その日が来る前に、
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#163 [愛華]
「……もういーんだよ。
お前は……優しいな」

「隆則っ……ばかじゃんっ…」

「……そーかもな」


「………あたしの事………
隆則も忘れちゃう?」

「……忘れねーよ。こんなばか」

⏰:10/06/29 22:03 📱:840SH 🆔:khB4iVoE


#164 [愛華]
「……出会ってちょっとしか
たってないのに……?」

「時間なんかどーでもいーよ。
お前のことは忘れない。
存在は絶対きえない。」


那佑は強く頷いた。

⏰:10/06/29 22:07 📱:840SH 🆔:khB4iVoE


#165 [愛華]
「……たかの……りっ…」

あれ、なんか頬っぺた熱いな。





ああ……俺が泣いてんのか。

⏰:10/06/29 22:12 📱:840SH 🆔:khB4iVoE


#166 [愛華]
「あたし…っっ………



………死にたくないよ……」


それは君が初めて見せた
『弱音』という名の『本音』。


生まれて初めて
誰かの為に 涙を流した。

⏰:10/06/29 22:14 📱:840SH 🆔:khB4iVoE


#167 [愛華]
〜那佑Side〜

⏰:10/06/30 00:10 📱:840SH 🆔:FZ/7f0dI


#168 [愛華]
私のすぐ近くで

その人の存在は消えた。


不思議と涙はでなくて。

襲ってくるのは喪失感だけ。


純さん…………なんで?

⏰:10/06/30 18:56 📱:840SH 🆔:FZ/7f0dI


#169 [愛華]
聞いたところによると
バスに乗るため急いで
道路を渡っているところを、
居眠り運転していたトラックに
正面衝突。

即死。


私は純さんを見ることは
できなかった。

⏰:10/06/30 21:47 📱:840SH 🆔:FZ/7f0dI


#170 [愛華]
人間ってなんて もろいんだろう。

昨日まで当たり前のように

存在していた命が

今日には、消えている。

悲しくて、儚くて。
だから、余計に辛くて。

⏰:10/06/30 21:52 📱:840SH 🆔:FZ/7f0dI


#171 [愛華]
死ぬのが怖くない なんて

ただの強がりだったんだ。

ほんとは、怖くて怖くて
たまらなかった。

毎日が恐怖の連続で。

そんな日々からの自己防衛。

「どうせ、そのうち死ぬ」

ってひたすら自分に言い聞かせた。

⏰:10/06/30 21:55 📱:840SH 🆔:FZ/7f0dI


#172 [愛華]
どーしようもないことなんだ。

そう言い聞かせて。

恐怖から自分を守っていた。


でもほんとは違ったんだよ。

ほんとは気付いて欲しかったんだ。


………私の気持ち。ちょっとでも。

⏰:10/06/30 21:59 📱:840SH 🆔:FZ/7f0dI


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