Love forever 〜Destiny〜U
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#601 [ゅぃ]
「なんで?」

少し真面目な顔で聞かれる。

なんでって…。

でも、このまま進めないのは嫌だ。
…もしこのタイミングを逃したら、次はいつチャンスがくるかな?

言いたいのに…なかなか言い出せない。

頭の中で言葉がグルグル回ってる。

⏰:11/07/07 22:33 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#602 [ゅぃ]
「…じゃあ俺から教える」

黙り込んでしまったあたしに、翔輝がそう言った。

「…え?」

「俺が先に言うから、心は後な?」

翔輝はそう言うとあたしの手を握った。



…え?なに?

⏰:11/07/07 22:36 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#603 [ゅぃ]
「俺は…これからも心と一緒にいたい。…ってお願いした。」




「…え?」

びっくりして聞き返す。

この時のあたしの顔、
きっと目が点になってたんだろうな…。



「うそ…」

「うそじゃない」

⏰:11/07/07 22:38 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#604 [ゅぃ]
それって…それって、あたしの事が好きってこと?


「俺、心が好きだ。」

あたしの心を見抜いているかのように…そう言った。


「…あたしも…好き。」

消え入りそうな声で言った言葉。


「…マジで?」

「うん…。好き。」

恥ずかしくて目を合わせていられなかった。

⏰:11/07/07 22:41 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#605 [ゅぃ]
突然、あたしは翔輝に抱き締められた。


「…好きだよ。」

ぎゅーっと力を込めて、甘い言葉を囁かれる。

「あたしも…大好き。」

あたしも負けないように力いっぱい抱き締めた。



「…俺の彼女になってくれる?」

「うん。」


あたしは力強く答えた。

⏰:11/07/07 22:44 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#606 [ゅぃ]
…夢みたい。

ずっと、触れたかった。
触れられたかった。
好きと言われたかった。
…翔輝の彼女になりたかった。


これからはあたしの彼氏は翔輝で、翔輝の彼女はあたし。


「あたしもね…翔輝とこれからも一緒にいれますように。ってお願いしたよ。」

「…マジで?」

⏰:11/07/07 22:48 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#607 [ゅぃ]
「マジだよ。」

「もう…なんか夢みてぇー。」

可愛い。
翔輝が愛しくてたまらないよ…。



…今翔輝が握っているあたしの腕には、過去の傷跡が残っている。

…もし過去の話をしたら、翔輝はびっくりするだろうな。

⏰:11/07/07 22:53 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#608 [ゅぃ]
…でも、聞いてほしい。
このあたたかい温もりをくれる翔輝に。

聞いてほしい。
あたしを知ってほしい。


広くて綺麗な夜空を眺めていたら、あたしの過去の痛みは、ほんの小さな一部だったのかな。そう思った。


今、過去を打ち明けます。

…こんなあたしを受け止めてくれますか?
翔輝。

⏰:11/07/07 22:58 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#609 [ゅぃ]
「あのね…翔輝」

「うん?」

今まで聞いた中で、
1番優しい返事。


「…聞いてほしいことがあるの。」

「…なに?」

「長くなっちゃうかもしれないけど…翔輝には聞いてほしい。」

「うん。」



あたしは静かに話し出した。
…辛かったあの過去を。

⏰:11/07/07 23:01 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#610 [ゅぃ]
「…翔輝、これ見たことあるよね?」

あたしは静かに左手首を翔輝に見せた。

…星と月が照らしてる。


「うん…あるよ。」

トーンが下がった声でそう言った後、左手首を優しく両手で包んでくれた。



「この傷ね…自分で付けたの。」

「…うん。」

悲しそうな声で相槌を打つ翔輝の声は優しくて、
あたしは泣きそうになる。


⏰:11/07/07 23:06 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#611 [ゅぃ]
あたしの手首を優しく撫でる翔輝は、あたしが自分でリストカットした事、最初から分かってたみたいだった。


中学から高校にかけて、直哉と付き合っていた事。

元カノの世菜さんの事。

遠距離恋愛をした事。

突然の別れ。

…そして、レイプ。

⏰:11/07/20 00:01 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#612 [ゅぃ]
大切な家族や友達、親友の亜美に支えられて、乗り越える事が出来たこと。


あたしは話している途中、ポロリと大きな涙を流した。

気付けばあたしの頬はたくさんの涙で濡れていて、
途切れ途切れになりながらも、過去を話し続けた。

「ッ…あたし、あたしね…。」

涙は止まることを知らない。

⏰:11/07/20 00:04 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#613 [ゅぃ]
「…大丈夫。もう分かったから。十分伝わったから…。」

そう言って、嗚咽まじりに話しを続けようとするあたしを、翔輝は優しく抱き締めた。

翔輝の胸の中でゆっくり深呼吸すると、翔輝の匂いに包まれた。

…それだけで、さっきまで乱れていた息を落ち着かせる事が出来た。

翔輝の存在はすごいね…。

⏰:11/07/20 00:09 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#614 [ゅぃ]
今はこんなに温かくて…
優しくて…あたしの全てを受け止め包み込んでくれる翔輝がいる。

今まで生きてきてよかった。

あたしずっと…
翔輝に聞いてほしかったんだ。



「翔輝ありがとう。…あたしの話し聞いてくれて。」

⏰:11/07/20 00:11 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#615 [ゅぃ]
「うん。…これからは俺がいるから。ずっと大丈夫だから。…約束する。お前を一生守ってく。」


力強くそう言われた。

翔輝の言葉があたしの胸に響き渡る。

こんなにいとおしい存在は翔輝しかいないよ…。


「翔輝、大好き。…ありがとう。」

⏰:11/07/20 00:14 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#616 [ゅぃ]
あたしがそう言うと、翔輝はあたしを正面に向き合わせて…優しくキスした。


少し触れるだけのキス。

あたし達は見つめ合うと、また強く抱き締め合った。



「…例えばさ。」

「うん?」

翔輝が話し出す。


⏰:11/07/20 00:25 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#617 [ゅぃ]
「例えばもし、今笑ってる人がいれば、どこかに泣いている人がいる。例えばもし、今幸せな人がいれば、どこかに不幸な人がいる。」

「…うん?」

ゆっくり言葉を並べる翔輝。


「それはさ、人と人とが繋がってるからなんだよ。」

「うん。」

「…心は過去に辛い思いをしてきた。だけど、これからは大丈夫。俺がいるから。俺が笑顔にさせてやるから。」

⏰:11/07/28 00:43 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#618 [ゅぃ]
「…うん。」

「だけど…さっき言ってた心の元カレは、今すげぇ後悔してるんじゃないかと思う。…傷付けたこと、きっと後悔してる。」

「…ん。」

「だからこそ心には、幸せになっててほしい。って思ってると思う。」

「…思ってくれてるのかなぁ。」

「きっと思ってる。…俺が言いたいのはさ?人は1人なんかじゃないって事。
人と人は繋がってる。」

⏰:11/07/28 00:47 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#619 [ゅぃ]
「うん。」

「今笑ってる人がいるなら、それは誰かと笑い合ったり、その人が幸せでいるから。」

「うん。」

「今泣いている人がいるなら、それは誰かに傷付けられたり、悲しい思いをしたから。…人は必ず誰かと繋がって生きていくんだよ。生まれた瞬間から、いつか死ぬその時まで。」


翔輝の言う言葉一つ一つにはすごく重みがあって、深い意味を感じる。

⏰:11/07/28 00:50 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#620 [ゅぃ]
「辛い思いをしながらも、また幸せを求めて生きて行く。皆そうなんだと思うんだ。…今、心には俺がいる。俺には心がいる。」


