こんなのあり?
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#351 [KC.]
「…。」
「でも、お前…俺に全く興味なさそうだし…。この気持ちは俺だけのもんにしようと思ってた。」
「……。」
「無理に伝えても、こんな風にギクシャクしたくなかったし…、でも…」
悲しそうな声…
全然気づかなかった
聖二さんの気持ち
:10/04/08 22:54
:PC
:☆☆☆
#352 [KC.]
「昨日のお前の反応を見て…、写真を見て…、お前の気持ちを知ったから…」
「昨日の…写真??」
「おう。前半の写真…お前の気持ち出過ぎだよ。」
「…ッ!?!?」
私はその言葉に目を見開いた
「アレ見て、お前はZIN君が好きなんだってわかった瞬間…俺、悔しくて…」
(私は…ジンが…好き…?)
:10/04/08 22:54
:PC
:☆☆☆
#353 [KC.]
あれだけ注意してたのに…
私はいつの間にかジンの事が…
「んで…「片思いならまだ俺にもチャンスあるかも…」って、ガマンできず…お前を困らせちまった。」
「…。」
「けど…お前とギクシャクすんの俺、嫌なんだ。だから…今すぐにとは言わない。また前のように接してほしい。」
:10/04/08 22:55
:PC
:☆☆☆
#354 [KC.]
真剣な顔で私を
見つめる聖二さん
私はやっと
聖二さんの顔を見る事が出来た
「ありがとうございます。…きっと今すぐには、無理だと思いますけど…私もギクシャクするのは嫌だし…聖二さんがそう言ってくれてよかった。」
:10/04/08 22:55
:PC
:☆☆☆
#355 [KC.]
私が笑顔で答えると
その顔を見て聖二さんは目を見開き
少し困った表情で笑顔をつくる
そして私の頭をポンポンと撫でてくれた
「ありがとう。」
そう言うと聖二さんは
先に事務所へ戻って行った
:10/04/08 22:55
:PC
:☆☆☆
#356 [KC.]
聖二さんの言葉で
気持ちに気づいた私…
昨日の極度な緊張は
そんな思いがあったからだったんだ
そして女の子と仲良く
しているジンを見て
辛くて切なくて…
ムカムカまでして
:10/04/08 22:56
:PC
:☆☆☆
#357 [KC.]
その時からいろんな
気持ちがいっぱい
混ざり合って…
手まで震えるくらい
混乱していた事に
気づいて…しまった…
いや、違う…
私は前から気づいていた…
:10/04/08 22:56
:PC
:☆☆☆
#358 [KC.]
でも好きな人と…
カップルのフリをしている私…
その理由も女の人を
避ける為…
最近は、ジンとすごく
仲がよく「それでもいいか。」
なんて思っていた
:10/04/08 22:56
:PC
:☆☆☆
#359 [KC.]
気づいていない
フリをしていたズルい私は
自動販売機で
缶コーヒーを買い
決心をする
はっきりとした
この気持ちを
逃げずに
ジンに伝えよう
:10/04/08 22:57
:PC
:☆☆☆
#360 [KC.]
そう心に決めると
少し気持ちが楽に
なった気がした
私は缶コーヒーをその場で
飲み干し一度大きく
背伸びをする
そして事務所に戻った
:10/04/08 22:57
:PC
:☆☆☆
#361 [KC.]
気持ちがハッキリした
おかげで仕事がはかどり
いつもよりテキパキと
仕事をしているうちに
もう夕方になっていた
仕事が終わり
私はスーパーに寄って
いつも通り二人分の食材を買って
マンションへ帰る
:10/04/08 22:58
:PC
:☆☆☆
#362 [KC.]
マンションに着き
家の扉を前に
した瞬間、急に心臓が
大きく動き出した
さっきまでは全く
普通だった私の心臓…
この扉を開ければ…
ジンがいる
:10/04/08 22:58
:PC
:☆☆☆
#363 [KC.]
「なんて…言おう…」
今更、緊張が私を襲う
二人分の食材で
私の手が真っ赤になっている
事なんて全く気づかない
告白なんて久しぶりだし…どうしよう…
もし断られたら…どうしよう…
いろんな不安が私を襲う
:10/04/08 22:58
:PC
:☆☆☆
#364 [KC.]
とその時…
ガチャッと勢いよく扉が開いた
ドアの真正面に立っていた
私は顔面に直撃を受けてしまった
思わず食材を落とし
顔を抑えながらうずくまる
:10/04/08 22:59
:PC
:☆☆☆
#365 [KC.]
「…今何かに当ったかしら?」
楽器のような綺麗な声が
聞こえた
私は顔を抑えている
手の隙間から出てきた人物を
確認する
:10/04/08 22:59
:PC
:☆☆☆
#366 [KC.]
そこに立っていたのは
私よりも背が低く
綺麗なロングヘアーの女性だった
その女性は私に気づくと
あわてて声をかる
「あらっ!!大変っ!!大丈夫ですか!??」
「だ…だひじょ〜ぶでふ。」
:10/04/08 22:59
:PC
:☆☆☆
#367 [KC.]
