こんなのあり?
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#339 [KC.]
>>336の続き
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「アンタが悪いんだって…」

そう言うとジンは軽々と
私を持ち上げ、近くにあった
ソファーに私を寝かすと
覆いかぶさるように
上に乗ってきた

「やめ…て…」

震えた声で私は
ジンに言う

⏰:10/04/08 22:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#340 [KC.]

「男にそーゆーのは逆効果。」

ジンはそういうと
私の口に再びキスをする

今度のキスは軽く
触れるだけのものだった

そしてジンは私の
耳にささやく

「俺のって…しるし…つけるよ。」

⏰:10/04/08 22:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#341 [KC.]

「ッッ!?…ダメッ!!」

私の抵抗も虚しく
ジンは私の首に一度
軽くキスをすると
次は深く長いキスをした

そのキスに体はびくつき
思わず声が出てしまう

「あッ…ん!!」

⏰:10/04/08 22:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#342 [KC.]

体がすごく熱い…
心臓も爆発寸前

そんな私にジンは容赦なく
キスをする

(こんなのって…)

私の目からは
大きな雫が流れ落ちた

⏰:10/04/08 22:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#343 [KC.]

「泣くなよ…」

小さく悲しそうなジンの声

その声のすぐ後
ジンは私からゆっくりと
降り、片手で頭をボリボリかく

「…ジン。」

「泣くのは…ナシでしょ。」

⏰:10/04/08 22:51 📱:PC 🆔:☆☆☆


#344 [KC.]

ジンはそう呟くと
私を見る事もなく
部屋に戻ってしまった


翌日

首にはしっかりと
つけられた[俺のしるし]

⏰:10/04/08 22:51 📱:PC 🆔:☆☆☆


#345 [KC.]

そのしるしを見るだけで
赤面してしまう私は
ジンに会うのが少し気まずくて
いつもより早めに家を出た

当然、会社に一番のり…
と思っていたが
実際は二番だった

⏰:10/04/08 22:52 📱:PC 🆔:☆☆☆


#346 [KC.]

「おはよ。」

私に挨拶をしてくれた人物
それは聖二さんだった

聖二さんはコーヒーカップを片手に
新聞を読んでいる

「今日はいつもより早い出勤だな。どうしたんだ?」

⏰:10/04/08 22:52 📱:PC 🆔:☆☆☆


#347 [KC.]

これはこれで気まずい
昨日あんな事があって
どんな顔をすればいいか
わからない私は

軽く挨拶をすると
そそくさと自分のデスクに向かう

私のとった行動を見て
聖二さんは小さくため息をついた

⏰:10/04/08 22:52 📱:PC 🆔:☆☆☆


#348 [KC.]

「なぁ、東大寺。」

私は聖二さんを見る事ができず
そっぽを向いたまま返事をする

すると聖二さんは読んでいた新聞と
片手に持っていたコーヒーカップを
机に置き近づいてきた

「コッ…コーヒー買ってきます!!!!」

⏰:10/04/08 22:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#349 [KC.]

私は逃げるかのように
事務所を飛びでて走り出す

「あっ東大寺!?」

走りだした私を聖二さんは
追いかけてきた

そして走るのが遅い私は
あっさり捕まってしまう

⏰:10/04/08 22:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#350 [KC.]

「待て、逃げないでくれ!!」

「別に逃げた訳じゃ…」

「昨日は困らせて本当に悪かった。」

聖二さんを直視できない私は
下をむいたまま話を聞いた

「俺、昨日も言ったと思うけど、ずっとお前の事好きだったんだ。」

⏰:10/04/08 22:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#351 [KC.]

「…。」

「でも、お前…俺に全く興味なさそうだし…。この気持ちは俺だけのもんにしようと思ってた。」

「……。」

「無理に伝えても、こんな風にギクシャクしたくなかったし…、でも…」

悲しそうな声…
全然気づかなかった
聖二さんの気持ち

⏰:10/04/08 22:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#352 [KC.]

