*- エロチュウ -*
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#84 [亜夢]
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でも―…
アタシみたいに利用価値のない人間を騙さなくてもいいわけだもんね。
お金持ってて、自由に彼の店で飲めるわけでもない。
アタシを彼のものにしても得ではないはず。
「信じてもいいかなあ…」
ドキン―…
少しだけ携帯を確認することに過敏になった。
センター問い合わせが趣味になりそうなくらい。
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:10/05/21 07:44
:F02B
:na8HDJcY
#85 [亜夢]
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あのキスのせい―…
彼を意識しまってる。
アタシは仕事を終えて鞄の中に携帯を放り込んだ。
営業中は連絡よこせないくらい忙しいはずだ。
でも何度も携帯が光っているかを確認する。
それも響皐月のせい―…
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:10/05/21 07:48
:F02B
:na8HDJcY
#86 [亜夢]
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水曜日。
あのワン切り以来、響皐月は電話をかけてこなかった。
着信履歴から登録した名前。
そのまま【響皐月】とはいっている…
「はあ…」
ちらっと携帯を見る。
「恋してる子みたい♪」
右からコソコソと耳打ちするアリサ。
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:10/05/21 18:10
:F02B
:na8HDJcY
#87 [亜夢]
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「えっ…」///
アタシの顔はたぶんりんごみたいに紅く染まったんだろう。
アリサはニターとしながら指でアタシの頬をつつく。
「〜〜…」///
恋してるのかな?
でも告白された訳じゃない。
ただ、携帯の番号を知ってるのと…キスを2回交わしただけ。
だけ…じゃないのかもしれないけど…。
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:10/05/21 18:13
:F02B
:na8HDJcY
#88 [亜夢]
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今日最後の講義。
アタシは外で煙草を吸う友達たちと一緒にたむろっている。
BBBB…
突然ポケットにいれてた携帯のバイブが鳴り始める。
もしかして…
知らない番号からだ。
「はい、もしもし―…」
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:10/05/21 21:55
:F02B
:na8HDJcY
#89 [亜夢]
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「あ、亜夢…?」
声が、―…響皐月だ。
「ごめん…俺携帯落としちゃってさ。 ちゃんと頭にいれといたんだ、亜夢の番号。」
ドキン―…
「もしかしたら俺の連絡待ってたかな、とおもって―…」
まさかな、と鼻で笑う響皐月。
「いや―…あのっ…」///
「待ってた?」///
なんかすごく恥ずかしい―…
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:10/05/21 22:01
:F02B
:na8HDJcY
#90 [亜夢]
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「今日俺、休みなんだよね。 まあ今起きたんだけどさ―…遊びにいかないかなあ、とか思ったりして。」
響皐月からの誘い。
ちょうど今日は自宅に帰ろうとおもってたころ。
「あ、―…空いてます。」
と言った瞬間、響皐月はよっしゃと小声でいった。
それがまたアタシの気持ちをぐいぐいっとあげる。
「そしたらさ―…」
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:10/05/21 22:05
:F02B
:na8HDJcY
#91 [亜夢]
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最後の講義なんて頭になんかはいってこなかった。
アタシにとって、男の人とのデートは…高校や中学んときにした遊びに行くことくらいしか知らない。
大人の人―…
アタシの知らない世界を知ってる、そんなひととどこに遊びにいくんだろう―…
ドキドキしっぱなしのアタシ。
しかも待ち合わせ場所と時間。
大学の前に、アタシが講義を終えたら、すぐ―…
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:10/05/22 00:04
:F02B
:Qn3qwYdw
#92 [亜夢]
:10/05/22 00:08
:F02B
:Qn3qwYdw
#93 [亜夢]
:10/05/22 00:12
:F02B
:Qn3qwYdw
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