こんなのあり?
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#401 [KC.]

女性にコーヒーを出した
私は部屋に向かう

「ちょっと待って〜。」

女性が私を引き留めた

「何か?」

「少しお話しませんか?」

「私と…ですか?」

「はい。」

⏰:10/04/10 00:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#402 [KC.]

ニコッと笑いながら
女性は私に話しかけた

「お名前はなんて言うんですか?」

「東大寺…琉華です。」

そう良いながら私も
リビングのソファーに座る

「ジンとはどういう関係ですか?」

⏰:10/04/10 00:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#403 [KC.]

女性の唐突な質問に
私は一瞬答えを迷ったが
思いきって答えた

「恋人です。そういうあなたはジンとどういう関係ですか?」

「恋人ッ?!」

女性は私の言葉を聞いても
びっくりする

「そうなんですか…」

⏰:10/04/10 00:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#404 [KC.]

険しい顔をする女性
そんな顔をしても
美人が崩れないって
すごく羨ましい

「ジンって浮気者ですね。」

少し困った顔で
爽やかに笑う女性

(浮気者?)

⏰:10/04/10 00:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#405 [KC.]

そんな会話をしていた時
ガチャッと玄関のドアが開いた

ジンが帰ってきたのだ

ジンはリビングにくると
私達を見て目を見開いた

「何…してんのぉ?」

若干焦った風にも
読み取れるジンの表情

⏰:10/04/10 00:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


#406 [KC.]

ジンはまず私を見て
次に女性を見ると
小さくため息をついて
私と女性の間に座る

「ジン。ルカさんが恋人ってど〜いう事なの?」

「へ?あぁ〜それはぁ…」

私は黙って二人の話を聞いた

⏰:10/04/10 00:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


#407 [KC.]

ジンは片手で頭をかきながら
いつもより困った顔をしている

「ルカには…恋人の「フリ」をしてもらっててぇ。ルカは俺に協力してくれてんのぉ。」

「…え?」

私は思わずジンを見た

いつも…女の人には
彼女だって言ってくれるのに

私の胸にチクッとトゲが刺さる

⏰:10/04/10 00:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


#408 [KC.]

「そんな事だろう〜と思ってました〜。」

ジンが正直に説明をした
女性は小さくため息混じりで口を開く

「でも私が帰ってきたから、も〜その必要ないよね★」

私は女性を見た
ジンはうつむいたまま
何も言わない

(どうして何も言わないの?)

⏰:10/04/10 00:05 📱:PC 🆔:☆☆☆


#409 [KC.]

「ルカちゃん今までごめんね。ジンが迷惑かけちゃって。」

女性は私にそう言うと
「今日は帰る」とソファー
から腰を離す

その様子を見て
ジンも腰を離した

「遅いし送ってくぅ。」

⏰:10/04/10 00:05 📱:PC 🆔:☆☆☆


#410 [KC.]

そう言うとジンは
車のカギを手に持ち
二人で家から出て行ってしまった


自分の恋が終わってしまった
ような気がして
私は辛くて…悲しかった

⏰:10/04/10 00:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#411 [KC.]

目からは滝のように涙が溢れだし
息が上手く出来ない程
私は一人で泣いた

『ルカには…恋人の「フリ」をしてもらっててぇ。ルカは俺に協力してくれてんのぉ。』

『でも私が帰ってきたから、も〜その必要ないよね★』

二人の言葉が頭にぶりかえる

私はココに居たくない
一心で何も持たずに家を出た

⏰:10/04/10 00:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#412 [KC.]

途方にくれる私
財布も携帯も持ってこなかった私は
行く当てもなくただがむしゃらに
歩いていた

「今何時だろう…」

辺りを見渡す私

⏰:10/04/10 00:06 📱:PC 🆔:☆☆☆


#413 [KC.]

すでに人気は少なく
お昼はあんなに晴れていた
空は雲だらけになっていた


そう言えば夜中から雨が
降ると天気予報がいっていたような
気がする

歩いているうちに
涙もとまり私は少し落ち着いた

⏰:10/04/10 00:08 📱:PC 🆔:☆☆☆


#414 [KC.]

そして私の目に
見たこともない公園が映った

私はその公園に
入るとブランコに座る

どうすればいいかわからない

これからどうしよう…

⏰:10/04/10 00:08 📱:PC 🆔:☆☆☆


#415 [KC.]

ブランコに揺られながら
考えていた私の頭に
冷たい雫が落ちてきた

上を見上げる私の
顔にいくつもの小さな雫がかかる

「雨…。」

私が小さく呟くとそれを
きっかけに少量だった
雫は量を増しだした

⏰:10/04/10 00:09 📱:PC 🆔:☆☆☆


#416 [KC.]

まるで空が大泣き
しているかのように…

私はブランコに乗ったまま
雨宿りできそうな物を探すが

その公園には
滑り台などのものはなく
見つからなかった

⏰:10/04/10 00:09 📱:PC 🆔:☆☆☆


#417 [KC.]