“…人は絶対に1人なんかじゃない。”

最後に付け加えてそう言った。


…そして、静かに語り出した。

⏰:11/07/28 00:53 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#621 [ゅぃ]
「…俺の親父さ、今はあんなにピンピンしてて元気なんだけど、昔事故に遭ったんだ。」

「…そうなの?」

「うん。俺が高1だった時に。車と接触事故。…一時入院してて仕事休んでたんだ。」


一つ一つ、静かに、ゆっくりと言葉を繋げていく。

…初めて会った翔輝のお父さん。
男らしくて逞しい人。
そんなお父さんが事故に遭って、大変な時期があったこと。

⏰:11/07/28 00:57 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#622 [ゅぃ]
「俺昔はやんちゃばっかしててさ。毎日遊んでた。…今だから言えるけど、色んな女ととっかえひっかえだった…。」

少し苦い顔で笑う。

…そうだったんだ。
正直、ちょっとだけ胸が締め付けられた。


「…そんな時、親父が急に事故って、内心すげぇ焦った。それに怖かった。…だけど家族守るのは他の誰でもなくて俺だったんだ。」
「うん…。」

今度はあたしが翔輝の手を握り締める。
翔輝はすぐに握り返してくれた。


⏰:11/07/28 01:04 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#623 [ゅぃ]
「それからすぐに高校辞めて、世話になってた先輩に仕事紹介してもらって最初は地元で働いてたんだ。…けど、急にヘルプでこっち来る事になって。
最初は地元から離れないつもりだった。でも、やっぱそうはいかねぇし。頑張るっきゃなかったな。」


一気に説明すると、そこで一旦話しを止めて、翔輝は少し笑った。

「んで、こっち来てすぐに親父の体調良くなったんだ。退院して仕事も復帰できた。俺は結局こっちに住んで、こっちで働きって決めたんだけどな。」

⏰:11/08/01 01:11 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#624 [ゅぃ]
「…そうだったんだ。」

「うん。…最初は知り合いもツレも、誰もいなかったけど、一登とツルむようになって、亜美と知り合って、今は心がいる。…すげぇ楽しいよ。」

そう言ってまた笑顔になった。

それを聞いてあたしはすごく嬉しかった。

みんなで遊ぶのが今はすごく楽しい。
それは翔輝も同じ気持ちだったから。

⏰:11/08/01 01:15 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#625 [ゅぃ]
同じ幸せを感じてるんだね。


「大事な話し聞かせてくれてありがとう。」

「…ううん。心こそありがとな。勇気いったよな。」

頭を撫でられる。

「うん…。あたしね、ずっと翔輝に聞いてほしかったんだと思う。今日話せて、すごいスッキリした。」


心の中でモヤモヤしていたものが無くなった。

⏰:11/08/01 01:18 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#626 [ゅぃ]
「そっか。じゃあこれからも言いたいことは何でも言えよ?」




それからもあたし達はしばらく話していた。

「…っクシュンっ」

長い間外にいたからか、くしゃみが出た。

「だいぶ冷えてきたな…。風邪引くとやべーし、そろそろ戻るか。」

「うん。」


翔輝はあたしの肩を抱きながら、バイクが停めてある方へと歩いてく。

⏰:11/08/01 01:21 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#627 [ゅぃ]
「…そういや今日さ、」

「ん?何?」

「海でさ、龍が心と会った時に、俺の女かって聞かれて、俺『うん』っつっただろ?」


あ…そうだ!

「うん、言った!あたしちょっとビックリしちゃった。」

「だよな。…まぁ、なんつーか…」

⏰:11/08/01 01:24 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#628 [ゅぃ]
頭を掻きながら説明してる翔輝は、恥ずかしそうだった。


「ずっと今日告るつもりだったんだ。…心はどうなのかとか考えてなかったけど。それに…“俺の女”って思われたかったんだ。」


そこまで説明すると、
翔輝は黙り込んでしまった。

あたしはと言うと、もう…何て言ったらいいのか分からなくて、2人して黙り込んでた。


「あー…俺ガキくせぇ!」

⏰:11/08/01 01:27 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#629 [ゅぃ]
いきなりそう言うと今度は頭をわしゃわしゃと掻き上げた。

「まじ恥ずかしい…俺。」


バイクを滑らせて言う。


「翔輝…。」

「よし、帰るぞ。」

照れを隠しながら、あたしをバイクに乗せてヘルメットを被らせると、エンジンをかけた。

バイクが走りだしたら、ちゃんと声が聞こえない。

⏰:11/08/01 01:30 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#630 [ゅぃ]
あたしはバイクが走り出す直前に、


「翔輝!あたし…ビックリしたけど嬉しかった!
…翔輝はあたしの事どう思ってるのか、正直すごい不安だったの。…ずっと。」

背中にぎゅうっと抱き付きながら、精一杯気持ちを伝えた。


「…俺、ずーっと好きだったから。」

それだけ言うとあたしの手をぎゅっと握った。

⏰:11/08/01 01:33 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#631 [ゅぃ]
「…大好き。」


あたしがそう言うと、翔輝はバイクを発車させた。


後ろから顔は見えなかったけど…。すっごく照れてたんだな。って分かったんだ。



家に着くと、忍び足で部屋へと戻る。


「あ…」

部屋の中をよく見ると、亜美と一登が二つの布団を占領して、寄り添って眠っていた。

⏰:11/08/01 01:36 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#632 [ゅぃ]
「こいつら…」

翔輝がボソっと呟いた。


「…俺らも寝るか。」

「…うん。」


あたし達は残り2つの布団に潜り込む。

…だけど、寝返りを打ったら翔輝の顔がしっかり見える位、近い距離だった。


恥ずかしいから、逆の方向を向く。

⏰:11/08/01 01:38 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#633 [ゅぃ]
「…心」

「…ん?」

「こっち向いて?」

そう言われ、ゆっくり翔輝の方を向く。

「……。」

近すぎて何も言えない。


「…こっちおいで?」


腕を広げて、あたしを手招く。


⏰:11/08/01 01:41 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#634 [ゅぃ]
一緒に寝るんだよね?

ドキドキしながらも、あたしはゆっくり翔輝の腕の中へ移動した。


「…あったかい」

翔輝の温もりに包まれた。


「朝起きたら、2人ともビックリするだろうな」

「絶対すると思う(笑)」

⏰:11/08/09 00:03 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#635 [ゅぃ]
2人の間に距離は1ミリもなくて、話す度に互いの息が肌に触れる。


「…もう寝る?」

あたしの髪を撫でて聞く。

「うん。…もう眠くなってきた」

「…おやすみ」

そう言ってあたしのおでこにキスをした。

…もっとしたい。

⏰:11/08/09 00:06 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#636 [ゅぃ]
「おやすみ…っ」

あたしはちゅっと翔輝の唇にキスをした。

すぐに翔輝の胸に顔を埋める。


「ん…。」

ぎゅっと抱き締められながら、あたしは眠りについた。



─────────



「え!?まだチューしかしてないの!?」

⏰:11/08/09 00:10 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#637 [ゅぃ]
…翔輝と付き合いだして、早くも三週間。

翔輝とは週に3、4日は会っていた。
ドライブデートしたり、お互いの家に遊びに行ったり。

…だけど、まだ一度もキス以上の事をしていない。


「…なんか逆に不安になってきたなぁー。」


悩んだあたしは亜美に相談すると、さすがに亜美もビックリしてた。

⏰:11/08/09 00:12 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#638 [ゅぃ]
「…いやー、まさか翔輝がそこまで硬派だったなんて。亜美もビックリしたよ」

「…大事にされてるってすごい思うんだよ?でも、翔輝はあたしと…エッチしたいとか思わないのかな。」

これは正直な気持ち。

でもきっと、翔輝なりにあたしの事を考えてくれてるんだよね。

⏰:11/08/09 00:15 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#639 [ゅぃ]
それでも、翔輝だって男なんだから、そういう事考えたりしてる…よね?


