こんなのあり?
最新 最初 全 
#500 [KC.]
そしてジンは私を
マンションの下まで
見送ってくれた
ジンの行動ひとつひとつが
とても愛しくて…
嬉しくて…
本当に幸せを感じていた
:10/04/12 00:11
:PC
:☆☆☆
#501 [KC.]
そして私は知らず知らず
鼻歌を歌いながら
ルンルンと会社に向う
会社に着くとみんなに挨拶をする
みんなも私に挨拶をしてくれた
「おはよ。」
聖二さんが私に声をかける
:10/04/12 00:11
:PC
:☆☆☆
#502 [KC.]
「おはようございます!!」
「ん?今日は久しぶりに元気だな…仲直りできたか?」
優しい表情の聖二さん
「はい。本当にありがとうございました!!!」
「よかった。大切にしてもらえよ?アイツがまたお前に辛い思いさせた時は俺に言え。また殴りにいってやるからッ!!」
:10/04/12 00:12
:PC
:☆☆☆
#503 [KC.]
「フフッ、ありがとうございます。」
ありがとう聖二さん
私は何度も何度も
心の中でお礼を言った
:10/04/12 00:12
:PC
:☆☆☆
#504 [KC.]
:10/04/12 00:14
:PC
:☆☆☆
#505 [我輩は匿名である]
:10/04/12 02:59
:P03A
:☆☆☆
#506 [KC.]
:10/04/12 21:51
:PC
:☆☆☆
#507 [KC.]
>>503の続き↓
------------
そして…
私は山積みになっている
仕事を苦笑いしながらこなす
休憩時間もろくにとれず
ただひたすら働いた
でもいつも頭には
ジンがいて…
:10/04/12 21:53
:PC
:☆☆☆
#508 [KC.]
辛い仕事もどうにかできた
でも、二日分の仕事はそう
簡単に終わらず
今日は残業になりそうだった
私は遅くなるとジンに
心配をかけてしまうと思い
初めてジンにメールを打つ
なにか照れくさかった
そしてまた残業に戻る
:10/04/12 21:54
:PC
:☆☆☆
#509 [KC.]
午後9:30を時計の針は刺す
「ん〜っ!!!」
大きく背伸びをした私
まだもう少し
書類や写真の整理が
残っているが
キリがいいとこまで
できたので今日は
もう終わる事にした
:10/04/12 21:54
:PC
:☆☆☆
#510 [KC.]
私は帰る準備をして
携帯をひらく
着信・受信、共にゼロ
ジンから返信はなかった
「もしかして怒ってるのかな?」
私は急いで家に帰った
:10/04/12 21:54
:PC
:☆☆☆
#511 [KC.]
家に着き玄関に入ると
私は固まってしまう…
ジンの元カノ、マミさんの
靴がそこにあったからだ…
私はリビングに向かう
でもリビングには
誰もいなかった
:10/04/12 21:55
:PC
:☆☆☆
#512 [KC.]
気になる私は
ジンの部屋にノックをする
すると「どうぞ。」と声が聞こえた
私は恐る恐るドアを開ける
そこにマミさんはいた
私の胸にはナイフが
突き刺さったかのように
痛みが走った
:10/04/12 21:55
:PC
:☆☆☆
#513 [KC.]
「こんばんは、お邪魔してます。」
マミさんは少し私を睨む
そして私はそこで
ようやくジンに気づいた
ジンは苦しそうな顔で
ベットに横たわっている
:10/04/12 21:55
:PC
:☆☆☆
#514 [KC.]
息が荒く、おでこには
濡れたタオルが置かれていた
「ジンッ!?」
私は慌てて駆け寄った
「シッ!!騒がないで。」
マミさんが口の前に
人差し指を立て
小声で私にそう言った
:10/04/12 21:56
:PC
:☆☆☆
#515 [KC.]
「リビングへ行きましょう。」
ベッドの横に座っていた
マミさんは静かに立ち上がり
私をミビングへと誘導した
マミさんが部屋を出た後
私もジンの部屋から静かに出る
「こんな時間まで、何してたんですか?」
マミさんの声は怒っている
:10/04/12 21:56
:PC
:☆☆☆
#516 [KC.]
「仕事が溜まってて…残業を…」
「ジンがこんな時にあなた、仕事してたんですか…」
私はジンが熱を出してるなんて
知らなかった…だから残業を…
知っていたらもっと早く
家に帰ってきてたのに…
:10/04/12 21:56
:PC
:☆☆☆
#517 [KC.]
ジンが熱を出している事を
知らず、仕事をしていた私は
言い返す言葉が見つからなかった
「だいたい…どうしてジンが風邪なんてひいちゃったか知ってます?」
「え?」
私はその言葉に首をかしげる
:10/04/12 21:57
:PC
:☆☆☆
#518 [KC.]
そんな私を見てキッときつく
私を睨みつけるマミさん
「あなたのせいですよ?なのに、ジンをほったらかしにして…仕事なんて…」
「わっ…私のせい!?」
「そうです。あなたのせいです。あなたが突然いなくなったりするから…」
私は目を見開く
:10/04/12 21:57
:PC
:☆☆☆
#519 [KC.]
「どういう…意味ですか?」
「突然いなくなったあなたを探しにジンは傘もささず朝方まで走りまわってたのよ!!」
私はその言葉に固まった
「しかもその日は仕事で、ジンは一睡もせず仕事に行って…。」
ジンが苦しんでるのは…
私のせいだったの…?
私は胸が張り裂けそうになった
:10/04/12 21:57
:PC
:☆☆☆
#520 [KC.]
「なのにアナタは…」
悲しそうな顔で私を
睨みつけるマミさん
その瞳には涙が溜まっていた
私はなにも言えず
その場に固まる
:10/04/12 21:58
:PC
:☆☆☆
#521 [KC.]
「どうして…。アナタなんかの為に…。」
その小さな声と同時に
マミさんの足元に
小さな雫が落ちた
「ごめん…なさい。」
私は謝る事しか
できなかった…
:10/04/12 21:58
:PC
:☆☆☆
#522 [KC.]
私はジンの事を
まだ何も知らない
理解できていない
ただ、自分勝手に
行動していた
自分が恥ずかしく
悲しく思えた
なのにマミさんはよくジンを
知っていて、ジンを理解している
:10/04/12 21:58
:PC
:☆☆☆
#523 [KC.]
私なんかが…
ジンの彼女になっていいの?
不安や苦しみが
私を襲いだした
「出てってよ…この家から…」
小さい声で私に訴えるマミさん
:10/04/12 21:59
:PC
:☆☆☆
#524 [KC.]
「早く出ていって!!!ジンは私が看病するし、私がそばにいる!!!あなたなんか必要ない!!!」
マミさんはそう私に
精一杯の大きな声で言うと
一人ジンの部屋へ
戻っていってしまった
:10/04/12 21:59
:PC
:☆☆☆
#525 [KC.]
私はその後ろ姿を見送る
そしてその場に座り込み
辛さに負け涙を流した
ジン…ジン…
私は何度も心の中で
ジンを呼ぶ
ジンが苦しむ今…
私もジンのそばにいたい
なのに…どうして…
:10/04/12 22:00
:PC
:☆☆☆
#526 [KC.]
次の日の朝
私はあまり眠る事ができず
6時にはすでに起きていた
服を着替え
リビングに出る
私は自分だけの朝食を作り
一人で食べた
:10/04/12 22:00
:PC
:☆☆☆
#527 [KC.]
ジンの事が気になるけど…
私はジンの部屋に近づく
事ができなかった
そして家にいる事が
嫌な私は家を出る
:10/04/12 22:00
:PC
:☆☆☆
#528 [KC.]
今度こそ一番のりで会社につく
けど、さすがに早すぎて
会社自体まだ開いていなかった
私は会社の前で立ち尽くす
「ジン…」
私の頭はジンの事ばかり…
携帯を出しジンの
アドレスを見つめる
:10/04/12 22:01
:PC
:☆☆☆
#529 [KC.]
私はジンのために
何ができる?
私はどうすればいい…
私の頭にはその事ばかり…
「あれ?東大寺??」
その声に肩を跳ね上げる
「早いな!!どうしたんだ?」
その声の主は聖二さんだった
:10/04/12 22:01
:PC
:☆☆☆
#530 [KC.]
心配そうな顔をして私を
見る聖二さん
「またアイツに、何かされたのか…?」
「い、イエ!!!…ただ仕事がまだたくさん残ってるんで、早く来ただけです。」
私は焦りながら誤魔化した
「そんな顔、してなかったけど?」
:10/04/12 22:02
:PC
:☆☆☆
#531 [KC.]
