こんなのあり?
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#284 [KC.]
>>277 の続き
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(え…私…ジンを撮るの…?)

私は固まったまま
女の子に囲まれている
ジンを見る

「東大寺?どうした??」

聖二さんが私に駆け寄り
声をかける

⏰:10/04/07 17:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#285 [KC.]

「あっ…すみません。」

聖二さんに声をかけられ
フッと我にかえった私は
姫ちゃんを覗き込んだ

姫ちゃんを通して
ジンと目が合う

⏰:10/04/07 17:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#286 [KC.]

ジンはカメラを
見ているだけなのに

私の目を見つめている
ような感じがする

私の心臓が大きく動きだした

何度かシャッターを押す

写真を撮るのに
こんなにドキドキしたのは
初めてだった

⏰:10/04/07 17:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#287 [KC.]

私のせいで撮影はすごく
スローペースで行われた

それから時間が経ち
やっと休憩にはいる

ジンやモデル達は服を着替えに
一度スタジオを出て行った

「おつかれぇ。」

聖二さんが声をかける

⏰:10/04/07 17:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#288 [KC.]

「おつかれさまです…。」

「東大寺?どうした?」

聖二さんはそっと私の手をとる

「手震えてるぞ?」

ドキドキと緊張の
あまり私の手は
小刻みに震えていた事に
聖二さんは気づいていた

⏰:10/04/07 17:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#289 [KC.]

「あの…すいません。いつもより緊張しちゃってて…すぐおさまるんで。」

私はうつむく

こんなに心臓はバクバクして…
緊張のあまり手も震えて…
写真なんてまともに
撮れている訳がない

私の中でドキドキと
緊張と…プラス不安が
ごちゃ混ぜになる

⏰:10/04/07 17:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#290 [KC.]

うつむいたままの私を見て
聖二さんは震えている私の手を
ギュッと握る

「こっちこい。」

聖二さんは手を繋いだまま
スタジオから私を連れ出した

「どこ行くんですか!?」

少し強引な聖二さんが
連れてきてくれた所は
スタジオから少し離れた
休憩所だった

⏰:10/04/07 17:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#291 [KC.]

「お前、あそこでは休憩できないだろ?」

そう言うと聖二さんは
私の手を離し
目の前にあった
自動販売機で
缶コーヒーを買ってくれた

「まぁコーヒーでも飲め!!」

「ありがとうございます。」

⏰:10/04/07 17:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#292 [KC.]

私は遠慮せず缶コーヒーを受け取る

「しっかし…そんな緊張じゃどんな写真できるだろうか…」

聖二さんは自分にも
缶コーヒーを買い
近くにあったイスに座る

「出来上がりが…ある意味楽しみだな!!」

ニカッと笑いながら
聖二さんはグイッと
缶コーヒーを飲んだ

「本当にすいません。」

⏰:10/04/07 17:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#293 [KC.]

次第に心臓は落ち着いてきたけど
まさかジンがモデルだったなんて…

信じられなかった

「なぁ東大寺!!知ってるか?ちっさいおっさんの話…」

缶コーヒーを飲んでいた私は
その質問に思わずむせる

「ちっ…ちっさいおっさんですか??」

「そうだ!!よく有名人が見るとかって話の…アレだ。」

「少しだけ聞いたことありますけど…」

⏰:10/04/07 17:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#294 [KC.]

「俺見たんだよぉ!!この間さぁ、俺が風呂に入ってたらドアが少し開いててな。その隙間からこっち見てたんだよ!!」

ポカーンとしている私に
真剣な表情で話す聖二さん

「そんでさ、俺が「エッチ!!」っつったら走って逃げてったんだ!!」

「…本当ですか〜?」

私は疑いの眼差しで
聖二さんを見る

「嘘じゃないって!!二人もいたんだぞ!?あいつら本当は変態なんだよ!!」

⏰:10/04/07 17:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#295 [KC.]

あまりにも真剣に話す聖二さんが
おかしくて私の顔はいつのまにか
笑顔になっていた

「気をつけろよぉ?俺は男だから別にいいけど…お前ももしかしたら、ちっちゃい変態おっさんに覗かれてるかもしれないぞぉ!?」

「それ本気でイヤですね。ある意味その話、すごく怖いです。」

「いや、本当に俺…ショックだったし…見られてさ。」

そういいながら聖二さんは
イスから腰を離す

「そろそろ戻りますか?」

⏰:10/04/07 17:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#296 [KC.]

