その日が来る前に、
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#221 [愛華]
ちょっと話をしたあと、
梓は那佑と二人でジュースを
買いに行くと言って
部屋をでていった。

…あいつ昔から人見知りなのに。
何考えてんだ?

一人でゆっくりと
さっきの梓の言葉を思い出す。

……もし梓が言っていた事が
本当だとすると。

……梓は二年間ずっと
思ってくれてたんだ。

⏰:10/07/03 17:57 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#222 [愛華]
うーん、悪い事したな、
とか思っていると

梓がジュースを持って帰ってきた

「あれ、那佑は?」

「あー那佑ちゃんね。
病室もどるって言ってた」

「ふぅん?」

⏰:10/07/03 18:00 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#223 [愛華]
「…タカ。あたし本気だから。
ちゃんと真面目にあたしの事
考えてね」

ずぃっと顔を向けて梓が言った。

うっ迫力あるな……

「……でも俺は……」

「はぁ…那佑ちゃんでしょ?
さっき聞いたっつの!!
ってか那佑ちゃんの
どこがいーわけ!?
ちょっと顔かわいーだけじゃん」

⏰:10/07/03 18:04 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#224 [愛華]
俺は梓をにらんだ。

「…ごめん。今のはごめん。」


梓になら、いいか。


「……あいつさ、
今のままだと余命長くて
8年なんだよ」

「…………えっ」

⏰:10/07/03 18:07 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#225 [愛華]
「…心臓の病気でさ。
移植する手もあるけど
ドナーなんてないし。
……だから好きになったわけ
じゃない。同情なんかじゃない。
本気で……守りたいんだよ」


「………うそ」

「……このこと、那佑に
言うなよ。あいつも同情
されるのなんか望んでねぇと
思うし」

「………わかった」

⏰:10/07/03 18:10 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#226 [愛華]
「…ってかクサっ!!
何、本気で守りたいとか!
キャラ変わってんじゃんタカ!」

「うるせーな!悪いかよ!」

「…そか、そーなんだ…」

梓は一瞬、喜びとも悲しみとも
見れない笑みを見せた。

その意味を知るのは
もう少しあと。

⏰:10/07/03 18:14 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#227 [愛華]
あれから那佑はぷっつり
姿を見せなくなった。
その変わりに毎日のように
梓が病室に来るようになった。


「ねータカー聞いてる??」

「えー…うん……」

「………もぉっ!!」

…那佑……なんで来ねぇんだよ!

⏰:10/07/03 18:18 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#228 [愛華]
俺の頭の中はその事で
いっぱいだった。

「あーもう!!」

「ちょっとタカどーしたの!」

「別に……」

「もー八つ当たりしないでよ…」

⏰:10/07/03 18:27 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#229 [愛華]
イライラする。
あいつ、もしかして
まだ純さんのこと気にしてる
のか?………ありうる。

「…ねぇタカ、今、那佑ちゃんの
こと考えてたっしょ?」

「ちげぇし!!ばーか」

図星さされてまたイライラ…

会えないだけなのに…
いや、会えてないだけかも。

⏰:10/07/03 19:55 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#230 [愛華]
梓が帰ったあと
なんとなく那佑を探して
病院内をうろついた。

……キモいなぁ俺。
ガラにもねぇことやって。
ばかみてぇ。


馬鹿馬鹿しくなって
病室に戻ろうとした。…時。

⏰:10/07/03 20:00 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


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