その日が来る前に、
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#381 [愛華]
「那佑…ごめんね?
なんか巻き込んじゃって…」

「そんなの別にいーよ。
ってかさ。なんであいつら
あたしのこと知ってんの?」

「…あいつらだけじゃない。
学校の人ほとんどが
噂で那佑の病気のこと知ってる」

⏰:10/07/25 01:05 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#382 [愛華]
噂って怖いなって思った。

「あんま心配かけたくなくて
黙ってたの。……ごめん。」

「梓は悪くないよ。
……あたしの余命のことも?」

「それはみんな知らない。
噂も曖昧なもんでさ。
那佑がなんかの病気らしい…って
ことぐらいしか」

梓はひそひそと話した。

⏰:10/07/25 01:09 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#383 [愛華]
「さっきのあいつらは?」

「この学年の女子のリーダー。
ショートのほうが
相沢れな っていって、
ロングのほうが、
京極みさと ってゆーの」

学年の女子のリーダーか…
やっかいなやつらに
喧嘩売っちゃったなぁ…
久々の学校なのに(泣)

⏰:10/07/25 01:13 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#384 [愛華]
「二人の怒りは完璧
那佑のほうに向いちゃってる
と思う。…なにおこるか
あたしにもわかんない。
でも、あたしが那佑のそばに
いるから」

「……ありがとう。」

久々の学校初日。
これから一波乱おこりそうな
そんな予感がした。

人生って楽にいかないなぁ…

⏰:10/07/25 01:17 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#385 [愛華]
その日の放課後。
梓と校門でわかれ、
あたしは隆則と会うために
喫茶店へ向かった。

そこにいたのは…

「えーと……誰?」

「あ?なんだそのボケ」

隆則は髪を真っ黒に染めていた。

⏰:10/07/25 13:03 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#386 [愛華]
「な、なにがあったの?」

「金髪だと目立つし、不良どもに
絡まれっからさ。めんどいんだ。
これだと絡まれなくて済むだろ」

あたしは隆則の気遣いがわかった。
あたしが退院して、一緒に
いることが多くなると
絡まれるとことか、あたしに
見られちゃうから。

⏰:10/07/25 13:08 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#387 [愛華]
ケンカはしないけど
そーゆーの、あたしに
見られたくないんだよね。
………ありがとう。


それにしても……


「似合うね、黒。金髪より
全然いーよ!」

「マジ?」

⏰:10/07/25 13:11 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#388 [愛華]
そう。隆則は黒が似合う。
びっくりしたけど、ほんとに
似合っていた。
……つまり、かっこいいんです。

あたしが見とれていると、

「そんな見んな」と、
デコピンされた。
その時の隆則は顔が赤くて。

でもそれを言ったら、今度は
ゲンコツされそうだったので
やめておいた。

⏰:10/07/25 13:15 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#389 [愛華]
「久々の学校はどーだった?」

あ…そうだった。
すっかり忘れてた(泣)

でもあたしは。

「んー普通かな?周りの目は
多少痛かったけどねー」

隆則には黙っておく事にした。

⏰:10/07/25 18:18 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#390 [愛華]
心配かけたくなかった
っていうのもあるし。

なにより、隆則にばかり
甘えていたくなかったんだ。

隆則がいなくたって…
自分でまいた種なんだから。
自分でなんとかしなくちゃ。

梓には口止めしておいた。

⏰:10/07/25 18:21 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


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