その日が来る前に、
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#301 [愛華]
「那佑は那佑だろ。
全部支えてやる。お前まるごと。
……だから信じろよ」
なんとなく、気づいてた。
自分の気持ちに。
でも嘘ついてブレーキかける
理由ばっか探して。
ほんとは…気付いてほしかった。
「…きっとメーワクばっかかける
それでもいーわけ?
あたし、きっといっぱい泣く」
:10/07/10 22:17
:840SH
:IDbouulE
#302 [愛華]
「別に泣いてもいーべ。
俺もいっしょに泣いてやっから」
「……なにそれ。変なの」
あぁ………わたし。
なんだろ、これ。
今までと違う。なにかが違う。
「んで……返事は?」
「ひとつ……約束して?」
「なに?」
:10/07/10 22:29
:840SH
:IDbouulE
#303 [愛華]
私はあなたがいればいい。
それでいいから。
だから……これだけは守って?
「私がいなくなっちゃう時は…
絶対泣かないで。その時だけは…
絶対に」
「………ああ。誓うよ」
わたしが消えてしまうとき
どうか、泣かないで。
私の心に残るあなたの最後の顔が
どうか笑顔でありますように。
それが私の願いです。
:10/07/10 22:47
:840SH
:IDbouulE
#304 [愛華]
「…じゃーいいよ?
絶対……はなれちゃやだからね」
隆則。もう嘘はつかないよ。
私は死にたくない。生きたい。
あなたと、自分のために。
もう未来を捨てない。
たとえその先に光がないとしても
私は絶対生き抜く。最期まで。
:10/07/10 22:55
:840SH
:IDbouulE
#305 [愛華]
隆則はあたしを抱きしめてくれた
隆則はあったかくて。
私の居場所は…きっとここにある
「なぁ。もっかいキスしてい?」
「ばーか。エロおやじ!」
そういったあたしの頬は
涙で濡れていた。
隆則はあたしの涙をぬぐうと
優しくキスをしてくれた。
世界で一番しあわせなキス。
涙がしょっぱかった。
たくさんのものを愛したい。
……あなたといっしょに。
:10/07/10 23:06
:840SH
:IDbouulE
#306 [愛華]
〜隆則Side〜
:10/07/10 23:50
:840SH
:IDbouulE
#307 [愛華]
守りたい。支えたい。
ちっぽけな俺が
君だけのために、できること。
出会ってからの時間は短いけれど
その分をこれからうめていこう。
君のことが
愛しくて愛しくてたまんねぇんだ
:10/07/10 23:54
:840SH
:IDbouulE
#308 [愛華]
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「んじゃな!!」
「あんま無理しなくていーから」
今日、俺は退院する。
短いようで長かった、約一ヶ月。
ほんとに色々あった。
:10/07/10 23:58
:840SH
:IDbouulE
#309 [愛華]
「できるかぎり会いにくっから」
「別にそんな来なくても
いーけど…」
ちょっとムカついた俺は
意地悪することにした。
「じゃ、来ないけどいい?」
「えっ…………やだ」
………あーもー!!
可愛すぎだっつの!!
んな顔すんな!
退院できなくなんだろが!!
:10/07/11 00:02
:840SH
:rYrFMOTw
#310 [愛華]
結局やられんのはいつも俺。
……一生こいつには勝てねぇよ。
惚れてしまったもんの負け。
俺は家に帰った。なつかしい家。
:10/07/11 00:04
:840SH
:rYrFMOTw
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