こんなのあり?
最新 最初 🆕
#601 [KC.]
>>599さん
ありがとうございます

⏰:10/04/14 15:46 📱:PC 🆔:☆☆☆


#602 [KC.]
>>598の続き↓
-------------

そう言うとジンは
私の頬っぺたを
一指し指でつつく

私の膨れた頬っぺたは
つつかれて
空気が抜けた

⏰:10/04/14 15:47 📱:PC 🆔:☆☆☆


#603 [KC.]

「もう!!それで、どうしたの??」

私が再び聞くとジンは
目を反らす

その行動は怪しすぎだ

「西頭さんって誰っ!?何で何も教えてくれないの?」

「ん〜…どうしよう…。」

また考え出すジン

「まっいっか。」

⏰:10/04/14 15:47 📱:PC 🆔:☆☆☆


#604 [KC.]

そして少し真剣な顔を
してジンは話だした

「手紙の送り主は俺の母さんだよぉ。」

「へ?お母さん!??」

「そう。俺の母さん。大事な話があるから家に帰ってこいってさぁ。」

「え?ジンの家に??いつ帰るの??」

「今月中には帰るつもりだけど…俺んちすごく遠いから、ルカと当分会えなくなる。」

⏰:10/04/14 15:48 📱:PC 🆔:☆☆☆


#605 [KC.]

「え〜!!やだぁ。遠いって…家どこ?」

私は首をかしげる

ジンは黙る

「ジン?」

「ルカ、一緒に行く?」

少し寂しそうな声で聞くジン

⏰:10/04/14 15:48 📱:PC 🆔:☆☆☆


#606 [KC.]

でも私は今、仕事が忙しく
そんなに休みを取る
事ができない…

その事はジンも
わかってくれている

だけどダメもとで
聞いたみたいだ

私が「無理」だと伝えると
ジンはすんなり諦めた

⏰:10/04/14 15:48 📱:PC 🆔:☆☆☆


#607 [KC.]

「当分ってどれくらい?」

私は聞く

「わからない。」

深刻なジンの顔…
私は少し心配になった


そんな話をして数日…

私は仕事から
帰ってきた

⏰:10/04/14 15:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#608 [KC.]

すると家にジンはおらず
一枚の置手紙が
残されていた

⏰:10/04/14 15:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#609 [KC.]

Dear Ruka

急に帰らなくちゃ
いけなくなった

ルカになにも言えず
家を出ていってごめん

いつ帰れるか
わからないけど

俺を信じて待って
いてほしい

本当にごめん

From Zin

⏰:10/04/14 15:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#610 [KC.]

急にいなく
なっちゃうなんて…


急に私の前から
消えたジン

「ひどいよ…」

その日、私は泣き
崩れてしまった

⏰:10/04/14 15:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#611 [KC.]

『俺を信じて待っていてほしい』


でもジンの言葉を
信じたい…

私はジンと私の
絆を信じ

待つ事にした

⏰:10/04/14 15:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#612 [我輩は匿名である]
>>1-250
>>250-500
>>500-750
>>750-1000

⏰:10/04/14 16:30 📱:P03A 🆔:☆☆☆


#613 [KC.]
>>612さん 安価
ありがとうございます

⏰:10/04/15 13:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#614 [KC.]
>>611の続き↓
-------------

それから
一年…

ジンからの連絡は
一切ない


何度こちらから
連絡をしても
繋がらない携帯

⏰:10/04/15 13:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#615 [KC.]

信じて待つ

そう決心した私は
未だにジンを
待っていた

けど…
信じると寂しさは別

⏰:10/04/15 13:51 📱:PC 🆔:☆☆☆


#616 [KC.]

私はジンがいなくなった
事により隠すことが
できなかった
寂しい感情が
写真に溢れ

上手く仕事を
できなくなっていた

⏰:10/04/15 13:51 📱:PC 🆔:☆☆☆


#617 [KC.]

指名数は去年に比べ
落ち…もうどん底に
いるような気分だ

あんなに写真を撮る
事が楽しく感じていたのに

今では写真を撮る事が
苦でしかたない

⏰:10/04/15 13:52 📱:PC 🆔:☆☆☆


#618 [KC.]