そう言いながら会社の
カギを開ける聖二さん
「…。」
私は嘘がつけない
タイプのようだ…
すぐにバレてしまった私の嘘…
ドアを開けると
聖二さんは私を見た
:10/04/12 22:03
:PC
:☆☆☆
#532 [KC.]
「東大寺…、嫌なら話さなくていい。でも無理だけはすんな。」
そう言うと聖二さんは
私の頭を優しく撫でてくれた
「ありがとうございます。」
私は笑顔を作っている
つもりだが…実際はきっと
違う顔をしているのだろう
聖二さんは心配した
表情のままだった
:10/04/12 22:03
:PC
:☆☆☆
#533 [KC.]
そして私達は中に入る
「手伝うよ。」
聖二さんはそう言うと
私の仕事を手伝ってくれた
そのおかげで二日分
溜まった仕事は
大方片付いた
:10/04/12 22:03
:PC
:☆☆☆
#534 [KC.]
そして皆も出勤し始め
仕事場はいつものように
活気溢れる
私は気にしないようにと
携帯の電源をOFFにする
そして新しく受け持つ
仕事も増えた私は
忙しく働いた
:10/04/12 22:04
:PC
:☆☆☆
#535 [KC.]
仕事が終わり
一息つくと
時計を見た
忙しさのあまり
知らないうちに
残業していた私…
「お前まだいたのか?家まで送ろうか?」
仕事で会社を
離れていた聖二さんは
まだ会社にいた私に
声をかけてくれる
:10/04/12 22:04
:PC
:☆☆☆
#536 [KC.]
「いえ、大丈夫です!!」
私はカバンを片手に
席を立った
「東大寺、本当に無理すんなよ?」
「ハイ!!ありがとうございます。」
私は作った笑顔で聖二さんに
答え会社を出た
(まだマミさん…いるのかな…)
:10/04/12 22:05
:PC
:☆☆☆
#537 [KC.]
私は帰りにスーパーにより
何故か三人分の食材を手に
家に帰った
ドアの前に立つと
一度軽く深呼吸をして
いつもより気合を入れて
ドアを開ける
が…そこにマミさんの靴はなく
私はどこかホッとした
:10/04/12 22:06
:PC
:☆☆☆
#538 [KC.]
家に入るとリビングで
TVの音が聞こえる
私は少し早足で
リビングへ向かった
リビングのソファーには
ジンが座っている
私に気づいたジンは
振り向くと不機嫌な
顔をして私を見てた
:10/04/12 22:06
:PC
:☆☆☆
#539 [KC.]
「た…だいま…。ジン、体の調子は?」
私は少しぎこちなくジンに聞いた
「なんで、携帯通じなかったの?」
「へ?」
「何回も電話したんだけど。」
朝からずっと携帯の電源を
切っていた私…
:10/04/12 22:07
:PC
:☆☆☆
#540 [KC.]
「ごめん、今日会議ばっかりだったから…」
機嫌が悪い原因はそれか…
私は嘘をつけないタイプって
いうのを忘れてまた嘘をついた
そして台所で夕飯の準備をする
:10/04/12 22:07
:PC
:☆☆☆
#541 [KC.]
「そうなの?それにしてはなんか様子、変だね?」
ジンは少し低い声で
私の挙動不審を指摘した
そして台所へくると
私を捕まえギュッと
抱きしめる
まだ、少し熱があるような
気がするジンの体…
:10/04/12 22:07
:PC
:☆☆☆
#542 [KC.]
「体、大丈夫?まだ熱あるの?」
「…少しあるかも。」
少し顔が赤いジンは
私をじっと見つめる
「俺、ルカに看病されたい。もっかい熱だすから、今度はルカが看病して?」
:10/04/12 22:07
:PC
:☆☆☆
#543 [KC.]
「なっ!!そんなのダメ!!!」
「なんで?俺の看病するの嫌ぁ?」
「そう言う訳じゃなくて…」
予想もできないくらい
ジンのかわいい言葉
看病なんていくらでもする
でもまたジンが苦しむのは
嫌だった
:10/04/12 22:08
:PC
:☆☆☆
#544 [KC.]
「何?つか、なんかマミに言われた?」
その言葉に私は
黙って下を向く
「何言われたの?」
マミさんに言われた事…
私のせいでジンは体を
壊してしまった…
:10/04/12 22:08
:PC
:☆☆☆
#545 [KC.]
でもジンにその事を
言うのは抵抗がある
そして私は何も言えず
黙り込んだ
「また黙る。…俺に言えない事なんだ。」
そう言うとジンは私から離れ
自分の部屋に
戻っていってしまった
:10/04/12 22:08
:PC
:☆☆☆
#546 [KC.]
ジンにまで嘘をついて…
私は嫌われて
しまったかもしれない
また不安が私を苦しめる
ご飯の準備をするが
心ここにあらずの
私は指を切ってしまう
:10/04/12 22:09
:PC
:☆☆☆
#547 [KC.]
「…ッ!!」
指からジワジワと
出てくる私の血
その指を見つめていると
急にその手を掴まれた
「ジンッッ!!!!???」
近くにいる事に
全く気づかなかった私
ビックリして声が裏返る
:10/04/12 22:09
:PC
:☆☆☆
#548 [KC.]
ジンは何も言わず
血が出ている私の指を
パクッと口でくわえた
「あっ…」
その行動に顔を赤くする私
そしてそっと私の指から
口を離したジンは
小さく私に言った
:10/04/12 22:09
:PC
:☆☆☆
#549 [KC.]
「何してんの、大丈夫?」
そして絆創膏(ばんそうこう)を
取ってくると私の指に優しく
貼ってくれた
「俺が後ろに座ってた事も気づいてなかったっしょ?」
「…うん、びっくりした。」
「まるで上の空だったもんねぇ。」
「う…」
:10/04/12 22:10
:PC
:☆☆☆
#550 [KC.]
恥ずかしい…
ジンには恥ずかしい所
ばかり見られて
いるような気がする
「ルカ、俺…マミと話ししてくる。」
突然、ジンは真剣な顔をして
私に言う
「え!?」
:10/04/12 22:10
:PC
:☆☆☆
#551 [KC.]
「ちゃんと、俺とルカの事…話してくるよ。」
少し悲しそうな表情のジン
「でも…」
私はその表情のせいか
心から喜ぶ事ができなかった
「ルカは俺に何も言ってくれないけど、マミにヤキモチやいてる事くらいわかってるよ?」
「…ッ!?」
:10/04/12 22:10
:PC
:☆☆☆
#552 [KC.]
「それに、俺もちゃんとケジメつけなきゃ…」
「でもジン、まだ熱が…」
「大丈夫。さっき熱測ったらもうなかったから。」
そう言うとジンは玄関に向かった
「待って!!私も行く!!」
私は慌ててジンを追いかける
:10/04/12 22:11
:PC
:☆☆☆
#553 [KC.]
「ううん、俺一人で行く。ルカは俺を信じて、ココでまってて?」
「でも…」
「ルカァ。」
私を呼んだジンは
優しく私を抱きしめ
キスをする
:10/04/12 22:11
:PC
:☆☆☆
#554 [KC.]
「俺、ルカが好き。だから、俺の事信じてぇ。」
そう言うとジンは
微かに笑い車のカギを
持って出て行った
:10/04/12 22:11
:PC
:☆☆☆
#555 [KC.]
:10/04/12 22:13
:PC
:☆☆☆
#556 [KC.]
>>554の続き↓
-------------
私はジンの背中を見送ると
玄関で立ちすくんだ
悲しそうなジンの顔
悲しそうなジンの声
信じなきゃダメなのは
わかってる
でもあんな顔で言われたって…
不安だけが私に付きまとう
:10/04/14 00:07
:PC
:☆☆☆
#557 [KC.]
ジン…
マミさんはジンにとって
特別な人…
きっとマミさんにとっても…
私はただあの二人の
邪魔をしているだけでは
ないのだろうか…
本当は…
私の気持ちは迷惑
なんじゃないのだろうか…
:10/04/14 00:08
:PC
:☆☆☆
#558 [KC.]
どうして…
どうしてだろう…
聖二さんや
マミさんや
ジンに…
迷惑ばかりかけている
私は…
消えてしまえばいいのに
:10/04/14 00:08
:PC
:☆☆☆
#559 [KC.]