「…やっぱり一つ言えることは…心のことが大事で仕方ない。って事だね。」

「…かなぁ。」

「あ!そういや心、来週誕生日じゃん!」

「あ、ホントだ、来週。」

8月10日はあたしの誕生日。もう21かあ。

⏰:11/08/09 00:19 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#640 [ゅぃ]
「もちろん翔輝と過ごすよね?」

「…そういや翔輝って、あたしの誕生日知らないかも。」

「え!?そうなの!?」

再びビックリする亜美。

「あたしも翔輝の誕生日知らないし…でも自分から『誕生日なんだけど』って言うのもなぁ…。」

「亜美に任せなさい。」

⏰:11/08/09 00:21 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#641 [ゅぃ]
そう言うと亜美はいきなり電話をかけ始めた。

「えっ!翔輝…?」

「もちろん」

いきなり電話って!

「あ、もしもし翔輝?」

わ〜かかっちゃったよ。

会話のやり取りから見て、今は仕事で移動中みたい。

⏰:11/08/09 00:23 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#642 [ゅぃ]
「あのね!いきなりなんだけど、心来週誕生日なの」

わー言っちゃったよ!

「え?隣にいるよ?」

亜美はあたしに携帯を差し出してきた。

「…もしもし?翔輝?」

「心?お前、来週誕生日ってほんと?」

「うんっ…来週なの」

⏰:11/08/09 00:26 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#643 [ゅぃ]
「何日?」

「10日だよ」

「…マジ?」

「うん…?マジだよ?」

何だか翔輝は意味ありげに確認してくる。

「実はさ…俺も10日、誕生日なんだ」

え!?

「そ、そうなの!?」

「おう。…誕生日一緒だったんだな。すげー(笑)」

⏰:11/08/09 00:28 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#644 [ゅぃ]
嘘だぁ…!
こんな事ってあるんだ!


「うそー…!」

あ、誕生日プレゼント買わなきゃ!何がいいかな。

「心」

「うん?」

「その日仕事?」

カレンダーを見ると運良く10日は土曜日。バイトの子がいるから休み。

「ううん!休みだよっ」

「マジで?…じゃあ、その日空けといて。」

「うんっ♪」

⏰:11/08/09 00:32 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#645 [ゅぃ]
「あとさ…」

「ん?なに?」

「その日、俺ん家泊まってってよ。」

え…泊まり…?

「…無理?」

「ううん!大丈夫っ!」

「よかった」


…待って。
これは急展開だぞ。


⏰:11/08/09 00:33 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#646 [ゅぃ]
「じゃあ俺仕事残ってっから…また連絡するな?」

「わかった!仕事頑張ってね!」

「おう。じゃーな」

「またね!」


電話を切って亜美に携帯を渡す。

「亜美〜…」

「何だって何だって!?」

⏰:11/08/16 23:18 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#647 [ゅぃ]
あたしの話しを後ろで聞いていた亜美はあたしに飛び付いてきた。


「誕生日の日…空けといてって…。」

「よかったじゃん!」

「あと、『俺ん家泊まってって』…って…!」

「え!ほんと!?」

「うん!…やばいっどうしよう!今から緊張してきたよ〜!」

「落ち着け落ち着け!」

⏰:11/08/16 23:20 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#648 [ゅぃ]
「お泊りするって事は…って、あ〜!あたしこんな事ばっか考えてスケベみたい!」

そう言って頭を抱え込んだあたしを見た亜美は爆笑してた。

後で翔輝と誕生日が一緒だったことも話すと、

「なんかさ!もう運命の相手でしかないよ。二人が付き合って本当良かった!」

と、笑顔で言ってくれた。

⏰:11/08/16 23:26 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#649 [ゅぃ]
───────


毎晩ドキドキしながら眠りについて、気付けば誕生日当日。

プレゼントは何にしようか迷った結果、キーケースを贈ることにした。

翔輝が今使ってるやつは、年季が入ってて所々ボロボロだったんだ。



『どっか行きたいとこある?』

『…水族館行きたいなぁ』
前の日に電話で、当日の予定を決めた。

⏰:11/08/16 23:31 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#650 [ゅぃ]
『水族館?わかった。朝迎えに行くな。』

『うんっ』


夏といえば水族館だよね。いっぱい写真撮りたいな。

朝、いつもよりすぐに目が覚めて、シャワーを浴びて念入りにメイクする。

服も買ったばかりの花柄のトップスにショーパン。

髪は最近巻き髪だったから久しぶりにストレートにした。

⏰:11/08/16 23:38 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#651 [ゅぃ]
いつも可愛いって思われたいから、デートの時は色んな系統の服を着たり、髪は巻いたり、たまにアップにしてみたりする。


「…よしっ」

準備が整って鏡の前に立つ。

すぐ傍にあるのは、翔輝の部屋へ泊まる時の荷物。

…と、昨日日付が変わったと同時に亜美から貰ったプレゼント。

⏰:11/08/16 23:48 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#652 [ゅぃ]
紙袋に入っているソレは…

勝負下着。


「これで硬派な翔輝も絶対悩殺!」

亜美はそう言ってたけど、いざこれを着るとなると悩む。

あたしは下着が入った紙袋を、他の荷物と一緒に詰めた。


…どうしよーかな。

⏰:11/08/16 23:55 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#653 [ゅぃ]
時計を見るともう約束の時間になろうとしてた。


荷物を持って、お気に入りのサンダルを履いて部屋を出る。

エレベーターに乗って外に出ると、丁度いいタイミングで翔輝の乗った車が現れた。

「おはようっ♪」

「おはよ」


車から降りて荷物を積んでくれる。

⏰:11/08/16 23:58 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#654 [ゅぃ]
二人で車に乗り込む。

「翔輝、誕生日おめでとうっ!」

あたしはカバンに入っていたプレゼントを取り出して翔輝に差し出す。

「プレゼント?良かったのに…。ありがとな。」

そう言って頭を撫でられた。


「心もおめでと。…なんか面白いな。誕生日一緒って」

フっと笑う。

⏰:11/08/17 00:03 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#655 [ゅぃ]
「俺も用意してるんだけどさ…今部屋にあるんだ。」

「ほんと?」

「うん。だから帰ってからこれ開けていい?」

「いいよっ」

「夜まで待っててな」


プレゼント何だろう…?


