*- エロチュウ -*
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#11 [亜夢]
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「ひっでえ〜…俺みたいなイケメンを目の前にして…ってコラ!!! 人の話聞けっ!!!」
アタシが熱い眼差しで中谷サンをみてると響皐月がわがままばっかり言って、相手してオーラをだしてくる。
子犬かっ!!!!
「わかりました〜どうしたんですかあ〜…」
「君、僕が真剣に君と付き合いたいっていったらどうする?」
「へ?」
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:10/05/17 05:47
:F02B
:Za81RYNg
#12 [亜夢]
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「もし俺が付き合ってって、あむむに告白したらどうする?
…
@付き合う
A無理っていう
Bちょっと意識する
C実はその台詞待ってたのよ…
さあどれだ!!!!」
「Aっすね。」
質問の3秒以内に答えるとまた子犬みたいにくうん、といって顔をカウンターにひっつける。
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:10/05/17 05:50
:F02B
:Za81RYNg
#13 [亜夢]
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「むしろなんですか…そのC番とかどう考えてもおかしいでしょ!!!」
「確かに。 俺ってそんなにお笑いのセンスあったっけ…イヒヒ。」
ひとりで響皐月が飲みにくるときは、客と来るときと全く違う雰囲気だ。
仕事の響サンはきりっとしてて男らしくて、いまみたいに甘えただったり面白いキャラだったりがなかなかない。
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:10/05/17 05:53
:F02B
:Za81RYNg
#14 [亜夢]
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ある日のことだ。
アタシが自転車をとめてBAR CIELに向かってると…
「よっ♪」
後ろから声をかけられる。
「この子が皐月サンのお気に入りのバーの子ですか?」
後輩ホストらしき子あわせて全部で10人くらい。
「いまからCIEL行くとこなんだよね♪」
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:10/05/17 05:57
:F02B
:Za81RYNg
#15 [亜夢]
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と、ダーツもありカラオケのある店を後輩ホスト君達も気にいった様子。
「しかもマスターのご飯まじうまあい!!!」
ココにはBAR CIEL特製の一品料理なんかもおいてある。
日によってマスターの腕と食材でかわるけれど。
マスターは愛嬌はいいし、サービス精神あるし、料理もうまけりゃ、カクテルつくらせれば最強だったり。
おまけにダーツはカウントアップで700をゆうにこえたりもする。
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:10/05/17 06:00
:F02B
:Za81RYNg
#16 [亜夢]
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「今日は俺のおごりだから、じゃんじゃん飲んで遊べよ。」
響皐月はそういうと、いつも通り一差し指でロックアイスをカラカラとグラスの中で遊ぶ。
「…皐月君、今日は何を悩んでるの?」
マスターと響サンは意外と色んな話をしてるみたい。
「わかった。 また《あの子》のこと?」
その質問にも答えない響皐月。
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:10/05/17 06:03
:F02B
:Za81RYNg
#17 [亜夢]
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[あの子って誰だろ…]
思わず気になりながらもアタシはほかのホスト君に頼まれて、ブルドックを作る。
[まさか響皐月、ちゃんと本命いるんじゃないの―?]
フフン、意外と純情なんだなあとおもいながら出来上がったブルドックをホスト君に渡す。
「お姉さん彼氏いるの?」
「いませんよ―…」
そんな軽いやりとりをしてる。
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:10/05/17 06:06
:F02B
:Za81RYNg
#18 [亜夢]
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カランカラン♪
「わっ―今日は混んでるね〜…」
中谷サンと同僚のひとが店にはいってきた。
アタシはすぐにおしぼりを渡して、いらっしゃいませ、と声をかける。
「亜夢チャンはいつみても元気でかわいいね。 癒される。」
ニコリと微笑む中谷サン。
アタシはその笑顔だけで元気になれます〜!!!
と…
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:10/05/17 06:09
:F02B
:Za81RYNg
#19 [亜夢]
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「お兄さんの左手の薬指って―…」
「あ、え…」
突然ロックグラスを持ったまま、響皐月が中谷サンに声をかける。 左手の薬指―…?
「中谷サン、新婚だもんなあ〜」
ほろ酔いの同僚がそう言う。
いつも中谷サンは家族の話はしないし、アタシには『一人は寂しいよ』と愚痴ってたのに、うそだったんだ―…
ううん、アタシが勝手に独身ておもってただけだ―…
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:10/05/17 06:13
:F02B
:Za81RYNg
#20 [亜夢]
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トイレで少し深呼吸する。
馬鹿だ、既婚者に恋してしまうところだった。
ハアと息をはいた瞬間に溜まってたもの一気に出ていったからか、涙もぶわあってあふれ出した。
「亜夢のばかあ〜…」
コンコン。
「いまでます―…」
アタシは涙をふいて、
「ごめんなさ―…」
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:10/05/17 06:15
:F02B
:Za81RYNg
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