Supernova〜超新星〜
最新 最初 🆕
#10 [Mr.RabbIts!]
 
いや、探したんだけど教科書がロッカー無くて。
たぶん三組の奴に貸したまま返ってきてないと思うんだ。
中池って奴なんだけど、ほら、そこの谷垣とも仲良くて…
 
たくさんの言葉が一瞬にして浮かび上がったが、彼女の手に握られている教科書を見て全て飲み込んだ。
 

⏰:10/05/28 00:53 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#11 [Mr.RabbIts!]
 
訂正
>>10
 
いや、探したんだけど教科書がロッカー無くて。
 
→いや、探したんだけど教科書がロッカーに無くて。
 

⏰:10/05/28 13:20 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#12 [Mr.RabbIts!]
 
「べつに…いいよ」
 
彼女の表情が曇る。
冷たい奴だと思われたかもしれない。
 
「おい、三木ー!」
「あー。今行くわ」
 
べつに…いいよ。
宮本が教科書見つけれたんなら。
 
続く言葉を飲み込んだまま、俺は急かす谷垣の元へと手ぶらで向かった。
 

⏰:10/05/28 13:26 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#13 [Mr.RabbIts!]
 
「悪い。行こう」
「別にいいけど…手ぶらかよ」
 
教科書は?と問いかけてくる谷垣を歩くように促す。
 
「あー…たぶん中池から返ってきてない」
「まじかよ?三組まで行く時間ねえぞ」
 
携帯電話のディスプレイに映し出された時間を見て、俺もうなずく。
 

⏰:10/05/28 13:30 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#14 [Mr.RabbIts!]
 
「どーすんの?」
「そんまま通す」
 
パソコンの授業担当の教師って誰だっけなんて考えていると、谷垣がぼそっと「山口」と呟いた。
 
「げっ」
 
顔をしかめる俺に谷垣は困った笑いを返してきた。
 

⏰:10/05/28 13:38 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#15 [Mr.RabbIts!]
 
「三木」
 
授業のあたまに指名された俺は、観念して席から立ち上がった。
 
「はい」
「教科書は?」
「…忘れました」
 
まだ入学して一ヶ月、あんま仲良く無い子達からの視線が痛い。
 

⏰:10/05/28 13:42 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#16 [Mr.RabbIts!]
 
「忘れたって、教室にか?」
「あー…はい」
 
そうです。なんて答えたけど、若干ずれてる感じがする。
 
「じゃあ、今すぐ取りに行け!」
「いやあー…それが」
 
返答に困り首に手をやる。
教室ったって、三組だし。
授業やってるだろうし。
 

⏰:10/05/28 13:45 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#17 [Mr.RabbIts!]
 
つーか、この会話邪魔くさいなー。
みんなだって気まずいだろうに。
山口はその空気に気づかないのか、はっきりしない俺にイライラしているのか声を荒げた。
 
「取りに行ってこいと言ってるんだ!!」
「いや、だから…」
 
何て説明しようか考えていると、半笑いの谷垣と目が合った。
 

⏰:10/05/28 13:50 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#18 [Mr.RabbIts!]
 
くそー
あいつ楽しんでやがる。
 
「三木!お前なめてるだろ!?たらたらしゃべりやがって」
 
谷垣を睨んでいた目で山口を見る。
 
「何だよ、その目は!」
 
俺の態度に興奮した山口は授業をする気など無くなり、俺を説教することに決めたかのように見えた。
 

⏰:10/05/28 13:56 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#19 [Mr.RabbIts!]
 
もう、素直に教室取りに行くふりしてサボれば良かった。
そんな考えが頭の端に浮かぶ。
 
「授業を受ける気が無いなら、出て行け!!」
 
凄い剣幕でまくし立てる山口に不思議なくらい、心が冷めていく。
 

⏰:10/05/28 14:00 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194