その日が来る前に、
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#895 [愛華]
……はぁ?
確かに三年生の制服にポツンと
ジュースが飛んでいた。
……汚れたっていう?コレ。
「……メアドおしえて♪
したら本当に終わり!ねっ!」
「……そーゆーことは禁止です」
「ばれないよー大丈夫!!」
……どーしよ。
今さらながら焦ってきちゃった。
:10/09/28 23:42
:840SH
:lxjRegMc
#896 [愛華]
「汚したおわびってことでさ!」
男の手があたしの肩にのびる。
その瞬間。
「……すいませんお客様。
スキンシップ禁止ですし
情報交換も禁じられてますので」
三年生の手が力強くつかまれた。
:10/09/28 23:45
:840SH
:lxjRegMc
#897 [愛華]
「誰だよ、てめぇ!!」
「ナオ(仮名)といいます。
めんどうごとは避けましょう?
せっかくの送別祭ですしね」
にっこり微笑みながらも
ぎりぎりとつかんだ手を離そうと
しない直純くん。
「……はなせよ」
「あ、これは失礼」
直純くんが手を離すと、
三年生は足早に教室を出ていった
:10/09/28 23:49
:840SH
:lxjRegMc
#898 [愛華]
「おー…すごいね直純くん。
ありがと、助かったよー」
「……白石は自覚持ちなよ。
毎回なんて助けれないからね」
「うん。ありがとう」
あたしはニコッと笑った。
直純くんはぷいと目を反らすと
あかくなり「別に」と呟いた。
……照れてんのかな?
:10/09/28 23:53
:840SH
:lxjRegMc
#899 [愛華]
「あ、お礼にこれあげるよ」
あたしはラムネを二つ直純くんの
ポケットに入れた。
「なにいれたの?」
「休憩時間に食べて!」
「俺、今休憩時間だから食べる」
入れた瞬間に出された。
なんだろ、この屈辱感。
:10/09/28 23:56
:840SH
:lxjRegMc
#900 [愛華]
直純くんは見たとたんに
「……ラムネ。ガキくさー…」
「失礼な!おいしいじゃん!」
「まぁ、ありがと。それじゃ
休憩いってくるわ。あとでな」
嬉しそうに微笑んだあと
直純くんはネクタイをゆるめ
教室から出ていった。
……よし!がんばるぞ!
:10/09/29 00:00
:840SH
:BD2ubYYQ
#901 [愛華]
′
ラムネみたいなちっぽけなもの。
それがこんなにも嬉しいなんて。
あぁ……俺……
あいつの笑った顔、好きだな。
でも認めちゃいけない。
目的を達成するまでは。
俺の目的を……忘れちゃダメだ。
:10/09/29 00:03
:840SH
:BD2ubYYQ
#902 [愛華]
′
「………隆則!!誨さん!!」
「那佑!!よかったぁ……」
「いやーなんか勇気なくてさー
ここ入るの…那佑ちゃんが
来てくれてよかったよー」
「あはは、どーぞー」
あたしは奥の席に二人を誘導した
:10/09/29 00:23
:840SH
:BD2ubYYQ
#903 [愛華]
飲み物を持って戻ると、
誨さんの姿がなかった。
「あれ、誨さんは?」
「トイレだってよー」
「……魔法かけたほうがいい?」
あたしは飲み物を指さす。
隆則は一瞬迷って「いい」
と言った。
迷うのかよ、こら。
:10/09/29 00:26
:840SH
:BD2ubYYQ
#904 [愛華]
「うちのクラスよくわかったね」
「あー適当に回ってたらな。
……てゆか……短くね?」
隆則はあたしのスカートを指す。
「えー?長くしたんだけど…」
「よくないの!俺が嫌なの!」
隆則はそっぽを向いた。
その姿がかわいくて笑っちゃった
「……あとで長くするね!!」
:10/09/29 00:29
:840SH
:BD2ubYYQ
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