Love forever 〜Destiny〜U
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#293 [ゅぃ]
「でも・・・・学校辞めるなんて・・・・」
「学校辞めて働く事、もう決めたことだから。自分で決めたから。」
「・・・・でも、後悔するよ?」
「後悔しない。」
俺の真剣な言葉を聞いたお袋は俺の顔をじっと見つめて、お袋も何か決意したような表情になった。
:10/11/23 00:24
:PC
:☆☆☆
#294 [ゅぃ]
「・・・・翔輝。分かった。私も働く。」
「・・・・・え・・・・」
「翔輝だけ働かせるなんて・・・私もいるんだから。私だって、皆を守っていく」
お袋は不安げな表情を出さずに、強い眼差しで俺にそう言った。
:10/12/09 00:22
:PC
:☆☆☆
#295 [ゅぃ]
・・・・・・・・もしかしたら全てはここから始まったのかもしれない。
・・・いや、きっとそうに違いない。
数日後。
俺は働きたいという意志を、親父に告げた。
「・・・・親父。おれ働く。」
:10/12/09 00:26
:PC
:☆☆☆
#296 [ゅぃ]
「・・・・・・・え?」
「俺、働く。」
もう一度同じ台詞を、ハッキリと口にした。
「・・・・働くって・・・お前。」
「もう決めたんだ」
「・・・・・翔輝・・・・。ごめんな本当。・・こんな情けない事になって・・・」
辛そうな顔で俺に言う親父。
:10/12/09 00:28
:PC
:☆☆☆
#297 [ゅぃ]
・・・・違うよ、親父。
「・・・違うんだ。俺今まで勉強もしないで、毎日ほっつき遊んで・・・チャラついててさ・・・親父が倒れてから気付いたんだ・・・・」
「・・・・・?」
「俺何してたんだろ。って・・・。こんな時に家族支えてやんのは俺なのに。その俺がこんなんじゃ駄目だって思った。」
「・・・・・・・」
:10/12/09 00:31
:PC
:☆☆☆
#298 [ゅぃ]
「なんつーか・・・俺バカだから上手く言えねぇけど・・・・家族の為にも自分の為にも、俺働きたい」
「・・・・・ありがとう。」
・・・・俺の親父は、決して多くを語る人ではない。
だけど本当は知ってるんだ。
誰よりも家族を愛して、守って、理解してくれる。
:10/12/25 20:49
:PC
:☆☆☆
#299 [ゅぃ]
今度は俺の番なんだ。
「うん」
俺は笑って答えた。
俺の仕事が決まったのはそれからすぐの事。
親父が倒れてから、俺の頭の中ではもう「この仕事する」って決めてたんだ。
思い立ったらすぐ行動する。そんな俺。
:10/12/25 20:51
:PC
:☆☆☆
#300 [ゅぃ]
当時俺には、‘ヤス君’っていう先輩がいた。
その先輩のしている仕事が‘鳶職’だった。
「・・・・ヤス君、ちょっとお願いあんだけど・・・」
俺はヤス君に相談した。
親父が倒れてから、働きたい。と思った事。
ヤス君はじっと俺の話を聞いてくれていた。
:11/01/22 00:24
:PC
:☆☆☆
#301 [ゅぃ]
「・・・ヤス君、俺働きたい。仕事・・・紹介してください」
俺はヤス君に頭を下げた。
「おい翔輝、顔上げろ?」
ゆっくり顔を上げると、ヤス君は笑って、
「お前がどれだけ働きたいかは、よーく分かったよ。本気なんだな」
「・・・・・うん」
:11/01/22 00:27
:PC
:☆☆☆
#302 [ゅぃ]
「学校は・・・辞めても後悔しないんだな?」
「うん」
「・・・・分かった。まぁ俺に任せろ。近々親方に話してくるから」
「・・・・ありがとう。」
・・・・それからすぐに、俺は高校を退学した。
辞める理由を知ってた皆は俺に何も言わなかった。
ただ「頑張れよ」って言ってくれた。
:11/01/22 00:31
:PC
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