「昨日のお前の反応を見て…、写真を見て…、お前の気持ちを知ったから…」

「昨日の…写真??」

「おう。前半の写真…お前の気持ち出過ぎだよ。」

「…ッ!?!?」

私はその言葉に目を見開いた

「アレ見て、お前はZIN君が好きなんだってわかった瞬間…俺、悔しくて…」

(私は…ジンが…好き…?)

⏰:10/04/08 22:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#353 [KC.]

あれだけ注意してたのに…

私はいつの間にかジンの事が…

「んで…「片思いならまだ俺にもチャンスあるかも…」って、ガマンできず…お前を困らせちまった。」

「…。」

「けど…お前とギクシャクすんの俺、嫌なんだ。だから…今すぐにとは言わない。また前のように接してほしい。」

⏰:10/04/08 22:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#354 [KC.]

真剣な顔で私を
見つめる聖二さん

私はやっと
聖二さんの顔を見る事が出来た

「ありがとうございます。…きっと今すぐには、無理だと思いますけど…私もギクシャクするのは嫌だし…聖二さんがそう言ってくれてよかった。」

⏰:10/04/08 22:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#355 [KC.]

私が笑顔で答えると
その顔を見て聖二さんは目を見開き
少し困った表情で笑顔をつくる

そして私の頭をポンポンと撫でてくれた

「ありがとう。」

そう言うと聖二さんは
先に事務所へ戻って行った

⏰:10/04/08 22:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#356 [KC.]

聖二さんの言葉で
気持ちに気づいた私…

昨日の極度な緊張は
そんな思いがあったからだったんだ

そして女の子と仲良く
しているジンを見て
辛くて切なくて…
ムカムカまでして

⏰:10/04/08 22:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#357 [KC.]

その時からいろんな
気持ちがいっぱい
混ざり合って…

手まで震えるくらい
混乱していた事に

気づいて…しまった…

いや、違う…
私は前から気づいていた…

⏰:10/04/08 22:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#358 [KC.]

でも好きな人と…
カップルのフリをしている私…

その理由も女の人を
避ける為…

最近は、ジンとすごく
仲がよく「それでもいいか。」
なんて思っていた

⏰:10/04/08 22:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#359 [KC.]

気づいていない
フリをしていたズルい私は
自動販売機で
缶コーヒーを買い
決心をする

はっきりとした
この気持ちを

逃げずに

ジンに伝えよう

⏰:10/04/08 22:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#360 [KC.]

そう心に決めると
少し気持ちが楽に
なった気がした


私は缶コーヒーをその場で
飲み干し一度大きく
背伸びをする

そして事務所に戻った

⏰:10/04/08 22:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#361 [KC.]

気持ちがハッキリした
おかげで仕事がはかどり
いつもよりテキパキと
仕事をしているうちに
もう夕方になっていた

仕事が終わり
私はスーパーに寄って
いつも通り二人分の食材を買って
マンションへ帰る

⏰:10/04/08 22:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#362 [KC.]

マンションに着き
家の扉を前に
した瞬間、急に心臓が
大きく動き出した

さっきまでは全く
普通だった私の心臓…

この扉を開ければ…
ジンがいる

⏰:10/04/08 22:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#363 [KC.]

「なんて…言おう…」

今更、緊張が私を襲う

二人分の食材で
私の手が真っ赤になっている
事なんて全く気づかない

告白なんて久しぶりだし…どうしよう…
もし断られたら…どうしよう…

いろんな不安が私を襲う

⏰:10/04/08 22:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#364 [KC.]

とその時…

ガチャッと勢いよく扉が開いた

ドアの真正面に立っていた
私は顔面に直撃を受けてしまった

思わず食材を落とし
顔を抑えながらうずくまる

⏰:10/04/08 22:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#365 [KC.]

