こんなのあり?
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#206 [KC.]
>>204 の続き↓
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「そぅ、よく出来ましたぁ。」

その言葉の後
彼の両手はそっと
私の頬から離れた

「別にさぁ。名前呼ぶだけで、そんな赤くならなくてもい〜んじゃないぃ?」

⏰:10/04/05 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#207 [KC.]

彼はフンと鼻で笑うと
次はそっと私の手をとった

「ジンく…ジン、手…」

「知ってるぅ?カップルって手繋いで歩くんだよぉ?」

強引に手を繋ぎ引っ張るジン

⏰:10/04/05 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#208 [KC.]

私は何も言えず
引っ張られるままついて行った

手…すごく気になるけど
離してくれそうにない

それにジン君との距離が少し
埋まった気がして嬉しかった

⏰:10/04/05 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#209 [KC.]

私は手を離すのを諦め
そのまま行動することにした

いろいろ見ているうちに
時間はもう12:00を過ぎていた

私達はお昼ご飯を食べ
また少し服や靴…
いろんな物を見て

ショッピングモールを出た

⏰:10/04/05 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#210 [KC.]

そして私は立体駐車場で
ある事に気づく

「あっあそこ歩けるんだ!!」

車の後ろには海が見えていた
その海沿いを歩ける散歩道がある事に
私は気づいたのだ

「そうみたいねぇ。」

興味なさげなジン

⏰:10/04/05 13:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#211 [KC.]

「ねぇ!!あそこ少し歩こうよ!!」

私は目を輝かせながら
ジンを誘った

「え〜やだよぉ。めんどぅくさいぃ。」

ジンは車に乗り込む

⏰:10/04/05 13:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#212 [KC.]

「どうして?ねぇ!!ちょっとだけ!!!」

「やだってばぁ。」

ジンはエンジンをかけた

今日は天気もいいし
私はどうしても
海沿いを歩いてみたかった

「はぁ〜…じゃ〜…」

ジンはため息まじりに
口を開いた

⏰:10/04/05 13:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#213 [KC.]

(えっ!?いいの!??)
私は期待で胸が膨らむ

「ここ駅近いし、電車で帰ってきてねぇ。」

(えええぇぇぇ?!?)
予想外の言葉

「ちょっ!!ジン!?!?」

私がそう言うのと同時に
車は動き出してしまう

⏰:10/04/05 13:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#214 [KC.]

まだ車に乗り込まずにいた私を
置いてジンの車は
見えなくなってしまった

ありえない!!
虚しさと私は立体駐車場に
置いていかれてしまった

「ジン…」

⏰:10/04/05 13:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#215 [KC.]

私は買い物中ジンと繋いでいた
手を見た…

悲しいが現実をうけとめ
私は海沿いに一人で向かった


海沿いの散歩道は
まだ出来て間もないらしく
とても綺麗で歩きやすい

⏰:10/04/05 13:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#216 [KC.]

私は一人で散歩道を歩く

周りは…
カップルばかり…
本当に悲しくなる

さっきまでのドキドキは
遠い過去のように思えた

私は下を向いて歩いてく

⏰:10/04/05 13:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#217 [KC.]

するとコンクリートと
コンクリートの隙間に
一人凛々しく咲いている
ひとつの花を目にした

名前はわからない
あたりに仲間らしき
花も咲いておらず
本当に一人ぼっちの
一輪の花

⏰:10/04/05 13:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#218 [KC.]

私はカバンの中から
デジカメを取り出した

職業柄なのか
私は常にカメラを
持ち歩いている

本当は姫ちゃんを
持ち歩きたいが
それはさすがに重たい

⏰:10/04/05 13:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#219 [KC.]

常にカバンに
入っているのは
この殿くん(デジカメ)だった

私は目の前に
がんばって咲いている
一輪の花を
殿くんに納めた

⏰:10/04/05 13:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#220 [KC.]