「うんっ」

笑顔で返事すると、何故かあたしを見つめてくる翔輝。

⏰:11/08/17 00:08 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#656 [ゅぃ]
「ん?あたし何かついてる…?」

「…可愛い。」


そう言っていきなり抱きしめられた。

「えっ!?」

「甘い匂いする…」


髪に顔を埋めながら言う。
…そのまま顔を移動させてキスされた。

⏰:11/08/17 00:11 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#657 [ゅぃ]
「…ん…っ」

「心…可愛い」



…翔輝と付き合ってから分かった事。

二人でいる時、翔輝はめちゃくちゃ甘えたがり。

友達の時は、男らしくて結構クールだなぁ。って思ってたけど…。

実はかなりギャップある。

⏰:11/08/17 00:15 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#658 [ゅぃ]
「…行こっか」

あたしから離れて運転を再開したけど…ずーっとあたしの手を握ったまま。

会う度にドキドキして、もっと好きになってく。


───────

水族館に着くとすでに人がいっぱいいた。

駐車場に車を停めて、二人で水族館の中に入っていく。

⏰:11/08/27 00:52 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#659 [ゅぃ]
「人いっぱいだね」

「だな。…はぐれないように離れるなよ」

…って言われたけど、車から降りてまたすぐに手を繋いでる。

きっと絶対はぐれないよ。


入場料は翔輝がお金を出してくれた。

いつもあたしが払うって言うと絶対に「ダメ」って言うんだ。

あたしがお金を出したことは一度もない。

翔輝はそういう人。

⏰:11/08/27 00:54 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#660 [ゅぃ]
水族館に入って、色々な水槽を見て回った。



「綺麗〜。あたし水族館来たの久しぶり!」

「俺も。子供の時にしか来たことない。」


並んで歩きながら進んでいくと、

「あ!水槽のトンネルだって!翔輝いこっ」

「おー?」


人が並んでる列に、翔輝の手を引きながら小走りで向かう。

「早く早くっ」

「そんな急がなくてもちゃんと見れるから(笑)」

⏰:11/08/27 00:58 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#661 [ゅぃ]
あたしがはしゃぐと、いつも優しい目で見てくれる。


「…うわ。やべー」

水槽のトンネルはかなりの大迫力で翔輝もびっくりしてた。


カシャ

そんな翔輝の横顔を隠し撮り…

「なーに隠し撮りしてんだ?」

クイっと顎を指で持ち上げられる。

「あ…バレちゃった?(笑)」

「…バレバレ」

⏰:11/08/27 01:01 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#662 [ゅぃ]
そう言うと翔輝の顔がゆっくり近付いてきて…


「……っ」

…薄暗い中、周りの人からあたしを隠すようにしてキスされた。


「…っ翔輝、見られちゃうよ?」

「ん。…したくなった。」


びっくりした。

今まで外でキスされた事なんてなかったから。

『したくなった。』…ってストレートな言葉にドキっとした。

⏰:11/08/27 01:05 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#663 [ゅぃ]
…それから隅々まで色んな水槽を見た後、イルカのショーを見に行った。

明らかに水がかかりそうな席に、「近くで見たい!」って言って座ったあたし。

「ぜーったい水かかるぞ」

って言いながら、ノリよく席に腰を下ろしてくれた。


ショーが始まると…やっぱりあたし達の座った席に水しぶき命中。(笑)

服とカメラが濡れないように二人で必死だった。(笑)

⏰:11/08/27 01:11 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#664 [ゅぃ]
「…ごめんね。やっぱ水めっちゃかかったね。」

「や、すげーおもしろかったよ(笑)」

ショーが終って水族館の外に出た。


「写真撮れた?」

「うーん…興奮してたからブレてるのばっかり(笑)」

二人で写真を見て盛り上がる。

「ねぇ翔輝、二人で撮ろ?」

「おー。…誰かに頼むか。」

撮ってくれる人を探していると、ちょうど家族連れの親子が入り口から出てきた。

⏰:11/08/27 01:14 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#665 [ゅぃ]
「すいません。シャッターお願いしていーですか?」

「全然いいですよ〜」

翔輝がお願いすると、快く写真を撮ってくれた。


「はい、もっと近付いて〜」

カシャ


「「ありがとうございます」」

「いいえ。それじゃあ」

「お兄ちゃんお姉ちゃん、ばいばーいっ」

⏰:11/08/27 01:18 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#666 [ゅぃ]
小さい子供があたし達に手を振る。

「バイバイっ」


親子は手を繋いで仲良く帰っていった。


「…とりあえず車乗るか」

「うん。そうだねっ」


車に乗り込んで、これからどうするか話し合っていたら、「…海でも行く?」と翔輝が言った。

ナビを見ていたら、ここから少し走った所に海がある。


「行きたいっ」


⏰:11/08/27 01:21 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#667 [ゅぃ]
車は海に向かって走りだした。




海に着いて、車から出ると涼しい風が吹いた。

手を繋いで砂浜まで向かう。


「あっ、やばい!ヒールが埋まる〜っ」

翔輝にしがみつきながら歩く。

⏰:11/09/07 00:33 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#668 [ゅぃ]
「砂浜綺麗だし、サンダル脱げば?車にタオルあったしな」

「じゃあ脱いじゃおっ!」

あたしはサンダルを脱いで海目がけて走った。


透明な海の水に足を浸ける。


「冷たい〜!翔輝もこっちきてよー」

「冷てぇの?…ちょっと待ってろよ。」

そう言うと翔輝は靴を脱いで、ズボンを捲り上げた。

⏰:11/09/07 00:39 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#669 [ゅぃ]
「あ〜〜…冷たい。」

目を瞑って冷たさに堪えてる。

「なんか海来ると、翔輝の地元思い出すなぁ〜」

「…また来いよ。次は二人で行こうな?」

「二人で?」

「うん。家族にもちゃんと紹介しておきたいし。彼女って。」

「…うんっ。ありがとう」

海に浸かって話していると突然ポツポツと雨が降りだした。

⏰:11/09/07 00:45 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#670 [ゅぃ]
「え…雨?」

「降ってきそうだな。…車戻ろ?」


あたしたちは急いで海から車に戻った。

でも急に雨の勢いが強くなって、車に着く頃には服が濡れていた。


「冷たい…っ」

「通り雨だな。…とりあえず俺ん家行くか。」

「うんっ」


急遽、翔輝の家に行くことになった。

⏰:11/09/07 00:49 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#671 [ゅぃ]
車が翔輝の家に向かってる間も雨が降ってて、通り雨じゃなくて今日から天気が悪いんだな。と思った。



「…よし、走っていくか」
翔輝の家まで着くと、雨はまた激しさを増していた。

車から出て二人で部屋までの距離を走る。

「きゃーっ冷たい冷たい!」

「びしょ濡れだな…。」

⏰:11/09/07 00:53 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#672 [ゅぃ]
なんとか屋根のあるところまでたどり着いて、階段を上って部屋に向かう。



「先入って」

「お邪魔しまーす」

サンダルを脱いで部屋にあがる。

「荷物ありがとうっ」

翔輝から荷物を受け取る。

「ん、とりあえず風呂入るか。風邪ひくとやべーし。」

あたしは一瞬ドキッとした。

⏰:11/09/07 00:56 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#673 [ゅぃ]
「心先に入る?」

「ううん!あたし荷物整理してるから…先入ってて?」

「わかった。すぐ上がるから待っててな。」


そう言って翔輝はお風呂場へと消えていった。


「…よしっ」

とりあえず着替えを出そうと思い、バッグの中身を確認する。

…あれ?

ない…。

「…あ"!」

⏰:11/09/07 01:00 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#674 [ゅぃ]
しまった。

…部屋着ベッドの上に置いたままだった。

しかも、…普段着てる下着も一緒に。


あたし、バカだ…。


どうしよう、どうしょうと頭を抱えていると、お風呂場からドアの開く音がした。

え!翔輝もう上がったの?早いよー!