「もう…いっか…。」

すでにびしょびしょに
なっていた私は
雨宿りを諦める

いつもとは違うジン…
あの女性はきっと
ジンの特別な人


そのままブランコに乗り上をむく

⏰:10/04/10 00:09 📱:PC 🆔:☆☆☆


#418 [KC.]

また…私の涙も流れはじめ
空の涙と共に
顔をつたって地面に落ちた

今の私が写真を撮れば
どんな写真が撮れるだろう…




⏰:10/04/10 00:10 📱:PC 🆔:☆☆☆


#419 [KC.]

それからどれだけ時間が
経ったのかわからない

雨が少し止み始める

「仕事…」

私は明日しなきゃならない事を
思いだす

「そろそろ帰らなきゃ…」

ゆっくりとブランコから
お尻を離す

⏰:10/04/10 00:10 📱:PC 🆔:☆☆☆


#420 [KC.]

雨に打たれ冷たくなった
体は重かった

そこからゆっくり記憶を探り
マンションの方らしき
方角に足を進める


止みかけとはいえ
まだ雨は降っている

体が重い

⏰:10/04/10 00:11 📱:PC 🆔:☆☆☆


#421 [KC.]

体を引きずるように歩く私

泣きつかれて体力も
少なくなっていた私は

突然、暗い闇に落ちてしまった…



⏰:10/04/10 00:11 📱:PC 🆔:☆☆☆


#422 [KC.]

私が目を開けたのは
そんな事の何日か後だった


目を開けるとそこには
しらない天井

私はゆっくり体を起こす

⏰:10/04/10 00:12 📱:PC 🆔:☆☆☆


#423 [KC.]

体が重たい…

「無理すんな。」

その声に驚き
声がした方向を向く

「聖二…さん?」

「やっと目を覚ましたんだな。よかった、心配したぞ?」

「どうして?」

私はフッとあることに気づく

⏰:10/04/10 00:12 📱:PC 🆔:☆☆☆


#424 [KC.]

「服…」

私はブカブカしたトレーナーを着ていた

「あっ…お前、びしょびしょだったから…その…」

顔を赤くして言う聖二さん

「えっ!?」

「イヤ!その…ッ!!変な事は一切してないから!!」

顔を真っ赤にして焦る聖二さんを見て
私は「プッ」と笑う

⏰:10/04/10 00:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#425 [KC.]

確かに私も恥ずかしいけど…
それ以上に聖二さんが照れているので
私はあまり気にならなかった

「すいません…迷惑かけちゃって…。」

「別にそれはいいが…」

首元に手を当て
私から顔を反らす聖二さん

⏰:10/04/10 00:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#426 [KC.]

こんなに真っ赤な聖二さんを
私は始めて見た

「アッッ!!!!仕事ッッ!!!」

私は思い出した

「あんなに熱出して、しかも意識なかったんだぞ?休みだ!!休みッ!!!」

そう言うと聖二さんは
スッと立ち上がる

⏰:10/04/10 00:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#427 [KC.]

「お前、何日寝てたと思う?」

聖二さんは水の入った
洗面器を片手に
歩き出した


「え?」

「2日間ぶっ通しで寝てたの知ってるかぁ〜??」

「二日間!?!?」

⏰:10/04/10 00:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#428 [KC.]

私はその言葉にびっくりする

「お前、ほんっと…もう、クビだよ。」

「ぬぇ〜!?!?」

私は焦る

その様子を見て
聖二さんはクスッと笑った

⏰:10/04/10 00:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#429 [KC.]

「嘘だ。社長には俺から言ってある。安心して寝てろ!!」

びっくりしたぁ…
でも本当に悪い事しちゃったなぁ…

私は自分がしてしまった
無責任な行動に反省した

「反省してるな?よろしい。今度からバカみたいな事すんなよ?」

そう言うと聖二さんは台所らしき所へ向かう

⏰:10/04/10 00:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#430 [KC.]

そこから聖二さんは私に声をかける

「なんか食うか?」

「え?」

「ん〜…そうだな。お粥作ってやるから、食え。」

そういうと聖二さんは
料理の準備をしはじめた

⏰:10/04/10 00:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#431 [KC.]

「あっ!!私、作ります!!!」

私が焦って布団から出ようとした時

「待てッッ!!!!!」

聖二さんが焦って
大きな声をあげる

私はその声にびっくりして
思わず止まる

「あの…下、穿いてから…な…。」

その言葉に私は一瞬固まる

⏰:10/04/10 00:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#432 [KC.]

そして聖二さんには見えないよう
ゆっくり布団をめくると
自分の格好に顔を赤くした


聖二さんは苦笑いをしている

『下を穿いてから』と聖二さんは
言ったけど近くにズボンらしき
ものは見当たらず

私はどうする事もできないまま
布団の中で料理ができるのを待った

⏰:10/04/10 00:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#433 [KC.]

