その日が来る前に、
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#361 [愛華]
「…あれって白石…でしょ?」
「なんで今さら…ったのかな?」
おーおーなんか言ってるな(笑)
でも気にしない。
正直ヒソヒソ話されるのは
嫌だったけどね?
ガラッ
教室に入ると視線が集まる。
みんな穴があくほどあたしを
見つめる。
ぶっちゃけ名前なんて覚えてない
:10/07/21 23:55
:840SH
:5gF9MWWw
#362 [愛華]
「那佑、気にすんなよ。
席つきな」
「…んー?うん」
……じろじろ見んなよ。
刺さるような視線の中
朝のホームルームが終わり
あたしは職員室へ向かった。
そこには担任の尾川先生がいた。
:10/07/22 00:18
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:nv6xPfQQ
#363 [愛華]
「おー久しぶりだなぁ白石。
調子はどうだ?」
「悪くないです。
先生も元気そうで安心しました」
先生だけは何も変わらずに
接してくれた。
それが何より嬉しかった。
「ご両親から話は聞いてるよ。
周りの目も気にはなるだろうが
すぐ慣れる。気にするなよ」
「……ありがとうございます」
あたしは職員室をでた。
:10/07/22 20:46
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:nv6xPfQQ
#364 [愛華]
いつもと違う日。
時間がたつのが遅く感じる。
……隆則に会いたいなぁ…
そんなことを考えてるうちに
お昼になった。
お昼になっても周りの視線は
消えないまま……
正直、疲れる。
聞きたいことあんなら聞けばいい
言いたいことあんなら言えばいい
:10/07/22 20:54
:840SH
:nv6xPfQQ
#365 [愛華]
「那佑、ごはん食べよーか?」
「あーうん。そうだね」
「疲れてるっぽいけど大丈夫?」
「大丈夫だよ!ほら食べよ」
梓に無理矢理笑顔を見せ
さっき購買で買ったパンと
お茶を取り出した。
:10/07/22 21:00
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:nv6xPfQQ
#366 [愛華]
二人でご飯を食べていると、
前から二人の女子が
近づいてきた。
見るからにケバい感じ。
化粧が濃くて、近くにくると
香水のキツイ臭いがした。
「白石……だっけ?
ちょっとどいてくんない?」
ひとりの女子が言った。
髪はロングで巻いてる。
猫みたいな感じ。
:10/07/22 21:13
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:nv6xPfQQ
#367 [愛華]
「はぁ?どーゆー意味?
ご飯食べてんじゃん?」
あたしが言うと、もうひとりの
女子が、
「あんたが何で速水と仲いい
のか知らないけど。
あんたに用ないから。
速水に用があんの。」
とイライラした様子で言った。
こっちの女子はショートのボブ。
ピアスの穴が5個くらい空いてる
これまたケバい。
:10/07/22 21:20
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#368 [愛華]
あたしは、二人の態度と
周りの女子、男子の反応を見て、
この二人がこのクラスの
女子のリーダーだということが
わかった。
「…なに?あたし あんたらに
なんかしたっけ?」
あたしが何かを言う前に
梓が口を開いた。
その瞬間。
ガンッッ!!!
:10/07/22 21:37
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#369 [愛華]
「とぼけてんじゃねーよ!!
あんた、あたしの彼氏に手ぇ
だしただろーがよ!!」
ショートの女子が机を
蹴っ飛ばし、怒鳴る。
あたしはビビったけど
梓は微動だにしない。
「……手ぇだす?
あたしは告られただけ。
んで振っただけ。
手なんか出すわけないじゃん。
自分の非を人のせいにしないで」
ガンッッ!!
:10/07/22 21:41
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#370 [愛華]
梓の言葉が気に障ったのか
今度はロング女子が椅子を
思い切り蹴っ飛ばす。
……公共物〜大事にしてよ〜
「ここまで来て言い訳?
マジむかつくんだけど」
……ムカつくのはあんたたちだよ
あたしは心の中で呟いた。
あたしがどーにかできる
問題じゃないと悟った。
:10/07/22 21:46
:840SH
:nv6xPfQQ
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