あたしは急いで亜美から貰った下着(勝負下着)だけ袋に入れた。

⏰:11/09/07 01:05 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#675 [ゅぃ]
「お待たせ。すぐ入るだろ?」

「あ、うん!」

「タオル出してるから。」

「ありがとう!入ってくる!」

あたしは焦りながらそそくさとお風呂に向かった。


どうしよう、どうしよう。
あたしの頭にはそればかり。
自分のバカさに呆れる。


⏰:11/09/07 01:09 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#676 [ゅぃ]
とりあえず雨で冷えていた身体にシャワーをかけていく。



「心!」

ドキーッ!

「は、はいッ!!」

「石鹸とか、全部使っていいからな〜」

「わかった!ありがとー!」


あーびっくりした…。

いきなり叫んでくるんだもん(笑)

⏰:11/09/18 00:45 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#677 [ゅぃ]
化粧はもしかしたらどこかへ出掛けるかな?って思ったから、落とさなかった。


顔にシャワーがかからないように、髪の毛と身体を洗っていく。


石鹸で身体を洗ってるとき翔輝の匂いを思い出した。

ふふ。そういえば香水の匂いの時と、この石鹸の匂いの時があるなぁ。

石鹸の匂いに包まれて、翔輝と同じ匂いになったあたし。それだけの事でも、嬉しいんだ。

⏰:11/09/18 00:48 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#678 [ゅぃ]
「…よしっ」


キュッ


全身を洗い終えてシャワーを止める。


脱衣所に出て素早く身体と髪の毛を拭いて…

亜美がプレゼントしてくれた勝負下着にそろそろと着替えた。


鏡に映るあたしの姿。


「…………」

似合ってるのか似合ってないのか、自分じゃそんなのわかんなくて。

⏰:11/09/18 00:52 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#679 [ゅぃ]
とりあえず髪の毛をタオルドライしていく。




「心?」

「えっ?なに…?」


不意に呼ばれて返事すると…


ガチャ…



!!??



「あの…さ…、ぅわ!ごめん!」


「ひゃああっ!」


あたしを見た翔輝が
思い切り後ろに振り返った。

⏰:11/09/18 00:54 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#680 [ゅぃ]
ドクン ドクン


静かになった部屋のせいで心臓の音がよく分かる。



目の前で後ろを向いている翔輝の顔は見えないけど…


見えちゃったんだ。

…横顔が真っ赤なトコロ。



「翔輝……」

「…………」

「あたしね…あの、部屋着忘れちゃったの…」

「…………」

⏰:11/09/18 00:57 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#681 [ゅぃ]
「…Tシャツか何か…貸してもらってもいい?」


返事を待っているといきなり、


「えっ……」

なにっ?


またあたしに振り返り近付いてくる。


なに…?


「…………っ」

⏰:11/09/18 01:00 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#682 [ゅぃ]
ふわっ


と柔らかい感触がした後、


グイっ


「きゃっ…」

…いきなりお姫様だっこされた。



「翔…輝…っ」


見上げた翔輝の顔はやっぱり赤くて、何だかあたしまで顔が火照ってきた。

⏰:11/09/18 01:02 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#683 [ゅぃ]
ふわっとベッドに座らされる。




「……………俺」

「…え?」


あたしの身体にかけられたバスタオルで、あたしの肌を覆い、ぎゅっと前を隠される。



「……もっと、我慢できると思ってた。」


「……?」


「でも、もう無理。…お前に触りたくて仕方ない。」



そう言われてあたしの身体はますます熱を帯びていく。

⏰:11/09/18 01:07 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#684 [ゅぃ]
「…嫌だったら、嫌って言って?」



そう言いながら、ぎゅうっと抱き締められた。


…嫌なわけ、ない。


あたしも翔輝の背中に手を回して、負けない位、
ぎゅーーっと抱き締めた。



…お互い何も着てないから柔らかい肌が密着する。

⏰:11/09/18 01:09 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#685 [ゅぃ]
「…嫌じゃないよ?」

「……ん、」

「…翔輝…あたしのこと触って?」

「…いいの?」



ゆっくりあたしの目を見て甘い声で聞かれる。


「うん…。あたしも翔輝のこと触りたいよ…っ」


「…やばいよ?俺。…ずっと離さないから。」


「ン…っ」



⏰:11/09/18 01:13 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#686 [ゅぃ]
そう言うと翔輝はあたしにキスをした。


…甘くて、優しくて、もう溶けちゃいそう。

お互い夢中で唇を重ねる。

翔輝の舌が入ってきて、あたしは必死に答えた。

少しだけ苦しくて、あたしは翔輝の腕をぎゅっと握る。

⏰:11/09/23 23:59 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#687 [ゅぃ]
「……っ」

唇を離して、見つめられる。

虚ろで、少し潤んでて。
色素の薄い翔輝の瞳から目が離せない。


「…可愛い、」

そう言ってあたしの髪を撫でながら、ゆっくりあたしをベッドへ沈める。


「ん……あ…っ」

首筋を舌が這う。

ちゅ、と音を立てながら
キスが身体中に落ちてくる。

あたしの身体に掛けられていたバスタオルは、いつの間にか剥がされてて、あたしの肌があらわになってた。

⏰:11/09/24 00:03 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#688 [ゅぃ]
「…っっ、んー…」


翔輝の右手があたしの胸を触った。

それと同時に、あたしの首筋から胸元にかけて、翔輝の舌がゆっくり這う。



「…うちの石鹸の匂いする。」

「…えっ?」


上目遣いで、言われた。



「あー…もう俺ヤバい。好きすぎる…」

「んっ…あたしも…好きだよっ」

愛しくて、たまらなくなったあたしは翔輝を抱き締めてキスをねだる。

⏰:11/09/24 00:09 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#689 [ゅぃ]
今度はあたしから舌を絡めていく。



…背中に回されていた翔輝の手が、あたしのブラのホックを外した。

一気に軽くなる胸。


ゆっくりブラを抜き取られた。

…でも、翔輝に見られる前にあたしは胸元を手で隠した。


「心…見たい…」

「や…恥ずかしいよ」

⏰:11/09/24 00:11 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#690 [ゅぃ]
「俺も裸じゃん」


いたずらに微笑む。


「だって…っ」

「早く」


そう言ってあたしの腕を掴む、大きな手。


なかなか手を退けないあたしに、またキスが降ってきた。

夢中に答えるあたしの隙を狙って、手を退かされた。


「…綺麗」

「…あんまり見ないで…」

⏰:11/09/24 00:14 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#691 [ゅぃ]
手首を両手で固定されてるから、隠したくてももう隠せない。


「だめ。…ほんとに真っ白だよな、お前。」


上からお前なんて言われてゾクゾクする。


「翔輝…恥ずかしぃ…」

未だに恥ずかしがるあたしに、

「…今からもっと恥ずかしい事するのに?」


多分…絶対Sな翔輝があたしにそう言った。

⏰:11/09/24 00:18 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#692 [ゅぃ]
「…んっ」



いきなり胸を揉まれて、
翔輝の舌が…あたしの胸の中心に触れた。


ゆっくりと口に含んで
濡らしていく。


あたしは声が漏れないように両手で口を押さえた。


そんなあたしにお構いナシで、段々激しくなってくる翔輝の舌使い。


「…ッ…ハァ…」

必死に口を押さえながら、快感を感じていると…


「あっ……!」

⏰:11/09/24 00:27 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#693 [ゅぃ]
…翔輝の手が下に伸びてきた。


「濡れてる……」

「や、言わないで…っ」


…スルンと下着に手を入れて、簡単に脱がされてしまった。


もう、恥ずかしくて死にそう。


「…入れるよ?」

指をアソコにあてがいながらあたしに聞いてくる。


あたしがゆっくり頷くと、

翔輝の綺麗で長い指があたしの中に入ってきた。

⏰:11/09/24 00:31 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#694 [ゅぃ]
「……ん…っ!」


