その日が来る前に、
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#691 [愛華]
「那佑ーなにおこってんの」

「うるさい、ばか隆則」

隆則はくっくっと笑いながら
あたしの頭をわしゃわしゃした。

「……那佑が初めてだけど。
つきあうのも、本気なのも」

「………うそだ」

「ほんとほんと。女が苦手
だったからさ。あ、那佑は平気」

⏰:10/09/09 23:40 📱:840SH 🆔:upRrJ//M


#692 [愛華]
「………ほんと?」

あたしはちょっとだけ振り向いた

「ほんとほんと!!」

ニコニコしながら隆則がいう。

あたしはくるっと振り向いて
隆則によしかかった。

「……ネコみたいだな、那佑」

「え、どこらへんが?」

⏰:10/09/09 23:44 📱:840SH 🆔:upRrJ//M


#693 [愛華]
「んーやきもち妬くとことか
こーゆー人懐っこいとことか」

……そっか。あたしさっき…
やきもち妬いてたんだ。
妬いたことないからなぁ……


「じゃー隆則だけの
ネコになるにゃ☆」

「にゃ☆ じゃねーよ。
バカなのばれるからやめなさい」

「隆則が!隆則が言ったのに!」

⏰:10/09/09 23:51 📱:840SH 🆔:upRrJ//M


#694 [愛華]
「俺は、似てるなって言っただけ
ネコの声出せなんて言ってない」

「なんだよー!恥かいたじゃんー
あたしバカみたいじゃんー」

「ばかとはつきあえませーん」

「すいませんー!!
もう にゃ☆ とか言いませんー」

⏰:10/09/09 23:58 📱:840SH 🆔:upRrJ//M


#695 [愛華]
くだらないことで笑いあって

ささいなことがうれしくって

そんな毎日に溢れてる小さな幸せ

それが少しずつ重なり合って

いつのまにかあたしにとっての

大きな大きな幸せになっていた。

ただ、それがすべてだった。

⏰:10/09/10 00:10 📱:840SH 🆔:bCLeNTMk


#696 [愛華]
この時は思ってなかった。

予想なんかもしてなかった。

こんな幸せな日々は

神様の意地悪で簡単に

いとも簡単に

崩れ去っていくこと。

隆則。

あなたはわかっていたのかな?

⏰:10/09/10 20:11 📱:840SH 🆔:bCLeNTMk


#697 [愛華]
次の日、クラスでは。


「うちのクラスに来るって!」

「転校生でしょ!?
かっこいーらしいじゃん!!」

……そう言って昨日も
来なかったじゃん。
ま、別にいーけどさ…

………あー眠い。


「おっはよ、那佑!!」

「あ、梓おはよー…ふぁ〜」

⏰:10/09/10 20:22 📱:840SH 🆔:bCLeNTMk


#698 [愛華]
「なに、眠そうな顔して〜
てゆか噂すごくない?昨日より」

「あー…別に興味ないけどさ。
てゆかなんで今日?
昨日学校いたのに来なかったし」

なんだかんだ話してるうちに
朝のホームルームになった。

クラスのみんなの視線が
自然と教壇に集まっていく。

⏰:10/09/10 20:29 📱:840SH 🆔:bCLeNTMk


#699 [愛華]
「……………わぁ」

………ほんとに来た。

先生と一緒に昨日会った
転校生がはいってきた。
改めて見るとやっぱりイケメン。


「えーと…今日からうちの
クラスメイトになる
品野直純くんだ。自己紹介して」

「品野直純です。よろしく」

女子の目がハートになる。
漫画みたいなかんじ。

⏰:10/09/10 20:35 📱:840SH 🆔:bCLeNTMk


#700 [愛華]
自己紹介のとちゅうで
目があったので軽く会釈。すると
返事なのかウインクされた。

「今ウインクされたぁー」

などと一部の女子が騒ぐ。

………はーぁ……眠い。


あたしはうとうとし始めた。

⏰:10/09/10 20:44 📱:840SH 🆔:bCLeNTMk


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