「うん、いい感じ。」
私は殿くんの液晶を
見て写真を確認する

「ねぇ、お姉さん。」

全く聞き覚えのない声が
後ろからした

振り返るとそこには
知らない男が二人

⏰:10/04/05 13:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#221 [KC.]

「お姉さん一人だよねぇ?」
「さっきからずっとひとりで歩いてたでしょ?」

これは…ナンパ?

私は眉間にシワをよせ
男達に言った

「人と待ち合わせしてるんで。」

早足でその場から
立ち去ろうとした
私を二人の男は阻止する

⏰:10/04/05 13:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#222 [KC.]

「うっそだぁ!!俺達さぁお姉さんがかわいいからずっと見てたんだよ?」
「下むいちゃってさぁ!!かまってくださいってオーラ出してたじゃん!!」

そう言うと男達は私を挟んで横に立つ

私は無言で走り出したが
すぐに腕を掴まれてしまった

⏰:10/04/05 13:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#223 [KC.]

「ねぇ!!俺達ヒマなんだけど一緒に遊ぼうよ!!」
「こんなカップルだらけの場所で、一人なんて虚しいだろ?」
「そうそう、俺達がお姉さんにかまってあげるって!!」

一人の男が私を強く
引っ張った

「イヤ!!話して!!」

怖い…すぐにでも
逃げ出したいが
それを男達は阻む

⏰:10/04/05 13:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#224 [KC.]

(どうしよう…本当に怖いよ…)

「手ぇ離してくんないぃ?」

聞き覚えのある声と話し方

「何?あんた…」
「邪魔するつもりかよ。」

男達が睨む先には


ジンが立っていた

⏰:10/04/05 14:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#225 [KC.]

「ジン!!??」

「それ、俺の女ぁ。だから手離してぇ。」

ジンはニコッと笑いながら
男達に言う

(なんで?帰ったんじゃ…)

私は目を見開く

⏰:10/04/05 14:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#226 [KC.]

「はぁ?黙れって。」
「この子は俺達が相手してやるからうせろよ。」

そう言うと腕を
掴んでいない男が
ジンに近づきすごい勢いで
睨みつけた

「あのなぁ〜…」

ジンはため息をつきながら
目を閉じた

⏰:10/04/05 14:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#227 [KC.]

「なんで俺の女をお前らが相手すんの?訳わかんねー事言ってんじゃねぇぞ。」



そう言いながら
開けたジンの目は
すごく鋭く
さっきまでの笑顔なんて
想像できない程
静かに怒っていた

⏰:10/04/05 14:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#228 [KC.]

その顔を見るなり
つっかかっていった男は
「う…」と半歩下がりひるむ

「テ…テメェ〜!!」

ひるんだ男は
勢いよくジンに
殴りかかった

⏰:10/04/05 14:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#229 [KC.]

その拳をジンはさらっとかわし
殴りかかってきた手を掴み
男の背中の方へグイッと
ひねり返した

「イテテテテ!!!」

男は間接をきめられ
身動きがとれず
痛みにもがいている

⏰:10/04/05 14:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#230 [KC.]

「お…おいっ!!」

私の腕を掴んでいる男が
その光景を見て慌てだした

「お前、いつまでそいつに触ってんの?」

ジンはもう一人の男を
睨みつけた

「…ッ!!」

⏰:10/04/05 14:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#231 [KC.]

私の腕を掴んでいた男もひるみ
「チッ」と舌打ちをすると
私を放しジンと反対の方へ
走り出してしまった

その様子を見て
ジンは自分が
捕まえている男を放す

すると勢いよく男はこけた

⏰:10/04/05 14:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#232 [KC.]

そして仲間が逃げて行った方へ
走って逃げてしまった

「助かったぁ…」
私はホッとする

「バーカァ。」

ジンは私の方へ近づきながら
そう言うと私の手をとり
「帰るよぉ」と言って
歩きだした

⏰:10/04/05 14:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


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