指が動くたびに、クチュ…と響くあたしの音。

必死に声を我慢する。

そんなあたしを見下ろしながら、翔輝は指の速度を上げていく。


「……気持ちいい?」

低くて甘い声で聞かれる。

翔輝の声が、あたしの身体にゾクゾク響く。


さっきよりも強く口を押さえていると…


「…声聞かせて?」


もう一方の手であたしの手首を掴んだ。

⏰:11/09/24 00:36 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#695 [ゅぃ]
「…っっ」


あたしは首を横に振る。


「…聞きたい。」

「っ……」


それまで動かしていた指を止めると、


「…じゃあ、キスしたいから手退けて?」


そう言って至近距離であたしを見つめてきた。


…もう、そんな顔でそんなこと言われたら言うこと聞くしかないじゃん。


反則だよ。

⏰:11/09/24 00:39 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#696 [ゅぃ]
再び唇を重ねる。

さっきより激しくて、翔輝の吐息が荒いのが分かる。

またキスに夢中になってると、


「…んっ!…っ」

翔輝の指がまたあたしの中に入ってきた。

再びあたしを濡らしていく。


「…はぁっ、んん…っ」


やっとキスから解放されると、翔輝はあたしの右手に指を絡めてきた。

あたしがぎゅっと握ると、優しく笑った。


…やばい。

なんで翔輝ってこんなにかっこいいの?

⏰:11/09/24 00:44 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#697 [ゅぃ]
心臓がずっと速い速度で動いてる。

だけど、今はそれさえも気持ちいい。




「…俺、もう限界。いい?」

「うん…いいよ」


翔輝はゆっくりとズボンを脱いでいく。

反射的にあたしは顔を横にそらす。


少しすると、再び翔輝が近付いてきた。


「心」

「…ん」

⏰:11/10/18 23:47 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#698 [ゅぃ]
そらしていた顔を翔輝に向ける。


「…入れるよ?」

「うん…っ」


ギシ…と、ベッドが軋む。

ゆっくり…ゆっくり…
翔輝があたしの中に入ってきた。


「…っ…痛くない?」

あたしの髪を撫でながら聞く。

「大丈夫…っ」


あたしは腕を翔輝の背中に回して、ぎゅーっと抱き締めた。

翔輝も、あたしを優しく抱き締める。

⏰:11/10/18 23:50 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#699 [ゅぃ]
火照った素肌が重なり合う。人の体温って、こんなに温かいんだ。



今のあたしは…

心も身体も、全部翔輝で満たされてる。



「…心、」


あたしの名前を愛しそうに呼びながら、翔輝は腰を動かし始めた。


ギシッ…

翔輝が動くたびに、静かな部屋に、響くベッドの音と、


「…っん…あ…はぁっ」


…あたしの声。

⏰:11/10/18 23:56 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#700 [ゅぃ]
こんな声出してる自分にさえ興奮してるあたし。

でも…恥ずかしさなんて今のあたしには、もう関係なかった。

さっきまではあんなに恥ずかしかったけど…今は翔輝の体温と快楽に夢中なんだ。


正常位で腰を動かしていた翔輝が、突然止まった。


「っ…翔輝…?」

「心…こっちきて?」


そう言われ、グッと身体を引き寄せられた。

⏰:11/10/19 00:01 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#701 [ゅぃ]
あたしと翔輝は向かい合うような形になった。


…対面座位。




「…動くよ?」

そう言うと、いきなり激しくあたしを突き出した。

「あっ…!んっ…ぁあっ」

「…気持ちいい?」


下からあたしの顔を覗き込んで、ストレートに聞いてくる。


「…気持ちいい…ッ…あっ!」

あたしは快感に顔を歪めながら言った。

⏰:11/10/19 00:09 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#702 [ゅぃ]
「俺も…っ」

翔輝も顔を歪めながらそう言った。



「翔輝っ」

「ん…?」

「あたしも…動くっ」

「えっ…?」


気持ち良さそうな翔輝の顔を見ていると、何故かあたしはそう言っていた。


突然の事に翔輝は少しびっくりしている。



…あたしは必死に動いた。

⏰:11/10/19 00:14 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#703 [ゅぃ]
「あッ…ハァ、んっ…」

翔輝の首に腕を回して、密着した状態で腰を動かす。


「ッ……」

気持ち良さそうに顔を歪める翔輝が愛しい。



「心…もういいよ。」

「っえ?」


翔輝はそう言うと、さっきよりも激しくあたしを突いてきた。


さっきよりもずっと奥に当たってる…。



⏰:11/10/19 00:18 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#704 [ゅぃ]
「ぁ…ダメ……ッ」


もう、すぐにでもイッちゃいそう…。

あたし達は本能のまま動いた。



「…ッあ…っ!」

思いきり奥を突かれた瞬間あたしの頭は真っ白になった。


「っ…イく…!」

…二人でイッた後、翔輝は力無くあたしごとベッドに倒れ込んだ。

⏰:11/11/03 23:50 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#705 [ゅぃ]
「「ハァ…ハァ…」」

部屋に、二人の乱れた息遣いが響く。


「…心?」

「ん……?」

「…大丈夫か?」

息が上がって、虚ろな顔のあたしを心配そうに覗き込んだ。


「……うん。」

さっきまで自分がどんな感じだったのかを思い出して、翔輝の顔が見ていられなくなった。

⏰:11/11/03 23:53 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#706 [ゅぃ]
翔輝の胸に顔を埋める。


…余韻と、翔輝の匂いでもうあたしの思考は停止寸前だった。


「…気持ち良かった?」

真上から静かに聞かれる。
…そんなの…恥ずかしいじゃん。でも…

「……うん。」

素直に頷くあたし。


「…俺も。」


そう言うと翔輝は、あたしに掛け布団をかけてくれた。

⏰:11/11/03 23:58 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#707 [ゅぃ]
…やばい。眠くなってきた。

全身翔輝の匂いと温もりに包まれて、一気に瞼が重くなった。


「眠い?」

「うん…、」


そう聞かれた時には、あたしは半分眠りに落ちていた。

⏰:11/11/04 00:01 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#708 [ゅぃ]
────────


「…ん、」


ゆっくり目を開けると、視界に入ったのは乱れたベッドシーツと、床に散らばった服。


「…あれ?」

自分をよく見てみると、下着とTシャツが身に付けられている。

…翔輝が着せてくれたんだ。

「ん…?」

そしてもう一つ。

あたしの左腕に付けられたブレスレット…。

⏰:11/11/04 00:04 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#709 [ゅぃ]
ゴールドのチェーンには緑色のストーンが埋められたチャームが付いていて、よく見てみると裏に二人の名前と、誕生日が刻んであった。

「………」

ただビックリしてベッドの上に座っていると…

ガチャガチャ

という音が玄関の方で聞こえた。


「…あ、心。ただいま。起きてた?」

「翔輝っ…おかえり!」

⏰:11/11/04 00:17 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#710 [ゅぃ]
部屋に戻ってきた翔輝はコンビニの袋を持っていた。


「朝飯買ってきた。食う?」

「あ、うん…ありがとう。」

翔輝がガサガサと袋からジュースを取り出す。

あたしは起きようと思ってベッドから降りようとすると…

「…っっ」

一瞬ふらっと、全身に力が入らなくなった。

⏰:11/11/04 00:20 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#711 [ゅぃ]
「どうした?」


そんなあたしに気付いてすぐに近寄ってきた翔輝。


…昨日エッチしたから…あたしもしかして、骨抜きになっちゃったのかな…?

