その日が来る前に、
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#754 [愛華]
「うん、それじゃあ」
梓が席から離れる瞬間。
「知り合いにはね……」
直純くんがそうつぶやいたこと。
この時のあたしには
知るはずもなかったのです。
:10/09/12 20:15
:840SH
:VI0xE8fM
#755 [愛華]
′
「………………なんなの?」
「え、なにが?」
目の前にはニコニコ微笑む
直純くん。………ムカつく。
「なんでずーっとあたしに
つきまとうのって聞いてんの!」
「好きだからっていったじゃん」
:10/09/13 00:07
:840SH
:nHthB5Cw
#756 [愛華]
あれから一週間。
毎日のように直純くんは
あたしにつきまとう。
女子たちも次第に
好意は直純くんからの一方的な
ものと気づき始めたみたいで
直純くんが好きならしょーがない
的な感じで、直純くんを
応援する流れになりつつある。
「……あたし彼氏いるって
いったよね?直純くんに」
「うん。言ったね」
:10/09/13 00:13
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:nHthB5Cw
#757 [愛華]
「二度と近づくな、とも言った」
「うん、言われたね」
「一目惚れなんてありえない…
とも言ったよね?」
「うん、ばっちり言われた」
「………じゃあ、なんで?」
何度このセリフを言っただろう…
あぁ………疲れた。
:10/09/13 00:16
:840SH
:nHthB5Cw
#758 [愛華]
「那佑のこともっと知りたい。
だから那佑に近づきたいんだ。」
「やめて。あんたキライだから」
「あはは、そゆとこ好き〜」
直純くんはあたしに抱き着く。
……はぁ。だめだこりゃ。
あたしはぺしっと軽く
直純くんを払いよける。
抱き着かれてたまるか!!
:10/09/13 00:20
:840SH
:nHthB5Cw
#759 [愛華]
「あんたらまたやってんの?」
「梓〜たすけてよー(泣)」
梓は呆れ顔で席についた。
「品野くん。この子はダメ。
だーいじな彼氏がいるから。」
「知ってる。でも好きでいる
ぶんには別にいーだろ?」
「……まぁ、気持ちは
どーしようもないけどさ……」
:10/09/13 00:24
:840SH
:nHthB5Cw
#760 [愛華]
「梓!!納得しないでよ!」
「あ、ごめんごめん。
まぁ大丈夫でしょ、那佑なら。
隆則がいるしね〜」
梓は妙に能天気。
多分、直純くんの告白を本気だと
思っていないらしい。
まぁ、あたしもそうだけど…
いつかは飽きるだろうと思っても
それまでつきまとわれると思うと
やっぱり気が重い……
:10/09/13 00:27
:840SH
:nHthB5Cw
#761 [愛華]
「……直純くんさぁ、
あたしのどこが好きなの?」
「最初は顔。今は全部?」
「………あ、そ」
ばかみたい。はぁ……
最近はお昼の時もべったりなので
必然的に、梓と三人でのお昼。
でも今日は梓が委員会でいない。
よって二人きりのお昼……
:10/09/13 20:03
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:nHthB5Cw
#762 [愛華]
ひどく憂鬱な昼ごはんだ。
はっきり言っちゃうと、
あたしは直純くんのことが嫌い。
嫌いな人につきまとわれる事ほど
嫌なことはない。
かかわらないでほしい。
ほうっておいてほしい。
でもそう言ったって、
聞いてなんかもらえない。
どうすればわかってもらえる?
:10/09/13 20:06
:840SH
:nHthB5Cw
#763 [愛華]
自分の気持ちを言っただけじゃ
わかってもらえないのかな。
昼。あたしは直純くんから
逃げるために中庭にいた。
すると知らないアドレスから
一通のメールが届いた。
『いい天気だね』
あたしは、それが直純くんから
だとわかったので当然無視。
:10/09/13 20:10
:840SH
:nHthB5Cw
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