「…今何かに当ったかしら?」

楽器のような綺麗な声が
聞こえた

私は顔を抑えている
手の隙間から出てきた人物を
確認する

⏰:10/04/08 22:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#366 [KC.]

そこに立っていたのは
私よりも背が低く
綺麗なロングヘアーの女性だった

その女性は私に気づくと
あわてて声をかる

「あらっ!!大変っ!!大丈夫ですか!??」

「だ…だひじょ〜ぶでふ。」

⏰:10/04/08 22:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#367 [KC.]

少しおっとりした話方の女性は
私の背中をさする

「どうしたぁ??」

その声と共にジンが
ひょっこり顔を出した

「…じふ…ッッ」

⏰:10/04/08 23:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#368 [KC.]

通路に広がる食材と
顔を抑えている私を見て
ジンはびっくりした
顔をしている

こんな所を見られるなんて…
恥ずかしい!!

⏰:10/04/08 23:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#369 [KC.]

直撃を受けた顔は
すでに赤くなっていたが
さらに赤くなるのを感じた

「この人…家の前にいたらしくて…私の攻撃うけちゃったみたい★」



少し苦笑いでジンに
説明する女性…
と、ここでやっと私は
重要なことに気がついた

⏰:10/04/08 23:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#370 [KC.]

(この人…家から出てきた!?)

ようやく自分になにが
起こったか把握できた
私はその真実に固まってしまう

「あ〜ぁ〜…」

ジンは通路に広がる
食材を広いはじめた

⏰:10/04/08 23:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#371 [KC.]

「あっジン!!私、時間だからもう行くね?ばいばい★」

「うん、またね。」

ジンが優しくそう言うと
女性は自分の腕時計を見ながら
行ってしまった

心配そうに私を見つめるジン
食材を拾い終えたジンは
心配そうな顔で私を見つめる

⏰:10/04/08 23:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#372 [KC.]

(どうして…?)

私の中はその疑問だらけだった

「ルカ…大丈夫?」

そっとジンの手が私に触れる

「うん…大丈夫。」

そう言いながら私は
顔に当てていた手を離した

⏰:10/04/08 23:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#373 [KC.]

ジンは心配そうに私の顔を
覗き込むとびっくりした
表情を見せる

「ルカ…鼻血ぃ…」

「えっ!?」

どうやら一番強打したのは
鼻だったらしく私の鼻からは
血が顔を出していた

⏰:10/04/08 23:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#374 [KC.]

急いで中に入り
鼻にティッシュを当てる

告白どころでは
なくなってしまった…


私はリビングのソファーに座り
はぁ〜…と大きくため息をつき
うつむいた

⏰:10/04/08 23:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#375 [KC.]

先に食材を冷蔵庫に
入れてくれたジンは
すぐに私の横に来て
心配した表情で私を見ている

「血、とまったぁ?」

私の顔を覗き込むジン

「まだぁ。って言うか…あんまり見ないで?恥ずかしいから…」

⏰:10/04/08 23:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#376 [KC.]

私はジンから顔を
そむけながら言った

本当に恥ずかしいし
初めて鼻血なんて出した所を
人に見られてしまった…

しかも最悪な事に
ジンに見られるなんて…

気分はこれ以上ない程
最悪だった

⏰:10/04/08 23:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#377 [KC.]

「いいじゃん、ルカの顔もっと見せてよぉ。」

「やだよ、だって鼻血出てるもん。」

「なんで?鼻血出ててもルカはかわいいよぉ?」

さらっとジンは言う

「んなッ!?!?」

私は思わずその言葉に
顔を赤くさせる

⏰:10/04/08 23:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#378 [KC.]

「アレ?顔赤くなったけど…大丈夫ぅ?」

赤くさせた張本人の
ジンは真面目な顔をしている

ダメだ。

ジンと一緒にいる限り
この鼻血は止まらない

そう確信した私は
「着替えてくる!!」と言って
急いで自分の部屋に戻った

⏰:10/04/08 23:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


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