その日が来る前に、
最新 最初 全 
#242 [愛華]
「…そっか……那佑ちゃんが…」
「……どした?」
「なんでもない!
…っていうかさ、あたしタカが
好きだって言ったよね?
そのあたしに那佑ちゃんの話
ってひどくない?」
あ…そうだったんだ。
っつーか、あれマジだったのか。
……自分のことで精一杯だった。
:10/07/03 21:56
:840SH
:TRqKXb0g
#243 [愛華]
「…そうだったな。わり。
無神経だった」
「だーめ。許さない!」
「はぁ?じゃあどーすりゃ…」
「キスして」
………は?
俺は言ってる意味が理解
できなかった。
:10/07/03 22:13
:840SH
:TRqKXb0g
#244 [愛華]
「梓なにいってんだよ…」
「那佑ちゃん、許せない。
今まで色々たすけてもらった
タカに……ひどいこと言って。
所詮、そーゆー人
なんじゃないのかな?
……私はそう思うよ」
……そんなことねぇよ。
悪いのは俺。勘違いした俺。
「…私は小さい頃から
タカを知ってる。
タカの事…誰より理解してる。
タカの側にいたくて…
帰ってきたんだよ?」
:10/07/03 22:25
:840SH
:TRqKXb0g
#245 [愛華]
…頭がぼーっとする。
なんか、もうどーでもいいや。
「……タカ。
…………………私にしなよ」
梓の言葉が俺を麻痺させる。
梓の顔が近づいてくる。
わかってるのに、何もしない。
しようともしない俺。
「タカ…」
「………ん……」
:10/07/03 22:29
:840SH
:TRqKXb0g
#246 [愛華]
那佑。
俺は最低の男だな。
覚悟をきめたとか
偉そうなこと言って。
お前から、たった一度
突き放されただけで
自信を無くしてる。
………情けない男だよマジで。
そして今、
好きでもない女
でも、自分を好いてくれてる女と
キスしようとしてる。
:10/07/03 22:37
:840SH
:TRqKXb0g
#247 [愛華]
「隆則」
……!!
俺は梓を突き放した。
「…!…タカ?」
「…あ…わりぃ梓。
今……そんな気分じゃねぇ」
「……わかった。あたし待つね」
頭の中で……
那佑の声が聞こえた気がした。
………女々しい男だよ、ほんと
「ばーか……」
誰か俺を殴ってくれよ、
…俺が俺でなくなるくらいに。
:10/07/03 22:43
:840SH
:TRqKXb0g
#248 [愛華]
あれから…
一週間たった。
那佑とは会ってない。
……それでいいのかもしれない。
那佑がそれを望んでいるんだから
梓はなにもなかったかのように
毎日きている。
もうすぐ俺も……退院だ。
:10/07/03 22:47
:840SH
:TRqKXb0g
#249 [愛華]
「ねータカーそれでねー」
「……うん」
頭に浮かぶのは那佑の言葉。
信じたくなかったあの言葉。
もう…今となっては意味はない。
「………………タカ」
「………梓、なに?」
「……タカまだ、
那佑ちゃんが好き?」
:10/07/03 22:56
:840SH
:TRqKXb0g
#250 [愛華]
……んなの……
当たり前じゃん。
でも……
「……もう、どうする気もねぇよ
俺が関わったら迷惑なんだから」
「………あ、そう。
那佑ちゃんに……彼氏が
できても?」
「……はぁ?」
:10/07/03 23:06
:840SH
:TRqKXb0g
#251 [愛華]
「この前那佑ちゃん、
かっこいー人と歩いてたなぁ。
…でもその人、うちの学校で
有名な遊び人」
「……なんでそんな奴と……」
「その人、友達が入院してる
らしいからそれで病院きて
可愛い那佑ちゃんに
声かけたんじゃないの?
……那佑ちゃんの病気知ったら
捨てられるにきまってるよね」
「………!!」
:10/07/03 23:11
:840SH
:TRqKXb0g
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194