その日が来る前に、
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#357 [愛華]
……朝日がまぶしい。
朝だ。
今日から…新しい日々が始まる。
クローゼットにしまったままの
パリパリの制服。
それに身を包むと、
自分でも、よくわからない
気持ちが溢れてきた。
不安と期待。
……ちゃんと上手くできるかな。
:10/07/21 21:37
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#358 [愛華]
「那佑!おはよう。
朝ごはん食べたらお母さんが
送ってあげるから」
「いいよ。歩きたいから」
「そっ……か」
罪悪感。でも心は痛まない。
かばんを持って外に飛び出した。
いつもと違う朝。
青空が限りなく広がってて
雲が近く見える。つかめそう。
:10/07/21 21:49
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#359 [愛華]
「がんばんなきゃ…」
自分で自分に喝を入れる。
通学路を歩いていると
後ろからドンっと誰かが
ぶつかってきた。
「おーはよっ!那佑!
びっくりしたぁ?」
「梓!おはようー」
梓は心配して、わざわざ
遠回りして迎えにきてくれた
みたい。
……悪いことしちゃったかな。
:10/07/21 22:00
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#360 [愛華]
「那佑あんた制服似合うねぇ」
「そう?ありがとー」
「同クラだから一緒に
教室行こ?久しぶりだから
わかんないっしょ?」
「うん。ありがとー」
梓の心遣いが嬉しかった。
学校に入るとこれでもか、
ってくらいの視線が刺さる。
:10/07/21 23:36
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#361 [愛華]
「…あれって白石…でしょ?」
「なんで今さら…ったのかな?」
おーおーなんか言ってるな(笑)
でも気にしない。
正直ヒソヒソ話されるのは
嫌だったけどね?
ガラッ
教室に入ると視線が集まる。
みんな穴があくほどあたしを
見つめる。
ぶっちゃけ名前なんて覚えてない
:10/07/21 23:55
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#362 [愛華]
「那佑、気にすんなよ。
席つきな」
「…んー?うん」
……じろじろ見んなよ。
刺さるような視線の中
朝のホームルームが終わり
あたしは職員室へ向かった。
そこには担任の尾川先生がいた。
:10/07/22 00:18
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#363 [愛華]
「おー久しぶりだなぁ白石。
調子はどうだ?」
「悪くないです。
先生も元気そうで安心しました」
先生だけは何も変わらずに
接してくれた。
それが何より嬉しかった。
「ご両親から話は聞いてるよ。
周りの目も気にはなるだろうが
すぐ慣れる。気にするなよ」
「……ありがとうございます」
あたしは職員室をでた。
:10/07/22 20:46
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:nv6xPfQQ
#364 [愛華]
いつもと違う日。
時間がたつのが遅く感じる。
……隆則に会いたいなぁ…
そんなことを考えてるうちに
お昼になった。
お昼になっても周りの視線は
消えないまま……
正直、疲れる。
聞きたいことあんなら聞けばいい
言いたいことあんなら言えばいい
:10/07/22 20:54
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:nv6xPfQQ
#365 [愛華]
「那佑、ごはん食べよーか?」
「あーうん。そうだね」
「疲れてるっぽいけど大丈夫?」
「大丈夫だよ!ほら食べよ」
梓に無理矢理笑顔を見せ
さっき購買で買ったパンと
お茶を取り出した。
:10/07/22 21:00
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:nv6xPfQQ
#366 [愛華]
二人でご飯を食べていると、
前から二人の女子が
近づいてきた。
見るからにケバい感じ。
化粧が濃くて、近くにくると
香水のキツイ臭いがした。
「白石……だっけ?
ちょっとどいてくんない?」
ひとりの女子が言った。
髪はロングで巻いてる。
猫みたいな感じ。
:10/07/22 21:13
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