33 📱:PC 🆔:☆☆☆


#70 [☆]

な…何を言っているのか
本当にわからないこの男
でもこの条件を飲み込めば
家賃はタダ。
今みたいに急いで
新居を探さなくてもよくなる

でも…でも女よけってどうなの!?
私はうつむいて考えた

⏰:10/04/02 23:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#71 [☆]

実は…お金もないのだ
このマンションを借りる時に
大きな出費をしている


新しい部屋に行くにしても
保険やその他で大きな出費に
家賃を払っていくなんて事したら…

⏰:10/04/02 23:34 📱:PC 🆔:☆☆☆


#72 [☆]

貯金は底をつき
生きていけなくなる…

うつむいて考えていると
彼から大きなタメ息が出た

「居候のくせにぃ。じゃあい…」

「ちょっと待って!!!」

⏰:10/04/02 23:35 📱:PC 🆔:☆☆☆


#73 [☆]

焦ってまた大きな声を
出してしまった
そのせいで
彼はびくっとして
固まった

「あ…あの…すいません。本当にフリでいいんですか?」

「え?う…うん。フリでいいぃ。」

⏰:10/04/02 23:35 📱:PC 🆔:☆☆☆


#74 [☆]

「わかりました。」

「えぇ!?本当ぉ??助かるなぁ」

彼はニコっと笑う

焦りと勢いで私は
とんでもない条件とやらを
OKしてしまった。

⏰:10/04/02 23:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#75 [匿名さん]
面白い
更新頑張って

⏰:10/04/03 00:24 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#76 [☆]
>>75

ありがとう
ございます!!

とても嬉しいです♪

がんばります!!!

⏰:10/04/03 00:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#77 [:/ぶーちゃん]
早く続きみたぁい


頑張ってね(^^)v

⏰:10/04/03 00:30 📱:N02A 🆔:☆☆☆


#78 [+.MAX らぶ*゚]
私も続き気になります
とてもおもしろくて読みやすいです(^0^)/
☆ サンのペースで更新頑張って下さい!

⏰:10/04/03 00:39 📱:SH02A 🆔:☆☆☆


#79 [☆]
>>77 .[:/ぶーちゃん]さん
>>78 .[+.MAX らぶ*゚]さん

とても嬉しいです!!
応援ありがとうございます!!

これからもがんばりますので
どうぞよろしくお願い致します!!

⏰:10/04/03 01:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#80 [☆]
>>74 の続き
-------------

「じゃっ、よろしくねぇルカちゃん♪」
そう言うと彼は立ち上がり
自分の部屋に向かう

「あっ!!あの!!!」
私は彼をあわてて引きとめた

⏰:10/04/03 02:09 📱:PC 🆔:☆☆☆


#81 [☆]

「せめて名前教えてもらえませんか?」

「なんで?」

「な…なんでって。」

彼は何故か考えている
フリはフリでもやっぱり
名前知らないのはおかしいし
これから少しの間とはいえ
一緒に暮らすのに…

⏰:10/04/03 02:10 📱:PC 🆔:☆☆☆


#82 [☆]

私は少しうつむいた

「ジン。」

「え?」

「ジンだよ。」

彼は私にそう言うと
さっさと部屋に入ってしまった

⏰:10/04/03 02:10 📱:PC 🆔:☆☆☆


#83 [☆]

ジン…それだけ?



その後、顔も合わせることもなく
次の日になってしまった。

Am7:00

今日は仕事だ

⏰:10/04/03 02:11 📱:PC 🆔:☆☆☆


#84 [☆]

あまり熟睡はできなかったけど
しょうがない

起きて仕事に行く準備をする

ジン君はまだ寝ている様子で
さっさと洗濯をして朝食を作る

一応ジン君の分も…

⏰:10/04/03 02:11 📱:PC 🆔:☆☆☆


#85 [☆]

私が家を出る時間になっても
ジン君は起きる気配がなかったので
書置きだけを残して家を出た

仕事場はココからそう遠くない

歩いて出勤する

⏰:10/04/03 02:12 📱:PC 🆔:☆☆☆


#86 [☆]

仕事場に着き
みんなに挨拶をする

「おっ。東大寺!!おはよう」

そう声をかけてくれたのは
私の先輩である

[南 聖二(みなみ せいじ)]さん

聖二さんは私達のリーダー
社長の弟だ

⏰:10/04/03 02:12 📱:PC 🆔:☆☆☆


#87 [☆]

