*- エロチュウ -*
最新 最初 全 
#61 [亜夢]
-
「でねでね、彼氏ったら…過去の女が最低だったらしくて、手も繋ぎたくなければ、キスも嫌なんだけど…愛しくってえ〜…」
桜が幸せならいい。
でもアタシは心配してしまう。
正直、頑張って水商売をしている桜には、1日で給料を使ってしまうような遊び方はしてほしくなかった。
就職率のかなり低い外資系の昼職をやめて、夜の世界にはいったんだから…
「あ〜、早く結婚したいっ☆」
-
:10/05/20 06:11
:F02B
:uEyPQx6s
#62 [亜夢]
-
「…あれ?」
スタバのテラスは硝子張りなので歩いてるひとたちを人間観察できる。
桜はアタシの後方をみて、あ―!!!と声をかけた。
「アタシの彼氏だっ!!!!」
浮かれた様子の桜。
ぶんぶん手を振ると、響皐月のあのとんがった靴の音がした。
カツカツカツ―…
「亜夢、紹介するっ♪」
-
:10/05/20 06:14
:F02B
:uEyPQx6s
#63 [亜夢]
-
「アタシの彼氏の皐月クン♪」
―…
「あ、どうも。」
間違えないよね。
これはあの響皐月だよね。
少し優しくされたからって図に乗ってたのかも。
彼女いて、当たり前だよね。
「えっ…俺らいつ付き合ったの?」
響皐月はアタシには全く触れない。
-
:10/05/20 06:16
:F02B
:uEyPQx6s
#64 [亜夢]
-
「ひっどお―い…こないだ飲みにいったとき付き合って♪て言ったらイイよっていったじゃん。」
「まじか〜酔っぱらうと女みんなに声かけちゃうからな☆」
やっちゃった、とちゃらけて舌を出す。
「なにそれえ〜…好きじゃないの?桜のこと。」
「まだ会うの3回目じゃん!!!」
ちょっと呆れたように笑う響皐月。
-
:10/05/20 06:19
:F02B
:uEyPQx6s
#65 [亜夢]
-
響皐月は、何度もアタシの様子を横目で伺ってた。
期待してしまう―…
でも女を騙すのが彼らの仕事。
女の子に嘘をつくのも、信用させるのも、得意技だ。
アリサは言ってた。
「騙されていいじゃん。 恋愛が怖くて出来ずに大人になるほうが怖いよ。」
って。
-
:10/05/20 06:22
:F02B
:uEyPQx6s
#66 [亜夢]
-
桜は響皐月にべったりくっついて片手に巻き付いて離そうとしなかった。
「俺いまスカウト中だし、また連絡するわ―!!!」
またね、と手をぶんぶん振ると、響皐月は人混みに消えていった。
「あ〜あ…いっちゃった…皐月ちは忙しいんだから…全然遊んでくれないし、連絡もまちまちなの!!! ずるい男だよね…」
きまずい。
アタシがあの男とキスしてしまったことや、自分の店の常連だなんて、口が裂けてもいえなかった。
-
:10/05/20 06:26
:F02B
:uEyPQx6s
#67 [亜夢]
-
帰宅―…
部屋に戻り、机をみると置いたはずの名刺がない。
おかしいなあ。
アタシは数分周辺を探したけれど、結局みつからず、あきらめて日曜に終わりを告げた。
正直…響皐月を桜が指名してるとなると、のちのち大変なことになりそう…
日が落ち、月がでて、また日がのぼると月曜の朝になる。
今日は授業は昼からたった数時間。
-
:10/05/20 06:29
:F02B
:uEyPQx6s
#68 [亜夢]
-
月曜は短時間の授業プラスCIELはお休みなので、まだゆっくりできる日。
「亜夢、おでかけしようよ♪」
たまにはね、と付け足してアリサがそう言った。
そんなことよりも、アタシは響皐月は何のためにアタシを口説いたり?抱きしめたり…好きっぽいそぶりを見せるの?
ホストだから?
わかんないよ。
どれが嘘なのか本当なのか…
***
>>054から
ここまで更新しました

-
:10/05/20 06:32
:F02B
:uEyPQx6s
#69 [亜夢]
:10/05/20 06:35
:F02B
:uEyPQx6s
#70 [亜夢]
-
【彼氏】の話をされてから、桜から頻繁にメールで相談されるようになった。
正直、全然携帯放置なアタシにとってマメに連絡をかえすのは疲れる。
特に、土日月曜日はいいんだけど、CIELと学校がある日なんて携帯に睡眠時間をとられるのは、きつい―…
「ごめんっ…話また今度でいいかな?今から仕事なんだよねっ…」
「え?夜に仕事いってるの?」
嘘はだめだ。
-
:10/05/20 17:14
:F02B
:uEyPQx6s
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194