「そうしようか…あっ!!ちっさいおっさん!!」

聖二さんは私の後ろを指差し
急に大声をだした

「えぇぇえ!?!?」

私は思わず後ろを向く

すると聖二さんの方から
クスクスと声がした

⏰:10/04/07 17:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#297 [KC.]

私は目を細めながら振り返り
聖二さんを見た

手で口を押さえ
声を押し殺して
笑っている聖二さん

「ひどいです。」

私は細めた目のまま
カラッポになった空き缶を捨てて
スタジオの方に歩き出した

⏰:10/04/07 17:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#298 [KC.]

「あ…ププッ…ちょっと待てって…プッ」

聖二さんは笑いながら
空き缶をゴミ箱に入れ
後を追いかけてきた

そして私達はスタジオに入り
後半の撮影が始まる

服を着替えたジンとモデル達は
前半の服とは対象的に
すごくラフな服をきて
スタンバイしていた

⏰:10/04/07 17:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#299 [KC.]

セットも前半使っていた物と
変わってラフな感じになっている

私は写真を撮ろうと
姫ちゃんを覗き込む瞬間…

ちっさいおっさんの話を
真剣な顔で話している
聖二さんを思い出した

⏰:10/04/07 17:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#300 [KC.]

聖二さんを見ると
口元に手を当て
まだ顔がにやけている

思わず笑いそうになるが
ガマンする

聖二さんのおけげで
私は前半と違い
極度な緊張をすることなく
撮影する事が出来た

撮影は無事に終了

「おつかれさまで~す。」
その声と同時に
聖二さんを見た

⏰:10/04/07 17:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#301 [KC.]

聖二さんはさっきまでの
「笑い」と違う優しい笑顔で
私を見てくれていた

私も聖二さんに
笑顔で返した

そして私は姫ちゃんを
片付け始める

するとそこにジンが近づいてきた

「ルカ。」

「ん?あっジン…君、お疲れ様。」

⏰:10/04/07 17:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#302 [KC.]

私は場所をわきまえ
君付けでジンの名前を呼び
片付けをやめジンを見た

「お前…」

「ZINく〜ん!!」

女の子達がジンに駆け寄ってくる

「メアド教えてぇ!!」
「ZINくんこれからヒマぁ?どこか行かない??」

⏰:10/04/07 17:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#303 [KC.]

女の子達は私がいる事なんて
全く気にもせず
キャピキャピと
ジンに群がる

その光景を見ると
少し…
胸が痛かった

ちょっとの間、私を
見ていたジンだったが
私から顔を反らし
笑顔で女の子達の相手をする

⏰:10/04/07 17:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#304 [KC.]

それを見て私もジンから
目を反らし途中までしていた
姫ちゃんの片付けをし始めた

姫ちゃんの片付けが
終わると同時に聖二さんが
声をかける

「琉華、帰るぞぉ!!」

私はその声に
びっくりす

⏰:10/04/07 17:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#305 [KC.]

(琉華?いつもは苗字なのに…)

そんな私に聖二さんは
手を振る

私はジンと女の子達に
サラッと挨拶をし
駆け足で聖二さんのもとへ
行きスタジオを出た

車に乗り込み帰りだす私達…

⏰:10/04/07 17:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#306 [KC.]

「お疲れぇ。」

運転をしながら
聖二さんは言う

「お疲れさまです。今日は…女の子に群がれなかったですね。」

「厳禁なやつらだよなぁ、ホント。おっさんより若いのがいいんだよ。」

笑いながら言う聖二さん

「内心助かったけどな。若すぎるのも考えもんだ。」

「フフ、そんな事言っちゃって〜、少し悔しかったんじゃないんですかぁ?」

私は笑いながら聖二さんに言った

⏰:10/04/07 17:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#307 [KC.]

「ん〜…そうだなぁ、お前をあんなに動揺させた時はちょっと悔しかったなぁ。」

「え?」

「なんでもないよ。」

今話しがかみ合って
なかったような…

そんな会話をしながら
私達はあっという間に
会社につく

⏰:10/04/07 17:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#308 [KC.]