いつの間にか
私の目からは大量の
涙が溢れ出す
時を忘れ
私は玄関で泣き崩れていた
するとドアが静かに開く
:10/04/14 00:08
:PC
:☆☆☆
#560 [KC.]
「ルカッ!??」
ジンが帰ってきた
そして玄関で泣いている
私を見て目を見開き
びっくりしている
「もしかして、何時間もずっとここにいたの!?」
「何…時間…も?」
:10/04/14 00:08
:PC
:☆☆☆
#561 [KC.]
「もう12時前だよ?」
小さくため息をついて
泣いている私の頭を
優しく撫でるジン
「なんで泣いてるの?」
優しいジンの瞳
私は何をしているのだろう…
ジンはちゃんと
帰ってきてくれたのに…
:10/04/14 00:09
:PC
:☆☆☆
#562 [KC.]
「心配してたの?」
優しく聞くジン
私は小さく頷いた
「心配かけて、ごめん。」
そう言うと優しく
抱きしめてくれた
:10/04/14 00:09
:PC
:☆☆☆
#563 [KC.]
「こんな所じゃなんだから…リビング行こぉ?」
私はまた頷いて
立とうとしたが
何時間もその場に
座っていた私の足は
言うことを聞かない
「どうしたぁ?」
私を見ながら心配そうな
顔をするジン
「立て…ない。」
:10/04/14 00:09
:PC
:☆☆☆
#564 [KC.]
私の言葉にジンは目を
まん丸にする
そしてクスッと笑うと
私を軽々と持ち上げた
「キャッ!!」
その行動にびっくりする私
「ったく、お姫様は手がかかりますねぇ。」
:10/04/14 00:10
:PC
:☆☆☆
#565 [KC.]
ジンはそう言うと
私を抱き上げたまま
靴を脱ぎ、私をリビングまで
運んでくれた
そして私をソファーの
上に降ろす
「ちゃんと話してきたぁ。」
ジンを信じる事が
できなかった私…
:10/04/14 00:10
:PC
:☆☆☆
#566 [KC.]
罪悪感でジンと目を
合わす事ができなかった
「ルカ…。」
ジンは私の隣に座ると
優しく抱き寄せてくれた
「もう、大丈夫。マミもわかってくれたから。」
「ごめん…。」
:10/04/14 00:11
:PC
:☆☆☆
#567 [KC.]
「…?どうしたの?」
「私…ジンの事信じられなくて…すごく不安で…なのに、ジンは辛くてもちゃんとマミさんと話してきてくれた…」
私の話に目を見開くジン
「私…最低だよね。ジンの事疑ってばかり…。私…私なんかがジンの彼女にッ」
:10/04/14 00:11
:PC
:☆☆☆
#568 [KC.]
言葉の続きを遮るように
ジンは私を抱きしめる
「俺が、ルカに辛い思いばっかさせてるから、信用してもらえないのは当たり前。そんなのわかってるよ。でも俺はルカが好きで、そばにいて欲しい。」
「…ッ。でも…」
「その続きは言わないで。俺、泣いちゃうからぁ…」
「ジン…」
:10/04/14 00:11
:PC
:☆☆☆
#569 [KC.]
「俺、お前の彼氏になる資格なんてないかもね。でも俺はルカにそばにいて欲しいし、俺だけのルカであってほしい。コレは俺のワガママかもしれないけど…絶対に、そこは譲らない。」
ジン…
その言葉にさっきまで
私にまとわりついていた
不安が飛んでいく
:10/04/14 00:12
:PC
:☆☆☆
#570 [KC.]
「だから、ルカが俺の事嫌だっつっても、俺ルカの事離さないよ。」
「ジン…ごめんね…」
私はジンの背中に手を
まわし、力いっぱい抱きしめた
「俺もごめん。不安にばっかりさせて…」
ジンも力強く私を
抱きしめてくれた
:10/04/14 00:12
:PC
:☆☆☆
#571 [KC.]
もうやめよう
不安にばっかり負けるのは
聖二さんにも
たくさん迷惑をかけたけど
その分、私はジンを愛そう
マミさんに辛い思いを
させたけど
その分、ジンを大切にしよう
:10/04/14 00:12
:PC
:☆☆☆
#572 [KC.]
もう消えたいなんて思わない
私は、皆に迷惑をかけた分
ジンを愛してそばにいる
「ジン…大好き。」
「俺もルカが大好き。」
そう言うとジンは私を
ソファーにゆっくりと寝かす
:10/04/14 00:13
:PC
:☆☆☆
#573 [KC.]
「食べていい?俺、もうガマンできないぃ。」
その言葉と同時に
熱のあるキスが
私の口に降ってきた
「うん、いいよ。」
:10/04/14 00:13
:PC
:☆☆☆
#574 [KC.]
私は拒まず
ジンを受け入れた
激しくキスをするジン
そのキスに私の体も熱を帯びる
この日、私達は始めて
ひとつに重なった
:10/04/14 00:13
:PC
:☆☆☆
#575 [KC.]
それから数日後…
私達が初めてひとつに
なった日からマミさんは
家に来なくなり
充実した日々を
過ごしていた
そんなある日
:10/04/14 00:14
:PC
:☆☆☆
#576 [KC.]
ジンは仕事で
朝から家を出た
私は休みで
家でゆっくりする
ジンを見送った後
家を掃除し良い天気
なので二人の布団を
外に干した
:10/04/14 00:14
:PC
:☆☆☆
#577 [KC.]
お昼が過ぎ
私はTVを見る
昼ドラが終わり
ワイドショーへと
変わったTVを見て
私はびっくりした
『今日の『気になるあの人』は!!美人ピアニスト、北山 真実さんで〜すッ!!!』
:10/04/14 00:15
:PC
:☆☆☆
#578 [KC.]
司会者がそういうと
スタジオにゲストとして
迎えられた人物
それはマミさんだった
『北山さんは先月発売されたアルバム[TRUTH]が先月と今月で50万枚を突破され、只今大注目の美人ピアニストなんですよ!!』
:10/04/14 00:15
:PC
:☆☆☆
#579 [KC.]
私は目をまん丸にする
『今日はそんな北山さんに生演奏を、この後していただきま〜す!!!』
スタジオ内は
その言葉に盛り上がる
そしてCMに入った
私は…こんなすごい
人を相手にしてたの…?
私の顔はひきつる
:10/04/14 00:16
:PC
:☆☆☆
#580 [KC.]
でも…
ピアニストがマミさんの夢
ジンはそう言っていた
マミさん…
夢叶えたんだ
私は何故か心が
暖かくなった
:10/04/14 00:16
:PC
:☆☆☆
#581 [KC.]
CMが終わり再び
TVに映されるマミさん
綺麗なドレスを着て
立派なグランドピアノの
前に座る
そして演奏が始まった
:10/04/14 00:16
:PC
:☆☆☆
#582 [KC.]
〜♪〜♪〜♪〜
綺麗な音色…
アレ?と私は思い出す
これ…いつかジンの
車で流れてた…
ピアノの…
綺麗な音色の演奏は
あっという間に終わった
:10/04/14 00:17
:PC
:☆☆☆
#583 [KC.]
『すごい綺麗な音色ですねよ!!』
スタジオ中から拍手が巻き起こる
『この曲の名前は「First love」、私の思い出の曲です。』
にっこり微笑みながら言う
マミさん
:10/04/14 00:17
:PC
:☆☆☆
#584 [KC.]
『思い出の曲?』
『そうです。私が初めて大好きだった人に作った曲です。』
『大好きだった。って事はもうその恋は終わったんですか〜?』
KYな若い女性
キャストの質問
でもマミさんは笑顔で答える
『はい。でも彼は今でも私の良き友人でいてくれてます。』
:10/04/14 00:17
:PC
:☆☆☆
#585 [KC.]
良き友人…
きっとソレは
ジンの事だと
私は悟る
マミさん
笑顔で答えたマミさんは
スタジオを後にする
:10/04/14 00:18
:PC
:☆☆☆
#586 [KC.]
マミさんごめんなさい
そして…ありがとう
そしてジンが仕事から
帰ってきた
私はマミさんの
演奏の事、思った事
すべてをジンに伝える
するとジンは
「そう。」と
優しく微笑んだ
:10/04/14 00:18
:PC
:☆☆☆
#587 [KC.]
それからまた
月日が流れ
数ヶ月が過ぎた
私は、ジンの専属
カメラマンになり
仕事の量は倍層した
:10/04/14 00:19
:PC
:☆☆☆
#588 [KC.]
