こんなのあり?
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#507 [KC.]
>>503の続き↓
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そして…
私は山積みになっている
仕事を苦笑いしながらこなす
休憩時間もろくにとれず
ただひたすら働いた
でもいつも頭には
ジンがいて…
:10/04/12 21:53
:PC
:☆☆☆
#508 [KC.]
辛い仕事もどうにかできた
でも、二日分の仕事はそう
簡単に終わらず
今日は残業になりそうだった
私は遅くなるとジンに
心配をかけてしまうと思い
初めてジンにメールを打つ
なにか照れくさかった
そしてまた残業に戻る
:10/04/12 21:54
:PC
:☆☆☆
#509 [KC.]
午後9:30を時計の針は刺す
「ん〜っ!!!」
大きく背伸びをした私
まだもう少し
書類や写真の整理が
残っているが
キリがいいとこまで
できたので今日は
もう終わる事にした
:10/04/12 21:54
:PC
:☆☆☆
#510 [KC.]
私は帰る準備をして
携帯をひらく
着信・受信、共にゼロ
ジンから返信はなかった
「もしかして怒ってるのかな?」
私は急いで家に帰った
:10/04/12 21:54
:PC
:☆☆☆
#511 [KC.]
家に着き玄関に入ると
私は固まってしまう…
ジンの元カノ、マミさんの
靴がそこにあったからだ…
私はリビングに向かう
でもリビングには
誰もいなかった
:10/04/12 21:55
:PC
:☆☆☆
#512 [KC.]
気になる私は
ジンの部屋にノックをする
すると「どうぞ。」と声が聞こえた
私は恐る恐るドアを開ける
そこにマミさんはいた
私の胸にはナイフが
突き刺さったかのように
痛みが走った
:10/04/12 21:55
:PC
:☆☆☆
#513 [KC.]
「こんばんは、お邪魔してます。」
マミさんは少し私を睨む
そして私はそこで
ようやくジンに気づいた
ジンは苦しそうな顔で
ベットに横たわっている
:10/04/12 21:55
:PC
:☆☆☆
#514 [KC.]
息が荒く、おでこには
濡れたタオルが置かれていた
「ジンッ!?」
私は慌てて駆け寄った
「シッ!!騒がないで。」
マミさんが口の前に
人差し指を立て
小声で私にそう言った
:10/04/12 21:56
:PC
:☆☆☆
#515 [KC.]
「リビングへ行きましょう。」
ベッドの横に座っていた
マミさんは静かに立ち上がり
私をミビングへと誘導した
マミさんが部屋を出た後
私もジンの部屋から静かに出る
「こんな時間まで、何してたんですか?」
マミさんの声は怒っている
:10/04/12 21:56
:PC
:☆☆☆
#516 [KC.]
「仕事が溜まってて…残業を…」
「ジンがこんな時にあなた、仕事してたんですか…」
私はジンが熱を出してるなんて
知らなかった…だから残業を…
知っていたらもっと早く
家に帰ってきてたのに…
:10/04/12 21:56
:PC
:☆☆☆
#517 [KC.]
ジンが熱を出している事を
知らず、仕事をしていた私は
言い返す言葉が見つからなかった
「だいたい…どうしてジンが風邪なんてひいちゃったか知ってます?」
「え?」
私はその言葉に首をかしげる
:10/04/12 21:57
:PC
:☆☆☆
#518 [KC.]
そんな私を見てキッときつく
私を睨みつけるマミさん
「あなたのせいですよ?なのに、ジンをほったらかしにして…仕事なんて…」
「わっ…私のせい!?」
「そうです。あなたのせいです。あなたが突然いなくなったりするから…」
私は目を見開く
:10/04/12 21:57
:PC
:☆☆☆
#519 [KC.]
「どういう…意味ですか?」
「突然いなくなったあなたを探しにジンは傘もささず朝方まで走りまわってたのよ!!」
私はその言葉に固まった
「しかもその日は仕事で、ジンは一睡もせず仕事に行って…。」
ジンが苦しんでるのは…
私のせいだったの…?
私は胸が張り裂けそうになった
:10/04/12 21:57
:PC
:☆☆☆
#520 [KC.]
「なのにアナタは…」
悲しそうな顔で私を
睨みつけるマミさん
その瞳には涙が溜まっていた
私はなにも言えず
その場に固まる
:10/04/12 21:58
:PC
:☆☆☆
#521 [KC.]
「どうして…。アナタなんかの為に…。」
その小さな声と同時に
マミさんの足元に
小さな雫が落ちた
「ごめん…なさい。」
私は謝る事しか
できなかった…
:10/04/12 21:58
:PC
:☆☆☆
#522 [KC.]
私はジンの事を
まだ何も知らない
理解できていない
ただ、自分勝手に
行動していた
自分が恥ずかしく
悲しく思えた
なのにマミさんはよくジンを
知っていて、ジンを理解している
:10/04/12 21:58
:PC
:☆☆☆
#523 [KC.]
