その日が来る前に、
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#176 [愛華]
夢をみた。
しあわせなゆめ。

純さんがいる。笑ってる。

あ、いやだよ。行かないでよ。

純さんはゆっくり振り向いて
なにかをつぶやいた。

でも、それがなにかは
聞こえなかった。

⏰:10/07/01 08:24 📱:840SH 🆔:8QiiEpMI


#177 [愛華]
隆則の胸はあったかくて
心地好くて。

ずっと人の温もりを忘れていた
あたしに『安心』
をあたえてくれた。

隆則は……いろいろなものを
あたしにくれるね。

⏰:10/07/01 08:26 📱:840SH 🆔:8QiiEpMI


#178 [愛華]
「………ん。」



「……お、起きた」

ここ…………まだ庭?


「…あたし……寝ちゃった?」

「……2時間くらいな。
今、夜中の3時。
さすがに松葉杖じゃお前
運べねーからさ。どーしよーか
悩んでたとこだった」

⏰:10/07/01 08:34 📱:840SH 🆔:8QiiEpMI


#179 [愛華]
「……ありがとう」

「…ん?なにがだよ?」


そばにいてくれて…

その言葉は飲み込んだ。


ポケットに手を入れると、
ゴツッとした感触があった。

⏰:10/07/01 15:02 📱:840SH 🆔:8QiiEpMI


#180 [愛華]
「……あ」

「………それって…」


純さんにあげるはずだった時計。
……もう必要なくなっちゃった。

私は時計を池に投げようと
振りかぶった。

⏰:10/07/01 15:06 📱:840SH 🆔:8QiiEpMI


#181 [愛華]
「ちょっと!!待てって!!」

隆則は止めた。

「……それ、俺もらってい?」


「はぁ??なんで??」

「捨てるくらいなら、もらう」

隆則はあたしから時計を奪った。

⏰:10/07/01 15:08 📱:840SH 🆔:8QiiEpMI


#182 [愛華]
「……似合うか?」


似合うわけないじゃん。
それ、女物だし。

「似合うわけないでしょ
ばーか!!」

「…んだと!?このやろ!」

さりげない、優しさ。
胸が苦しくなる。すっごく。

どうして…こんなに優しく
してくれるの?

⏰:10/07/01 15:12 📱:840SH 🆔:8QiiEpMI


#183 [愛華]
私は出会ったばかりのこの人に
甘えてばかりだね。

「隆則あのさ、今日いったこと…
あまり……気にしないで?」

「なんで?
俺は嬉しかったけど?」


え?迷惑かけてるのに……

⏰:10/07/01 15:15 📱:840SH 🆔:8QiiEpMI


#184 [愛華]
「会ったばっかの俺に
ほんとの事いってくれたし…

お前、いつも笑ってっけど
なんか違う気がしてたからさ」


隆則は……気付いてたんだね。

また胸が苦しくなる。

「明日もまた来いよ!!
元気ださねぇと純さんに
笑われっぞ!」

不器用な優しさでいっぱいの人。

⏰:10/07/01 15:20 📱:840SH 🆔:8QiiEpMI


#185 [愛華]
隆則……
私にとってあなたは特別みたい。

それがなんていう名前の
気持ちなのかわかんないけど

あなたが笑って欲しいなら
あたし、笑うよ。いっぱい。

あなたの笑顔がみたいから。

⏰:10/07/01 15:23 📱:840SH 🆔:8QiiEpMI


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