今日は少し早めに
撮影が終わったので

早速会社のPCにデータを送り
二人で写真の確認をする

「ハハ、やっぱ前半すごいな。」

PCの画面に映し出された
前半の写真を見て聖二さんは
思わず噴出す

⏰:10/04/07 17:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#309 [KC.]

「そうですね。」

苦笑いする私は
聖二さんを見た

「でも…」

聖二さんは真剣な顔で
画面を見つめなおす

「どうしました?」

⏰:10/04/07 17:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#310 [KC.]

「いいんじゃないか?これでも。」

いつもより少し声が低い聖二さん
こんな聖二さんは初めて見た

いつもはどんな風に見えるか
私の特殊能力についての
感想があるけど…
今回はその感想はなく
ただ写真を見つめているだけだった

ある程度の整理を済ませ
仕事が終わる

⏰:10/04/07 17:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#311 [KC.]

「お疲れ様でした〜。」

私は帰る支度をして
帰り始めた

「おい、東大寺!!」

少し歩いていた私に
後ろから声がかかる

振り向くと聖二さんが
追いかけてきた

「今日はもう遅いから送ってってやるよ。」

「いいですよ!!そんなに家遠くないし。」

「まぁ、遠慮すんなッ!!」

⏰:10/04/07 17:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#312 [KC.]

ポンポンと軽く頭を叩かれる

「すぐ車出してくすからここらで待ってろよ?」

そう言うと聖二さんは走って
駐車場へ向かって行った

すぐに聖二さんの車が出てきて
私に近づいてくる

私の前で車はとまり
少し遠慮勝ちに
私は車に乗り込んだ

⏰:10/04/07 17:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#313 [KC.]

今日の聖二さんは様子が
いつもと違う

いつもより会話が少なく
家の近くにある公園に着いた

「ありがとうございます。」

私はお礼をいい車から降りる

「東大寺。」

聖二さんは私を呼び
何故か車を降りた

⏰:10/04/07 17:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#314 [KC.]

無言で近づいてくる聖二さん

「はい。」

私は控え気味に返事をする

(きっと写真が上手く撮れてなかったせいで、怒ってるんだ…)


私の前に静かに立った
聖二さんは私を見ている

私は怒られる事を
覚悟し息を飲んだ

⏰:10/04/07 17:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#315 [KC.]

「お前、好きな人とかいるの?」

予期せぬ言葉

私はへ?と聖二さんの
顔を見た

「俺にもまだチャンスある?」

そういうと同時に
聖二さんの両手が私を包む

私は何がなんだか理解できず
抱きしめられたまま
固まってしまった

⏰:10/04/07 17:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#316 [KC.]

「俺、ずっと前からお前の事好きだったって…知ってるか?」

小さくささやかれたその言葉

私は目を見開く

「お前、引越してからなんか変だよな。彼氏でもできたか?」

彼氏…

私はジンを思い出す

⏰:10/04/07 17:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#317 [KC.]

「なんでだ?俺、ずっとお前の傍にいたのに。」

そう言うと同時に聖二さんの
腕の力が増す

「聖…二…さん…くる…しいぃ…」

普通に話すことが
出来ないほどの力で
抱きしめられ
私は身動きが取れなかった

⏰:10/04/07 17:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#318 [KC.]

「こんなとこで、何してんだよ。」


その声がしたと同時に
聖二さんの腕が緩む

その隙をついて私は
聖二さんから逃れた

すると逃れた瞬間
次は後ろにひっぱられ
私はバランスを崩す

⏰:10/04/07 17:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#319 [KC.]

ドンっと背中に何かが当った

私は恐る恐る上を向く

「ジン…」


バランスを崩した私を
支えていたのは
ジンだった

⏰:10/04/07 17:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#320 [KC.]

「こいつ俺の女だからさぁ。変なちょっかい出さないでもらえる?」

ジンは鋭い声で聖二さんに言った

「俺の…女…?」

聖二さんはジンに腕を
しっかり掴まれている
私を見る

⏰:10/04/07 18:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#321 [KC.]

「やっぱ彼氏…いたのか…。」

「ごめ…んなさ…い。」

私はどう言えばいいかわからず
それ以上話せなかった

⏰:10/04/07 18:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


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