その日が来る前に、
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#370 [愛華]
梓の言葉が気に障ったのか
今度はロング女子が椅子を
思い切り蹴っ飛ばす。
……公共物〜大事にしてよ〜
「ここまで来て言い訳?
マジむかつくんだけど」
……ムカつくのはあんたたちだよ
あたしは心の中で呟いた。
あたしがどーにかできる
問題じゃないと悟った。
:10/07/22 21:46
:840SH
:nv6xPfQQ
#371 [愛華]
「今、那佑とご飯食べてるから。
話なら後にしてよ」
「んなわけねーだろ!!
それなら白石、どっかいけよ
邪魔なんだよ!!」
……はぁ!?
…………やば、限界くるぞー
:10/07/22 21:53
:840SH
:nv6xPfQQ
#372 [愛華]
「白石もさぁ、こんな奴と
つるむなよ。
久しぶりに来て無理矢理
友達にさせられた感じ?」
「病気の那佑ちゃんに
優しいフリしてるだけだって」
教室がざわつく。
…こいつら…どこまで知ってる?
なんで知ってる?
:10/07/22 21:56
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:nv6xPfQQ
#373 [愛華]
あたしは無言で二人を睨んだ。
……なんで?
ほとんど初対面のあんたらに
なんでそこまで言われなきゃ
ならないわけ?
「…那佑は関係ないでしょ?
てか、こんなとこで……
馬鹿なんじゃないの?」
パンッ!!
ショート女子が梓の頬を
ひっぱたいた。
教室は騒然。
:10/07/22 22:20
:840SH
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#374 [愛華]
あたしの病気のカミングアウト、
目の前での女子同士の喧嘩。
そこにあたしが何故か
加わってるっていうことも
クラスのみんなを混乱
させてるんだと思う。
「ムカつくんだよ!!」
ショート女子が梓に掴みかかって
取っ組み合いの喧嘩になる。
さすがにヤバいと、
あたしが止めようとすると…
:10/07/22 22:26
:840SH
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#375 [愛華]
ドカッ!!
ロング女子が
「黙って見てろ」的な目で睨み、
あたしを突き飛ばした。
クラスメートもどうにもできず
黙って見ているだけ。
…………なにこれ。
そんなにこの二人が怖いの?
あんたたち、あたま おかしいよ
:10/07/22 22:31
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#376 [愛華]
あたしの中の何かがキレる。
それをこらえていると…
「あんたなんか死ねばいい!!」
ショート女子が叫んだ。
…………なんて言った?
シネバイイ?
誰が?
梓が?
………………シネバイイ?
:10/07/22 22:34
:840SH
:nv6xPfQQ
#377 [愛華]
「………ふざけんなよ!!」
あたしは気がつくと叫んでいた。
その場にあったお茶を
ショート女子の頭にぶちまけた。
「冷たっっ…なにすんのぉ!?」
「何も知らないくせに!!
梓とあたしのことなんか…
なにも知らないくせに!!」
こんなこと言うつもりなかった。
でも本当にムカついた。
ムカついたんだ。
:10/07/22 22:53
:840SH
:nv6xPfQQ
#378 [愛華]
「死ねばいい…?
そんな言葉カンタンに言うな!」
みんなが私を見る。梓も。
でも、今はどうでもいい。
どうでもいいんだよ。
「…こんなことして……
どうなるかわかってるわけ?」
ロング女子が冷めた目で
あたしを見る。
:10/07/22 22:58
:840SH
:nv6xPfQQ
#379 [愛華]
「なんでもすれば?
あたしはあんたたちの何十倍もの
地獄を味わってきたんだ。
本当の恐怖を知らない
あんたたちなんか…恐くない」
そうだよ、恐くなんかない。
あんたたちは知らないでしょ?
朝日を見ることが苦痛になる日々
明日が来ることへの恐怖。
そんな日々から救いだしてくれる
本当に大切な大切な人の存在。
:10/07/22 23:04
:840SH
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