私が映すジンの写真は
たぶん私の気持ちが
反映され、さらに
かっこよさが強く映し
出されて大好評
ドンドン、ジンの
人気が上がると共に
私の評価も高くなり
指名も増え
いろんな仕事を
任されるまでに成長した
:10/04/14 00:19
:PC
:☆☆☆
#589 [KC.]
そんなある日
仕事が忙しくなった私たちは
休みがなかなか合わず
何ヶ月ぶりかの
デートをしていた
かなり有名になって
しまったジンは
帽子をかぶり
サングラスをはめている
:10/04/14 00:20
:PC
:☆☆☆
#590 [KC.]
人気者もなかなか
大変なのだ
楽しくデートをして
家に帰ってきた私達
一緒に郵便受けを見る
そこには手紙が一枚
はみ出していた
:10/04/14 00:20
:PC
:☆☆☆
#591 [KC.]
「あっ、珍しく手紙きてる。」
私は繋いでいた手を離し
手紙を手に取る
「差出人は〜西頭…典子?」
私がそう言うとジンは
スッと手紙を私から
取り上げた
:10/04/14 00:20
:PC
:☆☆☆
#592 [KC.]
「あ〜…はいはい。サイトウさんねぇ。」
どうやらジン宛の
手紙らしい
そしてジンは離した
私の手を再び繋ぎなおし
部屋に帰る
「誰〜?」
「ん〜…秘密ぅ。」
:10/04/14 00:21
:PC
:☆☆☆
#593 [KC.]
部屋に着いたジンは
リビングのソファーに座り
先ほどの手紙を読み出した
私は台所に向かい
ブラックコーヒーと
私のコーヒーを
リビングへ
持って行った
:10/04/14 00:21
:PC
:☆☆☆
#594 [KC.]
真剣な顔をして
手紙を読むジン
浮気?…
んな訳ないか…
私はTVの電源をつけ
TVを見る
「ありゃりゃ…。」
ジンは小さく呟いた
:10/04/14 00:21
:PC
:☆☆☆
#595 [KC.]
「どうしたの?」
私はジンを見る
「う〜ん…ちょっと大変な事になっちゃってるみたいぃ。」
「え?何が?」
ジンは手紙を
持ったまま上を向く
:10/04/14 00:22
:PC
:☆☆☆
#596 [KC.]
「そろそろかぁ〜…」
私の声…聞こえてますか?
ジンは一人で
ぶつぶつと呟く
「ジンッ!!!」
私は少し大きな声で
ジンを呼んだ
:10/04/14 00:22
:PC
:☆☆☆
#597 [KC.]
するとその声に
びっくりしたジンは
キョトンとして私を見た
「ど・う・し・た・の!!」
私は頬っぺたを膨らます
「何膨れてんのぉ?」
「何聞いても、無視するからだよ!!」
「あ〜ごめん。ちょっと考え事してたぁ。」
:10/04/14 00:23
:PC
:☆☆☆
#598 [KC.]
:10/04/14 00:24
:PC
:☆☆☆
#599 [我輩は匿名である]
:10/04/14 06:02
:SO905iCS
:☆☆☆
#600 [我輩は匿名である]
6
0
0
:10/04/14 09:19
:SH904i
:☆☆☆
#601 [KC.]
:10/04/14 15:46
:PC
:☆☆☆
#602 [KC.]
>>598の続き↓
-------------
そう言うとジンは
私の頬っぺたを
一指し指でつつく
私の膨れた頬っぺたは
つつかれて
空気が抜けた
:10/04/14 15:47
:PC
:☆☆☆
#603 [KC.]
「もう!!それで、どうしたの??」
私が再び聞くとジンは
目を反らす
その行動は怪しすぎだ
「西頭さんって誰っ!?何で何も教えてくれないの?」
「ん〜…どうしよう…。」
また考え出すジン
「まっいっか。」
:10/04/14 15:47
:PC
:☆☆☆
#604 [KC.]
そして少し真剣な顔を
してジンは話だした
「手紙の送り主は俺の母さんだよぉ。」
「へ?お母さん!??」
「そう。俺の母さん。大事な話があるから家に帰ってこいってさぁ。」
「え?ジンの家に??いつ帰るの??」
「今月中には帰るつもりだけど…俺んちすごく遠いから、ルカと当分会えなくなる。」
:10/04/14 15:48
:PC
:☆☆☆
#605 [KC.]
「え〜!!やだぁ。遠いって…家どこ?」
私は首をかしげる
ジンは黙る
「ジン?」
「ルカ、一緒に行く?」
少し寂しそうな声で聞くジン
:10/04/14 15:48
:PC
:☆☆☆
#606 [KC.]
でも私は今、仕事が忙しく
そんなに休みを取る
事ができない…
その事はジンも
わかってくれている
だけどダメもとで
聞いたみたいだ
私が「無理」だと伝えると
ジンはすんなり諦めた
:10/04/14 15:48
:PC
:☆☆☆
#607 [KC.]
「当分ってどれくらい?」
私は聞く
「わからない。」
深刻なジンの顔…
私は少し心配になった
そんな話をして数日…
私は仕事から
帰ってきた
:10/04/14 15:49
:PC
:☆☆☆
#608 [KC.]
すると家にジンはおらず
一枚の置手紙が
残されていた
:10/04/14 15:49
:PC
:☆☆☆
#609 [KC.]
Dear Ruka
急に帰らなくちゃ
いけなくなった
ルカになにも言えず
家を出ていってごめん
いつ帰れるか
わからないけど
俺を信じて待って
いてほしい
本当にごめん
From Zin
:10/04/14 15:49
:PC
:☆☆☆
#610 [KC.]
急にいなく
なっちゃうなんて…
急に私の前から
消えたジン
「ひどいよ…」
その日、私は泣き
崩れてしまった
:10/04/14 15:50
:PC
:☆☆☆
#611 [KC.]
『俺を信じて待っていてほしい』
でもジンの言葉を
信じたい…
私はジンと私の
絆を信じ
待つ事にした
:10/04/14 15:50
:PC
:☆☆☆
#612 [我輩は匿名である]
:10/04/14 16:30
:P03A
:☆☆☆
#613 [KC.]
:10/04/15 13:49
:PC
:☆☆☆
#614 [KC.]
>>611の続き↓
-------------
それから
一年…
ジンからの連絡は
一切ない
何度こちらから
連絡をしても
繋がらない携帯
:10/04/15 13:50
:PC
:☆☆☆
#615 [KC.]
信じて待つ
そう決心した私は
未だにジンを
待っていた
けど…
信じると寂しさは別
:10/04/15 13:51
:PC
:☆☆☆
#616 [KC.]
私はジンがいなくなった
事により隠すことが
できなかった
寂しい感情が
写真に溢れ
上手く仕事を
できなくなっていた
:10/04/15 13:51
:PC
:☆☆☆
#617 [KC.]
指名数は去年に比べ
落ち…もうどん底に
いるような気分だ
あんなに写真を撮る
事が楽しく感じていたのに
今では写真を撮る事が
苦でしかたない
:10/04/15 13:52
:PC
:☆☆☆
#618 [KC.]
それほど大きかった
ジンの存在
ジンに合いたい
いつも頭に浮かぶ
ジンの顔…
そんな事を思っていると
聖二さんが声をかけた
:10/04/15 13:52
:PC
:☆☆☆
#619 [KC.]
「東大寺。この件…引き受けてくれるか?」
「へ?」
私は今、聖二さんと
二人で撮影の
打ち合わせをしていた
「もしかして、聞いてなかったのかぁ??」
目を細めて私に言う
聖二さん
:10/04/15 13:52
:PC
:☆☆☆
#620 [KC.]
「ごめんなさい…」
「しっかりしろよ?だからな、この件だよ。」
そう言うと企画書に
指をさす
新しくできた
ホテルの撮影…
:10/04/15 13:52
:PC
:☆☆☆
#621 [KC.]
・ 外装
・ 内部
・ 教会
・ 大広間
・ 会議室
・ 娯楽場
・ プール
・
・
・
:10/04/15 13:53
:PC
:☆☆☆
#622 [KC.]
その他いろいろ…
すごいホテルだな…
教会も会議室も…
大きいホテル
私は今頃
書類を確認する
:10/04/15 13:53
:PC
:☆☆☆
#623 [KC.]
え〜っと…
場所は…
『ハワイ』
ハワイね…
ん?ハワイ?
