その日が来る前に、
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#468 [愛華]
こんなに悲しいキスがあるなんて
知らなかったよ。
知りたくなかった。
隆則とするキスは
嬉しくてかけがえのないもので
。
その瞬間だけは
私は世界一しあわせだって
信じて疑わないの。
でも苦しかった。
隆則が苦しかったから
私も苦しかったんだ。
:10/08/18 01:11
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#469 [愛華]
隆則
ごめんね
隠し事なんてしないから
離れちゃやだよ
でもそんな願いは崩れていく。
この日から
あたしと隆則の間には
ちょっとずつ
距離ができていった。
:10/08/18 01:16
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#470 [愛華]
大好きだよ
きっとずっと……
あなたのために生きたいんだ。
私が願うのは
『私の未来に隆則がいること』。
ただそれだけ。
でももうひとつ願うのは
どうかあなたも
そうであってほしい。
私は星に祈るのです。
:10/08/18 21:16
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#471 [愛華]
「えぇ!?会ってないの?」
「んー…まぁ……」
あれから5日。
隆則からの連絡はなく
一度も会っていない。
5日なんかたいした時間
じゃないかもしれないけど
胸が押し潰されそうな
そんな長い時間だった。
:10/08/20 22:50
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#472 [愛華]
「梓にもメーワクかけて…
ごめんね?」
「もう謝んなくていい。
あたしにも責任あるし……
タカもさ、戸惑ってるだけだよ」
戸惑ってる?
そんなレベルかな?
「…あきれちゃったのかも」
「はぁ?タカが?那佑に?
それはありえないよ」
「なんで言い切れるの?」
:10/08/20 22:55
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#473 [愛華]
「あたしは隆則と一緒にいたい。
例えどんなことがあったって
隆則にそばにいてほしい。
隆則も同じ気持ちであってほしい
そう思ってたよ、ずっと。
でも隆則があそこで来なかったら
あたしは……隆則のもとになんか
いつもどおり戻れなかった。
……隆則は同じ気持ちじゃない」
「ば…っっっかじゃないの!!」
:10/08/20 22:59
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#474 [愛華]
一気に話したあと
梓が耳元で叫んだ。
「たった5日で何いってんの!!
もし那佑がタカの立場だったら?
タカにあきれて離れてく?
あたしが知ってる二人は
そんな人間なんかじゃない!!」
………梓……
何も言えなかった。
何が言えるっていうの?
「……タカは離れたりしない。
自分の大切な女を守れなかった
ことを悔いてる。
自分を責めて責めまくってる」
:10/08/20 23:04
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#475 [愛華]
「………隆則は悪くないのに」
涙がぽろぽろこぼれた。
なんか、あたたかかった。
「タカを信じてあげてよ」
梓はあたしの頭をなでてくれた。
あたしが泣き止むまで
ずっと………
:10/08/20 23:07
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#476 [愛華]
人のぬくもりをあまり知らない
人間は、そーいうことに
敏感になって臆病になる。
いつか自分から
離れてくんじゃないか……
だから甘えたくなくて
強くなろうと思う。
ちゃんと信じていないから。
でも違うね。
信じることも強さなんだね。
:10/08/20 23:10
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:6awY7GTY
#477 [愛華]
「そーいえば……
なんであたしがいる場所が
わかったの?」
落ち着いたころ、
気になっていたことを聞いた。
「あぁ、あそこはさ
元ラブホでベッドとかあるし
その…そーゆーことするのに
色々便利なので有名なんだよ。
タカには話をしただけで
どこに那佑がいるか
わかったみたいだね」
:10/08/20 23:17
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