その日が来る前に、
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#384 [愛華]
「二人の怒りは完璧
那佑のほうに向いちゃってる
と思う。…なにおこるか
あたしにもわかんない。
でも、あたしが那佑のそばに
いるから」
「……ありがとう。」
久々の学校初日。
これから一波乱おこりそうな
そんな予感がした。
人生って楽にいかないなぁ…
:10/07/25 01:17
:840SH
:fMnZyN5s
#385 [愛華]
その日の放課後。
梓と校門でわかれ、
あたしは隆則と会うために
喫茶店へ向かった。
そこにいたのは…
「えーと……誰?」
「あ?なんだそのボケ」
隆則は髪を真っ黒に染めていた。
:10/07/25 13:03
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#386 [愛華]
「な、なにがあったの?」
「金髪だと目立つし、不良どもに
絡まれっからさ。めんどいんだ。
これだと絡まれなくて済むだろ」
あたしは隆則の気遣いがわかった。
あたしが退院して、一緒に
いることが多くなると
絡まれるとことか、あたしに
見られちゃうから。
:10/07/25 13:08
:840SH
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#387 [愛華]
ケンカはしないけど
そーゆーの、あたしに
見られたくないんだよね。
………ありがとう。
それにしても……
「似合うね、黒。金髪より
全然いーよ!」
「マジ?」
:10/07/25 13:11
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#388 [愛華]
そう。隆則は黒が似合う。
びっくりしたけど、ほんとに
似合っていた。
……つまり、かっこいいんです。
あたしが見とれていると、
「そんな見んな」と、
デコピンされた。
その時の隆則は顔が赤くて。
でもそれを言ったら、今度は
ゲンコツされそうだったので
やめておいた。
:10/07/25 13:15
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:fMnZyN5s
#389 [愛華]
「久々の学校はどーだった?」
あ…そうだった。
すっかり忘れてた(泣)
でもあたしは。
「んー普通かな?周りの目は
多少痛かったけどねー」
隆則には黙っておく事にした。
:10/07/25 18:18
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#390 [愛華]
心配かけたくなかった
っていうのもあるし。
なにより、隆則にばかり
甘えていたくなかったんだ。
隆則がいなくたって…
自分でまいた種なんだから。
自分でなんとかしなくちゃ。
梓には口止めしておいた。
:10/07/25 18:21
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:fMnZyN5s
#391 [愛華]
隆則に黙ってることに対して
梓は反対したけど、
あたしの気持ちをわかって
くれたのか、
最後はしぶしぶ了解してくれた。
「明日学校まで迎えにいくか?」
「いーよ、恥ずかしいし。
また連絡するから」
そう言って、その日は別れる
ことにした。
:10/07/25 18:26
:840SH
:fMnZyN5s
#392 [愛華]
バス停まで来ると、隆則が
いきなりぎゅっとしてきた。
「………隆則?
ひと、見てるよ?」
「んーうん……
……なんかあったら言えな?」
「………うん。」
隆則はわかってたんだね。
でも優しいから。
………優しすぎるから。
だから私はいつも甘えちゃうの。
:10/07/25 18:36
:840SH
:fMnZyN5s
#393 [愛華]
次の日。
朝、学校に来ると、女子から
とてつもなく白い目で見られた。
下駄箱へ行くと、靴がなかった。
………予想はしてたけど。
でも、こんなもんで
終わるはずがないのが
高二の女子のイジメである。
:10/07/25 23:13
:840SH
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