「ハワイィ!??」
びっくりして大声を
だした私に聖二さんも驚く
:10/04/15 13:54
:PC
:☆☆☆
#624 [KC.]
「お前…その反応、初めっから全く聞いてなかったろ!!!」
久々のゲンコツ
「イテ…。」
私は自分の頭を撫でながら
聖二さんとの打ち合わせを
再開する
:10/04/15 13:54
:PC
:☆☆☆
#625 [KC.]
「だからコレ、でかい仕事なんだって。このJEWEL PUA(ジュエル プア)ってホテル、来月オープンでこのホテルを経営してる会社『WEST・HEAD』つ〜のは…」
「ウエスト・ヘッド…?」
「そ〜だよ。お前も聞いた事あんだろ?かなり有名な会社だ。ハワイだけに及ばず、タヒチ・グアム・フランス・オ−ストラリア…いろんな国で評価の高いホテルを経営してる一流企業だよ。」
そして聖二さんは首を傾げた
:10/04/15 13:54
:PC
:☆☆☆
#626 [KC.]
「どういう訳か…JEWEL PUAのオーナーがウチに声かけてきてくれた。マジでかい仕事だから成功させたいよな!!」
聞いたことがある
かなり有名なホテル会社
でもどこも高級ホテルで
一般人が簡単に
宿泊できるような
ホテルではない…
:10/04/15 13:55
:PC
:☆☆☆
#627 [KC.]
なのにいつも
予約はいっぱい
だとか…
どうしてこんな
会社がうちなんかに…
でもハワイかぁ…
行きたいな
:10/04/15 13:55
:PC
:☆☆☆
#628 [KC.]
なんて思っていた
私に聖二さんは
フフ〜ンと誇らしげな
顔をする
「しかも、来月オープン予定のこのホテルに泊まれるそうだ。しかもタダで★」
「私、やります!!絶対成功させるんでやらせてください!!!!!」
:10/04/15 13:55
:PC
:☆☆☆
#629 [KC.]
私はすごい勢いで椅子から
立ち上がった
その勢いにびっくりして
聖二さんは逆に椅子から
転がり落ちてしまった
「おま…イテテ、わかりやすいやつだな…」
:10/04/15 13:56
:PC
:☆☆☆
#630 [KC.]
こんな高級ホテルに
なんて一生に一回
泊まれるかわからない
それに何か…
ありそうな気がする
大きな何かに
出会えるような
気がした
:10/04/15 13:56
:PC
:☆☆☆
#631 [KC.]
私はなんの根拠もない
そんなちっぽけな勘に
従いこの仕事を
受け持つことにした
そして、さすがに
大きな仕事なので
チームを作り
ハワイに向けての
準備をみんなでする
:10/04/15 13:56
:PC
:☆☆☆
#632 [KC.]
チームはみんな私と
仲がいい人ばかりで
楽しみさが増す
そして出発の日
私を含めカメラマン二人と
アシスタントが二人
そしてリーダーの
聖二さんで結成された
チームは空港についていた
:10/04/15 13:57
:PC
:☆☆☆
#633 [KC.]
みんなは「ラッキー」と
喜んでいたけど…
私は私がいない間に
ジンが帰ってきたら
どうしよう…
なんて不安があるから
素直に喜べなかった
そして私達は
飛行機に乗り込む
:10/04/15 13:57
:PC
:☆☆☆
#634 [KC.]
(たまにはいいよね。ジンの事忘れたって…)
毎日、毎日
ジンを思い続ける私
そんな私に神様が
休憩をくれたのだと
私は心に言い聞かせた
:10/04/15 13:58
:PC
:☆☆☆
#635 [KC.]
私は窓側の席に
座らせてもらって
宙に浮く機体から
空を眺める
「東大寺。」
隣に座る聖二さん
「どうしたんですか?」
:10/04/15 13:58
:PC
:☆☆☆
#636 [KC.]
私は聖二さんのほうを向く
「お前、なんでこの仕事引き受けた?」
「へ?…だって…誰だってハワイ行きたいじゃないですか★」
私は笑顔で答える
「そっか…そうだよな。」
どこか寂しそうな
聖二さんの顔
:10/04/15 13:58
:PC
:☆☆☆
#637 [KC.]
どうしたんだろう?
盛り上がってたチームも
次第に落ち着き
機内の電気が暗くなる
聖二さんはそれ以上
何も言わず
静かに眠った
:10/04/15 13:59
:PC
:☆☆☆
#638 [KC.]
私も聖二さんのスヤスヤと
気持ちよさそうに
眠る顔を見て
いつの間にかつられて
眠っていた
空に浮いてから
約8時間…
私達はやっと
ハワイの陸に足をつけた
:10/04/15 13:59
:PC
:☆☆☆
#639 [KC.]
空港を出るとそこは
日本と全く違う景色
大きな道路に
ヤシの木だらけ
みんなはキャッキャッと
ハイテンション
私はドキドキが増し
ポーッと立っていた
:10/04/15 13:59
:PC
:☆☆☆
#640 [KC.]
「Hello.」
そういいながら大きな
白人の人が聖二さんに
声をかける
「Can you talk in English?」
「Yes. I can talk a little.」
:10/04/15 14:00
:PC
:☆☆☆
#641 [KC.]
英語で答える聖二さん
その聖二さんの姿を
目を丸くして
見つめる残りの4人
私達が理解できたのは
ココまでの会話
後は無数に飛び交う
アルファベットを
眺めるだけしかできなかった
:10/04/15 14:00
:PC
:☆☆☆
#642 [KC.]
そして聖二さんはこちらを
振り向くとニコッと笑う
「じゃ~、皆。行こうか。」
「行こうかって…?」
チームの一人が聞く
:10/04/15 14:00
:PC
:☆☆☆
#643 [KC.]
「この人は、俺達のお迎え係らしい。あそこにあるリムジンでホテルまで連れて行ってくれるんだとさ。」
聖二さんはサラッと言う
そして私達が目を
向ける先には
立派なリムジンが
止まっていた
:10/04/15 14:01
:PC
:☆☆☆
#644 [KC.]
チームはこの状況に
大興奮する
にしてもすごい
待遇だ…
私は目を丸くしたまま
姫ちゃんだけを抱え
その他の荷物を
白人さんに預け
リムジンに乗り込んだ
30分程走ると
ホテルに着く
:10/04/15 14:01
:PC
:☆☆☆
#645 [KC.]
そのホテルを見て
私達は口を
あんぐりと開けた
上を向くぐらいの
高さに真っ白で
王宮のような外装
:10/04/15 14:02
:PC
:☆☆☆
#646 [KC.]
しかも私達に対する
待遇は出迎えに限らず
まだオープンしていない
このホテルに無料で宿泊
させてくれると言う物
ありあない…
私達は先に部屋へと
案内される
:10/04/15 14:02
:PC
:☆☆☆
#647 [KC.]
部屋は一般向けの
部屋だが…
十分な広さに
圧倒されるが
ある事に気づく
ひとつの部屋に
ベッドは二つ
:10/04/15 14:02
:PC
:☆☆☆
#648 [KC.]
そしてもうひとつの
部屋もベッドが
二つしかない…
私達は5人で
来ているため
ベッドがひとつ
足りない
そしてもうひとつ
私は気づいた
:10/04/15 14:03
:PC
:☆☆☆
#649 [KC.]
「私の荷物がない…」
部屋に運ばれてきた
荷物に私の荷物が
なかったのだ
私はベルボーイに
必死で訴えるが
私の下手な英語では
ベルボーイに通じなかった
:10/04/15 14:03
:PC
:☆☆☆
#650 [KC.]
私は一人焦る
その様子を見て
聖二さんは大丈夫と声を
かけてくれた
いや…でも大丈夫な
訳がないよ
一体私の荷物はどこへ
行ったんだ!!!!???
:10/04/15 14:04
:PC
:☆☆☆
#651 [KC.]
そのまま私達はまた
ベルボーイに誘導され
上階にある大きな
会議室のような所へ
案内される
そこで一人のベルボーイとは
違う白人さんが入ってきた
:10/04/15 14:05
:PC
:☆☆☆
#652 [KC.]
「皆サン、コンニチワ。」
ぎこちない日本語で
話し出した白人さん
「私ノ名前ワ、[ジャック・ニコルソン]デス。今、オーナーガ不在ノタメ、私ガ代ワリニオ話シマス。」
そう言うと
真ん中にある
一番大きな椅子に
座るジャックさん
:10/04/15 14:05
:PC
:☆☆☆
#653 [KC.]