あたしは一気に顔が赤くなるのがわかった。


「…もしかして、どっか痛い?」

あたしを心配してくる翔輝。

「ううん違うっ…!」

「…?」

⏰:11/11/04 00:22 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#712 [ゅぃ]
「昨日の…エッチ…で、ちょっと力入らなくなっちゃった…」

「…あ…ごめん…っ」


あたしは恥ずかしくて目を伏せた。


「…ごめんな。俺、我慢できなくて…激しくしすぎた…」

そう言って翔輝はあたしの隣に座って、腕の中にあたしを収めた。


「ううん…ねぇ、服着せてくれたの?」

「…うん。風邪ひきそうだったし…それに、」

⏰:11/11/04 00:26 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#713 [ゅぃ]
「…それに?」

「…目のやり場に困るから」

そう言って照れ笑いした。

「…ねぇ、これは?」

あたしは左腕のブレスレットを前に出して聞いてみた。

「気付いた?」

少し嬉しそうに笑顔で聞き返してきた。


「さっき起きたときに気付いたの」

「誕生日プレゼントだよ。」

「本当?…ありがとうっ!嬉しいーっ」

あたしは翔輝に抱き付いた。


⏰:11/11/04 00:30 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#714 [ゅぃ]
「この緑色のストーンって…」

「ペリドット、8月の誕生石。」

シャラっとブレスを触りながら言った。

「やっぱり!裏にも名前彫ってるっ!」

あたしは嬉しくて笑顔で言うと、翔輝も目を細めて

「気に入った?」

そう言った。


「うんっ!ありがとう!ずっと大事にするっ」

「いーえ。…やっぱ心はゴールドの方が似合うな。」

⏰:11/11/19 00:16 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#715 [ゅぃ]
「そうかなぁ…?」

「うん。肌白くてキレイだから。」


そう言ってあたしの腕を掴んでじっと見た。

「ちょっ…何か恥ずかしいよ…」

「なんで?(笑)」


なんでって…意地悪そうに笑って言う翔輝はやっぱりSだ。


「翔輝っ」

「んー…?」

腕を掴んだままあたしの髪を指に絡めて遊んでる。

⏰:11/11/19 00:23 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#716 [ゅぃ]
「あたし、お風呂入りたいな…」

「…じゃあ、一緒に入るか?」

「え…!?」

一緒に?お風呂?
…って絶対無理!


「む、無理だよっ!ダメダメ絶対!」

「…ふっ」

「なんで笑うのー!」

「だって必死すぎ(笑)俺と一緒に入るの、そんなに嫌だ?」

「…っ。嫌じゃないけどっ」

「けど?」

⏰:11/11/19 00:28 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#717 [ゅぃ]
「けど…けど…お風呂場なんて絶対無理だよ…明るいし…恥ずかしい!」

「…昨日したのに?」

「お風呂はまた別だよっ!」

必死で逃げようとするあたし。


「…ごめん、いじめすぎた。」

「え?」

「風呂行っておいで。一緒に入ったりしたら多分…俺のがやばいよ。」

「…なんで?」

⏰:11/11/19 00:34 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#718 [ゅぃ]
今度はあたしが聞き返しちゃった。


「…お前のその格好だけでもやばいから。」

ぼそっと呟くように言った翔輝。

「…えっと、」

「あーっ!だからやばいって言ったんだよっ…」

いきなり大きな声で言うと、

「…早く風呂行って来て」
あたしの背中を押してきた。

あたしは立ち上がってベッドから降りると、

「…男は大変なんだよ」

静かな声であたしにそう言った。


⏰:11/11/19 00:43 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#719 [ゅぃ]
〜翔輝side〜

⏰:11/12/20 23:17 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#720 [ゅぃ]
「…あぁ〜、仕事行きたくねぇよー…。」

「ちょ、翔輝っ」

「んー…。」


…心と付き合って3ヶ月。この3ヶ月間、俺達は何事もなく順調だ。

彼女って存在が、こんなにも愛しいと思わなかった。

昨日から心が俺ん家に泊りに来ている。最近お互い仕事ですれ違っていたから、心と会うのは久しぶりだった。


…けど、この日も俺は仕事。

⏰:11/12/20 23:21 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#721 [ゅぃ]
仕事は朝早くから始まる。

俺に合わせて、心も早く起き出した。


せっかく久しぶりに会えたのに、しかもお泊りなのに。真面目な俺達は昨日二人仲良くベッドに並び、深い眠りに就いていた。

心も仕事で疲れてたしな。

心は今日は遅番らしい。
少しの間、またすれ違いの生活が始まる。



「翔輝、遅刻しちゃうよ?」

⏰:11/12/20 23:24 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#722 [ゅぃ]
仕事へ行く準備をして限界まで見送りに来た心に抱き付く。


「…もっと一緒にいたかった」

「…あたしもだよ」

ぎゅーっときつく抱き合う。


「今からまた寝とけよ?」

「うん」

「鍵よろしくな」

「うん」


ついこの間、俺は心に合鍵を渡した。
俺ん家に来ると心は、料理作ったり、洗濯したりしてくれて…『なんか新婚さんみたいだね。』って笑ってた。

⏰:11/12/20 23:28 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#723 [ゅぃ]
このまま心と結婚できたらなぁ…って、最近いつも思う。


心の髪を撫で、顔をゆっくりと近付けてキスした。


「…じゃ、行ってきます。」

「行ってらっしゃい…っ」

少しだけ照れて、柔らかく笑った心が可愛くて、仕事へ向かう俺は口元が緩みっぱなしだった。

⏰:11/12/20 23:32 📱:N906i 🆔:☆☆☆


#724 [ゅぃ]
「翔〜輝くん♪」

「うおっ…びびったー」

昼休み、後輩の潤が後ろから俺に抱きついてきた。

「そんなにピンクのオーラ出しちゃってさ〜…」

「え…出てる?」

「出まくりだって!」

俺をからかってくる。
そして何故かニコニコした笑顔で俺を見てくる。

「…なんだ?」

「いやっ、ちょっと頼みがあるんだけど…♪」

「…なに?」

「こないだ言ってた店、付き合って?」

子犬みたいな目で俺に訴えてくる。

潤は本当いいヤツで、純粋に俺を慕ってくれている。

⏰:12/02/02 00:31 📱:Android 🆔:☆☆☆


#725 [ゅぃ]
そんな潤が最近好きな女ができたらしく…その相手がキャバクラ嬢だなんて、聞いた誰もが切なくなっただろう。 人懐こくて純粋な潤だから…まさか貢いだりしてるんじゃねぇか?とも思った。