それほど大きかった
ジンの存在

ジンに合いたい

いつも頭に浮かぶ
ジンの顔…

そんな事を思っていると
聖二さんが声をかけた

⏰:10/04/15 13:52 📱:PC 🆔:☆☆☆


#619 [KC.]

「東大寺。この件…引き受けてくれるか?」

「へ?」

私は今、聖二さんと
二人で撮影の
打ち合わせをしていた

「もしかして、聞いてなかったのかぁ??」

目を細めて私に言う
聖二さん

⏰:10/04/15 13:52 📱:PC 🆔:☆☆☆


#620 [KC.]

「ごめんなさい…」

「しっかりしろよ?だからな、この件だよ。」

そう言うと企画書に
指をさす

新しくできた
ホテルの撮影…

⏰:10/04/15 13:52 📱:PC 🆔:☆☆☆


#621 [KC.]

・ 外装
・ 内部
・ 教会
・ 大広間
・ 会議室
・ 娯楽場
・ プール




⏰:10/04/15 13:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#622 [KC.]

その他いろいろ…

すごいホテルだな…
教会も会議室も…
大きいホテル

私は今頃
書類を確認する

⏰:10/04/15 13:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#623 [KC.]

え〜っと…
場所は…


『ハワイ』

ハワイね…

ん?ハワイ?

「ハワイィ!??」

びっくりして大声を
だした私に聖二さんも驚く

⏰:10/04/15 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#624 [KC.]

「お前…その反応、初めっから全く聞いてなかったろ!!!」

久々のゲンコツ

「イテ…。」

私は自分の頭を撫でながら
聖二さんとの打ち合わせを
再開する

⏰:10/04/15 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#625 [KC.]

「だからコレ、でかい仕事なんだって。このJEWEL PUA(ジュエル プア)ってホテル、来月オープンでこのホテルを経営してる会社『WEST・HEAD』つ〜のは…」

「ウエスト・ヘッド…?」

「そ〜だよ。お前も聞いた事あんだろ?かなり有名な会社だ。ハワイだけに及ばず、タヒチ・グアム・フランス・オ−ストラリア…いろんな国で評価の高いホテルを経営してる一流企業だよ。」

そして聖二さんは首を傾げた

⏰:10/04/15 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#626 [KC.]

「どういう訳か…JEWEL PUAのオーナーがウチに声かけてきてくれた。マジでかい仕事だから成功させたいよな!!」

聞いたことがある
かなり有名なホテル会社

でもどこも高級ホテルで
一般人が簡単に
宿泊できるような
ホテルではない…

⏰:10/04/15 13:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#627 [KC.]

なのにいつも
予約はいっぱい
だとか…

どうしてこんな
会社がうちなんかに…

でもハワイかぁ…
行きたいな

⏰:10/04/15 13:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#628 [KC.]

なんて思っていた
私に聖二さんは

フフ〜ンと誇らしげな
顔をする

「しかも、来月オープン予定のこのホテルに泊まれるそうだ。しかもタダで★」

「私、やります!!絶対成功させるんでやらせてください!!!!!」

⏰:10/04/15 13:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#629 [KC.]

私はすごい勢いで椅子から
立ち上がった

その勢いにびっくりして
聖二さんは逆に椅子から
転がり落ちてしまった

「おま…イテテ、わかりやすいやつだな…」

⏰:10/04/15 13:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#630 [KC.]

こんな高級ホテルに
なんて一生に一回
泊まれるかわからない

それに何か…
ありそうな気がする

大きな何かに
出会えるような
気がした

⏰:10/04/15 13:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#631 [KC.]

私はなんの根拠もない
そんなちっぽけな勘に
従いこの仕事を
受け持つことにした

そして、さすがに
大きな仕事なので
チームを作り
ハワイに向けての
準備をみんなでする

⏰:10/04/15 13:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#632 [KC.]

チームはみんな私と
仲がいい人ばかりで
楽しみさが増す

そして出発の日

私を含めカメラマン二人と
アシスタントが二人
そしてリーダーの
聖二さんで結成された
チームは空港についていた

⏰:10/04/15 13:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#633 [KC.]

みんなは「ラッキー」と
喜んでいたけど…

私は私がいない間に
ジンが帰ってきたら
どうしよう…
なんて不安があるから
素直に喜べなかった

そして私達は
飛行機に乗り込む

⏰:10/04/15 13:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#634 [KC.]