そこでどのような
イメージで作って
欲しいなど、いろいろ
話を聞かせてくれた
「オーナーはいつお戻りに?」
聖二さんは聞く
:10/04/15 14:06
:PC
:☆☆☆
#654 [KC.]
「今日ノ、夜ニワコチラニ来マス。」
そして今日から行動する
予定だったが、ジャックさんは
気を使ってくれて明日からで
いいと言ってくれた
そして二階にある
小プールは私達の為に
使えるようにしたから
自由に使ってくれと
言い残し部屋を去った
:10/04/15 14:06
:PC
:☆☆☆
#655 [KC.]
その言葉に遠慮を
しないうちのチームは
ミーティングが終わり
即プールヘ
私と聖二さんは外を
散歩することにした
:10/04/15 14:07
:PC
:☆☆☆
#656 [KC.]
ホテルの裏には
浜辺がある
私は殿くんを
片手に写真を
取りまくった
そんな私を見て
聖二さんは微笑む
:10/04/15 14:07
:PC
:☆☆☆
#657 [KC.]
「さすが、東 薫の娘だね。」
私はその言葉にびっくりする
「どうしてソレを?」
写真家 [東 薫]
(あずま かおる)
でも彼の本名は
東大寺 薫
(とうだいじ かおる)
それは紛れもなく私の父だ
:10/04/15 14:07
:PC
:☆☆☆
#658 [KC.]
幼い頃に病気で
母をなくした私の
たった一人の
肉親
:10/04/15 14:10
:PC
:☆☆☆
#659 [KC.]
「なんとなく前から、そんな気がしてた。すごいな!!お前の親父。」
私のお父さんは
世界中を飛び回っている
カメラマンだ
カメラに興味のある人は
知らない人はいないだろう
:10/04/15 14:10
:PC
:☆☆☆
#660 [KC.]
「この間、お父さんに会ったよ。」
「へ!?日本でですか!??」
「いや、タイで。」
「タイ。今、父はタイに…。」
連絡をなかなかくれない
父の居場所はころころ
変わる
:10/04/15 14:11
:PC
:☆☆☆
#661 [KC.]
本当に自由な人だ
聖二さん…実は
父のファンらしく
私達は父の話で
盛り上がり
気がつけばもう
暗くなってきていた
:10/04/15 14:11
:PC
:☆☆☆
#662 [KC.]
「そろそろ戻るか。」
私達は話をやめて
ホテルに戻る
部屋には遊びつかれた
3人がまったりしていた
:10/04/15 14:12
:PC
:☆☆☆
#663 [KC.]
そしてみんなで
食事をするためまた
外へでた
ハワイといえば
ロコモコ!!
そう一人が言う
:10/04/15 14:12
:PC
:☆☆☆
#664 [KC.]
そして私達は
ロコモコ食べ
いろいろ店を
見て回った
明日からは仕事
ちゃんとしなくちゃね…
:10/04/15 14:12
:PC
:☆☆☆
#665 [KC.]
そして10時が過ぎ
私達はホテルに戻った
そして、やっと思い出す
私の荷物はどこだ?
私は一人で
フロントへ向かう
:10/04/15 14:13
:PC
:☆☆☆
#666 [KC.]
すると次は通じた
…のか?
私はベルボーイに
連れられて
最上階に案内された
そしてボーイは
大きな黒人さんの
SPみたいな人と
話しを始めた
:10/04/15 14:13
:PC
:☆☆☆
#667 [KC.]
私の顔がひきつる
荷物だけ渡して
くれればいいんですけど…
私は黙って会話を聞く
って言っても
何を話しているのか
全くわからないが…
:10/04/15 14:14
:PC
:☆☆☆
#668 [KC.]
そしてSP風な
黒人さんは後ろを向き
大きなドアのロックを
解除する
逃げ出したい程
怖い…
その先に一体
なにがあるんだ…
:10/04/15 14:14
:PC
:☆☆☆
#669 [KC.]
私はボーイに連れられ
恐る恐る中に入った
だだっ広い部屋…
ホテルの最上階に
噴水なんておかしいよ!!
私は目の前にある
噴水に思わずつっこむ
:10/04/15 14:15
:PC
:☆☆☆
#670 [KC.]
小さく川になったその先を
見ると浅いプール?
見たいなのがある
そこに優雅に泳いでいる
錦鯉が数名
:10/04/15 14:15
:PC
:☆☆☆
#671 [KC.]
その光景を
ひきつった顔で
見ている私を
ボーイはさらに
奥の部屋に案内する
大きなベッドの
ある部屋…
「あっ!!!」
:10/04/15 14:15
:PC
:☆☆☆
#672 [KC.]
そこで私は自分の
荷物を発見した
そして荷物に駆け寄る
「無事…って言うかアンタ達こんな部屋でなにしてんの?」
私は無事に見つけた
荷物達に言った
:10/04/15 14:16
:PC
:☆☆☆
#673 [KC.]
「こんな部屋ってなにぃ?」
「え?」
:10/04/15 14:16
:PC
:☆☆☆
#674 [KC.]
後ろから聞こえた
久しぶりな声
私の心臓は跳ね上がり
私はそのまま固まる
「久しぶりぃ。元気にしてたぁ?」
そう言って近づいてくる
私の大好きな声
:10/04/15 14:16
:PC
:☆☆☆
#675 [KC.]
でも…後ろを振り向くのが
怖かった私は
前を向いたままだった
すると私の両側から
手が伸び私を
包み込むように
優しく抱きしめた
:10/04/15 14:17
:PC
:☆☆☆
#676 [KC.]
「ジ……ン……?」
「ルカ。やっと会えた。」
ギュッときつく
私を抱きしめる腕
:10/04/15 14:18
:PC
:☆☆☆
#677 [KC.]
私は恐る恐る
後ろを向く
そこには…
涙目で私を見ている
ジンがいた…
「ジ…ン…?本物?」
「確かめてみるぅ?」
そういうとキスを
するジン
:10/04/15 14:18
:PC
:☆☆☆
#678 [KC.]
「ン…っあ…」
「ルカ。」
激しさを増すジン
「ルカ。…ルカ。」
:10/04/15 14:19
:PC
:☆☆☆
#679 [KC.]
何度も私の名前を呼ぶジン
その甘い声と
激しいキスに
私の体は
徐々に熱くなる
「あ〜…お取り込み中にすいませ〜ん。」
その声にビクッと
びっくりした私に対し
ジンはイラッとした
表情を浮かべ
声のした方を向く
:10/04/15 14:20
:PC
:☆☆☆
#680 [KC.]
そこにはスーツを着た
男性が立っていた
「何?」
低い声で聞くジン
「ジン様、お食事の準備が出来ました。」
「それだけ?」
「はい。お先にデザートをお食べになりますか?」
:10/04/15 14:20
:PC
:☆☆☆
#681 [KC.]
そう言うとスーツの
男性は私にニコッと
笑いかけた
「マジでシバくぞ?大田。」
「ハハッ。申し訳ございません。失礼します。」
男性は笑いながら
去っていった
:10/04/15 14:20
:PC
:☆☆☆
#682 [KC.]
大きなため息をつくジン
そしてベッドに
ドカッと座る
「ルカご飯は?」
「…。」
「…?ルカ??」
:10/04/15 14:21
:PC
:☆☆☆
#683 [KC.]
パチンッ
広い部屋に響く
頬を叩いた音
私は無意識に
ジンの頬を軽く
叩いていた
:10/04/15 14:21
:PC
:☆☆☆
#684 [KC.]
叩かれた頬に
手を当てるジン
「ごめんな。」
ジンは私を
見ながら謝った
:10/04/15 14:21
:PC
:☆☆☆
#685 [KC.]
「どうして…どうして、ジンはココにいるの!?どうして急にいなくなったの!!!!どうして…連絡くれなかったの…」
そう言う私の目からは
滝のように涙が
溢れ流れていた
:10/04/15 14:22
:PC
:☆☆☆
#686 [KC.]
「ごめん、ちゃんと説明するよ。こっち来てぇ。」
手を差し出すジン
私はその手につかまり
ジンの隣に座る
:10/04/15 14:22
:PC
:☆☆☆
#687 [KC.]
「まず、俺がココにいる理由は俺がここのオーナーだから。この部屋は俺の家だよ。」
「オッオーナー!!??ジンがこのホテルの!?」
私はその言葉に目を見開く
「そう。次に何故急にいなくなったのか…それはあの日、父が俺を迎えにきたんだ。それで無理矢理連れて行かれた。でもお前に置手紙だけ、残させてくれたんだ。」
:10/04/15 14:23
:PC
:☆☆☆
#688 [KC.]