少しおっとりした話方の女性は
私の背中をさする
「どうしたぁ??」
その声と共にジンが
ひょっこり顔を出した
「…じふ…ッッ」
:10/04/08 23:00
:PC
:☆☆☆
#368 [KC.]
通路に広がる食材と
顔を抑えている私を見て
ジンはびっくりした
顔をしている
こんな所を見られるなんて…
恥ずかしい!!
:10/04/08 23:00
:PC
:☆☆☆
#369 [KC.]
直撃を受けた顔は
すでに赤くなっていたが
さらに赤くなるのを感じた
「この人…家の前にいたらしくて…私の攻撃うけちゃったみたい★」
少し苦笑いでジンに
説明する女性…
と、ここでやっと私は
重要なことに気がついた
:10/04/08 23:00
:PC
:☆☆☆
#370 [KC.]
(この人…家から出てきた!?)
ようやく自分になにが
起こったか把握できた
私はその真実に固まってしまう
「あ〜ぁ〜…」
ジンは通路に広がる
食材を広いはじめた
:10/04/08 23:01
:PC
:☆☆☆
#371 [KC.]
「あっジン!!私、時間だからもう行くね?ばいばい★」
「うん、またね。」
ジンが優しくそう言うと
女性は自分の腕時計を見ながら
行ってしまった
心配そうに私を見つめるジン
食材を拾い終えたジンは
心配そうな顔で私を見つめる
:10/04/08 23:01
:PC
:☆☆☆
#372 [KC.]
(どうして…?)
私の中はその疑問だらけだった
「ルカ…大丈夫?」
そっとジンの手が私に触れる
「うん…大丈夫。」
そう言いながら私は
顔に当てていた手を離した
:10/04/08 23:01
:PC
:☆☆☆
#373 [KC.]
ジンは心配そうに私の顔を
覗き込むとびっくりした
表情を見せる
「ルカ…鼻血ぃ…」
「えっ!?」
どうやら一番強打したのは
鼻だったらしく私の鼻からは
血が顔を出していた
:10/04/08 23:01
:PC
:☆☆☆
#374 [KC.]
急いで中に入り
鼻にティッシュを当てる
告白どころでは
なくなってしまった…
私はリビングのソファーに座り
はぁ〜…と大きくため息をつき
うつむいた
:10/04/08 23:02
:PC
:☆☆☆
#375 [KC.]
先に食材を冷蔵庫に
入れてくれたジンは
すぐに私の横に来て
心配した表情で私を見ている
「血、とまったぁ?」
私の顔を覗き込むジン
「まだぁ。って言うか…あんまり見ないで?恥ずかしいから…」
:10/04/08 23:02
:PC
:☆☆☆
#376 [KC.]
私はジンから顔を
そむけながら言った
本当に恥ずかしいし
初めて鼻血なんて出した所を
人に見られてしまった…
しかも最悪な事に
ジンに見られるなんて…
気分はこれ以上ない程
最悪だった
:10/04/08 23:02
:PC
:☆☆☆
#377 [KC.]
「いいじゃん、ルカの顔もっと見せてよぉ。」
「やだよ、だって鼻血出てるもん。」
「なんで?鼻血出ててもルカはかわいいよぉ?」
さらっとジンは言う
「んなッ!?!?」
私は思わずその言葉に
顔を赤くさせる
:10/04/08 23:03
:PC
:☆☆☆
#378 [KC.]
「アレ?顔赤くなったけど…大丈夫ぅ?」
赤くさせた張本人の
ジンは真面目な顔をしている
ダメだ。
ジンと一緒にいる限り
この鼻血は止まらない
そう確信した私は
「着替えてくる!!」と言って
急いで自分の部屋に戻った
:10/04/08 23:03
:PC
:☆☆☆
#379 [KC.]
:10/04/08 23:08
:PC
:☆☆☆
#380 [KC.]
>>378の続き↓
-------------
部屋に戻った私は
ドアの前で立ち尽くす
鼻に当てていた
ティッシュを離せば
血はまだ出ていた
私はジンが見ていない事を
いいことに鼻に
ティッシュを積める
:10/04/09 23:53
:PC
:☆☆☆
#381 [KC.]
そして服を着替えた
そのままリビングに
行かずベッドに横たわる
(あの子は一体…)
少し落ち着いた
私の頭にはその事で
いっぱいになっていた
そして私は前にも
似たような事があったと
思い出す
:10/04/09 23:53
:PC
:☆☆☆
#382 [KC.]
あの時はまだジンに
興味がなく
リビングでやらしい事を
していたジンを軽蔑
していた…
でも今はすごく
胸が苦しい…
:10/04/09 23:53
:PC
:☆☆☆
#383 [KC.]
彼女の事を聞いても
良いのだろうか?