周りを見渡せば
綺麗に片付けられた広い部屋


ソファーには毛布が
かけられていた

(聖二さん…ソファーで寝てたんだ。)

それもそうだろう

なんせ布団は私が支配していた

⏰:10/04/10 00:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#434 [KC.]

本当に悪い事をしたと
うつむいていた私に
聖二さんは笑顔でお粥を
もって来てくれた

「布団に入ったままでいいから食え。」

そう言ってお盆にのせたお粥を
私に渡す

⏰:10/04/10 00:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#435 [KC.]

「美味しそう…本当にすいません。」

「いいよ。お前の面倒ならいくらでもみるから、気にすんな。」

少し赤い顔でハニカム聖二さん
本当に素敵な人だ

私は聖二さんが作ってくれた
お粥を残さず食べた

⏰:10/04/10 00:17 📱:PC 🆔:☆☆☆


#436 [KC.]

「そんだけ食欲あればもう大丈夫だな!!」

「美味しかったです。ありがとうございました。」

私はにっこり笑いながら
聖二さんにお礼を言った

ウン。っと頷いた聖二さんは
お粥のお盆を下げてくれた

そしてどこかに行く

⏰:10/04/10 00:17 📱:PC 🆔:☆☆☆


#437 [KC.]

私はン〜っと大きく背伸びをする

すると聖二さんが何かを持ってきてくれた

「ホレ。お前の服だ。」

そう言って綺麗に折りたたまれた
私の服を手渡ししてくれた

「俺は洗面所にいるから、着替えたら声かけろよ。」

そそくさと去っていく聖二さん

⏰:10/04/10 00:17 📱:PC 🆔:☆☆☆


#438 [KC.]

私は自分の服に着替えた
そして聖二さんに声をかける

「着替えました。…本当にスイマセンでした。私、帰りますね。」

その言葉に少し寂しそうな
顔をする聖二さん…

「…送ってくよ。」

「いえ!!私、自分で帰ります!!」

「いや…送ってく。つか送らせろ。」

⏰:10/04/10 00:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#439 [KC.]

さっきまで寂しそうな顔をしていた
聖二さんだったが車の
カギを持つとどことなく
怒っているような気がした

自分で帰ると言っても
聞かない聖二さん…

私はまた近くの公園まで
送ってもらうことにした

⏰:10/04/10 00:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#440 [KC.]

今日はココまでにします。

>>378-439 New

いつも読んで頂いて
ありがとうございます♪

感想やコメいただけると
嬉しいです♪

★感想板↓★
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4743/

ありがとうございました♪

⏰:10/04/10 00:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#441 [我輩は匿名である]
>>1-200
>>200-400
>>400-600
>>600-800
>>800-1000

⏰:10/04/10 07:42 📱:P03A 🆔:☆☆☆


#442 [KC.]
>>441さん
安価ありがとうございます♪

⏰:10/04/11 01:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#443 [KC.]
>>439の続き↓
-------------

送ってもらっている途中

やっぱり少し機嫌が
悪そうな聖二さん

いつもより口数が少なく
感じていた私は思い切って聞いた

⏰:10/04/11 01:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#444 [KC.]

「原因…聞かないんですか?」

「辛い事あったんだろ?言わなくていいよ。」

私の辛さを
悟ってくれたかのように
優しい言葉を
かけてくれる聖二さん

私はその言葉に助けられた

⏰:10/04/11 01:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#445 [KC.]

きっと…口に出してしまうと
また泣いてしまうから

「ありがとうございます。」

「うん。」

少し笑った聖二さんの横顔
本当に申し訳ないと心に思った

⏰:10/04/11 01:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#446 [KC.]

しばらくして
家の近くの公園に着く

そこで車を止めると
聖二さんは私に言った

「できれば…家まで送りたいけど。だめか?」

「ごめんなさい。」

私はうつむきながら
聖二さんに謝った

⏰:10/04/11 01:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#447 [KC.]

「そっか…。」

私は車を降り
一礼をすると

心配そうな顔をしている
聖二さんは手を振り
帰って行った

⏰:10/04/11 01:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#448 [KC.]

はぁ…家はすぐそこ…
帰りたくないけど…

私の足はまるで
足枷がついているかのように
重たかった

でもいつまでも
帰らない訳にいかない

家を出るにしても
荷物を置いたままなんて
できる訳もない

⏰:10/04/11 01:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#449 [KC.]

私は足を引っ張るかのように
歩いて家に帰った

家の前にあっという間に
ついてしまった私…

ノブに手を当てる

もし家の中にジンがいたら…
私はどういう顔をすればいい?

私はドアの前で
立ち止まってしまった

⏰:10/04/11 01:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#450 [KC.]

すると中から足音がした

私はハッと思わず一歩下がる

するとドアが開いた

一歩下がっていたおかげで
ドアが私に当る事はなく助かった

「ル…カ…?」

ドアを開けたのは
女性ではなく

ジンだった

⏰:10/04/11 01:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


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