「ジンの…お父さんが…?」
「俺の親父、結構強くてねぇ。息子ボコボコにしちゃうくらい冷徹なやつなんだよ…。」
「え!??ジンより強いの!??」
「強ぇ〜よ。空手、柔道の師範だからねぇ。」
:10/04/15 14:23
:PC
:☆☆☆
#689 [KC.]
苦笑いするジン
私は顔をひきつらせる
「んで最後、連絡は忙しかったってのもあるし…中途半端にルカの声聞くと暴走しちゃいそうで…それに俺はルカを信じてたから。」
「ジン。」
「でもルカをまた悲しませてたのには変わりないしぃ。ルカが気の済むまで俺の事殴っていいよ。」
:10/04/15 14:23
:PC
:☆☆☆
#690 [KC.]
そう言うとジンは
目を閉じた
「あっ、出来れば明日大事な用あるから…顔はさけてほしッッ!??」
その言葉を遮るように
私はジンにキスをする
「いいよ。さっきもう叩いたから。でももうあんな事したら次は許さないからね。」
:10/04/15 14:25
:PC
:☆☆☆
#691 [KC.]
「もうしない。ずっとそばにいるよ。」
少し顔を赤らめながら
微笑んで言うジン
「でも…これからどうするの?」
私はジンに聞く
「ルカはココで住むんだよぉ★」
ニコッとした顔で
サラッと言った
ジンの言葉…
:10/04/15 14:26
:PC
:☆☆☆
#692 [KC.]
「無理。」
私は即答えた
「なんでッ!??」
ジンはびっくりして
目を見開く
:10/04/15 14:27
:PC
:☆☆☆
#693 [KC.]
「だって私、仕事で来たんだもん。」
「あっ…お前、聖二から何も聞いてないの!?」
「へ!?聖二ッ!??」
私の言葉を聞いて
やっちゃった〜っと
言わんばかりの顔をするジン
:10/04/15 14:27
:PC
:☆☆☆
#694 [KC.]
私は理解できなかった
聖二さんは
何か知ってるの!?
っていうか仲悪かったんじゃ…
何がなんだかわからない
私はその場でボーッと
している
:10/04/15 14:27
:PC
:☆☆☆
#695 [KC.]
「まっ、いいかぁ☆」
そう言うとジンは
私をベッドに押し倒す
「キャッ!!!」
「ねぇルカ、JEWEL PUAってどう言う意味かわかる?」
:10/04/15 14:28
:PC
:☆☆☆
#696 [KC.]
「JEWELは…宝石だよね?PUAって何?」
「PUAはハワイ語で花って意味。じゃ〜次の質問。ルカは「琉」って漢字の意味知ってる?」
「「琉」って私の漢字だよね?…意味か…考えた事なかったなぁ〜…」
私はベッドで
寝ながら考えた
:10/04/15 14:28
:PC
:☆☆☆
#697 [KC.]
「「琉」って言うのは瑠璃と一緒の意味だよぉ。」
「瑠璃って?」
「つるつるした宝石の事ぉ。」
「宝石…って事は宝石の花!?」
私はひらめいたように
ジン言った
:10/04/15 14:29
:PC
:☆☆☆
#698 [KC.]
ジンは微笑、頷く
「それに気づいたならもうひとつにも気づかなきゃぁ〜。」
ジンはズイッと
私に顔を近づけた
「宝石(琉)の花=琉の華でしょ。」
:10/04/15 14:29
:PC
:☆☆☆
#699 [KC.]
私はその言葉に驚いた
「じゃあ…このホテルの名前って…」
「ルカからとったんだよぉ☆感動したでしょぉ?」
意味を知った瞬間
私はとても恥ずかしくて
でも嬉しくて
顔を真っ赤にした
:10/04/15 14:30
:PC
:☆☆☆
#700 [KC.]
「あぁ~…またその顔するぅ。だから、ソレされると我慢できないんだってぇ。」
そう言うとジンは
私の上にまたがる
「明日、仕事で朝早いんでしょぉ?ちゃっちゃとやっちゃって寝よッ!!!」
「やるって何を!?」
:10/04/15 14:30
:PC
:☆☆☆
#701 [KC.]
起き上がろうとする
私を押さえつけるジン
そして悪魔チックな
顔で私に囁いた
「えっち。」
「えーーーッ!!!???」
:10/04/15 14:31
:PC
:☆☆☆
#702 [KC.]
ジンは本当に
何を考えているのか
わからない
困ったちゃんな
私の彼氏
でもそんなジンを
私は心の底から
愛してる
:10/04/15 14:31
:PC
:☆☆☆
#703 [KC.]
「…ルカ…」
「…ぁんッ…ジン…」
熱を帯びている
二人のからだ
激しく動くジン
:10/04/15 14:32
:PC
:☆☆☆
#704 [KC.]
私の寂しさが
ドンドン埋まっていく
「琉華…結婚しよう。」
ジンの甘い声
「…うん。」
:10/04/15 14:32
:PC
:☆☆☆
#705 [KC.]
私が返事をするのと
同時にキスが
降ってきた
舌を絡ませ
激しくキスをする
ジンを感じる幸せ
もう何もいらない
ジンがいてくれればいい
:10/04/15 14:32
:PC
:☆☆☆
#706 [KC.]
「ルカッ…もぅむり…ッ!!!」
「んッ…あぁあぁぁっっ!!!」
そこで私を絶頂の
快感が襲い
私は意識を手放した
:10/04/15 14:33
:PC
:☆☆☆
#707 [KC.]
「…マッ…さまッ!!…起きて…さい!!」
「ん〜…」
女の人の声?
私は体を激しく
揺らされる
「ルカ様!!…起きてください!!!」
:10/04/15 14:33
:PC
:☆☆☆
#708 [KC.]
微かにあけた目には
明るい部屋と
メイドのような
服を着た女の人が
霞んで見えた
「ルカ様ッ!!!!」
るか…様…?
:10/04/15 14:33
:PC
:☆☆☆
#709 [KC.]
私の意識は次第に戻る
そしてぱっちり開けた
目に映ったのは数人の
ベルガールのような
メイド服のような格好を
した女の子達
「うわっ!!!」
私はびっくりして
飛び起きた
:10/04/15 14:34
:PC
:☆☆☆
#710 [KC.]
「まぁ!!ルカ様!!!」
そう言うと少し頬を
赤らめるかわゆい
女の子達
「な、なんですか!???」
私がびっくりして聞くと
フッと体に目を向ける
:10/04/15 14:34
:PC
:☆☆☆
#711 [KC.]
あ…モロ出し…
私も恥ずかしくなり
布団で隠す
「あれ?ジンは??」
私は隣にジンが
いない事に気づく
:10/04/15 14:34
:PC
:☆☆☆
#712 [KC.]
「ジン様は先にご用意されております!!早くルカ様もご用意を!!!」
「へッ!?用意??」
私の質問も虚しく
聞く耳を持たない
女の子達は
私の手を引っ張り
お風呂にほうりこんだ
:10/04/15 14:35
:PC
:☆☆☆
#713 [KC.]
「ルカ様、お時間がありませんので、お早めに!!」
外で忙しく動く女の子達
なんの用意だろう?
そう思いながら
シャワーを浴びる
:10/04/15 14:35
:PC
:☆☆☆
#714 [KC.]
…なんて広い浴槽だろう…
と言うかハワイのホテルに
ヒノキ風呂?
ここはジンの家だって
昨日言っていた
だから和風を取り込んで
あるの?いたるところに
和風がある
:10/04/15 14:36
:PC
:☆☆☆
#715 [KC.]
髪を洗い体を洗い終わった
私はボーッと
シャワーを浴びていた
「ルカ様!!」
そう言うとすごい勢いで
女の子がドアを開ける
:10/04/15 14:36
:PC
:☆☆☆
#716 [KC.]
「キャアアァッ!!」
私はびっくりして
お叫びをあげる
「申し訳ございません!!ですが時間がありませんので!!!!」
何をそんなに
急いでいるのだ
:10/04/15 14:36
:PC
:☆☆☆
#717 [KC.]
ビショビショのまま
私は脱衣所へ連れていかれ
何人かの女の子に
体を無理矢理拭かれると
次の部屋へと連行された
抵抗もするヒマが
ないほど忙しく動く…
「これにお着替え下さい!!」
:10/04/15 14:37
:PC
:☆☆☆
#718 [KC.]
