その日が来る前に、
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#244 [愛華]
「梓なにいってんだよ…」

「那佑ちゃん、許せない。
今まで色々たすけてもらった
タカに……ひどいこと言って。
所詮、そーゆー人
なんじゃないのかな?
……私はそう思うよ」

……そんなことねぇよ。
悪いのは俺。勘違いした俺。

「…私は小さい頃から
タカを知ってる。
タカの事…誰より理解してる。
タカの側にいたくて…
帰ってきたんだよ?」

⏰:10/07/03 22:25 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#245 [愛華]
…頭がぼーっとする。
なんか、もうどーでもいいや。

「……タカ。

…………………私にしなよ」

梓の言葉が俺を麻痺させる。

梓の顔が近づいてくる。
わかってるのに、何もしない。
しようともしない俺。

「タカ…」

「………ん……」

⏰:10/07/03 22:29 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#246 [愛華]
那佑。
俺は最低の男だな。
覚悟をきめたとか
偉そうなこと言って。
お前から、たった一度
突き放されただけで
自信を無くしてる。
………情けない男だよマジで。

そして今、

好きでもない女
でも、自分を好いてくれてる女と
キスしようとしてる。

⏰:10/07/03 22:37 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#247 [愛華]
「隆則」


……!!

俺は梓を突き放した。

「…!…タカ?」

「…あ…わりぃ梓。
今……そんな気分じゃねぇ」

「……わかった。あたし待つね」

頭の中で……
那佑の声が聞こえた気がした。

………女々しい男だよ、ほんと

「ばーか……」

誰か俺を殴ってくれよ、
…俺が俺でなくなるくらいに。

⏰:10/07/03 22:43 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#248 [愛華]
あれから…
一週間たった。
那佑とは会ってない。
……それでいいのかもしれない。
那佑がそれを望んでいるんだから

梓はなにもなかったかのように
毎日きている。


もうすぐ俺も……退院だ。

⏰:10/07/03 22:47 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#249 [愛華]
「ねータカーそれでねー」

「……うん」

頭に浮かぶのは那佑の言葉。
信じたくなかったあの言葉。

もう…今となっては意味はない。


「………………タカ」

「………梓、なに?」

「……タカまだ、
那佑ちゃんが好き?」

⏰:10/07/03 22:56 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#250 [愛華]
……んなの……
当たり前じゃん。
でも……
「……もう、どうする気もねぇよ
俺が関わったら迷惑なんだから」

「………あ、そう。
那佑ちゃんに……彼氏が
できても?」

「……はぁ?」

⏰:10/07/03 23:06 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#251 [愛華]
「この前那佑ちゃん、
かっこいー人と歩いてたなぁ。
…でもその人、うちの学校で
有名な遊び人」

「……なんでそんな奴と……」

「その人、友達が入院してる
らしいからそれで病院きて
可愛い那佑ちゃんに
声かけたんじゃないの?
……那佑ちゃんの病気知ったら
捨てられるにきまってるよね」

「………!!」

⏰:10/07/03 23:11 📱:840SH 🆔:TRqKXb0g


#252 [愛華]
俺はベッドからおりた。
ギプスをひきずりながら
部屋を出ようとすると…

「どこいくの…?」

梓に腕を捕まれた。

「俺、いかなくちゃダメなんだ」

「どうして?
那佑ちゃんの事……
もういいんでしょ?
関係ないじゃない」

……そうだよ。関係ねぇよ。
理由なんか必要ねぇよ。
迷惑でも、別にかまわない。

「…あいつが傷つくのはやだ。
それだけ」

「……!」

⏰:10/07/04 00:23 📱:840SH 🆔:dH63C146


#253 [愛華]
「……行ってこなきゃ」

泣き顔は……もうたくさん。

「……かつく。
ムカつくー!!!!!」

梓は震えたかと思うと急に
叫んだ。

⏰:10/07/04 00:25 📱:840SH 🆔:dH63C146


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