私なんかが…
ジンの彼女になっていいの?
不安や苦しみが
私を襲いだした
「出てってよ…この家から…」
小さい声で私に訴えるマミさん
:10/04/12 21:59
:PC
:☆☆☆
#524 [KC.]
「早く出ていって!!!ジンは私が看病するし、私がそばにいる!!!あなたなんか必要ない!!!」
マミさんはそう私に
精一杯の大きな声で言うと
一人ジンの部屋へ
戻っていってしまった
:10/04/12 21:59
:PC
:☆☆☆
#525 [KC.]
私はその後ろ姿を見送る
そしてその場に座り込み
辛さに負け涙を流した
ジン…ジン…
私は何度も心の中で
ジンを呼ぶ
ジンが苦しむ今…
私もジンのそばにいたい
なのに…どうして…
:10/04/12 22:00
:PC
:☆☆☆
#526 [KC.]
次の日の朝
私はあまり眠る事ができず
6時にはすでに起きていた
服を着替え
リビングに出る
私は自分だけの朝食を作り
一人で食べた
:10/04/12 22:00
:PC
:☆☆☆
#527 [KC.]
ジンの事が気になるけど…
私はジンの部屋に近づく
事ができなかった
そして家にいる事が
嫌な私は家を出る
:10/04/12 22:00
:PC
:☆☆☆
#528 [KC.]
今度こそ一番のりで会社につく
けど、さすがに早すぎて
会社自体まだ開いていなかった
私は会社の前で立ち尽くす
「ジン…」
私の頭はジンの事ばかり…
携帯を出しジンの
アドレスを見つめる
:10/04/12 22:01
:PC
:☆☆☆
#529 [KC.]
私はジンのために
何ができる?
私はどうすればいい…
私の頭にはその事ばかり…
「あれ?東大寺??」
その声に肩を跳ね上げる
「早いな!!どうしたんだ?」
その声の主は聖二さんだった
:10/04/12 22:01
:PC
:☆☆☆
#530 [KC.]
心配そうな顔をして私を
見る聖二さん
「またアイツに、何かされたのか…?」
「い、イエ!!!…ただ仕事がまだたくさん残ってるんで、早く来ただけです。」
私は焦りながら誤魔化した
「そんな顔、してなかったけど?」
:10/04/12 22:02
:PC
:☆☆☆
#531 [KC.]
そう言いながら会社の
カギを開ける聖二さん
「…。」
私は嘘がつけない
タイプのようだ…
すぐにバレてしまった私の嘘…
ドアを開けると
聖二さんは私を見た
:10/04/12 22:03
:PC
:☆☆☆
#532 [KC.]
「東大寺…、嫌なら話さなくていい。でも無理だけはすんな。」
そう言うと聖二さんは
私の頭を優しく撫でてくれた
「ありがとうございます。」
私は笑顔を作っている
つもりだが…実際はきっと
違う顔をしているのだろう
聖二さんは心配した
表情のままだった
:10/04/12 22:03
:PC
:☆☆☆
#533 [KC.]
そして私達は中に入る
「手伝うよ。」
聖二さんはそう言うと
私の仕事を手伝ってくれた
そのおかげで二日分
溜まった仕事は
大方片付いた
:10/04/12 22:03
:PC
:☆☆☆
#534 [KC.]
そして皆も出勤し始め
仕事場はいつものように
活気溢れる
私は気にしないようにと
携帯の電源をOFFにする
そして新しく受け持つ
仕事も増えた私は
忙しく働いた
:10/04/12 22:04
:PC
:☆☆☆
#535 [KC.]
仕事が終わり
一息つくと
時計を見た
忙しさのあまり
知らないうちに
残業していた私…
「お前まだいたのか?家まで送ろうか?」
仕事で会社を
離れていた聖二さんは
まだ会社にいた私に
声をかけてくれる
:10/04/12 22:04
:PC
:☆☆☆
#536 [KC.]
「いえ、大丈夫です!!」
私はカバンを片手に
席を立った
「東大寺、本当に無理すんなよ?」
「ハイ!!ありがとうございます。」
私は作った笑顔で聖二さんに
答え会社を出た
(まだマミさん…いるのかな…)
:10/04/12 22:05
:PC
:☆☆☆
#537 [KC.]
私は帰りにスーパーにより
何故か三人分の食材を手に
家に帰った
ドアの前に立つと
一度軽く深呼吸をして
いつもより気合を入れて
ドアを開ける
が…そこにマミさんの靴はなく
私はどこかホッとした
:10/04/12 22:06
:PC
:☆☆☆
#538 [KC.]
家に入るとリビングで
TVの音が聞こえる
私は少し早足で
リビングへ向かった
リビングのソファーには
ジンが座っている
私に気づいたジンは
振り向くと不機嫌な
顔をして私を見てた
:10/04/12 22:06
:PC
:☆☆☆
#539 [KC.]