そう言って
何も言っていない私に
コルセットを巻き始める
「ちょっ…ちょっとぉお!?」
「はい!!息を吸ってぇ〜!!!」
ギューッと締め付けられ
私はヴッとなる
:10/04/15 14:37
:PC
:☆☆☆
#719 [KC.]
「く…苦しい…」
「ガマンして下さい!!」
そして白く大きな
ドレスを持ってきた
女の子はソレを無理矢理
私に着せた
:10/04/15 14:38
:PC
:☆☆☆
#720 [KC.]
「こ…これって…ウェディングド…」
「次はこちらです!!」
私の言葉を遮り
腕を引っ張る女の子
:10/04/15 14:38
:PC
:☆☆☆
#721 [KC.]
次はなんだと思っていると
大きな鏡のついた
化粧台に座らせられる
「うぅん、もぉ!!遅いわよん。」
そう言うこの人は…
男ですよね?
:10/04/15 14:38
:PC
:☆☆☆
#722 [KC.]
少し変わった身なりを
している男性は
片手にコームを持ち
首をゴキッゴキッとならす
「さぁ、早く仕上げなくっちゃあ!!」
「ちょっ!!何するの!!??」
「じっとなさい!!ジンちゃん待たしちゃうでしょぉ!!」
:10/04/15 14:39
:PC
:☆☆☆
#723 [KC.]
すごい気迫…
「はい…」
私は男性の言うが
ままにした
「頭はOKね!!次は顔よ、カ・オ♪」
:10/04/15 14:39
:PC
:☆☆☆
#724 [KC.]
鏡に映っている
綺麗にセットアップ
された自分を見る間もなく
男性は目を閉じろと言うので
私は目を閉じた
(この感触…化粧?)
:10/04/15 14:40
:PC
:☆☆☆
#725 [KC.]
下手に動くと
男性はすごい勢いで
怒るので私はじっとした
「まぁ、もとがそこそこだからコレでいいわぁ♪もう目、開けていいわよ。」
私はその言葉に
ホッとして目を
開けた瞬間
:10/04/15 14:40
:PC
:☆☆☆
#726 [KC.]
「こちらです!!急いで!!」
と女の子が私の
手をひっぱり
部屋を飛び出した
一人は私の腕を
もう一人は引きずる
ドレスを手に
急いでエレベーターに乗る
:10/04/15 14:40
:PC
:☆☆☆
#727 [KC.]
「どうにか間に合いそうですわ。」
私は息を切らして
上手く話せなかった
するとキラっとした物が
エレベーターの
小さな鏡のような所に見えた
:10/04/15 14:41
:PC
:☆☆☆
#728 [KC.]
よく見ると私の頭に乗っている
コレは…ティアラ??
そして私は落ち着いて
考える
今私がしている格好って
まるで花嫁みたい…
:10/04/15 14:41
:PC
:☆☆☆
#729 [KC.]
そしてチーンと音が鳴り
扉が開く
ソレを合図に女の子達は
また走り出す
高いヒールを
はかされた私は
上手く走れず
:10/04/15 14:42
:PC
:☆☆☆
#730 [KC.]
モタモタと走るが
ようやく女の子達が
止まった
「はぁはぁはぁはぁ」
また息が上がっている私は
下を向いて息を整える
「ダメじゃないか。花嫁がそんな息をしてちゃ。」
その声に私は目を見開いた
:10/04/15 14:42
:PC
:☆☆☆
#731 [KC.]
そしてゆっくり顔を上げる
「お…父さん…?」
そこには燕尾服を着た
父が立っていた
「琉華、息を整えて中に入る準備をしなさい。」
:10/04/15 14:43
:PC
:☆☆☆
#732 [KC.]
やさしく微笑む父
「中に入るって…!?」
「ルカ様、これを!!」
はいっと渡されたのは
とても綺麗なブーケ
そして少し長いベール
を下ろされた
:10/04/15 14:43
:PC
:☆☆☆
#733 [KC.]
ソレを見た父は
微笑みながら
私に手を差し伸べた
「行こう。新郎が中で待ってるよ。」
コレって…
結婚式なんじゃ…
私は何も理解しないまま
父の手をとる
:10/04/15 14:43
:PC
:☆☆☆
#734 [KC.]
すると静かに大きくて
綺麗なドアが開く
開くと同時に
パイプオルガンの
綺麗な音色が聞こえ始めた
とても綺麗な教会
奥には大きくてお洒落な
十字架とつい見とれてしまう
綺麗で繊細なステンドグラス…
:10/04/15 14:44
:PC
:☆☆☆
#735 [KC.]
中に座っている人々が
いっせいに立ち上がり
こちらを見た
そして父と一緒に一歩を
踏み出す…
その瞬間から
緊張が私を襲う
:10/04/15 14:44
:PC
:☆☆☆
#736 [KC.]
一歩、また一歩…
ゆっくりと十字架の
もとへ近づいていく
そして十字架の
そばについた時
真っ白ですごく
凛々しいモーニングを
きているジンが私に近寄る
:10/04/15 14:44
:PC
:☆☆☆
#737 [KC.]
「お忙しいなか、ありがとうございました。琉華さんを大切にします。」
ジンは私の父にそう
告げると私の手をとった
「よろしく頼むよ。」
父はニッコリ微笑みながら
下がっていった
:10/04/15 14:45
:PC
:☆☆☆
#738 [KC.]
「ジン…これって…」
小声で聞く私
「昨日、OKしてくれたでしょぉ?だから琉華と結婚するのぉ。」
優しく微笑むジン
私は恥ずかしくて
顔を真っ赤にした
でもベールのおかげで
見えてないみたいだ
:10/04/15 14:45
:PC
:☆☆☆
#739 [KC.]
式はどんどん進む
そして誓いの言葉…
「新郎、西頭 仁。貴方はこれから先、何があっても琉華を守り、支え、何時までも愛する事を神の前で誓いますか?」
「誓います。」
:10/04/15 14:46
:PC
:☆☆☆
#740 [KC.]
「新婦、東大寺 琉華。貴女はこれから先、何があっても仁を慕い、支え、何時までも愛する事を神の前で誓いますか?」
「誓います。」
「では、誓いのキッスを。」
神父の言葉
:10/04/15 14:47
:PC
:☆☆☆
#741 [KC.]
私達は向きあい
ジンはそっとベールを
あげた
「綺麗。」
小さく囁いたジンの
言葉の後
優しいキスをした
:10/04/15 14:47
:PC
:☆☆☆
#742 [KC.]
「フフッ」
私は思わず
照れ笑いをする
そして少し頬が
赤くなっているジンも
微笑んだ
:10/04/15 14:48
:PC
:☆☆☆
#743 [KC.]
会場中から甘いため息が
聞こえる
すごく照れくさい
そして無事に式が終わった
そして皆で写真を撮る
:10/04/15 14:48
:PC
:☆☆☆
#744 [KC.]
「おめでとう、東大寺。幸せにしてもらえよ。」
微笑みながら
声をかけてくれた
聖二さん
:10/04/15 14:49
:PC
:☆☆☆
#745 [KC.]
「悔しいけど、今日のルカちゃんには勝てないわ。おめでとう。」
パイプオルガンを
綺麗に奏でてくれていた
マミさん
:10/04/15 14:49
:PC
:☆☆☆
#746 [KC.]
「おめでとぉ!!」
そして暖かく
声をかけてくれた
チームの皆
本当にありがとう
:10/04/15 14:50
:PC
:☆☆☆
#747 [KC.]
そして女の子は
気合が入った
私が後ろを向いたからだ
「いくよー!!ソレーッ!!!」
私は思いっきり
ブーケを投げた
:10/04/15 14:50
:PC
:☆☆☆
#748 [KC.]
「「「あっ!!」」」」
女の子達は
目でブーケを
追いかける
「え?」
そう言いながらブーケを
キャッチしたのは
マミさんだった
:10/04/15 14:51
:PC
:☆☆☆
#749 [KC.]
その光景を見て
私とジンは顔を
見合わせる
「はじめまして。」
そう声をかけて
くれたのは
ジンのお母さんと
お父さんだった
:10/04/15 14:52
:PC
:☆☆☆
#750 [KC.]
「こんなバカ息子だけど、よろしく頼むよ。」
ジンに聞いていた
お父さんとは
大違いで優しく
微笑んでくれている
紳士なお父さん
:10/04/15 14:52
:PC
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194