自分の話しをするのが
嫌いなジンは
そんな事を聞くと
機嫌が悪く
なるかもしれない
私はいろいろと考えた
:10/04/09 23:54
:PC
:☆☆☆
#384 [KC.]
フッと時計を見ると
時刻は9時を回っている
何時間考えて
いたんだろぅ…
私は鼻に積めた
ティッシュを外すと
血を確認した
:10/04/09 23:54
:PC
:☆☆☆
#385 [KC.]
鼻血はすでに止まっている
私はやっとベッドから
起き上がると
そっとドアを開けた
するとリビングで
ジンがTVを見ている
私に気づいたジンは
こちらを向く
:10/04/09 23:55
:PC
:☆☆☆
#386 [KC.]
「ルカ…大丈夫ぅ?」
心配そうな顔のジン
「うん…大丈夫。」
私はジンの顔を見ると
質問攻めしてしまいそうで
ジンから目を反らせた
:10/04/09 23:55
:PC
:☆☆☆
#387 [KC.]
「ルカ?」
ジンは私の名前を呼ぶ
「何?」
相変わらずジンの方を
向かない私…
「やっぱ昨日の事…怒ってんのぉ?」
そう言うとジンはTVの
方を向いた
私は何も言えず
台所に向かう
:10/04/09 23:56
:PC
:☆☆☆
#388 [KC.]
そこには美味しそうな
オムライスが合った
まさか…ジンが作ったの?
首を傾げる私
「チンして食べなぁ。」
ジンも相変わらずTVを
見ている
:10/04/09 23:56
:PC
:☆☆☆
#389 [KC.]
「ジンが…作ったの?」
「そ〜よぉ。」
「ジンは?」
「もぅ食ったよぉ。」
そう言うとジンはTVを消し
背伸びをしてこちらを向いた
:10/04/09 23:57
:PC
:☆☆☆
#390 [KC.]
「俺、明日から仕事忙しくて帰るの遅くなると思うぅ。だから明日から夕飯いらないぃ。」
「え?…ジン?」
ジンは私を見ず
部屋に戻ってしまった
私はジンの作ってくれた
オムライスを食べ始める
「美味しい…」
私は一人で呟いた
:10/04/09 23:57
:PC
:☆☆☆
#391 [KC.]
いつもより冷たく感じた
ジンの態度…
告白するって…
決めたのに
こんなんじゃ
告白できないよ
今日はもうジンに
会うことは無かった
:10/04/09 23:57
:PC
:☆☆☆
#392 [KC.]
翌日
なかなか眠れなかった
せいか、目を覚ませば
もう昼頃だった
今日は仕事が休み
家でゆっくりする事にした
リビングに出ると
誰もいない
:10/04/09 23:58
:PC
:☆☆☆
#393 [KC.]
確か昨日ジンは
仕事とかって…
外はいい天気
バルコニーに出て
大きく背伸びをした
そして青空を眺める
こんな天気の良い日に
私は何をしているんだ…
:10/04/09 23:58
:PC
:☆☆☆
#394 [KC.]
今頃ジン…
仕事頑張ってるかなぁ…
昨日の女の子…誰だろう…
告白…どうしようか…
考えれば考える程
ブルーになっていく
:10/04/09 23:59
:PC
:☆☆☆
#395 [KC.]
ボーッしているうちに
外はオレンジ色に染まり
気づけばもう夕方に
なっていた
一日中何もしなかった私
本当に病んでくる…
ずーっとバルコニーに
いた私はリビングに
戻るとTVをつけた
:10/04/09 23:59
:PC
:☆☆☆
#396 [KC.]
そして私はいつの間にか
意識を手放す
気がつくともう
10時を過ぎになっていた
するとピンポーンと
インターホンが鳴る
:10/04/10 00:00
:PC
:☆☆☆
#397 [KC.]
居留守をしようかと迷った
だがしつこく
インターホンが鳴る
私はしぶしぶ出る事にした
ドアを開け外を見る
「こんばんは★」
そこに立っていたのは
昨日の女性だった
:10/04/10 00:00
:PC
:☆☆☆
#398 [KC.]
「…あなたは…」
「昨日はごめんなさい。ジン、いますか?」
「いえ、まだ帰ってませんが…」
私はどういう顔を
すればいいのか解らず
すこし戸惑う
「そうですかぁ…。どうしよう…。」
女性は悩み出した
:10/04/10 00:01
:PC
:☆☆☆
#399 [KC.]
「う〜ん…う〜ん…」
ドアを閉めてやろうかと
思ったが実際そうもいかない
「あがりますか?」
私は負けた
「やったぁ!!いいんですかぁ?それじゃ〜遠慮なくぅ★」
本当に遠慮なく家に
上がる女性
:10/04/10 00:01
:PC
:☆☆☆
#400 [KC.]
私は女性を中に入れると
ドアを閉めた
「何か飲みますか?」
私は女性に聞く
「コーヒーお願いしま〜す。」
私はこの女性に
「遠慮」と言う言葉を
教えやりたいと思った
:10/04/10 00:02
:PC
:☆☆☆
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