「た…だいま…。ジン、体の調子は?」
私は少しぎこちなくジンに聞いた
「なんで、携帯通じなかったの?」
「へ?」
「何回も電話したんだけど。」
朝からずっと携帯の電源を
切っていた私…
:10/04/12 22:07
:PC
:☆☆☆
#540 [KC.]
「ごめん、今日会議ばっかりだったから…」
機嫌が悪い原因はそれか…
私は嘘をつけないタイプって
いうのを忘れてまた嘘をついた
そして台所で夕飯の準備をする
:10/04/12 22:07
:PC
:☆☆☆
#541 [KC.]
「そうなの?それにしてはなんか様子、変だね?」
ジンは少し低い声で
私の挙動不審を指摘した
そして台所へくると
私を捕まえギュッと
抱きしめる
まだ、少し熱があるような
気がするジンの体…
:10/04/12 22:07
:PC
:☆☆☆
#542 [KC.]
「体、大丈夫?まだ熱あるの?」
「…少しあるかも。」
少し顔が赤いジンは
私をじっと見つめる
「俺、ルカに看病されたい。もっかい熱だすから、今度はルカが看病して?」
:10/04/12 22:07
:PC
:☆☆☆
#543 [KC.]
「なっ!!そんなのダメ!!!」
「なんで?俺の看病するの嫌ぁ?」
「そう言う訳じゃなくて…」
予想もできないくらい
ジンのかわいい言葉
看病なんていくらでもする
でもまたジンが苦しむのは
嫌だった
:10/04/12 22:08
:PC
:☆☆☆
#544 [KC.]
「何?つか、なんかマミに言われた?」
その言葉に私は
黙って下を向く
「何言われたの?」
マミさんに言われた事…
私のせいでジンは体を
壊してしまった…
:10/04/12 22:08
:PC
:☆☆☆
#545 [KC.]
でもジンにその事を
言うのは抵抗がある
そして私は何も言えず
黙り込んだ
「また黙る。…俺に言えない事なんだ。」
そう言うとジンは私から離れ
自分の部屋に
戻っていってしまった
:10/04/12 22:08
:PC
:☆☆☆
#546 [KC.]
ジンにまで嘘をついて…
私は嫌われて
しまったかもしれない
また不安が私を苦しめる
ご飯の準備をするが
心ここにあらずの
私は指を切ってしまう
:10/04/12 22:09
:PC
:☆☆☆
#547 [KC.]
「…ッ!!」
指からジワジワと
出てくる私の血
その指を見つめていると
急にその手を掴まれた
「ジンッッ!!!!???」
近くにいる事に
全く気づかなかった私
ビックリして声が裏返る
:10/04/12 22:09
:PC
:☆☆☆
#548 [KC.]
ジンは何も言わず
血が出ている私の指を
パクッと口でくわえた
「あっ…」
その行動に顔を赤くする私
そしてそっと私の指から
口を離したジンは
小さく私に言った
:10/04/12 22:09
:PC
:☆☆☆
#549 [KC.]
「何してんの、大丈夫?」
そして絆創膏(ばんそうこう)を
取ってくると私の指に優しく
貼ってくれた
「俺が後ろに座ってた事も気づいてなかったっしょ?」
「…うん、びっくりした。」
「まるで上の空だったもんねぇ。」
「う…」
:10/04/12 22:10
:PC
:☆☆☆
#550 [KC.]
恥ずかしい…
ジンには恥ずかしい所
ばかり見られて
いるような気がする
「ルカ、俺…マミと話ししてくる。」
突然、ジンは真剣な顔をして
私に言う
「え!?」
:10/04/12 22:10
:PC
:☆☆☆
#551 [KC.]
「ちゃんと、俺とルカの事…話してくるよ。」
少し悲しそうな表情のジン
「でも…」
私はその表情のせいか
心から喜ぶ事ができなかった
「ルカは俺に何も言ってくれないけど、マミにヤキモチやいてる事くらいわかってるよ?」
「…ッ!?」
:10/04/12 22:10
:PC
:☆☆☆
#552 [KC.]
「それに、俺もちゃんとケジメつけなきゃ…」
「でもジン、まだ熱が…」
「大丈夫。さっき熱測ったらもうなかったから。」
そう言うとジンは玄関に向かった
「待って!!私も行く!!」
私は慌ててジンを追いかける
:10/04/12 22:11
:PC
:☆☆☆
#553 [KC.]
「ううん、俺一人で行く。ルカは俺を信じて、ココでまってて?」
「でも…」
「ルカァ。」
私を呼んだジンは
優しく私を抱きしめ
キスをする
:10/04/12 22:11
:PC
:☆☆☆
#554 [KC.]
「俺、ルカが好き。だから、俺の事信じてぇ。」
そう言うとジンは
微かに笑い車のカギを
持って出て行った
:10/04/12 22:11
:PC
:☆☆☆
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