とても面倒見がよくて
頼りになる人で皆からの
信頼もあつい

「引越しどうだ?」

知らない男が…
なんて言える訳がなく
「順調です」と答える

⏰:10/04/03 02:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#88 [☆]

「そうか!!ここからそう遠くないんだろ?今度遊びに行くよ!!」

(ぬぇ!?ソレは…ちょっと…)

私は苦笑いしながら
聖二さんを見た

「そうだ!!この間の写真。よく撮れてたよ!!お前らしさが出ててあれは見る者を魅了する。お前の特殊能力発揮だな!!」

ワハハっと笑いながら
私の背中をバシバシと叩く
痛いですよ…聖二さん…

⏰:10/04/03 02:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#89 [☆]

「ありがとうございます!!」

私は聖二さんと離れ自分のデスクに向かった

そう。私の職業はカメラマン
雑誌とかたまにCDのジャケット等を
撮ったりしている

私はここの専属カメラマンで
ここの仕事は楽しい
さっき聖二さんが言ってくれてたけど
私の撮る写真には何か不思議な
魅力があるらしく
なかなかの評判なのだ

⏰:10/04/03 02:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#90 [☆]

でもその魅力は私の感情で左右する

まだ一人前には程遠い

みんなが出勤してきて
仕事場は活気を出す

⏰:10/04/03 02:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#91 [☆]

聖二さんはみんなに挨拶をして
ミーティングをすると
声をかけた

みんなが集まる

この会社にはカメラマンが私の他に何人かいる
クライアントが言うなら指名もあり

指名されれば…
給料UP!!!

なんてのもある

⏰:10/04/03 02:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#92 [☆]

最近ではペット雑誌で
私の写真がなかなかの評価

指名もボチボチあったりする

がやっぱりモデルとか
有名人をもっと積極的に相手にしていかないと
成績はなかなか伸びない

しなきゃいけないのはわかってる

⏰:10/04/03 02:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#93 [☆]

でも苦手なんだよね…


なぁ〜んて思っていた時

「では、今日のミーティングは終わりだ!!皆今日もがんばろぉ!!!」

聖二さんの声でミーティングは終了
皆、自分の仕事に戻った


⏰:10/04/03 02:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#94 [☆]

私も自分の仕事に戻ろうとした時

「東大寺!!」
聖二さんが呼ぶ

「え?…あっ…はい」

「最近お前の評判すごくいいぞ!!」

「ありがとうございます!!これからもがんばります!!」

「そこでだ。お前に話がある」

⏰:10/04/03 02:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#95 [☆]

ちょいちょいと手で呼ばれ
別室へ移動した

なんだろう

「お前が人間撮るの苦手なのは知っている」

ふむふむと頷きながら
話しを聞く

⏰:10/04/03 02:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#96 [☆]

「でもいつまでもそんなんじゃ~ダメなの…わかるな?」

げ…この前フリは…

「今日からお前には新しくこっちを担当してもらいたい。」

そう言って見せられたのは
女性のファッション雑誌

きたぁ〜…
私は顔を濁らせる

⏰:10/04/03 02:17 📱:PC 🆔:☆☆☆


#97 [☆]

「そう嫌な顔するな。コレは俺が受け持っている仕事だから、一緒にがんばろうぜ!!」

「でも私、ファッションの事なんて全く無知だし…なんか不安です」

「大丈夫だ!!俺も全くわからん!!」

そう言うと聖二さんは
にっかり笑う

でもがんばらなきゃ…
いずれ乗り越えなければ
ならない壁だと
私はこの雑誌の担当カメラマンになることにした

⏰:10/04/03 02:17 📱:PC 🆔:☆☆☆


#98 [☆]

いろいろと打ち合わせをして
今日の仕事は終わった

家に帰るとジンくんがリビングでTVを
見ている

そう言えばジン君は何か
仕事とかしてるのかな?

でもまだ若そうだし…
大学生?

⏰:10/04/03 02:17 📱:PC 🆔:☆☆☆


#99 [☆]

「ただいま。」とつい癖で
言ってしまったがジン君は
なんのためらいもなく
「お帰りぃ。」と言ってくれた


夕飯の支度をする

彼女…のフリとはいえ
ジン君は私に全くの無関心

それってどうなの?

⏰:10/04/03 02:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#100 [☆]

帰ってきた私はまだジン君の顔を
見ていなかった

「ねぇ。今日の晩飯なにぃ?」

ジン君はTVを見ながら聞いた

「今日は昨日の残りと野菜炒めです。」

するとジン君はこっちを向いて言う

⏰:10/04/03 02:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


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