「お願い♪」

「……今回だけな」

「やった!ありがとう翔輝君!」


夜待ち合わせの場所を決めて俺達は仕事に戻った。


この時、心の気持ちを考えて行動していたら…。心を悲しませずに済んだのに。

⏰:12/02/02 00:34 📱:Android 🆔:☆☆☆


#726 [ゅぃ]
――――――――

「いらっしゃいませ」

ボーイに席に案内され、俺と潤はソファーに腰掛けた。

「翔輝君、瑠衣のこと覚えてる?」

よくプリクラの画像を見せられていたから、顔がどんな感じなのか覚えてる。                「うん、覚えてる。」

「超可愛いくない!?」

…明らかに気が強そうな女で、プライドも高そうな感じだったから俺は苦手だなって思ってた。

「…彼女のが可愛い」

「出た!ピンクオーラ!!確かに翔輝君の彼女可愛いと思うよ……あっきた!」

⏰:12/02/02 00:35 📱:Android 🆔:☆☆☆


#727 [ゅぃ]
潤がパッと笑顔になった先には、ドレスを纏った二人の女がいた。


「潤〜っ久しぶり!!」

「こんばんは」

勢い良く潤の側に駆け寄る女と、落ち着いた声で挨拶をし、俺のとなりに腰かけた女。


「友加里です。」と、名刺を差し出してきた。


「…どーも」

適当に返事して、適当に名刺をしまう。

「こんばんは、瑠衣です!潤のお友達ですか?」

「違うよ〜俺の先輩!!」

俺じゃなくて潤が答える。
いつにもまして潤は元気に話している。


「へぇ〜先輩なんだぁ!」

「超世話になってんだよ」

⏰:12/02/02 00:36 📱:Android 🆔:☆☆☆


#728 [ゅぃ]
瑠衣と潤が話す中、俺はタバコを取り出す。

…絶妙なタイミングでライターの火を付け、俺に差し出す女。

「…ん」

ニコニコと笑い、愛想を振り撒いている。

…俺はキャバクラ嬢が嫌いだ。
派手な服装にメイク。自分が一番だと思っているような女ばかり。

「何か飲みますか?」

友加里が聞いてきた。

「…じゃあビールで」

「俺もビールで!」

明日は休みだけど、あんまり飲む気分になれなかった。

⏰:12/02/02 00:40 📱:Android 🆔:☆☆☆


#729 [ゅぃ]
潤と瑠衣が段々と盛り上がってきて、二人は俺たちの前でイチャついている。

俺は酒を飲むだけで、友加里が話を振ってきてもただ短い返事をするだけだった。

それでもずっと笑って、必死に会話を繋ぎ止める友加里。
内心ちょっと悪いな…って思いながらも、自分からは話さなかった。

「明日はお仕事ないんですか?」

「明日は休み」

「そっかぁ!お仕事大変ですか?」

「大変っちゃ大変だけど。…そっちのが大変だね」

⏰:12/02/02 00:46 📱:Android 🆔:☆☆☆


#730 [ゅぃ]
「えっ?」

俺みたいな客とか、相手にすんの大変そうだなと思い、口から出た言葉。

「…俺みたいな客とか来るじゃん」

「えっ…と、全然そんなことないですよ!今だって楽しいし!」

楽しい?んなわけねーだろ。

「そう?」

「はい!…翔輝さんカッコいいし」

目を見て言われた。

「何それ」

適当に流す。


⏰:12/02/02 00:52 📱:Android 🆔:☆☆☆


#731 [匿名ちゃん]
はやく続きよみたいな

⏰:12/02/04 20:51 📱:SH02A 🆔:☆☆☆


#732 [我輩は匿名である]
続き読みたい(>_<)

⏰:12/02/19 01:53 📱:S007 🆔:☆☆☆


#733 [らむ]
続き書かないのかなあ

⏰:12/04/11 08:59 📱:F08A3 🆔:☆☆☆


#734 [ゅぃ]
皆さんこんばんは!ゅぃです。
長い間ずっと更新を放置してしまい申し訳ありません…
完全にスランプになってしまい、読んで下さっている方々がいるにも関わらずずっと放置してしまいました。
久々にこのスレが上がっていてびっくりしました…それと同時に嬉しかったです。
ここまで長い間書いてきた物語…中途半端に投げ出すのはやっぱりダメだ!と思いました。
最近忙しくて更新もとても遅いと思いますが…今後ともよろしくお願いします。
読んで下さっている方々、本当にありがとうございます!また後日更新致します!

⏰:12/04/12 01:16 📱:Android 🆔:☆☆☆


#735 [らむ]
わー
楽しみにしてます
頑張って完結
目指して下さい

⏰:12/04/13 08:36 📱:F08A3 🆔:☆☆☆


#736 [ゅぃ]
>>735さん
わーありがとうございますっ!
ゆっくり更新ですが…待って頂けると幸いです!

⏰:12/04/19 23:31 📱:Android 🆔:☆☆☆


#737 [ゅぃ]
「本当ですよ!あの…今彼女とかいないんですか?」

上目遣いで聞いてきた。

「…いるよ」

「そうなんですか…やっぱり!いない方がおかしいですよね。彼女さんどんな人なんですか?」

「俺より年下で…色白でちっちゃい。」

「年下なんですね。ちっちゃいって私より小さいんですか?」

⏰:12/04/19 23:37 📱:Android 🆔:☆☆☆


#738 [ゅぃ]
友加里は「あ、今ヒールですけど本当は160です!」と言った。

心は俺が抱き締めると身体全部すっぽり収まるくらいちっちゃい。身長は心が156で俺が178。

「彼女は160もない。」

「へぇ〜結構小柄なんですねー」



―――――――――

「ほら潤、帰るぞ」

「…ひっく、はぁ〜い」

結局、潤はべろんべろんになるまで飲んで帰る頃には俺が手を貸さないと歩けない状態になってた。

「ったく…」

「大丈夫?潤…」

⏰:12/04/19 23:44 📱:Android 🆔:☆☆☆


#739 [ゅぃ]
店の出口まで瑠衣がついてきて潤を心配する。

「だいじょぶだいじょぶ〜」

潤、大丈夫じゃないだろお前。

「気を付けてね!…また来てくれるよね?」

瑠衣は潤の手を握りながら聞いている。

「当たり前じゃん!瑠衣、愛してるよ」

「…うんっ……んんっ」


潤は瑠衣を抱き寄せてキスした。瑠衣もそれに答える。

おーい、俺目の前にいんだぞ。早く帰りてぇ。

⏰:12/04/19 23:49 📱:Android 🆔:☆☆☆


#740 [ゅぃ]
二人のあつーいキスがやっと終わると俺はすぐに潤を連れて店を出た。

「「おやすみなさーい」」

帰り際、嬢二人に見送られ俺達はタクシーに乗り込んだ。


―――――――――

潤を家まで送り届けた後(家の中に押し込んどいた)俺は自宅に帰宅した。

時刻は夜中の2時。鍵を開けて玄関に入ると見覚えのあるパンプス。

…心だ。

⏰:12/04/19 23:55 📱:Android 🆔:☆☆☆


#741 [ゅぃ]
「心?」

リビングに行くと心はソファで寝ていた。

「心、心?風邪ひくぞ?」

「…んー…翔輝?」

すっぴんだし(笑)かわいい。

「ただいま。」

「…おかえり。」

目を見開いて少しびっくりした心にキスをした。

「んっ…お酒の匂いするー」

「あ、悪い(笑)さっきまで後輩と飲んでた。」

「そうなんだぁ」

⏰:12/04/20 00:00 📱:Android 🆔:☆☆☆


#742 [ゅぃ]
「いつきたの?ここ」

俺は上着を脱ぎながら聞く。

「えっとー…12時くらいかな。」

「連絡してくれた?ごめん、携帯見てなかったからさ」

携帯を開くとメールも着信も無し。

「あ、ごめん…急に会いたくなって…家にいるかなーと思って…」

俺がTシャツに手をかけると心が照れながらそう言った。

「何それ」

「あ、ごめん…」

「超嬉しいんだけど!」

俺は心に抱き着いた。

⏰:12/04/20 00:04 📱:Android 🆔:☆☆☆


#743 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑age

⏰:22/10/01 22:42 📱:Android 🆔:☆☆☆


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