その日が来る前に、
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#222 [愛華]
うーん、悪い事したな、
とか思っていると
梓がジュースを持って帰ってきた
「あれ、那佑は?」
「あー那佑ちゃんね。
病室もどるって言ってた」
「ふぅん?」
:10/07/03 18:00
:840SH
:TRqKXb0g
#223 [愛華]
「…タカ。あたし本気だから。
ちゃんと真面目にあたしの事
考えてね」
ずぃっと顔を向けて梓が言った。
うっ迫力あるな……
「……でも俺は……」
「はぁ…那佑ちゃんでしょ?
さっき聞いたっつの!!
ってか那佑ちゃんの
どこがいーわけ!?
ちょっと顔かわいーだけじゃん」
:10/07/03 18:04
:840SH
:TRqKXb0g
#224 [愛華]
俺は梓をにらんだ。
「…ごめん。今のはごめん。」
梓になら、いいか。
「……あいつさ、
今のままだと余命長くて
8年なんだよ」
「…………えっ」
:10/07/03 18:07
:840SH
:TRqKXb0g
#225 [愛華]
「…心臓の病気でさ。
移植する手もあるけど
ドナーなんてないし。
……だから好きになったわけ
じゃない。同情なんかじゃない。
本気で……守りたいんだよ」
「………うそ」
「……このこと、那佑に
言うなよ。あいつも同情
されるのなんか望んでねぇと
思うし」
「………わかった」
:10/07/03 18:10
:840SH
:TRqKXb0g
#226 [愛華]
「…ってかクサっ!!
何、本気で守りたいとか!
キャラ変わってんじゃんタカ!」
「うるせーな!悪いかよ!」
「…そか、そーなんだ…」
梓は一瞬、喜びとも悲しみとも
見れない笑みを見せた。
その意味を知るのは
もう少しあと。
:10/07/03 18:14
:840SH
:TRqKXb0g
#227 [愛華]
あれから那佑はぷっつり
姿を見せなくなった。
その変わりに毎日のように
梓が病室に来るようになった。
「ねータカー聞いてる??」
「えー…うん……」
「………もぉっ!!」
…那佑……なんで来ねぇんだよ!
:10/07/03 18:18
:840SH
:TRqKXb0g
#228 [愛華]
俺の頭の中はその事で
いっぱいだった。
「あーもう!!」
「ちょっとタカどーしたの!」
「別に……」
「もー八つ当たりしないでよ…」
:10/07/03 18:27
:840SH
:TRqKXb0g
#229 [愛華]
イライラする。
あいつ、もしかして
まだ純さんのこと気にしてる
のか?………ありうる。
「…ねぇタカ、今、那佑ちゃんの
こと考えてたっしょ?」
「ちげぇし!!ばーか」
図星さされてまたイライラ…
会えないだけなのに…
いや、会えてないだけかも。
:10/07/03 19:55
:840SH
:TRqKXb0g
#230 [愛華]
梓が帰ったあと
なんとなく那佑を探して
病院内をうろついた。
……キモいなぁ俺。
ガラにもねぇことやって。
ばかみてぇ。
馬鹿馬鹿しくなって
病室に戻ろうとした。…時。
:10/07/03 20:00
:840SH
:TRqKXb0g
#231 [愛華]
那佑がいた。
看護師となんか話してる。
診察の帰りっぽい感じ。
「…那佑!!」
大きめの声で呼んでみた。
「……!…隆…則…」
「最近なしたんだよ?
なんでこねぇの?」
「…色々いそがしーんだよ、
あたしも」
……?なんか……変。
:10/07/03 20:04
:840SH
:TRqKXb0g
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