その日が来る前に、
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#385 [愛華]
その日の放課後。
梓と校門でわかれ、
あたしは隆則と会うために
喫茶店へ向かった。

そこにいたのは…

「えーと……誰?」

「あ?なんだそのボケ」

隆則は髪を真っ黒に染めていた。

⏰:10/07/25 13:03 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#386 [愛華]
「な、なにがあったの?」

「金髪だと目立つし、不良どもに
絡まれっからさ。めんどいんだ。
これだと絡まれなくて済むだろ」

あたしは隆則の気遣いがわかった。
あたしが退院して、一緒に
いることが多くなると
絡まれるとことか、あたしに
見られちゃうから。

⏰:10/07/25 13:08 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#387 [愛華]
ケンカはしないけど
そーゆーの、あたしに
見られたくないんだよね。
………ありがとう。


それにしても……


「似合うね、黒。金髪より
全然いーよ!」

「マジ?」

⏰:10/07/25 13:11 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#388 [愛華]
そう。隆則は黒が似合う。
びっくりしたけど、ほんとに
似合っていた。
……つまり、かっこいいんです。

あたしが見とれていると、

「そんな見んな」と、
デコピンされた。
その時の隆則は顔が赤くて。

でもそれを言ったら、今度は
ゲンコツされそうだったので
やめておいた。

⏰:10/07/25 13:15 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#389 [愛華]
「久々の学校はどーだった?」

あ…そうだった。
すっかり忘れてた(泣)

でもあたしは。

「んー普通かな?周りの目は
多少痛かったけどねー」

隆則には黙っておく事にした。

⏰:10/07/25 18:18 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#390 [愛華]
心配かけたくなかった
っていうのもあるし。

なにより、隆則にばかり
甘えていたくなかったんだ。

隆則がいなくたって…
自分でまいた種なんだから。
自分でなんとかしなくちゃ。

梓には口止めしておいた。

⏰:10/07/25 18:21 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#391 [愛華]
隆則に黙ってることに対して
梓は反対したけど、
あたしの気持ちをわかって
くれたのか、
最後はしぶしぶ了解してくれた。

「明日学校まで迎えにいくか?」

「いーよ、恥ずかしいし。
また連絡するから」

そう言って、その日は別れる
ことにした。

⏰:10/07/25 18:26 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#392 [愛華]
バス停まで来ると、隆則が
いきなりぎゅっとしてきた。

「………隆則?
ひと、見てるよ?」

「んーうん……
……なんかあったら言えな?」

「………うん。」

隆則はわかってたんだね。
でも優しいから。
………優しすぎるから。
だから私はいつも甘えちゃうの。

⏰:10/07/25 18:36 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#393 [愛華]
次の日。

朝、学校に来ると、女子から
とてつもなく白い目で見られた。

下駄箱へ行くと、靴がなかった。

………予想はしてたけど。
でも、こんなもんで
終わるはずがないのが
高二の女子のイジメである。

⏰:10/07/25 23:13 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#394 [愛華]
誰か見てくれてますかー?

⏰:10/07/25 23:15 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


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