*- エロチュウ -*
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#254 [亜夢]
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「これからも仲良くしようなってことで。」

ネックレスにTとNが入ったペンダントがついてる。

「え…Sじゃないの?」

「でかい声で言うなよっ…俺の本名龍紀だからさ…」

こそこそっと言う。

「うれしい…」///

その何分後かには彼女は数え切れないくらいシャンパンを《お祝い》という名目でおろした。

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⏰:10/06/18 17:49 📱:F02B 🆔:feUpZZhU


#255 [亜夢]
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馬鹿なのかアホなのか…

純愛なのか恋愛なのか…

よくわからない。

けれど、確かにここで渚は【響皐月】にはまった。

―裏方―

「あ〜疲れたあ〜」

お客さんをボックスに何組か置いた状態で彼は少しの間、裏方で休憩する。

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⏰:10/06/18 17:51 📱:F02B 🆔:feUpZZhU


#256 [亜夢]
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この店では裕也ではなく【桜木暁】な俺。

「あっき〜?」

突然奴に呼ばれる俺。

開店して直ぐからシャンパンの嵐だった土曜日に、さすがの【響皐月】もばてばてだったみたいだ。

「俺の客は当分大丈夫そうだし、2コ1やからがんばって売り上げあげろよ〜」

はい、とにっこり微笑む。

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⏰:10/06/18 17:58 📱:F02B 🆔:feUpZZhU


#257 [亜夢]
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「今日飯いこっか!!!」

携帯をかちかち打ちながら【響皐月】は俺に声をかけてきた。

「あ…いいんですか?彼女さんとかいませんでしたっけ?」

「後輩とご飯行くくらい大丈夫だって。 そんな心狭い女じゃないし。」

にこにこしながら奴は言う。

確かに亜夢は心広いよな。

「時雨とタツトもいくぞっ!!!」

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⏰:10/06/18 20:38 📱:F02B 🆔:feUpZZhU


#258 [亜夢]
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一番下の俺達を誘って近くにある食堂にきた。

他のふたりは、完全に【響皐月】教徒だ。

「まぢ皐月さんかっこいいすわ〜」

「やばいっすよ、まじで。」

皐月さん、は確かに仕事面ですごいけど…俺の目的はそうじゃない。

皐月さん、の裏をとるために…亜夢のためにここで働いて、近づこうとしてるんだ。

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⏰:10/06/18 20:41 📱:F02B 🆔:feUpZZhU


#259 [亜夢]
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「皐月さんの彼女とか可愛いんだろうなあ…」

時雨がふとそんなことを言う。 ナイスだ。

「あ〜あのひとでしょ?店によく来てる…《彩羽》さん?」

え…

違うよコイツの彼女は亜夢だよ?

「あはは…」

否定しない―…

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⏰:10/06/18 20:44 📱:F02B 🆔:feUpZZhU


#260 [亜夢]
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「彼女ね…」

かちかち携帯を打ちながら奴は少し遠い目をした。

このひと…

従業員までも嘘で突き通してるのか?

それともほんとに…

食事が終わり頭をさげてタツトと時雨は先に寮にむかって歩き出した。

「皐月さん……」

「ん?」

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⏰:10/06/18 20:46 📱:F02B 🆔:feUpZZhU


#261 [亜夢]
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「たぶん新人で下っ端の俺に…言うのはあれだと思うんですが知りたいんです。 彼女を店に呼ぶんですか?」

「…あっき〜は…なんだか、信用あるんだよなあ。」

あはは、と笑って言った。

「俺は彼女を一度も店に呼んだことないよ。 働いてるところみせて不安にしたくない……」

少し切ない顔をする。

「…でも、店にくる女を《彼女》て言わないとだめなんだ。 じゃないとつぶしがかかる。」

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⏰:10/06/18 20:49 📱:F02B 🆔:feUpZZhU


#262 [亜夢]
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「俺のことをよく思わない人間なんて腐るほどいる。 はいってすぐにナンバー1になって…それから、幹部になって…長年やってる上の人間からしたら、腹立つわけだよ。」

と苦笑い。

「こんなこと新人に言う俺って情けないよなあ―…」

はあ、とため息を吐く。

「ま、俺にはちゃんと大事にしたいとおもってる奴がいて…だから貯金して、やめたときには何でもしてやりたいんだ。」

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⏰:10/06/18 20:54 📱:F02B 🆔:feUpZZhU


#263 [亜夢]
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俺は何も言えずに、ただただ彼の言葉をかみしめるように聞いた。

大事にされてるじゃん…

俺…

あいつらの間に入り込む隙なんてなかったってことだな。

―――

裕也は辞めた。

あっさりきっぱりと。

新たなる思いを秘めて…

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⏰:10/06/18 20:56 📱:F02B 🆔:feUpZZhU


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