その日が来る前に、
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#295 [愛華]
……ほんとにびっくりした。
涙もひっこんじゃったよ。
……まだ感触が残ってる。
なんとなく気まずくなって
二人とも黙ったままだったけど
隆則がやっと口を開いた。
「…ごめん…嫌だった…よな?」
……だから何でそんな顔…
「……嫌じゃ…なかったけど」
:10/07/06 21:44
:840SH
:B3xkYjR2
#296 [愛華]
「…へ?マジで?」
「あぁもう!なにいってんの
あたし!!」
あたしはその場に座りこんだ。
自分から、こんな言葉が
でるなんて……
でも、嘘じゃなかった。
ほんとに…嫌ではなかったんだ。
:10/07/09 23:53
:840SH
:cwuUbowg
#297 [愛華]
隆則は微笑みながらしゃがんで
あたしに視線をあわせた。
隆則と目があう。そらせない。
「……それってさ、
そーゆーことだよな?」
「そーゆーこと?」
「那佑。わかってるかどーか
知らねーけどよ……
お前、俺との関わりに『理由』が
必要だっつってたよな?」
そんなこと……あぁ言ってたなぁ
:10/07/09 23:59
:840SH
:cwuUbowg
#298 [愛華]
「理由…つくりゃいーだろ」
「……え」
「俺、那佑が好きだ」
:10/07/10 00:00
:840SH
:IDbouulE
#299 [なみ]
:10/07/10 12:51
:PC
:PPJ.LCPg
#300 [愛華]
好き?
隆則が?わたしを?
「…わたしはダメだよ。
最後に嫌な思いすんのは…隆則。
そんなの、あたし絶対やだ」
「嫌じゃない」
隆則ははっきり言い切った。
光が射していく。
あたしの未来が変わる。
そんな気がした。
:10/07/10 22:12
:840SH
:IDbouulE
#301 [愛華]
「那佑は那佑だろ。
全部支えてやる。お前まるごと。
……だから信じろよ」
なんとなく、気づいてた。
自分の気持ちに。
でも嘘ついてブレーキかける
理由ばっか探して。
ほんとは…気付いてほしかった。
「…きっとメーワクばっかかける
それでもいーわけ?
あたし、きっといっぱい泣く」
:10/07/10 22:17
:840SH
:IDbouulE
#302 [愛華]
「別に泣いてもいーべ。
俺もいっしょに泣いてやっから」
「……なにそれ。変なの」
あぁ………わたし。
なんだろ、これ。
今までと違う。なにかが違う。
「んで……返事は?」
「ひとつ……約束して?」
「なに?」
:10/07/10 22:29
:840SH
:IDbouulE
#303 [愛華]
私はあなたがいればいい。
それでいいから。
だから……これだけは守って?
「私がいなくなっちゃう時は…
絶対泣かないで。その時だけは…
絶対に」
「………ああ。誓うよ」
わたしが消えてしまうとき
どうか、泣かないで。
私の心に残るあなたの最後の顔が
どうか笑顔でありますように。
それが私の願いです。
:10/07/10 22:47
:840SH
:IDbouulE
#304 [愛華]
「…じゃーいいよ?
絶対……はなれちゃやだからね」
隆則。もう嘘はつかないよ。
私は死にたくない。生きたい。
あなたと、自分のために。
もう未来を捨てない。
たとえその先に光がないとしても
私は絶対生き抜く。最期まで。
:10/07/10 22:55
:840SH
:IDbouulE
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