その日が来る前に、
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#377 [愛華]
「………ふざけんなよ!!」
あたしは気がつくと叫んでいた。

その場にあったお茶を
ショート女子の頭にぶちまけた。

「冷たっっ…なにすんのぉ!?」

「何も知らないくせに!!
梓とあたしのことなんか…
なにも知らないくせに!!」

こんなこと言うつもりなかった。
でも本当にムカついた。
ムカついたんだ。

⏰:10/07/22 22:53 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#378 [愛華]
「死ねばいい…?
そんな言葉カンタンに言うな!」

みんなが私を見る。梓も。
でも、今はどうでもいい。
どうでもいいんだよ。

「…こんなことして……
どうなるかわかってるわけ?」

ロング女子が冷めた目で
あたしを見る。

⏰:10/07/22 22:58 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#379 [愛華]
「なんでもすれば?
あたしはあんたたちの何十倍もの
地獄を味わってきたんだ。
本当の恐怖を知らない
あんたたちなんか…恐くない」

そうだよ、恐くなんかない。
あんたたちは知らないでしょ?

朝日を見ることが苦痛になる日々

明日が来ることへの恐怖。

そんな日々から救いだしてくれる
本当に大切な大切な人の存在。

⏰:10/07/22 23:04 📱:840SH 🆔:nv6xPfQQ


#380 [愛華]
あたしの後ろには隆則がいるの。
だから頑張れるの。


「……行こう」
ショート女子とロング女子は
教室からでていった。

緊迫の空気が解かれる。
クラスメートは何もなかったか
のようにお昼を再開した。

「………なんだよ、こいつら」

⏰:10/07/23 16:42 📱:840SH 🆔:viZu.MVU


#381 [愛華]
「那佑…ごめんね?
なんか巻き込んじゃって…」

「そんなの別にいーよ。
ってかさ。なんであいつら
あたしのこと知ってんの?」

「…あいつらだけじゃない。
学校の人ほとんどが
噂で那佑の病気のこと知ってる」

⏰:10/07/25 01:05 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#382 [愛華]
噂って怖いなって思った。

「あんま心配かけたくなくて
黙ってたの。……ごめん。」

「梓は悪くないよ。
……あたしの余命のことも?」

「それはみんな知らない。
噂も曖昧なもんでさ。
那佑がなんかの病気らしい…って
ことぐらいしか」

梓はひそひそと話した。

⏰:10/07/25 01:09 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#383 [愛華]
「さっきのあいつらは?」

「この学年の女子のリーダー。
ショートのほうが
相沢れな っていって、
ロングのほうが、
京極みさと ってゆーの」

学年の女子のリーダーか…
やっかいなやつらに
喧嘩売っちゃったなぁ…
久々の学校なのに(泣)

⏰:10/07/25 01:13 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#384 [愛華]
「二人の怒りは完璧
那佑のほうに向いちゃってる
と思う。…なにおこるか
あたしにもわかんない。
でも、あたしが那佑のそばに
いるから」

「……ありがとう。」

久々の学校初日。
これから一波乱おこりそうな
そんな予感がした。

人生って楽にいかないなぁ…

⏰:10/07/25 01:17 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#385 [愛華]
その日の放課後。
梓と校門でわかれ、
あたしは隆則と会うために
喫茶店へ向かった。

そこにいたのは…

「えーと……誰?」

「あ?なんだそのボケ」

隆則は髪を真っ黒に染めていた。

⏰:10/07/25 13:03 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


#386 [愛華]
「な、なにがあったの?」

「金髪だと目立つし、不良どもに
絡まれっからさ。めんどいんだ。
これだと絡まれなくて済むだろ」

あたしは隆則の気遣いがわかった。
あたしが退院して、一緒に
いることが多くなると
絡まれるとことか、あたしに
見られちゃうから。

⏰:10/07/25 13:08 📱:840SH 🆔:fMnZyN5s


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