(たまにはいいよね。ジンの事忘れたって…)


毎日、毎日
ジンを思い続ける私

そんな私に神様が
休憩をくれたのだと
私は心に言い聞かせた

⏰:10/04/15 13:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#635 [KC.]

私は窓側の席に
座らせてもらって
宙に浮く機体から
空を眺める

「東大寺。」

隣に座る聖二さん

「どうしたんですか?」

⏰:10/04/15 13:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#636 [KC.]

私は聖二さんのほうを向く

「お前、なんでこの仕事引き受けた?」

「へ?…だって…誰だってハワイ行きたいじゃないですか★」

私は笑顔で答える

「そっか…そうだよな。」

どこか寂しそうな
聖二さんの顔

⏰:10/04/15 13:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#637 [KC.]

どうしたんだろう?

盛り上がってたチームも
次第に落ち着き

機内の電気が暗くなる
聖二さんはそれ以上
何も言わず

静かに眠った

⏰:10/04/15 13:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#638 [KC.]

私も聖二さんのスヤスヤと
気持ちよさそうに
眠る顔を見て

いつの間にかつられて
眠っていた


空に浮いてから
約8時間…

私達はやっと
ハワイの陸に足をつけた

⏰:10/04/15 13:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#639 [KC.]

空港を出るとそこは
日本と全く違う景色

大きな道路に
ヤシの木だらけ

みんなはキャッキャッと
ハイテンション

私はドキドキが増し
ポーッと立っていた

⏰:10/04/15 13:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#640 [KC.]

「Hello.」

そういいながら大きな
白人の人が聖二さんに
声をかける

「Can you talk in English?」

「Yes. I can talk a little.」

⏰:10/04/15 14:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#641 [KC.]

英語で答える聖二さん
その聖二さんの姿を
目を丸くして
見つめる残りの4人

私達が理解できたのは
ココまでの会話


後は無数に飛び交う
アルファベットを
眺めるだけしかできなかった

⏰:10/04/15 14:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#642 [KC.]

そして聖二さんはこちらを
振り向くとニコッと笑う

「じゃ~、皆。行こうか。」

「行こうかって…?」

チームの一人が聞く

⏰:10/04/15 14:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#643 [KC.]

「この人は、俺達のお迎え係らしい。あそこにあるリムジンでホテルまで連れて行ってくれるんだとさ。」

聖二さんはサラッと言う

そして私達が目を
向ける先には
立派なリムジンが
止まっていた

⏰:10/04/15 14:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#644 [KC.]

チームはこの状況に
大興奮する

にしてもすごい
待遇だ…

私は目を丸くしたまま
姫ちゃんだけを抱え
その他の荷物を
白人さんに預け
リムジンに乗り込んだ

30分程走ると
ホテルに着く

⏰:10/04/15 14:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#645 [KC.]

そのホテルを見て
私達は口を
あんぐりと開けた



上を向くぐらいの
高さに真っ白で
王宮のような外装

⏰:10/04/15 14:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#646 [KC.]

しかも私達に対する
待遇は出迎えに限らず
まだオープンしていない
このホテルに無料で宿泊
させてくれると言う物

ありあない…

私達は先に部屋へと
案内される

⏰:10/04/15 14:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#647 [KC.]

部屋は一般向けの
部屋だが…

十分な広さに
圧倒されるが
ある事に気づく

ひとつの部屋に
ベッドは二つ

⏰:10/04/15 14:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#648 [KC.]

そしてもうひとつの
部屋もベッドが
二つしかない…

私達は5人で
来ているため
ベッドがひとつ
足りない

そしてもうひとつ
私は気づいた

⏰:10/04/15 14:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#649 [KC.]

「私の荷物がない…」

部屋に運ばれてきた
荷物に私の荷物が
なかったのだ

私はベルボーイに
必死で訴えるが
私の下手な英語では
ベルボーイに通じなかった

⏰:10/04/15 14:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#650 [KC.]

私は一人焦る

その様子を見て
聖二さんは大丈夫と声を
かけてくれた

いや…でも大丈夫な
訳がないよ

一体私の荷物はどこへ
行ったんだ!!!!???

⏰:10/04/15 14:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


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